液体とジェルを飛行機に持ち込む方法

運輸保安庁（TSA）およびその他の管理機関は、乗客による液体およびジェル（ならびにエアゾール、クリーム、ペースト）の機内持ち込みに関する標準規則を採用しています。機内持ち込み手荷物と受託手荷物ではルールが異なるため、どの手荷物に何をどのように詰めるかを把握することが重要な第一歩となる。また、赤ちゃん用の薬や栄養剤などの必需品にもルールがあるので、化粧品や歯磨き粉などと分けることも必要です。また、おみやげを買うときにも、これらのルールを頭に入れておくと、帰りの荷造りが楽になる。

方法1

必需品以外の荷造り

1. 持っていく荷物を決める。機内持ち込み用のバッグを持参する予定だと思います。次に、カーゴに預ける追加の手荷物を預けるに値するだけの荷物を全体的に詰め込むかどうかを決定します。機内持ち込み手荷物と受託手荷物では、必要のない液体やジェルに関する規定が異なるため、自分の選択肢を把握しておきましょう。

   • 非必須の液体やジェル（エアゾール、クリーム、ペーストも同様）には、食品、飲料、化粧品、洗面用具、虫除けなどが含まれます。
2. 大きな荷物は受託手荷物で。機内持ち込み手荷物と受託手荷物の両方を持参する場合は、液体やジェルを大きさ別に分けてください。持参する容器のサイズを確認する。3.4オンス（100ml/g）以上の容器は受託手荷物に入れます。フライト中に必要なければ、小さい容器をここに詰めることもできます。

   • 容器の大きさは、中に残っている液体やジェルの量ではなく、容器の大きさで決まります。そのため、大きな容器はほとんど空でも受託手荷物に入れましょう。
   • 無記名の容器の場合、精密検査が必要になる場合があるので、可能であれば、必ずその製品が何であるかを記載したオリジナルの容器を使用すること。そのため、待ち時間が長くなったり、没収されたり、あるいは入国を拒否されることもあります。
   • 機内で使用する場合（歯磨き粉など）は、3.4オンス（100ml/g）以下の別のサイズを購入してください。
3. 機内持ち込み品は透明の袋に入れる。まず、機内に持ち込む必要のない液体やジェルが3.4オンス（100ml/g）を超えないことを確認してください。超える場合は、小さいサイズを購入する。次に、透明で再封可能な1リットル（1quart）の袋を1つ使用し、機内持ち込み手荷物の中に入れてください。

   • バッグは1人につき1つしか入れられません。1リットルの袋に液体やジェルが入りきらない場合は、機内で不要なものを受託手荷物に入れましょう。機内持ち込み手荷物しかない場合は、持っていくものを見直し、目的地で購入できるものは置いていきましょう。
   • 乗客1人につき1つの1クォートバッグを持つ権利があるので、もし他の人と一緒に旅行していて、その人のバッグに余裕がある場合は、その人のバッグも利用しましょう。
   • 搭乗者検査の際、機内持ち込み手荷物から1クォートバッグを取り出して検査するよう求められます。このプロセスを迅速に行うため、バッグは透明でなければならないと規則で定められています。
4. 漏れたりこぼれたりしないようにしましょう。気圧は容器の蓋やシールに影響を与えることがあるので、容器のシールが弱かったり、問題があったりする液体やジェルは、詰め替えを検討しましょう。オンラインや店頭で3-1-1対応のキットを探しましょう。漏斗（じょうご）を使って、液体やジェルをキットの透明なチューブの一つに注ぎ、対応するキャップで密封する。

   • 新しい容器が3-1-1に対応している限り、ラベルのない容器で液体を輸送しても問題ない。ただ、審査で各液体を詳しく検査される可能性は想定しておこう。
   • 別の方法として、元の容器のキャップを外し、ラップで密封してからキャップをねじ込むという方法もある。さらに、万が一容器が漏れ出した場合、大きな混乱を防ぐために、それぞれの容器をサンドイッチ用の袋に入れることもできる。

方法2

必需品を機内持ち込み手荷物に入れる

1. 必需品は別にしましょう。薬、粉ミルク、母乳、離乳食などを持参する必要がある場合は、必要品以外の1リットル（1クォート）バッグには入れないでください。ただし、これらの品目はセキュリティー検査で詳しく調べられる可能性があります。そのため、手に取りやすく、検査が始まる前に簡単に取り出せるように梱包しましょう。

   • 必需品に容器の大きさは関係ありません。3.4オンス（100ml/g）以上であれば心配ありません。
   • また、注射器、点滴バッグ、ポンプ、ミルクウォーマーなどの付属品も検査される可能性があります。これらも簡単に取り出せるように梱包しておきましょう。
2. 審査員に伝える手荷物検査の順番が来たら、すぐに係員に3.4オンス（100ml/g）を超える薬や液体を持っていることを伝えましょう。また、それに付随する付属品がある場合も伝えてください。機内持ち込み手荷物検査では、以下のような検査が行われます：

   • 目視検査
   • X線検査
   • 少量のサンプルの検査
3. X線検査が不要な場合は、その旨を伝えてください。まず、食品医薬品局（FDA）は、X線に曝された液体や薬は、その後服用しても安全であると結論付けていることを覚えておいてください。しかし、それでもX線による放射線が気になる場合は、薬、母乳、粉ミルクのX線検査を拒否する権利があることを知っておいてください。必要であれば、これらの物品を提示する際に、希望しない旨を係員に伝えましょう。

   • X線検査を拒否すると、他のセキュリティ措置が取られる場合があります。これには、身体検査やその他の所持品の精密検査が含まれる可能性があります。

方法3

お土産を持ち帰る

1. 帰りのことも考えて買い物をすること。預け荷物がある場合は、3.4オンス（100ml/g）以上の液体やジェルを入れることができるので、それほど心配する必要はない。ただし、機内持ち込み手荷物しかない場合は、液体やジェルのお土産はそのサイズ以下でなければならないことを覚えておこう。また、必要のない液体やジェル類は、1リットル（1クォート）のバッグに入れなければならないことも覚えておいてください。それに応じて、購入するサイズと量を制限してください。

   • また、行きのフライトに持ち込む必要のないものを決める際にも、このことを念頭に置いてください。復路に余裕を持たせるため、滞在終了時に捨ててもよいものだけを持参するようにしましょう。
2. 自宅へ持ち帰る液体とジェルのお土産を別々に発送することで、帰りの荷造りをより簡単にすることができる。小売店に発送を依頼する。そうでない場合は、UPS、FedEx、DHLなどの宅配便サービスに購入品を持ち込んで、梱包・発送してもらいましょう。

   • 海外旅行の場合、品物や国によっては、配送時に関税がかかる場合があるので注意しよう。
3. 免税店で買い物をする。国際線をご利用の場合、液体やジェルなどのお土産は帰りのフライトまで取っておくことをお勧めします。空港のセキュアエリア内にある免税店でフライト前に購入しましょう。これらの品物は、以下の条件であれば機内持ち込みが免除されます：

   • 購入時に店から渡された密封された透明なセキュリティーバッグを開封していないこと。
   • 検査用のレシートを保管していること。
   • 48時間以内に購入されたものであること。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Pack Liquid and Gels on a Plane 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。