登録日:2022/01/04 Tue 00:30:00
更新日:2024/06/17 Mon 13:22:37NEW!
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Welcome to Shangri-La Frontier
シャングリラ・フロンティアは、『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』に登場する架空のオンラインゲーム。
開発会社はユートピアエンタテインメントソフトウェア(UES)。略称は「シャンフロ」。
●目次
概要
フルダイブVRマシンの現行主流機をリリースしているユートピア社が、物語開始時から約1年前に発売したVRMMORPG。R15推奨。
既存ゲームの5世代は先を行くと評され、そのクオリティの高さから「神ゲー」としての評価を揺るぎないものとしている。
発売1年後時点で登録者数3000万人という多すぎ異常な数字を叩き出し*1、「最も多くの人が同時にプレイしたゲーム」として世界記録も獲得した怪物タイトル。
所謂「異世界シミュレータ」タイプのゲームであり、ゲーム世界独自の物理法則に基づいて世界が廻っている。
プレイヤーはこの世界に「開拓者」として足を踏み入れ、各地を冒険し、時にモンスターと戦い、時に他のプレイヤーやNPC達と交流しながら世界を開拓していく……というのが基本方針となる。
フルダイブ技術が当たり前となり、様々なフルダイブゲームがリリースされている作中世界でもオーパーツのような扱いを受けている本ゲーム最大の特徴は、常軌を逸した凄まじいまでの「異世界の作り込み」。
例えば、「船」というオブジェクト一つ取っても「『船』というオブジェクトが存在している」のではなく、「各種部品が組み上げられて『船』というオブジェクトを構成している」という力の入れ様。
この作り込みがゲーム世界全体に行き届いており、尚且つ「なんでもできる」と言って良い高い自由度、遊び尽くすことができない程の大量のコンテンツが「神ゲー」たる所以である。
攻略にあたっては作り込まれた「世界観」を考察していくことが必須要件となっており、理解を深めてそれらを活用することでゲームを優位に進めていくことができるようになっている。
作者の発言を引用して例えるとしたら、「初代ファミコンが発売されて世界が賑わっている最中、突如Nintendo Switchとブレスオブザワイルドが発表・発売されたようなもの」というのが世間でのシャンフロの扱いとなる様子。
この狂的なまでの「異世界」を運営するには当然従来のPCサーバーではマシンパワーが全く足りなかったため、UESはビル一棟を丸ごとサーバーとして設計したビル型サーバーを独自開発した。
このビル型サーバーをメイン3棟+サブ7棟連結することで構築した「三幹七枝システム」でゲーム世界を維持している。*2
各サーバーにはそれぞれ管理AIが存在し、各AIがリアルタイムで各種調整やフラグ管理、クエストをはじめとする各種コンテンツの生成などを行っている。
基本的な部分の管理は各AIに任されているが、細かいところや難易度、デザイン・演出などは担当スタッフ達による人力調整である。
なお、サーバービル群はUESの社屋も兼ねている。
開発者はフルダイブ技術を発明した非現実的なレベルの超天才技術者・継久理創世。
創世が幼い頃に祖父から聞かされた寝物語*3が世界観・ストーリーのベースとなっており、UES内の原典閲覧室という小さな部屋にある旧型PCに全貌が納められている。
創世は技術力こそ凄まじいものの世界観至上主義の典型的なダメGMであり、彼女が作った設定のままでは攻略不可能なクソゲーそのものだった。
そこで大学時代の同窓生である天地律が運営に参加し、ゲームとしての仕様と共存できるよう調整された結果現在の「シャングリラ・フロンティア」が生まれた。
役割の関係上、創世と律は険悪な仲だが権限は当然創世が上なので、度々発生する創世のやらかしにブチギレながら律以下調整スタッフ達が必死に運営している……というのが裏側の実情である。
問題点
ゲームとしての成り立ちは先述した通りで、それが遠因となってシステム的に不安定な面やゲームとして破綻している部分も多々残っており、それらに気づいて疑念を抱くプレイヤーも少なくない。神ゲーの皮を被ったクソゲー。
指摘される代表的な問題点としては「一部の上位プレイヤーが特定ユニーク(シナリオ)を独占している」ことなど。
プレイヤーの人数と比較して特定コンテンツ・イベントの参加上限人数が異常に少ないのは事実であり、このような指摘は当然と言えるのだが、一方でプレイヤーの行動に応じてリアルタイムでAIが各種コンテンツを追加していくという仕様上、セオリーや周囲に倣ったプレイをするだけでは後追いするだけになってしまい、他者を羨む状況から抜け出すことはできない。
また、再現可能なコンテンツを発見したとしてもその情報を公開するか否かは発見者次第というのが一応の共通認識として浸透しているため、このような意見は愚痴・アンチ意見として流されてしまうことが多いのが実情である。
なお、そのシステムの性質上、エンドコンテンツに挑める上位プレイヤーは人格的に問題のある奴か、狂人同然の情熱や執着を持つ近寄りたくないヤバい奴であるパターンが非常に多い。
或いはそういった常識を逸脱した熱意や狂的な執着が無ければエンドコンテンツに挑むことはできないのだろうか……。
プロローグ
遥かな太古、神代と呼ばれる時代があった。
偉大なる神人達は後世に命を紡ぎ、その姿を消した。
時は流れ、神人の遺志継ぐ我々は彼らが願ったように地に広がり、そして大いなる命の流れを紡いでいく……
今を生きる我々は、歴史と遺跡の中に息づく過去の遺産から神人達の軌跡を辿る。
貴方は開拓者。東よりの風と共に現れ、幾度となく膝をつき、されど進み続け……そして風と共に消えるかもしれない者。
貴方の生きる意味は?
一振りの剣に己が身命を託す?
魔道の深淵を覗いて魔道の高みを目指す?
あるいは戦いの道を選ばないことも出来る。その全てがここにある。その全ては貴方の中にある。
さぁ、一歩踏み出して。未知を、未来を、そして可能性を切り拓いて。
それがこの地に生まれ落ちし、神代よりの子らに課せられた使命なのだから。
シャンフロ廃人・玲ちゃんが解説 『シャングリラ・フロンティア』攻略掲示板 vol.1 より
???「スキップスキップ!」
舞台・世界観
舞台となるのは地球から遠く離れた「惑星ユートピア」。
荒廃した地球を脱出して宇宙を放浪することになった移民船団が新天地となるユートピアに入植後、ある事件をきっかけに新人類を残して滅亡。その数千年後が現行のゲーム世界である。
基本は剣と魔法のファンタジーの中世並の文明世界だが、各地に残る遺跡には旧文明由来のSFチックなロストテクノロジーの痕跡がそこかしこに遺されている。
用語(世界観)
- 旧大陸
プレイヤーが初めて足を踏み入れる土地。
人類による統一国家「エインヴルス王国」によって大陸全土が治められている。
全部で15の街が存在し、それらを繋ぐエリアと各地のダンジョンが主な構成要素。
街の名は全て数字を捩ったものになっており、プレイヤーは東にある最初の街ファステイアからスタートし、西にある最後の街フィフティシアに到達するのが当面の目標となる。
フィフティシアまでのルートは一本道ではなく、サードレマから幾つかのルートを選択可能。
各街には貴族達が領主として君臨している。
街の一例
- ファステイア
始まりの街。(一部を除く)プレイヤーは皆ここからゲームをスタートする。
所謂チュートリアル用の街で、シャンフロをプレイする上での基本システムや施設について学ぶことができる。
そのため、トチ狂ってファステイアに寄らず一度も死亡することなくエリアボスを撃破して2番目の街の宿に到達するという非常にぶっ飛んだプレイをした場合は、他プレイヤーから話を聞いたりでもしないとこれらの施設に気づかないことも。
- サードレマ
第3の街。15の街の中でも特に規模が大きい。
街の中央にある城を中心とした三層構造となっており、上層エリアに行くためには領主である大公の許可が必要。
序盤のマップに位置していることや、ここから3ルートに分かれる交通の要所ということもあって初心者プレイヤー達の拠点としても活気づいている。
- エイドルト
第8の街。
隣接する隠しエリア「水晶巣崖」由来の水晶で各建築物が装飾されている豪華な街。
水晶でできた高品質な武具を格安で入手できるが、水晶巣崖が超危険地帯なのでアクセスが限定される。
- ニーネスヒル
第9の街。エインヴルス王国の王都。
王城を囲うように九大ギルドが存在し、王族を守護している。
- フィフティシア
第15の街。旧大陸の一応の最終地点となる港街。
破落戸通りがあったりと治安は悪め。
ここから新大陸調査船に乗ることで新大陸に渡ることができる。
街の性質上造船産業が活発で、そこに魅せられた一部の生産職プレイヤー達が拠点としている。
- 新大陸
グランドクエストで新大陸調査船が完成したことで解放された新マップ。旧大陸の西方に位置する。
旧大陸と違って未開拓の未知の土地であり、プレイヤー達は一から拠点作ることをはじめとした本格的な「開拓」を行わなければならない。
完全無人というわけではなく、旧大陸より文明レベルが低いものの森人族や巨人族、鳥人族といった多数の亜人種達が暮らしている。
出現するモンスターは基本的に旧大陸のものより強力で、西に行くにつれてより脅威度が増していく傾向にある。
集落・施設の一例
- 前線拠点
有志の生産職プレイヤー達によって建造されたシャンフロ初のプレイヤーメイドの簡素な街。
生産職プレイヤーが経営する各種ショップや、三神教の教会などが設置されている。
宿屋は存在せず、側に接舷された新大陸調査船のベッドでリスポーンポイントをセーブする。
新大陸に一早く乗り込んだ先発組は隣接するエリア「ペンヘドラント大樹海地帯」の探索ばかりしていたらしく、作り上げるのに大分苦労した模様。
- 装骨天守スカルアヅチ
必死の思いでコツコツ作り上げた前線拠点にモンスタートレインを仕掛けて半壊させた黒竜ノワルリンドへの報復のため、クラン「黒竜討伐隊」の並々ならぬ恨みと執念の末に築城された骸の天守。
前線拠点のシンボルにして観光名所。
欠けた天守閣が特徴的で、当初は前線拠点をぶち壊したノワルリンドの生首を飾る予定だった。
狩ったモンスターの骨を反応装甲とすることで補強されたそのあまりの禍々しさは、初見のプレイヤーはおろか慈愛の聖女イリステラすらドン引きして顔が引き攣るほど。
城主が指定した対象に様々なバフを付与する機能を備える。
- ティアプレーテン
大樹海に存在する、放棄された森人族の里。
中心にはプレイヤーのレベルキャップを開放できる覚醒の祭壇が位置する。
トットリ・ザ・シマーネが経路を確立したマップを齎したことで、レベルキャップ解放を求めるプレイヤーが集まる街になった。
- ラビッツ
特定のユニークシナリオで訪れることができる、ヴォーパルバニー達が暮らす兎の国。新大陸の南に浮かぶ離島。
中でもユニークシナリオ「兎の国からの招待」を受注できると奥にある「兎御殿」への入場を許可され、ラビッツ限定の各種サービス*4を受けることができる。*5
基本的にヴォーパルバニーには人語が通じないが、ボスであるヴァイスアッシュとその子ども達26匹は例外。
ヴォーパルバニーは皆「ヴォーパル魂」という謎のパラメータを信仰しており、これが高いとより親交を結ぶことができる。
一応宿泊施設があるので招待者であればリスポーンポイントに設定できる他、ランドマーク設定もできるのでファストトラベルも可能。
ラビッツの他にも「モンスターNPCの集落」が新大陸には点在している。
- エリア
旧大陸では街と街の間、新大陸ではほぼ全域を指す広大なフィールドマップ。
エリア毎に様々な特色があり、各種採取素材や出現モンスターは千差万別。
旧大陸の各エリアには「エリアボス」というボスモンスターが存在し、倒さなければ先に進むことができない。
エリアボスは都度復活するため一度倒しても再度通る際には改めて討伐する必要がある。
エリアボスの一例
- 貪食の大蛇
ファステイアとセカンディルを繋ぐ跳梁跋扈の森のエリアボス。
白髪を生やした大蛇で、概ね見た目通りの行動を取るが、HPが一定以下になるとノーモーションで糞を浴びせ毒状態にしてくる。
リスポーン地点を更新することを優先し毒状態のままセカンディルに突撃するプレイヤーはサービス当初に多く見られ、ある種の風物詩だった。
- 泥堀り
セカンディルとサードレマを繋ぐ四駆八駆の沼荒野のエリアボス。
髭と脚を生やし鮫の頭を持ったマッドフロッグ。ぬかるみの激しい場所を潜行して襲撃する。
ぬかるみは機動力を奪うため回避キャラとの相性は最悪で、更にある程度HPが減ると高くかちあげて落下死を狙ってくるため
「ソロ殺し」「軽戦士殺し」「ギスギスの元」と呼ばれている。
- クラウンスパイダー
サードレマとフォスフォシエを繋ぐ千紫万紅の樹海窟のエリアボス。
冠ではなく道化の蜘蛛。縦長の空間で高所に巣を構え、岩などを降らせてくる。
真っ当に戦えば非常に苦しい戦いになるが、一度叩き落してしまえば袋にでき、ギミックボスの性格が強い。
- 歌う瘴骨魔
フォスフォシエとエイドルトを繋ぐ奥古来魂の渓谷のエリアボス。
エリア一帯に瘴気を撒き散らしている骸骨魔道。
聖気を帯びていない物理攻撃を無効化し、瘴気でデバフ漬けにして各種得物を持たせた分身をけしかけてくる。
分身は本体とHPを共有しており、デバフ漬けにしてくる分ステータスは低く設定されている。男女混成パーティーだと攻撃が激しくなるらしい。
- オーバドレス・ゴーレム
エイドルトとイレベンタルを繋ぐ去栄の残骸遺道のエリアボス。
神代の遺物を纏ったゴーレムであり、会うたびに装甲の性質が変わり、かつ装甲が硬いためダメージを与えにくい。
しかし、構造に致命的な欠陥があり、そこを突けば瞬殺可能。ドロップアイテムが美味しいので弱点発見前から狩りの対象にされている。
- ユザーパー・ドラゴン
イレベンタルとフィフティシアを繋ぐ無果落耀の古城骸のエリアボスであり、フィフティシアへの最後の関門を務める一体。
プレイヤーから距離を取る上にユザーパーの名の通り、魔法を奪って撃ち返したり、武器を奪ったりする害悪ムーブを自重しない。
普通に強敵なのだがサンラクたちが直前に戦った敵と比べると流石にかわいそうなレベルであり、
作者に「どんな描写をしても蛇足にしかならない」と判断された結果ダイジェストオンリーで出番を奪われた。
コミカライズ版でも同様の扱いであり、以降描写をカットすることを「ユザパる」と称することになる。
- 神代
プロローグでも触れられている、旧地球人類が築いた超古代文明のこと。
この時代の遺跡はSF要素が満載で、出土品も同様。
とある条件を揃えることができれば実際にプレイヤーもこれらを扱うことができるようになる。
- 三神教
旧大陸で広く信仰されている宗教。
「運命神」「創世神」「調律神」の三神を崇める多神教。
三神は三位一体ながら別存在とされ、世界の危機に際して神獣と共に降臨する……というのが主な教義。
最上位の教皇、象徴とされる聖女、教皇候補の枢機卿で上位層が構成され、その下に大司教、司教と続く。
今代の聖女であるNPC「慈愛の聖女イリステラ」はシャンフロ最高の美少女NPCとしてプレイヤー間でも絶大な人気を誇る。
教会独自戦力として聖女を守護する「聖盾輝士団」を擁する。
- マナ粒子
惑星ユートピアに満ちる特殊な粒子。「マナ」や「魔力」とも呼ばれる。
「願いを叶える」性質を持ち、この性質を利用することで物理法則を書き換えたり、空想を現実にすることができる。
ゲーム中のスキルや魔法などはこれを利用して発動しているという設定になっている。
- バハムート
神代製の恒星間航行級アーコロジーシップ。
全長数千キロメートル級、文字通り地球のリソースを「食い尽くして」作られた星を泳ぐ大魚。
ゲーム的には内部に複数の階層が存在するダンジョンと化しており、場所によっては神代時代のゲームがプレイできる環境になっている。
この艦艇の出現によりゲーム内で銃火器の使用が解禁されるなどゲームに与えた影響は大きい。
艦は「リヴァイアサン」「ベヒーモス」「ジズ」の3艦。
ゲームシステム
プレイヤー関連
アバターの成長システムはレベル・スキル・魔法・職業の複合式。
プレイヤーの行動が常に記録されており、レベルアップと同時にそれまでの経験が反映されスキルや魔法を習得する。
設定した職業に応じて習得できるスキルや魔法の傾向を大まかに調整することができる他、その職業系統専用のものを習得することができる。
当初のレベルキャップは99だがレベル100以上のモンスターを倒すことで以降も「Extend」として経験値を蓄積することができ、新大陸のある施設でイベントを行うことでレベルキャップを解放して最大レベル150まで上げられるようになる。
- キャラクターメイキング
プレイ開始に当たってシャンフロ内での自分となるアバターを作成する。
容姿に関しては多種多様な設定が用意されており、明らかに人外のような極端な容姿にすることも可能。
もっとも、あまりに度が過ぎた造形にしてしまうとまともに身体を動かせなくなるようである。
ランダム生成するも良し、現実の自分の容姿を反映させるのも良し、現実の自分の容姿を読み込んでから編集するのも良し、1から全て造形するも良しとエディット方法自体も多様。
現実とは逆の性別のアバターを作ってネカマ・ネナベとしてプレイすることもできるが、性別に応じて声に補正は掛からず現実の声そのままなので、上手く女声・男声を自力で出さないと違和感が凄まじいことになる。
作中のネカマ・ネナベアバター使用者の殆どはこの点については開き直っている。
初期職業や装備も設定でき、特筆すべき点としてこの時点で初期装備を売り払うことも可能。初期装備はこの時点で売却するのが最も高額となる。
ここで決める「出身」の設定でプレイ開始時のスタート地点が変化する場合がある。
- ステータス
9種類存在し、レベルアップ時に付与されるステータスポイントを各ステータスに自由に割り振ることでアバターを自分好みに成長させていく。
内訳
HP(体力) | HPの総量に影響する。 |
MP(魔力) | MPの総量に影響する。これを消費して魔法を使用できる。 発動時のMPの総量に応じて魔法威力が増減する他、これが高いほど魔法の習得適性が高まる。 |
STM(スタミナ) | スタミナの総量に影響する。移動や戦闘といった各種アクションで消費、徐々に回復する。 減少量に応じてアバターの動きが鈍くなる。 |
STR(筋力) | 物理攻撃力と装備の限界重量に影響する。これが高いほど重い武器を軽々と持つことができる。 |
DEX(器用) | 武器の扱いに影響する。これが高いほど武器を細かく扱うことができる。 |
AGI(敏捷) | 基本速度に影響する。 |
TEC(技量) | 未知の武器をどれだけ扱えるかに影響する。対刃剣などの特殊・複雑な武器を使用するに当って必要。 更に攻撃スキルの習得に影響する他、一部のスキルや魔法のシステムアシストの効果を拡張できる。 |
VIT(耐久) | これが高いほど素の防御力が高まる。 ステータスで設定される肉体VITと装備で追加されるVITは厳密には別物で、ある程度肉体VITが高くないと攻撃を受け止めた際に衝撃によるダメージが発生する場合がある。 名称がVITで統一されているが実質的にCONF(ステータス耐久力)とDEF(装備耐久力)に分かれていると言い換えられる。 |
LUC(幸運) | アイテムドロップをはじめとした乱数・確率に影響する。戦闘面では攻撃のクリティカル判定に影響する。 食いしばりの発動にも一部影響しており、LUC100以上になるとあらゆる致死ダメージに対して戦闘中1度だけ確定食いしばりが発動する。 後にアップデートでLUC50以上になると自傷・反動ダメージに限定して戦闘中1度だけ確定食いしばりが発動する仕様が追加された。 |
なお、いくら高ステータスを確保していようともそれを出力する肉体の能力が低いと十分に力を発揮することができない。
具体的には、同ステータスの子ども体型アバターと大人体型アバターでは後者の方が高い力を発揮できる。
これら基本ステータスとは別枠で「アバターの肉体能力」も隠しステータスとして存在しており、特定施設を利用することで強化可能。*6
- スキル
基本的にMPを消費せずに発動できる。
影響力が他の要素と比較してもかなり大きいためシャンフロは「スキルゲー」と称される。
殆どがプレイヤーの意志で発動するアクティブスキルで、使用後にはスキル毎にリキャストタイムが発生し再発動までにインターバルを要する。
習得方法は主に「そのスキルの習得に適した行動の繰り返しによる閃き式」「スキルの熟練度を上げることによる上位スキルへの進化・派生」「特技剪定師(NPC)によるスキル合体」の3種で、前者2つは先述の通りレベルアップ時に反映される。
スキルは無数に存在するため全て網羅することは不可能だが、ある程度の習得条件や合体レシピは有志により調査・公開されており、それを参照して条件さえ揃えられれば誰でも狙ったものを習得できる。
レベルキャップ突破後に解禁されるスキルは「三桁スキル」と呼ばれ性能が急上昇する。
レベル150に到達するとパッシブスキルの「到達技能」を6つ自動習得する。
- 魔法
MPを消費して発動できる。
大別して「属性魔法」「強化魔法」「干渉魔法」「その他」に分けられ、スキルに負けず劣らず種類が豊富。
基本的に使用には詠唱、もしくは代替となる予備動作が必要だが、効果や範囲を犠牲にして無詠唱で発動することも可能。
他、「使い捨て魔術媒体」というアイテムを用意すればそれに記された魔法を誰でも発動することができる。
- 職業
設定した職業に応じて適正武器種が変化し、習得するスキルや魔法の傾向も変化する。
基本的にはその職業で習得可能な適正武器用のスキル・魔法がプレイヤーのメインウェポンとなる。
一つの職業系統につき初期職業・上位職業・最上位職業と3段階のランク*7があり、上位になるほど強力になっていく。
また、派生職業も多く存在しており、中でも転職条件が非常に複雑だったり、同系統職業の活動中に転職方法が明示されないようなものは「隠し職業」と呼ばれる。
転職に特定のユニーク武器やユニークシナリオの発生が必要で就職者数に限りがあるものは「ユニーク職業」と呼ばれ、通常職業とは一線を画した特殊な特典を得られる。
一部の職業は各々に設定された禁を破ると強制的に職を剥奪される場合がある。
メインとサブの2種類を設定可能で、メインならば職業固有スキル・魔法や専用技能といった特典を得られ、サブならば習得スキル傾向の拡張といった補正のみを受けられるようになる。*8
当初は最上位職業をメインとサブの双方同時に設定することが不可能だったが、後に両立できるようにアップデートされた。
ちなみに、職業限定スキルは各職業ごとの「ギルド」に入会しないと修得不可能であり、「職業に就いているがギルド不参加」の場合はNPCから「無職」扱いされることがある。
生産職について
- 生産職
アイテムやオブジェクトを作成することができる職業の総称。
素材となるアイテムをリソースとして注ぎ込むことで職業に対応するアイテムやオブジェクトを作成・強化することができる。
主な例としては、装備類全般を作成可能な鍛冶師系統、アクセサリー類を作成できる細工師系統、ポーションなどの消費アイテム類を作成できる薬剤士系統、建築物を作ることができる大工系統など。
他にも特定アイテムの作成に特化した派生職業も多々存在する。
特に装備類の作成に当たっては「ゲーム内に元から用意されている汎用品の作成」と「プレイヤーの技術・熟練度・発想・運によるオリジナル品の作成」の2タイプを選択できる。
後者ならばプレイヤーの腕と素材アイテムの特性・リソース値によってユニーク性能を付与できるが、実質的にどれも一品物となるので全く同じものを作ることは難しい。
このため戦闘職プレイヤーにとって腕の良い生産職との交流を持つことはやり込む上で必要不可欠。
生産職NPCも存在し、特定の手順を踏めば彼らも成長するため末永い付き合いも可能だが、「依頼してきたプレイヤーの行動ログを参照し、優先度が低いと判断した要素を縮小しつつ長所を活かす」というロジックで行動するので、一人のNPCに依頼し続けるとピーキーなものばかりを作る傾向になる。
- 装備
基本的に武器は左右の手、防具は頭・胴・腰・足の4部位に装備できる。
この他にアクセサリースロットが存在し、空いている数だけアクセサリーを装備できる。
武器・防具共に耐久値が設定されており、これが0になると破損して消滅する。
鍛冶師系統のプレイヤーやNPCに依頼することで耐久値の回復が可能。
武器は種別だけでも大量に存在しており、その中から自分のスタイルや職業に見合ったものをチョイスする。
なお、防具を付けていない部位には自動的に「インナー」が表示されており、「半裸プレイ」は可能だが「見た目が全裸プレイ」は不可能になっている。女性の場合ちゃんとブラも付く。
特殊なカテゴリ
- 遺機装
主に神代関連の遺跡やダンジョンで発見される武器群。
当時のテクノロジーが反映されたSFチックな見た目と性能を持つ。
最大の特徴は「超過機構」と呼ばれる耐久値の大幅消費や週単位のリキャストタイムを代償とした必殺システム。
- 超攻撃力を発揮する「超排撃」
- 魔法を吸収してステータスを強化する「吸転換」
- 装備者に制限付きの絶大なバフを付与する「賦活性」
以上の3種のうちいずれかを備える。
また、耐久値が0になっても消滅せずに破損アイテムとして残り、大量の素材が必要だが何度でも修復することができる。
破損アイテムから修復した場合は超過機構のリキャストタイムはリセットされる。
ただし、遺跡出土品の場合はほぼ確実に壊れていて修理もできないただのオブジェクトに過ぎない。
稼働している神代の設備を発見・利用することで初めて武器として入手、プレイヤー自身の手で新造することもできるようになる。
- 甦機装
鍛冶師系統の隠し職業「古匠」で作成可能となる現代版遺機装。
基本的に遺機装と同じ性質を持つ。
現代のモンスターの素材を使用して作成されるため、元となったモンスターを彷彿させる要素が多く残っている点が特徴。
- 戦術機
稼働する神代設備で作成可能な(一応)防具。
ロボットとして自律行動させることもでき、プレイヤーが装備する特殊強化装甲を介して合体することで本領を発揮する。
素体として量産型戦術機「タイプメン」が「前衛型:キューブメン」「遊撃型:ボールメン」「後方火力支援型:ピラミッドメン」の3種類存在し、これらを購入・カスタムすることで自分だけの戦術機を作り上げることができる。
装備するにあたってレベルやステータスの制限は存在せず、性能もカスタム次第とは言え基本強力という破格の装備だが、稼働時間に制限が存在するため動力源となるリアクターの充電が都度必要。
その上、戦術機の装備中はプレイヤー自身が習得している魔法やスキルを使用することは出来ない。
アクセサリーも任意発動型の場合効果を発動することが出来ない。
ただし、例外として常時効果を発動するアクセサリーの効果だけは戦術機を装備していても発動する。
- ユニークアイテム/装備
他に類を見ない特殊・強力な効果を持つアイテム/装備のこと。
必ずしもオンリーワンの一品物というわけではなく、同じものを複数個入手可能なタイプも存在する。
実は明確な定義は明かされておらず、作中の描写を総合すると「高レアリティかつ数にある程度の限りがある」「(鍛冶)生産品を除いた特殊な性能を持つアイテム/装備」が該当すると思われる。
ユニークシナリオの報酬として入手できることも多い模様。
代表的なカテゴリ
- 勇者武器
ゲーム内で最も有名なユニーク武器。
聖剣・聖槍・聖弓・聖槌・聖杖の全5種各一つずつしか存在しない。
共通して武器の修復能力と復活効果を持つ。
他、装備者は各武器に対応するユニークスキルを習得する。
これの所有者はユニーク職業「勇者」に転職することができる。
- 英傑武器
過去に英雄が振るったという逸話を持つユニーク武器。
英傑武器そのものはそれなりに数が存在するが、一種類につき一振りしか存在しない。
入手に当たって必ずしもユニークシナリオをクリアする必要はなく、遺跡などから発掘されることがある。
発掘直後は装備できず、とある条件を満たした上で腕の良い鍛冶師の助けを得ることで初めて使えるようになる。
ユニーク武器なだけあってどれも強力な特殊能力を持ち、中には必殺技のような特殊攻撃を発動できるものも存在する。
一部はシリーズ系統としてまとめることができる。
- 竜滅装備
レイドボス級ドラゴン型モンスター「真なる竜種」の討伐報酬で入手できるユニーク装備。
プレイヤーが竜種との戦闘中に最も長く使用していた武器・防具がこれに進化する。
討伐した竜種によって性能や外見が異なる。
遺機装などが竜滅装備化した場合カテゴリが変更され、耐久値全損時の破損アイテム化などの効果は消失する。
竜種討伐のもう一つの報酬である隠し最上位職業「真竜討滅者」と同時運用することで真の力を発揮する。
武器の竜滅装備を喪失すると真竜討滅者の職は剥奪され称号化する。
- ユニークスキル/魔法
ユニーク装備やユニーク職業を条件として習得できるスキル/魔法。
ユニークアイテム/装備同様、通常のものと比べて特殊なものや非常に強力なものが多い。
- 称号
ユニークシナリオやクエストのクリア、特殊なモンスターの撃破によって獲得できる実績の証明。
特段意味や効果はないが、NPCの反応に影響が出る場合がある。
例外
- 最大記録
全プレイヤーのうち、ある分野において運営が設定した規定ラインを超えた者が獲得し、ゲーム世界全体に獲得の事実が告知される特別な称号。
何らかの蓄積ポイントを満たしたら獲得できるわけではなく、プレイヤーの行動によって規定ラインを突破する数値を叩き出すことが必要となる。
称号の現保有者の記録を超えたプレイヤーが現れた場合、そちらに称号が移る。
- マスクデータ
ステータスには表示されない隠されたパラメータのこと。
大量に存在しており、プレイヤー各々のこれらの数値を参照してイベントフラグの有効無効やNPCからの印象などが変化する。
特殊な場合を除いてプレイヤーが数値を確認することは不可能だが、NPCの反応などを元にある程度推し量ることはできる。
一例
- カルマ値
善悪・罪業を表すマスクデータ。
数値が大きいほどより罪深いことを示す。
「生きることそのものが"業"」ということで日常的なプレイングでも微増減しているが、通常は特に影響はない。
プレイヤーやNPC、テイムモンスターをキルすると激増する他、レベル的に格下のプレイヤーを狙ったり、わざと痛打ったりすると更に増えていく。
PKでなくても弱いモンスターを虐殺する、過度にいたぶるなどで増加しやすい傾向にある。
PKがPKKされると精算され0となるが、当時のカルマ値に応じた借金を背負う。
隠し上位職業「仇討人」になるとカルマ値を可視化する職業固有スキルを習得できる。
- ヴォーパル魂
ヴォーパルバニーが最も重要視するマスクデータ。
兎の国「ラビッツ」関連のイベントを進める上で必須。
これが高いと所謂「ハードボイルドさ」「格好いい生き様」をヴォーパルバニー達の間で噂されるようになり、一部からは憧れの対象と見做されるようになる。
簡潔に言うと「戦闘でどれだけリスクを背負って強敵に挑むか」を示しており、大きなレベル差のある敵に対して防具未着用などの「縛り」を設けた上で戦うと大きく上昇する。
死亡した場合は少しマイナスとなる。
- 歴戦値
プレイヤーの強さを証明するマスクデータ。
これが高いと所謂「強キャラオーラ」が強まり、NPC間でも強さの評判が広まったり、相対するとある程度の威圧感を与えるようになる。
主に強敵と戦うことで大きく上昇する。
ヴォーパル魂と性質が似ているが、こちらはどちらかと言うと結果重視なので縛りは重要ではない。
また、死亡してもマイナスされない。
- 所有権
パラメータではないが、プレイヤーが直接確認できない要素として存在する。アイテムの帰属先を示すマスクデータ。
所有権を持たないアイテムを勝手に売却したりすることは(おそらく)できない。(使用することはできる。)
プレイヤー同士の譲渡などで変動する表面上の所有権と、PKKペナルティ判定の際にも参照される裏の所有権の2種類が存在することが推察される。
後者の所有権の移動はシステムもしくは特定の手段を経る必要があり、通常のプレイングではまず変動しない。売買する場合は不明。*9
一方、ドロップアイテムは所有権フリーらしく、拾った者に双方の所有権が移る。
NPCにも所有権は設定されており、彼らにプレイヤー所持のアイテムの所有権が渡る場合もある。
PKKペナルティの際に課される賠償金はそのPKが現在所有権を持つすべてのアイテムを対象としているため、普通の手段ではまず徴収を回避できない。
何らかの手段で「意図的に裏の所有権を移動させる」行為を総称して「ロンダリング」と呼び、主にPKKペナルティを回避する場合に使われる。
シンプルかつ面倒なロンダリング方法の一例としては、「アイテム譲渡を繰り返して一定回数以上の表面上の所有権移動を行う」ことでPKKペナルティ対象外とすることができる。
ゲーム的仕様
- パーティ
1パーティの上限は15人。
複数のパーティで行動することも可能。
パーティリーダーはパーティの解散権、メンバーはそれぞれ離脱権を持つ。
ドロップアイテムの数や経験値はパーティメンバーで等分される。
パーティを組んでいる状態でリーダーがクエストやユニークシナリオを受注した場合、特に制限が無ければ他のメンバーも同様にそれを受注することができる。
- セーブとリスポーン
各街に存在する宿屋で就寝することでセーブし、リスポーンポイントを更新することができる。
厳密には「死亡する前に寝たベッド」がリスポーンポイントなので、何らかの理由でベッドが破壊されるとそれ以前のポイントからリスポーンする。
他、「セーブテント」というアイテムを使えばエリアやダンジョンでも回数制限があるもののセーブ可能。
PKがPKKされた場合、以前にどこで寝たかは関係なく必ず始まりの街「ファステイア」の牢獄にリスポーンする。
- ログアウト
基本的に宿屋で休んでからログアウトを行う。
何らかの事情で宿屋で休めないが早急にログアウトしなければならない場合は強制ログアウトを行うことができるが、突然死としてカウントされデスペナルティが発生する。
PKは強制ログアウトを行うとPKK判定が発生するペナルティが追加されており実質使用できない。
- デスペナルティ
死亡すると一定時間ステータスが低下するデスペナルティが発生する。
他、死亡時に手から離れていたアイテム類や装備はその場に残されたままとなる。
ワールドストーリー第5段階では、大規模PvPイベント「王国騒乱」での無限ゾンビアタックを抑止するという建前理由で死亡時に身に着けていた装備を全てドロップするペナルティが一時的に追加されている。
特定の場所並びに手段で死ぬとデスペナルティが付かないままリスポーンできる。
- フィールド移動
基本的にフィールド移動は徒歩。街間を瞬時に移動するファストトラベルポータル類は存在しない。
一応移動時には何らかの補正が掛かるらしく、フィールドに設定された実際の広さにしては体感・実移動時間共に短いようである。
プレイヤーによってはAGI系強化スキル・魔法を重ね掛けして猛スピードで移動する。
他、神代設備で乗り物系アイテムを作成するとそれに乗って移動できる。
ファストトラベルは魔法「座標移動門」によって唯一行うことができる。
このため座標移動門持ちのプレイヤー・NPCが重宝され、同じく座標移動門の使い捨て魔術媒体が高額で取引されている。
利用にあたっては一度は必ず自分の脚で対象の街を訪れ、ランドマーク設定をしておく必要がある。
なお、作中で座標移動門を使用可能かつパーティ同行できるNPCはラビッツ出身者以外登場していない。
- プレイヤーキル(PK)
プレイヤーが他のプレイヤーをキルすること。
PKを生業とするプレイヤーは「プレイヤーキラー(PKer、PK)」と呼ばれ、どんなプレイングをしようとも利己的な理由が動機なのは確実なので一般プレイヤーからは嫌悪・敵視される。
PKを行った時点でプレイヤーネームが赤くなり(所謂レッドネーム)、髑髏のアイコンが表示され周囲からPKしたことがあると分かりやすく明示される。
PKのメリットとして、PK対象のインベントリ内のアイテム・装備を根こそぎ奪えることが挙げられる。
一方デメリットとして、街への正規ルートでの出入り不可、一部のNPCからの心象が最悪となり懸賞金が掛けられる、一部の施設の利用不可…etc.といった重いペナルティが課される。*10
PKをキルすることを「プレイヤーキラーキル(PKK)」と呼び、PKKしたプレイヤーがPKと同様のリターン+懸賞金を得られると共に、PKKされたプレイヤーは余所に預けていたアイテムを含む全財産を賠償金として没収された上でカルマ値に応じた借金を背負う。
課された借金を完済するまでは現金を入手しても自動的に返済に回されてしまう他、完済するまではPK時代のペナルティの一部はそのままとなる。
シャンフロでは(宿屋を除いて)PK不可能な安全エリアは存在せず、街中であってもPKが可能だが、実際に街中でPKを行うと超強力なNPC「賞金狩人」が仕置人として出現する。
一応不可抗力によるPKを行ってしまった場合*11、証人となるNPCを教会に連れて行って正当性を主張し認められると、少しの罰金の支払いでPKが許されるパターンがあるらしい。
実は賠償金の徴収は「あらゆる資産を持った瞬間」ではなく「現在所有権を持つアイテム類と資金」が対象となるため、かなり限定はされるがそこに引っかからなければ徴収を回避できる。
- 食いしばり
戦闘不能になるダメージを受けてもHP1で耐えること。
全プレイヤーに共通して極低確率ながら無条件でこれが発動する仕様が存在する。
先述のようにLUCを鍛えることで確定食いしばりを発動できるようにすることも可能。
また、仕様とは別枠で食いしばり効果を持つスキルも存在する。
この手の仕様の慣例通り、毒などのスリップダメージには無力。
- 特殊状態
特定のアイテムやユニークシナリオの進行などで付与される特殊ステータス。
作中ではユニークシナリオのタイムリミットのカウントダウンや、探知機のような性質などが付与された。
曰く「(特殊な)力の発生源が自分自身になった」ような状態らしく、バフの括りに入らない。
- 物理法則
このゲームでは、物理法則も明確な力として作用する。
高所から落下すれば重力加速度に従って加速するし、それで敵にぶつかればその速度によるダメージ算出が行われる。お互いに対して。これを応用した技も存在する。
また、もっと一般的な所では「衝撃」もダメージリソースとして機能する。
激しい振動に晒されたり、パリィ時にいなしきれなければその分のダメージが発生するなど、かなり細やかな算出が行われている様子。
- クリティカル
クリティカルはランダム発生ではなく、理想的なポイントに理想的なタイミング・軌道で攻撃を加えられたら発生する形式。
先述の通りLUCが高いとこの辺りが多少雑でも甘く判定してくれるようになる。
この理想的なポイントというのはモンスター固有の弱点箇所の他に、部位破壊力によって外装・体表を破壊して内部を露出させることで意図的に作ることも可能。
これに当たって部位耐久値を直接削る「破壊属性」や、破壊属性を毒のスリップダメージの形で蓄積する「壊毒」といった状態異常も存在する。
- 掲示板
面識の無いプレイヤーとも雑談や意見交換ができるシャンフロ公式掲示板サービス。
匿名性ではなく名前欄にはプレイヤーネームが表示される。
様々なスレッドが立てられ、スレ毎のお題に応じて日夜活発に書込みが行われている。
web版では当初各街のギルドからでなければ閲覧や書込みができなかったが、後にいつでもどこでも利用できるようにアップデートされた。
漫画版では最初からどこからでも利用できるようになっている。
粘着荒らしなどの悪質な掲示板荒らしをやらかし、他プレイヤーから通報されるとゲーム内で悪臭ペナルティを負う。
具体的にはアバターから臭いスメルが発せられ周囲のプレイヤーやNPCを不快にさせる。
通報の規模によってスメルの度合いが変わり、悪質な荒らしだった場合「腐った牛乳雑巾スメル」「腸内環境最悪の汗だくデブが腐った豚骨スープ飲んでろくに消化されないまま出てきたみたいな臭い」を全身から撒き散らすようになる。
前者で数百人による通報クラスらしく、それを超える後者になるとNPCが状態異常になって逃げ出し、セーブ場所となる筈の宿屋から叩き出され、不快感に耐え切れなくなった他プレイヤーにPKされるほど酷い。
なお訴訟レベルでやらかしたプレイヤーは垢BANされ、フルダイブVRシステムだけなくユートピアネットワークアカウントから作り直しになった挙句BANされた垢に罰金請求が課される。
クラン
共通の目的や活動方針を持った複数のプレイヤーで結成するグループのこと。
他のRPGにおける「ギルド」に該当するが、シャンフロでは「ギルド」は職業ごとの組合となっているため、プレイヤーグループは「クラン」となっている。
クランを結成するとクラン共用ストレージ、装備やアイテムの所有権共有、クランハウスの購入といったシステムを利用できるようになる。
クランとしての活動の中で特定の施設や組織とのコネを作ることができれば、クラン単位でそれらの優先利用権を取得することもできる。
一例
シャンフロ初のユニークモンスター討伐を成し遂げたパーティメンバーが結成したクラン。クランリーダーはアーサー・ペンシルゴン。
一応のクラン名の由来は「ユニークモンスターを求めて世界中を旅する狼となる」という結成時に決めた活動方針から。
結成メンバーはペンシルゴン・サンラク・オイカッツォの3人で、その後はスカウト等で8名まで増加した。
クランとは言え全員でまとまって行動することは殆どなく、実態はソロプレイヤー達の名義貸しの集まりに近い。
このため特にアイテム収集といったノルマもなく各人が自由に行動しており、クラン同士の諍いや大規模イベントの時のみペンシルゴンによる招集が行われる。
普段の行動こそバラバラだが、クラン専用チャットグループでのコミュニケーションや情報交換は頻繁に行っている。
一方、各々が独自に秘匿したい情報を抱えているため、メンバー同士で腹の探り合いをすることも日常茶飯事。
- レッド・ペンシル・エージェンシー(RPA)
クランではなくペンシルゴンの私兵集団。通称「国取り戦の鉛筆衆」。
名前から察せられる通り、かのクソゲー「ユナイト・ラウンズ」で鉛筆王朝建国に尽力したプレイヤー達の残党の総称。
他にもライブラリ内部に潜り込んだエージェントや、ペンシルゴンに全面協力する情報屋もこのメンツに含まれる。
ペンシルゴンの優秀な手駒であり他者に詐欺まがいの事をすることにあまり抵抗がない要注意集団。
全員がスパイとして活動可能で、エージェントや情報屋を駆使した情報操作、NPCへの対応などにも長けた元世紀末円卓ガチ勢である。
あくまで有志の集いであり参加者はRPAマークと呼ばれる「赤い鉛筆」のロゴを掲げる。
なお、メンバーの二割はペンシルゴンの中身(=天音永遠)を察した上で黙っている模様。
- 黒狼
上位プレイヤー達が所属するトップクランの一つ。クランリーダーはサイガ-100、サブリーダーはリベリオス。
その名の通りユニークモンスター「夜襲のリュカオーン」の討伐を最終目標としており、エンブレムもリュカオーンをモチーフとした剣を加えた狼の頭。
剣聖勇者サイガ-100、その妹で全プレイヤー中最強の攻撃力を誇る「最大火力」サイガ-0、物理火力最高峰のマッシブダイナマイトなど有名かつ頭一つ抜けた実力者達が所属していることからトップクランの中でも更に一目置かれる立ち位置にある。
勇者武器2種・天魔シリーズなど、保有するユニークアイテムの質に関してもトップクラス。
これだけの戦力を持ちながらサービス開始後1年経ってもリュカオーンに敗北し続けていたが、これは単に間と運が悪かったからである。
規模が大きくなり過ぎた結果、結成当初の方針を最優先とする「サイガ-100派」とトップクランであり続けることを目的とする「リベリオス派」に内部分裂していた。
後にサイガ-0が旅狼に移籍したこと、サイガ-100が主要メンバーを引き抜いて下記の黒剣を結成したことでリベリオス派のクランとなる。
分裂後は新大陸の攻略をメインに活動しているが、エリート意識を拗らせて他クランと軋轢を生んでしまい、思うように活動できていない様子。
- 黒剣
上記の経緯で黒狼から分裂したクラン。クランリーダーはサイガ-100、サブリーダーは草餅。
建前上は「黒狼の旧大陸リュカオーン討伐組」という体裁で設立された。エンブレムは黒地に剣。
主要メンバーは黒狼から引き抜かれた一軍であり、実質的にリュカオーン討伐の障害だったリベリオス派を放逐した形で、周囲からもそのように認識されている。
後に万全の状態でリュカオーンの「影」と相対できたことで念願の撃破に成功、ユニークシナリオEXを発生させたことが示唆されている。
これにより活動範囲も新大陸に広げている。
- 阿修羅会
シャンフロ最大のPKクラン。クランリーダーはオルスロット、サブリーダーはアーサー・ペンシルゴン。
エンブレムは長柄の武器が交差した十字と眼孔に剣が突き刺さった髑髏。
発起人はペンシルゴンで、凡ミスが原因で同業のサバイバアルにキルされそうになった際、苦し紛れに口走ったハッタリによりPKの互助組織として設立された。
クラン内ではキルスコアやPKした対象の格に応じたランキングが作られており、メンバーは上位を目指して日夜PKに励んでいる。
他のゲームでもPvPを生業にしていた歴戦のPK達が所属し悪名を馳せていたが、敗北するや三下ロールプレイに切り替えて命乞いをするプレイヤーなど個性豊か且つどこか憎めないメンバーが多く、報復にPKKを狙われても「上等だ、掛かってこい」と受けて立ち、その結果に頓着しない「後腐れがない奴ら」として悪評大多数ながら一定の評価も得ていた。
しかし、オルスロットがユニーク武器「殺戮者の魔剣」を入手したことや、PKを抹殺する超強力なNPC「賞金狩人」がアップデートで実装されたことを切っ掛けに活動方針を「PKによる利益の獲得」に偏重するようになり風向きが変わる。
当時№3でクラン内の支持者も多かったサバイバアルが独立したことを皮切りに方針変質に反発した主要メンバーが相次いで脱退、結果として「PKの粋」をまるで理解しない三流PKの集まりと化してしまった。
ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」を秘匿しレベル上げに活用していたが、方針に愛想をつかしたペンシルゴンによりアジトの場所をトップクランにチクられ、黒狼や午後十時軍などの連合軍に奇襲を食らって壊滅。
オルスロットもサイガ-0に一撃で屠られ、けじめとしてペンシルゴンも倒されたことで阿修羅会は消滅した。
- ライブラリ
シャンフロの世界観考察に情熱を注ぐ考察クラン。クランリーダーはキョージュ、サブリーダーはセート。
エンブレムは開かれた本の上で交差する剣と羽ペン。
各クランや情報屋プレイヤー達と太いパイプを持ち、仕入れた情報から日夜考察を行っている。
メンバーは「頭脳労働担当」「アイテム・素材収集担当」「戦闘・攻略担当」の三種に大別され、前者2つが情報を仕入れて考察を行い、戦闘・攻略担当が実証して新たな情報を持ち帰り、更なる考察を行う……というサイクルを繰り返して活動している。
特に戦闘・攻略担当のメンバーは最前線で通用する上位プレイヤー達であり、中には作中でユニークモンスターを倒した者も存在する。
作中世界における「シャグリラ・フロンティアまとめwiki」の運営も担当しており、考察した上で裏付けが取れた情報はwikiを介して広く一般公開している。
逆に言えば、裏取りが不十分な情報は抱えていても公開しないことが多い。
なお、まとめwikiはあまりにも重くなってしまったので、クランの上位陣は業務用こと「椅子型VRマシン」の購入が義務のようになっている。
また、「学歴マウントすると死ぬほど、というかお前が死ぬまでカウンター喰らうからやめた方がいいぞ」という不文律がある。
- SF-Zoo
動物型モンスターの観察・スクショ撮影に情熱を注ぐケモナー達のクラン。クランリーダーはAnimalia、サブリーダーはヴェット。
クラン名は「Shangri-La Frontier Zoo」の略。エンブレムは肉球と羽。
メンバーは全員重度の動物好きで構成されているが、内訳は「ファンタジーな動物を『見るのが』好き」「ファンタジーな動物を『愛でるのが』好き」「ファンタジーな動物を『調べるのが』好き」と細かい部分で統一されていない。
こと動物型モンスターに関する情報と考察力においてはライブラリすら凌ぐものを持ち、旧大陸におけるリュカオーンの出現法則を解き明かして一般公開するという凄まじい実績を上げた。*12
全クランの中でも最上級のデバッファーとタンク達が所属しており、タンクが攻撃を引き受けている間、デバッファーがありったけデバフを掛けて封殺した隙に撮影したりモフモフしたりしている。
そのコンビネーションと拘束能力はリュカオーンすら一時的に封じ込めてしまう程で、他クランからも高評価されている。
一方、スクショ撮影においてはアングルの関係で絶対に死亡する状況に身を置くこともあるため、レイド向きではないとも認識されている。
ウサギNPCの巣窟であるラビッツへの永続入国を目論んでいるがヴォーパル魂とは無縁の戦い方をしているのでまず不可能。
- 午後十時軍
トップクランの一つ。クランリーダーはカローシスUQ、サブリーダーは寂斬。
エンブレムは大小の歯車とそれらを囲う鎖。大きい方の歯車には十時を指す時計が描かれている。
加入条件に「社会人であること」を掲げている社会人クランであり、クラン名の由来も午後十時以降に活動するメンバーが多いことと十字軍を掛けたもの。
メンバー全員が社会人ということもあって皆礼儀正しく、プレイ時間を長く取れないために合理的にリソースを活用することを活動方針している。
個々人の実力が高いのもそうだが、社会の歯車らしい際立った組織力が最大の強み。特にクランの運営に関してはリーダー不在でも動けるシステムが組まれており、トップクラン組でも頭一つ抜けて円滑。
またクランリーダーの選定に関しては強さや実務といった面は重要視されず、「俺もつらいが世の中には俺以上に頑張ってる人がいて、そういうやつが頭張った方がいい」「一番かっけぇやつがトップやってくれ」という社会の闇が垣間見えるヤンキーみたいな独特な基準で選ばれている。
なお何故かメンバーの殆どが社畜であり、偶然にも「社畜」関連のワードを捩ったプレイヤーネームで統一されていたため名前で大体所属が分かる。
- 聖女ちゃん親衛隊
NPC「慈愛の聖女イリステラ」に熱を上げる変態クラン。クランリーダーはジョゼット。
シャンフロ最高の美少女NPCとして絶大な人気を誇るイリステラの側に居たいがために全力を尽くすロールプレイガチ勢の集団。
その情熱はNPC組織「聖盾輝士団」にクランごと加入してしまった程で、リーダーのジョゼットに至ってはプレイヤーながら聖盾輝士団の団長も務めている。
性質上、「イリステラからの依頼」という形で発生するユニークシナリオに匹敵するクエスト「聖女の剣」を独占している。
全員が「聖女を守る騎士」としてのロールプレイを徹底しており、同一の見た目の装備を持つ。
- ティーアスちゃんを着せ替え隊
NPC「賞金狩人」の仕様を利用し、女性賞金狩人を着せ替えてスクショを撮影することに情熱を注ぐ変態クラン。クランリーダーはサバイバアル。
阿修羅会から派生したクランとしての側面もあり、結成メンバーは脱退するサバイバアルに付いてきた一部の旧阿修羅会メンバーである。
元々はクラン名の通り、幼女の賞金狩人・ティーアスの着せ替えを目的としていたが、稀に出現していたフードの賞金狩人・ルティアが美女であると判明してからは同じくターゲットとしている。
所謂「非実在性美女・美少女」をこよなく愛するオタク達であり、実在性少女*13にちょっかいを出そうものならサバイバアルによる鉄拳制裁が行われる。
基本的な活動内容は、着せ替えさせたい装備(衣装)を用意した上で街中でPvPを行い、出現した賞金狩人がティーアスorルティアだった場合衣装を装備して殺される……というPvPと自殺の組み合わせ。
自分の好きな衣装を着させるためには
- まず対抗馬となる相手に勝つ必要がある。
- 本番となる賞金狩人は誰が出現するかランダム。
- 最強格NPCに位置する賞金狩人の攻撃をまともに受けると装備が破損してしまうため、当たって大丈夫な攻撃か見極めた上でキルされる直前に装備を着替える。
という超高難度プレイが要求される。
実際に目当ての着せ替えに成功したのは阿修羅会時代のサバイバアルの一回のみのようで、それでも只管己の欲望のために挑戦を止めない剛の者達。
活動内容の実態をよく知らないプレイヤー達からはイロモノ・ネタキャラ集団として見られているが、このような活動を日常的に繰り返していることもありメンバー全員がPvPの達人である。
後に賞金狩人達と直接コミュニケーションが取れるようになる隠し上位職業「仇討人」の存在が判明してからは元の活動そっちのけで転職活動に勤しんでいる。とはいえ転職条件や転職難易度から全員が足を洗ったわけではなく全体としてはPKクランとして引き続き活動している模様。
- 天ぷら騎士団
中堅とトップの中間と言われるクラン。クランリーダーは天首領。
クラン名の由来はテンプル騎士団とリーダーの好物からで、エンブレムも海老天丼をモチーフとしている。
性質はクランよりも「コミュニティ」や「クラスタ」と言った方が近く、「『天ぷら騎士団』所属という共通点を切っ掛けとして(野良)パーティを組むための集まり」というのが実態。
この内情故に恒常的なノルマや目標などはなく、たまに「天ぷら騎士団内ノルマイベント!」といったクラン内イベントを開催することはあるもののとにかく緩い。
上位クランらしからぬ緩さだが、居心地の良さとクランリーダーの天首領の人柄などもあってクランに愛着を持つプレイヤーはそこそこいる。
クラン名の由来はリーダーの好物とテンプル騎士団から。
これらの事情により規模としては全クラン中最大の大所帯となったが、規模に比してユニークアイテム保有数は他クランより少ない。
- N.M.M.
誰よりも先に未踏エリアに飛び込んで詳細を解き明かすことに情熱を注ぐクラン。
クラン名は「NAKED MAPPING MARKET」の略。和訳するなら「白地図商会」といったところか。
シャンフロの「世界を開拓する」という基本プレイスタイルに最も忠実なクランと言える。
「装備が勿体ないので取り合えず無装備状態で新エリアに突撃して調査しよう」が活動方針。
活動内容的にライブラリが懇意にしているクランの一つ。
- 黒竜討伐隊/新大陸建設
新大陸で活動する大規模クラン。クランリーダーは笑みリア、サブリーダーは餡ジュ。
新大陸の前線拠点を築き上げた生産職プレイヤー達をメインに構成されており、その成り立ちと性質上、ここと問題を起こしてしまうと新大陸での活動に大きな支障が出る。
やっとの思いで作った前線拠点を半壊させた黒竜ノワルリンドに激怒し復讐を決意、そのために生産職クランながらクラン名を「黒竜討伐隊」としていた。
後にノワルリンドから謝罪を受け、笑みリアがそれを受け入れたことで全てを水に流し、「新大陸建設」として再出発。
隠しダンジョン「リヴァイアサン」から得た神代技術を利用し、真の新大陸拠点となる海上ギルドの建設を進めている。
- 魔女の教会
魔法職専門クラン。クランリーダーはエリザベス。
加入条件は「女性アバターを使用していること」「魔法職をメインにしていること」「魔女的な要素があること」。
ネカマとリアル女性の割合は3:1程度だが、所属しているとだんだん性格がオネエ寄りになっていくと噂される。
とある事件からユニーク装備「実現杖ザ・デザイアー」を所有するプレイヤーを出禁としている。
- 配信戦線
大手動画配信チャンネル4つと各チャンネルのリスナーによって作られた連合クラン。クランリーダーはぱやぶさ。
シャンフロが生配信可能となったために参加した者たちの集まりで、当初は「配信者連合」と名乗っていた。
中核となるチャンネル主達は得意分野こそ異なるものの歴戦のゲーマーであり、中には日本国内上位のプロ格闘ゲーマーも存在する。
大規模PvPイベント「王国騒乱」で悪役陣営と見做される新王アレックス側に敢えて付くことを表明。
- in虎団
PKへの報復を請け負うPKKクラン。クランリーダーは鯛鮫X。エンブレムは虎の横顔。
他のゲームでの経験から「他人に迷惑を掛ける奴は許せない」という英雄意識に凝り固まった所謂「勇者様」の鯛鮫Xと、彼を利用してPKKによる利益を享受していたサポートプレイヤーの集まりが前身。
特に阿修羅会を目の敵にしてPKKを繰り返していたが、ペンシルゴンにより罠に掛けられ「同じ穴のムジナである」という詭弁事実を突き付けられた上で手酷い殲滅攻撃を受け、これを切っ掛けにクランとして団結した。
前身こそメンバーはビジネスライクな付き合いだったが、クラン結成後は仲良くやっているらしい。
- フォッシル・マイナーズ
化石掘りに情熱を注ぐクラン。
活動の過程で地中に眠っていた新種の昆虫モンスターを発見し、「自分達がいつか解散・引退してもクランの名が残るように」という思いから「FM'sクリサリス」と命名した。
上記のしんみりしたエピソードこそあるが、その後新メンバーも加わって規模を拡大、新大陸でせっせと発掘活動を続けている。
- 黒竜忍軍二軍
忍者系統の未来を切り開いた秋津茜の人柄にやられて彼女を(勝手に)信奉するクラン。
要は秋津茜親衛隊。概ねアイドルの追っかけやファンクラブに近いクランと思われる。
ノワルリンドへのお願いを出汁にして秋津茜と仲良くなろうとする行為は「黒竜忍軍二軍鉄の掟」の違反者として扱われ、様々な要因で変異した超強力なモンスター"緋色の傷"ソロ攻略の刑に処される。
ストーリー・イベント関連
- ユニークシナリオ
シャンフロ最大の売りとも言えるサブイベント群。
「シナリオ」の名の通りどのユニークシナリオにも「始まりと結末」が存在しており、プレイヤー・NPC・モンスター問わず「特定の存在」について語られる。
不特定多数が受注可能なもの、周回が可能なもの、オンリーワンなものとタイプは様々。
推奨レベルが表示される場合があるがこれは一種の目安であり、シナリオの難易度がプレイヤーのレベルに応じて調整されることもある。
クリアした時の報酬は第一線級の強力なアイテム/装備やスキル/魔法だったり、クリア者限定の特別サービスだったりと豪華なケースが殆どなので、多くのプレイヤーやクランが血眼になって発生フラグを探している。
ユニークシナリオも他のコンテンツの例に漏れずAIがリアルタイムで生成しているため、「誰も知らない自分だけのユニークシナリオ」を発生させたいのならばセオリーに囚われないプレイングが重要となる。
ユニークシナリオの情報を公開するか否かは発見者の自由なので、自発したものを独占・秘匿しているプレイヤーは多い。
間違われがちだが、必ずしも報酬でユニークアイテムやユニーク魔法などが入手できるわけではない。*14
- ワールドストーリー
正式名称はワールドストーリー「シャングリラ・フロンティア」。
世界そのものが「次の段階」へと進み、変化することに関する物語。
ユニークモンスターの討伐によって進行し、その度に大型コンテンツが解禁されていく。
- グランドクエスト
運営が設定したプレイヤー全体の「目標」。
攻略の目安とも言え、何をするか迷ったならグランドクエストの達成の助けとなるような行動を取れば間違いはない。
こちらもワールドストーリー同様、達成することで新コンテンツが解禁され、新たな目標が定められる。
- ユーザーイベント
プレイヤーが自発的に行うイベントのこと。
運営が関与していないため実際にはシステム的に存在しているわけではない。
施設関連
- ギルド
各職業系統に存在する職業組合のこと。
その職業に属しているNPCや他プレイヤーとの交流、クエストの斡旋、職業専用イベント、その職業ならではのサービスといった各種特典が受けられる。
クランとはまた違った人脈を構築できるため、プレイヤーの第二の活動集団・拠点としての役割を担う。
周囲に迷惑を頻繁に掛けるなど素行不良の度が過ぎたりした場合はギルドから追放されることもある。
メインとサブでも待遇に差異があり、当然メインに設定している方がより良いサービスを受けられる。
- 特技剪定所
各街に存在するショップの一つ。
特技剪定師という特殊な職業のNPCが存在し、スキル関連の様々な商品を取り扱っている。
最大の特徴はスキルレベル上昇タイプのスキル2種類を連結し、新しいスキルとして生まれ変わらせる「スキル合体」が行えること。
これの上位版として、複数のスキルを歯車のように組み合わせて新スキルとする「同調連結」も存在する。こちらは連結解除により元のスキルに戻すことができる。
より強力なスキルの習得、不要なスキルの整理としても使えるため必須級の施設と言われる。
他、記された条件を満たせば特定スキルを確実に習得できる「秘伝書」の販売も行っている。
- 覚醒の祭壇
新大陸の各亜人種の集落にある施設。
ここでイベントを行うことでプレイヤーのレベルキャップを解放、Extendとして蓄積していた経験値を全て反映させた上でレベル150まで成長できるようになる。
更に、祭壇の地下にある設備を利用することでアバターの種族を集落に対応する亜人種へと変更する「改宗」も行うことができる。
改宗するとアバターの容姿が亜人種のものに変化し、亜人種特有のスキルや補正を得ることができる。
ゲーム内コンテンツ
この途方もない作り込みから本筋以外のミニゲームも存在する。
要は現実の据え置きゲームでも見かける「ゲーム内ゲーム」。
- フィロジェネテック・ジオグリフ
神代の技術満載の隠しダンジョン「リヴァイアサン」の第三殻層「戯盤」でプレイできるトレーディングカードゲーム。通称「フィロジオ」。
プレイヤー自身をマナ粒子と定義することで生物が進化する条件やその性質をカード能力として落とし込んでいる……という設定。
モンスターを場に出し、「環境」と「要因」を整えることで独自の「生態系」を構築しつつ、相手の生態系の構築を妨害する対戦型カードゲーム。
第四殻層へ上がるための手段の一つで、フィロジオを用いる場合は「専用コーナー『フィロジオタワー』で全99階層の門番MOB*15を一つのデッキで攻略(=99連勝)」しなければならない。
カードプールは全て「シャンフロ内で登場するモンスター」とその関連(サポート)カードで構成されている。
つまるところ、シャンフロ内のモンスターをVRカードゲーム風に置き換えたミニゲーム。
カード購入のためにはリヴァイアサン内限定通貨「スコア」が必要なので事前に別の手段で稼いでおく必要がある。
ブースターパックは「購入者がこれまでに遭遇してきたモンスター」がカードとして排出されるため、自分だけのデッキが構築できるのが売り。
他プレイヤーと独自に取引してカードをトレードしたり購入することも可能。
レアリティはコモン、アンコモン、レア、エクスティンクション、レジェンダリー、ザ・ワンの6種。
各プレイヤーの戦闘経験によって同一カードでもレアリティが変化することがある。*16
主なルールは、
決闘対戦開始時にプレイヤー双方が「ジェネレーション!」と叫び、声が大きかった方が先攻。- プレイヤーは双方とも1巡目(最初のターン)は攻撃することはできない。
- 複数種類のマスが存在し、各マスには対応した種別のカードしか配置できない。
- 場のモンスターの数が多いほど効果優先権が高くなる。
- サレンダーは両者合意の時のみ成立する。
- 最終的に相手の生態系を絶滅させた方が勝利となる。
問題はカードプールが多すぎること、ゲームの進行次第で使用できるデッキが増減すること、ゲームマスターでもあるリヴァイアサンの管理AI「勇魚」がプレイヤーに応じて排出率を弄るのでコレクターとして活動しようとすると凄まじい苦行になることなど。
このゲームにドハマりしたプレイヤーは「フィロジオニスト」と呼ばれ、シャンフロでの目的が「世界の開拓」ではなく「フィロジオをプレイすること」に逆転してしまう。
フィロジオ廃人ともなると、開拓を推奨している勇魚に白い目で見られようが舌打ちされようが小言を言われようがお構いなしにリヴァイアサンに入り浸り、
本来本編である筈のシャンフロでのあれこれは「カードプールを広げるために仕方ないからこなさいといけないクソイベント」と扱うようになる。
あるフィロジオニスト曰く、「何がやばいってマジで第三殻層で一生遊べそうなことなんだよね、フィロジオ楽しすぎる」。
ちなみに、リヴァイアサンが蓄積し続けてきたデータのごく一部を除いた殆どがリソースとして使われているため、「惑星ユートピア」について調べる上での最適解の一つともなっている。
MOB関連
- NPC
NPCには超高度なAIが搭載されており、他者の感情や思考を察したり、冗談を言ったりとリアルの人間とほぼ同様のコミュニケーションが可能。
プレイヤーの与り知らぬところでNPC同士のコミュニティを作っていることも多々ある。
NPCをパーティに加えて戦闘に参加させることもできるが、NPC達は惑星ユートピアで「生きている」設定なので死亡すると二度とリスポーンすることはない。
無実のNPCに意図的に危害を加えたり、あまつさえ理由なくキルした場合はPKと同等のペナルティを負うことが示唆されている。
特殊な出自の設定があったり、特別な役割を与えられた一部のNPCはレベル150のプレイヤーを遥かに凌駕する力を持っているケースもある。
人間種だけでなく、亜人種やエネミー判定の無いモンスターのNPCも存在する。
実はプレイヤーとNPCは生物レベルで全く別の人種であり、NPCからするとプレイヤーは「死亡しても復活する変な人達」として認識されている。
特殊なNPCカテゴリ
- 賞金狩人
アップデートで追加されたPK仕置人の役割を持つNPC。
街中でPKやNPCKが行われると高確率で出現し、圧倒的な力で下手人を葬り去る。
倒したプレイヤーの装備を奪って戦利品として着用する共通仕様を持つ。
先述した「プレイヤーより強いNPC」の代表格であり、特に賞金狩人の中でも最強と目されるティーアスに勝てるプレイヤーは事実上存在し得ない。
実は隠し上位職業「仇討人」のギルド「彷徨う剣」に所属しており、その内の「対PK特化NPC専用職業」に位置する。
仇討人に転職できれば賞金狩人と交流を持つことができる。
- 征服人形
新大陸の各地に出没する機械人形型NPC。
全員が球体関節の美少女の姿をしており、NPCネームは型式と製造(シリアル)番号で表記される。型式は全50種。
「新大陸を調査、サンプルを征服人形の拠点・事務所に持ち帰る」という共通の活動目的に従って行動している。
新大陸の地名の殆どは征服人形が命名したもの。
征服人形と接触し、気に入られたり利害の一致による関係を構築できれば「契約」して相棒として共に行動できるようになる。
ただし、戦闘スタイル・カルマ値・野生値・好感度を参照する上に契約可能条件も型式によって異なる。
プレイヤーを主人と定めて一緒に冒険してくれるアイドル風美少女アンドロイドという男の浪漫の塊みたいな性質から、日々征服人形との契約を求めてシャンフロを彷徨う者がそれなりにいる。
ドルヲタ系プレイヤーほどドツボに嵌まりやすい。
- 亜人種
新大陸に居住する、人間種とは違った特徴を持つ人型の種族。
それぞれ集落を作って暮らしている。
- 森林族
亜人種と言えば、で連想される代表的種族。長い耳と細身の体型が特徴。
新大陸最弱の種族であり、それもあってか種族全員がヘタレという哀しい性を背負っている。
「ティアプレーテン」という集落があるが放棄して定期的に住処を変えている。
種族専用スキルとして木材と少しの素材を用いてセーブポイントを設置する「即興拠点」を使用できる。
プレイヤーも森林族に改宗すれば使用できるようになるのだが、ティアプレーテンが放棄されていたために改宗者が現れなかった。
新大陸開拓序盤での必須級スキルだったにも関わらず改宗者が現れなかったため、開拓が遅延する大きな要因となった。
- 獣人族
獣の特徴を持つ種族。
どの獣の特徴を持つかは個人によって異なり、親とは異なる獣の子どもが生まれることもある。
多数の派閥が存在し、バチバチに権力闘争を繰り広げているためまとまりに欠ける。
獣人族に改宗した場合、どの獣の特徴を持つかで特性が異なる模様。
少なくとも五感は人間の頃から強化される。
- 魚人族
魚の特徴を持つ種族。「魚」と言いつつイカやタコ、クジラの魚人も存在する。
獣人族同様、どの魚の特徴を持つかは個人によって異なる。
生活拠点は海底にあり、天敵となるモンスターが限られることもあって全亜人種で最も平和な暮らしをしている。
魚人族に改宗すると種族専用スキルとして「水中呼吸」「水中機動」を使用できるようになる。
- 巨人族
巨大な体躯を持つ種族。
武器を自分の分身として大切に扱う文化を持ち、NPCネームも「武器名+名前」で表記される。
戦いを尊ぶ戦闘種族であり、ある程度年を重ねると旅に出る者が多い。
- 鉱人族
ずんぐりむっくりで小柄な体型が特徴の種族。
森林族同様ヒエラルキーが低いが、生活拠点が天敵が少ない地底なのもあってヘタレてはいない。
金属を鍛えるために生まれてきたような種族であり、腕の良い鍛冶師が大勢いる。
このため他種族との交流が最も多い亜人種でもある。
鉱人族に改宗すると鍛冶を行う際に補正が入る。
鍛冶師プレイヤーにとっては人権種族と言える。
- モンスター
惑星ユートピア全体に生息する生物群。
マナ粒子の影響によりスキルや魔法を扱える種も多く存在する。
それぞれ生息エリアで生態系を構築しており、種にもよるが基本的には生殖によって個体が増えているという設定。
世界観的に完全未発見の新種が見つかることもあり、その場合は発見者が命名することができる。
一部のモンスターはスキル「テイム」に成功すると仲間として連れ歩くことができるようになる。
NPCと違ってスポーンするが、これはプレイヤーの認識外で発生しており、「新しい個体が以前からいた」ことになる形で補填される。
- 二つ名持ち
通常種ながら異常な行動特性を獲得したために二つ名で呼ばれるようになったモンスターのこと。
過酷な環境下で生まれ落ち、尚且つその環境を生き抜いて適応・成長した個体を指す。
かなり強力なモンスターではあるが、元の種の範疇なのでドロップアイテムは通常個体と変わらない。
非常に稀だが、更なる経験を積むことで下記のレアモンスターへと後天的な進化を遂げることがある。
こちらの場合は専用素材をドロップする。
一例
- 「傷だらけ」
新大陸のエリア「ペンヘドラント大樹海地帯」に生息する三つ首のティラノサウルス型モンスター「ドラクルス・ディノサーベラス」の二つ名個体。
数々の修羅場を潜り抜けた歴戦の猛者であり、経験した激戦を想起させる二つ名通りの傷だらけの身体が特徴。
エリアでも強力な部類である同種の一般個体をワンパンする程の絶大な戦闘能力を持ち、単純なスペックだけなら金晶独蠍やリュカオーンの分身体すら凌駕する。
本来ドラクルス・ディノサーベラスは属性攻撃の類を使わないが、「傷だらけ」は成長過程で先祖返りを起こしたことで火属性の力を獲得、広域殲滅能力を備えるようになった。
トップクランの一角である午後十時軍すら返り討ちにする実績を持つ実質的なエリアボスとして君臨しており、強すぎたために新大陸の開拓が遅延した最大の要因となった。
- レアモンスター
各エリアに一種類以上生息する遭遇率が低いモンスターのこと。
通常のモンスターよりも強く、ドロップアイテムや素材も品質の良いものが多い。
一例
- ヴォーパルバニー
最も広範囲に生息するレアモンスター。
「致命武器」というカテゴリ武器を装備しており、プレイヤーの急所を的確に狙う習性を持つ。
特に最初期のエリア「跳梁跋扈の森」に出現する個体は初心者にとっての脅威として有名。
出現エリアによって装備している致命武器の武器種が異なる。
倒すとレアドロップとして致命武器を入手できることがある。
- 金晶独蠍
隠しエリア「水晶巣崖」に生息する水晶群蠍のレアモンスター。夜行性。名前の通り金色。
水晶群蠍よりも装甲が少し弱くなっているものの、その分軽量化されたことで戦闘に特化した種。
手負いの状態でも数十体の水晶群蠍の突撃を返り討ちにできる程の強さを持っているため水晶群蠍は近寄らず、交戦中は基本的に横槍は入らない。
高台で両手を広げる体勢をとることで、月光の魔力により傷を修復することができる。
尻尾から毒液を噴射できるようになっており、散弾のように発射された場合はサンラクですら回避が困難。
なお、水晶群蠍に対して、金晶独蠍というのは単独行動をするというわけではない。
あろうことか主食が生きた水晶群蠍であり、一応の同族からも敵認定されているという超絶問題児。
その為、水晶群蠍が大量にいると出現し、プレイヤーがいなくなると殺し合いを始める。
メタ的に言うと、お互いの衝突でボロボロ落ちる水晶群蠍の素材を掃除する役割があると考えられる。
- "緋色の傷"
先述のドラクルス・ディノサーベラス「傷だらけ」がレイドモンスター「貪る大赤依」との戦闘に巻き込まれたを経験したことで異常進化、二つ名持ちのレアモンスターとなった個体。
「傷だらけ」の象徴であった全身の傷は紅蓮の赤へと染まり、身体は更に大型化した。
元より高かった攻撃能力が更に強化されたばかりか、防御能力も魔法無効・武器攻撃に対して熱による耐久値減少効果など反則な域になっており、ますます手の付けられない怪物(モンスター)と化している。
最大の特徴はレアモンスターに進化して尚衰えぬサイヤ人染みた成長性で、死ぬ瞬間まで強靭くなり続ける。
運営としてもこの成長と進化は想定外であり、調整や抹消が検討されたようだが、WMである創世が気に入ったことでそのまま据え置かれた。
"緋色の傷"の誕生を切っ掛けにサーバーAI達が作った新たなカテゴリが後述のエクゾーディナリーモンスターである。
なお、"緋色の傷"は後に生まれたドラクルス・ディノサーベラスのエクゾーディナリー"死闘の傷"との縄張り争いに勝利している。
- ユニークモンスター
ゲーム内では「七つの最強種」と呼ばれる7体の特殊なモンスター。
「最強種」の呼び名に偽りなく、他のモンスターと隔絶した理不尽とも言える圧倒的な戦闘能力を誇る。
準備が整っていない状態での遭遇=確実な死を意味するが、遭遇し交戦するだけで大量の経験値を得られる共通仕様があり、ボーナスモンスターとしての側面も併せ持つ。
また、ただ遭遇しただけでは倒せないようになっており、必ず対応するユニークシナリオEXを発生・受注しておく必要がある。
攻略にあたってはモンスターのバックボーンとなる世界観設定を考察して対処法を練ることが重要。
どれも討伐は困難を極めるが、成功すればレベルアップとは別枠の大量の追加ステータスポイント、及び非常に強力かつ特殊なユニークアイテム/装備を報酬として獲得できる。
一体撃破される度にワールドストーリーが進行する。
一覧
- 夜襲のリュカオーン
巨大な黒い狼。
旧大陸で夜にエンカウントでき、洗礼を受ける初心者も多いためユニークモンスターの中でも特に有名な一体。
レベル165とプレイヤーの第二レベル上限をぶっちぎる高レベルなので生半可な攻撃ではビクともしない。
最大の特徴は「夜の闇と完全に一体化する」能力で、この状態ではプレイヤーはリュカオーンの攻撃を目視できなくなってしまう。
基本的なモーションは「大きく素早い狼」なのである程度の腕前があれば倒せずとも一定時間攻撃を捌くことは可能だが、エンカウント時に夜の闇と一体化して奇襲してくるケースが多々あるため、遭遇時点でパーティが半壊していることもザラ。
夜に襲ってくるから「夜襲」なのではない、夜が襲ってくるから「夜襲」なのだ。
特定条件を満たしたプレイヤーをお気に入りの獲物と認定し、そのマーキングとして呪いを刻むことがある。
呪いを受けた部位は装備不可能になることをはじめとしたデメリット効果が付くが、「最強種に目をつけられたやべーやつ」としてNPCやモンスターからの反応が変化する。
実は旧大陸に出現するリュカオーンは本体ではなく「影」と呼ばれる分身であり、出現する場所や周期にパターンが存在する。
この影を撃破することでユニークシナリオEX「夜闇を祓うは勇気の灯火」が発生する。
内容はシナリオ受注時に付与される特殊状態「導きの灯」の効果を使ってリュカオーンの本体を探し出すというもの。
大太刀を携えた鎧武者。
エリア「千紫万紅の樹海窟」の隠しエリア「秘匿の花園」で受注できるユニークシナリオEX「此岸より彼岸へ愛を込めて」で戦うことになるユニークモンスター。
阿修羅会が発見後即秘匿していたため、一般には存在を知られていなかった。
戦闘開始と同時に敵対者のレベルを強制的に50に下げる能力を持ち、その上で即死級の超高速攻撃や範囲攻撃を連発する。
詳細は個別項目参照。
巨大な蛸。
実際にプレイヤーが遭遇する以前より発狂したNPCからの情報で名前だけは知られていたユニークモンスター。
海底の隠しエリア「深淵盟都ルルイアス」に潜んでおり、一部のユニークシナリオから直結で移行するユニークシナリオEX「人よ深淵を見仰げ、世界は反転る」で戦うことになる。
ユニークシナリオEXが発生した時点でプレイヤーはルルイアスにリアル時間で一週間閉じ込められ、その間にエリア各地を調査しつつクターニッドに辿り着かなければならない。
あるゆるものを「反転」させる能力を持ち、クターニッド戦本番ではその反転効果に如何に対処していくかが重要となる。
詳細は個別項目参照。
黄金のドラゴン。
空を飛べることもあって行動範囲が広く、旧大陸と新大陸の双方でエンカウント可能なユニークモンスター。
エリア「気宇蒼大の天聖地」を拠点としており、ここに到達できれば徘徊エンカウント待ちをしなくとも戦闘可能。
人語を喋る上に人間に好意的なのでコミュニケーションが可能で、自身に挑む英雄の資質を備えたプレイヤーを求めている。
リュカオーンと同様、気に入ったプレイヤーに呪いを刻むことがある。
ブレスをはじめとしたドラゴンらしい攻撃の他、「英雄としてのロールプレイ」を求める特殊な領域を戦闘エリア全体に展開する能力を持つ。
ユニークシナリオEX「来たれ英傑、我が宿命は幾星霜を越えて」の決戦フェーズは多くのプレイヤーが参戦する大規模レイドとなった。
詳細は個別項目参照。
エインヴルス王国の王城図書館に潜入した情報屋プレイヤーが発見した書物により存在が明らかになったユニークモンスター。
津波や炎、雷といった様々な攻撃を操るとされるが、この時点では詳細は不明だった。
NPC「征服人形」との契約を含む複数の条件を達成すると発生するユニークシナリオEX「あなたに捧ぐ旋律」で戦うことができるようになる。
その実態は新大陸に隠された「コンサート会場」そのもので、一度に1人のプレイヤーのみが挑戦可能。
挑戦するプレイヤーが過去に戦ってきた強敵との戦闘を再現し、その戦闘をなぞったロールプレイをしていくという特殊ギミックタイプ。
挑戦するプレイヤーの過去の戦歴に応じて偽典ルートと正典ルートに分岐する。
偽典ルートでは、最終段階でそのプレイヤーを揶揄したかのような造形の巨大なモンスターと戦う。
正典ルートでは、最終段階でそのプレイヤーの上位互換コピーと戦うことになる。ただし、とある条件を満たさなければどうやっても勝つことはできない。
詳細は個別項目参照。
- 無尽のゴルドゥニーネ
巨大な蛇を従えた見た目中学生くらいの少女。
新大陸でエンカウント可能なユニークモンスター。
ジークヴルム等と同じく人語を喋るが、自分以外の生物に対して並々ならぬ敵意を抱いているため友好的なコミュニケーションは不可能。
従える4体の龍蛇は全て電車並の巨大サイズであり、その巨体にものを言わせた質量攻撃でプレイヤーを蹂躙する。
ゴルドゥニーネ本体は毒を様々な形で操る能力を持ち、オールレンジ攻撃を行ったりと隙が無い。
「分け身」と呼ばれる抜け殻から派生した分身が複数存在しており、それぞれが独立した自我を備えたエネミー判定を持つNPCとなっている。
この分け身の何れかに呪いを刻まれることでユニークシナリオEX「汝果て達の呼び声」を受注することができる。
また、何らかの形で呪いを刻まれずに分け身とパーティを組むことでユニークシナリオEX「果て亡き我が闘争」を受注できる。
- 不滅のヴァイスアッシュ
侠客のような姿をした人間大の大兎。愛称はヴァッシュ。
ヴォーパルバニーの国「ラビッツ」を仕切る親分兎にして、隠し最上位職業「神匠」に就いているシャンフロ最高の鍛冶師。
人語を喋る他、他のユニークモンスターや神代についての多くの情報を知っている点などから最重要NPCとしても扱われる。
概念に直接影響を与える能力を持つらしく、一例として現象をモンスター化させた上で調伏することで刀として封印することができる。
超格上のモンスターに致命武器を用いて大立ち回りをすることで発生するユニークシナリオ「兎の国からの招待」を受注することで交流を持つことができる。
隠しパラメータ「ヴォーパル魂」を高めた上でロールプレイを上手く行うことができればヴァイスアッシュに気に入られ、大きなイベントの際などにサポートを受けられるようになる。
「兎の国からの招待」をクリアすることで対応するユニークシナリオEX「致命兎叙事詩」が発生する。
同シナリオを発生させたプレイヤーが「花鳥風月」に準えた4組*17現れなけば特定段階以降に進行しない。
基本的にはヴァイスアッシュの指示をこなしていく形で、シナリオ進行に応じて致命武器をヴァイスアッシュ自身が強化してくれる。
他、ゴルドゥニーネ同様もう一つのユニークシナリオEXが存在するとされる。
- レイドモンスター
ワールドストーリー第4段階で解禁された、ユニークモンスターに匹敵する超強力なモンスター群。ゲーム内では新大陸側は「左方始源眷属」、旧大陸側は「右方始源眷族」と呼ばれる。
旧大陸と新大陸にそれぞれ赤・青・黒・緑・白の5体ずつ、計10体(うち交戦可能なのは9体)存在する。
「レイド」と付く通り数十人以上の討伐隊で挑むことを前提とした絶大な戦闘能力を持ち、数段階の形態を攻略した上で、最終形態「始源解帰」を撃破することで討伐となる。
討伐報酬はハイリスクハイリターン・そこそこリスクそこそこリターン・ローリスクローリターンの3タイプのアイテムのうち何れか一つ。どのタイプがドロップするかはランダム。
なお、一度でもレイド戦に参加していれば実際に討伐された戦闘に参加していなくとも報酬を得られる。
討伐後一定期間が経過すると復活する共通仕様を持つ。
一覧
- 貪る大赤依
新大陸の赤。赤い飛蝗の大群。
モンスターやNPCを捕喰し、その肉体を全て「赤」に置き換えて100%同じ性能のコピーを作り出す能力を持つ。
ワールドストーリー第3段階でお試しポジションとして先行実装され、この際は青竜エルドランザの死体を捕喰・利用していた。
- 狂える大群青
新大陸の青。青いプランクトンの群体。
無機物に寄生し、有機物を捕喰することでひたすら増殖していく。
設定的に絶対にプレイヤーが倒すことができないため、クターニッドにより封印されている。
クターニッド討伐後のイベントでギミックとして登場する。
- 嵩増す大黒繊
新大陸の黒。黒いサイクロプス。
複数体存在し、勝者が敗者を捕喰することで自己強化していくという共喰いの生態を持つ。
その特性上、放置すればするほど危険度が増していく。
全身が筋繊維の塊であり、その力に物を言わせた圧倒的な物理攻撃が持ち味。
- 蟲喰む大緑宮
新大陸の緑。緑の虫と花。
虫が戦闘を担当し、敵対者を生け捕りにして花に栄養として運んで行く。
捕喰した対象を何らかの形で利用する憑依タイプ。
- 隔てる大白壁
新大陸の白。白いスライム。
あらゆる物を捕喰することで増殖し、自身の身体を様々な形状に変化させることでフィールドを制圧する。
建物や塔といった構造物になることもでき、これを利用して罠を張る習性を持つ。
- 焠がる大赤翅
旧大陸の赤。赤い焔蝶。
スリップダメージを主体とした多種多様な「熱」による攻撃を操る。
エネルギー体同然なので特定段階になるまで物理攻撃が無効な上、その熱で簡単に装備を破壊してしまう厄介なモンスター。
フィールドギミックとしての側面もあり、発掘した英傑武器を使用可能にするには大赤翅の熱を利用して解凍する必要がある。
「王国騒乱」イベントの開始と同時に、先王陣営の本陣であるサードレマを強襲した。
- 彷徨う大疫青
旧大陸の青。青い痩馬。
敵対者のレベルが高ければ高い程に影響力を増す病気の状態異常を操る。
能力の通り、まだシャンフロを始めたばかりで低レベルな初心者プレイヤーへの救済モンスターとしての役割も持つ。
- 圧し恵む大富黒
旧大陸の黒。黒い羽蛙。
直接攻撃手段を持たず何故か回復ばかりを行うが、過剰回復により敵対者を爆散させる能力を持つ。
- 嬲る縁大緑
旧大陸の緑。緑の孔雀。
尾羽に実る果実の汁を浴びせた対象からステータスを徴収し、徴収量が足りなければ身体ごと取り込んで利用する能力を持つ。
「王国騒乱」イベントの開始と同時に、新王陣営の本陣であるサーティードを強襲した。
- 微睡む大白神
旧大陸の白。最強のレイドモンスター。
タイムリミットまでに討伐しなければゲームオーバーになると言われる。
他のレイドモンスターと違ってワールドストーリー第4段階時点ではまだ休眠中。
分類上は旧大陸のレイドモンスターだが、休眠地は新大陸。
- 色竜
新大陸に生息するレイドボス級ドラゴン型モンスター。
ただし、一部を除いて皆異形寄りの姿をしている。
レイドモンスター同様、赤・青・黒・緑・白の5体が存在する。
共通して討伐寸前まで追い詰められると「災害状態」という発狂モードに移行する特性を持つ。
5体ともプライドが高く、自分以外の生物を敵視している。
とあるプレイヤーが唆したことで大規模レイドイベント「竜災大戦」で一挙に集結し、プレイヤーとジークヴルム相手に大混戦を繰り広げた。
一覧
- 赤竜ドゥーレッドハウル
赤い叫び。
アメンボのような長い手足を持ち、それを折り畳んだ状態で乳首に相当する位置からジェット噴射でホバーのように移動する形容し難い姿と生態をした変態異形のドラゴン。
一応炎を噴き出す突起は全身にあり、手裏剣みたいにクルクル高速回転しながら飛ぶ。
非常に敵を作りやすいイキリ気味かつウザい言動と性格をしており、攻撃が届かない位置に胴体を伸ばしつつ腹部から炎を噴き出して下にいる者を焼き払う鬱陶しいスタイルから竜災大戦ではプレイヤー達から真っ先に狙われた。
色竜性格悪いランキング堂々の1位。
- 黒竜ノワルリンド
黒い暴虐。
他の色竜がイロモノばかりの中、四足歩行型の王道のドラゴンそのものの姿が特徴。
「真なる龍王」を自称するプライドの高い性格で、実際に龍王として君臨するジークヴルムに対抗心を燃やしているベジータ系ドラゴン。
自分以外の生物を虫のように蔑んでおり、前線拠点にモンスタートレインをしかけて半壊に追い込んだ。
この一件によりプレイヤー達から大きな恨みを買い、黒竜討伐隊が結成される切っ掛けとなった。
後に秋津茜と遭遇したことで彼女に攻略感化され、実質的なテイムモンスターとなる。
竜災大戦後にモンスタートレインの件について謝罪をしたことで黒竜討伐隊にも許され、秋津茜が別行動している時はスカルアヅチのマスコットとして城内で寛いでいる。
色竜性格悪いランキングでは4位。
- 緑竜ブロッケントリード
緑の老獪。
翼のような腕を持つ牛頭の亀の姿をした異形のドラゴン。
一度受けた傷は決して忘れない執念深い性格で、その相手の死を見て嘲笑う畜生メンタル。
全身から生えた植物で周囲のマナを吸収・排出する能力を持ち、それにより自己強化自己回復が可能。
色竜の中でぶっちぎりの最高齢であり、その分サイズ・タフネス共に随一で、竜災大戦後も生存した。
色竜性格悪いランキングでは2位。
- 白竜ブライレイニェゴ
白い狂愛。
芋虫のような巨大な腹部にドラゴンの上半身がくっついている異形のドラゴン。
自身のクローンを大量に生み出す能力を持つ。
色竜性格悪いランキングでは3位。
- 青竜エルドランザ
青き傲慢。
竜災大戦のイベントが告知された際、プロローグの中で死亡していた出オチドラゴン。
海を縄張りとしており、海生生物の特徴を持つ以外はノワルリンドに次いでドラゴンらしい姿をしていた。
色竜に共通する傲慢な性格から深海のボス級モンスターに喧嘩を売った結果、返り討ちにあって死亡した。
これは運営側も想定外のことだったが、「面白いから」という理由でそのままイベント続行となった。
死骸は貪る大赤依によって喰われ、利用されることになる。
- エクゾーディナリーモンスター
大型アップデートで実装された強力なモンスター群。
先述の"緋色の傷"の誕生を受けてサーバーが提案・実装した既存モンスターの特殊個体で、より強力な突然変異を遂げた「不世出の実力者達」。
一部を除いてモンスターネームは「既存モンスター名+“四字熟語の当て字(+ルビ)”」で構成される。
基本的にどれも強力だが、戦闘能力は元となったモンスターの影響も大きく、例えば始まりの街「ファステイア」付近に出現するエクゾーディナリーはゲームを始めたばかりの低レベル生産職プレイヤーでも十分に討伐可能。
討伐すると専用素材の他、元となったモンスターの力を宿した強力なスキル「不世出の奥義」を習得できる。
オンリーワンな個体という訳ではなく、一定時間が経つと再度出現するようになる。
なお、生態的には「異常な成長過程を辿った結果変異した」のではなく、「異常な変異を持って生まれた」個体が中心で、生物として致命的欠陥を患っている者も多く、そういった意味では「儚い生態」「可哀想な生き物」とも言える。
一例
- ドラクルス・ディノサーベラス"死闘の傷"
"緋色の傷"の種族である三つ首ティラノのエクゾーディナリーモンスター。
一度傷がつくと、その箇所に傷をつけた武器属性(斬撃・刺突等アバウトに)が通らなくなる。
生命活動に要するカロリーが異常に多いという生物としての欠陥を持ち、そのせいで"緋色の傷"の装甲を破れずに敗走してしまうようだ。
- FM'sクリサリス"戦災孤児"
シグモニア前線渓谷に眠っていたエクゾーディナリーモンスター。
突然変異ではなく、蜘蛛と百足による淘汰から運よく逃れられ、特殊環境で無事成体にまで辿り着いた個体。
獲得できる不世出の奥義は「戦砕琥示」。
- 金晶独蠍"皇金世代"
水晶巣崖に眠っていたエクゾーディナリーモンスター。
カテゴリ上は金晶独蠍だが水晶群蠍から派生するエグゾーディナリーという変わった設定で、水晶群蠍を強力に統率する。
獲得できる不世出の奥義は「皇金時代」。
- 真なる竜種
人間の「竜」に対する恐怖が具現化したレイドボス級ドラゴン型モンスター。
モンスターネームは「真なる竜種:No.~」「(真名)」で表記される。
設定上はNo.Ⅰが「ジークヴルムに対する畏怖」から「竜」として顕現したことでNo.Ⅱ以降もドラゴンを象るようになったとされる。
No.Ⅰ~No.Ⅲは現代になるまでに過去のNPC達によって討伐されており、プレイヤーが実際に戦えるのはNo.Ⅳ以降。
「竜への恐怖」以外に元となる「恐怖」が存在し、それに応じた姿と能力を持つ。
一応オンリーワンなモンスターで同じNo.と真名を持つ竜種は存在しないが、元となる「恐怖」が共通していれば類似した竜種が新たに生まれることがある。
ユニークモンスターが討伐される度に総数が3体ずつ増加し、現存数が総数未満の場合に週一で新たな竜種が生まれる。
討伐しても素材や経験値は得られないが、討伐報酬として各プレイヤーがその戦闘中に最も長く装備していた武器・防具をユニーク装備「竜滅装備」に進化させると共に、隠し最上位職業「真竜討滅者」への転職権が得られる。
武器・防具を装備していない部位がある、もしくは既にユニーク装備だったなどの理由で竜滅装備化の対象外だった場合「脈打つ銀色の石」というアイテムが手に入る。
一例
- 真なる竜種:No.Ⅴ 真名:ガリバー
元となった恐怖は「暗闇に閉じ込められる孤独と焦燥」。
旧大陸のとある洞窟に生息している真なる竜種。
針金をドラゴンの形に歪めたかのような姿をしている。
超大質量の肉体を細い身体へと圧縮しており、肉体を解放・バンプアップすることで敵対者を圧殺する。
- 真なる竜種:No.Ⅹ 真名:トマホーク
元となった恐怖は「投擲された刃物」。
新大陸西部のエリア「オケアグラノス高原」に生息している真なる竜種。
翼を含む全身が刃物で構成された超攻撃的な姿をしている。遭遇者曰く、「ナイフの塊」「新手の現代アート」。
外見の通り非常に硬い上、自ら振動を発する能力を持ち、斬れ味強化や肉体の高熱化といった自己強化を行う。
追記修正よろしくお願いします。
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- シャンフロ以外の作中ゲームの記事が一杯作られてたのにシャンフロの記事はようやくなのか… -- 名無しさん (2022-01-04 00:57:19)
- SAOでもザ・シードを使って似たゲームが作られてそう。 -- 名無しさん (2022-01-04 03:32:49)
- ↑ザ・シード普及後はVRMMOが飽和状態らしいから、同じようなゲームは絶対あると思う。 -- 名無しさん (2022-01-04 03:46:30)
- ユニークとかには絡みづらいけど、普通に遊ぶなら結構楽しそうなんだよね -- 名無しさん (2022-01-04 09:59:26)
- 仕様が近いのはインフィニットデンドログラム辺りだろうか……まあ、あっちと違うのは本当に只のゲームと言う事位か -- 名無しさん (2022-01-04 10:56:35)
- グルメの道を極めたら味覚が現実レベルまでアップデートされるらしいし攻略以外でも楽しそうなんだよな -- 名無しさん (2022-01-04 11:28:35)
- むしろ攻略以外の活動(趣味とか)をメインにしてるプレイヤーの方が多そう。 -- 名無しさん (2022-01-04 11:47:29)
- ↑、↑2 どう森的な仮想ライフゲームとしてはすごく優秀なんだけど「攻略」しようとすると途端にクソゲーになるデザインなのよね -- 名無しさん (2022-01-04 13:10:03)
- エピックオブヴォーパルバニー発生させてないとまともにユニモン攻略できないクソゲー -- 名無しさん (2022-01-04 16:23:41)
- ↑兎叙事詩が必須だったユニークは今のところヴァッシュ辺りだけだぞ視野が狭すぎる、クソゲーって言いたいだけじゃね -- 名無しさん (2022-01-04 18:56:58)
- ↑2 半数位は発生させてないプレイヤーの攻略もされてるが……リュカオーン(影):剣狼も討伐済み、本体はそもそも出てない、クターニッド:外道2人を含むチームでも攻略済み、ジークヴルム:そもそも大規模レイド、ゴルドゥニーネ:サンラク以外はエピックオブヴォーパルバニー絡んでない、オルケストラ:ミレイが先に攻略(偽典ではあるがクリア扱い)……本当に読んでる?それともネタ? -- 名無しさん (2022-01-04 18:59:00)
- 維持費だけでもとんでもない額になってそうだけどゲームの売上だけで採算取れるんだろか? -- 名無しさん (2022-01-04 21:04:01)
- 一歩間違えれば即クソゲーとなるところを運営がめっちゃ頑張ってるゲームだよな。創世の癇癪ポイントは悉くクソだし -- 名無しさん (2022-01-05 02:39:16)
- ライフシミュレーションや箱庭ゲーとしては間違いなく神ゲー。ただし『攻略』に関してはカミゲニウムと同等以上にクソゲニウム濃度が高いし、そもそも運営がアレなんで少しでもバランスが崩れれば反転して超絶クソゲー化しかねないというデュークモン的な危うさがある。 -- 名無しさん (2022-01-05 15:43:56)
- 最終的にクソゲーと化して魑魅魍魎だけ生き残り真実に到達するのか神ゲーのまま終わるのか変なとこでもハラハラする -- 名無しさん (2022-01-05 22:50:42)
- まあ、創世さん的にはゲームよりこの世界凄いでしょ!ってのがまず第一だからな…… -- 名無しさん (2022-01-08 00:44:15)
- スキルゲーではあるが、なろう特有のチートスキルは無い印象 -- 名無しさん (2022-01-17 02:07:18)
- ライフゲームとしてなら絶対やってみたいレベルなんだよな。 -- 名無しさん (2022-02-06 13:04:29)
- 適当に遊んだりフィロジオニストになると楽しそう…ガチ勢になると苦行ってかんじ。まぁ気楽にやってたらやってたでレイド連中とかにすりつぶされそうだけど -- 名無しさん (2022-08-17 23:17:34)
- たぶん自分ならガチ勢眺めながらほのぼのプレイする。 -- 名無しさん (2023-11-14 19:19:38)
#comment(striction)
(end
*1 本作の世界は現実以上にゲームが世間一般に受け入れられていること、フルダイブハードはユートピア製一強状態であること、シャンフロのためにハード買い替えの必要が無いこと等が要因と思われる。アクティブ数は不明。*2 あくまでゲーム世界の維持に10基のサーバーが使用されているのであって、ワールドがサーバーで分かれているわけではない。
*3 ルート分岐まで網羅していたあたりTRPGのシナリオブックだった可能性がある。
*4 スキル習得など限定アイテムの販売、上位職業・高レベルNPCによる各種施設の利用など。
*5 発生条件が簡単な別のユニークシナリオでも訪れることができるが、そちらは兎御殿には入れず、クリアしてしまうと追い出されて再入国はできない。
*6 動体視力やピンチ力など。
*7 一部の職業系統は初期職業相当の職が無い場合がある。
*8 一部のユニーク職業をはじめとした職業はこの限りでなく、サブに設定していても特典の一部を利用できる場合がある。また、その職業でないと覚えられないが固有スキルではない扱いのスキルも存在する。
*9 少なくともショップなどで売却して「市場に流した場合」は所有権が離れる。
*10 逆に言えば、裏社会に生きるアウトローなNPCとコネクションを作りやすくなり、それを利用すれば一部のペナルティを無視できる。
*11 例:後述の悪臭ペナルティによる壮絶な悪臭に耐え切れなくなったことで、悪臭源となっているプレイヤーを殺害した場合など。
*12 黒剣が万全の状態でリュカオーンと戦えたのはこの情報のおかげ。
*13 現実が少女と思しきプレイヤー。
*14 一例として、発生条件が広く知られているユニークシナリオ「兎の国ツアー」のクリア報酬の魔法「エンチャント・ヴォーパル」はユニーク魔法として扱われていない。
*15 各門番毎にデッキテーマが異なる。
*16 実際は超強力なモンスターでも乱獲経験があればコモンに、逆にそこまで強力なモンスターではないが交戦回数少ない&その戦闘で非常に苦戦した場合はレジェンダリーになったりなど。
*17 作中では花:秋津茜、鳥:イムロン、風:サイガ-0、月:サンラクの4組。
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