登録日:2022/06/18 (土) 23:12:10
更新日:2024/06/20 Thu 10:31:26NEW!
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チョロq チョロqhg4 レーサー ノルキア レース貴族 故人←故台? ゲープコッチの三本槍 こたえはもちろんだとも フェラーリ・250gt
ぼくとノラヒカはライバルであり、しんゆうだった。
ぼくはあいつといっしょに、レースにでたことを、しょうがいわすれてないよ
ノルキアとはチョロQHG4に登場するキャラクターの1人…いや、1台か?
モデルとなった車種はフェラーリ・250GT
◆概要
作中では既に亡くなっているものの、嘗ては主人公の師匠であるノラヒカ、レース帝王ケーニヒと肩を並べる実力を有していた凄腕の男性レーサー。
この3台は「ゲープコッチ*1の三本槍」と称され、レーサーたちの間では伝説的な存在であった。
しかし、ある時のレース中の事故により、命を落としてしまうことに。
(ゲーム開始直後に流れるノラヒカが見ていた悪夢こそが、このノルキアの事故が発生した時のレースであった。)
後にノラヒカ自身が語った話によれば、彼が現役だった頃はレース界は未だ古い考えが根付いており、
女性や貧困層には縁遠い、金持ち男貴族たちの遊びという風潮が強かった。
ノラヒカ自身もレーサーの門戸を叩いたはいいものの、貧困層出身だったが故に、周囲の貴族レーサーたちからは常にバカにされ続けていた。
そんな中で唯一、自分をバカにせずに声をかけてくれたのがノルキアだったとのことで、
きみのはしりはせかいにつうようするよ、つづけたまえ
と、勇気づけられたのをきっかけに、共にメキメキと才能を伸ばしていくことになる。
そして共に当時から最強として名高かったレース帝王、ケーニヒの打倒を共に誓い、
やがて3台は「ゲープコッチの三本槍」として名を馳せていったとのこと。
しかし、前述のようにノルキアはレース中の突然の事故によりそのまま帰らぬ存在に。
ノルキアの死を境に、元からレース貴族の中でも一匹狼であったケーニヒも忽然と表舞台から退場。
唯一残されたノラヒカは生活のために闇レースに身を落としてしまうなど、
ノルキアの死をきっかけに、残された者たちにも暗い影を落としてしまうことになった。
本編においてはノラヒカの頼みで、彼の墓に彼が好きだったブブレラウムの花を持って墓参りに向かうイベントがあるのだが、
その際に霊体として主人公の前に登場。
項目冒頭の言葉にあるように、ノルキア自身もまたノラヒカのことを最高の親友だったと語った上で、
ひとつ、おねがいがある、あいつにつたえてくれ
こたえは、もちろんだとも、って。
と、主人公にノラヒカへのメッセージを託した。
このことを主人公がノラヒカに伝えたところ、ノラヒカは涙ながらにあの日のことを語り、
レース前にちょっとしたすれ違いから2台は喧嘩しており、ノラヒカ自身はレース後に謝ろうと思っていたものの、
その機会が訪れることなくノルキアは事故によって天まで突っ走っていってしまった。
事故の瞬間、ノラヒカはノルキアの幻を見たような気がして、
おまえはおれのこと、しんのともだと、おもっていたのか?
と、問いかけていたとのこと。
そしてそれに対するノルキアの答えが上述の通りであったことを知り、
長年のわだかまりが氷解したノラヒカは只管に号泣していた。
以下、エンディング後のイベント含めた盛大なネタバレ含む。
わたしはノルキア。ちょっとはらっぱに、あそびにきてみたの
だいすきな、ケーニヒさまにあげる、おはなをさがしているんです。
エンディング後にブラチータウンの噴水前にいるメクタカリトの協力で、過去へタイムスリップを行うと、
エンディング前にはいなかった生前のノルキアと出会うイベントが発生する。
…が、この時のノルキアは明らかに女性として振舞っており、
墓参りのイベントやノラヒカの回想で語られた姿との矛盾に疑問を浮かべたプレイヤーも多かったことだろう。
この際、ノルキアはレーサーの存在も知らなかったようで、既にケーニヒを倒し最強のレーサーとなっていた主人公から、
レースの楽しさと熱さを語られたことで、自分も将来レーサーになってみたいと思うようになった。
その後、彼女の協力でケーニヒが気に入る花=ブブレラウムを探してあげるミニゲームが発生し、
見事達成すると、彼女のテーマソングである「ノルキアなきぶん」のCDを貰える。
因みにこのノルキアなきぶん、某ジブリ映画のBGMに酷似していることでプレイヤー間では有名。
過去における出番もこれっきりであり、本編中では明確な答えが提示されないままであったが、
今は無き公式ホームページおいて、スタッフの口から彼女とケーニヒに関する全ての真実=裏設定が語られていた。
彼女のフルネームはノルキア・テレメゴールと言い、嘗てゲープコッチにグランプリ制度を設立した四大貴族の一つの生まれ。
そしてレース帝王にして同じ四大貴族家系出身のケーニヒ・クロイツナッハとは幼少の頃からの親友にして幼馴染でもあった。*2
2台が幼少の頃、お互いの両親がサーキット建築の際に起きた事故に巻き込まれて亡くなってしまい、
共に天涯孤独の身の上だったため、ケーニヒはノルキアを自身の宮殿へと招き、以降は使用人のヘリコスト共に3台で一緒に生活を続けていたとのこと。
そして共に生活を続けていく中でノルキアは、異性としてケーニヒを好いていくようになる。
後、成長したケーニヒはレーサーとしての初陣を飾ることになるのだが、
上述したタイムスリップイベントでノルキアは自身もまた主人公からレーサーとしての魅力を教えられていたことと、
大好きなケーニヒを遠く離れた場所で見守るだけということに我慢できず、自分もレーサーとなってケーニヒと共に走るようになったわけなのである。
が、これまた前述のように当時の古い慣習が根付いた環境では、女性である自身が堂々とレーサーを名乗るわけにもいかず、
結果、男のフリをしてレーサーとなり、ケーニヒとも肩を並べる才能を表していったということなのである。
そしてその過程でノラヒカとも出会い、ケーニヒを除いた純粋な親友として信頼を深めていくことになった。
ところがある日、自身が女性であるという最大の秘密を、ニャキータウンの悪徳政治家チャーランキに知られてしまい、
「秘密をバラされたくなかったらケーニヒを妨害してレースで優勝させるな」という脅しをかけられてしまう。
自身の秘密と敬愛するケーニヒの名誉……双方を天秤にかけ、そのどちらも失うことができなかった彼女は、
その果てに自身が犠牲になる道を選び、あの日の事故へと繋がってしまったというのが真相であった。
尚、この直前にノラヒカと起こしてしまった喧嘩の内容というのも、
「自身が女性であるという秘密を明かし切れず、女性がレースに参加する是非について問いただしていた」とのこと。
良くも悪くもストレートで頑固者なノラヒカはいきなりの唐突な質問に面食らってしまい、それで仲たがいを起こしてしまったらしい。
……ファンシーな世界観の子供向けレースゲームの登場キャラクターとしては、
なかなかどうして重たい設定を持つ存在と言える。
◆関連キャラクター
ノラヒカ
主人公の師匠にして頑固者なレースバカ親父。ゲープコッチの三本槍の1角。
ノラヒカ自身はノルキアが女性であったこと、ケーニヒとは幼馴染であったことは最後まで知ることなく、
自分と親友になってくれた変わり者の男性貴族レーサーという認識のままであった。
ノルキアの方としても、自身が女性であることはケーニヒしか知らない最大の秘密であったため、
例え親友であったノラヒカにも易々と明かすわけにもいかず、そのことをずっと引け目に感じていたとのこと。
ケーニヒ
ゲーム上における事実上のラスボス。帝王と称される実力を持つ最強のレーサーにしてゲープコッチの三本槍の1角。
本編内ではノルキアとの関係は終ぞ語られなかったものの、彼もまたノルキアにとってはノラヒカと同様に大切な存在であったと思われる。
ノルキアの死後レースの表舞台から姿を消し、その後主人公が自身に挑戦してくるまでの間、どのような心境で日々を過ごしていたのだろうか…
そしてエンディング後はノルキアの後を追うように、ケーニヒもまた病死してしまうのがあまりにも悲しすぎる…
チャーランキ
闇レースことデスカップの主催者でもある腹黒悪徳政治家。
自他ともに認める根っからの悪人ではあるものの、流石に命のやり取りにまで手を染める冷酷非道ではなかったようで、
自分の脅迫によりノルキアが命まで落とす結果になってしまったことについては、心根ではずっと悔いていたと逮捕後の主人公への手紙に記されている。
追記・修正は真の友がお願いします。
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*1 作中世界の名称*2 他の四大貴族家系はケーベルトが属するリュクセンドッフ家、アニアが属するキスババ家がある。
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