夏色転校生

ページ名:夏色転校生

登録日:2012/02/14 Tue 18:36:57
更新日:2023/11/17 Fri 10:57:58NEW!
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漫画 ヤマジュン 山川純一 薔薇族 ホモ 閲覧注意 番長 転校生 兄貴にド・キ・ド・キ 殴り応えのある金玉 インキン ホモラブコメ 夏色転校生 ヤマジュン学園ものシリーズ



※WARNING※
この項目はホモエロネタです。
耐性のない方、18歳未満の方、少女漫画か何かと勘違いしてホイホイ開いてしまったノンケは今すぐブラウザバックしてください。






山川純一のホモ漫画。初出は『薔薇族』1983年10月号。
単行本『兄貴にド・キ・ド・キ』に収録。後に『ウホッ!! いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト』にも収録されている。
ヤマジュン作品の中でもぶっちぎりでさわやかな作品。露骨な描写もないので、ノンケでも楽しめるぜ!




■あらすじ

川口光男にとって、この高校1年の夏は密かな胸騒ぎの季節になりそうだった。
なぜならば、中学時代転校してしまい離れ離れになっていた幼馴染の先輩・土屋剛が同じ高校に転校してきたからだ。


彼に小さい時から好意を抱いていた光男。しかし以前は彼が女好きだったらと思うと躊躇してしまい、告白できぬまま別れてしまった。
剛と再会した今こそがチャンスなのだが、光男には思いを打ち明けられないある事情があった……。


ある朝光男が剛と登校していると、2人の通う高校の番長とその手下に出くわし、放課後に用があると呼び出されてしまう。
あんな奴らと付き合っていたのかと驚く剛に対し、心配しないでほしいと取り繕う光男だったが……。


放課後。番長に呼び出された光男は番長とその手下に犯されてしまう。光男は以前から番長に誘われ、彼らの慰み者にされていたのだ。
やがて「こんな汚れた自分が剛に愛される資格はない」と考えるようになった光男は、剛を避けるようになってしまっていた。


突然冷たくなった光男に困惑する剛だったが、光男のクラスメイトから光男と番長の関係を聞き驚愕。
いつも彼らがセックスを行っているという校舎裏の空き地へと走るのだった。


空き地へ着いた剛は、番長たちにリンチされている光男を発見する。
彼がもう番長には会わないと反抗した事への制裁らしい。


剛はすぐさま助けに入り、番長達の前で光男に愛の告白をする。
実は彼も以前から光男に好意を抱いていたが、ホモの道に引きずり込んでしまうのを恐れ、想いを伝える事ができずにいたのだ。
しかし光男の秘密を知った今、力づくでも番長から彼を奪い取り自分のものにすると宣言する。


剛の告白を聴いた光男は感極まって号泣、自分も剛のことが好きだったと打ち明ける。


だが、それを聞いていた番長が剛に光男を返すはずもなく、食い下がってくる。
番長は「ここで裸になれば光男を渡す」と条件を出すが、なんの躊躇いもなくブリーフ一丁になり鍛え上げられた肉体を晒してみせた剛に逆上。
殴りかかってきた番長を軽くいなす剛だったが、ブリーフ姿だったのが災いして番長の放った股間へのパンチが直撃し悶絶。そのまま一方的に殴られてしまう。


傷付いていく剛を見ていられなくなった光男は番長に剛を助けてくれと懇願。
また、剛に対しても「自分は番長に誘われ欲望のまま関係を続けていた馬鹿な男だ。だからもう自分の事は忘れてほしい」と叫ぶ。


そんな光男を見た番長は「とんだ茶番劇だ」と呆れつつも剛への愛情を認め、ひとまずは剛との関係を許すが、
いつか再び光男を屈服させると言い残して、手下と共に去っていった。


2人きりになった光男と剛。
光男は本当にこんな自分が恋人で良いのかと剛に尋ねるが、
「これがお前に対する俺の気持ちさ」と彼の堅く、太くなったペニスを見せられると、そんな思いは吹っ飛んでしまった。


夕空の下、2人はついに結ばれたのであった。



■登場人物

  • 川口光男(かわぐち みつお)

主人公。ヤマジュン作品の中でもトップクラスの美少年。
剛に好意を抱いているが、もし彼がノンケだったらというためらいと番長との関係から思いを打ち明けられないでいた。


【名セリフ】
「わああっ!僕もずっと剛さんが好きだったんだよォ!だけど番長のことがあってどうしても好きだとは言えなかったんだよォォ」
「僕は剛さんに愛される資格なんかないんだ!番長に誘われて欲望をおさえられずに関係を続けてきたようなばかな男なんだ。汚れてるんだよォ!」
「堅くて太い…」


  • 土屋剛(つちや たけし)

光男の先輩で幼馴染。
ガチムチで面倒見の良いイケメンだがインキン持ち。パンツは白ブリーフ。


【名セリフ】
「ああ、金玉の毛がかゆい。またインキンの季節がきちまったかァ!」
「フェ~、かい~!(ボリボリ」
「全裸になれば光男を解放するというんだな?」
「さわってくれよ。これがお前に対する今の俺の気持ちさ」
「覚悟しろよ、これからは毎日こいつでお前をヒイヒイ泣かせてやるからな」


  • 番長

光男と剛が通う高校の番長。『男狩り』冒頭でモヒカン男に殺された男子高生に似ているが恐らく別人*1
光男を誘って、手下と共に彼を輪姦していた。だが男気もあるようで、剛と光男の愛情に打たれ、2人の関係を認めた。
剛の股間を殴ってしまったため、後日彼のインキンが移ってしまった。


【名セリフ】
「だが川口は俺が開発した野郎だ。そう簡単にわたせると思うのかよ。じょうだんじゃねえ」
「とんだお涙ちょうだいの茶番劇だぜ(ペッ」
「あいつの金玉――殴りごたえがあったぜ…」
「かいい~っ!ど、どおして!?」


  • 番長の手下

リーゼントとパンチパーマの2人。番長と共に光男を犯した。


【名セリフ】
「この野郎、もう番長とは会わねえだと?ふざけるんじゃねえ!!てめえは番長のペットなんだよ!!」


  • 光男のクラスメイト

光男を捜していた剛に「川口君は番長のホモの相手なんですよ」と説明した。
もうちょっとオブラートに包め。


【名セリフ】
「川口君は番長のホモの相手なんですよ」
「いつも番長に校舎の裏の空き地で掘られてるって噂ですよ」



■余談

ヤマジュン作品は伝説の『くそみそテクニック』のネットへのアップ後、次々と発掘されていったが、その中でも最大の発掘とされるのが、
単行本『君にニャンニャン』、『兄貴にド・キ・ド・キ』の連続アップであった。
両単行本は数日間かけてアップされ、この時の大トリを飾ったのが本作であり、その顛末は作中の描写にちなんで「光男の解放」と呼ばれたという。*2
なお、本作の次にアップされたのは、ヤマジュン作品屈指のシリアスで知られる『地獄の使者たち』である。




追記・修正は夏になるとインキンがうずく方にお願いします。


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  • ヒイヒイ言わせる前にあんたインキン治せよ -- 名無しさん (2014-02-07 13:10:43)
  • タイトル詐欺! -- 名無しさん (2014-02-07 13:18:52)
  • もうちょっとオブラートに包めで吹いたwww -- 名無し (2014-04-21 15:11:33)
  • 骨川スネ夫にとって、この高校1年の夏は密かな胸騒ぎの季節になりそうだった。 なぜならば、中学時代転校してしまい離れ離れになっていた幼馴染みの同級生、郷田剛が同じ高校に転校して来たからだ。 -- 名無しさん (2014-08-25 14:59:22)
  • オブラートww初めて読んだ時も思ったけどやっぱ噂話ってもうちょっと濁してコソコソするもんだよなあww -- 名無しさん (2015-04-29 20:29:42)
  • この作品はセックスのシーンがないんだな -- 名無しさん (2015-08-21 00:21:59)
  • 「川口君は番長のホモの相手なんですよ」←不朽の名言 -- 名無しさん (2016-03-10 19:26:52)
  • ↑4 おいバカやめろ -- 名無しさん (2020-02-28 17:00:39)

#comment

*1 というより、山川の作品は読み切り漫画ばかりということもあってか、番長に限らず登場人物のデザインを作品間で使い回しているケースが散見される。
*2 当時本作は「全裸になれば光男を~」のページしか存在が確認されていなかったため。

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