RV車での暮らし方

RV車での生活は、その変化に対する準備ができていれば夢のようなものですが、準備ができていなければまったくの悪夢になりかねません。慎重に決断し、実際に出発する前に新しいライフスタイルの準備をしましょう。

パート1

決断を下す

1. あなたの理由を評価しましょう。RVでの生活は、従来の家での生活とは大きく異なることがあるので、この経験を成功させるためには、RVにこだわり続ける正当な理由があることを確認する必要があります。しかし、明確な「正しい」理由も「間違っている」理由もありません。

   • 定年退職者や仕事の関係で転勤の多い人は、フルタイムのRV生活を選ぶことが多いようです。とはいえ、もっとシンプルに暮らしたいとか、全国を旅してみたいという人にとっても、これは良い人生の選択になり得ます。
2. コンセンサスを得るRV車での生活は自由な感覚を呼び起こしますが、実際は家族と非常に近い距離で生活し、何時間も一緒に過ごすことになります。このライフスタイルに反対する人がいれば、その溝は日常生活に好ましくない、避けられない緊張を生むことになります。

   • 18歳未満の子供がいる場合は、配偶者と共に子供もこの考えに同意していることを確認すること。また、家族全員がホームスクーリングに挑戦する準備をしなければなりません。
3. 取り組む前に練習をRVで長期間過ごしたことがない場合は、購入前に試してみることをお勧めします。RVを借りたり借りたりして、1週間から1ヶ月の休暇を過ごしてみましょう。そうすることで、長期のRVライフがどのようなものかをよりよく知ることができるはずです。

   • 大型トレーラーの運転や運搬の経験があっても、実際にRVで生活する経験は必要です。車の運転、ドライブの計画やスケジュール、旅先での生活のための予算、必要なものだけで毎日生活することがどのようなものかをよく理解しましょう。
4. 免許法について学びましょう。多くの場合、RVの運転や運搬に特別な運転免許は必要ありませんが、例外もあります。他の準備をする前に、居住地の州の免許法を調べ、その条件を満たして下さい。

   • 州の陸運局に問い合わせて法的要件を確認してください。特に大型のモーターホームの場合、別の車両クラスの免許を取得する必要がある場合もありますが、RVは個人所有の車両なので商用運転免許は必要ありません。
5. バックアッププランを準備する人生は予測不可能なもので、うまく行かない事や長期間RV生活を続けられなくなる事は数多くあります。緊急事態に備えて別の生活方法を計画しておきましょう。

   • RVが故障したり、健康上の問題で旅行が出来なくなった場合、宿泊場所とそれに伴う費用の支払い方法を考えなければなりません。
   • RVと自分の健康のために十分な保険に加入しておきましょう。
   • RV無しで丸1年生活できる貯蓄をしておくようにしましょう。
   • 可能であれば、緊急事態に備えて親戚や友人の家に1～2ヶ月間滞在できるように手配しておきましょう。

パート2

フルタイムのRV生活の準備

1. 自分のニーズに最適のRVを選びましょう。一般的にフルタイムの生活に使用されるRVには、主にトラベルトレーラー、5輪車、モーターホームの3種類があります。最適な選択は、あなたが何を望んでいるか、そしてあなたが何を買えるかによります。

   • トラベルトレーラーは、バンパーで引っ張るキャンピングカーです。最も安い選択肢ですが、最も小さいものでもあります。
   • フィフスホイールは、トラックの荷台に連結できる大型RVです。トラベルトレーラーより大きく、モーターホームより安価ですが、牽引するには別途トラックが必要です。
   • モーターホームは、最も高価で最も便利なオプションです。より多くの収納スペースがあり、他の車にヒッチする代わりにモーターホームを直接運転することができます。
2. 注意事項をよく読みましょう。RVの中にはフルタイムでの使用が認められていないものもあるので、故障した場合、修理代が保証の範囲外になることがあります。不愉快な驚きを避けるために、購入を確定する前にすべての細則を読みましょう。
3. 持ち物を減らす。簡単に言うと、RV車では従来の家ほど多くの持ち物を持つことができません。不要なものは処分するか、倉庫にしまっておきましょう。

   • 持ち物を整理し、欲しいものに執着するのではなく、必要なものだけを持って行きましょう。不要な持ち物を手放すことができないのであれば、それはおそらくあなたにとって適切なライフスタイルではない。
   • 余分なものを処分することは、通常、最良の選択肢です。余分なものはできるだけ売ってお金に換え、それ以外のものは寄付するか廃棄する。
   • 個人的に価値のあるもの（家宝、記念品、写真）については、他の家族に譲るか、倉庫に保管することを検討する。保管場所を借りる場合は、保管料を毎月の予算に組み入れる必要がある。
   • 固定した家やアパートを維持するつもりなら、余分なものはいつでもそこに置いておくことができる。これは最も高価なオプションですが、RVで生活することに気が変わる可能性があるなら、賢明な方法かもしれません。
4. 恒久的な住所を決める。決まったアパートや家を維持する必要はありませんが、税金やその他の法的な目的のために、何らかの恒久的な住所を持つ必要があります。

   • すべての州では、その州の運転免許証を取得・維持する前に居住地の証明が必要です。また、銀行口座の開設や公共料金の支払いにも住所が必要です。多くの場合、私書箱があるだけでは不十分で、実際の本籍地が必要になる場合があります。
   • 決まったアパートや家を維持する余裕がない場合は、成人した子供やその他の家族の住所を利用することも検討しよう（もちろん、本人の許可を得て）。郵便物の転送サービスによっては、こうしたニーズを満たすために必要な住所を提供してくれるところもある。
5. 郵便転送サービスに登録する。郵便転送サービス会社によって多少の違いはあるが、一般的には、これらのサービスはあなたの郵便物を受け取り、あなたが予定する場所に応じて転送してくれる。

   • さまざまな会社とサービスプランを調べてみよう。料金は月額9ドルからと安いですが、複雑さによって異なるので、予算とニーズに合ったものを選びましょう。
   • サービスによっては、メールを転送、スキャン、ゴミ箱、保留などのカテゴリーに分類するオプションがある場合もある。また、郵便物の発送頻度も選べます。
   • サービスによっては、小包の発送や法的な目的で使用できる物理的な住所が付属しているものもあります。
6. 請求書やバンキングをオンラインに切り替える。重要な郵便物については、ペーパーレス化を進め、インターネットを利用した請求書発行やバンキングを利用することを検討しよう。そうすることで、請求書が郵便物の中に紛れ込むのを防ぎ、支払い遅延のリスクを減らすことができる。
7. つながりを保つ。最近では、多くのRVパークが何らかの形でWiFiサービスを提供していますが、外界とのつながりを保つためにそのサービスに頼るべきではありません。より安定した接続を維持するために、信頼できる携帯電話プランとモバイルWiFiシステム（一般にMiFiと呼ばれる）に投資しましょう。

   • キャンプ場などの無料アクセスポイントのWiFiは信頼性に欠けることがあるため、インターネットへの安定したアクセスが必要な場合は、MiFiシステムに投資するのが最善の選択肢となる。
   • 最適な携帯電話プランも探しましょう。考慮すべき要素はたくさんありますが、最も重要なポイントのひとつは通信エリアの信頼性です。全国の幅広い場所をカバーするプランが必要です。

パート3

RVでの生活

1. 収入の管理RV生活は自由ではないので、路上生活中のお金の出所を知っておく必要があります。多くの場合、貯蓄や貯蓄計画を柔軟な雇用で補う必要があるかもしれません。

   • オンラインやフリーランスで働ける仕事は、このライフスタイルに最も適していることが多いですが、クラフトフェアや物々交換のような別の収入形態を検討することもできます。
   • RVライフスタイルを実践している人に話を聞き、自分の選択肢を見つけましょう。また、雇用主と旅行労働者をペアにする専用のオンライン・サービスもあります。
2. 出費の予算を立てましょう。旅に出る前に出費を見積もり、旅に出てからも予算を守るのは良い考えです。平均的な月々の支出を決めるには、現在使っている月々の支出を計算し、固定された家での生活費を引いて、RV車での生活費を加えます。

   • 費用は様々ですが、RV車での生活では毎月1,500ドルから3,000ドルかかると予想されます。
   • 心配する必要のない費用には、固定資産税、住宅ローン、家賃、特定の光熱費などがあります。
   • 追加で必要な費用には、RV自体の費用、RV保険、プロパン代、洗濯代、RVゴミ捨て場代、光熱費、キャンプ費用などがあります。
   • 日常生活費はほぼ一定です。これには食費、娯楽費、健康保険料などが含まれます。
3. 合法的な駐車場を見つける。どこでも駐車できるわけではありませんが、ありがたいことに合法的に無料で駐車できる場所がたくさんあります。

   • 公有地であれば、通常は無料で駐車やキャンプができる。地区によっては、焚き火用のリングが設置されている場所を選ぶ必要があったり、その他の制限が適用される場合もあります。より具体的なガイドラインについては、各地区のレンジャー事務所に確認してください。
   • 一部の商業駐車場やトラックストップでは、一晩無料で駐車することができますが、通常は1～2日後に撤収する必要があります。
   • キャンプ場やRVパークを検索することもできますが、これらのサービスを利用するにはいくらかの料金を支払う必要があるかもしれません。
   • ペット（特に犬）を飼っている場合は、停車する場所がペット同伴を許可しているかどうかも確認する必要がある。
4. 停車駅は賢く選ぼう。どこかに立ち寄るときは、日常生活に必要な施設を利用できる町に近いかどうかを確認すること。

   • 最低でも、食料品店やさまざまなレストランがある町の近くに立ち寄る必要がある。RVにランドリー設備がない場合は、近くのコインランドリーを探す必要もあります。
5. 2台目の車を維持するRVを牽引する為に2台目の車が必要ない場合でも、RVが一時的または永久的に故障した場合に備えて2台目の車を用意しておく必要があります。

   • 車を牽引する事も出来ますし、中央のアクセスし易い場所に置いておく事も出来ます。
   • 車はRV車より燃費が良いので、車があれば景色の良いドライブができ、用事を済ませるのも簡単になります。
   • 車を持っていれば、RVを修理に出さなければならなくなった場合にも、代わりの交通手段を確保することができます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Live in an RV 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。