Rookieのためのバリタク講座
その4 有利な盤面から勝ち切るために~フィニッシャーとその対策まとめ~
このゲームの勝利条件は2つ。城壁を削って勝つか、指揮官を倒して勝つかです。しかしその勝利条件を達成する前段階として、場に出ているユニット同士の戦闘を優位に進め、敵主力を撃破することが往々にして有効な勝ちへの道筋となります。
戦闘を優位にする要素は兵力の集中、兵科の相性などもありますが、今回は戦況を決定づける強力なカード、いわゆる「フィニッシャー」について考えてみます。
~単騎で決定力を持つカード~
・赤騎士ローゼ
スキルにより極めて高い移動力を得られるのは特筆すべき点です。敵指揮官が見えていなくとも、その高い移動力により一気に広範囲を索敵し、敵指揮官を見つけ次第襲い掛かることで勝利を狙うことができます。また、敵指揮官に護衛がついていても、細かく操作してランスチャージを繰り返すことで単騎で複数の敵ユニットと渡り合うことが可能です。
対策:騎兵3体を前提としています。相手に騎兵が多ければローゼを警戒し、指揮官は自城近くに置くか十分な護衛をつけましょう。槍がメインのデッキでなくとも、アトラクティブパイカー テレーゼ、紅蓮槍 カティア、揺るがぬ瞳のエレノアのうち自分のデッキに合った属性のものを入れてローゼ含む騎兵対策にするのがおすすめです。
・軍神アリオス
低SPでスタン効果のある長射程攻撃をウェイト0で連打できます。魔法求道者 デネーヴィアや運命の神託でSPを確保すれば、敵の大群に対しても一騎当千の働きで殲滅することが可能です。
対策:出現時に開示されるので、ローゼのように突然奇襲を受けるということはありません。場に出ているユニットで返り討ち上等の総攻撃、さらに高コスト近接ユニットなど高HPユニットの後続を投入して相手のSP切れを狙います。ただし相手にデネーヴィアがいる場合はSP切れ狙いは無理筋です。デネーヴィアがいそうなら正面からアリオスと戦うことは諦め、戦力を二分して両端を攻城するのがよいでしょう。
・ジャガーノート
全ユニット中最大の射程を持ちます。大抵のユニットは近づく前に倒れ、群れて殺到する敵もスキルで殲滅できます。
対策:アリオス等と違い、出現時ではなく建造開始時に開示があります。配置ウェイト66秒と出現までに2ターンの猶予があるので、その間に建造中の敵工兵を倒せそうなら多少無理してでも倒しにいきたいところです。建造完了を許してしまうと、進撃を止めるのは相当困難です。ただしアンチカードは存在しており、ヘヴィパイカー ツィーゲルをデッキに入れておけば、味方の軍勢が4連砲撃に耐えたうえでジャガーノートに近づき、撃破することは可能です。
・水のオケアニス
低SPで広範囲のアクアフィールドを生成するとともに、アクアフィールド内では戦闘力が激増します。同じく水場での強化をもつリヴァイアサンなどとともに相手城門に殺到し、正面から敵を撃破し攻城するのが強力です。
対策:出現時開示があることに加え、アクアフィールドの展開によりオケアニスがどう動くかある程度予測できます。会合が予想される場所に戦力を集めるとともに、「アクアフィールドから出ると戦闘力が激減する」ということにも留意しましょう。スキルはオケアニスの四方にしか使えないため、遠隔ユニットで斜め方向に引きうちするなどして誘うと相手にSPの浪費を迫れます。
~他のカードと組み合わせて力を発揮するカード~
・天穹の射手 ニア
現環境でやや不遇な感のある弓を前提とするカードですが、場に出せればスキルのダメージ効率はアリオスに引けを取りません。射程は長いですが視界外の敵には撃てませんから、前提の弓などと協力して視界確保する必要があります。騎兵に対してダメージ半減することやアリオスと違いスキルウェイト3秒が存在することなどから、槍を一緒に出して盾にするのがいいでしょう。弓主体の関係上デネーヴィアと組みづらいので、SPは節約気味に使う必要があります。
対策:アリオスと同様、高HPのユニットで殺到してSPを消費させることになります。指揮官を狙い撃ちにされるといけないので、主力と指揮官を一緒に動かしていた場合は指揮官だけ後退させましょう。ニアの出てくるデッキが相手なら、指揮官が孤立しても騎兵が突っ込んでくる危険は少ないはずです。
・クラフター ライラ
コスト2ですがあえてフィニッシャー(?)として活用と対策を考える価値のあるユニットです。初期手札をライラにして左右いずれかに出城を築き、槍兵や工兵、聖堂騎士を片端から攻城させるのがシンプルにして強力です。
対策:1ターン目に敵が見えなかった場合、端出城を警戒するべきです。中央ポイントを占拠するより敵が左右どちらから迂回しているか見極めることを優先すべきでしょう。初期ユニットを左右に展開して索敵し、敵が来ていない方のユニットは攻城させることで相手に対処を迫れば端攻城を1ターンほど遅らせることが期待できます。また、雷光 アルテナは出城端攻めへのアンチカードと言えます。攻撃スキルを持つメイジの中でもウェイトが短めなので、普通に使っても使いやすいユニットです。出城は射程が3なのでメイジや弓の通常攻撃でも一方的に攻撃できます。隊列で動かすと反撃を食らいやすいので、遠隔ユニットで出城を攻撃するときは個別操作するのがよいでしょう。リペアマン キティで魔晶石採掘所+建造ユニットをサーチし、建造ユニットで守りつつ魔晶石を使うフィニッシャーで反撃するのもありです。
・魔法求道者 デネーヴィア
汎用性の塊です。ユニット数が最大に達した後に余るコストをSPに変換し、他のカードのスキル連打を支援します。コンボの例は敢えて挙げません。さまざまな活用法がありますがカードプールに依存するからです。このカードを入手したならば、手持ちの他のカードを眺めながらどんな使い方ができるか考えてみてください。
対策:デネーヴィアよりむしろコンボを組む対象カードによって対策が左右されます。コストの余りがなければSP変換はできませんが、逆に言うとターン数が進むほどに余剰コストが生まれてデネーヴィアの秘術を使われてしまうということです。盤面で優勢ならば押し続けて相手のユニットを減らし、相手のコストをユニットを出すために使わせましょう。
・バーストオーラ2
接触時に大ダメージを与える効果は特に敵指揮官を狙い打つ際に重宝します。ライトランサー ジルやグリフォンライダー ディアナが特に相性が良いですが、低コストの騎兵にかけても強いです。
対策:ローゼを始めとする騎兵による指揮官狙いへの対策(索敵と護衛)に準じます。オーラを指揮官以外のユニットに消費させればさほど問題はありません。可能であればオーラをまとった敵が見えた時点でHPの少ない傷ついたユニットや低コストユニットを前に出してぶつけるとよいでしょう。
・霧使い ネブラ
レンジャーで固めたデッキにおいて強力なバフと潜伏を撒きます。移動力低下のない潜伏で敵指揮官を狙ってよし、強化されたレンジャーで正面から軍勢を打ち破ってよしです。
対策:レンジャーの多いデッキとあたったらネブラを警戒しましょう。レンジャーは近接のなかではステータスが低く戦闘向きのスキルをもつユニットも少ないので、正面からユニット同士の戦いを挑んで押していきましょう。騎兵は攻城できそうなときも敵レンジャー攻撃を優先して数を減らすことを考えた方がよいかもしれません。槍は移動力が負けているのでレンジャーを追いかけまわすより敵城門を攻撃したほうがよいでしょう。
・ファイアドラゴン ドレイク、リヴァイアサン、フレイムジャイアント
前提がやや厳しいものの高いステータスと射程2(2.5)を持ちます。近接ユニットには射程差を活かした引きうちで、遠隔ユニットにはステータスの暴力で圧倒できます。
対策:序盤からしっかり戦って相手に前提ユニットを溜めさせないことです。場に出されてしまったら正面からのぶつかり合いで打ち破るか、諦めて回りこみ攻城や指揮官を狙うかの2択です。
・アンリミテッドヒール
絶大な回復力を付与してユニットを補強します。ある程度攻撃力と移動力のあるユニットならばどのユニットに使ってもフィニッシャーに変貌します。メイジで唱えるとウェイトが1.5倍になりますが、高速詠唱を持っていれば水司祭と同等の時間で使用できます。詠唱者は詠唱中に撃破されてもスペルは中断されませんが、詠唱中にスペル対象が撃破されると無駄になるため、スペル対象は発動まで守る必要があります。
対策:詠唱完了時に開示があります。開示があった時点で十分な戦力を展開できているならば対象に集中攻撃して倒しましょう。火力が不十分で倒しきれないとすぐに回復されてしまいます。開示時点で戦力が不足しているなら、低コストや傷ついたユニットを使い捨てるなどして時間を稼ぎつつ、後続のユニットとの合流を目指しましょう。
強力なユニットには魔晶石を必要とするものも多いです。魔晶石を確保するには相応のコストないしSPを使うため、それを準備するまでの間は盤面に割ける戦力が低下します。相手の戦力が少ないようならしっかり圧力を加え、フィニッシャーが登場する前に優位を築き、相手の魔晶石採掘所や前提ユニットを撃破して登場を許さないか、登場しても自軍を後退させ対応する時間的・空間的猶予を確保することが重要です。逆に魔晶石を消費するユニットを使う場合、序盤をいかにしのぐかが重要となるでしょう。
コメント
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ネブラには早攻めかシルヴィアいれてレンジャーに追いつけない遠隔作るのもありか
アリオスはエルザの挑発もオススメだけど、スタンダード終わっちゃったのでアリオスにはアリオスを当てるのが一番無難かも。
対ローゼなら凍てつく青藍 ルークもかなりのキラーカードかも
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