日向坂で会いましょうの企画一覧

ページ名:日向坂で会いましょうの企画一覧

登録日:2021/08/24 Tue 13:03:45
更新日:2024/06/03 Mon 13:44:09NEW!
所要時間:約 30 分で読めます



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本項目では、日向坂46のバラエティ番組『日向坂で会いましょう』で放送された企画について記載する。番組の詳細は同項目、出演者については「日向坂で会いましょうの出演者」を参照。
主に累計3週以上放送されたものをピックアップする。



ヒット祈願

坂道番組では恒例の企画。シングルおよびアルバムのヒットを願い、メンバーたちが過酷な企画に挑む。1stシングルまでは『ひらがな推し』で行われた。

ナンバリングタイトル内容
けやき坂46デビューアルバム走り出す瞬間19人連続バンジージャンプ
1stシングルキュン120km駅伝
2ndシングルドレミソラシドドラゴンボート15km
3rdシングルこんなに好きになっちゃっていいの?ワンカットPV撮影
4thシングルソンナコトナイヨ女子校で校内放送ジャック&ライブ
1stアルバムひなたざかおめでたいタイを8匹釣り上げる
5thシングル君しか勝たんチアリーディング
6thシングルってか巨大イラスト作り

中国の祭りを発祥とし、競技としても普及するドラゴンボートに挑戦。その距離は驚異の15km。通常のドラゴンボートは200~500m、長くても2kmというスプリントレースであり、15kmは元日本王者ですら「漕いだ人がいない」「プロが全力を出して4時間」というまさに前人未到の挑戦である。
まずは漕ぎ手としての適性を見るため握力と背筋力を測定。また、リズムを取るために非常に大事な太鼓手の適正を見ることから立候補制で声量も測定。
本番までトレーニングを積み、舞台であるマイアミ浜がある滋賀県は琵琶湖の地へ。このマイアミ浜から「商売繁盛」「何事にも勝る」というご利益が期待できる日吉大社までの15kmを目指す戦いである。
しかし、時に風が吹き荒れる琵琶湖。強風のため前日の湖に出ての練習は急遽中止になり、レジャー施設での練習にとどまることに。体力と技術面に加え、タイミングを合わせることが難しいチームワーク、そして意外と多数いた「水への恐怖との闘い」という未知数の難しさに不安を隠せない。


河田「深海魚が苦手なので……深海魚には出会いたくない」
(※琵琶湖に深海はありません)


いよいよ迎えた本番当日。天気運の悪い番組にしては曇り・ほぼ無風という絶好のコンディションの中、太鼓手に久美を迎えて午前7時22分にスタート。意外に手ごたえを感じつつも、最初はメンバーの負担を軽減できるよう最善策を模索。
これまでで初となる「全員一斉での挑戦」というヒット祈願に期待感を抱く者もいたが、体力が追いつかずに早々に休憩を申し出るメンバーもちらほら。だが、「鬼のささく」は許さずあくまで交代で進むことになったが、スタートから15分でわずか300mしか進めない体たらく。これではゴールできないと悟った久美の音頭で激速漕ぎに挑戦。


若林「江田島平八じゃない!」


その甲斐あって一気に1.5kmまで前進するも、その代償として井口が昇天するなど体力の消耗も激しい。ここで太鼓手を彼女に交代し、リズム感のなさを1人リサイタルでカバーしていく。
続いて和太鼓経験者の松田が太鼓手に。正確なリズムとは裏腹に1期生に対しても物怖じしない再びのスパルタにまたしても井口が難民化する。
その後も太鼓手を交代しつつ、スタートから2時間50分で6.5km地点の琵琶湖大橋を通過。予想よりもはるかに早いペースだが、プロでもやらないというダッシュ50本、次第に上がる気温、そして風が起こす波による船酔いで潮と宮田がダウンしてしまう。
それでもボートは着々と進み、休憩をとっていた2人も復帰。前後衛を入れ替え、スパルタ松田が太鼓手になると「春日のいいところを順に言っていく」という「つらい環境」を「苦痛のゲーム」で紛らわす状態。番組的にも盛り上がず、「無」の時間になってしまったが、そのおかげか追い風で一気に前進。
その後も自分たちで歌いながら進む一同。この収録を最後に休業に入る濱岸の思いも乗せて2時間近くのソロライブ。それはこの挑戦とこの時を楽しむようにも見えた。
そうこうしているうちに、スタートから5時間30分でゴールとなる日吉大社の鳥居を発見。最後の曲である「ドレミソラシド」では少し届かなかったため、最後は再び高速漕ぎでやや恐ろしいほどのラストスパートを見せ、ノーブレーキで岸に乗り上げ、想定よりもはるかに速い5時間50分でゴールを果たした。


これで目と鼻の先にある日吉大社で祈願……


と思いきや、本来はすぐの「西本宮」でやるつもりだったが、「ここまで来たからには」ということで巨大岩「金大厳」のある所まで1kmの山登りをすることになった。
しかし、その道中には巨大な階段と「キュン」のヒット祈願で上った箱根路と同じ斜度の道が待ち構える。先ほどとは打って変わって「自分との戦い」になった戦いに、まだまだ余裕のメンバーから一気に老化現象が起きてヘトヘトのメンバーまで反応は三者三様。
それでも早いメンバーは30分で、最後尾も45分で登頂に成功。金大巌にヒットを祈り、これでようやく完結大成功になった。
ちなみに、この翌日には京都で握手会とライブが行われており、メンバーたちは無尽蔵のタフネスを見せている。

メンバーに対して事前に「『夏の1か月の間で練習したいこと』をアンケートし、それを1か月後の収録で披露」という体でやりたいことを聞いていたが、その真相をドッキリ形式で発表。文字通りメンバーが挑戦したいことをワンカットで撮影していき、新曲「こんなに好きになっちゃっていいの?」のPVを完成させるヒット祈願になった。もちろん、失敗すれば一からやり直しである。
監督にけやき坂46時代のドラマ『Re:Mind』を手がけた頃安祐良監督を迎え、各人の志望も踏まえて内容と順番は以下の通りに決定。

メンバー内容
1潮紗理菜カリンバ(インドネシアの楽器)
2高瀬愛奈ゴルフパッティング
3金村美玖・河田陽菜けん玉
4加藤史帆・佐々木久美・東村芽依ダブルダッチ
5高本彩花バトントワリング
6丹生明里板割り
7渡邉美穂ダンクシュート
8佐々木美玲・富田鈴花・松田好花ポイ(ジャグリング)
9(齊藤京子)・宮田愛萌・上村ひなのテーブルクロス引き
10佐々木美玲・富田鈴花・松田好花ポイ LEDバージョン
11小坂菜緒バレーアタック
12全員ダンス
13全員大縄跳び10回

ダブルダッチや潮・丹生のようにすぐに感覚をつかめたメンバーもいれば、当初は「フェースリフティング」だったものの高難易度すぎるために変更した高瀬、難易度の高いとめけんに挑戦するけん玉、そもそも練習環境が難しい渡邉など習得度合にもばらつきがあった。
さらに、本番当日には独学でテーブルクロス引きを習得して「先生」になっていた齊藤が舞台で欠席し、代わりに宮田と上村による「2人での同時引き」にレベルアップすることになってしまう。


スタート早々、2番手の高瀬で早くも詰まってしまい、2時間かけてようやく3番手のけん玉に到達。難易度の高さに何度も失敗して河田も涙を見せるが、そのたびにメンバーが励まし何とか成功。続く4番手のダブルダッチもクリアするが、今度は高本のバトントワリングでつまずいてしまった。そこを今度は高瀬・金村・河田が励ます。
それでも7時間かけてバトンをつなぎ、高本から丹生・渡邉・ポイトリオを経てテーブルクロス同時引きも成功。センターを務めるアンカー小坂にバトンが回るが、膨大なプレッシャーに押し潰されてこれまでの苦労が水の泡と化してしまった。崩れ落ちる彼女を誰一人責めることなくメンバーが励まし盛り上がる中、ひっそりと佐藤が登場。実は前日に何があってもいいように全員分のパートを練習しており、小道具出しも行うほかタピオカを差し入れした。ちなみに、本来は失敗続きで空気が重くなった時のサプライズ要因だったが、結果として全く空気が重くならずぬるくなってしまった。


体力も考慮し残り1時間というプレッシャーもある中、開始から8時間半、テイク35でついに完全成功。特にダンスと大縄跳びは初見ながら一発で成功させる勝負強さを見せた。
若林「普通のこと言うけれど本当いいグループだな」
春日「普通だな!」


また、前述の通り欠席の齊藤はオードリーとともにVTRを視聴。ラストでは1人ヒット祈願としてテーブルクロス引き一発勝負を行い、見事成功した。
なお、ワンカットPV完成版はYouTubeでも公式配信されている一方、テレビ東京公式が「無断転載」と間違えて一時的に削除してしまうという珍事にも見舞われた。

「第2回ぶりっ子選手権」準決勝進出者の影山・加藤・美玲・河田・小坂・富田・上村・髙橋の8人に課せられたのは、三浦半島でおめでたい魚の「アマダイ」を末広がりの「8」匹釣るというものだった。
とはいえ、過去の「ドレミソラシド」特典映像にて同じ場所で潮・久美・富田が釣りをした際は3時間で潮が釣った1匹のみであった。人数も時間(8時間)も倍以上とはいえ、今回は運も絡む以上決して簡単な挑戦ではない。
残りの14人は万が一の交代要員も兼ねつつ、8人から「買い出しと調理」「大漁旗の制作」「舟盛りの舟の制作」を依頼される。
影山・加藤・河田・上村による「か」で始まるチームAチーム、美玲・小坂・富田・髙橋によるBチームの2手に分かれ、久美のトランペットによる「ウィーアー!」で送り出された一行は慣れない釣りに苦戦しつつも、影山と上村がレンコダイを獲得し、その勢いのまま影山が1匹目のアマダイをゲット。一方、Bチームは1時間30分で当たりゼロとさらに苦しむが、ポイントを移動した途端に美玲が2匹目、富田が3匹目をゲット。
その頃買い出し班は市場で買い物に出かけ、大漁旗班はデザインを出し合い、舟盛り班はDIYが得意な久美の指示で制作を始めるなど、チームごとにそれぞれの役割を全うしていく。
謎の自信で酔い止めを飲んでこなかった河田の船酔いに始まり、ポイント移動に釣りという持久戦に疲労の色も浮かぶが、何とか影山が4匹目をゲット。
ここで休憩を兼ねていったん帰還するが、料理班の準備が間に合わなかったため、昼食はスイカ2個だけというあまりに寂しいものに。


午後からの後半戦に突入し、揺れに加えて直射日光が照りつけるというさらに過酷な状況の中、釣れるのは別の魚ばかり。ついには潮目が止まり、何も釣れなくなってしまう。それでも残り46分で美玲が5匹目をゲット。
この勢いのまま……とはならず、ついにタイムアップ。初のチャレンジ失敗になってしまった。
意気消沈で港に戻る中、民宿では大漁旗がお出迎え。料理もちゃんとできたものの、舟盛りの舟は帰ってきた8人から失笑が上がるクオリティ。
とはいえ、これまでのように度胸も体力も技術もチームワークも通用しない「忍耐力」と「運」が絡むチャレンジ。5匹釣れただけでも十分な健闘と言えよう。


しかし、朝方の方が釣りやすいというアドバイスを聞き、本来は有事の際の予備日として用意していた翌日を使って初の延長戦を決行。
とはいえ、当然ながら昨日の疲弊は隠そうともできず、2日連続長時間船釣りという釣り好きでも厳しいスパルタ日程に筋肉痛の8人。さらに、開始1時間全く釣れない初動の悪さにも見舞われ、疲労や船酔いで加藤と上村もダウンする満身創痍。
一方、陸に残った14人も再び作業を実施。特に失笑を買った舟盛りチームは匠・久美の闘志に火がつく。
そんな中、グループ加入後初めての外ロケでメインメンバーにも選ばれたものの、昨日の午後から全く釣れておらず体力的にも精神的にも限界が近づいていた髙橋が久しぶりに当たりを引き寄せ、これを機に他のメンバーも徐々に復調し始め、ついに富田が6匹目をゲット。朝にアマダイの生態を調べるという根の真面目さが生きた形になった。
ボロボロの加藤と上村も意地と執念で継続し、陸チームも食事とアイスを支給してサポート。
そして、上村が船長も興奮するレベルの48cmのアマダイを釣り上げる奇跡を成し遂げ、褒められて嬉しさのあまり涙を流す。
最高の形でリーチをかける中、ついに富田が8匹目のアマダイをゲット。もはや疲労困憊でテレビ的リアクションもとれない中、累計乗船時間14時間で辛くもヒット祈願達成になった。
ちなみに、港にメンバーが集まるまでの時間を使ってさらなる延長戦に挑んだ結果、プレッシャーから解放されたからか加藤が9匹目&キンメダイ、富田がカツオ3連続と謎のミラクルを起こしている。
昨日作った大漁旗を掲げて堂々の凱旋を果たし(耐風性がないため装飾はボロボロだが)、料理班にバトンタッチ。3枚おろしができる高本の主導で見事なものを作り上げ、舟もグレードアップして今後はちゃんと好感触を得ることができた。


コロナ禍で22人揃ってのスタジオ収録も満足にできない中、全員でロケに挑み、役割は別々でも1つの目標に向かった「死闘の2日間」に涙する中、最後は若林からの花火詰め合わせと春日からの打ち上げ花火1発を楽しみ、ヒット祈願、いや「ひと夏の挑戦」が幕を閉じた。


なお、2日間の内訳は美玲45匹(2匹)、小坂32匹、富田30匹(3匹)、影山30匹(2匹)、加藤29匹(1匹)、上村27匹(1匹)、髙橋27匹、河田21匹である。


また、放送は当然ほとんど釣り部隊の映像であり、陸チームの映像は大半がカットされまくったことから、後日その救済企画も行われた。

2021年4月11日、春日とズブズブの関係に定評があり、さらに若林が大けがを負ったことでも有名なゴールドジム東陽町店に招集された21人(小坂は仕事で不在)を待っていたのは、加藤が予想した通り曲名にちなんでチアリーディングを披露し、おひさまのみならず世の中のみなさんに元気を届けることだった。さらに、いつものごとく進行を務める佐藤から、発売日の5月26日にYouTubeの公式チャンネルで1発勝負の生配信を行うことも発表される。


春日「バンジーとか駅伝とかね、ドラゴンボート? あれがもうおままごとに思えるよ」


これまでにない過去最高難易度のヒット祈願を前に、不安から期待までさまざまな思いを述べるメンバーたち。さらに、それぞれ多忙を極めることから全体練習がわずかしかできないという制約を抱えながらも、特別講師として柳下容子先生率いるプロチアダンスチーム「Tokyo Girls」を迎え、一丸になって挑む。


(ゴールドジムのロゴに話しかける高瀬)
春日「いやアイツは関係ないからね。ゴールドジムくんは関係ないから」
若林「ゴールドジムくんって言うんだあれ」
(※正しくはオールドマンです)


1分1秒でも惜しいため、早速チアの基礎を磨いていく。パートとしては「ダンス(8人)」「フラッグ(6人)」「スタンツ(5人)」「アクロバット(3人)」の4つに分かれており、ポテンシャルをチェックして習得が速そうなメンバーを割り振っていくことに。特にアクロバットは非常に難易度が高いため、これだけは運動に自信のある加藤・久美・東村・濱岸・髙橋の自己申告で行われた。
昼食には以前行った「下克上バトル」の結果が反映され、4つもある山口から他のメンバーに強奪された久美などさまざまだが、さすがにメシ抜きでは倒れてしまうため、春日希望のヘルシーチキン弁当を分けてもらうことに。自ずと次回収録時の彼の弁当はなしになりました。
その後、適性を踏まえた上でそれぞれのパートが決定した。約4分30秒の本番の中で、全員で踊るダンスと各チームの見せ場をマスターしなければならない。

パートメンバー
ダンス潮・影山・美玲・金村・松田・宮田・渡邉・山口
フラッグ齊藤・高瀬・高本・河田・丹生・森本
スタンツ久美・東村・小坂・富田・上村
アクロバット加藤・濱岸・髙橋

ここからは各チームに分かれての練習が始まる。普段とは全く異なる初めてづくめのチアリーディングに悪戦苦闘のメンバーたち。それでも、「他に比べればまだ簡単な方だから」(渡邉)と習得に意欲を燃やすダンスチーム、初心者ではトスすら困難なほどの難易度に苦戦するフラッグチーム、最も繊細な動きを求められるスタンツチームと、それぞれが自分たちの役割を果たすために邁進する中、アクロバットチームでは側転を髙橋・前方転回を濱岸が担い、本人たっての希望もあってセンターである加藤がバク転に挑戦することになったが、いくら抜群の運動センスを持つ彼女をもってしても習得は前途多難。


2回目の全体練習(4月20日)を迎えたある日。そこには金村からダンスを教わる高本の姿があった。曰く、昨年の「期待していない自分」のリハーサル中に壊した右肩の不調が響き、思うようにフラッグができなかったため、急遽山口とパートを交代することになったという。
順調そうに見えたダンスチームも、高難易度のダブルターンや肩車で上に乗った人が大きく一回転して胸元で受け止める「風車」の前に苦戦が続き、さらに渡邉が右足を負傷して様子を見ながらの練習を強いられる。
細かい技術が要求されるフラッグチーム。本番に備えてプレッシャーと緊張に打ち勝ちながらの練習を続けるが、いずれも成功には程遠い状態。それでも自主練を重ねて格段にレベルアップした。
最もチームワークが問われるスタンツチーム。運動神経優秀な5人ということもあり、2回目の全体練習の時点で大技「エレベーター」をほぼ完成させていたが、特に東村を支える下の4人は相当な負荷を強いられていた。
そして、今回の1番の目玉であるアクロバットチームだが、3人ともそれぞれ困難に直面していた。本番ではマットなしに加えて助走も必要になるため、恐怖心を隠せない。とりわけ加藤はメンバーの中でも特に多忙な環境にあり、仕事の合間を縫っての練習であるため、さすがの彼女でも心身ともにかなり疲弊していた。
あまりに過酷な練習が続き、しがみついていくのが精いっぱいのメンバーたち。そんな表情を見た柳下先生は練習を遮り、完成度うんぬんの前にそもそも「笑顔」が消えていることを指摘。厳しくも温かいアドバイスを贈り、気持ちを新たに練習を再開した。
その後、スタジオにてオードリーの前で中間発表が行われ、佐藤の自腹で差し入れされたオリジナルTシャツを着用して挑んだ。松田だけ特別仕様。センターである加藤が不在の中で未完成ながらも今できる全てを披露し、オードリーからも称賛された*1


そして迎えた本番当日。元より満身創痍なのはもちろん、前日に美玲が土壇場での戦線離脱を余儀なくされたことや、さらにさまざまな考慮をした上で加藤のバク転を補助ありにする英断がありながらも、21万人を超える視聴者が見守る中で美玲を意識した振り付けを急遽差し込みつつ全員がありったけのパフォーマンスを披露した。
終了後、メンバーたちの全身全霊の演技に多くのおひさまが称賛・感動した一方、この時期は外番組などの出演数が(自粛期間中を考慮しても)1年前とは比較にならないほどで、事実上ほぼ毎日誰かしらが出ている状態になっていたため、さすがにオーバーワーク気味だとの声も一部挙がっており、今後のあり方に一石を投じた形にもなった*2。5月31日の放送で本番の裏側などが放送された。
加藤は今後も練習を重ねていつかは習得したいと意気込んでいるという。


なお、2日後の5月28日には21人で『ミュージックステーション』にも出演したほか、「MV解説」と「それは盛ってるで!」はこの練習中に収録されており、驚異のバラエティ魂を見せつけた。

本作の新センターである金村美玖といえば「プレバト!!」でのスプレーアートの才能査定1位、ブログ企画「みくふぉと」など、メンバー屈指のアートセンスの持ち主。そこで、今回は「ヒットキャンペーン」および全国ツアー「全国おひさま化計画」の一環として、全員で巨大イラストを描き上げて新たなファン獲得とシングルヒットを目指すことに。
けやき坂46時代の「欅共和国」、および日向坂46としての「W-KEYAKI FES」と、改名前後で(欅坂46→櫻坂46とともに)ゆかりのある富士急ハイランド全面協力のもと、コーヒーカップの柵一周(46m)に14枚のイラストをメンバーが分担して描き上げるのが今回のミッションである。


メンバーは以前に行われた秋の芸術企画での画力をもとに、春日が3人ずつの7チームに配分。各チームにリーダー(以下の太字)を据え、パートは公平に抽選で決定。
金村は現場監督としての指揮だけでなくイラスト原案も制作。これまでの6枚のシングル&アルバムの7作を1つにまとめた、これまでの日向坂46の歴史を虹でつなぐという構成になっている。また、宿題として各自が事前に考えた、グループを象徴するイラストなどをアレンジして入れるのもOK。


パート(作品)メンバー
キュン渡邉・富田・松田
ドレミソラシド河田・美玲・濱岸
こんなに好きになっちゃっていいの?齊藤・高本・東村
ソンナコトナイヨ金村・丹生・上村
アザトカワイイ(ひなたざか)影山・宮田・森本
君しか勝たん山口・潮・髙橋
ってか加藤・久美・高瀬

忙しいツアーの合間を縫って行われるため、製作期間1日という今回も非常に短い期間の中、オードリーからツナギの差し入れを受けてもさっそく製作を開始。
全ての画を繋ぐ虹の幅と色を計算するなどテキパキと進み、画の中に若林の象徴であるオーバーオールや春日のピンクベストを入れるなど独自色が出る中、「アザトカワイイ」ブロックではセンターである美玲の似顔絵を描くという難題に「画伯」影山班が担当する事態に。ここは影山も恥を忍んでMM姉妹に謝りながらやってもらい、自分は無難な所を担当する「的確な采配」。また、ゴリゴリドーナッツが揃う「キュン」班では口ばかり動く松田に珍しく富田が怒る場面も。
片やみーぱんファミリーが揃う「ドレミソラシド」班も破天荒で突き進もうとするなど、早々に怪し気な雲行きになった。


休憩を挟んで色塗りも続々と開始。潮を引っ張ってくれる山口など後輩たちの成長も見られる中、加藤と久美が懸念していた高瀬の「シナモロールぶち込み」が露見し、「共演NG」の加藤と高瀬が取っ組み合いの喧嘩になるという茶番がありつつも、桜の木をメンバーの手形で作ったりとファンサービス的なアレンジも。
そして、画の随所には休業中の小坂および彼女の代名詞でもある「トリケラトプス」が。未だに復帰の時期が見通せない中で帰って来てくれることを信じ、メンバーを思いやる心を見せる。


そろそろ仕上がり始めたことから最終チェックが行われる。破天荒と言いつつも真剣にやる河田班だが、みんなが懸念していた「虹の色の順」を逆にしてしまう大失態をやらかしてしまう。
幸い、担当箇所の終わった影山と久美も加わってリカバリーし、ついに完成を迎えた。


オードリーを交えてのスタジオでの完成披露ではその完成度に驚く一方、若林の似顔絵はあるのに春日はピンクベストでしか示唆されず、ご立腹という結果に。


とはいえ、実際に10月から11月末にかけて富士急ハイランドのコーヒーカップに展示されており、期間中はBGMも「ってか」になってアナウンスも金村が担当する特別バージョンで運営された。



MV解説

4th以降の恒例企画。MVを流しながら、各メンバーが「ここを見て欲しい」「ここは実はこうだった」といった話したいポイントが来たらボタンを押すという、相席食堂堂本剛の正直しんどい』方式で行われる。
基本的に表題曲で行われるが、第1弾のみ企画実施前に松田が自身のブログでやってしまったことから、カップリング曲の「青春の馬」になっている。
なお、撮れ高が十分できた時点で終了になるため、「青春の馬」は2分37秒 / 5分9秒(2番Aメロまで)、「君しか勝たん」は42秒 / 5分2秒(1番Aメロ冒頭まで)、「ってか」は1分43秒 / 4分45秒(1番終了まで)と、最長でも半分程度しか紹介できていない。そのため、番組説明文でも「最後まで放送できるのか?」と煽られたり、若林も「後半は打ち合わせを聞いていなかった」と吐露したりするなど、最初から完走は諦められている模様。
紹介しきれなかったポイントはエンディングなどでまとめられており、公式YouTubeチャンネルのコメントでは有志がまとめて該当シーンにジャンプできるようメモされているため、こちらを見ながらのMV視聴もまた一興である。



ご褒美BBQバスツアー

メンバーが春日の奢りでBBQツアーを楽しむ企画。
そもそもは、松田プレゼンの「ひらがながっきょくうんどうかい」にて優勝したひらチームに彼女が「春日から何でも奢ってもらえる券」を勝手に授与したことがきっかけである。当然ながら春日からクレームが入り、「男・春日が本気で奢りましょう!」で彼の得意種目で勝つことが条件になった。企画内では春日の不正疑惑にメンバーのボイコットもある中、東村が「いちごビュッフェ(→いちご食べ放題)」を、そしてメンバー全員で「オードリーとBBQ」を勝ち取る。


当日は若林が不在のため、同期のハマカーン・浜谷健司によって進行。しかし、それは表向きの偽装で、裏では「抽選で観光バスに乗れないメンバー」という体のスパイとして久美・加藤・金村・濱岸・松田・渡邉・上村を選出。若林がいない中で春日の対応力や人間性をあぶりだしていくことに。
観光バス車内では今後の遺恨になる「高本の名前覚えていない事件」がありつつも、買い出しでは「上村がカートで春日を轢く(3回)」「カート3台で店の隅に追い込まれる」「高本が爆買いをし始める(天然)」など、若林の指示を受けたメンバーたちが謎の言動を繰り広げて春日を翻弄。
一方、東村とのいちご狩りではなぜか待機中にプロフェッショナル風のカッコいい春日の姿を見せながらも、人見知りの彼女とのツーショットロケを必死に盛り上げ、なぜか車内では「イチゴを食べた時の春日のリアクション(春日語)当て大会」で盛り上がった。


かくして、たどり着いたバーベキュー会場で料理を開始するも、「金村が勝手に特上寿司の出前を頼む」「ニノマエのSPECのごとく仕掛け人全員がフリーズする(仕掛け人ではない美玲も様子を察してなぜかフリーズ)」「齊藤が皆で作ったカレーに鯖寿司のシャリをぶち込む(自前)」など、不可解な現象を前に春日の怒りと困惑が増していく中、ついには「東村と春日が焼いていた高級肉を盗み出す」ことに成功。瞬時に仕掛け人が実行犯と春日の足止め役に分かれる手際のよさに、若林も「即戦力だね全員……」と絶句するほど。


最後は若林がアトランティスのごとく箱から登場してネタバラシ。そして春日の奢り総額は103万円に上った。


ちなみに後のラジオにて、当初は「メンバーの拙い仕掛け方をツッコむ」という想定だったところ「若林の指令にちょい足しして遂行する」「このままエスカレートしたら会場を破壊しかねない」と若林がブレーキをかけるほど、結果的にメンバーの対応力をオードリーに見せることになったという。



日向坂野球部

オードリーに加えてメンバーにも野球好きが複数いることから、「メンバーの意外な一面を発掘しよう」では富田が「野球のピッチングがうまい」と提案。実践披露では彼女の意外な投球力に加えて加藤の「殺人投法」、さらにバッティングでは久美・高本を含めた「バックスクリーン3連発」を披露するなど番組内で野球ブームに。
そんな中、小坂の「始球式がしたい」というブログの内容をきっかけに、きついサングラスでコットンを挟まないとうっ血して頭に血が上らない「コットン監督」こと春日監督のもと、「『日本の日向』と呼ばれる宮崎県日向市→宮崎で春季キャンプを行う[[読売ジャイアンツ>読売ジャイアンツ/読売巨人軍]]」という関連から「東京ドームで始球式」を目標に活動する……はずが、なぜか「マニアック野球ネタクイズ」「打撃練習」「守備練習」などをすることに。
とはいえ、キン肉マンに野球とおじさん趣味ばかりの番組内容にお腹いっぱいのメンバーも多かったことから、第2弾では「南ちゃん選手権」と称して誰がマネージャーとしてふさわしいかを寸劇で競う形に変更。
そして、第3弾ではついに宮崎キャンプを決行。「動物園で大喜利対決」「宮崎県知事を迎えてのセクシーフレーズ対決」などを行った。野球がほぼ関係ないというのは気にしてはならない。


が、新型コロナウイルスの影響もあってかいつの間にか下火になってしまい、事実上の「廃部」状態になってしまったものの、かつてはアンチの筆頭だった齊藤が東京オリンピックでの侍ジャパンの雄姿に感動してハマり始めたり、一部メンバーもバッティングセンターに通っていたり、山口も個人PVだけでなく実際にアレックス・ラミレス氏のチャンネルでピッチング・バッティング練習を受けたりするなど、再び野球熱が高まったことを受けて2021年11月8日・15日に2年ぶりに復活。
これまでとは違ってちゃんとした基本的ルール講習を経て、伝統の「巨人(久美ら高身長組) vs 阪神タイガース(山口ら低身長組)」に分かれてバッティングや守備練習、ご褒美&罰ゲームつきストラックアウトで対決。
ラストには「芸能界からの刺客」として、企画プレゼン時に山口が対決したいと語っていた武井壮を迎えて真剣1打席対決を実施。草野球では最速141km/hを誇る武井から「少しでも前に飛ばせたら勝ち」という破格のルールを提示されるが、カラーボールとはいえ投球を受けた春日の腿に真っ赤な痣ができるほどの本気の球に手も足も出ず完敗。
とはいえ、来たるべき彼との球場での真剣対決に向けて闘志を燃やす一同であった。


ちなみに始球式の方は、2019年9月3日にHARD OFF ECOスタジアム新潟で行われた巨人 vs [[中日ドラゴンズ>中日ドラゴンズ]]戦では久美・高本が番組に内緒で行っており、さらに神奈月原辰徳監督(野球界おひさま第1号)に写真集をプレゼントしたり、応援歌「闘魂こめて」を踊ったりした。残念ながら巨人は3-4で敗北。
その後、2021年5月25日にはローソンとのコラボの一環として、横浜スタジアムで行われた[[横浜DeNAベイスターズ>横浜DeNAベイスターズ]] vs [[オリックス・バファローズ>オリックス・バファローズ]]戦にてローソンの店員に扮した加藤も始球式を経験。なぜか海外サイトでも話題になり、試合はホームラン4本を含めた7-0でDeNAが快勝。チームは以後も躍進を続け、それまで勝率3割以下というセ・リーグ最下位の成績ながら最終的にはオリックス・[[阪神タイガース>阪神タイガース]]に次ぐ3位で交流戦を終えた。



企画プレゼン大会

メンバーがそれぞれ自分のやりたい企画を発案。最優秀賞に選ばれた企画は後日実際に行われる。
『ひらがな推し』時代に行われた第1回は松田の「ひらがながっきょくうんどうかい」が最優秀賞に。それとは別に、春日権限で丹生の「ニブモネア」が企画化。
第2.5回はメンバーの芸の幅を広げたり、仕事につなげたりするといった幅広い視点を持った企画も多く、最優秀賞は決めずに「実現できそうな企画からやっていく」と全員合格をもらった。
その後、渡邉の「第2回ぶりっ子選手権」が実現した他、美玲の「どうぶつピース出演権争奪企画」はその提案に先方が感動し、「逆オファー」としてメンバー8人がロケ・スタジオ出演を果たした。
第3回は東村の「KASUKE」が採用。また、森本が提案した「ロケ弁ドラフト」は「3期生VSアダルト対決」にて「相手の次回収録(前述のヒット祈願練習初日)のロケ弁を奪い合う」という形で実現した。
ちなみに、第2回は収録自体行われたものの、丸々お蔵入りになって幻と化していたが……。



世界一やりたい授業

メンバーが講師になり、それぞれが自分の大好きな物やはまっている物を講義する企画。
『ひらがな推し』時代の第1弾では美玲の「パン」、宮田の「古典文学」、齊藤の「中森明菜」が講義された。
第2弾では加藤の「お化け屋敷」、小坂の「恐竜」、高瀬の「サンリオピューロランド」、渡邉の「ASMR」、久美の「読売ジャイアンツ」、齊藤の「カラオケ」が行われた。
第2弾は当初2週の予定だったが、取れ高オーバーにつき急遽3週に延長されている。



学力テスト

アイドル番組としてはおなじみの学力テスト。それぞれの番組で1回ずつ行われ、事前ペーパーテストと早押しクイズで「かしこセンター」「おバカセンター」を決定する。
ペーパーテストは、第1回は国語・数学・理科・社会・英語各20点の100点満点、第2回は一般常識が加わり120点満点。
『ひらがな推し』時代の第1回では上位5人と下位5人以外は成績が確定。上位5人による「かしこセンター決定戦」では正解すると順位が2ランクアップする『Qさま』の「学力王」方式で、下位5人による「おバカセンター決定戦」ではペーパーの点数を持ち点に、正解すると誰かから3点奪えるという形で行った。
ペーパー1位は宮田、かしこセンターは4位から怒涛のまくりをみせた金村が獲得。一方、ペーパー最下位およびおバカセンターは濱岸になった。
しかし、19人中17位とレベル的にはおバカに入ってしまった高本がリベンジを懇願したため、それから時が経った自粛期間中にて「おたけのおバカキャラ払拭! リモート学力テスト」として第2回を実施。順位決定戦は「空席待ち早押しクイズ」というアメリカ横断ウルトラクイズ方式。上位5人+特別枠の高本の6人で早押しを行い、1問正解で勝ち抜けて順位確定。以後、成績順に1人ずつ加わり(同点の場合は同時に参加)、最後まで抜けられなかった人が「おバカセンター」になる。
ペーパー1位は高瀬、かしこセンターは得意の日本文学が1問目に出題された宮田がリベンジを達成。一方、ペーパー最下位は齊藤だったが残り3人の時点で勝ち抜けて、ペーパーで躍進を果たした濱岸が結局最後まで残り連覇になってしまった。ちなみに、肝心の高本は21人中17位と人数比が違うとはいえまさかの現状維持であった。



人生のパイセンに理想の娘の育て方を学ぼう!

番組収録日に第1子となる娘さんが誕生し、「ダディガ」になった春日。そんな新米パパのために、実際に春日とは娘ほどの年の差もあり得るメンバーたち、そして紅白歌合戦にも出場した誇るべき娘さんを育て上げたメンバーの親御さんたちにアンケートを行い、「人生のパイセン」たちに子育ての秘訣を教わる。
やはりどれだけ笑いを取っても「品のよさがある」と言われるメンバーだけあって、各家庭の育て方もしっかりしていた。一方で。メンバーだけでなく親からも春日のフライデーをいじったり、シングル発売日には父親たちが集まって「開封式」を行ったりするなど、メンバー間の家族内で独特のコミュニティがあることも発覚。また、自分が知らない両親のアンケートの内容に加藤や富田が涙する事態も。
トークテーマでは子育ての上で避けて通れない「習い事」や「プレゼント・サンタさん」についても議論。むつみ荘暮らしで染みついたケチ根性・現実主義者の春日に対し、「習い事や教養は一生自分を助けてくれる」「疑うよりも信じたほうが楽しいことがある」と聖母潮の金言が炸裂。
これに感銘を受けたのか後に春日が「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」に出場し完全制覇・賞金300万円を手にした際、その使い道として「娘が習い事を希望した時のための貯金」と答えるなど、メンバーの育て方は少なからず春日に影響しているようだ。



ぶりっ子選手権

『ひらがな推し』時代から柿崎vs宮田で繰り広げられた「フリースタイルぶりっ子バトル」を発展させたもの。その名の通り一番のぶりっ子を決定するという一応アイドルらしい企画。
第1回は『ひらがな推し』時代に開催。だるまさんが転んだ形式でぶりっ子ポーズを決める予選「ぶりっ子さんが微笑んだ」を行い、勝ち進んだ5人+シードの柿崎・宮田で春日を相手役に自ら考えたぶりっ子シチュエーション寸劇を披露する決勝「妄想シチュエーション対決」を行う。
丹生推しの春日が本人を目の前に追い込まれながら「ニブダヨ」と絞り出したシーンがありながらも柿崎プロが圧巻の優勝。「初代ぶりっ子女王」になった。
その後、柿崎の卒業後は宮田が「暫定女王」状態だったが、渡邉が第2回開催をプレゼン(当初の開催地は「グアム」)。また、この際に自然なぶりっ子の「天然」と意図的に「やってる」人に分かれるという提言がされ、以後の軸になった。
そして、「アザトカワイイ」発売にちなんでやってほしいという渡邉の意見を採用し、満を持して開催。天然組の予選Aブロックは「ぶりっ子ボディビル」、やってる組の予選Bブロックは「ぶりっ子走高跳び」、各ブロックを勝ち抜いた準決勝「ぶりっ子大喜利」、そして決勝「ぶりっ子ナイトルーティン」で争った。
考案者の渡邉、暫定女王・宮田が予選敗退という波乱の中、加藤が2代目女王を獲得。さらに、準決勝進出者にはグアムとまでは行かないが「海ロケ」をプレゼントするも、その場所は神奈川県は三浦海岸。
そして舞台は上述の「ヒット祈願」へと移る……。



みなさん特技を推すしかない! あなたの特技を仕分けましょう!

金村持ち込み企画。外仕事にも多く出演するようになった日向坂46だが、出演時にすぐに披露できるような「コンパクトな特技」がないと悩む金村を筆頭とするメンバーが特技を披露し「他番組で通用するか」を春日に判定してもらう。
ヒット祈願やアルバム発売という「アイドル100%」の回が続いた中で、金村による「サックスを吹きながらの吹奏楽あるある(byとんねるずのみなさんのおかげでした)」、影山の「『瞬間漢字あだな付け』からのスタジオメンバーを交えた大喜利」、髙橋の「スリッパ飛ばし対決」、東村の「生卵・ゆで卵見分け(byカイジ)」、山口の「カバンの中に入る(エスパー伊東スタイル、松田も成功)」、新3期生・影山・濱岸による「バッティング(照明直撃弾の山口、千本ノックの髙橋、殺人打法の影山)」と3週に分けても胃もたれする「芸人1000%」という日向坂46のフルスイングを見せつけた。



アンガールズ田中をメチャクチャにしましょう!

2020年最後の企画にして「今年の集大成」「全面戦争」と称されるヘヴィ企画。
そもそもの発端は、前述の「第2回プレゼン大会」にて渡邉が提案し優勝を勝ち取った企画が「田中卓志(アンガールズ)にドッキリを仕掛ける」というものだったため、バレないように「わざとお蔵入り」させていたのである。
日向坂46と田中は多数の番組で共演があるも、一方で若林と田中の「オードリー(2000年4月結成)とアンガールズ(2000年9月結成)はオードリーが先輩か、それとも同期か」戦争に巻き込まれる形で田中からは「若林からの刺客」「AKB48も呼んでメンバー全員逆さ吊りにしてやる」と敵視発言されるなど、両者はいがみ合う関係。
そこで、「そういった発言は本音なのか? それともビジネスなのか?」といったことを主軸に、「日向坂46による単独の年末特番」という設定のニセ番組に講師として呼んだ田中を若林の指示のもとメンバーたちがただただ翻弄し続ける企画である。
早速楽屋を隠し撮りして「イジってもいい」と了解を得たところで作戦開始。本番では若林の指示のもと、「齊藤が田中にぶりっ子アピールし続ける」「潮がスベった解答にガムランボールを鳴らす」「リアクションがいちいちオーバー」など常軌を逸した言動を続け、さすがの田中も戸惑いを隠せない。休憩では「田中の隣で加藤と河田が弁当を食べる」という独身おじさんにはきつめの状況を喰らわせたところで、「リアクション練習・ロシアンわさび寿司対決」へ。
しかし、本来「田中は全部わさび、メンバーは全部セーフ」のところをスタッフの不手際で「全部セーフ」になってしまう。慌てて回収して本来の形に戻すが、田中が2連続わさび・メンバーが3連続セーフという天文学的確率に田中が不信感を抱いたところで若林の指示でスタッフが寿司を回収するも、田中と台を介しての引っ張り合いに。さらに、証拠を隠滅すべくスタッフ&メンバーvs田中によるスタジオを駆けまわる追いかけっこの末、ついに田中が証拠を確保。彼が激怒する中でメンバーはスタジオから避難し、しばらくの間画面には激怒する田中と説得するスタッフというアイドル要素0%の映像が流れた。
ラストはゲーム企画の流れでオードリーが登場しネタバラシ。しかし、先述の「先輩か同期か」の件は久美による「この番組でやるのやめてくれませんか?」というぐうの音も出ない正論で2020年ラストの放送を締めくくった。
他のグループが「2020年振り返り」など年末らしい企画をする中で今年を振り返る気を1ミリも感じさせない企画におひさまからも「アイドル番組じゃない」と称された。
とはいえ、曲がりなりにもちゃんと講師をしてくれた田中に対し、ドッキリで身に入らなかったということで後日再び彼を招いて講義企画を実施。相変わらずオードリーvs田中のバチバチはあったものの、「企画などで失敗した時の負け顔」「大喜利でスベった時の対処法」「ワイプリアクションの仕方」など、しっかりとした実践練習を行った。



高瀬愛奈のそれは盛ってるで!

高瀬の普段の様子を誇張してトークした久美に対する「それは盛ってるで!」という会心のツッコミから派生した企画。彼女のみならずメンバーがトークを盛りすぎているのではないかとの疑惑が出たため、ちょうどいい盛り具合を勉強していこうというものである。
当初は「ホワイトデー企画」として、春日ファンの高瀬に対し春日からのプレゼントという形で行われており、企画そのものは『ひらがな推し』時代の「スナック眞緒」に相当するメンバー掘り下げ企画の後継に当たる。
流れとしては、お題のメンバー1人に対する「あるある」を他のメンバーがトークしていくというものであり、トーク番組の練習としてちょうどよくエピソードを盛って話してもらう。しかし、あまりに盛りすぎだと判断された場合は若林が「○もボタン」で忠告し、「それは盛ってるで!」と高瀬の収録音声でツッコまれる。さらに、あまりにも悪質な盛り方だと判断された場合は、ボタン連打の上「熱盛」のパロディである「盛過」テロップが掲示されることもある。


というのはあくまで体であり、実際は「異能集団」らしい「盛ってない常軌を逸したエピソード」を丁々発止で繰り広げられるストロングスタイルのトーク回でもある。
事実、常識人とされてきた高瀬ですら「マクドナルドに行くのかを怪しまれるほど私生活が見えない」「奥歯を見たことがない」「ウィンナーの端っこが食べられない」などと強烈なエピソードを披露された。



目指せ1軍入り! THEタイマン

以前に放送された「あの頃の自分に手紙を書きましょう」という企画で、小学生の時にニーハイソックスを履いていたメンバーがいたことが判明。「学校指定のソックスではなく、小学生の時から履いているのならそれは一軍だろう」という春日の考えから、履いていた加藤・久美・高本・金村・宮田・渡邉の6人を「一軍」に、それ以外のメンバーを「三軍」に格付け。そんな三軍メンバーへのチャンスとして、1人ずつ一軍メンバーとくじで決めた種目でタイマン勝負し、3連勝することができれば晴れて一軍入りになってニーハイを獲得できる。


しかし、競技種目は「タイマンドッジ」「タイマン大縄跳び」「タイマン剣道」の体力系、「タイマンなぞなぞ」という知力、「タイマン大声」「タイマン色気」というセンスなどが必要な中、一軍には圧倒的な体力を持つ加藤、色気力は周知の通り無類の強さを発揮する宮田など強敵揃い。さらに、3戦目にはラストボスとして「タイマン400戦無敗」「日向坂46の野獣担当」こと渡邉美穂が君臨しており、彼女に「タイマン寿司ワゴン引き」で勝たなければならない過酷な道のり。
圧倒的な一軍の実力の前に三軍は手も足も出ず、初めて最終決戦に到達した小坂もラスボス渡邉に瞬殺されて絶望感漂う中、自称「三軍のラストボス」富田が加藤・高本を撃破し普段の負け癖を返上。その勢いのまま渡邉とのラスボス戦では横転やセット破壊という死闘を繰り広げた末に見事勝利。晴れて一軍入りを果たし、番組内で宣言した通り本当に『日刊スポーツ』に掲載された。


ちなみに、システム的にフリースタイルダンジョンに近いということもあり、演出や小ネタは同番組やラップバトル「戦極」、成り上がりという点で東京卍リベンジャーズ関連になっている。
また、収録前日には若林が山里亮太(南海キャンディーズ)との漫才ライブ「明日のたりないふたり」で完全燃焼し倒れてしまったため、前週の「かとしに続け! 5分で激ウマ簡単クッキング選手権」も含めて春日一人で司会進行からイジられ役まで担って4本撮りというタフな収録になった。
なお、実際には齊藤や富田など本来は一軍に該当するメンバーも多々いたが、実際の放送ではバッサリカットされており、闇に葬られて元々なかったことになってしまいました。


外番組の呼び名を決めましょう! あだ名争奪バトル!!

発端になったのは「上半期個人的重大ニュース」にて金村が『しくじり先生』に出演した際、事前に若林から「今日はおすしと呼ぶね」と言われて喜んだものの、実際には呼ばれることなくショックを受けたという話。これに対して若林は逆に「今日は金村さんと呼ぶけどビックリしないでね」と言ったと対立。オードリーのマネージャーをも巻き込んだ裁判の末に若林が勝訴したが、渡邉からも乃木坂46の高山一実のことは「高山ちゃん」と呼ぶのに自分は「渡邉さん」で寂しかったという指摘が出たため、「だったら番組で外番組の呼び名を決めた方がいい」という流れになった。
しかし、「さすがに22人一気に呼び名を変更するのは若林にとって負担が大きいだろう」という名目のもと、例によってさまざまな対決で勝ち上がったメンバーのみが外番組で自分が決めた名前で呼んでくれる権利を手に入れる方式になった。


対決の方は、予選Aブロックは「若林と気が合うバトル」という名の内Pスタイル大喜利、Bブロックはさまざまなシチュエーションであだ名を呼んでもらった時のリアクションを競う「『なぁ~に?』選手権」、Cブロックは若林への忠誠心を競う「王様ドッジボール」と、いつも通り体力・大喜利力・ぶりっ子力が問われる戦い。
若林に至ってはAブロックでは自分以上の珍解答を出されて狼狽し、Bブロックでは宮田の破壊力ある「なぁ~に?」がクリティカルヒット、Cブロックではヘルプとして登場した加藤・渡邉・山口の豪腕たちに古傷の膝と頭に執拗な一撃を食らわされるなど「4週分休んだツケ」と言わんばかりに心身ともにボロボロに。


潮(うしし)・影山(カゲ)・加藤(下記参照)・高本(あや)・濱岸(ひよちぃ)・宮田(愛萌さん)の6人による決勝では「実際に若林がそのあだ名を呼ぶかどうかの見届け人」として、若林との共演も多い吉村崇(平成ノブシコブシ)が登場。しかし、決勝の「妄想あだ名呼びシミュレーション」では真面目系企画と聞かされたにも関わらず、潮の「ガムランボール」と宮田の「追いぶりっ子」、さらに他番組では絶対に見せないハジケきった若林に「フォーム崩れますよ」「しくじり先生の時と全然違う人」と、メンバーとオードリーが作り上げた「イカれた世界観」に終始困惑。ラストは「番組用の『天使』、外番組用の『僕の天使』」と放り込み、妄想ドラマでは若林のパネルにケーキを食べさせるなど、もはやサイコパスと化した加藤にドン引き。
結局全部のあだ名を採用することになり、「こんな茶番のために呼ばれたのかとビックリしました」「もう出禁にしてください!」とブチ切れるというまたしても壮絶な幕引きを迎えた。



日向坂ダービー

元々は「THEタイマン」での不遇な扱いに半ば怒った齊藤を恐れたスタッフが彼女が1位を取れるアンケートを探す「何でも京子ランキング」を行ったところ、自分が1位になるどころか自分の対抗馬と予想したメンバーがことごとく1位を取るという慧眼を見せた齊藤。
「そんなメンバー愛の強いグループならばどんな競技でも1位を当てられるのでは?」と言うこよで、齊藤を筆頭とした予想屋メンバーと予想屋「カス川慶次郎(元ネタは「競馬の神様」こと故・大川慶二郎氏)」に扮した春日がベッター、残りのメンバーを出走馬として、さまざまな競技に挑戦してその結果の1位を当てる企画。的中した予想者にはその証として1チャチャが与えられる。
当初は秋のG1シーズンに開催されたものの、カス川・潮・齊藤が3チャチャ獲得で並ぶ消化不良な結果に終わったことから今度は春のG1シーズンに開催され、こちらは影山が3チャチャ獲得で単独優勝した。
競技内容は、体力はもちろん健康度合いも問われる「足ツボけんけんぱ賞(秋) / 足ツボなわとび賞(春)」、お題を引き出す速さと入力速度が問われる「スマホ早打ちステークス・SHUマイルカップ」、日頃の家事力が試される「洗濯物干し女王杯・洗濯物早干しオークス」など。いずれも実際の秋・春シーズンのGⅠレースがモデル。その他にも所々にコアな競馬ネタらだけの回になっている。やっぱりこの番組の対象年齢「中高生」じゃないよね……。



追記・修正は笑いと感動のあまり涙を流したおひさまがお願いします。



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  • 容量削減のため、分割しました -- 名無しさん (2021-08-24 13:04:21)

#comment(striction)

*1 この際、春日の「もっとできないのかなと思っていましたけど」というコメントに対して「疲れている人に対する想像力がない」のテロップが出たため、「もう少しまともな演技ができてもいいのではないか」という意味と誤解した人も多いが、直後に「これで行けるぐらいの完成度じゃないですか」という趣旨の発言が続いているため、文脈を考えても「初めてで非常に難易度が高い挑戦とはいえ、予想以上の完成度だった」というニュアンスである。
*2 事実、終了時には加藤をはじめとする一部のメンバーは立っているのがやっとであるようなヘロヘロ気味だった。

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