登録日:2021/11/17 (水) 00:36:16
更新日:2024/06/06 Thu 13:57:49NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
▽タグ一覧
ジャスミン デルトラ・クエスト ヒロイン 高垣彩陽 原紗友里 野生児 沈黙の森 勝気 短剣 黒髪 緑髪 野育ち リーフの嫁 野育ちの少女 デル族 リーフ一行
まったく、いつも無茶な事ばっかりだったけど。
わたしのおかげでここまで来れたのよ?
出典:デルトラクエスト、17話『戦え!戦えリーフ』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知
■概要
『ジャスミン』とは『デルトラ・クエスト』のヒロイン。
CV:高垣彩陽(テレビアニメ)、原紗友里(オーディオブック)
ぼさぼさの黒髪をしており(アニメでは黒に近い緑)、緑色の瞳をしている。16歳。
彼女が着ている服は影の憲兵団の遺体からはぎ取った服を、自分の背丈に合わせて裁縫し直したもの。
ついでに憲兵団から金貨・銀貨も大量にくすねているが、ジャスミンは使い方を知らないのでまさに宝の持ち腐れとなっている。
ベルトと短剣、その他薬などの品物を幾つか所持している。
生まれた時から『沈黙の森』に住んでおり、7歳の時に両親を影の憲兵団に連れていかれてから一人で生活をしている。
幼くして両親を失ったジャスミンは、小動物のフィリ及びカラスのクリーと出会い、この二匹を新たな家族として共に生きてきた。
この沈黙の森は危険な魔物がウヨウヨいるため近くにあるデルの人々も近寄れない魔境であり、ジャスミンの両親が何故このような森で暮らすことにしたかは不明。
またジャスミンの両親は沈黙の森で暮らす分には不要な知識(お金の使い方等)を教えなかった*1が、デルトラの歴史は教えているなど謎の教育方針である。
沈黙の森という厳しい環境で生き残って来ただけあって、人一倍「生きる」という意思が強く、逞しい。
この厳しい環境を生き残るために「動植物と会話する力」を会得しており、これはリーフたちとの旅の中で度々窮地を救った。
しかし一方でリーフたちに会うまで両親以外と人付き合いをしなかったため、
他人に従うという事が苦手で、思った事は良くも悪くもズバッと言う。決して全く気遣いが出来ないわけではないが。*2
また、自分で考えて生きて来たので他人の言う言葉を鵜呑みにする(自分の頭で考えない)人と言うのも、外の世界に出るまでは想像したこともなかった。
……と、ここまで書いて来たとおり沈黙の森で一人暮らしていたのだが、デルトラのベルトを完成させるために森にやって来たリーフとバルダに出会う。
当初は「こんな森に入って来る人間がまともなわけがない」と怪物ウェンバーに食われそうにな二人を見捨てようとするが、結局放っておけず成り行きでゴールを倒し『トパーズ』を手に入れるのを手伝った。
するとトパーズの『霊界への扉を開く』という力でジャスミンの母親が目の前に現れ、
母親は何故かリーフたちの目的を知っており「リーフたちの手伝いをしなさい」と言われたためジャスミンは仲間に加わった。
なおリーフたちは当初沈黙の森を最後に行こうとしていたため、
本来の予定通りだったらジャスミンは仲間にならず、リーフたちは旅の途中で力尽きていただろう。
ネタバレのため注意!
出典:デルトラクエスト、54話『ジャスミン森へ帰る』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知
実は影の憲兵団に連れていかれた父親こそ、レジスタンスのリーダーであるジョーカーである。
そしてそのジョーカーこそ、第一巻『沈黙の森』前半の主人公・ジャードであった。
霊界から現れたジャスミンの母こそ、真のアンナだったのである。
なおジャスミンは幼い頃に両親と生き別れてしまったため、その顔を朧気にしか覚えていなかったらしく、
ジョーカーこそが自身の父親だということも彼が記憶を取り戻すまで気付かなかった。
加えて彼女は、幼い頃に両親が口にしていた歌を元にただの子供宛ての落書きかのように見せかけて描かれた絵をプレゼントされて以来、今に至るまで大事に持っており、
その歌はジョーカーの胸を打ったばかりでなく、城に潜入するための隠し通路*3を示した物であったことも後に明らかになった。
実はジョーカーことジャードはデルの町の混乱を利用し、真のデルトラ国王夫妻を隠すために替え玉として町を出たのだ。
しかしトーラが国王夫妻を受け入れてくれなかったため。止む無く沈黙の森で暮らしていたのだ。
ジャスミンに一般教養は教えないのにデルトラの歴史などを教えていたのは、ジャードが来るべき時に備えていたためだろう。
ジャスミンの前に現れたアンナがリーフたちの目的を知っていたのも、
それを手伝うようにジャスミンに頼んだのも、アンナがリーフの正体を含め全部知っていたため。
なおリーフの父、すなわちエンドン国王はリーフたちを当初『いましめの谷』に向かわせようとした。
おそらく向かう途中で立ち寄るトーラにてジャード、もしくは生まれて大きくなっているであろうと子供――ジャスミンを一行に加えるつもりだったのだろう。
しかしそれはバルダの心変わりによる計画の変更で『沈黙の森』に行く事になり叶わなくなったが、エンドンも予想だにしていなかったトーラの裏切りがきっかけで、
ジャードの子供が加入するというエンドンの本来の思惑が奇しくも早々と叶った形になる。
ジョーカーが父と分かって以降もジャスミンは、しばらくは彼と打ち解けるまでには至らなかったようで、
影の大王は再びデルトラを手中に収めるべく、そういった彼女の複雑な事情やリーフとの仲を利用して一行を陥れようと、
ジャスミンの妹を騙る「フェイ」という存在を作り出して彼女を誘き寄せようとしたこともある。
全ての冒険が終わった後はリーフと結婚して子を授かった。
■友達
出典:デルトラクエスト、54話『ジャスミン森へ帰る』、2007年1月6日~2008年3月29日まで放送。
OLM、テレビ愛知、電通、デルトラクエスト製作委員会、
(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知
- フィリ
CV:池田千草
クリーと同じく沈黙の森でジャスミンと一緒にいた、小さい毛玉のような生き物。
怪物ウェンに食べられそうになっていた所をジャスミンに助けられて以来、一緒にいる。
見た目はリスっぽいらしいが何の動物かは不明。
作中にて過去の疫病からネズミを激しく嫌悪するようになったチュルナイという街では、ネズミ同然の存在と見なされて追われたこともある。
アニメではまさに動く毛玉。文庫版ではホントにリスっぽい。
ゲーム版ではバイオリズムというシステムを担う。
上画面に表示されたフィリが波の頂点に来た時に画面をタップすると、必殺技が発動するという仕組みである。ジャスミンと出会う前でも、バルダがフィリの名前を出して必殺技を説明するのはご愛敬。
- クリー
CV:伊東みやこ
沈黙の森でジャスミンと一緒にいた黒いカラス。かなり賢い。
もっぱら空を飛んでリーフ一行の遥か先まで行き、敵がいないかの偵察をしている。
そして得た情報を声を聴く事が出来るジャスミンに伝える事で、リーフたちは安全に旅をする事が出来ている。
魔女テーガンを倒したり、間違いなくリーフ一行の影のMVP。
■ゲーム版
基本的な性格、経歴は原作やアニメ版と変わらないが、こちらでは髪の色は黒っぽい茶色と原作に近い。というか外見だけ見ればアニメ版とのギャップに驚く。
パワー、体力重視のバルダとは対極に、体力(初期値はハート4つ)や火力は主要3人の中で最低だがスピードは一番上。
ゲームシステムの恩恵を最も受けているのは彼女かもしれない。専用装備にも回避、手数アップの品が多め。
ワールドマップからは「ジャスミンのまぜまぜ部屋(ルーム)」に行くことができ、そこで様々なアイテムを合成することができる。
ただしパーティに加わる前の1章や6章中盤、最終章中盤~ラスボス戦と離脱期間が比較的多め。*4
そのため無計画に鍛冶*5をしていると、
ジャスミンだけ剣レベルが最大値にならなかった……という事態になりがち。
鍛冶場の利用は計画的に。パーティメンバーが3人揃っているうちに……。剣レベ1でゴール戦はなかなか辛いものがあるが。
ストーリー上では、4章のジョーカー戦と7章の番人の試練(原作の名前当てゲームではなく1人ずつ戦わされる)が、ジャスミンの強制起用となる。
普段リーフやバルダを多用しているプレイヤーは、これらのバトル前にジャスミンでの戦い方を練習しておくと吉。
■専用装備品
- メイン*6
「かぼちゃぱんつ」
まぜまぜルームで「かぼちゃ+蜘蛛の糸+ハイビスカス」で作成。
体力が5上昇、アイテムドロップ率アップ。
「紫のマント」
原作でも登場したマント。入手ステージは6章。
体力4上昇、攻撃を回避することがある。
「プリンセスドレス」
入手場所はトーラの街。
体力が9上昇、攻撃を回避することがあるジャスミン最強装備。
- サブ
「花の首飾り」
まぜまぜルームで「ハイビスカス」を3つ組み合わせる。
体力1上昇、攻撃を回避することがある。
「黒毛糸の帽子」
原作と同じく7章でジョーカーから貰う。
攻撃した相手を気絶させる効果がある。
「幻の首飾り」
いましめの谷の番人の試練にて、先へ進む条件にもなっている首飾り。
攻撃速度が上がる首飾り。
■必殺技
「助けて!クリー!」
レベル1必殺技。クリーに掴まってナイフで攻撃する。
「フォレストダンス」
レベル2必殺技。画面中を回転して攻撃。
「手伝って!クリー!」
レベル3必殺技。レベル1の上位互換。
「ジャングルダンス」
レベル4必殺技。レベル2のry
「ナイフとクリーの舞」
ジャスミンの最強必殺技。画面中の敵にナイフを投げまくって大ダメージ。
追記・修正は沈黙の森で暮らしていた方がお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- ぶっちゃけこの子が居なかったリーフとバルダ何回死んでる事か -- 名無しさん (2021-11-17 00:40:53)
- デルトラを冒険するのに必要なのは身体能力より特殊技能だからね… -- 名無しさん (2021-11-17 01:10:29)
- 影の憲兵団相手にもヘラヘラと商売してたトム(実際はそうやって上手く敵の情報を聞き出してレジスタンスに流してたけど)に対してリーフが怒る中ジャスミンは「生き残るためなら仕方ない」と理解示してたり、野生育ちだからこそ視野の広い部分もたまにあったんだよね。 -- 名無しさん (2021-11-17 01:22:34)
- ネズミと間違われたというか、ネズミを恐怖するあまりチュルナイの住人は「小さくて毛の生えている動物」全般を恐れている -- 名無しさん (2021-11-17 03:01:30)
- 沈黙の森でジャスミンが様子見に来なかったら、主人公二人は一巻の中盤でウェンバーに喰われて冒険終わっていたという事実 -- 名無しさん (2021-11-17 14:15:26)
- ↑2 というか、レジスタンス抜きにしても「憲兵団相手に商売はしないのでお引き取り下さい」なんて言ったら何されるか分からないし、当然と言えば当然だよね(借り物売るのはどうなんだという気もするけど) -- 名無しさん (2021-11-17 18:39:09)
- ゲーム版のキャラデザも好きなんだよね。というか原作読んでイメージしたビジュアルは個人的にはゲーム版の方が近かった -- 名無しさん (2021-11-17 19:13:12)
- 隠し通路の紙を出した時の衝撃は凄かった。 -- 名無しさん (2021-12-02 23:37:28)
- 子供心にリーフやバルダよりこいつが活躍してんなと思ってた -- 名無しさん (2021-12-14 04:54:32)
#comment(striction)
*2 ゲーム版では、暇つぶしと称して客人を呼び込むとある館の主人に対し「(影の大王の支配下では)暇など感じる余裕もない人が大勢いる。」と発言し、バルダから「森の中で勝手に生きてきた女の子が、人を気遣うことを覚えた。」と成長を認められた。本人は「それって褒めてるの?」と懐疑的だったが。
*3 本来は非常時に王族が城から脱出するための物であり、16年前に王国が占拠された時に彼らはここを通って逃げ出した。
*4 この期間は当然まぜまぜ部屋も使用不可。
*5 本作ではレベルアップではなく、フィールド上にある鍛冶アイコンで剣を鍛えてキャラを強化する
*6 ゲーム版では他のRPGでいう「鎧や服」をメイン装備、アクセサリーをサブの装備として1種類ずつ装備できる。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧