ブレーキなしでマニュアル車とオートマチック車を止める方法

高速道路をランプで降りて、ブレーキをかけ始めたとする。残念ながら何も起こらない。もちろん、心臓の鼓動は速くなりすぎるだろうが、パニックにならないようにしよう。何度か深呼吸をして、エンジンを使って車を減速させようとする。それでもうまくいかない場合は、ガードレールなどの摩擦を利用して車を減速させる必要があるかもしれない。

知っておくべきこと

• ハザードランプを点灯し、アクセルペダルから足を離す。マニュアル車の場合は、ギアを徐々に1速に落として減速する。
• そして、他の車から離れ、路肩か道路脇に車を止める。低速で走行している場合は、非常ブレーキをゆっくりと引き上げる。
• あるいは、窓を全開にして坂道やオンランプを上り、車の速度を落とす。

方法1

シフトダウンして停止する

1. ハザードランプを点灯して、他のドライバーに警告しましょう。何が問題なのかはわからないかもしれませんが、ハザードランプは他のドライバーに、あなたのクルマが何をしているのかに注意を払い、注意して進むように伝えます。ハザードランプのボタンはダッシュボードのどこかにあるはずで、そのシンボルはオレンジ色の三角形の中にオレンジ色の三角形が入っています。
2. アクセルから足を離す、またはクルーズコントロールをオフにする。アクセルから足を離すと、摩擦と重力によって車が減速し始めます。また、クルーズコントロールシステムはブレーキやクラッチに触れるとすぐにオフになるはずですが、念のため手動でオフにするようにしてください。
3. 低いギアにシフトする。マニュアル車の場合は、クラッチを踏んでシフトダウンし、次のギアに入れます。これで車のスピードが落ち始めます。クルマのスピードが落ちるのを感じたら、そのままシフトダウンを続けます。オートマチックの場合は、ギアセレクターを使って2速にシフトします。次にファースト（「L」または「Lower」と表示されることもある）にシフトします。

   • パニックになっているかもしれませんが、一気にシフトダウンする必要はありません。何かにぶつかる危険がなければ、自然に減速させましょう。
   • ほとんどのオートマチック車には、ギアセレクターに2速と1速があります。
   • タップ・トゥ・シフトがある場合は、マニュアルの「M」（コンソールシフト車の場合は「ドライブ」の右か左、コラムシフト車の場合は一番下のギア）にシフトし、マイナスボタンを押してシフトダウンする。この場合も、直接最低域に入れない場合は、徐々にシフトダウンしてみてください。
4. 道路脇に車を止める。道路から降りられる場所を探す。自分や他の車にできるだけダメージを与えたくないので、できれば大通りから離れましょう。高速道路を走っている場合は、できれば高速道路から降りる。

   • フリーウェイから降りられない場合は、路肩を利用する。
5. ブレーキを踏んで止まろう。ブレーキが効かなくなった場合、多くの場合は部分的に効かなくなるだけです。まだブレーキが残っている場合もあり、ブレーキをポンピングするだけで完全に停止できる場合もあります。数回ポンピングした後、ブレーキを床まで押し下げ、圧力が残っているかどうかを確認します。

   • 素早くポンピングして摩擦を高める。
   専門家のアドバイス

   自動車整備士

   トム・アイゼンバーグはカリフォルニア州ロサンゼルスにあるWest Coast Tires & Serviceのオーナー兼ゼネラル・マネージャーで、家族経営のAAA公認・認定自動車ショップです。トムは自動車業界で10年以上の経験がある。Modern Tire Dealer Magazine』誌は、彼のショップを国内ベスト10に選出しました。

   
   自動車整備士

   ご存知でしたか？時間が経つと、車のブレーキラインに空気が入ることがあります。これは危険なことなので、ブレーキが基準に達しているかどうか、毎年整備士に点検してもらいましょう。
6. 低速で非常ブレーキ（パーキングブレーキ）を試してみてください。それでも止まらない場合は、非常ブレーキを引き上げる。たいていの車では運転席の横にある大きなレバーですが、中にはペダルを踏むタイプのものもあります。他のブレーキが効かなくても、非常ブレーキが効いている場合があります。

   • パーキングブレーキをゆっくりと引き、解除ボタンがある場合はそのボタンを押したままにします。早く引きすぎると、車輪がロックする恐れがあります。電動パーキングブレーキが付いている場合は、いずれにせよロックする可能性があります。
   • 非常ブレーキを引く前に車を減速させることをお勧めします。タイヤがロックした場合、高速で横滑りする可能性があります。
   • タイヤがロックするのを感じたり、音がしたりしたら、ブレーキを踏んでいる力を少し抜いて、その状態をキープしてください。

方法2

他の方法で車を減速させる

1. 窓を開けて車内に空気抵抗を作る。これだけでは車は止まりません。しかし、少しは減速できるかもしれません。さらに、必要に応じて他の乗客やドライバーに大声を出すこともできる。

   • できる限りすべての窓を開けてください。
2. 坂道を上ってスピードを落とす。できることなら、わずかでも上り坂になっている道を探しましょう。車がブレーキを踏んでいない場合、坂道で十分減速して停止することができる。例えば、オンランプを上るだけでも減速する可能性があるが、可能であれば他の車の邪魔にならないように注意すること。

   • ただし、上り坂の車道に入ろうとすると、建物にぶつかる前に止まれない可能性があるので、絶対にやめましょう。
3. どうしても止まれない場合は、キーを「オフ」の位置に回す。他の方法がうまくいかない場合は、エンジンを切ることで少なくともスピードを落とすことができる。急にエンジンを切るとハンドルを取られる可能性があるからだ。また、エンジンを損傷する可能性もあるので、これは最後の手段にしてください。

   • エンジンを "ロック "させないでください。それでもハンドルは切れる必要があります。
4. ドラッグは最後の手段。どうしても他の方法で車を止められない場合は、車を引きずったり、何かの上を走らせたりして減速させてみましょう。例えば、縁石や壁のバリアに沿って車を走らせると、その過程で車が壊れる可能性は高いが、減速させることができる。

   • また、泥や砂利の上を一直線に走ってみるのもいい。ただし、曲がると車がひっくり返る可能性がある。
5. 道路から目を離さず、ハンドルを切り続けてください。前方に注意を払い、交通量の多い道路や歩行者、危険な障害物を避けるように操縦してください。もう少しで止まれそうでも、注意を怠れば、まだ損害を与える可能性があります。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開された「 How to Stop Manual & Automatic Cars without Brakes 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。