登録日:2023/06/13 Tue 23:56:00
更新日:2024/07/05 Fri 13:57:39NEW!
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※本記事は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に関する重大なネタバレが含まれています。ご注意ください。
世界は我が統べる
我が定める
それこそが王である
ガノンドロフとは、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に登場するキャラクター。
ガノンドロフと言えばリンクにゼルダと並んでゼルダの伝説シリーズを代表するキャラであり、シリーズ本編への出演は2006年に発売した『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』以来、実に17年ぶりとなった。
これまでのシリーズと同様に本作でもラスボスを務めている。
CV:高口公介
●目次
【人物像】
女性しか産まれないゲルド族において、百年に一度誕生するとされるゲルド族の男。
緑色の肌をした逞しい身体の持ち主で、野太い眉に顎髭を蓄えた厳つい顔付きをしている。
ガノンドロフを象徴する赤髪と額の装飾も共通だが、こちらは長髪を髷のように結わえており、額にも従来と異なる勾玉のような宝石「秘石」がはめ込まれている。
ゲルド族の意匠が盛り込まれた着流しの服装を羽織っており、ガノンドロフらしい筋骨隆々の体格と覇気に満ちた風貌はそのままに、武人の趣きが強いビジュアルに仕上がっている。
実際にあらゆる武器を使いこなす達人でもあり、研ぎ澄まされた武技で敵を打ち砕いてきた。
しかし、その強靭な肉体にすら余る底知れぬ野心と邪心の持ち主でもあり、光と安穏を厭悪して闇と魔物を好む。
「世界は闇に染まるべき」という旨を述べるシーンも存在し、ゲルドの砂漠のみならずハイラル全ての支配を目論んでいる。
狡猾なまでに知性派な一面は本作においても健在で、力押しでは無駄と判断すれば即座に搦め手へと切り替えたり、従順な振りをしながら機を見計らって騙し討ちしたりといった卑怯な手段も厭わない。
また、後述の封印を受ける時に「万年の封印も瞬きと同じ」と嘲笑い、実際に数万年単位の時間経過で復活した際もミイラとなった己の体に衝撃を受けることも動揺することもなく活動を再開するなど、人外というレベルすら超えている精神力をも併せ持つ。
一方で、これらの強靭な肉体と精神は「己以上に強い存在などいない、己こそが最強の王」という自負、もっと言ってしまえば驕りから来ている。
そのため、いざ自分の身に危機が迫った際には上記した自分の強さや持ちうるもののなにもかもを捨て去る禁術に手を出すなど、精神的なもろさも垣間見せる。
またラウルに対して「神の力を我が物顔で独占していた」と言って煽るなど、根底には自分より強大な力を持つゾナウ族に対して激しい憎悪、嫉妬心を抱いていたと思しき描写もあり、威厳や強さ、邪悪さとは裏腹に本質的には「自分にないものを力ずくで奪うことしかできない、力に対する飢えとコンプレックスを抱えた人物」と言えるかもしれない。
【活動の記録】
ハイラル建国の時代に現れた脅威として、神話に語り継がれる「魔王」その人。
元々はゲルド族出身の人間だったが、王国から奪った大いなる力で魔物の王へと姿を変え、数多の魔物を従えて「封印戦争」と呼ばれる大戦争を引き起こした。
遙か過去の存在故にその動向を知る手段は限られており、ゲーム中ではハイラル各地に点在する地上絵の本体「龍の泪」等から窺い知る事ができる。
人間時代
ゲルドの頭目として一族を従えており、建国したばかりのハイラル王国を手中に収めようとした。
手始めにモルドラジークの大群をハイラル城へとけしかけるも、ハイラルの国王ラウルが放った極大光線によって一瞬で蹴散らされてしまう。
この時「力押しではダメ」である事を学び、同時にラウルが扱った強大な力の源…持つ者の力を倍加させるゾナウ族の秘法「秘石」に目を付け、不敵な笑みを浮かべた。
今度は王国からの招集に応じる形でゲルド代表としてハイラル城に参り、国王のラウルに対して全面的に帰順する意志を示した。
目的はもちろんラウルと王妃のソニアが所有する秘石にあり、表向きだけ従う振りをした偽りの臣従であった。
そんな黒き野心はラウルとソニア、そして現代からこの時代にやって来たゼルダに見抜かれており、その上でラウルは目を光らせ御するために自らの懐に置くことを決断するのであった。
…というよりこの謁見シーンでは傍から見ても
- 魔物の軍勢を差し向けておきながらそれについて謝罪せず、「度重なる招聘に遅参した」というあたかも最初から従属することを考えておりましたという態度をとる。
- ゾナウ族であるラウルがハイリア人であるソニアを娶ったことを「部族を超えて世を修めたる処世」と褒め称える…、と見せかけて言外に「神の末裔であるゾナウ族が人間であるハイリア人を娶るまで落ちぶれると」と煽る。
- 神に等しいとされる力を誇ったゾナウ族がラウルとミネルを残し滅びゆくさまを「誠に残念でございますな」と言いつつ笑みを浮かべる。
- 謁見が終わった際にはわざとらしく力任せに踵を返して退出する。
と下手をしなくても不敬・無礼であるとみられかねない行為をいくつもしており、ゼルダ達が見抜いたというより、そもそも野心や邪心を隠そうともしていなかったといった方が正しいか。
やろうと思えばこの時点で不敬、信用できないとして処断、もしくは従属を認めない旨を言い渡すこともできただろうが、この時点でモルドラジークの大軍を操るほどの魔力と力押しだけでない狡猾さを警戒したのか、ラウルも特に責め立てることなくガノンドロフの従属を受け入れた。
しかし、いくつもの挑発をさらりと受け流していたラウルが妻であるソニアを嘲弄された際にわずかな動揺と怒りを見せたことを、ラウルにとっての弱点となる人物が誰であるのかをガノンドロフは見逃していなかった。
ハイラル王国の傘下に下ってからしばらくして、ついにガノンドロフは行動に移した。
瘴気でゼルダの偽物を造り上げるとソニアに接近させ、二人きりの状況で暗殺を謀ったのである。
しかしソニアは最初から分かっており、本物のゼルダの介入によって暗殺は失敗。
偽ゼルダは瘴気となって消滅し、二人が呆気にとられていると…
背後から現れたガノンドロフが一突きでソニアを殺害し、秘石を強奪してしまった。
倒れたソニアに駆け寄り心配するゼルダを見下げながら、まんまと出し抜く事に成功した悦びから全力の笑顔と共に高笑いを上げる。
「ついに…!」
「ついに我が物としたぞ!!」
ガノンドロフの力に呼応した秘石は、黒く濁ると共に新しく「闇」の刻印が刻まれ、額へと装着された。
秘石によって倍加されし魔力で月を赤く染め上げ、膨大な瘴気がその身体を包み込むと…やがて禍々しく変貌した鬼神の如き姿が露わとなった。
世界を統べる魔物の王、魔王ガノンドロフ誕生の瞬間である。
封印戦争
魔王として覚醒したガノンドロフは瘴気をハイラル全土に飛散させ、夥しい数の魔物を生み出していった。
ゼルダと遅れて駆け付けたラウルは葬ろうとしたところで取り逃してしまったが、さして気にする事もなく王国を後にした。
その後は魔物達による魔王軍を結成し、自身も愛馬に跨がって先陣を切りながらハイラル王国に与する者共を根絶やしにしていった。
ゲルド砂漠では全ての村を攻め落とされるなど各地で被害が相次ぎ、まさに魔の世界が到来しようとしていた。
ラウルはこれに対抗すべく、王国の元に集結したリト・ゴロン・ゾーラ・ゲルドの族長にそれぞれ秘石を託し、賢者となった彼らの力で魔王に対抗しようとした。
ゼルダは「時の賢者」として、ラウルの同族にして姉のミネルも「魂の賢者」として戦いに臨み、数で勝るラウル達は魔王を打ち倒せるはずだった。
しかし 奴は強大であった………
魔王となったガノンドロフの力は彼らの想像を遙かに超えていた。
賢者七人掛かりの猛攻をまるで寄せ付けず、
- 風の賢者の翼でも隙をつけない疾さ、無尽蔵の魔力
- 炎の賢者の一撃を易々と弾く強靱さ、比類なき剛力
- 水の賢者の護りも貫通する苛烈さ、恐るべき俊敏性
- 雷の賢者の雷撃にも動じない頑強さ、揺るがぬ覇気
でもって逆に圧倒。
ついには誰も魔王の肉体に傷一つ付ける事すら叶わなかった。
戦いの中でミネルが倒れて他の賢者も満身創痍となり、魔王を滅ぼせないと悟ったラウルは最後の手段として、己を犠牲にした封印を決意する。
残る賢者達の連携攻撃によって生じた魔王のわずかな隙を突き、心の臓を縛り上げて魔力を奪う事に成功したのだ。
しかし人を超えて魔物の王と化していたガノンドロフにとって、決死の封印も所詮は僅かな時間稼ぎに過ぎなかった。
いずれ封印が解け復活する事を見越して「退くも進むも叶わぬ」「我にとっては万年も瞬きと同じ」と嘲るが、封印の最中にラウルが語った「退魔の剣を持つ者」…悠久の先に現れ自分を討つであろう剣士リンクの存在に興味を示した。
「リンク?」
「…面白い …楽しみに …しておく…ぞ…」
直後、ラウルの死と共にガノンドロフの動きも停止して封印が完了。
後の世に語られる「封印戦争」はこうして幕を閉じた。
封印後
ハイラル王国ではラウルが施した封印を盤石のものとするべく、遙か地底で封じられた魔王の上方…地上部分に聖域としてハイラル城が建設された。
ゼルダも後世で魔王が復活した時に備え、賢者達と協力して様々な策を残していった。
後世では新たなる脅威・厄災ガノンが出現し、時を置いて復活してはハイラルの地に災いをもたらしてきた。
そして『BotW』本編の100年前に起きた大厄災で、とうとう魔王封印の要石だったハイラル城が大きく損傷してしまう。
それは即ち、魔王が徐々に力を取り戻していく事を意味し…
更に時は流れ、現代。全治百年から再起したリンクがゼルダとともに厄災ガノンを封じたものの、
瘴気が外界へと溢れ出るまでに至り、厄災封印後の復興最中だったハイラルの民と大地を蝕んでいた。
同じ頃、ハイラル城の地下深くでは高濃度の瘴気が支配する謎の空間も発見され、ゼルダはリンクを護衛として調査に向かうのだった。
【瘴気】
ガノンドロフが操る邪悪な力。
赤黒いオーラ状の物質で変幻自在の形を取り、ガノンドロフと魔物以外が触れると生気が失われていく危険極まりない性質をしている。
また、刀や槍、棍棒や弓などの自身が扱う武器を創出し、他者の外見を模すことのできる自分の幻影を生み出すことができるなど、非常に高い汎用性も持つ。
更に魔力によるものかはたまた強さによるものか、魔物の中でも特に強大な一種であるモルドラジークを笛の音で突撃させるまでに手懐けたりもしている。
これらの能力は魔王となる前から持ち合わせており、仮に秘石を持ち合わせていなくとも強大な力を誇る。
ゲーム本編では前作の「怨念の沼」にあたる要素として登場し、主に地底の各地で見られる。
リンクが一定時間以上触れていると実際にハートが割れてしまい、地上に出れば直ぐに回復できるものの、地底にいる間は破魔の根の光を浴びるか特有の料理を食べないとそのままである。
【イーガ団】
1万年前の大厄災でハイラル王国を追放され、恨みから王国に仇成すシーカー族の子孫。
今作でも変わらず姫と勇者の命を狙っており、旅人に化けてはリンクに襲い掛かってくる。
活動範囲を地底に広げており、シーカー族らしくゾナウギアを使いこなす知性派な一面も見せている。
ゲーム本編では復活を遂げたコーガ様と度々対決する事になり、最終的にはガノンドロフの居所を知る上で重要な要素を担っていたりする。
ガノンドロフ視点だと封印中に王国から裏切って自分を信仰するよく分からない一族になっている
【赤き月】
月よ…
紅く染まる月よ…
汝の光が この地を照らす時…
魔物どもの魂が 再び肉体を取り戻す…
さながら 古の対戦の如く…
再びこの地を席巻する…
ガノンドロフの魔力が満ちた時に発生する、通称ブラッディムーン現象。
死んでいった魔物達が復活する恐るべき現象であり、ムービーでもガノンドロフの力が高まった際に度々見られる。
ゲームとしては前作と同じく0時を迎えると定期的に発生し、リンクが倒していった魔物達から各地の配置アイテムまでもが復活する重要なイベントである。
この時間帯に料理をすると必ず大成功するため、月が赤くなるとリンクが慌てて調理に掛かるのはこのゲームの中で定番の光景である。そしてリンクは夜が明けると共に復活したイワロックやライネルを狩り尽くすのである。
赤き月を迎えるとゼルダ姫が口上を述べてくれるのは変わらずだが、リンクに注意を促してくれた前作と比べると、今作では上記の月に対するポエムを詠うに留まっている。
どことなく違和感がある気もするが…?
やはりというか偽者であり、その正体はガノンドロフがゼルダを模して作り出した操り人形。
龍の泪のムービーや本編を進めればゼルダの偽者が登場する事が分かるため、正体について薄々察するプレイヤーも多かった。
なお、とあるイベントを境にして偽者である事が露呈すると赤き月のムービーからいなくなる。
【本編】
ゲーム冒頭、ハイラル城の地下深くへと調査にやって来たリンクとゼルダは、最深部で渦巻きを浮かべた右腕に抑え込まれる赤髪のミイラを発見する。
その正体は封印後のラウルとガノンドロフの成れの果てであり、途方もない時間が過ぎ去った事で両者とも変わり果てた姿になっていたのだ。
ゼルダ達がミイラの側に近寄ったまさにその時、100年前の大厄災で緩まった封印はついに限界を迎え、右腕が崩れ落ちてしまう。
これによって魔力を奪う封印が解かれ、心臓の鼓動を取り戻したガノンドロフは悠久の時を経て覚醒。
目覚めるや否や瘴気で二人に襲い掛かり、ゼルダを庇ったリンクの右腕から浸食してハートを30から一気に3まで削り取ると同時にマスターソードの刀身も朽ちさせ、大幅に弱体化させる事に成功する。
その時に弾け飛んだ剣の破片が頬を掠めるも、わずかに血を流すのみですぐに再生する程度のかすり傷でしかなかった。
「ラウルの言う希望…この程度か」
ラウルより聞かされていた剣士と剣が自身の前では全く無力だった事に失望し、リンクに対してそれ以上攻撃する事はなかった。
膨大な瘴気でハイラル城を浮上させ、大地より瘴気が湧き出る大穴が開き天空からは正体不明の建造物が降ってくる天変地異を引き起こし、自身は崩れ行く瓦礫と共に地下深くへと消えていった。
その後は失った力を蓄えるために行方を眩ませるが、影から様々な謀略を巡らせてリンクの旅路を妨害してくる。
まずは自身にとって脅威と成り得る賢者がこの時代でも誕生しないよう、秘石が安置されている神殿にそれぞれ配下の魔物達を送り込んだ。
- 風の神殿にはフリザゲイラを巣食わせ、途絶えない吹雪でリト族を困窮させる
- 炎の神殿にはボルドゴーマを巣食わせ、おいし岩の流通でゴロン族を中毒状態に追い込む
- 水の神殿にはオクタコスを巣食わせ、ヘドロによる水の汚染でゾーラ族を衰弱させる
- 雷の神殿にはクィンギブドを巣食わせ、慢性的な砂塵とギブドの出現でゲルド族を孤立させる
これによってそれぞれの種族に秘石が渡る事を防ぎつつ、賢者候補を種族単位で苦しめるという一石二鳥かつ悪辣な方法を取っている。
また、異変の裏ではゼルダの姿を模した肉人形にも暗躍させ、ユンにマスクを装着させて洗脳したり、ドレファン王を魔物に攻撃させたりといった形で人々を欺き惑わせている。
他にも自身を脅かす可能性は徹底して摘んでおり、
- 装備を強化してくれる四人の大妖精に「瘴気で満ちた魔物の世界になる」との嘘を吹き込み、花弁から出てこないよう仕向ける
- 「五人目の賢者」の存在が明かされる事を防ぐべく、カカリコ村にミネルの記述が書かれた空中ワッカ遺跡の立ち入りを禁じる
- 魂の神殿にてミネルの依り代となるはずだったゴーレムを瘴気でジャックし、奪われしゴーレムとして巣食わせてリンクとの協力体制を断つ
- 退魔の剣が管理されている迷いの森に地上から入れないよう特殊な霧を仕込み、デクの樹サマの腑をファントムガノンで食い荒らす
等の行為に及んでいる。
リンクが四人の賢者達を味方に付けると魔王もその存在を無視できなくなり、ゼルダの姿を利用してハイラル城に誘き寄せてくる。
城の各地でゼルダとして現れては魔物に襲わせる事を繰り返し、最終的には本丸で魔王としての正体を露わにした。
瘴気でファントムガノンを構築してリンクに嗾け、5体の分身による二連戦で葬ろうとする。
それすらも破られると「ラウルの力だけではない」としてリンクへの認識を改め、確実に排除すべく瘴気による攻撃を仕掛けてくるが、間一髪のところでシド・ユン・ルージュ・チューリら四人の賢者が駆け付けて阻止されてしまう。
ここで初めて「ガノンドロフ」を名乗り、神話の時代を知らない彼らにかつて訪れた魔の世界をイメージ映像として見せ、最後に遠からず復活する事を予告して去って行った。
「もうすぐだ」
「我が力を 取り戻す時…」
「闇に染まりし世界と共に 貴様らは終焉を迎える」
ついに明らかとなった魔王の存在に世間は震え上がるが、当初の目的だったはずのリンクは仕留め損ねた挙げ句、これまで姿が確認されてきたゼルダは偽者であるとの情報も与える結果となってしまった。
これが回り回って、存在を隠蔽してきた五人目の賢者ミネルとリンク達が急接近する事に繋がっている。
そして地底でのイーガ団及びコーガ様との戦いを経て、ガノンドロフがハイラル城の地底最深部にいる事を知ったリンクは討伐に向かうのだった。
以上がガノンドロフに関する本編での流れだが、自由度の高さが売りの本作では前作と同様、各地の異変も神殿の攻略も全部すっ飛ばしてチュートリアル後でいきなり戦闘に挑む事が可能。
肝心の居場所についても、冒頭のムービーを観るとハイラル城地下で発見されたガノンドロフがそのまま地底に沈んでいってる事、いかにも怪しげなハイラル城の地底が緊迫したBGMと強敵犇めくラストダンジョン感溢れる場所である事から、イーガ団のイベントをこなさなくても大凡察しが付いたりする。
ただし魔王までの道のりは極めて過酷であり、後述する戦闘の一部が誇張抜きでシリーズ最大級の難易度に跳ね上がるが…。
【戦闘】
ガノンドロフが最深部に座する「ハイラル城の深穴」は、実質的なラストダンジョンという事もあって複数の階層で構成されている。
入り組んだ地形に屈強な魔物が多数蠢く「瘴気の動脈」を踏破し、物語の冒頭にリンクとゼルダが調査した「神代の遺跡」の奥へ進むと、魔王が解き放たれた場所にして全ての始まりである「封印の跡地」に辿り着く。
既にもぬけの殻となった跡地より下…「瘴気満ちる魔窟」に降り立てばガノンドロフは目前である。
魔窟の奥にはハイラルの地底最下層へと続く穴が空いており、底に「とびこむ」事でいよいよ戦闘が開始する。
一度戦闘に突入するとワープによる脱出もセーブも出来ないため、消耗している場合はここでワープマーカーを残して撤退し、料理や装備を十分整えてから挑もう。
また、セーブ不可という事は裏を返せば素材の消費も記録されず、ラストエリクサー症候群で使ってこれなかった貴重なスクラビルド素材を心置きなく使える戦いでもある。
前哨戦
▶ ハイラルの地底に集結せし ◀
魔王ガノンドロフの軍勢
「瘴気満ちる魔窟」の最下層に降りると魔物の大群が現れ、魔王の元に向かおうとするリンクの行く手を阻んでくる。
ここで(事前に秘石を解放していれば)五人の賢者が参戦し、リンクと共に戦ってくれる。
軍勢は以下の四種類の魔物で構成されており、一軍団を倒す毎に敵のゲージが減っていき、また次の軍団が出現する形式になっている。
- ボコブリン軍団
- 赤ボコブリン
- 青ボコブリン
- 黒ボコブリン
- 黒ボスボコブリン
- リザルフォス軍団
- 緑リザルフォス
- 青リザルフォス
- 黒リザルフォス
- ギブド軍団
- ギブド
- モスギブド
- モリブリン軍団
- 赤モリブリン
- 青モリブリン
- 黒モリブリン
数の多さに最初は圧倒されるが、最上位の白銀個体が出てこないので全体的な耐久力はそこまででも無く、バクダン花等の広範囲スクラビルド攻撃を弓矢で連射していけば一気に蹴散らせる。
ウルトラハンドで作ったものはウェーブが進んでも保持され、かつエネルギーも復活することから、ゾナウ兵器を用意して攻撃するのも非常に有効。
ただし、ギブド軍団に関しては予め属性攻撃で弱体化させておかないと物理攻撃が殆ど通らないため、ルージュの雷の力を積極的に活用した方が良い。
全ての軍団を倒すと、今度はフリザゲイラ・ボルドゴーマ・オクタコス・クィンギブド・奪われしゴーレムら神殿に巣食ってきた魔物達が一気に出現し、リンク達を挟み撃ちにしようとする。
ここで賢者達がそれぞれに因縁のある魔物達との一騎打ちを挑み、足止めを買って出てリンクを先に行かせてくれるのだが、各神殿で倒していない場合は前作のカースガノンよろしく対応するボスと戦わなければならない。
おまけにハイラル城のファントムガノンも撃破していない場合はこの面子に加わるため、各地のイベントを無視して挑むと雑魚ラッシュ四連戦&ボスラッシュ六連戦の最大10連戦を強いられる事になる。
もっともこのうち三体はギミック依存のボス戦なため、一番キツいのは数の暴力で攻められる最初の軍勢だったりする。次点でファントムガノンとクインギブド。奪われしゴーレム戦は瘴気の足場がないためむしろ魂の神殿戦より遥かに楽
そんな激闘を乗り越え、ハイラル城の地底最深部「瘴気の源流」に乗り込んだリンクは再びガノンドロフと対峙する。
わずかな気概も失われて忌々しい光で溢れた安穏な世界を嘆きながら、力を取り戻した魔王は瘴気で身体を覆い…
第一戦
▶ 封印より蘇りし者 ◀
魔王ガノンドロフ
―――――――――――――――――――――――――――――――――
「刮目せよ…」
「真の王の復活と」
「その世界の始まりを!」
瘴気の力でミイラの姿から人間時代の肉体へと再生し、王としての自負を語ってリンクに戦いを挑んでくる。
戦法としてはあらゆる武器を使いこなす武人らしく、瘴気で象った剣・槍・金棒・弓の四種類を自在に操り攻めてくる。
武器を振るうと同時に瘴気も撒き散らす戦闘スタイルはファントムガノンと共通だが、ゆったりとした動きで隙の多かったあちらよりモーションが洗練されている。
瘴気の剣による回転斬りや槍を構えての突進、金棒で遠距離から瘴気を飛ばしてきたり地面に叩きつけてフィールド全体に衝撃波を発生させる等、遠近両方に対応した技で粉砕してくる。
最大の特徴としてリンクの攻撃をジャスト回避してくる事があるため、攻撃したつもりが手痛い反撃をもらう事も。
敵としてジャスト回避を使ってくるのはガノンドロフだけであり、武人としての技量の高さを伺わせる。
プレイヤーからしてみれば「今までの奴らと違う」という印象を抱くに十分すぎる演出であり、初見では確実に度肝を抜かれることであろう。
他にない優れた体術とあらゆる武器を使いこなす知恵・技能でこれまでを切り抜けた主人公リンクに全く同じ地平で対抗してくる、まさしく作中最大の強敵なのである。
他にもこの時点では発動が稀なものの、弓矢を始めとした一部の瘴気攻撃を喰らうとハート自体が粉砕されてしまう。
こうなると瘴気対策用の料理でも回復できなくなり、何度も喰らえばジリジリと体力を減らされていくので要注意。
この効果によって一度に砕かれるハートは防具に関わらず最大1個ずつであり、ゲーム冒頭のような一気に27個削られる理不尽は流石にないが、それでも回避スキルがないと間違いなくジリ貧に陥る。
対策として有効なのは、やはり対魔王用に新生した退魔の剣だろう。
事前にイベントで入手する必要はあるが、瘴気系統の敵には威力と耐久が大幅に上昇するため非常に心強い。
特にガノンドロフに対しては耐久力無限化に加えて60もの威力を発揮するようになり、スクラビルドで強素材と合体すれば更に火力を高める事が出来る。
また入手していれば直前の戦闘で眠りについていても、開始時の演出と共に全快&無限状態でスタートするため、必然的にこれ1本で立ち向かうことになるだろう。
これまでとは一線を画す強敵だが、この時の力はあくまで何の強化も施していない素の状態。
魔王にはまだ、持つ者の力を倍加させる秘法「秘石」があった。
「久しい感覚だ」
「血が沸き 肉が踊る…」
「そして身体の隅々までが 更なる力の解放を 渇望しておる……」
何とか倒す事に成功すると、久方ぶりの戦いに酔いしれるガノンドロフは徐々に力を高めていき、「闇」の刻印が浮かび上がると共に変貌を遂げ…
第二戦
▶ 秘石の力を解放せし ◀
魔王ガノンドロフ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「幕引きの時間だ」
「今度は腕だけでは済まさぬ」
秘石の力を解放し、かつて賢者達を退けた姿の第二形態へと移行する。
この戦闘時限定の仕様として体力ゲージが通常より二倍の長さへと画面右まで延びていき、秘石で倍加された能力を視覚的に&例外的に分かりやすく演出している。*1
戦闘スタイル自体は引き続き瘴気武器を軸にしたもので、攻撃モーションも共通なので第一形態に対する戦法で攻略できる。
ただし開始早々、強化された状態から畳み掛けるように自身の分身を四体も呼び出し、五人掛かりで袋叩きにする極悪戦法を取ってくる。
ここで因縁の魔物を倒してきた賢者達が一足遅れて参戦し、分身ガノンドロフの対処を請け負ってくれる。
もちろん賢者を仲間にしていなければその数だけリンクに矛先が向かい、一つも神殿を攻略していない場合は結局ガノンドロフ全員を相手する羽目になるのだが…。
ただし分身は攻撃範囲にいなければゆっくり近づいてくるのみなため、実のところ離れながら戦い続ければ一対一と何ら変わりない。
固まってのんびり歩いてくるガノンドロフの群れはなかなかにシュール。
体力ゲージが半分まで削れると分身を解除し、本体に瘴気を集中させて放つ強烈な衝撃波で賢者達をノックダウンさせてしまう。
第一戦と同じ一騎打ちの状況を作り、いよいよ魔王としての本領を発揮してくる。
この状態になるとハート粉砕効果のある瘴気攻撃を多用し始め、リンクの最大体力を容赦なく削ってくる。
周囲を瘴気で覆いながら弓矢で射貫いたり、瘴気に追尾させつつ槍で突進したりといった遠距離攻撃も積極的に活用してくる。
また、この瘴気攻撃などには盾が耐久に関わらず数発で砕かれる特殊効果もついている。これは今作最強の盾であるハイリアの盾すらも例外ではない。
防御が苦手ならば、盾ポーチを拡張して持てる数を増やしておいた方が良いだろう。
加えてジャスト回避の技術もより研ぎ澄まされ、ジャスト回避からラッシュ攻撃しても更にジャスト回避してくる。
言うなればジャスト回避返しであり、リンクもその反撃をさらに連続でジャスト回避するジャスト回避返し返しを仕掛ける事でようやくラッシュ攻撃が当てられる。
この時、ガノンドロフがジャスト回避中の腕の構え方で次の攻撃が横薙ぎか縦振りか決まるためよく観察しておくこと。
対抗手段としてマスターソードはこの一戦でも変わらず有効で、ハートを砕く瘴気攻撃も回転斬りで跳ね返せば逆にダメージを与えられる。
どうしても突破できないようであればロケット盾や焚き火などで空中に飛び上がり、弓矢のスローモーションを利用してヘッドショット連射でゴリ押すのも手である。
ジャスト回避返しについても、ジャスト回避の順番がガノンドロフ→リンクの場合は発動しないという弱点がある。
そう、こちらからのジャスト回避返しには対応できないのだ。
腕に自信があれば、わざと手を出し反撃を誘ってからジャスト回避返しを決めると時間的にも無駄がない。
また、ハート粉砕効果で実質体力を削ってくることに対するバランス調整のためか、普通にダメージを与える攻撃力は第一形態よりやや低め。
そのため焦らず攻撃を見切れば、ハートが残り少なくとも十分に勝ち目はあるようになっている。
とはいえ、上記の通り防御を貫通してくる手段が多数ある上にこちらから攻め込む隙もなかなか見出しづらく、油断すると第一形態同様にジリ貧は必至。
激闘に次ぐ激闘を制すると、万物を統べる王たる自分が人の子一匹に敗れ去った事が認められないガノンドロフは、勝利を捥ぎ取るべく最終手段に打って出た。
「最早 自我も肉体も要らぬ!」
「貴様らを地獄の道連れに…」
「永劫の闇で 世界を終わらせてくれるわ!!」
力の源たる秘石を強引に引き千切ると、なんと自ら喰らってしまった。
秘石に纏わる伝承の一つ…『秘石を呑んだ者は長生不老の龍となり 永劫の時を手に入れる 龍へと姿を変えた者の心は 永劫に戻らない』とされ、禁じられた術「龍化の法」を試みたのである。*2
龍化によって瘴気の塊へと変貌を遂げた魔王はリンクごと巻き込みながら地底を脱出し、深穴よりハイラル城を破壊しながら空高く昇っていった。
かつての厄災ガノンを彷彿とさせるその姿は、体表の瘴気が晴れていく事で実体として露わになり…
最終戦
▶ 龍化せし魔王 ◀
黒龍
ゾナウの禁呪をもって変生せし、比類なき巨体を誇る漆黒の龍。
剣士リンクに勝利する…ただそれだけのために、自我も肉体も、魔王の称号も、「ガノン」の名も捨て去り、ハイラル全てを滅ぼさんとする破壊と瘴気の化身に成り果てた。
リンクも牙に挟まれて身動きが取れず、もはや誰も黒龍の暴走を止められないかに思われたが…そこへもう一体の龍「白龍」が現れる。
黒龍は噛み付きによって撃退しようとするが、口を開いた事でリンクが開放され、攻撃を避けた白龍に回収されて更に空高く昇っていく。
魔王との永き因縁に終止符を打つべく、ハイラルの勇者は白龍と合力して最後の戦いに臨む。
(ちなみにマスターソードを入手していない場合はここで入手イベントが入る。他の入手方法と違い、頑張りゲージは要求されないため、黒龍戦では必ずマスターソードを所持した状態となる。)
最終決戦は前作の魔獣ガノンと同様にイベント戦の趣が強く、黒龍の背にある四つの弱点部位を破壊していくフリザゲイラ方式の戦闘になっている。
一つの部位を破壊する毎に黒龍の背から振り落とされるが、その度に白龍が頭部で受け止めて上空まで昇り、そこから飛び降りて再び黒龍の背で弱点部位を破壊する…といった事を四回ほど繰り返していく。
弱点部位にはどの武器でもダメージを与えられるが、黒龍戦におけるマスターソードは今作ブッチギリとなる300もの威力に跳ね上がっているため、演出的にも素直に退魔の剣を使うのが良いだろう。
黒龍側も黙って攻撃されるわけではなく、リンクが白龍からダイビングしている最中に巨大な瘴気の玉を大量に打ち込んでくる。
この瘴気には例によってハート粉砕効果が付与されているので当たると危険だが、あらゆる方向に乱れ打ちされるのでリンクの方へはあまり飛んで来ず、もし当たりそうになっても白龍が庇ってくれる。
こちらから積極的に行かなければむしろ当たれないレベルなので、そこまで警戒しなくても大丈夫である。
しかも第二形態までで消滅したハートが黒龍戦の開始時には元の数まで戻されるため、前の形態で消耗しても問題なく挑める。
四つの部位を全て破壊すると黒龍の額に秘石が露出し、弱点としてダメージを与えられるようになる。
秘石を攻撃していくと体力ゲージが尽き、最後にYボタンでマスターソードによる「とどめ」を刺せばようやく勝利できる。
度重なる攻撃で限界を迎えた秘石はついに砕け散り、龍としての肉体を保てなくなった黒龍は全身から瘴気を吹き上げ、徐々に崩壊していった。
既に自我が失われた中で何を思ったのか、最期は天に向かって昇りながら死を迎え、爆散・消滅した。
ガノンドロフ討伐
COMPLETE
【戦闘BGM】
これ程の段階戦闘だけあってBGMも非常に豪華。
前哨戦の魔王の軍勢戦は通常の雑魚戦のアレンジながらも非常に勇ましい曲調であり、まさに「負ける気がしない」と思わせてくれる。
第一形態は打楽器が中心で、中盤には力強いコーラスとともにお馴染みガノンドロフのテーマが織り込まれる。
全体的には静かな曲調であり、嵐の前の静けさとでも言うべきオーラが漂う中響くガノンドロフの掛け声がプレイヤーに緊張感を与える。
そして、第二形態で秘石の力を開放すると共に曲調も一転して威厳のある激しいものとなり、イントロは『時のオカリナ』のガノンドロフ戦のアレンジ・第二形態後半戦の一騎討ちでは前作のカースガノン戦のアレンジとなっている。
賢者たちが加勢するタイミングで一度明るいメロディになるなど、本作及び前作の特徴であるシームレスな曲の移行も存分に味わえる。
また、ガノンドロフの容姿同様に「和」の要素も取り入れられている。
第三形態・黒龍との戦いではゼルダの子守唄をイントロに始まり『ティアーズオブザキングダム』『ブレスオブザワイルド』のメインテーマのフレーズも駆使した壮大な楽曲が使われており、決戦の舞台が大空なこともあってある種の爽やかさすら感じられるものとなっている。
追い詰めていくとガノンドロフのテーマに該当するフレーズが消え、とどめを刺す寸前には短いフレーズの繰り返しになるなど、前作の魔獣ガノン戦と似た演出が取られている。
【余談】
- 善良さの欠片もない外道な悪役として描かれている*3今作のガノンドロフだが、ソニア殺害時に見せた顔芸の域に至っている満面の笑顔や、現代では偽者としてゼルダに成りきって暗躍した事からネカマ・バ美肉呼ばわりされたり、ネタ要素もしっかり備えている。
発売前情報ではガノンドロフの立ち位置についてほとんど情報公開されていなかったため「今作ではガノンドロフは味方側で登場するのでは?」「リンクの仲間たちと同じく勾玉を持っているということはまさかの賢者デビューか?」「勇者の壁画とガノンドロフのシルエットが似ている」という事前考察をしていたファンもいたようである。
勿論、蓋を開けてみればガノンドロフは微塵の味方要素もないハイラル最強最大の巨悪であったし、勾玉はソニアを殺害して入手したものであったし、壁画の勇者とシルエットが似ているのに至っては何でもない思い過ごしであった。
- 『ティアーズオブザキングダム』ではツインローバが登場しないものの、「龍の泪」から見られる過去の記憶では彼女らに相当する従者*4が存在している。
更に、ガノンドロフ及びファントムガノンが使用する瘴気武器・魔王の弓をよく見ると彼女らの名前が刻まれている。風タクの時といいどんだけおばあちゃん好きなんだ
- 最終決戦中に撮影すればしっかりハイラル図鑑に登録される他、黒龍以外はキルトンに写真を提供することで人形を作ってもらうこともできる。
人形は撮影時の状態を反映して作成されるため、複数の武器を使いこなす上にそれぞれに専用モーションがあり、さらに通常形態と第二形態で印象も大分変わるガノンドロフは特定のポーズを狙いにくい難敵とも、見栄えのするポーズが大量にあり何個も人形化する価値がある極上の被写体とも言える。
- ストーリー上ではガノンドロフを倒すためのマスターソードの必要性が何度も強調され、マスターソードをリンクが手にすることは物語の中核をなしているが、実は上述下通り、理論上は最後のとどめの演出を除けば、ダメージを与えること自体はマスターソードでなくても良い。
- 声を担当した高口公介氏は、ゼルダシリーズでは『ゼルダ無双』にてダルニアを演じた経験がある他、任天堂の他作品では『スターフォックス64 3D』以降の作品でファルコとウルフを演じている事でもお馴染み。
また、Botwの外伝である『ゼルダ無双 厄災の黙示録』にて厄災ガノンの声も担当していた事がクレジットから推測されている。
黙示録では他にもチューリの活躍が示唆されたりしており、次回作にあたるティアキンの要素をこの時点で鏤めていたのかもしれない。
追記・修正は復活早々ゼルダ姫に成りきってお願いします。
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*2 龍化の法をガノンドロフがどこで知ったかは不明。
*3 ガノンドロフが明確に女性を手に掛けたのはシリーズ初
*4 衣装の色合いや肩から下げた布で名前も確認可能
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