消えた凶器捜索事件(名探偵コナン)

ページ名:消えた凶器捜索事件_名探偵コナン_

登録日:2012/03/30(金) 19:04:34
更新日:2026/04/30 Thu 15:19:10NEW!
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『消えた凶器捜索事件』とは、かつて「名探偵コナン」において江戸川コナンが解決した事件のうちの一件。
1999年2月15日にテレビアニメ135話として放送された、原作漫画には無いアニメオリジナルエピソードである。脚本は古内一成氏が担当。



以下、ネタバレにご注意ください。



【あらすじ】
事件がなく暇そうにしながら米花町のアーケード内を歩くコナン達。歩いている途中、歩美はアーケード内にある美容室「緑美容室」に母親と一緒に来ていると話題に出した。そんな中、緑美容室の路地裏で、店長の五島緑と美容師の三井美香が言い争っている現場を目撃する。美香は他の店にスカウトされたため移りたいと話すが、緑は美香が店を辞めることに反対していた。美香が店を辞めることを残念に思う歩美だったが、美香は明日の朝、自宅で歩美の髪をカットしてあげると約束してくれた。


翌日、嬉しそうに美香のマンションに向かう歩美と、歩美に同行するコナン達。だが、美香のマンションに行くとドアの鍵がかかっておらず、部屋には絞殺された美香の遺体が残されていた。すぐにコナン達は警察に通報して捜査が開始されるが、美香を絞殺した凶器が見つからなかった。はたして、事件の真相は、そして美香を殺した凶器はどこにあるのか――。



【事件関係者】

  • 五島緑(ごとう みどり)

声:くればやしたくみ
緑美容室の店長。39歳。
路地裏で美香と言い争っており、美香が辞めることに反対をしていた。美香が殺された後、遺体の確認のために警察に呼び出され、美香のマンションに訪れている。だが、右手に絆創膏やマンションに訪れた時の挙動等不審な様子を見せる。


  • 三井美香(みつい みか)

声:豊島まさみ
緑美容室で働く美容師。24歳。
歩美からはすごくセンスのいい美容師と言われていた。だが、他の美容室からスカウトされたため、緑美容室を辞めようとしており、そのことで緑と言い争っていた。店を辞める前に歩美と会い、明日の朝、自宅で歩美の髪をカットしてあげると約束していた。だが、歩美たちが部屋に訪れた時には、何かで首を絞められて殺された状態で発見されている。


部屋には、夜食とクリーニングされた服が置いてあったため、部屋に戻る前にコンビニとクリーニング屋に寄ったとコナンは推測している。首を絞められた痕が前側しかなく、凶器が見つかっていないため何で首を絞められたかはわかっていない。また、爪に青いプラスチック片とが挟まっていたが、凶器の痕跡か犯人の痕跡かわかっていない。



【レギュラー陣】

ご存知主人公。
美香のカットに興味がなく、歩美の付き添いとしてついて行くことになる。事件の第一発見者になり現場を少し確認できたが、美香の部屋に違和感を感じていた。今回は警察の捜査の誘導とサポートに回る。だが、唐突にゴミ捨ての話をするなど、今回は誘導が少々不自然。


ご存知哀ちゃん。今回がアニメオリジナルエピソード初登場。子供になりきっているコナンを観察する為、コナン達に同行している。コナンと同様に美香の部屋に違和感を感じ、その答えに気付いた後にコナンに伝えている。


ご存知純真小学生。
今回の事件に関わる緑美容室には、母親と一緒によく来ているという。美香に今度カットしてもらう約束をしてもらい嬉しそうにしていたが、カットしてもらう前に美香が殺されてショックを受けていた。


ご存知探偵団団長。
アーケード内で事件がないことを暇そうにしていた。その際、『競技場無差別脅迫事件』みたいな事件が起これば面白いと、少し物騒なことを言っていた。そんな事件が何度も起こったらコナンの身が持たない。


ご存知天才小学生。
今回、コナンの推測に対して補足を入れたりと博識な一面を見せていた。


ご存知警部殿。
コナンたちを事件現場から追い出したりしたが、コナンの意見は積極的に聞き入れ捜査をする。


ご存知高木君。
目暮の指示でゴミ収集車のゴミを他の刑事達と手分けして調べるが、凶器の発見には至らなかった。



【以下、事件のネタバレ】

























  • 凶器の正体

コナンや灰原が美香の部屋で感じた違和感の正体は、クリーニングされた服にハンガーがなかったことだった。そう、美香を殺した時に使用された凶器は青いハンガーであり、美香の爪に挟まっていたのもハンガーロールの切れ端だったのである。美香の遺体の前側にしか首を絞められた痕が無かったのも、ハンガーで首を引っかけて絞殺したからである。犯人は使用した凶器を夜のうちにゴミと一緒にして、証拠を隠滅しようとしていたとコナンは推測している。


コナンは警察を誘導して、この近辺でゴミを回収している清掃車を止めさせ、清掃車のゴミを確認してもらうようにした。だが、警察が総出でゴミを確認したが、ゴミの中から凶器は発見することができず、結局空振りになってしまった。しかし目暮は、青いハンガーが凶器であることを確信しており、犯人も挙動がおかしい緑に絞り、捜査方針を決めていた。そして、コナンも凶器が見つからないことに悩んでいたが、凶器を誰が持ち去ったという話から、コナンは一つの可能性を考えた。


  • 凶器の在り処

凶器を持ち去った存在の正体はカラス。
都会のカラスは、巣を作る際に針金やハンガーを使っており*1、コナンは凶器のハンガーも清掃車に回収される前にカラスが持ち去ったと推測したのである。その可能性を考えたコナンたちは、手分けしてカラスの巣を探すために行動を開始した。そして夕方頃、公園の照明の上にカラスの巣を発見し、コナン達はそこから凶器のハンガーを回収した。



あの子…私にハンガーを投げつけたんです


店を辞めないでと頼みに行った私に…



  • 五島緑

今回の事件の犯人。
言い争いになった日の夜、他の店にスカウトされて店を辞めると言い出した美香を説得する為に、緑は美香の住むマンションに訪れていた。その際、緑は給料もなんとかすると話したが、美香は聞く耳を持たずに緑を跳ね除けた。だが、美香はその時クリーニングから返ってきた服をハンガーから外そうとしており、故意ではなかったが緑にハンガーを当ててしまったのである。緑にハンガーを当ててしまい、一瞬だけ顔を曇らせる美香だったが、美香は緑に謝ることもなく、緑に説得を諦めて帰る様に言った。しかし、そのことがきっかけで緑は自分への恩を忘れた美香に対して怒り、ハンガーで犯行に及んでしまったのである。


美香のマンションに来てから緑が挙動不審だったのは凶器のハンガーの存在であり、ハンガーの先端で手の甲を怪我してしまい、自分の血が付けてしまったのである。夜中の内にゴミと一緒に紛れ込ませて処分したが、運悪くカラスに持ち去られてしまう。最初は証拠が見つからなかったため、警察からの事情聴取を拒否していたが、コナン達が発見した凶器を目の前に出されると罪を認め、犯行を自供。その直後に目暮から…、


そんなくだらん理由で人一人の命を奪ったんですか、あんたは!!!


という怒りの言葉をぶつけられ、反論できないまま逮捕された。



【その後】
事件が解決し、凶器を見つけた公園に再び集まったコナン達だが、歩美はまだ事件の事を引きずっており、信じられないとショックを受けていた。そんな中、元太は鉄棒に止まっている二匹のカラスが自分たちを睨んでいることに気付いた。実はここで自分の巣を作っていたカラスであり、材料にしていた凶器のハンガーを取られたことで怒っていたのである。そしてカラス達はコナン達に襲いかかり、これにはコナンも「この公園には当分入れない」と心の中で呟いた。



【余談】
オリジナル回ながら一部(主にネット上)では伝説の回扱いのエピソード。
その理由は、犯人である緑が犯行の動機を語った時の場面である。


五島緑「あの子…私にハンガーを投げつけたんです」
   「店を辞めないでと頼みに行った私に…」



( ゜Д゜)ほう…それで?


↓ハンガーを当てられる回想 


( ゜Д゜)…





(;゜д゜)そんだけ!?



事件が起こるまでの背景をあまり詳細に描かれておらず、回想前と回想後に緑は「ハンガーを投げられた」ことを強調するように話していた。そのため、ハンガーを当てられただけで殺人事件を起こしたようにしか見えないのである。おかげで名探偵コナンでひどい動機といえば?とか質問すれば「ハンガー」という単語が真っ先にあがるレベルである。


因みに回想シーンを見ればわかるが美香はハンガーを故意に当てたわけではない。緑が美香に触れなければハンガーも当たらなかったわけであり、美香も緑にハンガーが当たってしまった時に若干顔を曇らせている。


まあ真面目に考察すれば、自分が育てた美香が店を辞めようとしていたことでの揉め事で積もり積もった不満がハンガーを故意ではないが当てられて爆発してしまっただけで、ハンガーは切っ掛けに過ぎないのであろう。


実際に2019年に「ペットボトル離婚」というワードが話題になったことがある。これは「旦那が飲んだ後のペットボトルをゴミ箱に入れなかったことが原因で離婚した」という話が広まったもの。


勿論ペットボトルを片づけなかったという理由だけで離婚に至ったのではなく「前々から溜まりに溜まった不満が些細なことを切っ掛けにして爆発した」というのが正しく、「満杯になっていたダムがコップ1杯の水を入れたことで溢れ出すようなもの」という例えもされており、人間の心理的にそこまでおかしいものではない。


ただハンガーを当てられたことを二度も強調して言う為、「ハンガーを投げられたから殺した」とネタっぽい感じになってしまった。ならもう少し同情を買う言い方があっただろうに…。尤もどんな理由であれ殺人をしてはいけないことに変わりはないが。


また、動機ばかり目が行きがちだが、店を辞めようと思っている人の家に押しかけるのもかなりの迷惑行為である*2


なお、特別編の21巻に、『消えた凶器』という本作に似たタイトルがあるが、こちらの舞台はキャンプ場である。




追記・修正はハンガーを当てられても怒らない人がお願いします。

*1 なお、カラスの巣について補足をしていたのは、テレビで見たと言っていた光彦である
*2 美香が呼んだなら話は別だが、彼女の態度からしてその可能性は低いといえる。

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コメント

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名無し
>> 返信元

むしろ読み取れない「フリ」をして「読み取れる俺スゲー」なファンをおちょくってるんじゃないかという感もある。
「ハンガーはコナンに自信ニキをキレさせる魔法の呪文」とか、「コナン・フリーク殺人事件、犯行動機はハンガー」とか。

返信
2026-01-01 15:13:16

名無し

この話文脈読み取れない奴多すぎて面白いから好き

返信
2025-06-08 15:17:18

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