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暗黒時代・上_0-4_混戦_戦闘前
撤退作戦が続く中、ドクターたちは、応援として駆けつけてきたAceとようやく合流した。 彼はドクターが記憶喪失であることを受け入れ、それでも今まで通りに指示を受けると表明するのだった。
[ドーベルマン] Ace!
[Ace] よう、全員無事らしいな。
[ドーベルマン] まあな。だが、お前とは合流地点で落ち合う手はずだろう。なぜここへ? それに、単独行動とは――
[レユニオン構成員] いたぞ! 中枢区画から逃げた連中だ!
[ドーベルマン] チッ……まったく、しつこい追手だな!
[ドーベルマン] E2小隊、迎撃準備を――
[Ace] 待て、ドーベルマン! やり合うな、撤退を優先しろ!
[Ace] ――アーミヤ、Dr.{@nickname}! 行くぞ!
[ドーベルマン] ! 確かに……この場で戦ってもどうにもならん、か。
[Ace] ああ。今はとにかく、合流地点へ急いだほうがいい。
[ドーベルマン] そうだな。……ところで、Ace。隊員たちはどうした?
[レユニオン構成員] ――奴らめ、どこへ行った……? この辺りにいるのは間違いないんだ、探せ!
[ドーベルマン] ッ、向こうからも追手が……今度は回避しきれんな。
[Ace] やれやれ、仕方ないか。――こうなったら……
[Ace] ドクター、指示をくれ。昔みたいにな。
[ドクター選択肢1] ......?
[アーミヤ] あっ、ええと……Aceさん。
[アーミヤ] 実は少しだけ、想定と違う状況になっていまして……
[アーミヤ] ドクターは……以前の記憶を、失ってしまったようなんです。
[Ace] ……記憶を……? ……それじゃあまさか、何も覚えてないっていうのか?
[アーミヤ] はい、そう聞きました。……ですから……すみません。今は、これまで通りにはいかないこともあると思います。
[Ace] …………そう、か。……まあ、お前さんが謝ることじゃあないさ。
[Ace] ……一旦、話を戻そう。記憶喪失にも色々あるらしいが……指揮能力への影響は?
[アーミヤ] ……ないようです。
[アーミヤ] 以前と同じく、ドクターの指揮は確かなものですから。私が保証します。
[Ace] よし。だったら問題ない。これまで通り、ドクターの指示に従うとしよう。
[Ace] ――失くしたものは、いずれ取り戻していけばいいさ。
[Ace] 今はそれより、目の前の問題を片付けなくちゃならんしな。
[レユニオン構成員] 見つけたぞ、奴らはここだ! 急げ、手早く仕留めろ!
[ドーベルマン] ……悪いが、話はそこまでだ。構えろ、戦いは始まっている!
[Ace] だとよ。――じゃあ、Dr.{@nickname}。命令を。
[レユニオン構成員] 野獣を放て! あいつらに肉を裂かれる苦しみを味わわせてやれ!
[ドーベルマン] ――ドクター、Ace! 来るぞ!
[Ace] ——
[ドクター選択肢1] 行動開始だ!
[ドクター選択肢2] ……やってやろう。
[ドクター選択肢3] 奴らの計画を打ち砕くぞ。
[Ace] 了解。
[Ace] ――E3小隊! ドーベルマンの支援に回れ!
[レユニオン構成員] なっ……伏兵か!?
[ドーベルマン] なるほど……隊員の姿がなかったのは、敵を挟撃するためというわけか。
[Ace] 理由はそれだけでもないがな。――通信妨害を受けている以上、隊員たちを合流地点の近くに待機させておくべきだと思ったのさ。そうすりゃ、俺や偵察要員に何かが起きたとしても……
[Ace] 撤退作戦の遂行には支障が出ない。そう判断したわけだ。
[ドーベルマン] つまり、お前は小隊を待機させた上で、単独行動を取っていたのか……
[Ace] そりゃあ、俺たちE3小隊の最重要任務は、合流地点周辺の安全確保だからな。
[Ace] それを放棄して、お前たちの状況を確認しに行くってのはリスクが大きい。となると、全員で動くことはできんだろう?
[Ace] 俺たちは戦況を有利に運ぶために来たわけで、間違っても足を引っ張りにきたわけじゃあないからな。
[ドーベルマン] はぁ……わかった。この件は、敵を片付けてからゆっくり話すとしよう。
[Ace] はいはい。――さてと、アーミヤ。準備はいいか?
[アーミヤ] もちろんです! ドクターのサポートも、アーツでの援護も、任せてください!
[Ace] ああ、頼りにしてるからな。……それじゃあ、行こうか。
[Ace] ロドスの指揮は任せたぞ、Dr.{@nickname}。
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