aklib_story_起死回生_3-3_旋回_戦闘後

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起死回生_3-3_旋回_戦闘後

ロドスの襲撃を前に、ミーシャは話し合いを求めたが、スカルシュレッダーはそれを拒否する。そうして彼は戦いへ向かい、二人は再会を約束して別れた。 その後、彼はWと接触し、ミーシャの護衛を依頼する。Wはそれを了承し、戦況を逆転させる秘策として、ドクター殺害を提案するのだった。


[スカルシュレッダー] 見ろ、ミーシャ。

[ミーシャ] う、うん……

[スカルシュレッダー] これが、トリガーだ。

[スカルシュレッダー] こうやって弾を込めて……

[スカルシュレッダー] 狙いを定めたら、トリガーを引く。

[スカルシュレッダー] そうすれば、弾が飛び出していくから――

[スカルシュレッダー] 次は、グリップを握って。

[スカルシュレッダー] 精神を集中させたら……アーツを放つんだ。

[スカルシュレッダー] そうすれば、飛んでいった弾薬が爆発する。

[ミーシャ] ……私に、できるのかな……

[スカルシュレッダー] できるさ。

[スカルシュレッダー] お前には、俺と似た力を感じるんだ。

[スカルシュレッダー] さあ、想像してみてくれ。

[スカルシュレッダー] この源石を握って……

[ミーシャ] っ、う……

[スカルシュレッダー] 集中しろ。

[ミーシャ] ――

[ミーシャ] ちょっとだけ……手のひらが、熱いような。

[スカルシュレッダー] よし、その調子だ!

[スカルシュレッダー] ミーシャ、やっぱりお前は……

[スカルシュレッダー] っはは、そうだ……そうだよな。はは、はははっ……

[スカルシュレッダー] だって、お前は俺の……

[レユニオン構成員] ――スカルシュレッダー! ここを離れよう、撤退だ!

[レユニオン構成員] この場所には、もういられそうもない!

[スカルシュレッダー] ッ、何が起きた!?

[レユニオン構成員] ロドスが襲撃してきたんだ!

[スカルシュレッダー] ――なっ……!!

[スカルシュレッダー] あのクソ野郎どもが……!

[スカルシュレッダー] 慌てず立て直せ、反撃に出るぞ!

[ミーシャ] っ、スカルシュレッダー……

[ミーシャ] ロドスが相手なんだったら……

[スカルシュレッダー] ――奴らと話し合えって言うのか?

[ミーシャ] だって、あの人たちは絶対感染者の助けになってくれるから。

[スカルシュレッダー] 俺の仲間は何人もロドスに殺されたんだぞ!

[スカルシュレッダー] あいつらは全員感染者だったのに――

[スカルシュレッダー] ロドスは、皆を助けたりなんかしなかった!

[スカルシュレッダー] なのにお前は、そんな連中と話し合えって言うのか!?

[スカルシュレッダー] 一体……何がそんなにお前の目を曇らせてるんだ!?

[ミーシャ] そ……そんなこと、言われても……

[スカルシュレッダー] ……悪い。

[スカルシュレッダー] つい、腹が立って……

[スカルシュレッダー] だけど、本当に――

[スカルシュレッダー] 感染者にはようやく、レユニオンという希望の光が訪れようとしているところなんだ。

[スカルシュレッダー] それなのに、ロドスは……あの連中は、自分たちだって感染者のくせに、俺たちを傷つけて、殺そうとまでしてくるんだぞ!

[スカルシュレッダー] どう考えても、奴らは裏切り者じゃないか……!

[スカルシュレッダー] そんな奴らと何を話せって!?

[ミーシャ] ……でも……感染者同士で殺し合う必要なんて、どこにあるの?

[スカルシュレッダー] だったら、どうしろって言うんだ……

[スカルシュレッダー] 仲間が死んでいくのを、黙って見過ごせばいいのか?

[ミーシャ] ……

[スカルシュレッダー] ……心配するな。

[スカルシュレッダー] 俺たちが、お前を守るから。

[スカルシュレッダー] お前は、戦いに巻き込まれないように……

[スカルシュレッダー] 自分をしっかり守ってくれたらそれでいい。

[スカルシュレッダー] ……気をつけろよ。

[ミーシャ] あなたこそ……絶対、戻ってきてね。

[ミーシャ] やっと会えたんだから……

[スカルシュレッダー] もちろん。必ず戻ってくるさ。

[スカルシュレッダー] だからその時は、一緒に帰ろう。

[ミーシャ] ……うん。

[W] ハア~イ、ごきげんよう。

[W] もしかして、あたしの助けが必要かしら?

[スカルシュレッダー] ああ。

[スカルシュレッダー] 実は……今の状況が、タルラの予想とは少し変わってきてる気がするんだ。

[スカルシュレッダー] 思ったより敵が手強くてな。

[スカルシュレッダー] だから、お前には何があってもミーシャを守ってもらう。

[W] 守る? あたしにそんな義務ないと思うけど。

[スカルシュレッダー] いいや、ある。

[W] OK、OK……わかったわよ。

[W] だけど、ミーシャを守るだけじゃ足りないわよねえ?

[W] あんたたちがしくじったら、あいつらは絶対追いついてくるもの。

[スカルシュレッダー] ――

[スカルシュレッダー] 何か、考えでもあるのか?

[W] あら、前にも教えてあげたと思うけど?

[スカルシュレッダー] ……それなら覚えてる。

[スカルシュレッダー] ――Dr.{@nickname}……

[スカルシュレッダー] あいつを始末すれば、戦況は一気に逆転する……そうだろ。

[W] ご名答~。簡単な話でしょ? 向こうの指揮官を殺すだけだもの。

[W] ――いつもウサギちゃんのすぐそばにいる、フードを被った誰かさん……

[W] 戦場でのロドスは、すべてがその指揮下にある。

[W] つまり、あいつさえ殺しちゃえば……あはっ!

[W] ロドスのブレインは死んだも同然よ。

[W] そうなったら、何もかもが楽になるでしょ?

[W] とはいえ、こっちは人手も減っちゃったし、使える戦術にも限りがあるしで……やるとしたら、そうねえ。

[W] 採掘場の近くに、待ち伏せに持ってこいの場所があるわ。

[W] うちの術師に援護させるから――やることはわかってるわよね?

[W] 連中の誘導は部下にやらせるし、あんたは心配しなくていいわよ。

[W] だから、チャンスをきっちり生かしてちょうだいねえ?

[スカルシュレッダー] ……わかった。

[スカルシュレッダー] ――ミーシャのこと、頼んだからな。

[W] はいはい、任されてあげますとも。

[W] それじゃ……幸運を、な~んてね。

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