登録日:2021/08/21 Sat 17:08:40
更新日:2024/06/03 Mon 13:43:25NEW!
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きららファンタジア ゆるキャン△ 恋する小惑星 桜trick どうしてこうなった 筋肉 バレンタイン ホワイトデー 里好 バレンタインデー チョコレート 友情・努力・勝利 きらら 本編より先に立った項目 アニマエール!
愛のバレンタインチョコバトル/復讐のホワイトデーコロシアムとは、スマートフォン専用アプリ『きららファンタジア』の前後編イベント。
バレンタインが男塾じみた汗と涙の筋肉祭りに変貌してきららのキャラクターが振り回される、きらファン屈指のカオスバトルギャグ回である。
(従来このタイプの話はひな祭りで行われていたのだがこの年はひな祭りイベントがなかった)
里好先生*1がシナリオを担当した。
【あらすじ(愛のバレンタインチョコバトル)】
剣と魔法の異世界エトワリアでは、召喚した地球人との交流によりバレンタインが広まっていた。
コトネ・きらら・なでしこ・みら・ひづめの5人は、バレンタインの準備のために買い物に来ていた。
コトネ以外の4人は、友人やお世話になった人にチョコを配る予定を語った。
しかしコトネは皆のバレンタインにかける熱量が足りないと言い、バレンタインは女の子の熱き戦いだと語りだした。
俗に「恋は戦争」と言うような単なるスラングであり、なでしことみらは聞き流していた。
しかし、エトワリアの原住民で日本文化に疎いきららと天然のひづめは、コトネの話を真に受けていた。
ところが話の途中でコトネは恋人のしずくと鉢合わせた。
コトネとしずくは恋人のバレンタインの準備に出くわした気まずさで逃げ出した。
話の途中でコトネが逃げたため、きららとひづめはコトネの話の真偽をよくわかっていないままだった。
買い物の帰り道できららとひづめは千明とあおいに出会い、コトネの話について尋ねた。
しかし、冗談を言うことが好きなあおいは、きらら達から聞いたコトネの話に便乗してホラ話を始めた。
- チョコとは元々「挑戦コロシアム」の略であり、日頃の感謝の他にバトルの挑戦状の意味も含む。
- チョコを一番手に渡せるのは一番気持ちが強い者であり、渡す権利をかけた争奪戦がバレンタインの真骨頂である。
- チョコの本場ベルギーでは専用のコロシアムでバトル大会が開催され多くの中高生が怪我をするが、熱きバトルを通してこそライバルと育まれる友情がある。
きらら達は上記のホラ話を本気にしたが、千明とあおいは訂正をしなかった。
きららとひづめなら変な広まり方はしないだろうと考えたためである。
ところがあおいも気づかなかったことに、
この話は近くにいた他のエトワリア原住民に盗み聞かれ、彼がホラ話を広めてしまったのだ。
数日後、神殿擁する有力者集団「七賢者」の一人であるフェンネルが、店でチョコを探していた。
フェンネルには、アルシーヴに負けて心酔し配下になったという過去があった。
バレンタインの噂を知ったフェンネルは、自身の甘美な立場を独占するため、アルシーヴへ一番にチョコを渡そうとしていた。
しかし噂によるバレンタインの大流行で、チョコは品切れだった。
フェンネルが落胆していると、ジンジャーの館のメイド長もチョコを買いに来た。
メイド長には、ジンジャーにボコボコにされ心酔しメイドになったという過去があった。
バレンタインの噂を知ったメイド長は、自身の甘美な特権を独占するため、ジンジャーへ一番にチョコを渡そうとしていた。
店で出会ったフェンネルとメイド長は、お互いの顔の見覚えに気付いた。
「傭兵時代の…
凶暴トマホーク女!!」
「その忌々しい名で呼ぶあなたは…
暴力剣士フェンネル!!」
かつて剣を交えたこともあった二人は、お互いの変化に驚きながら身の上話をした。
話の末にアルシーヴとジンジャーのどちらが上か喧嘩になったが、店主のコルクに怒られたので喧嘩を止めた。
どの店のチョコも品切れを起こしており、チョコを調達したいフェンネルは
「勇者のグルメ」という本で紹介されている「伝説のチョコスイーツが眠るダンジョン」を調べた。
この「勇者のグルメ」は伝説の勇者が旅で出会った美食を纏めた本であり、信憑性は十分だった。そんなダンジョンにツッコミを入れず平然と受け入れるエトワリア
フェンネルはダンジョンへ向かったが、ダンジョンの前でメイド長とコトネの2人と鉢合わせた。
メイド長はフェンネルと同様にチョコが買えなかったためにダンジョンに来ており、
コトネは厨房に立つと大変なことになるので恋人に贈る最高のチョコを求めてダンジョンに来たのだった。
フェンネルとメイド長は喧嘩しながらダンジョンを攻略し、3人は伝説のチョコスイーツを手に入れた。
一方バレンタインの噂は、エトワリアを統治する神殿のアルシーヴの耳にも入った。
真偽はともかく噂が大流行しているのは事実であり、怪我人の発生が懸念された。
しかしアルシーヴは戦いで友情を深めることに乗り気だったため、バレンタインを禁止しなかった。
とはいえ治安維持のためにアルシーヴと七賢者数人で視察を行うことにした。
なおアルシーヴに噂を報告したカルダモンは本来のバレンタインを知っていたが、
黙っていた方が面白くなりそうだと考え、噂の真偽を訂正しなかった。
バレンタイン前日。
なでしこ・みら・ひづめ・きらら・七賢者シュガーの5人は、食堂を営むライネさんの指導のもと、厨房を借りてチョコを作ることにした。
(シュガーはチョコの材料が買えなかったのでケーキを作り、分けてもらったチョコで飾った。)
ところがライネさんの食堂の周りでは、バレンタインのホラ話を信じたオーディエンスが大勢集まっていた。
実はライネさんはかつて「勇者のグルメ」を執筆した伝説の勇者であり、勇者を引退した今でも凄まじい戦闘能力を持っている。
ライネさんの食堂でのチョコ作りは、実力者も参戦した壮絶な戦いだと誤解されたのだ。
視察に来たアルシーヴ達は、保安のために厨房に立ち入った。
そこは、黒と白の煙が舞い、沸騰したチョコが跳ね回り、飛び移った火を慌てて消火している修羅場であった!*2
アルシーヴは慌てて店を飛び出し、中で行われているのは戦いだと信じてしまった。
そこに虎徹と宇希がやってきた。
宇希「ひづめがチョコを作るって聞いて見に来たんだけど…。」
アルシーヴ「ああ、ここにいる者、全てが同じ理由だ。彼女らのチョコ作りを見守っている。」
虎徹「は?」
こうして、真剣な戦いの場に入ってはいけないと考えたオーディエンスが見守る中、チョコ作りが始まった。
なでしこはキャンプ先で振る舞うチョコフォンデュのチョコの準備をしており、野外を前提にした道具の温度調節に苦戦していた。
沸騰してチョコが飛び散ったら火傷しかねない、綱渡りのような火加減の調整…
しかしなでしこは、チョコフォンデュに要する量のチョコをついに溶かしきった!
カルダモン「こういう時は「ナイスチョコ!」の掛け声で拍手を贈るといいそうだよ。」←大嘘
アルシーヴ「そうか…。ナイスチョコ!」
シュガーは、自分用の甘いクリームと、甘さ控えめのクリームの2つを攪拌していた。
それはシュガーの姉、ソルトのための味付けだった。
七賢者として外から料理を視察していたソルトは、数日前に喧嘩した妹が自分のためのケーキを作る場面を見て、何とも言えない気持ちだった。
ホイップクリーム作りは体力勝負だったが、シュガーは戦闘に長けた七賢者として見事な腕っぷしを見せた!
オーディエンスはマッスル根性に感服し、シュガーを「ナイスチョコ!」と称えた。
虎徹「もしかしてこの人たち何かでどうかしちゃったのかな。その…頭とか。」
宇希「さすがにもう少し表現オブラートに包もっか!」
ひづめときららは、チョコを作りながら踏み台昇降をしていた。
これはかつて虎徹がダイエットで行ったものであり、こはね経由でひづめに伝わった際にトレーニングだと勘違いされたようだ。
己のマッスルによる威嚇とも、チョコを作りながら研鑽を欠かさない姿勢ともとられ、ナイスチョコだった。
こうして全員がお菓子を完成させた。
オーディエンスは感動し、盛大な拍手を贈った…。
虎徹「…なんだろうね、これ。」
その夜。
ゆるキャンパー達と地学部のキャンプでは、なでしことみらがチョコを振舞っていた。
なでしこのチョコフォンデュは苦労した温度調節の甲斐あって滑らかで評判であり、
みらの大惑星型チョコも綺麗すぎて食べられないと評判だった。
そして迎えたバレンタイン当日。
コトネは朝早くにしずくを呼び出し、伝説のチョコスイーツを渡した。
しずくはダンジョンまで行ってボロボロな姿のコトネを見て、照れていた…。
それより、しずくは自分たちを取り巻いているオーディエンスが気になった。
コトネとしずくの間合いはもはやグラップリングすら可能な距離であり、
そこまで近づいても攻撃しない姿はオーディエンスに凄まじい緊張感を走らせていた。
きらら「バトルはしないんですか?バレンタインなのに?」
コトネ「バレンタインにバトルはしないよ?」
その近くで、誤った噂を知らない楓が里の人々にチョコを配っていた。
楓が配ったのはロシアンルーレットチョコだが、
ハズレがタバスコ味、当たりがミートソース味の実質両方ハズレチョコである。
きららはハズレのタバスコチョコを美味しく食べた。彼女は辛い物が大好物のようだ。
楓は視察に来たアルシーヴとジンジャーにもチョコを配ろうとした。
しかし最初にチョコを渡せるのは相手への気持ちが一番強い者という噂により、
フェンネルとメイド長は楓を止めるべく襲いかかった。
きららは美味しいチョコの恩義として楓を庇い、そのまま2人を返り討ちにした。
きらら「修行の成果です!!」
きらら・フェンネル・メイド長は互いの健闘を認め、握手をした。
それはバレンタインの理念、戦いの末の友情そのものである。
オーディエンスは3人を称え、惜しみないナイスチョコを贈った…。
コトネ「バレンタインってこんなんだったっけ。」
しずく「違うと思う。」
成り行きでアルシーヴとジンジャーにチョコを渡す権利を手に入れたきららは、
せっかくなので2人に加えて、フェンネルとメイド長やオーディエンスにもチョコを配った。
ところがきららの好物は「ツンツーン」というわさびに似た食べ物であり、
きららのチョコには大量のツンツーンが練り込まれていた。
こうしてバレンタインは、最後まで立っていたきららが勝者として決着した。
噂を気にしないシュガーとソルトは、仲良くケーキを食べていた。
こうしてバレンタインの騒動は幕を閉じた。
しかし事の発端のあおいは、騒動が起きていたとはつゆ知らず、
再びきららにホワイトデーのホラを吹いていた…。
【あらすじ(復讐のホワイトデーコロシアム)】
あおいがきららに伝えたホラは、
「バレンタインはあくまで戦いの権利争奪戦であり、
ホワイトデーではコロシアムでバレンタイン以上の熱く激しい戦いを行うので、体を鍛えておくべき」というもの。
前回のホラに基づいた忠告であり、内容は特に変わっていない。
だがこの話も盗み聞きで広まり、「前回以上の熱く激しい戦い」という一節によりエトワリア中に戦慄が走った。
そして、コロシアムの戦いを見たいという熱がエトワリア中に湧き上がっていた。
また、ライネさんの厨房でのチョコ作りが壮絶な戦いだと誤解されていたことで、ホワイトデーの戦いも料理と戦闘の複合バトルだという噂が広まった。
一方、バレンタインチョコを貰ったしずく・花和・志摩リンの3人は、ホワイトデーの準備をするためにコルクの店へ向かった。
コルクは腕の立つ商人であり、花和の依頼によりホワイトデー用の品々は調達済みだった。
コルク「各種厳選した武器!」
コルク「パワーアップアイテム!」
コルク「回復薬!」
花和「なんで!?」
3人は他の店でもお菓子の材料を探したが、どの店も戦闘の道具に注力していたため、お菓子の材料は調達できなかった。
最終的にソルトとあおを加えた5人で、ライネさんに厨房と材料を借りてホワイトデーの準備を行った。
バレンタインの時と違い、オーディエンスも爆発も無く無事に終わった。
一方きらら・アルシーヴ・ジンジャーは、ホワイトデーに備えて鍛錬を続けていた。
アルシーヴとジンジャーはホワイトデー用の新技を編み出し、きららは岩を持ち上げたりしていた。
ホワイトデー当日。しずく・花和・ソルトの3人は、何故かコロシアムに集められた。
アルシーヴは3人に、コロシアムに集めた理由を説明した。
- バレンタインチョコを受け取った者は、お返しとしてコロシアムでバトルを行うという噂が流行っている
- だがエトワリアを統治する神殿としては、巷でコロシアムが乱立する事態は治安維持の点で甘受できない
- そのため神殿がコロシアムを開催し、バレンタインにチョコを受け取った者を召集し、神殿の協賛の下でバトルを行ってもらうことにした
観客は大盛り上がりを見せており、3人は断れずにコロシアムに参加した。
3人にバレンタインチョコを渡していたコトネ・ひづめ・シュガーは、ノリ良くコロシアムに参加してチョコを渡された3人を待っていた。
ちなみにリンとあおの2人は、野クルと地学部の合同キャンプに出発していたのでコロシアムに呼べなかった。
コロシアムのアナウンサーはセサミが担当し、解説にはライネさんが呼ばれた。
ホワイトデーコロシアムのルール:
- コロシアムに設置されたキッチンでプレゼントのお菓子を作り、バレンタインチョコを貰った相手に渡す
- なんだかんだで最終的に立っていた側が勝者となる
- キッチンに材料は用意されておらず、チーム「食材」との戦いで材料を調達しなければならない
チーム「食材」とは!
今回のイベントを利用して復讐を果たしに来た、過去のイベントのボスキャラクター達である!
お菓子イベントではもうおなじみ!毎度毎度のやられ役!スイーツゴーレム!
スイーツゴーレム:
体がお菓子で構成されたゴーレム。登場回数が他のボスに比べて多い。
バレンタインはいつもチョコを持ってかれる悲しみの木!チョコレート・ウッズ!
チョコレート・ウッズ:
本イベントより2年前のバレンタインイベントで登場した、チョコ味の果実が成る木の魔物。
最近はデリバリーもやってます。絶品タマゴの卑怯な配達人!タマゴカケドラゴン!
タマゴカケドラゴン:
自身の無精卵の絶品タマゴを賭けて冒険者との勝負を楽しむ、「卵賭けドラゴン」。タマゴで商売もしている。
卑怯な性格であり、勝負が決着しても負けを認めずに不意打ちする。
ちなみに安全への配慮として、危険行為をしようとするとライネさんの手痛いペナルティで止められる。
ホワイトデーの戦士vsチーム食材
勝負が始まり、ソルトは先陣を切った。
ドラゴンは3人の中で一番幼いソルトを狙ったが、七賢者としての実力であっさり返り討ちにされた。
ドラゴンは平身低頭しながらタマゴを渡し、さらに野菜を買いに行かされた。
一方花和は、ライネさんの厨房で作ったお菓子をスイーツゴーレムに狙われて逃げ続けていた。
しかし花和が痺れを切らして反撃すると、ゴーレムはあっさり崩壊した。
お菓子の塊であるスイーツゴーレムは、攻撃を避け続けたことで接合部が緩くなったようだ。
花和はただのお菓子の塊になったゴーレムを入手した。
そして、しずくはチョコレート・ウッズに追われていた。
バレンタインに貰った伝説のチョコスイーツの匂いで、ウッズの怒りを買ったらしい。*3
ドラゴンはこれ幸いとウッズに加勢し、2対1になったしずくはあえなく場外負けした。
その後、アルシーヴとジンジャーが参戦したことでウッズとドラゴンは一瞬で蹴散らされた。
しずくはコロシアムの控えで、事前に作っていたお菓子をコトネに渡した。
しずくはコロシアムでお菓子を作れなかったことを謝ったが、
コトネには「そもそもコロシアムとか意味わかんなかったし。」と言われてしまった。
どうやらコトネがコロシアムに乗り気だったのは、頑張るしずくを見たかったかららしい。
二人は良い雰囲気だった。
食材を調達した花和とソルトはお菓子作りに取り掛かった。
2人がオーブンを待つ間、あおとリンが参加している合同キャンプの中継が放送された。
コロシアムはキャンプを戦いだと勘違いしていた。
合同キャンプでの戦い ゆるキャンパーvs地学部
リンとあおは、ライネさんに教わった「シュワシュワシュガー」のパンケーキと、地球型惑星チョコをふるまっていた。
地学部のイノ先輩はカメラのフラッシュを焚いて写真を撮り、
遠くから中継していたコロシアムではフラッシュを攻撃魔法だと勘違いしていた。
その後大垣がシュワシュワシュガーを使った料理に失敗し、巨大なヘビ花火のようなチョコが発生した。
そのとき撮影担当のランプが転んで中継が途切れた。
異界の魔物を召喚したのだと勘違いされ、コロシアムではどよめきが起こっていた。
一方、コロシアムでは花和とソルトの料理が完成した。
ソルトvsシュガー
ソルトはシュガーに野菜のキッシュを渡した。
シュガーは野菜嫌いだったが、懸命に作ったソルトの想いを無下にしないためにキッシュを食べた。
キッシュには火を通すと甘くなる野菜が多く使われており、シュガーは美味しくキッシュを食べられた。
花和vsひづめ
花和は憧れのひづめの前で、どのお菓子を渡すか悩んでいた。
ライネさんの厨房で作ったお菓子は、ラッピングがしっかりしていた。
コロシアムで作ったビスケットは焼き立てだったが、ラッピングも何も出来ていなかった。
ゴーレムだったものは味も量も種類も申し分なかったが、さっきまで動いてたので気分的にあれだった。
花和は悩んだ末にお菓子を3つとも渡したが、お菓子の量が多すぎたのでチア部の皆で食べることになってしまった。
だがその場でひづめはビスケットを貰い、美味しく食べた。
花和は嬉し恥ずかしの感情で逃げ出した。
最後にきららへお返しをするアルシーヴとジンジャーが残ったが、フェンネルとメイド長の頼みにより、
きららより先にアルシーヴとフェンネル・ジンジャーとメイド長がそれぞれ戦うことになった。
アルシーヴvsフェンネル
アルシーヴはホワイトデー用の新奥義「チョコチップミーティア」を繰り出した!
ライネ「チョコの豆を宇宙まで飛ばし、それから隕石として地上へ落下させる技!
チョコの豆は互いがぶつかり粉砕され大気圏再突入の熱でチョコと化す!!
そしてそのチョコは隕石となって地上につきささる!」
チョコは地面に突き刺さって大爆発し、
フェンネルは歓喜しながら空の彼方へ飛ばされていった。
ジンジャーvsメイド長
ジンジャーはホワイトデー用の新技「チョコバット爆裂猛打三連撃」を繰り出した!
ライネ「バットでチョコの豆を打ち砕き、一瞬にして音速を越えさせて断熱圧縮で加熱!
着弾するころには、なめらかなチョコになっているという大技だわ!!」
チョコを正面から受け止めたメイド長は、
歓喜しながら空の彼方へ飛ばされていった。
しずく「チョコのお返しを渡すことって相手をお空の向こうに飛ばすことじゃないよね。」
コトネ「えっと…うん。」
そして改めてきららと2人の戦いになった時、きららは不敵な笑みを浮かべていた。
きらら「私も今日まで体を鍛えてきました。
…筋肉は決して嘘をつきません!!
2人まとめてかかってきてください!!」
アルシーヴ&ジンジャーvsきらら
きららの熱意に応え、アルシーヴとジンジャーは再びチョコチップミーティアとチョコバット爆裂猛打三連撃を放った!
対するきららはなんと、杖のフルスイングで二つの技を力任せに打ち返した!!
二つの技は空の彼方へ消え、アルシーヴとジンジャーが負けを認めたことで、きららの勝利となった!
きらら「修行の…成果です!」
会場はきららの勝利に湧き上がり、
アルシーヴ、ジンジャー、そして観客達から、惜しみない「ナイスチョコ」がきららへと贈られた!
きらら「これが…これがホワイトデーなんですねっ!!」
しずく「わからなくなってきた…。これでいいんだっけ…。」
コトネ「落ち着いて、しずくちゃん。長い人生、こういうこともあるよ…!」
きらら「みんなー!!ナイスチョコーーー!!」
―こうしてホワイトデーコロシアムは終幕となった。
真摯な努力。深まる友情。そして勝利。
さまざまな物語と
熱き感動と
かなり深刻な誤解を残して。
きらら「はっ、はっ、ふーっ。…日課のジョギング、完了。
来年のバレンタイン、ホワイトデーに向けて今からでもがんばらなくちゃね!
さーて、次はひとり千本ノックでもしてみようかなー。」
【登場人物】
きららファンタジアのオリジナルキャラクター
大半が好戦的な性格である、エトワリア原住民の登場人物たち。
戦いのイベントの噂を平然と受け入れて事実にした。
しかし原住民たちは純粋に戦いを楽しんでおり、好戦的なのに治安が非常に良い。
魔物が出現するエトワリアでは、強さを競う祭りで戦いに備えているのだろうか?
きららの平和な倫理観と、RPGの戦いの世界が融合した結果かもしれない。
日本から召喚されたきららキャラクター達には完全にとばっちりである。
あくまで彼女たちは客人ということか。
フェンネル
アルシーヴの部下「七賢者」の一人であり、アルシーヴを敬愛し心酔している。
かつては戦闘狂の傭兵であり、強い者に喧嘩を売っていたが、
アルシーヴに挑んで返り討ちにされた際、剣の腕に対する誠実さを認められて配下になった。
そしてアルシーヴに心酔するようになったようだ。
コロシアムで吹っ飛ばされた後は地学部のキャンプの近くに墜落し、数日療養した。
ジンジャーの館のメイド長
イベント「メイドは見た!~金髪館怪人事件~」で初登場し、今回再登場したゲストキャラクター。
ジンジャーに心酔しており、初登場イベントではジンジャーへの愛の暴走が騒動の一因になった。
他のイベントでの活躍は、ジンジャー(きららファンタジア)を参照。
初登場イベントのボス戦では高スピードと嫌らしい戦法でプレイヤーを苦しめており、
名実ともに高い戦闘力を持つ。
かつては凶暴さによって各地で騒ぎを起こし、
討伐に来たジンジャーにボコボコにされ、心酔してメイドになったらしい。
おそらくフェンネルと似たような経緯だろう。
コロシアムで吹っ飛ばされた後はゆるキャンパーたちのキャンプの近くに墜落し、数日療養した。
アルシーヴ
エトワリアを統治する神殿の筆頭神官であり、メインシナリオ第一部のラスボス。
かつてはきららと死闘を繰り広げたが、現在は和解している。
異世界を観測する女神を育てるための教師も務めているのだが、
ライネの厨房を見たせいでバレンタインが戦いの場だと信じてしまった。
噂の内容を聞いた時は半信半疑であり自分の目で確かめに行ったのだが、
エトワリアでは既に誤った噂が既成事実となっていたので真実を知る機会は無かった。
ジンジャー
アルシーヴの部下「七賢者」の1人であり、街の統治者も務める。
視察に同行した結果、アルシーヴと同じく噂を真に受けたようだ。
誇り高い武人で、戦いにおいても相当な実力者である。
メイド長曰く、戦闘力はアルシーヴよりジンジャーの方が上らしい。(そんな描写は無いので力の差は不明。)
きらら
きららファンタジアの主人公。
召喚魔法で戦う設定だったのにいつのまにか筋肉キャラになってしまった。
バレンタインは3回目だというのにホラを信じてしまった天然。
世界を救うために実質3人でアルシーヴと七賢者を全員退けた猛者であり、
実力の裏付けとして武闘派思考があるのかもしれない。
今までのイベントではワサビに似た「ツンツーン」という食べ物が好物という描写があったが、
今回のイベントではタバスコ味チョコを美味しく食べていた。辛いもの全般が好きなのだろう。
シュガー
姉のソルトとともに七賢者を務める幼女。甘いものが大好物。
バレンタインの誤った噂を気にしなかったため、普通にケーキを作りソルトと仲良く食べた。
バレンタイン前にソルトと口論をしていたので、ケーキを作って渡したのは謝るためだろう。
ソルト
妹のシュガーとともに七賢者を務める幼女。甘いものは苦手。
シュガーに野菜を食べさせるため、ライネにキッシュの作り方を教わり、コロシアムで作って渡した。
噂に疑問を持ってリンたちに質問したため、バレンタインの真相を知ることができた。
しかし事実を知っていてもすんなりコロシアムの戦いに順応するあたり、彼女もエトワリアの住人である。
チーム食材
スイーツゴーレム
登場イベント:
たくさん
きららファンタジアでたびたび登場するボス。
日常系作品が大多数のきららファンタジアにおいて、料理の話は題材にされやすいのでよく登場回数が多い。
体がケーキやかき氷でできた派生キャラも存在する。
チョコレート・ウッズ
登場イベント:
2019年2月 バレンタインパニック
2020年2月 超強敵チャレンジクエスト
2年前のバレンタインイベントで登場し、他のボスと同様に周回で狩られ続けた。
再登場のチャレンジクエストでは、攻略報酬が週一しか無いのにも関わらず、
討伐しやすさによりレベリングのために狩られ続けた。
さらに最後の2日でクリエクラフトが実装され、
一部プレイヤーから家具のためにとことん伐採された。
シナリオ中のダンジョンの守護者の立ち絵がゴーレムのシルエットであるためか、ウッズの立ち絵も同じゴーレムのシルエットである。
しかしゲームとしてのバトルシーンでは、守護者はミノタウロス、ウッズは木の怪物の見た目だった。
タマゴカケドラゴン
登場イベント:
2020年2月 勇者のグルメ〜エトワリア食紀行〜
卑怯な性格によって、かつてはライネとその友人のカンナに何度か懲らしめられたらしい。
2人を前にすると途端に腰が低くなる。
ソルトに負けた後にウッズと2対1でしずくを負かした際はブーイングが飛んだが、「最高の褒め言葉さああああ!」と叫んでいた。
最終的にジンジャーとアルシーヴに一蹴され、
ジンジャーに鍛え直してやると言われて怯えていた。
カルダモン
七賢者の1人。普段は調停者として紛争地帯を巡っている。
1年前のバレンタインイベントにも登場していたため、本来のバレンタインを知っていた。
しかし黙っていた方が面白そうだったので勘違いを訂正せず、さらに便乗してホラを増やした。
調停者として本来は諍いを諫める立場だが、今回は平和な祭りと判断したためかノリノリだった。
事の発端はコトネとあおいだと知っていたが、事件をまとめる際にそのことは報告していない。
そして来年もこの面白い騒ぎが残ってほしいと考えており、噂の訂正もしなかった。
なお1年前のバレンタインイベントでは、
異世界チョコの材料の中毒性に目をつけられて反社会組織に独占される騒動が起きていたので、
それに比べると今回はよっぽど平和な話だったりする。
ライネ
「勇者のグルメ」を執筆した元伝説の勇者。現在は食堂を営んでいる。
本来のバレンタインを知っていたが、コロシアムでは状況をよくわかっていないまま解説をした。
音速超えのチョコの発射から着弾までの間に解説しているのは、バトル漫画ではよくあること。
セサミ
コロシアムのアナウンサーを担当した、七賢者の1人。
アルシーヴとジンジャーがホワイトデー用の新技を使うたびにライネが何かに気づき、
「知っているんですか、ライネさん!」と解説を伺った。
ランプ
きららファンタジアの副主人公。
エトワリアの原住民だが、バレンタインを正しく認知している。
コロシアムの中継のためにゆるキャンパーと地学部の合同キャンプを撮影していたが、
きららが打ち返した二つの技が近くに降り注ぎ、山から逃げ出した。
アルシーヴから不憫に思われ、コロシアムの余ったお菓子を分けてもらったようだ。
バレンタインは神殿に缶詰だったので出番が無かったらしい。
コルク
腕の立つ商人。
噂が流行した後のホワイトデーでは需要を見極め、戦闘の道具を大量に仕入れた。
ちなみに花和用に調達した戦闘の道具は、代わりにきららが買ったので無駄にならなかった。
モブの人々
本事件で一番の元凶。
噂を凄いスピードで広め、バレンタインが戦いになったりコロシアムが建ったりした。
祭りを純粋に力比べとして楽しんでおり、治安は非常に良い。
エトワリアでは恋の戦いよりも力の戦いのほうがより求められているのだろう。
そして現在でも誤った噂は訂正されていない。
果たして来年のバレンタインはどうなるのだろうか。
キスシーン多数の過激な百合作品として名高い本作だが、
今回はバトル漫画のノリに巻き込まれてツッコミ担当の常識人枠になった。
野田コトネ
元凶その1。誇張表現が現実になってしまった。
しかし普通の女子高生でありながら、恋人のためならダンジョンに挑んだ。皆の熱意が足りないという言葉は伊達ではないのだ。
ダンジョンまでの過酷な道のりによってなぜかメイド服になったらしく、そのことにはフェンネルにツッコミを入れられている。
期間限定衣装を登場させる理由が無理やりすぎる。そして目の前のチョコスイーツダンジョンには誰もツッコまないエトワリア
南しずく
コトネにホワイトデーのお返しをした、コロシアムの被害者。
ライネさんの厨房ですでにお菓子を作っていたので、コロシアムで負けても渡すお菓子には困らなかった。
ちなみにホワイトデーシナリオ2節で助っ人NPCのイベント衣装しずくは、アルケミストが本来装備できないスターシールドを装備していた。
モーションはアルケミストのままであり、槍を縦回転させながら手のひらで掲げたり敵に投げ飛ばしたりするアグレッシブな光景を見せていた。(似た動きとしてはスマブラのホムラ横Bか)
もちろん設定ミスであり、すぐに恒常しずくへ修正された。
池野楓
ミートボール味とタバスコ味のロシアンルーレットチョコを配り回った。
飯塚ゆず
楓のチョコに対し、両方ハズレじゃないかとツッコミを入れた。
ひづめの超天然、花和の熱愛、虎徹の毒舌と、個々のキャラが活きたメンバー。
有馬ひづめ
日本の女子高生なのにバレンタインのホラを信じてしまった超天然。
バレンタインチョコを皆に配った。
twitterの予告では「女子高生たるものバレンタインを忘れるべからず。兄の言葉です。」と発言していたので、
元のバレンタインは知っていたがその上で本場のバレンタインはコロシアムだという話も真に受けてしまったのだろう。
闘いに備えて身構えていたが、結局闘いにはほぼ関わらずによくわかっていないまま終わった。
花和がひづめの呼称を改めたのに対して、こちらは相変わらず「はなわ」と呼んでいるというミスがある(同時期実装のボイスではちゃんと「花和さん」と呼んでいる)
牛久花和
憧れのひづめから手作りチョコを貰ったため、一ヶ月前からホワイトデーの準備をしていた。
コロシアムでゴーレムから逃げ回れたのは、チアの脚力によるものらしい。チアって最高だな!
舘島虎徹
うっかり毒を吐いてしまう子。
冷静で的確なツッコミをした結果、ほとんど毒舌になった。
猿渡宇希
虎徹の毒にツッコむ担当。
バレンタイン前日の夜、ゆるキャンメンバー5人でキャンプを行い、なでしこがチョコを振る舞った。
地学部も同日に天体観測のキャンプをしており、途中まで同行した。
ホワイトデーには地学部も参加し8人で一緒にキャンプを行った。
視察に来たアルシーヴ達や中継したコロシアムからは、キャンプを2チームによる戦いだと勘違いされた。
犬山あおい
元凶その2。ホラを吹いたらコロシアムが建った。
コロシアムを建てたのは勝手に盗み聞きして勝手に新常識を作ったエトワリアの民なので、それに関しては悪くない。
とはいえきららとひづめへのホラは良くないが。
各務原なでしこ
バレンタインのゆるキャンメンバー5人のキャンプで、フルーツやパンのチョコフォンデュを振る舞った。
志摩リン
ホワイトデーのキャンプでパンケーキを振る舞った。
大垣千明
シュワシュワシュガーの料理に失敗し、ネズミ花火のような黒い物体を膨れあがらせた。
斉藤恵那
野クルのキャンプに同行した。
本イベントの時点では3人のみ実装されていた。
天体観測のキャンプを行っており、ゆるキャンメンバーと協力しているようだ。
天文への強い拘りを見せていた。
木ノ幡みら
大惑星型チョコを地学部を振る舞った。
天王星と海王星は簡単だったが、土星の輪と極の六角形、木星の模様に苦戦していた。
せめて大赤斑は作りたいと拘りを見せていた。
真中あお
みらに大惑星型チョコを貰ったので、残りの地球型惑星チョコをキャンプで振る舞った。
猪瀬舞
2人の惑星型チョコの写真を撮った。
遠くから中継していたコロシアムでは、カメラのフラッシュを魔法の連射だと勘違いされていた。
アルシーヴ曰く「猪瀬無双」らしい。
【ゲーム内のバトルにおいて】
稀に開催される超高難易度クエストが本ホワイトデーイベントで開催された。
チーム食材の3体、フェンネルとメイド長のタッグ、ジンジャーとアルシーヴのタッグの順に三連戦を行う。
クリア報酬称号:良い戦いだった ナイスチョコだ
今回再登場したメイド長やタマゴカケドラゴンなどは初登場時に特徴的な戦法をしていた*4が、
今回のイベントでは戦法やステータスが調整されている。
ちなみにフェンネルとメイド長のタッグは、長期戦になると行動が変化する。
バレンタインイベントでは、プレイヤーの通常攻撃10回毎に攻撃名が以下のセリフになった。
通常攻撃10回:
フェンネル『トマホーク女!』
メイド長『何よ暴力剣士!』
通常攻撃20回:
フェンネル『このままではやられてしまいますわ!』
メイド長『手段は選んでられないようね!』
通常攻撃30回:
フェンネル『行きますわよ!』
『行きますわよ!』では2人に全ステータス永続バフとフルチャージが行われ、それ以降は全体超火力のチャージ攻撃とフルチャージを連発するようになる。
戦いの中で手を組む、まさにバレンタイン的な熱い展開である。
ホワイトデーの超高難易度では途中のセリフは省略され、通常攻撃25回で『行きますわよ!』を行う。
また、フェンネルとメイド長のどちらか片方がやられると
フェンネル『そんなだからお前は二流なんだ!!』
メイド長『きしししっ、その程度!?』
という名前の攻撃をする。
追記・修正するというのは前の編集者とバトルしたいという意思表示でもあるんやで。
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▷ コメント欄
- まさかこのような項目が作られるとは。でも、それならきららファンタジアの項目自体も作ってほしい -- 名無しさん (2021-08-21 17:23:50)
- すみません、書きたい記事優先で書いてました。書きたい方が他にいないなら、次はきららファンタジアの記事を作ろうkaと思います。 -- 建て主 (2021-08-21 17:38:35)
- 訂正:書きたい方が他にいないなら、次はきららファンタジアの記事を作ろうかと思います。 -- 建て主 (2021-08-21 17:39:17)
- はっきりいってキャラ崩壊と過去に同ライターが出したNPC優遇があまりにあんまりすぎてかなり評価が分かれていた印象。この後同ライターが担当したイベントではこのシナリオの不満点が軒並み改善されていた辺り、結構色々あったのだと思う。 -- 名無しさん (2021-08-21 19:01:11)
#comment(striction)
*2 黒い煙は沸騰したチョコ。白い煙は小麦粉を零したため。また、過去のイベントではエトワリアのチョコは地球のチョコとは別の代用素材で作られているという描写があるので、チョコが跳弾しているのはおかしくないのかも…?
*3 エトワリアのチョコの匂いはそんなに残るのだろうか? ちなみに過去のイベントでも、食べるとフェロモン効果の匂いが数か月続くチョコが登場している。
*4 メイド長は永続の速さデバフを行う強敵。連戦に混ざると難易度が大幅に上がる。タマゴカケドラゴンは防御力が高すぎてスリップダメージ以外実質無効であり対策が必須。
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