登録日:2010/05/27(木) 23:56:22
更新日:2023/08/17 Thu 20:02:42NEW!
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2007年に放映された映画クレヨンしんちゃんの第15作品目(映画15周年記念作品)。キャッチフレーズは「シロが爆発10秒前!」。
前作『伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!』
次作『ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』
クレヨンしんちゃんの映画で初めてシロにスポットが当たった映画。
しんのすけとシロの絆が描かれ、また今まではなかった野原一家側の味方と敵方の他に第3勢力が登場する。
興行収入はここ数年の作品の中では最も高い。
◆あらすじ
ひろしの勤続15年祝い旅行で沖縄に来ていた野原一家。
しんのすけとシロはビーチバレーの最中に奇妙な円盤を見つけて遊ぶが、円盤がシロのお尻に装着してしまう。
円盤が取れないまま埼玉に帰る野原一家の前に、派手なデコトラでテロ集団「ひなげし歌劇団」が突如現れ、
家に帰ると宇宙監視センター「Unidentified Nature Team Inspection:Unti(ウンツィ)」の面々が待っていた。
「Unti(ウンツィ)」はシロのお尻についた円盤は地球を破壊しかねない爆弾だと言い、シロの引き渡しを申し出る。
しかし、シロを見殺しにできないしんのすけはたった1人でシロを連れて家を飛び出してしまう。
◆登場人物
◇野原一家サイド
▽野原しんのすけ(声:矢島晶子)
日本を代表する五歳児。今回はシロを守る為にたった1人で飛び出す。オトナ帝国同様に家族を思う気持ちが強く表れている。
▽シロ(声:真柴摩利)
本作の主役。お尻に爆弾を抱える。
しんのすけと共に飛び出すが、自分を守ってくれるしんのすけを思って自ら出頭する。しかし最後はしんのすけによって救出される。
余談だが、原作では野原一家はどこかに旅行に行く事は多いものの、シロは隣のおばさん(北本さん)にあずかってもらう事がほとんどである。
▽野原ひろし(声:藤原啓治)
お馴染みしんのすけの父親。シロの引き渡しの際には一家の父親らしい考えをしんのすけに言うが、最終的にはシロの救出を選ぶ。救出の際に医師に扮した。
「野原ひろしは仮の姿、してその本当の正体は必殺仕事人・組紐屋の竜だぜ!」
▽野原みさえ(声:ならはしみき)
お馴染みしんのすけの母親。ひろし同様にシロの救出を選ぶ。救出の際に看護婦に扮した。
▽野原ひまわり(声:こおろぎさとみ)
しんちゃんの妹。なんか年々活躍の場が減っているような気がする。
▽風間トオル(声:真柴摩利)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。
▽佐藤マサオ(声:一龍斎貞友)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。
▽桜田ネネ(声:林玉緒)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。
▽ボーちゃん(声:佐藤智恵)
しんのすけとシロの逃亡に協力する。
◇UNTI(敵サイド)
▽時雨院時常(声:京本政樹)
UNTIの長官。通称「キャップ時雨院」。
彼自身はあくまで地球を救う事に躍起になっているだけで悪人ではないのだが、計画通りに事を遂行する為には犠牲をいとわない強迫的なまでのエリート意識の持ち主。
当初はシロから爆弾を取り外そうと試みるが、それに失敗したことで「シロごと」爆弾を宇宙へ投棄する次善策へと転換。これが野原一家との対立の種となる。
一見細身だが、そこは政府機関の一長官。後半の一部のシーンではひろしとみさえがまるで敵わぬほど体術で圧倒している。
最後は偶然出来た下剤入りのシャンパンを飲んだことで脱糞してしまうという、強行の因果応報と言わんばかりの下ネタ要員になった。
元ネタは死海文書の計画を遂行する碇ゲンドウ。
愛車はメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレン(に似た4人乗りの車)。
クレしん映画では本職ではない芸能人が声を担当した初のラスボスでもある。
▽ゴリラ(声:松山鷹志)
時雨院の側近。ゴリラの様な容姿の男。戦闘員。根は優しい性格で、地球のためとはいえしんのすけとシロを犠牲にする事に最後まで躊躇していた。
本名は「丸越カツヒコ」。
▽カバ(声:西村朋紘)
時雨院の側近。カバの様な容姿の男。シロの爆弾を外そうとした。ゴリラと同じく根は優しい性格で、しんのすけらの無事を確認した際は思わず涙ぐんでいた。
本名は「蒲田みゆき」。
◇ひなげし歌劇団(第三勢力)
▽お駒夫人(声:戸田恵子)
ひなげし歌劇団団長。シロの爆弾を「黒い太陽」と呼び、それを利用して世界を牛耳るためのテロ活動を目論む。何だかんだで自身は根っからの悪人ではない時雨院と違い、利己的な本物の悪人。
かなりの厚化粧で本当の顔は別人みたいに違う。しんのすけに化粧のノリから実年齢の38歳を当てられた。元ネタはお蝶夫人。
▽金波(声:来宮良子)
お駒夫人の側近。金の仮面を付けている。銀波と共に催眠術を使ったり、ロケット発射を妨害するためコントロールルームに爆弾を投げたりと活躍している。
▽銀波(声:此島愛子)
お駒夫人の側近。銀の仮面を付けている。
▽うらら(声:ゆかな)
ひなげし歌劇団三人衆の一人。赤い衣装。
左右にサイドカーを付けたバイクで野原一家を追跡する。三人衆のリーダー格なのかツインサイドカーバイクの真ん中。
武器はブーメランでV字になる角度で背負っている。携帯電話を胸の谷間に仕舞えるくらいの巨乳で色白。しんのすけに強烈なキスをされた。
ブーメランで殴る、スカートを網にする、ブーメランの正しい使い方で攻撃するなど、三人衆の戦闘要員と言える。
中盤までセンターを取り続けていたのにラストではくららにセンターを奪われた。乳の差か?
▽くらら(声:折井あゆみ)
ひなげし歌劇団三人衆の一人。緑の衣装。
バイクで野原一家を追跡する。ツインサイドカーバイクの左側。
武器はブーメランで、V字の左側が長くなる角度で背負っている。
三人衆の中で一番の巨乳であり、衣装も何故か彼女だけ胸元が広い。しんのすけとマサオくんに抱き付かれ胸をまさぐられた。
なお、下心がなかったマサオくんのまさぐりには困惑しただけだったものの、下心丸出しでまさぐったしんのすけには赤面し、剥ぎ取った上で投げ飛ばしている。
単独カットは多いが戦闘シーンはなく、代わりに無駄に凝った乳揺れをしていたりと本作のベストお色気要員である。
▽さらら(声:大島麻衣)
ひなげし歌劇団三人衆の一人。黄の衣装。
バイクで野原一家を追跡する。ツインサイドカーバイクの右側。
武器はブーメランで、V字の右側が長くなる角度で背負っている。三人衆の中で一番の貧乳(それでもみさえよりは断然でかい)。
しんのすけに尻に張り付かれ、直後に投げ飛ばした。ショートカット。三人衆の中では最も出番が少ない。貧乳が悪いのか?
▽たんぽぽ
ひなげし歌劇団団員。黒の衣装。三人衆ではないがパーソナルカラーを持つ謎の設定。
三人衆がティアラのようなカチューシャなのに対し彼女はパンダ耳カチューシャをしている。設定段階で三人衆がパンダ三人衆と呼ばれていた名残だろうか。
劇中ではスパイとして男装し、UNTIに潜入。UNTIとひなげし歌劇団の全面対決の際に正体を現す。
なお、地上波放送では正体を現すシーンはカットされている。
◇その他
▽ケツだけ隊長(声:玄田哲章)
序盤とエンディングに登場。ケツだけ星人(本物の宇宙人)のリーダーであり、今回の騒動の原因を起こしてしまった張本人。
仲間と共に宇宙船で旅している最中に巨大隕石が目の前に現われ、爆弾を使って衝突を回避するも、爆弾の一つを取り付けた岩が崩れて爆弾が外れてしまったため、そのまま作動せずに地球に降っていってしまった。
エンディングにて地球を訪れてしんのすけとシロの前に現われ、原因を作ってしまったことを謝罪。その後お詫びと友好の印としてしんのすけと共に踊った。
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▷ コメント欄
- ラストでひろしがしんのすけとシロ受け止めて泣きながら「絶対放さない!」って叫ぶ場面が好き -- 名無しさん (2013-08-27 22:34:58)
- カバ女だったの!? -- 名無しさん (2013-09-06 16:21:05)
- 後半ギャグ微妙って書いてあるが別にそうでもないと思うが。ひろし&みさえvs時雨院は爆笑したな -- 名無しさん (2013-09-14 22:17:55)
- ラストでひろしが時雨院殴った時にいい放ったセリフかっこよかった -- 名無しさん (2013-12-19 08:08:49)
- EDでさらっと未知との遭遇を果たしてて吹いた -- 名無しさん (2014-02-23 20:04:13)
- 時雨院のあだ名書こうよ(UNTIのお官長)。 -- 0238 (2014-02-23 20:13:09)
- 時雨院って別に悪人ではないよね。エリート意識と計画遂行への拘りが強すぎるだけで。それに引き換え、ひなげし歌劇団は結局何がしたかったんだろう… -- 名無しさん (2014-04-21 22:23:09)
- お駒夫人の側近二人は何者だったんだ? -- 名無し (2014-05-06 18:02:13)
- EDのCry Babyは好きだな。あれでSEAMOのファンになったし。 -- 名無しさん (2014-05-23 22:37:40)
- 3↑うん。正直第三勢力はいらなかったとおもう。 -- 名無しさん (2014-06-07 15:11:11)
- 逃げたしんのすけとシロがちんすこう食べる所でボロ泣きしたのは良い思い出 -- 名無しさん (2014-06-11 20:25:08)
- 確かに良い話だけどギャグとしてはウンツィくらいしか笑い所がなかった印象。 -- 名無しさん (2014-09-02 23:17:03)
- アメフトのシーンクソワロタwお前らなに爆弾で遊んでんだよw -- 名無しさん (2014-09-20 21:38:35)
- DQN「サラリーマンって土下座すればいいと思ってるからやなんだよ。 -- 名無しさん (2015-01-31 02:35:25)
- TVで見たとき三人衆のところは何度も巻き戻したり一時停止したりしたな -- 名無し (2015-02-15 21:15:11)
- 公開された時中3だったけどウンツィでみんなで爆笑してたな -- 名無しさん (2015-02-15 21:23:48)
- この映画結構好きなんだけどな…個人的にはベスト5に入る -- 名無しさん (2015-03-13 16:43:49)
- この映画普通に良いよな。ラグビーとうんちの長官戦のノリは少し初期の匂いした。この直後にこけた本郷信者とムトウアンチが揉み消した所ある -- 名無しさん (2015-09-11 17:32:40)
- ぬーべー先生の原作の1話にカバみたいな先生いたな。名前も蒲田(カバタ)だったし。あと、野原ひろしのセリフ、「計画通り行かないこそ人生なんだ!」ってセリフは碇ゲンドウに言わせたい。あと、『ポケモン』のシンジや『暗殺教室』の潮田広海、『ガッシュ』のシェリーの母親に『メジャー』の宇佐美くんの父親にも聞かせたい。 -- 名無しさん (2016-01-23 16:04:48)
- しんのすけがシロを連れて逃げるところから面白くなるんだけどそこまでその面白くなるところまでが長いんだよな…。 -- 名無しさん (2016-04-19 23:44:16)
- ひなげし歌劇団は一応政府であるウンチが完全な悪役にならないためのスケープゴートなんだよなぁ -- 名無しさん (2016-09-18 08:16:11)
- 地上波では重要なはずの、ケツだけ星人の友好をハブいちゃってるのがなぁ -- 名無しさん (2017-03-05 23:31:34)
- 時雨院の声は後のゲーム作品では速水奨さんに交代してたな。 -- 名無しさん (2017-03-05 23:33:25)
- 時雨院の本性現してるときの声が妙に棒読みなのが印象深い -- 名無しさん (2017-05-19 22:47:24)
- ウンツィとひなげしは結局何の関係もなかったのか。せめてボス同士が異姉弟設定だったら…。無理があるか。 -- 名無しさん (2018-01-07 22:12:31)
- ウンチの長官、あの事件以降は多少は変われたのかねぇ -- 名無しさん (2018-04-29 04:18:55)
- タイトル「伝説を呼ぶ」じゃなくて「嵐を呼ぶ」ですよ -- 名無しさん (2018-10-05 08:06:38)
- ↑あっ、ホントだ -- 名無しさん (2019-01-03 18:25:32)
- >感動物として評価が高い。 ただし前半だけ。後半はいつものクレしんのようにギャグである(しかも微妙)。 って、ちょっと主観が過ぎるんじゃないか?? -- 名無しさん (2020-06-17 01:54:49)
- 視聴者が基本しんのすけ目線だから野原一家に感情移入するけど、時津院の側からすればたった一匹の犬を犠牲にすれば地球を救える…という状況で邪魔されたらそりゃキレるよねとちょっと見方が変わる感が。そもそもシロごと爆破するのもやむを得ない判断って感じだったし -- 名無しさん (2021-07-12 00:52:51)
- ↑時雨院だった -- 名無しさん (2021-07-12 00:53:34)
- 時雨院には、人生には計画通りにいかないこともあるって覚えてほしい -- 名無しさん (2022-04-06 17:53:24)
- これとオラの花嫁だけは暗黒期の中でも好きな方 -- 名無しさん (2022-12-09 08:56:06)
- シロごと爆破は置いといて、最後爆弾も外れてしんのすけがロケット内に入っちゃった時点で計画は破綻してるも同然だから、そこは臭いものに蓋というか融通が利かなすぎたな。不測の事態に備えて柔軟な対応こそ最高の計画だろ -- 名無しさん (2023-08-17 18:40:04)
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