T2 トレインスポッティング(映画)

ページ名:T2 トレインスポッティング_映画_

登録日:2021/08/14 Sat 12:20:00
更新日:2024/06/03 Mon 13:36:22NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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彼らが選んだ――20年後の「未来」。





概要

『T2 トレインスポッティング(原題:T2 Trainspotting)』は、2017年に公開されたイギリスのドラマ映画。
1996年公開の映画『トレインスポッティング』の続編。
監督は前作に引き続きダニー・ボイル。
日本では前作同様R15+指定で公開されたが、配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントに変更されている。


前作から20年後、再びイギリス・エディンバラを舞台に、青年から中年となった登場人物達各々の「未来」を描く。
キャストのほぼ全員が続投しており、実際にリアルタイムで20年経過してからの続編ということで話題を呼んだ。


原作はアーヴィン・ウェルシュの小説『トレインスポッティングポルノ/T2 トレインスポッティング(原題:Porno)』。
こちらは刊行が2002年で劇中の経過時間も9年、内容も細部が異なる。
また、前作の原作小説にあった一部のエピソードが本作で回想という形で語られる。


テーマは前作と一部共通しており、未だ過去に生きている不良中年達が再び自分の未来を切り開こうと足掻く様がポップな調子で疾走感を以て描かれている。
一方で前作で全編に渡って取り上げられていたドラッグについての描写は比較的少なめ。
前作と同様のテーマを、懐かしさを踏まえた上で現代風にアレンジした見事な構成からまたもや高い評価を獲得した。



あらすじ

マーク・レントンが仲間達を裏切り、大金を盗んで高飛びしたあの日から20年が過ぎた。
ベグビーはあれからずっと刑務所暮らし、シック・ボーイことサイモンはコカインをキメながら強請りを生業とし、スパッドは未だヘロインに依存する孤独で悲惨な暮らしを続けている。
そんなエディンバラに、オランダ・アムステルダムからレントンが帰ってきた。
荒んだ人生を歩む4人の再会、彼らは再びどのような「未来」を選ぶのか。



登場人物

吹き替えキャストもほぼ全員が続投。

  • マーク・レントン

演:ユアン・マクレガー/吹き替え:平田広明
引き続き主人公。
前作で12000ポンドもの大金を持ち逃げし、アムステルダムへ高飛びしていた。
20年の間に定職に就き、結婚もしてかつて望んだ「普通の生活」をしていたが、子どもができなかったために妻から離婚を切り出され、勤め先は合併により近いうちに解雇されることが確定しているというドン底の状況に逆戻り。
20年前の贖罪も兼ねてエディンバラに戻り、かつての仲間達と再会、再び交流を深めていく。


  • シック・ボーイ/サイモン

演:ジョニー・リー・ミラー/吹き替え:森川智之
恋人のベロニカと組み、高額所得者をターゲットに売春の隠し撮りをネタにした強請りを生業にしている。
レントンの裏切りについては怒りを募らせる一方、「あいつならやる」「上手くやった」とも思っていた。
レントンと再会した際は20年間溜まりに溜まった怒りでブチギレて大喧嘩をし、その後は過去を水に流したと見せかけてビジネスに偽装した復讐を計画する。
一方でベグビーにレントンの帰郷を伏せたり、復讐計画の前段階の金策をレントンとウキウキで実行したりと、親友とバカをやる日々を心底楽しむ様子を見せる。


  • スパッド/ダニエル

演:ユエン・ブレムナー/吹き替え:小形満
前作でレントンの高飛びを見逃したことから、唯一分け前の4000ポンドをもらっていた。
しかし、ジャンキー故に全てヘロイン代に使ってしまい、その後もボロボロの生活を送る。
前作で懲役刑をくらった際に刑務所内で「一度見たサインの筆跡を完璧に複写できる」という才能を発見し、それを駆使してかなりの金額を稼いでいたが、近代化によりその才能も無意味化。
更に恋人のゲイルとの間に一人息子のファーガスを儲けるも、ヘロイン中毒を克服できず離婚、家族に負い目を感じていた。
もうどうしようもないところまで追い詰められ、自殺を図ろうとしたところでレントンと再会。
ジャンキーの自分に金だけ与えて去ったことに怒りをぶつけるが、全てを吐き出した後は「再会できて良かった」と心の内を吐露して再びつるむようになった。
売春宿の内装デザインを手伝ううちにベロニカとも仲良くなり、自分達の過去話の語り口を彼女に褒められたことから「物語」を書き始める。


  • ベグビー/フランク

演:ロバート・カーライル/吹き替え:桐本拓哉
前作でレントンに金を持ち逃げされたことで激怒、それから間もなく殺人を犯して20年間刑務所暮らしをしていた。
もはや我慢ならなくなり、強引な手段を使って脱獄し自宅に戻る。
妻や大学生になった息子と再会するが、2人の「現在の生活」を受け入れられず、息子に無理矢理裏稼業を手伝わせるなど無茶苦茶な行動に及ぶ。
レントンに対しては怒りを溜め込んでおり、機会があれば殺害しようと目論んでいた。
レントンを一度取り逃がした後、居所を突き止めるためスパッドの元を訪れ、そこで彼の書いた「物語」を読んだことで心を揺り動かされる。


前作で吹き替えを担当していた檀臣幸氏が2013年に逝去したため、唯一担当声優が変更されている。


  • ベロニカ

演:アンジェラ・ネディヤルコーヴァ/吹き替え:舞山裕子
本作からの登場人物で、サイモンの恋人兼ビジネスパートナー。
ただし、サイモンとは一度も寝たことがない。
自分の売春宿を持つことが夢で、サイモンとレントンはその売春宿を立ち上げるための金策に奔走することになる。
人たらしな一面を持ち、レントンと寝たばかりか、スパッドとも仲良くなり「物語」を書く切っ掛けを与える。


  • ダイアン

演:ケリー・マクドナルド/吹き替え:篠原恵美
美しく成長して弁護士になった。
サイモンが強請りの件で逮捕された際にレントンと再会し、20年間ヘロインをやめて普通の生活を送っていたと聞いて安堵する。
レントンの隣にいたベロニカを見て、「彼女ガキ過ぎるんじゃない?」と過去の自分との関係を思い出させる言葉を口にした。


  • マイキー・フォレスター

演:アーヴィン・ウェルシュ/吹き替え:大川透
ドラッグの売人から盗品のブローカーに転職。
脱獄してきたベグビーを快く迎える。


  • ゲイル

演:シャーリー・ヘンダーソン/吹き替え:-
スパッドの元妻。
スパッドが書き上げた「物語」を全て読み、タイトルを思いつく。
その名前は――






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