ガールズキラー(フリーゲーム)

ページ名:ガールズキラー_フリーゲーム_

登録日:2022/05/08(日)
更新日:2024/06/18 Tue 13:46:27NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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フリーゲーム ホラー ホラーゲーム 追いかけっこ 百合 殺し屋 暗殺者 ゾルディック家 ゲーム 包丁娘 撲殺少女 チェンソーガール ステゴロメイド ガールズキラー




ガールズキラーとは、夕闇の季節氏が制作したフリーゲーム。
夕闇の季節氏の作品は『怪異症候群シリーズ』のようなオカルトを題材としたホラーゲームが多いが、本作は少々毛色が違い、お化けは一切登場せず一貫して人間相手の追いかけっこが描かれる。要は和風ではなく海外風のホラーである。
他にも、登場キャラクターが女の子ばかりで百合を思わせる展開もあったり、一方で少年漫画のような熱い展開もあったりと、様々な個性を持った異色作である。
ボス戦中は気合いの入ったボイスが付いているのも特徴。



『あらすじ』
ホノカは親友のリサの15歳の誕生日を祝うため彼女の家を訪ねるが、なぜかリサの姉や妹に命を狙われる。
彼女達に捕らえられていたリサを問いただしたホノカは、衝撃的なことを告げられる。『私の家族は、全員殺し屋なんだ』と…。



『用語』


  • コンドー家

リサの実家。表向きは資産家の一族だが、その裏の顔は代々殺し屋を営んできた一族。この家に生まれた者はみな例外なく殺し屋としての教育を受け、若いうちから人殺しを実際に経験させられる。
そして一人前の殺し屋として認められるための試練として、『最も親しい友を殺すこと』がある。つまりホノカがコンドー家の者から狙われるのは、リサに殺させるためである。
現在は当主が出奔中なので家族は娘の三姉妹だけなのだが、三人揃って美形なので裏社会ではアイドル的人気があり、スポンサーも多いのだという。時には変態から自分を殺してほしいと依頼が来ることもあるとか。本人たちは至って真面目でストイックなのでそういった扱いは不満そうだが。
モチーフはおそらくゾルディック家。リサがキルア、エミがカルト、ナナがイルミだと考えればわかりやすい。



『登場人物』


  • ホノカ

主人公。リサの誕生日を祝うために彼女の家を訪ねるが、そこで恐ろしい目に遭うことになる。
性格は友達思いで純粋。自分の命が危険な状態にもかかわらずリサのことを心配して涙を流すほど。だが当主の思惑によってリサとの関係に亀裂が入ってしまい…。


  • リサ

ホノカの同級生であり親友。コンドー家の次女。ヤンキー風の性格だが、家の掟に反発した結果こうなったらしい。
殺し屋としては誰からも認められている才女で、彼女自身過去に何人も殺してきているが、親友のホノカを殺す『試練』だけは拒み続けている。
『ホノカを殺したくない』のであって『人殺しをしたくない』わけではないらしく、作中ではセクハラ紛いの態度を取った相手を衝動的に惨殺している。また、ナナが自分より強かったのは昔のことだと強調したり、ある人物に惨敗したあと自分の方が実力は上だと負け惜しみを言ったりと、家業は嫌いでも家族の中で自分が優秀であることには割とこだわりがあるらしい。
中盤では当主の洗脳で正気を失い、ホノカへの愛を叫びながらチェンソーを持って追いかけるという奇行に走る。ボス戦では『チェンソーガール』の肩書きで、チェンソーを使った派手な大技を繰り出しながら厨二病じみた技名を叫びまくる。洗脳のせいなのか素なのか…。


  • エミ

コンドー家の三女。6歳の幼女だが、笑いながら包丁片手にホノカを追いかけ回すサイコパス。以前同世代の女の子を殺害したことが示唆されており、早くも『試練』はクリア済みらしい。
まだ幼いため本格的に殺し屋の仕事はしていないが、本心から殺しを楽しんでいる末恐ろしい幼女。コンドー家でも異質な存在のようだ。
ボス戦では『包丁娘』の肩書きで登場。じゃんけんやかくれんぼの掛け声に合わせて包丁で攻撃を仕掛けてくる。


  • ナナ

コンドー家の長女。引きこもりがちで本の虫だが戦闘能力は高く、リサも彼女のことはかなり恐れている。ただ眼鏡がないと何も見えないという何とも可愛らしい弱点がある。
自分の『試練』のとき『持病の発作を起こした親友を見殺しにする』という反則スレスレの方法でクリアしたことに負い目を感じており、自分より才能のあるリサを立派な殺し屋にすることに執着している。
ボス戦では『撲殺少女』の肩書きで登場。分厚い本や巨大なハンマーで殴りかかってくる。


  • ユリコ

コンドー家に仕えるメイド。ホノカが思わず見惚れるほどの美人。
普段はナナに忠実に振る舞っているが、こっそりホノカに助言するなど良心を見せることも。だが当主からリサを洗脳するよう命じられればその通りにするなど家に仕える者としての仕事が第一。


  • 当主

コンドー家の当主であり三姉妹の父親。2年間家を留守にしていたが、突然帰宅するとユリコを介してリサを薬で洗脳しホノカを殺させようとする。
娘の前でも黒いマントで顔を隠すなど不可解な行動をとっているが…。





以下ネタバレ








  • ユリコ

当主を殺害して成り代わり、コンドー家を陰から支配していた張本人。本作のラスボスである。
これまでの行動も全て演技。ホノカを助けるような行動をしたのも、ホノカをリサに殺させるのに邪魔が入らないようにしていただけだった。
その戦闘能力はコンドー家最強。三姉妹とは違って武器を使わない素手喧嘩ステゴロスタイルであり、本性を現すやいなやリサを圧倒してみせた。


彼女の正体は、三姉妹の実の姉『ミオ』。優しすぎる性格故に暗殺者失格と判断され、8歳のときに両親に捨てられた。本来なら不適格の子供は処分されるのが掟だが、流石に自分の子供を手にかけることはできなかったため放逐にとどまった。
その後、一人で逞しく生き延びながら両親への復讐を誓い、武術家の老人に弟子入りして腕を磨くと、メイドとしてコンドー家に潜入し当主夫妻を殺害、当主に成り代わり裏から家を支配していた。


妹達に対しては『両親の愛を独占した』として妬んでいる一方で、自分の手で殺してしまった両親への手向けとして強く育てることを誓うなど、愛憎入り混じった複雑な感情を抱いている。
かつて自分の弱さゆえに親に捨てられたことから『強さ』に執着している節がある。実際、彼女の本拠地らしき別館地下にはプロテインなどが置かれたトレーニングルームらしき部屋があり、コンドー家に来た後も休まず身体を鍛え続けてきたことがうかがえる。一方で家族写真や幼少期の玩具などが置かれた部屋もあり、玩具を壊されると子供のように取り乱して隙だらけになるなど、精神的には脆い一面もある。


館から脱出しようとするホノカの前に最後の敵として現れる。肩書きは『ステゴロメイド』。
一切の小細工無く己の肉体のみで攻めてくるユリコに対して有効な攻略法など無いに等しく、ゲームの腕前だけで勝負することになる、まさにステゴロである。
ラスボス戦bgm『The Reaper, named Phoenix』は名曲。











追記・修正は最も親しい友を殺してからお願いします。


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  • ちょいちょいクロックタワーに似てたな -- 名無しさん (2022-05-08 16:27:35)
  • 写輪眼じゃねえかと思ったらしっかりリンク貼ってあって草 -- 名無しさん (2022-05-10 11:22:11)

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