フガン/ムガン(TIGER&BUNNY 2)

ページ名:フガン_ムガン_TIGER_BUNNY 2_

登録日:2022/04/15 Fri 16:00:02
更新日:2024/06/18 Tue 13:33:43NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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next ムガン ウロボロス 宮野真守 小野賢章 釘宮理恵 木下浩之 双子 孤児 銀髪 アルビノ ワープ 見た目は大人、頭脳は子供 愉快犯 恩返し 傀儡 哀しき悪役 tiger&bunny 本編より先に立った項目 迫害 フガン ニコライ・ブラーエ アンチスパイラル←ではない マッツ・ミケルセン←ではない ダメージ吸収 ダメージ無効 フギンとムニン 信ずるは己の力のみ コマ←ではない tiger&bunny 2



「こっちがムガンでぇ」


「こっちがフガン」


「二人でこの街のヒーロー全員やっつけちゃう〜♪」



フガンとムガンは、『TIGER & BUNNY 2』の登場人物。
また、この項目では同作に登場するニコライ・ブラーエについても少々解説をする。


CV:宮野真守(フガン)、小野賢章(ムガン)、釘宮理恵(両名の幼少期)、木下浩之(ブラーエ)


所属:ウロボロス



【概要】
ヒーロー襲撃事件の犯人である、NEXT能力を持った謎の双子
肌や髪、衣服も含め全身真っ白の容姿をしている。
ロングヘアのオールバックで衣服の右腕や各部ラインが金色、コートの裏地が緑色なのが兄のフガン。
ショートヘアで衣服の左腕や各部ラインが銀色、コートの裏地が赤色なのが弟のムガン。
ちなみに、フガンは幼い頃は髪はセミロングの真ん中分けであった。


L.L.オードゥンを超えて最強であることを証明する」というのが目的。
L.L.オードゥンとは、親が犯罪者であるためにヒーローの認可を受けられずにヒーロー活動をしていた最強のNEXTであり、Mr.レジェンドのライバルとも言える存在。
彼が17名のヒーローを倒した事から、フガンとムガンは二人で18名ずつ、併せて36名のヒーローを倒そうとしていた。
そして、24名を倒したところで、12名のヒーローが活動しているシュテルンビルトを訪れ、ヒーロー達に牙を剥くこととなる。


ウロボロスの一員であるブラーエを「おじちゃん」と呼び慕っている。



【性格】
子供らしいを通り越して、子供そのものな性格。
真面目な雰囲気には長時間耐えきれず、戦ってる間も相手を茶化したり揚げ足を取ったりと、とにかく軽薄な印象を与えられる。
思ったことをすぐ口に出して秘密をしゃべってしまう軽率な面も見られる。
子供じみたワガママで相手を振り回す事もあり、結果としてそれがヒーローの策を破綻させた事もあった。
また、相手を傷つける事も楽しんでいる節があり、その点も子供らしい残酷さがあると言える。


以上から、相手を惑わすために道化を演じているというよりも、完全に子供が大きくなっただけの言動通りのキャラというイメージが強い。



【NEXTとしての能力】
フガンの能力は「受けたダメージを蓄積し放つ」こと。
ダメージの蓄積と表現したが、実際は無力化しているようなもので、本人へのダメージは一切ない。
しかも蓄積はほぼ自動で行われており、手で受け止めるような防御行為を取る必要もない。バリア能力持ちのMr.ブラック涙目。
周囲からの一斉攻撃やハンドレッドパワーを駆使した高速のラッシュも全て無力化した。
更に蓄積には上限もないようで、上記のラッシュを受けても慌てるような素振りは一切見せなかった。
蓄積したダメージは、打撃や銃撃といった攻撃の種類に因らず一律で衝撃波のようなものとして放出される。当初は威力をそのまま返す能力だったが、強化後は数倍に増幅して放つようになった。
攻撃を放つには体の一部をぶつける必要があり、例えば拳を地面に叩きつけて衝撃波を放つことはできるが、手から直接衝撃波を放つような事はできない。
また自分を殴るなどの直接的な自傷によるダメージは溜められないため、攻撃されなければ活要しにくい能力であるが、フガンは携帯している拳銃を用いる事でこの弱点をある程度克服している。
なお、流石に全てを無力化できるわけではないらしく、組みつかれたりワイヤーなどで拘束される事に対しては無力である。


ムガンの能力は「ワープ」。
単純だが制限は無いに等しく、溜めも隙もインターバルもほぼ無しで連続使用が可能。
また、触れている相手ならば一緒にワープすることが可能で、人数などの制限もないようだ。
この能力自体に攻撃力はないが、フガンとのコンビネーションや、相手を高所から落とす等、多彩な攻撃方法を持つ。
特徴としては移動先の方向を目で見る必要があること。
これはそのまま欠点に繋がっており、視界を封じられると能力も発動できなくなる。
ただ、別に見えている場所にしかワープできないわけではなく、例えば屋内から壁を見て屋外へのワープをする事は可能。
また、明言されていないが長距離の移動では何度かに分けてワープを行なっていたため、一度ワープできる距離にはある程度制限がある可能性はある。


双子である二人のコンビネーションは抜群であり、バーナビーにも「今まで戦った誰よりも強かった」とまで言わしめるほど。


ブラーエもまたNEXT能力者であるが、「左拳を握っている間、対象を停止させる」以外の詳細は不明。
本作序盤にも「触れたものを停止させる」能力をもつ者が登場し、彼に固められた人間は心肺停止の危険な状態に陥っていた。
しかしブラーエの場合は数日間停止しても能力が解除されれば(空腹になる以外は)特に後遺症もなく元に戻れたようだった。
更には固められた間も意識はあるようで、見舞いに来る相手を見たり、考え事をしたりもできた模様。
もっとも、それはそれで辛いかもしれないが。






【二人の過去とブラーエとの関係】
彼らは孤児であり、NEXT能力者である事もあって世間からは迫害され、荒んでいた。
そんな中で偶然出会ったブラーエにより保護される。
一時は孤児院で過ごしていたが、そこでも何かがあったらしく、ブラーエと暮らすことを強く望むようになる。
ちなみに身なりを整え余裕たっぷりの道化師のごとく振舞うようになったのは、ブラーエと初めて出会った際の教えを忠実に守っているためである。


ブラーエには強い恩義を感じており、ヒーロー襲撃やL.L.オードゥンを越えるという目標も実は建前で、ブラーエがウロボロスから命令されたのを知った二人が恩返しのために話を合わせてやっている事である。
信念や大義があるわけではない、ただの恩返しだけが彼らの行動の全てだったのだ。


また、ブラーエ自身も彼らに情を抱いており、彼らをコマ呼ばわりされる事には否定的である。



【ヒーローとの戦いと、その結末】
シュテルンビルトに降り立った2人は、バーナビー・ブルックスJr.をはじめとするヒーローたちを次々に襲撃、一部に対してはブラーエも手を貸し完全封殺していく。
その中で6名を拉致し、妨害電波で外部への連絡を封じたうえで狩るというハンティングゲームを実行するが、後輩たちを逃がそうとするカリーナ、ライアン、アントニオの連携によりフガンが負傷、一時撤退を余儀なくされる。
2人の身を案じるブラーエは次の機会を待つよう訴えるも、彼らは臨床実験段階のNEXT能力増強薬によるドーピングを受け、3人を蹂躙する。


無敵の能力とコンビネーションでヒーローを追い詰めていくフガンとムガン。
だが、フガンの能力には「蓄積したダメージを放出する時は無防備になる」「自分の攻撃は蓄積できずに受けてしまう」といった欠点が存在した。
また、能力を増強したせいで「攻撃を放つ反動に肉体が耐えられない」という致命的な代償まで浮き彫りとなってしまう。
戦いの中でそれらの欠点を突かれて、徐々にヒーロー達に追い詰められていく。
そうなりながらも二人は撤退しなかった。
逃げればブラーエに責任が及ぶと考えたため、最後まで諦めようとはしなかったのだ。


しかし、フガンは自身の攻撃の反動で両腕と脚が破壊されてしまう。
また、マジカルキャットが咄嗟に放った水流により、弾き飛ばされたムガンは鉄柵に串刺しになってしまった。
そして、ヒーロー達の連携によってフガンも蓄積したダメージをもろに受けてしまう。
即死こそ免れたものの、重傷な二人にヒーローらは降伏を促すが、フガンとムガンはそれを拒絶し、ワープでブラーエの元へと戻った。
ブラーエは脱走した薬品の被験者グレゴリーを追い詰めているところだったが、突然現れた瀕死の二人の元へ駆け寄った。
息も絶え絶えな二人は敗北を詫び、最期の言葉を伝える。


「今まで、ありがとう」


その直後、グレゴリーの弾丸によって二人は絶命、直後にブラーエも凶弾の餌食となった。
ブラーエは最後の力でグローブを外し、敗れたヒーロー達にかけていたNEXT能力を解除してまで二人の亡骸を抱きしめながら、息を引き取った。
こうして、一連のヒーロー襲撃事件は、静かに幕を下ろす事となった……



【ネタ】
名前の由来は恐らく北欧神話の「フギンとムニン」からと思われる。
主神オーディンの使いであり、L.L.オードゥンもそこから来ていると考えると納得のネーミングである。


ブラーエの外見は俳優のマッツ・ミケルセンに酷似しており、本編で名前を呼ばれることがほぼ無いのも相まって、ファンからは「マッツおじちゃん」「フガンとムガンとマッツ」等と呼ばれ親しまれている。



「きっとおじちゃんは、ウロボロスからの命令で僕達に追記修正を提案したんだよ」


「やってあげようか、おじちゃん喜ばすために」


「うん、育ててくれた恩返しだ」



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  • こいつら急成長してそうだよな……過去から十年経ってなさそう -- 名無しさん (2022-04-16 00:26:59)
  • 自身の恩返しが最悪の結果になるというのはなんとも悲劇的。それはそうとブラーエはタイマンでグレゴリーに勝てる見込みだったということは実は結構武闘派だったんだろうな -- 名無しさん (2022-04-18 00:38:04)
  • フガンとムガンは今までのヴィラン達に比べたらまだ憎みきれないヴィランって感じだな -- 名無しさん (2022-04-19 13:41:20)
  • ↑2 能力的に「触れさえすれば止められる」と踏んでたんじゃないだろうか。もちろん、経歴的に現場叩き上げだろうから武闘派だった可能性もあるけど -- 名無しさん (2022-04-19 13:44:52)

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