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プロファイル
基礎情報
【コードネーム】プリン
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】クルビア
【誕生日】12月21日
【種族】エーギル
【身長】156cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
能力測定
【物理強度】欠落
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】普通
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
個人履歴
クルビアの電気工学エンジニア。野外調査中に不慮の事故によって鉱石病に感染し、ロドスに職と治療を求めた。クロージャのサポート役に適しているようで、入職後すぐにエンジニア部へ助手として配属された。
健康診断
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。
【源石融合率】6%
手の甲には少量の源石結晶の分布が見られる。
【血液中源石密度】0.18u/L
感染状況は比較的安定している。
第一資料
クロージャは当初、ロドスの電気システム改善と整備のために、求人内容に電気工学エンジニアというポジションを付け加えたが、実情としてはクロージャの助手職だった。プリンの履歴書は予想外の収穫と言えよう。あのクロージャの下で働くには、豊富な知識と経験だけでなく、彼女の奇想天外な発想に適応でき、なおかつその実践に付き合える人材でなければならない。このように、クロージャの電気工学における助手という想定で求人を行う中で、彼女自らの数度の選別によって、最終的にクルビア出身のこの若いエンジニアが選ばれた。面接を無事に終えた彼女は、エンジニア部に加入した。
着任初日からクロージャに「プリン」と呼ばれた彼女は、今やロドスにとって不可欠な電気工学エンジニアだ。彼女のサポートによって、クロージャの複雑かつ錯綜した設計図は簡潔に描き直され、正規の手順を踏んだ安全なテストを経て実用化された。プリンのおかげで、クロージャは電力の転換効率を十二パーセントも上昇させ、ロドスのエネルギー消費を抑えることに大いに役立った。結果、優秀な業務能力と豊富な専門知識が評価され、プリンは最初の四半期で早速高額の賞与を勝ち取った。いい笑顔を見せた彼女は、さっそく一週間の休暇を取り、楽しくバカンスを満喫した。
第二資料
プリンはかなり長い間、感染者になったことによるトラウマから脱せずにいた。ロドスに来たばかりの彼女には、可愛らしい見た目相応の活発さはなかった。メディカルチェックの際に、彼女は感染の経緯を説明した。野外での実地調査中に、自身の不注意によって源石物質に直接接触し、それで怪我をして感染してしまったという。その後、彼女は野外の実地調査にトラウマを抱え、外出への意欲がゼロに等しくなった。本来ならそのまま学業を続けるつもりだったプリンは、卒業後は進学をあきらめ、病気治療のための就職計画を始めた。
幸い、学校で学んだ知識や今までの努力は無駄ではなかった。クロージャの指導によって、プリンはすぐ複雑な現代テクノロジーにおける電気工学の応用を身につけ、設計図の製図や基地局の効率的な配置についても上達した。
ロドスに来てから、プリンには大きな変化が見られた。賞与をもらった彼女は、胸を躍らせながら氷原体験テーマパークでのバカンスへ向かった。
第三資料
プリンはいつも肌身離さずにぬいぐるみの「ピローちゃん」を持ち歩き、滅多に手離さない。彼女によれば、幼い頃に両親にもらったプレゼントであり、ずっと大事にしてきたものなのだという。故郷を遠く離れてからは、ピローちゃんは彼女にとっての心の拠り所になっている。そのため、宿舎でも、仕事場でも、残業で泊まり込み用のリクライニングチェアにさえ、ピローちゃん専用の場所が設けられている。食堂でプリンを見かけると、いつもピローちゃんは彼女の向かい側に座らされて、そして彼女が何やら楽しげに語り掛けている場面が見られる。その温かくも独特的な雰囲気を目の当たりにした者たちは、いつもしばしの戸惑いの後、その穏やかな空気を壊さないことを決めて立ち去るのだ。
プリンの祖父はかなりの昔からクルビアに移民したが、従来の生活習慣をそのまま続け、伝えていった。そのため、プリンは物心がつく頃から、時折寒いサーミ地方で暮らすことになっていた。大好きなスキーが楽しめるからというだけでなく、氷雪に囲まれた場所にいると、彼女はのびのびと気持ちよく呼吸ができるように感じていた。より豊かな生活のために、プリンは両親と同じく都市で暮らし、現代テクノロジーを扱う会社で働くことを選んだ。しかしリラックスしたい時は、果てが見えない無人の雪原で、雪に反射された眩い日光や、寒風と共にサーミの黒い森を吹き抜ける音こそが、本当の意味で己の精神の帰るべき場所であるようだとプリンは感じている。
第四資料
基準以上の専門的能力を持つエンジニアとして、プリンは任された仕事をいつも期限通り、またはそれよりも早く完成させている。そのせいか、クロージャはいつも彼女に「余分」な仕事を追加している。クロージャ自身が新プロジェクト開発の興奮に任せたまま徹夜で研究する時だったり、突発的な発想で描き出した下図を完成させる時だったり、それらの発想や構想段階の考えを実際の設計図に落とし込む過程には、いつもプリンのサポートがあった。それらの仕事に対して、プリンは恨み言を吐かないばかりでなく、進んでエンジニア部に泊まり込んでこなしている。そういうケースが増えていき、ついに彼女はエンジニア部で個人専用のテントエリアを持つことに至った。仕事後、プリンはいつもピローちゃんとともにテントの布団で仮眠をとる。突発的な発想をばかりするクロージャと異なり、なぜこれほどに時間を仕事に費やすのかと聞かれたプリンが出した答えは、なんとも純粋なものだった。ロドスにやってきてから、彼女は多くの現代テクノロジー製品や複雑な電気工学プロジェクトに触れる機会に恵まれるようになったが、開発にあたって、どうしても生じる煩雑かつ単調な仕事を誰かが担わなければならない。クロージャのような経験豊かな研究員たちを尊敬する彼女は、自らが皆の負担を減らし、より精密な技術開発に専念できるようにさせたいと考えている、ということだった。道理で、エンジニア部の諸君がプリンをかわいがり、いつも彼女の席に様々な菓子や甘味を積み上げるわけだ。
プリンが謙虚な心持ちで自身の知識と経験を増やしていくのと同時に、クロージャもまた殊に彼女のことを気にかけているようで、いつも実験で自分の助手に指定していた。もしかすると、彼女から何らかの特別なところを見出し、将来より大きな責任を背負えるようになってほしいと考えているのかもしれない。
昇進記録
プリンの杖型アーツユニットは電気制御装置を運用することで、大出力の電流で連鎖破壊を実現できる。また、彼女は取り換え可能な充電器も持ち歩いており、外出先の作戦でも仲間に緊急の電力供給ができる。プリンにとって、野外調査は元から長けた分野である。そして休養と回復を経た彼女は、再度部屋から外に出て、より多くの野外調査や警戒任務に赴くことを決心した。プリンが優秀な実績を保ち続けている理由もおそらくそこにある――自分自身の限界を突破してからの彼女の自信と強さは、他者にも伝達できるのだ。
ボイス
ボイス(デフォルト) | |
---|---|
秘書任命 |
ドクター、机を半分借りてもいいですか?ありがとうございます。よいしょっと……あ、これはですね、新しい電気系統の図面でして、今日中に描き上げないといけないんですよ。ドクターも忙しいんでしょうか。じゃあ一緒に残業しましょう? |
会話1 |
私、小さい頃から電気に興味があったんです。「パチパチ」って電流の音を聞いてるだけで、すっごく落ち着くんですね。あれ、変ですか? |
会話2 |
ロドスのエンジニア部にいると、色んなことを学べちゃうんです。皆さんが持ってくる様々な武器や装置に、見たことのない技術運用、どれも時間をかけてお勉強する価値があるものばっかりです。ちゃんと頑張っていけば、きっと私もずっとエンジニア部に居られますよね。 |
会話3 |
この子は「ピローちゃん」っていって、子供の頃からずっと一緒の友達なんですよ。私の一家はかなり遠方からクルビアに引っ越したので、学校には同族なんてほとんどいなかったんですね。それで寂しくないようにって、両親がプレゼントしてくれたんです。あ、ドクター、この子は喋れませんからね! |
昇進後会話1 |
昔、野外で単独調査をしていた時に事故っちゃったことがあるんです。いくら時間が経っても救援隊と連絡がつかなくて、どうしようもなくピローちゃんを抱えて歩いてたら、最終的になんとか人のいる集落にたどり着けたんです。それからは……あまり外に出たくなくなっちゃったんですよね。 |
昇進後会話2 |
私の夢は……しっかり働いて、充実した日々を送ることですね。ああそれと、サーミに別荘を買って、両親が定年退職したらそこで一緒に暮らしたいなーなんて……うん、私も健康に気をつけて、二人の定年まで頑張らないと。 |
信頼上昇後会話1 |
子供の頃からの定例行事で、両親が毎年時間を作って凍原地区まで旅行に連れて行ってくれるんです。うちの家族はみんな寒いところが大好きなんですよ!でも自分で旅行に行くだけのお金を稼ぐには、やっぱり都市で仕事漬けになるしかないですよね。 |
信頼上昇後会話2 |
はぁ、はぁ……ごめんなさい、ドクター。ここで少し休ませてもらってもいいですか……新しいプロジェクトのシフトがぎゅうぎゅうでもう大変なんです!このあとだって基地局の点検の仕事が待ってるんですから…… |
信頼上昇後会話3 |
実は最近、もう少し外に出てみようかなって思ってるんです。ロドスではたくさん同僚や友達ができましたし、みんなと一緒に色々経験してみたいんですね。今なら……もう遭難して孤立無援なんてことにはならないでしょう、きっと。 |
放置 |
ドクター寝ちゃったんだ……じゃあ機械の工率をちょっと落としとこう…… |
入職会話 |
はじめまして、クルビアから来た電気エンジニアです。コードネームは……「『プリン』に決めた!」ってクロージャさんが言ってましたけど、変じゃないですかね…… |
経験値上昇 |
プロの戦い方はこんな感じなんですね……よし、事故らないように私ももっとトレーニングしないと。 |
昇進Ⅰ |
私のことを認めてくださってありがとうございます。ほかのオペレーターさんと比べると自分なんてまだまだですし、手間のかかるお仕事はどんどん私に振っちゃってくださいね。前もって寝溜めしておけば、長時間勤務だってへっちゃらですから。 |
昇進Ⅱ |
凍原地区の作戦任務ですか?今の私ならきっと力になれます。ドクター、そしてロドスのみんな、いつも励ましてくださってありがとうございます。私も微力ながらみんなのお力になりたいです。 |
編成 |
作戦に出るんですか?もう少しだけ準備させてください……わ、私、やってみせますから。 |
隊長任命 |
指揮の自信は全然ありませんけど、サバイバルの基礎知識ならそれなりにありますよ。 |
作戦準備 |
ピローちゃん、私から離れちゃダメだよ。 |
戦闘開始 |
感電ってすっごく痛いんですよ? |
選択時1 |
はい……了解です。 |
選択時2 |
ふぅ――ピローちゃん、頑張ろっ! |
配置1 |
わああ!危ないっ! |
配置2 |
よし、い……行きます! |
作戦中1 |
集電スタンバイ! |
作戦中2 |
電子拡散! |
作戦中3 |
電気チャージ! |
作戦中4 |
電撃発射! |
高難度作戦クリア |
任務完了です。設計図通りに製品が組み上がった時みたいに清々しい気分です。良かったぁー! |
★3で戦闘終了 |
今回はまあまあの成果でしたよね……フフッ、業績評価報告に書いてもらえますかね? |
★2以下戦闘終了 |
……ダメだ、こんな誤差なんて絶対無くせるはずなのに。 |
作戦失敗 |
皆さん慌てず順序よく撤退してください。くれぐれもはぐれないでくださいね! |
基地配属 |
ふぅ、ピローちゃんはどこに置こうかな…… |
タッチ1 |
ひゃっ、気をつけて、感電しちゃいますよ! |
信頼タッチ |
ああ……エンジニア部にあるピンクの生活用品は捨てないでください。残業の時に使いますから! |
タイトルコール |
アークナイツ。 |
挨拶 |
おはようございます、ドクター。ふわぁ……私もそろそろ寝ないとなぁ。 |
逆理演算
電力満タン / チェルノボーグ・荒野
家に引きこもっていた期間、プリンは電力工学の研究に没頭し、少しずつ専門知識を蓄積していった。今ようやく彼女は部屋から出る覚悟を決めた。一瞬にして戦場に溢れかえるほどの電流が走る。うっかり敵の一人や二人を感電させてしまったとしても、それはプリンのせいじゃないよね?
コーデ
デフォルト(昇進0)
オペレーターの普段着。
実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。
デフォルト(昇進2)
昇進後調整された服装。
オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。
I.M/V - 煌めく精霊
プリンの私服。
プリンの冬用おでかけコーデ/煌めく精霊。冬物コートにはつきものの重厚感を避けるべく、デザイナーイチオシの雪の模様があしらわれたサテン生地が採用され、ふんわりとした愛らしい装いに仕立てられている。
高額な残業代を受け取ったプリンは、今日も電源関係の緊急メンテナンス当番を務めていた。しかし、今夜は何も起こらなかったので、彼女は木の下で待機しつつ、行きかう子供たちにプレゼントを配ることにした。
モジュール
ORIGINAL / プリンの記章
プリンは機械による複数の敵への連鎖攻撃に秀でている。
外勤部門の決定に基づき
外勤任務においては術師オペレーターとして区分し、連鎖術師の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。
CHA-Y / 携帯式テスター
プリンにとって、サーミの家屋で過ごす悠々自適な休暇よりも素晴らしい時間はないだろう。
かつて、クルビア人がサーミ南部の国境で貿易を通じてサーミ人から土地と資源を得ると、クルビアの移動都市はキャラバンと採掘艦を率いて古の凍土を越えた。貿易用の飛び地が誕生したことは、サーミが数百年の沈黙を破り、初めて閉ざされた国の扉を開いたことを意味していた。ほどなくして、クルビアのキャラバンや企業所属の施工チームはサーミ国境の常連となった。プリンも小さい頃から、よく両親に連れられサーミの古の地に赴いていた。
大地は雪に覆われ、こぼれ落ちる陽光はいたるところで反射して、宝石のように雪に敷き詰められていた。しかし、それすらもサーミのほんの一部に過ぎないのだ。
「文明からは遠く離れたサーミの氷原や、極寒の冬牙山脈に住むサーミ人は、そのほとんどが千年来の古いしきたりと共に生活してる。クルビアの貿易飛び地とは距離を置き、冬牙連峰と骨に沁みる冷気の中から全てを観察しているんだ。時間の流れすら、彼らの身体に凍り付いているのかもしれない。」サルカズのカフェのマスターはそう語った。「奥の様子まで見てみたいと思わないか? あの氷原や連峰の奥地や、サーミ人と自然の共存形態なんかを。」
「私なんかが行っても大丈夫なんですか?」プリンは戸惑いながら尋ねた。「私みたいな都会から来た人が受け入れてもらえるんでしょうか……」
「サーミは自らの運命を拒みはしない。自分たちが何と向き合っているのか、そしてそれにどう応えるべきなのかを知っているんだ。」
それからプリンは現地の建設工事支援に名乗りを上げ、某日の明け方、クルビアの工事チームと共に、本来ならば遠方から眺めることしかできないはずの黒き森に足を踏み入れた。
原始的な森の中で、サーミ人は現代技術からは頑なに距離を置いていた。クルビアの工事チームの援助を受け入れたのは、ごく一部の自治区付近の湿地で暮らす者たちのみだった。
基地局を建て、そこから電線をつなぎ、村に一つ目の電灯を灯す……プリンは弱々しいその輝きと、サーミ人の驚きと満足感に満ちた笑顔を眺めながら、人々にとって科学技術とはどういうものなのかを悟った。
しかし、サーミ人の真の秘密はさらに奥地――クルビア人では到底のぞき見することのできないほどの奥地に隠れているのだ。
プリンの休暇もまもなく終わる。彼女はサーミ集落での建設支援の経験を報告書にしたため、クルビアに持ち帰る荷物のなかにしまった。
すぐにまた戻ってこられる――そう楽観的に考えながら。
こんなごく普通の願いさえ、事故により長い間先延ばしにされ、ようやく実現に至るのだった。
印
プリンの潜在能力強化に用いられる。
「ピローちゃん」という名のぬいぐるみ。プリンにとっては大事な友達で手入れの頻度と丁寧さは通常のぬいぐるみの比ではない。
指名券採用
電気に関する物事ならば、なんにでも詳しい。
電気エンジニア・プリン。クロージャの助手としてエンジニア部で真面目に働く。
紹介文
省略
登場ストーリー
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