オルディネ王国

ページ名:オルディネ王国

オルディネ王国

KINGDOM OF ORDINE


・存在する大陸(ひいては世界でも)で1番大きく豊かとされる国

・建国200年以上

・建国以来戦争をしておらず治安がいい

「魔石の国」

・牧畜の国「エリルキア」と隣り合っている

・人同士の戦争が無いのは単純に地理関係と、王を筆頭に攻撃力の高い魔導師/魔法剣士を多数擁しており、むしろ他国がオルディネに侵略されないか警戒している状態であるため

・初代の王は一人で魔物を一掃し王都の土地を平らにしたという伝説がある

・『ゆとりある者が手を伸ばせ』オルディネ王国の建国以来の方針

※寄付文化『オルディネの善行』『王国の悪習』と両極端の評価がある(後述/経済)

・ダリヤの祖父の代頃から生活魔導具(家電)が急速に発展している

※魔石の研究/普及と同時期

+++

◇水の大改革

・20数年前に当時の王が発した『国のどこでも最低限の水には困らぬようにしたい』という願いから当時下水/治水を担当していたスカルファロット家を主導として水の大改革を進めた

→結果魔石の安価大量生産が可能となり、国内で水に困ることは無くなった

衛生観念

上記大改革の影響か、水が潤沢かつ浄化魔法の存在などにより衛生環境は非常に整っている


◆王都

・豊かな王国の中でひときわ華やかで美しい都市

・王の住まう王宮を擁した3本塔の白い王城を中心に形成されている

・周囲をぐるりと外壁で囲っており、南側は湾に面した港がある

・平野

・女性が一人歩きできるほど治安が良い(警備は衛兵隊)

・元は正円形だったが、東西に敷地を拡張し現在は横長気味の楕円形となっている(緑の塔は過去の外壁際に建てられている)


◆経済

・魔石輸出で潤っており経済的にかなり豊か

⬛︎寄付

・使用場所/内容に個々指定で寄付(神殿に寄付、道路関係に寄付、救護院に寄付など)ができ、それぞれで応援として出資する

※冬祭り前に個人/店/商会などから寄付をするのが建国以来の慣例

・寄付が1番多いのは神殿宛

・貴族はきっちり出さないと名誉に関わり、庶民もちょっと頑張らないとケチ扱いとなる

※名誉合戦のようになっている側面もあり、また、その年の経営や一族の資産状況を反映していると見られる事もあり借金をしてまで寄付をする場合もある

⬛︎税金

・生活必需品(食料品や魔石など)は安く、それ以外の物と高級品は税率が上がる(宝石や貴金属などは税率が高い)

・通常の家具や服/靴はそれなり、金貨一枚以上のものは税率がグッと高くなる

※純金魔導ランタンは二割五分

・魔導具は「なくても生活できる便利品」扱いで税率は高め


◆食の都

・朝昼晩3食と午前午後にお茶の時間がある

・穀物は小麦がメイン 系統は洋食

・肉は羊/牛/豚/鳥の他ジビエ

→化繊が無いためウール需要として羊の飼育が盛んであり、羊は安定して一定量出回る肉である

・砂糖などの甘味、揚げ物を庶民が日常的にできるほどの油も広く普及している

※チョコレートも高価ではあるが流通している

※マヨネーズもある

※米はオルディネには現在インディカ米的なものが存在しており、いわゆるジャポニカ米は東ノ国で生産されている(そのうち輸入されてくるとの事)

・魔物食も盛んであり、全体的に食のレベルが高い

・屋台文化も盛ん

→庶民は昼食や夕食を屋台ものでとる事も多い

・エール/ワイン/各種蒸留酒/火酒など豊富(コメの酒や梅酒なども他国産で存在する)炭酸水もある

・他国の料理も抵抗なく取り入れる様から「悪食」と称されることもある

・東ノ国から近年調理法や調味料、素材、各種お酒が輸入されてきている

・毒物も食べる

→美味への執念が実り、毒消しの魔導具を身につけることで毒のあるものも調理対象となった

※多種多様な毒にも対応するよう日々進化している

※現状珍しい毒や強い毒には治癒魔法が必要

・川海老の養殖も行われている

◆栄養と対策と効果

・栄養学が発達しているわけではないが、経験則などにより北方地方では酢キャベツ/リンゴ漬けが食べられる

・関節痛に軟骨や皮が効く

・野菜ジュースも庶民には一般的→便秘予防/美肌

・『大船乗りの病』(壊血病?)海は周りが塩だらけの為、酢で中和するためにリンゴ酢を飲む ※この世界での塩中和の因果関係は不明

・空蝙蝠の肉→美肌や髪の艶に良いが物凄く不味い(髪は生えない)

マッスル育成

・おそらく経験則だが、食事と筋肉の結びつきは提唱されている様子

→身体を大きくしたいなら、牛乳と小魚、卵の白身、赤みの肉を多めに、肉の脂身とパンは少なめに。睡眠も大事

医療について

詳細は神殿/医療についてを参照


◆暦

・1ヶ月30日 1年12ヶ月+暦から外された、夏祭と冬祭が各1日

→1年362日

1月2月3月4月5月6月夏祭り7月8月9月10月11月12月冬祭り

※夏祭りと冬祭りは前後含めて仕事を休む場合も多い(飲食/小売/サービスなどはかきいれ時なので働く)

夏祭り/冬祭りについては舞台/文化、生活も参照

季節 四季がある

→夏は前世日本より湿度は低い(王都)

→冬は雪は滅多に降らないが手袋や防寒具が必要な程度には寒くなる(王都)

(前世日本の温暖地域のような雰囲気をイメージしている)

時間の概念も地球と同じ(住川先生漫画版に掛け時計あり)

※本編にも二時から話し合い〜などの具体的な表記がある

※茶の時間、数刻などぼかした表現も度々登場する

・一週間は七日(住川先生漫画版にカレンダーあり)

・一年のくくりは1月スタート/叙爵の予定から4月から新期が始まる?


単位

・長さはセンチ/メートル

※こちらも指二本分などぼかした表現も多い

・重さはグラム/キロ

※天秤の他、上皿はかりなどのスケールも存在する

※十進法が採用されている(住川先生版)


◆地理

・王都

中央区(市場や各種ギルドなど)

南区(商業エリア、歓楽街/花街、倉庫群、港)

西区(緑の塔がある/低い建物が多い)

(学院)

北区(貴族街/貴族向け商店街がある)※出入りは身分関係なく自由

中央北寄りに王城

北東に神殿/墓地

職人街 中央区近くの西区・西区近くの中央区・中央区近くの東区・東区近くの中央区

(扱う物の差によって立地が異なる→貴金属など高価な物は中央区へ、それ以外は西区・東区で土地のあるところへ行く)

◇距離感

ダリヤの足で緑の塔(西区壁際付近)から西区の乗合馬車馬場までは徒歩15分ほど

+++

王都外

西/街道沿いに森 /草原(北東に岩山) /海(湾であり島が多数ある)

※南街道が存在するので南にも国土は伸びていそう

山岳地帯/開拓荒野/鉱山(北山)も擁する

東街道→土魔法で整備した水捌けが良く大型馬車がすれ違える道幅/物流の大動脈/一定間隔で馬車の停車場が設けられている

・ネモフィラ畑→東街道の途中に群生地があり観光名所

・湖のある宿場町→王都から東街道を1日ほど、東西に伸びる湖を擁しており水遊びや釣りのできる有名なデートスポットとなっている

・霧の出る草原や森などを抜ける?

国境に1番近い街→国境項目にて後述

+++

・カレドウルフ→鉱山の街/良質な武具を排出する/土地柄腕っ節が強い人が多く、子供もスライム討伐を行う

 

開拓地→未開の地もまだたくさんあるようだ

◆距離感→宿場町4つで馬で2日ほど

⬛︎国境

東の国境

・エリルキアと隣り合う国境/管理はグッドウィン国境伯

・王都から東の国境までは通常馬車で7日ほど

→急ぎの場合は途中で馬替えをして3日ほど

・オルディネからエリルキアにまたがって魔物が跋扈する広大な森が広がっており、中には毒の湿地も存在する

『国境大森林』『帰らずの森』『迷いの森』

※豊かな大森林であり魔物の他動植物も数多く存在している

→森の奥地では方向感覚の喪失、体調不良を起こすなど不穏な空気が流れている

※慣れた地元の猟師でも森深くへは踏み込まない

→奥に進むほど魔物の変異体が増え、凶悪化するという説もある

・森から相手側へ魔物を追い立てれば国際問題になりかねず、また魔物の対処の効率から国境伯同士で協力/連携をとっている

→信頼構築の為、婚姻や子の交換留学(人質留学とも)を互いに行なっている

・国境伯家の者が王都へ来ることはほぼなく、年末の寄付などは親戚に委託している

・エリルキアへの陸路は海沿い(南側)まで迂回し、森を浅く切り拓いた街道を使う

国境に1番近い街

・海沿いであり帆船が多数寄港できる港町

→王都の港とは趣が違い、奥行きがある

→海に向かう通行路が複数伸びている

・木造の建物が多く、王都とは雰囲気が異なる

・地形の関係上、イシュラナ、エリルキア、東ノ国あずまのくにとも、王都よりこちらに寄港する方が多い

→輸入品の取り扱いも非常に多く、庶民でも王都では手に入りにくい商品も手に取れるようになっている

・グッドウィン国境伯が管理しており、国境警備隊も常駐している


◆言語

・オルディネ語

・特殊文字/数字 詳細は言語/表記

・スペルは英語ベース(イタリア語?も混在)

名前はイタリア系統が多め


◆教育

・王都の基礎教育は初等学院が担っている

→詳細は学院

・地方では初等学院のような内容を教える学校(場所によっては神殿、集会所、村長の家など)で教育を受けられる

※講師は王都から派遣される

※初等学院卒業後の教育については高等学院の他、専門ごと各機関に分かれる

・識字率は高そう


宗教

・神殿/名前不明

・神殿の教義は「良心に沿って生きよ」的なゆるいもの

・「悔いなく生きよ」とも(信仰神はいる模様)

・政治には一歩距離をおいている

※オルディネにはいくつか宗教が存在し、それぞれが認められている。(本筋と関わらない部分のため)ふんわりと理解していただければとのことです


◆移動手段

・馬車/騎馬(通常の馬の他、緑馬(グリーンホース)や八本脚馬(スレイプニル)など魔物も使役している/徒歩

・馬車は個人所有の他、タクシー的利用法の送り馬車、バス的利用法の乗合馬車と身近に使える存在である

※王都に関しては下水道が存在し、水に不自由する事もない+洗浄魔法も存在するので馬糞などで街並みが汚れていることはなさそう


海運

・海は魔物の巣窟のため、速度の出る帆船が用いられる

・風魔法/風の魔石がなければ渡れない

・そのため東ノ国からの積み荷は高価な薬草や絹/宝石が中心で、調味料や日用品はまだ少ない

・近年船乗り職への人気が高まっている

・航路確保/確認は騎士団の海戦担当、船持ちの傭兵ギルドが行っている(クラーケン討伐などは冒険者ギルド、魔物の数が多い場合などは魔物討伐部隊に依頼が来る場合もある)


通信/運輸(陸)

・決まった2箇所を巣とし、そこを行き来する習性を待つ魔鳩を使った速達便(貴族の家や王家など重要機密を扱う際などにも使われる)

※王城魔鳩の飼育調教は東の国境伯グッドウィンが担っている

・通常の荷物輸送は主に運送ギルドが担当

・手紙は運送ギルドの他、馬場の集配達がある
→馬場まで持って行くと、送付先近くの馬場まで運びそこから配達(要時間)

・ギルドの他、個人で配達/速達業を営むもの(身体強化持ち/足が速い/デリバリー得意)もいる

・たくさん買い物した際はお店が使っている運送ギルド/業者/個人が希望先へ配達してくれる

+++

・貴族は家専用配達担当、もしくは機密保持契約をして運送ギルドを利用する

・王城は専用配達人がいる

・神殿/神官からの連絡使者は赤い布を肩から斜めに掛けている

→生死に関わるなど緊急の用向きが多いため王城内でも駆けることが許されている


娯楽

・歌劇場/舞台/吟遊詩人/花街(賭場/ショー/娼館など)

・遊戯盤(戦駒)/カード遊びも存在する

・本は存在するが印刷技術は簡易な活版印刷程度(新聞は存在しない)

・水遊び→川や海、湖などで可能

※オルディネでは海より湖が人気

※水辺着として薄手の半袖半ズボンが存在する


◆貴族について

詳しくはこちら


◆魔物について

・この世界の山林の深い場所、海に生息している

・人側の開拓開発や魔物側の増殖などで衝突が起き、生存エリア競争を行なっている

・オルディネは魔物の比較的強力個体が多く魔物支配エリアも多い地域である

・そのため戦闘機会が増え、結果魔法が磨かれ強くなる→魔導師が重要視される→魔石技術が強化されるという連鎖が起きている

・討伐のための各種サポート品が充実してきた結果、討伐の水準や成功率が飛躍的に跳ね上がり、人類の脅威であった魔物も安全に狩れる素材扱いと化している

・捕獲され家畜化された品種や、養殖されている品種もある


◆魔付き

・「呪い持ち」とも言う

・魔物を倒す際に魔核を砕く事で体質など条件が一致すると対象の魔物が人の身に憑く現象

・使用可能な魔力や魔法が増えたり、対象の魔物の特徴が体の一部に現れる、味覚を含む体質が魔物と近くなる場合がある

→味覚の変質と共に消化器官もそれに対応したものになっている可能性が高い

・魔物の力は強く、魅入られすぎるとヒトの体では御しきれず暴走状態となり自身を滅ぼすこともある

※過去に犠牲となった者がいたため、冒険者ギルドではなるべく解除を薦めている

・解呪も神殿にて可能(高額のため分割返済や労働提供で支払うことも可能)

・過去に秘密裏に子供を攫い魔核を食べさせることで人工的に魔付きを作る非人道的な活動が行われた事がある

加護

・対象の魔物に己の家族や後継者と認められ愛された/祝福されたとされる時に現れる

・魔物自身の意志で魔力を譲渡したり、守りの魔法を与える

・魔付きと違いペナルティはない

・詳しいことはわかっておらず、単に一切の後遺症が出なかった魔付きや対象の魔物が生存している場合に加護と呼ばれることもある


の愛し子(いとしご)

・類い稀な才能を持って産まれた子

・本来の意味は『神の国の思い出を持っている者』

人の世をよりよくするために遣わされると言われている


王城関連(騎士団/各部署など)

詳しくはこちら


救護院

・孤児/自力で生活できない者を保護する施設

・子供向け、大人向け施設で分かれている

国営→実際の管理は委託された何家かの貴族が行っており、院長は貴族自身や代理人を立てて運営されている

・神官が巡回しており、簡単な治療魔法を受けることが出来る


花街/スラムについて

・オルディネの花、王国の背徳、大人の遊び場

・花街は王都南区に存在(区画は壁で区切られており入場管理されている/大人しか入れない)

→夕方以降は馬車での通行は不可

・オルディネ最大の歓楽街

→娼館や飲食店に金額設定のある賭場やショー施設などの遊戯場が軒を連ねている夜遊びの場である(歌舞伎町みたいなものかもしれない)

スラムは存在しない(救護院が自活できない者をまとめて保護している為)

・魔物被害で生活基盤を失った者や治療費工面の為に花街で働く女性も多い

※花街周辺はややガラが悪いようで喧嘩が多い

+++

宵闇の館

・娼館の中でも高級店であり、一例として一晩金貨1枚銀貨3枚

・サービス従事者である酌華(しゃくか)は男女どちらも年齢層もある程度の幅を持って所属している

・個人の部屋の他、複数で食事や話を楽しめるサロンも併設されている

・所属する者には店内で話した事は他言できないよう契約魔法(神殿契約?)がかけられており、外では絶対に話せない話をするために貴族などにも利用されている

酌華(しゃくか)

・お酒や夜の共をする人々/性別や年齢層など幅広く存在する


◆奴隷について

・犯罪奴隷

強盗/痴漢などで逮捕されると荒野開拓や鉱山で終身労働が課される

厳しい環境での労役となり、貴重な労働力ともなっている

犯罪者は容赦なく労役送りということもあり、王都の治安の良さに繋がっている

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