登録日:2021/06/20 Sun 17:12:18
更新日:2024/05/27 Mon 13:49:16NEW!
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ed どうあがいても絶望 分岐 バッドエンド ゲーム 所要時間30分以上の項目 鬱 エンディング ゲーム用語 コメント欄ログ化項目
本項目ではゲーム作品のバッドエンドについて解説する。
ゲーム作品以外は該当項目を参照。
▽目次
【概要】
創作物の大半は基本的に一本道である。
だが、ゲームはプレイヤーが操作・介入する性質上、少々毛色が違ってくる。
- パターン1…エンディングが分岐する
ハッピーエンド、あるいはビターエンドで完結するメインルートとは別に、選択またはプレイ結果の条件といった分岐でバッドエンドを用意できる。
ifの展開でキャラの掘り下げに貢献したり、ゲームとして歯応えがあったり、意外な裏設定が仕込まれていたりする。
また「○○すればいいじゃん」というツッコミへのアンサー、もしくは「○○がそう繋がるのかよ!?」という驚きを与えるためにバッドとなる選択肢を事前に用意しているケースもある。
皆殺しルートは特に強烈なバッドエンドである。
- パターン2…バッドエンド自体が一つの報酬となる
エンディングを見た数が周回特典になったり、バッドエンドでも引継ぎはできるゲーム。
プレイヤーが主人公と苦労を共有することでハッピーエンドを目指すカンフル剤にもなる。
ゲーム性が希薄なビジュアルノベルは特にこの傾向が強く、CGコンプリートのためバッドエンドも網羅するパターンが多い。
さらにアダルト作品となるとヒロインが手を変え品を変え悲惨な目に合うこと自体が目的…というものも。小芝居目当てに主人公が手を変え品を変え悲惨な目に合う作品もある。
なのでゲームによっては「選択肢を間違えたことによるゲームオーバー」なのか「ストーリーがバッドに終わるだけでエンディングの一つ」なのか曖昧だったり。
同人ゲームだとグッドエンドだと平和的に終わって目当てのエロが見られず竿役たちも成敗される綺麗なエンディング、
一方Hシーンを満喫しようとするとバッドエンド確定なんてシステムのある作品も。ゲーム的にはともかくエロ目的ならバッドこそグッドエンド。
- パターン3…プレイヤーが自分の意志で選択する
たとえ望んだものでなかったとしても、プレイヤーが選択し続けてきた結果としてのバッドエンドである。
そして選んだからには、目を背けず最後まで見届けるのが義務であり責任。
興味本位で選んだプレイヤーに痛烈なカウンターを突きつける野心作も中にはある。
バッドエンドを見てもハッピーエンドで口直しできるため、分岐がある作品はバッドエンド初心者にも比較的安心。
ただしハッピーエンドの最中に「でもこいつら不幸になる展開もあるんだよな…」とモヤモヤしても責任を負いかねるのであしからず。
- パターン4…一部キャラのみバッドエンド。
格闘ゲームなどの「多数のキャラクターから使用キャラを選択する」タイプが該当。
主人公などの王道キャラのエンディングはグッドエンドだが、一部の悲劇的な設定のキャラなどは、正規のエンディングがバッドエンドとなる、と言うもの。
特に悪役キャラ・ボスキャラのエンディングは、基本的に「野望が成就して世界にとってバッドエンド」「結局エンディングで阻止されキャラにとってバッドエンド」のどちらかになる。
- 番外…タイムパラドックスでストーリーが続かなくなる。
超兄貴『究極無敵銀河最強男』では、オープニングステージや中間ステージで、ラスボスをまさかの自機として操作する事になるが、
股間に一発でもダメージが当たるとラスボスは死亡、平和が戻ったのだが、タイムパラドックスでストーリーが続かなくなったので、バッドエンドとして扱われるという珍しい例。
●バッドエンド分岐がある作品
◎一般向けゲーム
○超鋼戦紀キカイオー
キカイオールートでは一部ラスボス戦で脱出カウントオーバーでクリアすると主人公が生死不明となる。それ以外では選択肢次第でバッドエンドになるキャラクター達がチラホラ…
具体的には『戦え!パルシオン』『Strategic Variable Fighter ラファーガ』『重装甲陸戦兵器 ワイズダック』が該当。
「おやすみアービン、いい夢を。
次は戦争のない時代に生まれてこいよ…」
○Kanoso~思い出を壊す物語~
Kanonをベースに色々混ぜまくって作られてしまった一発即死系ADVの同人ゲームとして有名に。更にグッドエンドにも酷いものがある。
その後作られたKanoso64も同じく一発即死系ADVである。
○雪割りの花
壮絶のバッドエンド数32(全37エンド中)を誇るADVゲーム。
日高のり子演じるヒロインの言動は終始必見。
○ACE COMBAT 2
ノーマルエンドを回避するとあとはグッドエンドとバッドエンドを残すのみ。しかしそのすぐ後のミッションで巡航ミサイルを撃墜できないと…
幸いバッドエンドではセーブされないのでやり直すことができるほか、そのミッションさえクリアすればあとは真の最終ミッション(クリアすればグッドエンド)だけになる。
○第4次スーパーロボット大戦
最終話で「シュウと戦う」を2回選択した場合。これまで色々と因縁があったとはいえ、倒したら「地球人は野蛮」呼ばわりで戦乱が泥沼化。あんまりな…。
尤も、共通の敵で諸悪の根源であるゼゼーナンを前にしておきながら、「ロンド・ベルよりも先に来てゼゼーナンを追い詰めていた」だけで、
ロンド・ベルとは戦う気がないシュウに対して2回も「戦う」を選択したのだから野蛮呼ばわりも文句は言えないが…。
シュウもシュウで本質はタチの悪い自己中であり、そして絶大な力を持ち、過去色々しでかした実績もあるのであまり文句を言える立場ではないから当然だと思われるかもしれないが、
この時の状況は「タチの悪い自己中であり、絶大な力を持ち、過去色々しでかした実績もある」地球を危険視して攻め込んできたインスペクター&ゲストを撃退した末の最終決戦である。
そりゃ散々敵を否定しておいてこれじゃ愛想も尽かれる。
○スーパーロボット大戦F完結編
主にメキボス、イデ、そして未完のシ者。
仲間集めと自立の援助と不要な戦いをしない事は大事だという話。
○第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~(イデEND)
そのとき、イデが発動した。
勇者王にすらもはやどうすることも出来ない……
もっとも、2週目以降限定だが。
○スーパーロボット大戦Z(黒歴史END)
混沌とした世界で一生戦い続けます。それが一番正史に見えるのも問題。続編でそんなことはないと当然否定されるのでそこは安心。
ifルートでもお構いなし。
ちなみに同作でメールを演じた相沢舞氏は「もうずっとパラダイムシティにいたいとか思ってたら一周目でバッドエンドになった」とラジオで暴露したとか…。*1
○サモンナイトシリーズ
ナンバリングタイトルでは『サモンナイト4』以外に全てカルマルートという名のバッドエンドが用意されている。
内容的には主人公か親しい仲間が犠牲になり後味の悪い結果として終わるが、一抹の希望を遺す形式が定番。
中には正規ルートでは(味方サイドの留飲的な意味で)少し消化不良気味の退場となった黒幕を主人公一人で思う存分叩きのめせたり、
カルマルートに行くことで初めて特定キャラの心情が吐露されたりするため、話の流れとしてはバッドエンドながらもプレイヤーからの人気は高い。
ちなみに上述の通り『4』にはカルマルートが存在しないが、実は制作時点ではカルマルートのシナリオも存在していたが、
「最年少主人公でやるには惨過ぎる」として取り下げられ、そのままカルマルート自体没となったとのこと。
そのあらすじを発売から15年後にシナリオライターが明かしたのだが、
「敵勢力との和解を主人公たちが諦めなかったことで、最終決戦後についにラスボスとの和解が成り、大団円を迎える」という正規ルートに対し、
「敵ボスを怒りから殺害してしまったがばかりに、どちらかが死滅するまで殺し合う報復劇が続くと示唆して終わる(また、敵勢力はテロをも辞さない覚悟)」
という凄惨な内容の予定だったという。
〇スプラッターハウスシリーズ
「1」では行方不明となった恋人を見つけたかと思いきや…。
「3」では展開によって妻か子、最悪両方とも失うことになる。
コミカルアレンジ作「わんぱくグラフィティ」では、エンディングで一連の物語が映画の撮影に過ぎなかった事が明らかになり、
これだけならハッピーエンドの様に見えるが、特定の隠し条件を満たす事により、本作が本家『スプラッタ―ハウス』の前日談だったというまさかの事実が判明する。黒いナムコ
〇ヴァンパイアシリーズ
特にドノヴァン、ビクトル。
○ストリートファイターZEROシリーズ(ナッシュに関係するキャラクターシナリオ)
ほとんどの作品で死ぬナッシュ。生存中らしいが。
流石にあんまりすぎたのか「Ⅴ」で生存が示された、のだが…
○サムライスピリッツ零
大規模な飢饉というシリーズ随一の暗い話のせいか、一部のキャラがかなり悲惨な事になっている。
誰が見ても救いようのないバサラEDとミナED・本人だけは気づかない腐れ外道EDが特に有名。その余波で閑丸EDもまさか…!?と思われたり。彼らで落ち込んだ時は狂死郎や骸羅のEDで禿増されよう!
ただし、ミナについては「SAMURAI SPIRITS(2019)」にて零のED後の時間軸での生存が確定しており、同作のEDで身を苛む呪いも消え幸せになれた。
○妖怪道中記
無駄な殺生をせず、つつましく進めば人間界に帰れたり天に昇れます。家庭用だと数値化してわかりやすくなった他、当時のナムコ有名キャラの世界に行くことも可能です。
ガンジーでも無駄な殺生を行いそうな世界だがな!!
○真・女神転生if...
チャーリールートが該当。
主人公とチャーリーだけが魔界に放り込まれた軽子坂高校からの脱出に成功したが、他の生徒や教職員は魔界に捨て置かれる。
後味の悪さが半端ではないが、時系列上この事件の少し後には隠しルート以外で東京にICBMが着弾する。
攻略ルートのうち3/4で東京が確実に焦土と化す上に洪水まで押し寄せることになっているとはいえ、脱出後に待っている顛末とそれまでに生じた犠牲を考慮すると本作一番のバッドエンドである。
○真・女神転生Ⅱ
LAWルートが該当。
宇宙船もどきの方舟で選ばれた人類と共に地上を脱出し、汚れた地上はメギドアークの炎で焼き尽くされる。
おまけに処女懐胎を模した工程で自分を産まされたヒロイン(実母)と子作りを強いられる事が示唆される。もうやだこのLAW陣営…
○真・女神転生 STRANGE JOURNEY
いつも通りニュートラル、カオス、ロウの3ルートが存在するが、ニュートラル以外はいつにも増して強烈なエンディング。
一応、それぞれの世界は新たなルールの下で進んでいく……のだが、C・Lルートはどう考えても明るい未来が見えない終わり方。
そしてやはりろくでもない結果が待っていたことがリメイク版で判明した。知ってた。
本作時点ではハッピーエンドと言われていたNルートも問題解決したように見えて何にも解決していなかったという事が判明。
後付けで全てバッドエンドとなった。
とはいえ、唐突な話という訳ではなく、シュバルツバースの特性と主要キャラたちの言動を顧みると想定出来なくはない結果でもある。なんなら当時の公式攻略本の時点で既に不穏なシナリオ解説がされてたりするし。
○真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
真・女神転生 STRANGE JOURNEYのリメイク作。
酷い終わり方だったロウ、カオスルートは新EDで救済されハッピーエンドへ。
今の世界を取り戻したら何度でもシュバルツバースは発生するという事が分かったニュートラルルートもそれを解決する手段を用意するエンディングとなった。
…シュバルツバースが発生する度にそれを潰す為、主人公が超人となって何百年も月で孤独に生き続けるという方法で。
○ペルソナ3
逃れられない『死』が近い未来に到来することを知らされ、抗わずに「その時」まで忘れることを選ぶと、
卒業式当日に「その時」が訪れ、主人公たちはもちろん、世界そのものも滅亡を迎える。
抗った場合でも、逃れようのない運命が待っているが…。
○ペルソナ4
大事な人を失った上に犯人への復讐心に駆られた結果は…
衝動のままに行動する事がどのような結末を迎えるかを容赦なく突きつけられる。
プレイヤー次第では、怒りと悲しみのままに選択肢を選んで一周目でこのEDを見るかも?
更にバッドエンドを迎えた場合、真の黒幕の手によって世界は…
○グローランサーⅡ
平和への道を急ぐあまり手段を選ばなくなってしまった親友の誘いに乗る「洗脳ルート」で条件を満たすと突入。
狂行を止めるどころか増長させようとする主人公ウェインを見限った元仲間達が撤退する場面で、全員倒してしまうとウェインが過ちに気付くことがないまま洗脳による強制的な世界平和が齎されバッドエンド。
逆に1人でも見逃すと、洗脳による「平和」とそれにより変貌してしまった部下の姿を目にして過ちに気がついたウェインがレジスタンスとなった元味方に謝罪し、親友に反旗を翻す。
「友達が道を誤ってしまった時は一緒に道を誤るのではなく、駄目な事は駄目だと叱るのが本当の友達だ」とは、前作で主人公の代弁者を務めたホムンクルスの言葉である。
○ブレスオブファイアⅣ うつろわざるもの
仲間とともにある女性を追うリュウをよそに、
ひたすら迫害と逃避行を続けるフォウル。更に匿ったり同情する優しい人間とも触れ合うがそんな者に限って…。
最終的に人間そのものに絶望し、世界全てを滅ぼす事を決意する。
片割れの存在であったリュウに対しフォウルは、人間など存在価値が無いと詰め寄る。エンディングはこの問いに賛成するか否定するかで決まる。賛成すると両者は融合しもはや誰にも止められないままかつての仲間ごと全てを焼き払う。
○逆転裁判2/逆転裁判 蘇る逆転/逆転裁判4
無実の人が有罪になるか最悪急死する。そして真犯人を取り逃がす。
○パワプロシリーズ
サクセスはどの作品でもプロに指名される(プロ野球編の場合は契約更改される)ことが目標なのでこれに失敗するともれなくバッドエンド。「爆弾」が爆発したり交通事故にあったりして急に選手生命が絶たれるパターンも。
基本的にはプロ野球選手としての夢を諦めるという内容で統一されているが、パワプロ8のようにパワポケ並の結末になるものもあれば、パワプロ2014のように育成がうまくいっても最後のイベントで大どんでん返しクラスの悲惨な結果になるものもある。
最近の作品では普通にプレイしているぶんには滅多にバッドエンドに行かない傾向にあるが、パワプロ2014などではクリアしてもバッドストーリーなシナリオもたまに存在する。
後にスマホアプリ版にもバッドエンドが存在する【恵比留高校】が実装
闇野栄剛の誘いに乗り、エビルキャップを受け継いだパワプロは新たな「闇野」となり、力に溺れていく………
なおこの結果となるまで栄剛は延々とループし続けている為いずれは到達してしまうことに………
物語は円卓高校強化シナリオへと続く。
○パワポケシリーズ
本家より遥かにブラック。
野球選手としての夢を諦める程度なら生温く、爆発、自殺、メロンパン…等々バリエーションも様々。
これでも野球バラエティですよ?
ちなみに後の作品で「バッドエンド相当が正史」となっている事も割とよくある。(例:『1』の主人公。)
製作スタッフ曰く「ハッピーエンドを楽しむためには、バッドエンドをとことん悪くしないといけない」とのこと。
○魂斗羅 ザ・ハードコア
最低難易度だと所謂打ち切りエンドみたいになる魂斗羅シリーズだが、ザ・ハードコアは会話の選択肢とステージ分岐によるマルチエンドになっている。悪の誘いに乗る典型的なバッドエンドから、黒幕が逃亡したりはたまた自爆に巻き込まれ殉死…なども。更にカオスなものだと、訳もわからないまま裏トーナメントに参加され、最後には異次元に転移し二度と帰れないままなぜか猿と結ばれる意味不明なオチになることも。
勿論きちんと任務完了し意気揚々に帰還するエンドもあるのでご安心あれ。
○レイストーム
圧政に苦しむ植民衛星が蜂起し、プレイヤー含む13機の新鋭機が敵衛星に乗り込んで制御装置を破壊するお話。
アーケード版はまぁ良いが、問題はプレステ移植版以降に追加されたEXTRAモード。
結果、衛星は母星であるガス巨星セラフィムへの落着軌道に移り、住民70億の全滅がほぼ確定。
そして傷つき、仲間を全て失いながらも、ただ1人地球に帰ってきた主人公が見たものは、敵残存部隊によって木端微塵に粉砕された地球の残骸であった……。
○ダライアスシリーズ
ハッピーエンドもあるが、ルートによっては母星が壊滅したり、特攻したり、浦島効果で時の迷い子になったり、海底でボスと心中したり…。
「ダライアスバースト」では、主人公がそれまでの敵との戦いを危険視して現れた別のある勢力との対話に臨む結末が正史となったことが、続編家庭版「クロニクルセイバーズ」にて主人公機を取り込んだボスの登場という形でしれっと明らかにされた。
ただ、コラボで同主人公が出演した際のストーリーで、対話は失敗したのではなくまだ続いていることが示唆されているため、暗い展開の目立つ2DSTGとしては比較的希望のある方である。コラボ先の方もある勢力が黙って見ているとは思えないような展開の一端がOPで明示されてるけど…
○プロギアの嵐
葬儀の空気よりも重たい雨に打たれながら、俺は自問自答を繰り返す…
リング「……なぜだァ――――――!!!」
※バッドエンドはこれ1つだけ。というか男キャラを変えただけで、同じ展開でも希望溢れる結末に変化する。年上のお姉さんに片思いしてただけの少年がなぜこんな目に…※
○エスプガルーダII(アサギ編)
アサギ「あたしなんて…消えてなくなればいいのよ!」
粒子は大きな1つの塊となり実験施設を直撃。聖霊機関は壊滅し、そして子供たちは星となった…
○エスプガルーダII ブラックレーベル(セセリ編)
全ての事実を受け止め、自身の目的の為に動き出すセセリ。新たなる戦いの幕開けは目前だった…
セセリ「フフフ、ハハハ。あいつらぶっ殺してシンラ復興だよ」
○デススマイルズ
ある少女は天涯孤独の犯罪者に。とある魔女は母親を見捨てて冷酷な女に…(選択肢次第で回避可能)
○ザ・グレイトラグタイムショー
ラスボスはタイムマシンを完成し世界の偉人と事件、偉業と過ちを見聞し、その知識と化学技術で世界を救うために暗躍することを語る。
誘いを断るとそのままラスボス戦になり倒すと普通にエンディング。
誘いに乗るとまず罪を清算する為に各地を巡り、最後にはラスボスの腹心として意気投合し、仲良く世界救済の為に各次元を旅する。ば、バッドエンド…??
更に2Pプレイで意見が違うと、なんと相手がラスボスとして戦う全く新しい展開になる。
○ZONE OF THE ENDERS Z.O.E
守るべきコロニーを破壊しすぎると…
ADA「ご満足ですか?」
レオ「ただの…遊びのつもりだったんだ…」
○ラングリッサーI(PS4版、Switch版「独立軍ルート」)
主人公が祖国の闇を垣間見てしまい文字通り全てに絶望した結果、二柱の神を殺して人類も滅亡させた。
しかも最期は共に人類抹殺を繰り広げたヒロインと共に自刃するが、ルート分岐次第では……
○ラングリッサーII(SS版、PS4版、switch版の破滅ルート)
「うるさい、うるさい、うるさい
うるさい、うるさい、うるさい
うるさい、うるさい、うるさい」
○ラングリッサー リインカーネーション-転生-
原作ゲームが時系列不明だった上に、ざっくり言えば「魔剣アルハザードの力で水没してゆく世界から唯一脱出出来る手段の箱舟エリュシオンを強奪する」という内容の関係で、どのエンディングでも「主人公アレスにとっては*2グッドエンド」と取れる終わり方だったが、
時系列が『V』の後と確定している『モバイル』で本作が迎えたエンディング内容がほぼ確定し、一部のキャラエピソードやメインストーリー第3部で言及されている。
内容的には2つのエンディングをミックスして大幅にアレンジしたものであり、『リインカーネーション』の時系列が『I』から派生するパラレルワールドとされた事も含め、『リインカーネーション』側からは直接繋がらないオリジナル展開となっている。
しかし、その内容は余りにも凄惨で文字通り救いのないものであった……
○サイレントヒルシリーズ
行動如何によってバッドエンドルートがあるのが恒例。
しかし『2』は後述の様に世界その物の成り立ち方のせいで最初から……。
○428 〜封鎖された渋谷で〜
ある意味バッドエンドをコンプリートするゲーム。
○THE IDOLM@STER(アーケード・第一回ロケテスト版)
『THE IDOLM@STER DearlyStars』でもバッドエンドはあるが、有志がアイドルマスターSPのデータを解析した結果、シリーズ最大級のバッドエンドが発見された。
もしもこのイベントが実装されていたら、全国のプロデューサーは悲しみに打ちひしがれたかもしれない…
○超次元ゲイム ネプテューヌmk2
本来は萌えを前面に押し出した明るいゲーム。ただバッドエンドのルートに入ると雰囲気が180度変わる。
ラスボスを倒すために他国の女神を姉と共に殺しまわり、最後にはその姉すらも手にかけてラスボスを倒すが、
ラスボスは国の頂点となれる女神が一人しかいないという事実に「自分が滅ぼさなくてもそのうち勝手に滅ぶ」と倒されただけだった…
リメイクで救済エンドが追加されたが、かなり適当な内容だったため「3流の喜劇」とこき下ろされた。
ちなみに、その後のネプギアをモチーフとしたらしきキャラが、クロスオーバーゲームの「カオスチャンプル」で登場。
2018年4月現在で唯一レベル100に到達できるキャラだったが、そのために必要な素材がプラネテューヌ勢以外の女神のカオス体。
○Death end re;Quest
2018年4月に発売したRPG。開発中止で放棄されていた、バグったオンラインゲームの中でログアウト不可になったヒロインが脱出のために戦うというもの。
しかし、バグの影響で大量の仕様外現象が発生しており、予想もつかないところでデスエンドが発生してゲームオーバーに直行する。ライター曰く「99.9%の絶望」は伊達ではない。
特定のボスに敗北するなどはまだしも、ボス戦がありそうな部屋に到着→ちょっとセーブしに戻ろう→ゲームオーバーは何割かのプレイヤーはたどる末路。
ゲームオーバーになると容赦なくセーブポイントまで戻されるが、システムセーブ上に記録されて関連する強力装備(遺品)を入手できる。
また、冒頭からメインヒロインが絶望に打ちひしがれ、強大な敵に食い殺された挙句その死に様も相当えぐいもの、という嫌な予感しか感じさせないプロローグを見せる。咀嚼音付きという過剰サービスまでついてくる。
夢という扱いなのだが、その時の会話の内容から今後の不安を抱かずにはいられない。
そして当然だがデスエンドはどれもエグい。本当にエグい。殺し合いや発狂なんて序の口、キャラを担当する声優たちのすさまじい熱演はトラウマになるレベル。
○Death end re;Quest2
上記作品の続編。主人公は「自分を虐待してきた父親を殺害した」という過去を背負っており、そのトラウマから精神的に不安定。
また、前作以上に人間の心の闇や狂気にフォーカスしており、主人公を含む様々な人間が闇か狂気のいずれか、もしくはその両方を抱えている。
もちろんだがエグいデスエンドも健在。流血、惨殺、叫び、発狂、哄笑、なんでもござれなトラウマ・オン・パレード状態。
そうして実績、あるいは興味の為にデスエンドを回収していく内に、最後に回収されるであろう「悪堕ちエンド」にてプレイヤーはゲームそのものより己の業を突き付けられる事になる。
プレイヤーは目覚めさせてしまった。とんでもない悪魔を。
「人の死をたくさん見て……楽しかった?」
「……この、クズ。」
○愛・超兄貴
全部で4つのエンディングがあるが、真っ当なハッピーエンドは一つのみ。更にC評価は「囚われた身の主人公の兄貴分(前作及び当シリーズの主人公)と前作ラスボスの妻が結ばれて、主人公達とプレイヤーそっちのけで駆け落ちしてしまう。主人公達は勿論、前作をやったプレイヤーから見てもある意味バッドエンドの極地。
しかもCエンドが正史というかなり人を食った内容。それでも愛想を尽かさない主人公二人こそ、真の漢と言えよう。
○かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄
普通のバッドエンドはもちろんのこと、サブシナリオの「完」エンドのほとんどが事態が解決しないまま主人公またはヒロイン以外全滅。
○アルカナハートシリーズ
ラスボスを完全撃破出来ればハッピーエンドだが、敗北orタイムアップすると関東が崩壊したり大崩壊したり日本が沈んだり…。
ただし『3LMSSS』のみ、ラスボスがドレクスラー機関の秘密兵器を破壊して登場するので内容は異なる…というかバッドエンド相当のエンディングは無い。
ちなみに制作チーム側(というか企画原案・監修のさくらい氏)はTwitterにてバッドエンドルートを「お約束」と語っている。
○ドラゴンクエスト
国民的RPGの元祖であり、バッドエンドのあるRPGの元祖でもある。
当然ハッピーエンド後の続編が正史なのだが、30年後にまさかのバッドエンド後のIF続編も作られた。*3
また、他DQでも世界は平和になり救われたが、「主人公は二度と故郷に帰れなくなった」「夢の世界が消滅して故郷を失いヒロインの1人と会えなくなる」など、バッドエンドといかなくてもやるせない描写があったりする。
○イース・オリジン
基本的に悪の野望を打ち砕いてめでたしめでたしなので普通に考えればバッドではない。
が、このゲームは主人公を3人選べるのだが、全員おそらく最も心が通じ合っている異性と離別する羽目になっている。
そして、その異性は1人以外はそれ以外のルートであれば生存する。
ミュシャ?あれは恋愛対象として論外。
○ラジアントヒストリア
「死亡フラグをへし折るRPG」というキャッチコピーが銘打たれているRPG。
時間移動の能力を与えられた主人公が様々な場面で時間を移動し歴史を変える事で起こるはずだった悲劇を回避していくお話。
ただし、たびたび選択肢があり、そこで間違えるとバッドエンド一直線なんてこともザラである。
メインストーリーだけでなくサブクエストにまでバッドエンドへ導く選択肢がちりばめられている徹底ぶり。
そのかわり数多あるバッドエンドを乗り越えた先にあるエンディングはそこまでの陰鬱な展開も相まってカタルシスを得られるはず。
○ブラック★ロックシューター THE GAME
人類を破滅へと追い込む侵略者の侵攻に対し、最後の希望を託された主人公は侵略者との戦いに勝利したのだが、
彼女に最後の希望を託した人類は途中で滅亡してしまい、共に戦ったもう1人の戦士も最終的に命を落としてしまった。
そして、1人残された主人公の目の前には戦いの結果と言わんばかりに彼女の勝利を見届ける者が誰もいない世界が広がっていた。
なお、ゲーム本編の別ENDと漫画版ではある程度救済されている。
○爆ボンバーマン2(ノーマルエンド)
死闘の末に一度はラスボスに勝利したものの、最終的に誰も救う事ができず、ラスボスを完全に葬り去る手段を失った主人公とその相棒は失意のまま敵の本拠地から脱出する事となった。
脱出自体は主人公の目的ではあったのだが、全宇宙の脅威となるラスボスが健在である以上、その先行きは暗いとしか言いようがない。
ちなみにもう1つの結末であるグッドエンドはノーマルエンドとは真逆のオチである。
「クックックッ… もはや誰もッ! 我を倒すことはできぬのだッ!! アーッハッハッ!!」
○Ib
メインキャラは3人いるのだが、全員が一度に(一般的観点から見て)幸福になることはない。
誰かの悲しい結末の上に別の誰かが幸せになるか、全員悲惨な目に合うか、である。
後にアップデートされエンディングが追加、その中には「3人一緒」の終わりもあるのだが……。
○パンドラの塔 君のもとへ帰るまで
ガンバリオンと任天堂の共同開発のアクションRPG。
ゲーム自体がヒロインに迫るバッドエンドから逃げ切ることを目的に作られている。
獣の呪いに蝕まれ次第に人外の存在に変異してゆくヒロインを救うため、「主」と呼ばれる12体の怪物が棲む「十三訃塔」へと挑んでゆくが…
その救済の方法は実は黒幕によってそう行動するように仕組まれていたトラップであり、知らず知らずのうちに最悪の展開を自ら招き寄せていたことが最終局面で発覚する。あと能登こわいよ能登。
○大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(灯火の星)
最終決戦、ぶつかりあう光の勢力と闇の勢力。マップでは双方にとらわれている光のスピリットと闇のスピリットを解放していくが、この時どちらか片方の勢力だけを潰していくと均衡が傾いてしまう。
そのまま決戦に挑むと光が優勢ならダーズへ、闇が優勢ならキーラへトドメを刺す事になり……。
完全に主導権を握ったキーラ/ダーズはその光/闇を世界中に広げていく。今度はカービィすらも逃れる事は出来ず世界は光に満ちる/闇に覆われる。
○Fate/Grand Order
毎年恒例のバレンタインイベントでは、楽しいイベントのはずなのに選択肢次第で主人公が契約サーヴァントに殺されたり監禁されたりすることが稀にある。
また他にも一部のイベントではバッドエンドルートが用意されている。
‥‥もちろん、ソーシャルゲームである以上ゲームオーバーにはならず、前者のパターンでは夢オチのような形で生き返り、後者のパターンでは時間軸が戻された上でちょっとしたヒントが開示される。
○シャドウオブメモリーズ
何者かに殺害された後に謎の男ホムンクルスに蘇生させられた主人公が、ホムンクルスに渡されたタイムマシンを駆使して自分の死の運命を回避する*4べく奮闘するアドベンチャーゲーム。
マルチエンディングの一つでは運命を乗り越えたと思ったところを酔っ払い運転の車に轢き殺されてしまう。ゲーム内で殺される度に蘇生してくれていたホムンクルスとは事故の直前に別れてしまっているので、もう死を回避することはできない…。
また本作ではエンディングごとに断片的に物語の真実が明かされる構造になっており、一見ハッピーエンドに見えるエンディングも他のエンディングで明かされた情報を加味して考えると……ということもある。
○プリンセスコネクト!Re:Dive
覇瞳皇帝に歯が立たず、その戦いの中で主人公は腹に穴を空けられ倒れてしまう。夢の世界で命を繋ぎ止め、ラビリスタから「覇瞳皇帝はどの道斃る。そこまでのリスクをする必要があるのか(意訳)」と問われる。
このスキップ不可の選択肢「今の絆を守る(再び覇瞳皇帝に挑む)」「目を伏せる(これまで紡いできた絆を捨て全てをやり直す)」のうち「目を伏せる」を選択すると、ゴーレムと戦闘するペコリーヌ、ご飯を作りながら口遊むコッコロ…と最初のストーリーと全く同じ展開が進む。そのことに主人公は違和感を覚えるも何も思い出せず喪失感のあまり泣き出し、コッコロがどうしたらいいのかわからず困惑するという後味が悪い結末を迎える。
これまで主人公の選択肢によって多少ストーリーが変わることはあれどエンディングが分岐するのはこれが唯一である他、プリコネの世界はループしている事がここではっきりわかるようになっている。
また、第2部第3章にて覇瞳皇帝が勝利した世界線の続きを見ることができ、その点では真の黒幕に敗北し、元通りの世界が構築されていた事が明かされた。
またこのゲームを元にしたアニメの2期において、アニメ版はこのバッドエンドを迎えた上でやり直した先を描いていたことが判明した。ただし1期で主人公がコッコロを見て泣き出していないことから微妙に差異が存在している(途中で描写されるそのループ前の回想もよくよく見るとゲーム版での描写と食い違うところもある)
○ウマ娘 プリティーダービー
アグネスタキオンの育成において、やる気が普通以下の状態で皐月賞に勝利すると次の目標がNHKマイルカップに変更されるという隠しイベントが用意されている。
NHKマイルカップはマイルのレースなのだが、アグネスタキオンのマイル適正は低いため因子継承を行っていないと難易度が格段に上がってしまう。
目標を達成できないとゲームオーバーとなる仕様であり、育成ストーリーでの描写から、目標を達成できずゲームオーバー=担当ウマ娘との専属契約の解除であると推測されることから、実質的なバッドエンド突入ルートであると見られている。
これについてはトレーナー(プレイヤー)を見限ったアグネスタキオンが契約を解除するためにあえて適性の無いレースに出場して負けるように仕向けていると考察するプレイヤーもいる。
なお、シナリオによっては皐月賞の直前にはやる気が1段階上がるイベントが挿入されるため、やる気を不調以下の状態にしていなければそうそう起こりえないイベントであり、マイル適正をしっかりと上げてNHKマイルカップに5着以内で入着できればルートは修正され、通常通り目標が日本ダービーに切り替わるため、下準備さえしていればバッドエンドとなることはほぼない。
…が、アグネスタキオンは中距離または長距離用に育成することが一般的であるため、あえてイベントをみるためでもない限りはマイル適正を上げる意義は薄く*5、アグネスタキオンがやる気がやや下がりやすいキャラであることに加えて頭痛や寝不足などのバッドステータスによってやる気が下がることもあり、これらが重なった結果上述のやる気アップのイベントを加味したうえでも普通以下となることは十分にあり得る。
ちなみに、オリジンたる競争馬アグネスタキオンは皐月賞後に屈腱炎を発症し、日本ダービー出走を断念・そのまま引退した経緯を持つ。ウマ娘世界のタキオンが菊花賞後に語るガラスの脚の話を加味すると、トレーナーに見せないだけでやる気普通以下では既に脚が危うい可能性が……。
また、1度もレースで勝利していない状態でクラシック級の9月を迎えると強制的にゲームオーバーとなるイベントが発生する。
しかし、大抵のウマ娘はそれ以前の目標レースなどのために未勝利戦に勝利する必要が出てくるため、このイベントを見ることができるのは現在のところクラシック級の9月までに目標レースの無いハルウララとマヤノトップガンのみである。
これは、現実の競馬では3歳の8月で未勝利戦に出走できなくなり、JRAの登録を抹消されるという制度が元ネタとなっていると思われる。そのためどう足掻いても元が地方競馬出身であるハルウララの史実再現はできないが、それを踏まえた上での有馬チャレンジである
○Mass Effect 3
プレイヤーが多くの選択をしてシナリオが分岐してきた三部作の集大成として、ラストでもプレイヤーの選択によってエンディングが変わる。
ゲーム最終版、リーパーに対して唯一対抗できる手段であるクルーシブルとシタデルを接続し、ついに稼働させることに成功するシェパード。
しかしそこでクルーシブルのAIが姿を現し、シェパードに対してリーパーと決着を着けるための3つの選択を迫る。
ここで「どの選択肢も拒否する」という4つ目の選択肢を選ぶと、クルーシブルは効果を発動することなく機能を停止。
クルーシブル無しではリーパーを打ち倒すことはできず、文明の進んだ有機生命体は一人残らず根絶やしにされてしまうという全滅エンドとなる。
一応、主人公たちが残した情報によって、5万年後に再びリーパーとの戦争を強いられた人々が勝利するという、いくらか救いのある終わり方となっている。
ちなみに他の3つの選択肢の方も、どれを選んでもスッキリしない終わり方であり、マルチビターエンドとでも言うべき作品である。*6
○ピクミン
シリーズで唯一明確なバッドエンドがあり、本作のほのぼのした雰囲気に惹かれたプレイヤーたちにトラウマを刻んだ。
クリアエンディングは生命維持装置のタイムリミットである30日間に『全てのパーツをそれ以内に回収』(ベスト)『30日目時点で必要パーツを全部回収』(ノーマル)で達成。しかし必要パーツが足りず30日を迎えた場合はバッドエンドになる。
万全の状態でないドルフィン号は再び墜落し、ピクミンの星からの脱出に失敗するオリマー。地面に横たわる彼をピクミンたちはオニヨンに運んで取り込んでしまう。
そしてオニヨンから生み出されたものはオリマーでもピクミンでもない奇妙な生命体だった…
あえてパーツを一つも集めずに24日を迎えると日記の内容が精神崩壊した様な陰鬱な内容に変化する。28日目の絶望に満ちた一言を見た場合、ある意味主人公の望み通りに…。
なお、本作のパラレルワールド要素を含むピクミン4では、パーツの収集数で経緯は分岐しつつもオリマーは必ずオニヨンに運ばれる運命にあるが、後に治療され一転してバッド要素は消えている。この違いは「誰にも届かない覚悟でなお救難信号を出すか」という判断によるものだろう。*7
◯UNDERTALE
破壊をもたらすものが…我らをこの世から“とき放つ”。
バッドエンドを見てからハッピーエンドで口直ししようとしても
そんな浅はかな考えは先読みされている。
○デビルマン(FC版)
このゲームの原作は漫画版であり、普通にプレイすると細かい展開は違うが、やっぱり美樹や明も死亡するエンディングになる。
そして原作を知る人にとって最大の罠なのが「これ固定ではなく死亡フラグを阻止することで彼らが助かるエンディングもある」ということである。
○星のカービィ2
○星のカービィ3
○星のカービィ64
カービィシリーズにはステージ内のとあるアイテムを回収する要素もあり、それらを全て集めたら真のラスボスと戦える作品が存在する。
2・3・64はアイテムを集めずに偽ラスボスを倒した場合は、一見平和を取り戻したが黒幕は健在…というバッドエンドになる。
特に64のバッドエンドはカービィが立ち去った後で、ある人物がかなり怖い笑みを浮かべるという印象に残るムービーが流れる。
○アンダーカバーコップス
ラスボス戦前に爆弾投下を阻止するか否かで変化。阻止できた場合はラスボスを倒せば依頼完了となりハッピーエンドだが、
阻止できなかった場合、ラスボスを倒したとしても都市は爆発により壊滅的なダメージを受けてしまい、都市を守れなかったプレイヤーキャラはアンダーカバーコップスの資格をはく奪されてしまう…。
○スターフォックスコマンド
シリーズ初のマルチエンディング方式を採用しているが、9つのエンディングのうち6つがバッドエンドという中々ムゴい作品。
ちなみに初回エンディングは、敵の首領を倒し、宇宙の平和を守ることはできたが、ヒロインは主人公と絶縁し、ライバルチームの元へ戻るという腑に落ちないエンディングとなっている。
またストーリーも全体的に暗く、昼ドラのようなギスギスしたシナリオで、ファンの間でも賛否の分かれる作品となった。
○OMORI
おやすみ…おやすみ…
ちなみに本ゲームはグッド以外は非常に後味が悪く、グッドエンディングも完全なハッピーエンドとは言い難い。
○Scarface: The World is Yours
1983年に公開されたギャング映画の傑作『スカーフェイス』を元にしたクライムアクションゲーム。残念ながら日本では未発売。
『映画では悲劇的な結末を迎えた主人公トニーがもしも死ななかったら?』をテーマにした作品であり、ゲームのスタートはなんと映画のラストシーンから。
全てを失うも命からがら逃げのびたトニーは再び仲間を集めて勢力を拡大し、復讐を目指す……というifを描いたストーリーだが、
ゲーム開始直後の銃撃戦でその場から一歩も動かないでいると背後から近づいてきた殺し屋に殺害されるというエンディングを迎える。
ゲームオーバーではなくまさしく映画同様の結末を迎えるため、バッドエンドというよりトゥルーエンドと解釈できなくもないが、
自身の死を回避するのが作品の主題である為やはりバッドエンドと言えるだろう。
というかその場から一歩でも動いたり視点を変更して背後を確認すれば回避可能なので普通にプレイしていればむしろ観る方が難しいというエンディング。
原作映画の視聴者へ向けたファンサービス的なイベントと言ったほうがしっくりくるかもしれない。
○プリンセスメーカー2(出戻りEND)
成長した娘はホプキンスと言う大富豪にプロポーズされ結婚するも、彼は実は借金持ちだと発覚し夫も娘の色気のなさに失望し夫婦仲は悪くなってしまう。
この作品はひとつひとつのエンディングに「素晴しい働き」「まずまずの働き」「あまり良くない働き」の3つの成功度が設定されていてその違いで結末が変わってくるのだが、
出戻りENDの場合は「素晴しい働き」であっても娘とホプキンスは結局離婚してしまう。
○サガ スカーレット グレイス
4人いる全主人公ごとにバッドエンドが1種類ずつ用意されており、バッドエンド専用のテーマ曲「運命の逆転」が用意されている。
ただし本作はストーリーを重視するゲームではないので、どれもそれほど重くはなく、他ゲームの基準で言えばビターエンドの範疇と言えるだろう。
とはいえサガシリーズとしては異例であり、それまで何らかの分岐により「ビターエンド」「メリーバッドエンド」まではあっても、
ゲームオーバーでない形かつ共通曲を用いた明確なバッドエンドは前例が無かった。
◎アダルトゲーム
○雫
各ヒロインのグッドエンド、瑠璃子トゥルーエンドのほかに、各ヒロインごとのバッドエンド、
更には本筋に入る前に事件に関わらないこと選ぶことでをたどり着くバッドエンド…と妙にバッドエンドが多い。
さらにおまけシナリオに関してはすべての選択肢にバッドエンドが存在するという某一発即死ADV同人ゲーム並のバッドルートの多さである。
○School Days
主人公が漢を見せる物を含めグッドエンドも普通にあるのだが、全部で3つあるバッドエンドがどれもショッキングで目立つ作品。
そしてこの衝撃的なバッドエンドは、アニメでより際立ってしまった。
○3days
前半部で大量に待ち受けるバッドエンドだが、シナリオフラグに関わっていて何個かは必ず見ないと、無限ループから脱出出来ないという特殊仕様。
勿論その後も選択を間違えたらバッドエンド直行。
…最後まで突き進むとようやくヒロインと結ばれるエンドが待つが、それも見方を変えるとバッドエンドにも見えてしまう。
○Fate/stay night
ほぼ不死身設定の割にTrue・Goodエンドの3倍近い数ある。そしてその後に出るカオス全開のタイガー道場。
アレな行動でバッド突入なのは当然としても、現実的だったり真っ当な選択肢を選んだら十中八九バッド突入ってのは酷い気もするが、この違和感こそが主人公の異常性を理解する鍵でもあったりする。
また、正規エンドの中でも桜ルートのノーマルエンドはバッドエンドとも捉えられる終わり方である。メリーバッドエンド若しくはビターエンドの方が近いか。
なお、バッドエンドではあるが「スパークスライナーハイ」と「鉄心*8」は非常にファンからの人気が高く、特に前者はタイガー先生すら「これも一つの結末」と説教無しで認めてくれるレベルの内容。
○EXTRAVAGANZA ~蟲愛でる少女~
○塵骸魔京
○ひまわり
○暁の護衛
無駄に多い、そしてカオス。
○ひだまり
本編とのギャップが…
○恋する乙女と守護の楯
本編はギャグとシリアスがちょうどよく混じったくらいの女装主人公もので、ハッピーエンドは文句なく幸福に終わるが、
バッドエンドだけはどれも後味が悪く、プレイヤーに強い印象を残した。
○ゴア・スクリーミング・ショウ
名前からも分かるように無残な展開目白押しでトラウマを植え付けてくる。
そしてそんな内容だが純愛ゲーであり、騙されたような騙されていないような騙されたような気分を味わえる。
○くるくるファナティック
寧ろバッドエンドの方が幸せ。
○THE GOD OF DEATH
バッドエンドを回避する方法をなぜかコント形式で教えてくれる。
○姉汁
○妹汁
バッド?いやこっちの方が本編です。
ちなみに小説版もバッドの方だったりする。
○好き好き大好き!
多種多様なバッドエンド。ラバーフェチだけでなくどうやらバッドエンドフェチにも誘わせたい様だ。
…やっぱり主人公が拉致監禁から始める時点で(ry
○斬魔大聖デモンベイン
邪神の思惑通りに混沌と化した世界にも諦めない主人公。しかし諦めない限り、無限ループは終わらない…
○キラ☆キラ
無邪気にトラック一台での日本一周ゲリラライブで青春を謳歌した主人公達。しかしメジャーデビュー確実とすら言われたきらり(メインヒロイン)は卒業後、貧困を極めた家族の事情により夢を捨て悲惨な進路を辿る。そして酒浸りになり自暴自棄になった父親はきらりと共に最後に…。そして主人公もまた彼女を追うように生き様を変える。
何がやばいって、この結末が正史であること。
父親は「自分ではきらりを幸せに出来ないから、きらりと共に自分たちを捨て置いて生きて欲しい(意訳)」とは言ってるが…。
一応他ヒロインとは普通にハッピーエンドもある。
○グリザイアの果実
ヒロインが死ぬなど序の口で、基本的にどのルートのバッドエンドも救われない結末になっている。
○ToHeart
「僕達ずっと友達だよね」という、あまり内容はないのだがバッドエンドというか友情エンドを生み出した。
○リトルバスターズ!
バッドでのみエロ有りでしかもそれが痛ましい光景で……というのが某ヒロインにだけある。
○もんむす・くえすと!
「負けたら妖女に犯される!」というキャッチコピー同様から見てわかるように「バッドエンドのエロシーン」をそのものが売りの一つの作品なのでバッドエンドの数、バリエーション共に異常に多い。
「凌辱された後に拉致されて魔物たちの慰み者になる」「人外の快楽を忘れられなくなって当初の志を忘れて魔物とつがいになる」と言ったマイルド?な物から「エナジードレイン・体液吸収・捕食等で死ぬ」というハードな物まで多種多様。女性上位物が好きな男性陣なら何かしらハマるものがあるのは確実。
ストーリー中での敗北エンドは勿論、エピローグでは魔王様公認のルカさんへの試練として、今までの仲間達が各々ドストレートな色仕掛けや人柄の良さを利用しての色仕掛けですらない純然たる騙し討ち陵辱など様々な方法を用いてルカさんを狙ってくる。
前述した通り試練内容そのものは魔王公認なのだが、この手の試練にありがちな「色仕掛けに耐えられる心の強さを試す」と言ったものより「『とてもお世話になったのでぜひお礼をさせてください』と言われる」→「付いて行ったら徒党を組んで集団凌辱されてその後慰み者として一生を終える」のパターンが非常に多い。
内容だけで言うならもんむす達に負けて拝むことになるいつものバッドエンドと内容そのものは変わらない、むしろプレイ内容的にはマイルドな方なだが、人によっては「偏見なく魔物達と共存できる社会が作れたはずなのに、その魔物たち自身に裏切られた……」とショックを受けたユーザーもいた様子。
一応ストレートな色仕掛け以外のだまし討ちは事前にルカさん自身が「なぜだか嫌な予感がする」と察するモノローグがあるので作中の扱いとしては「裏切られた」というより「嫌な予感を承知で行った→自分からバッドエンドに突き進んだ」ということなのだと思われる。
要するに「なんだかんだでバッドエンドも期待してたんだろ?」というお達し。そういうゲームだからねこれ。
○もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG
RPGじゃない方同様相変わらず多種多様なバッドエンドが迎えられるが、本作ではおねだりシステムにおけるバッドエンドが存在する。
このシステムは仲間のもんむす達に対しておねだりをすることで、敵としての凌辱ではなく仲間として搾ってもらえるという大変ありがたく実用性の高いシステムなのだが、一部もんむすは選択肢次第では「自分におねだりをするというのはこういうことだ」というノリで容赦なく吸い殺しにかかってくる。
一応好感度さえ上げれば「流石に仲間を殺すわけにはいかない」という死ぬ直前で解放してくれるプレイも解禁されるが、スケベ心全開で性的なおねだりをしたら容赦なく殺され、冥界からノコノコと帰ってくるルカさんの姿はかなりシュール。
○Last Waltz~白濁まみれの夏合宿~
まぁ、GUILTYだから…
○蝶ノ夢
復讐失敗。輪姦END。
○BALDRシリーズ
基本的に特定の戦闘でやられるとゲームオーバー画面に行かずにバッドエンドルートに入る。一部ではトゥルールートでも死亡エンドだけど。
元々人道的にアウトな敵を相手にすることが多い本作では、バッドエンドも結構酷いことになっている。
とりわけ、BALDR SKYでは陰惨度が凄まじい。メインヒロインが生きたまま融解されて死亡するというバッドスタートを切っているだけはある。
ヒロインの一人「菜ノ葉」にいたっては、6つあるヒロインルートのうち、半分はおそらく人知れず死亡。固有ルートでも、バッドエンドの有様が悲惨すぎる。
○螺旋回廊2
愛する恋人と妹を救う為アングラな集団に立ち向かう話。……だが相手が人道的にやばいせいか、バッドエンドはどれもこれも悲惨かつ凄惨な代物ばかり。というか詳細なんて当Wikiでは書けません。
前作や精神的続編(『アノニマス』)に比べて主人公まで闇堕ちしない為トゥルーエンドもあるが、これまでの凄惨な顛末を考えたらまだ手放しで喜べるかは不明瞭である。というか初代がALLバッドエンドで、作風的に「ハッピーエンドは似合わん」という非難もスタッフ宛にあったし
○悪注入 -君に捧げる悪意の魂-
悪魔であるメインヒロインを養うために周囲の人間を不幸にしていくというストーリーのため、人間(サブヒロイン)を徹底的に不幸にしないとバッドエンドになる。
トゥルーエンドは不本意な悪行を繰り返してきたことで性格の歪み切った主人公が無差別テロリストにまで堕ちてしまうというもの。一方バッドエンドはメインヒロインと死別するものの、不幸にし損ねたサブヒロインと結ばれるものとなる。
◯真剣で私に恋しなさい!
「勝ったッ!まじこい完!」
すべてのシリーズに潜んでいる京エンド。どんなヒロインを攻略していようが選んでしまえば(性的な意味で)食われてそのままルート確定に……
「S」では選択肢の時間切れこそが正解というとんでもない罠もあった。ちゃんとした京ルートは無印で攻略してあげましょう。
【To be Continued...】
また、スピンオフの前日譚や連作の一本目なので、本編や続編に繋げる都合上固定バッドエンド…という作品も多い。
それ自体はゲームに限った話ではないのだが、漫画やアニメだと大半は過去回想や数話の短編で一区切りつくのに対し、ゲームは単体で一つの商品となっているため特に目立つ。
前日譚は逆算で組み立てられた回避不能なバッドエンド。一方、連作の場合は一種のクリフハンガーであり、「最終作もバッド」もしくは「続編が出ず打ち切り」でもない限り純粋なバッドエンドとは言い難い。
その他、1つの同じゲームにおいて、必ずバッドエンドを経由する必要がある作品もある。
不幸な結末を見せられる事で、その結末を覆してハッピーエンドを掴むモチベーションとするのだ。
例えば「バッドエンドを迎えた親や友人に代わって新たな主人公が立ち上がる」「主人公がループ能力を持っていて、バッドエンドに至りながらも新たな情報などを得ていく」等がある。
●続きがあるバッドエンド作品
◎一般向けゲーム
○ドラッグオンドラグーン
AエンドはDOD2、EエンドはNieR:Replicantに繋がる。AエンドはともかくEエンドは出現条件の都合上他のエンディングも見なければいけない為、結果的にバッドエンドがバッドエンドに繋がり、その続編もバッドエンドという最悪の連鎖となる。
そのNieRについては後述。
○DmC バージル ダウンフォール
downfall(破滅/堕落)のタイトル通り。
ちなみにムービーが何故か全編切り絵風アニメになっており、パイナップルヘアーのように見えるとネタにされた。
○ひぐらしのなく頃に
最終章以外全てバッド、最終章はSAD。
○ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(親世代編)
妻となったヒロインを誘拐・洗脳された上で自身を陥れた仇に寝取られ、着せられた『反逆者』の汚名を晴らすこともできないまま、ほとんどの仲間共々謀殺される(前半)主人公。
後半ではその息子が主人公となり、父の仇を討って父とその仲間たちの『反逆者』の汚名を濯ぐこととなる他、
とあるイベントで霊魂として登場した(前半)主人公の傍には、記憶を取り戻してかつてのように彼に寄り添う(前半)ヒロインの魂もおり、死後再び一緒にいることが明かされるが、
父の仇だけでなくその息子で主人公にとっては異父弟(ヒロインからは双子の兄)を倒すことにもなり、前半部分のあまりの報われなさからトラウマを植え付けられた人も。
○カイの冒険
「ざんねんながら イシ にされてしまいました」
○ペルソナ2 罪
ラスボスを倒して大団円と思ったら世界滅亡。
一縷の望みをかけて悲痛な決断をするも…。
○レイフォース
地球を守る機械兵団に人類軍壊滅。
単身、アンドロイドの女性主人公が星中枢に潜入し破壊に成功するも漂う地球の破片の中、ただ1人で機能停止。
故にフォースのエピソード0になるレイクライシスは、グッドエンドもノーマルエンドもバッドエンドもすべて実質バッドエンド。
Con-Humanに地球を支配され、最終的に地球がぱっかーんする未来は変えられない。
○シャドウハーツ
ヒロインを生存させられるエンディングもあるのだが、死亡したことが正史になっている。そして続編『2』へ…。
○LIVE A LIVE(中世編)
魔王を倒してからが本編で、王道と見せかけて最後のどんでん返しは有名。
このストーリーの続きとなる最終編ではプレイヤーの行動でエンディングが変わるが、ある人物はどうあがいても報われない結末を迎える事に…。*9
○神獄塔 メアリスケルター2
コンパイルハートによるDRPG、その続編。
不死の化け物「ナイトメア」に追われながら、各エリアを踏破していき、最終的に中央にそびえる塔から外の世界へと脱出する物語。
しかし、2は「最初から致命的に間違った物語」であり、どうあがいても報われることも救われることもない。
第1幕は中断され、第2幕は悲劇で終わり、この脱出劇の決着は再演される第1幕に持ち越されることとなる。
○英雄伝説 閃の軌跡
リィン「やめろ、やめてくれええええッ!」
そもそも、過去作で敵の勝利が明言されていたため、出来レースに付き合わされていただけである。
もっとも、そちらでは最終的には主人公側が勝つと言われているが…さて?
○ショベルナイト キングオブカード
『ショベルナイト スペクターオブトーメント』および本編『ショベルナイト』に繋がる前日譚。
陰鬱で切ない物語『ショベルナイト スペクターオブトーメント』と対照的に明るい話になると思いきや…。
「若者よ、その女に耳を貸してはならん!よもや我らを見捨てるつもりではあるまいな!?」
そして『ショベルナイト』終盤では…。
「手を貸すのだ、ショベルナイト!よもや余らを見捨てるつもりではあるまいな!?」
なお、本作の製作会社であるYachtClubGamesの公式Twitterに記載された時系列によるとシリーズ最新作『Shovel Knight Dig』が一番最初になっている。
これは同作の隠しエンディング後に『ショベルナイト』のオープニング冒頭及び『ショベルナイト スペクターオブトーメント』の回想シーンに繋がり…。
「いつも共に旅をしていた二人であったが、運命の塔で悲劇がおきた。 呪われた封珠から恐ろしい魔法が解き放たれたのだ。」
○アルバートオデッセイ
「なんだ! なにが おこったんだ?」
さっきまで軽口をたたいていた親友の亡骸の先に広がっていたのはラスボスとその分身の大群だった。
続編こそあるが1からのリベンジというわけでもなく、連作の中では超級に救いのないバッドエンド。
○『聖騎士団戦記』(Shadowverse)
メインストーリーではなく、第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」で収録されたビショップのカードのフレーバーテキストで語られるストーリー。
眼鏡をかけた青年ウィルバートはエクリエル聖騎士団を結成。神に見捨てられ希望を失った「無神世界」に住む人々救うべく立ち上がった。
聖騎士団は海や大地や空を奪還することに成功するが、その一方で戦死者も大量に出ており、ウィルバートは周囲からの期待と犠牲になった仲間の責任による重圧を感じていた。
それでもこの世界を救えば、散っていった仲間も浮かばれるだろう……とその思いを胸に聖騎士団は世界に現れた邪神を討伐した。これで世界は救われたと思われたのだが……。
「邪神討伐を完遂。地上の状況を確認。変化は確認されず。邪悪なる兵の発生は止まらず。」
「聖騎士団長ウィルバートとしての結論を、以下に記す。神が去った時点で、この世界は終焉を迎えていた。」
○運命相克編(Shadowverse)
砂と硝煙の世界「レヴィール」を舞台とした新たなメインストーリー。
本作のメインストーリーでは初となる、メインキャラクターではなくストーリーのキャラクターを操作するストーリーとなっている。
運命相克編の最終章では、複数の人物がそれぞれの目的をもってアイシィレンドリングの打倒を目標に侵攻を開始するが、無尽蔵に増える彼の手下であるゼシルウェンシーによってメンタルを破壊されながら殺されるという悲惨な末路を迎える。
唯一アイシィの元にたどり着いたアリサとバニーがアイシィレンドリングと戦い勝利を収めるものの、アイシィレンドリングの「奪われた物を奪い返す呪い」によって「アイシィレンドリングの命」を奪ったアリサが逆に体を乗っ取られてしまう。
その後、詰んでしまったレヴィールの成れの果て「ウェルサ」を舞台に新たなストーリーへと繋がっていくこととなる。
○XCOM:Unknown Enemy、XCOM2
Firaxis Games開発のターン制SLGとその続編。
プレイヤーは秘密組織「XCOM」を指揮して地球に侵入したエイリアン(異星人)の目論見を暴く事となるのだが、2はそれに失敗したバッドエンドから続くストーリーであり、地球全土がエイリアンに支配・統一されてから20年後の世界が舞台となる。
もはやこの世界においては、市民を統制するエイリアンの治安維持軍「アドヴェント」こそが正義で、片やプレイヤーとXCOMはそんな「平和」な社会を脅かすテロリスト。よってゲームシステム自体は前作とさほど変わらないものの雰囲気は大幅に異なる。
続編の筋書きがこうなったのは制作チーム曰く「前作のクリア率が思っていたより低かったから」らしい…
○Diablo
長い長い地下迷宮の最奥、恐怖の帝王ディアブロをついに倒した主人公。
その額からソウルストーンを抉り取り、おもむろに掲げると……自分の額へグサーーー!!
ソウルストーンの誘惑に抗えなかった主人公は、唖然とするプレイヤーを置いて去っていくのだった……。
○蒼き雷霆 ガンヴォルト
かつてのリーダーから放たれた凶弾に斃れるガンヴォルトとシアン。
シアンの最期の力で蘇ったガンヴォルトは、彼女の亡骸を抱えて慟哭する……。
そして決着をつけた後、リーダーの遺体を見た仲間に釈明することもなくシアンの力の残滓を伴って朝焼けの彼方へその姿を消す。
この手の作品では珍しくトゥルーエンド後の続編に繋がらないバッドエンド後の未来を描いたIFストーリー作品が存在する。
○CRISIS CORE FINAL FANTASY Ⅶ
『FINAL FANTASY Ⅶ』の前日譚。
憧れのソルジャーを目指す主人公を待ち受けていたのは、あまりにも過酷な運命だった。
闘いの果てに主人公は志半ばで斃れてしまうが、夢と誇りを託された親友は星の命運を賭けた戦いに赴くことになる…。
○密室のサクリファイス
ゆるふわ女の子系脱出ゲーム…の皮を被った、色々な意味でシビアな脱出ゲーム。
序盤から血塗れやら被爆やら危ない雰囲気を漂わせるものの暫くは穏やかな雰囲気が続くが、中盤から軋轢や過酷さが度を増していく。
終盤は、デスゲームもかくやという速度でヒロイン達は殺人や事故でバタバタ死んでいく。
最終的には分岐で5人のヒロインの中から辛くも1人が生き残るが、そのヒロインも救われないエンディング。オルガENDはどちらかと言うと超展開の方が強いけど
貴方は「地上」を見ることができるか。
○DOOMシリーズ
激戦の果てに悪魔の司令塔スパイダー・マスターマインドを倒し、地球に帰還した主人公。
しかし、彼を待ち受けていたのは悪魔の別働隊によって蹂躙された地球の惨状と、最愛のペットのウサギ・デイジーの無惨な晒し首だった。
主人公は再び銃を取るが、都市は次々に制圧され、最早地球の陥落は目前に迫っていた……
……が、この一連の事件、特にデイジーの死は主人公の怒りに完全に火をつけてしまい、『II』で地獄は主人公の手で見事に死棄累々の焼け野原と化し、新たな司令塔であるアイコン・オブ・シンも打倒され、今度こそ主人公は無事に救われた地球に帰還を果たすことになる。
しかし後に『II』の正史続編扱いとなった『DOOM 64』で主人公は、放射能汚染された火星衛星基地の地下でしぶとく根を張る悪魔を見過ごせず、死の灰に閉ざされた基地に単身で突入。身も心も満身創痍になりながら、マザーデーモンを撃破してなお、悪魔への果てなき復讐のため地獄に残り続け…
つまるところ、(主人公の結末がどうであれ)地獄が主人公の手で屍山血河の甚大な被害を被ることになるのは変わらない。
初代の幕引きは主人公と人類サイドにとってのバッドエンドであると同時に、主人公にとっての終わりなき猛りの、そして悪魔にとっては幾度となく続く悪夢の始まりと言えよう。
○HALO REACH
初代HALOの前日譚であり、バックストーリーで「人類が大敗を喫した」と語られる惑星リーチでの戦いが舞台。
よって始まる前から既にバッドエンド一直線であり、冒頭で既に主人公の死が明示されている。
この戦いを生き残った僅かな人々も、初代にてマスターチーフとコルタナを残して結局は全滅していることもやるせなさを助長させる。2ではジョンソンもちゃっかり生還してたけど
しかし、この戦いで主人公が繋いだある「希望」はチーフに確かに受け継がれ、それが巡り巡ってコヴナント戦争を終結に導くこととなった。
そしてラストシーンでは主人公が散った荒野に緑が蘇り始め、そして再入植者の宇宙船が降り立っていた…
○KINGDOM HEARTS Birth by Sleep
シリーズ第1作目の前日譚であり、元から残されていた伏線を回収するための作品であるため、当然ながらバッドエンドである。
一人はゼアノートに肉体を奪われ、一人はゼアノートの野望を阻止するために自らの心身を破壊し、そして一人は親友を救った代償に深淵へと堕ちていった…
とある男が言った
「もしかしたら、彼なら。誰もの心を繋ぐことができるあの少年なら、その扉を開き、不幸になったもの達を救えるかもしれない。彼の名は―」
そして…
○ARMORED CORE NEXUS
新興企業ナービスが発見した「新資源」を巡る騒動の末、ナービスは最後の切り札だった巨大兵器の制御に失敗し壊滅、
クレスト社も被害が大きくなり過ぎた事で撤退を決定した上層部と徹底抗戦を訴える支社との間で内紛が発生、
唯一の勝者と言えるミラージュ社もここまでの激しい戦いで疲労困憊……と、本騒動に関わった勢力は何れも大きく疲弊する中、
ナービスとは独自に新資源について研究していたキサラギの技術者が「新資源」に不用意に触れた事で大事件が起きてしまう。
「新資源」の正体とは遥か昔、現在より遥かに技術が進歩していた時代の兵器やその技術であり、現在では制御困難なオーパーツである。
キサラギ上層部は「新資源」の危険性を鑑み、キサラギ技術者の暴走を止めるべく主人公に「新資源」の破壊を依頼する。
しかし主人公の奮闘も今一歩遅く、技術者連中はかつて世界を滅ぼした特攻兵器の群れを目覚めさせてしまう。
最終的に主人公は唯一人要塞都市の屋上で特攻兵器の暴風雨に必死に抵抗しながらも、徐々に画面が暗転し……といった所でEDとなる。
果たして雲霞の如く押し寄せる特攻兵器を前に地上は壊滅、レイヴンもその多くが戦死する結果となった。
この特攻兵器による被害からの復興、そして旧世代との因縁の決着は半年後に持ち越される事となる。
〇エストポリス伝記2
かなり変則的なパターン。前作の過去話であり、前作冒頭で本作の主要人物が敗北することが描かれている。
【バッドエンド固定】
とまあゲーム独自の要素を色々挙げてきたが、それはそれとしてバッドエンド一本道のゲームもある。
ひどいものだと複数ある分岐が全部バッドエンドになり、バッドエンドゲーとして有名なSIRENのキャッチコピーから「どうあがいても絶望」と評される。
この傾向が強い作品として、ホラーゲームの他に2Dシューティングゲームがよく挙がる。
単騎で多数を殲滅し特攻する絶望的な戦況、長々した説明に時間を割けない中でのインパクト、ゲームの開発陣がバイド汚染されてるなどが主な理由だろう。
●バッドエンド固定の作品
◎一般向けゲーム
○地球戦士ライーザ(PC版)、銀河の三人(FC版)
PC版とFC版でストーリーが違うものの、迎える結末は大体同じ。
主人公とブルーとリミ、三人が協力して異星人勢力ガルムを打ち倒していくも、最終決戦では…そしてその後に待ち受ける、残酷な事実。
「さらば リミよ そして ブルーよ きみたちの ことを えいえんに わすれは しない…」
○星をみるひと
本作ではラスボスとの戦闘は無く、会話の選択肢により3種類のエンドを迎えるが、どれも超能力者が迫害されている現状を憂いたものであり、実質バッドエンド固定。
ちなみに内部データではラスボスに勝ったとする文章も存在するが、これも後味が悪い。Switch移植版では晴れてこれも正式採用されている。
○アスピック
魔王を倒して姫を救出した勇者は国に帰ると魔王に呪われていると迫害を受ける。それ以降は人間が敵となり敵であった魔物が協力してくれるようになるが…。
「私はアスピック。永遠の命を持つ呪われた蛇。
殺されても殺されても殺した人間に乗り移り、身も心も奪ってしまう悪魔の化身。
永遠の命を持つがゆえに 永遠に戦い続けなければならない悲しみを…」
○ダークキングダム
復讐の為魔王軍に入隊した魔族の主人公。やがて敵対した勇者達とも共闘し、最終決戦に挑むのだがそこ先に待ち受けていた真実とは……。
エンディングで主人公が精神崩壊し、魔族と言うことで閉じ込められてしまう。
主人公を探し続けている婚約者の存在やイベントで少年を助けるとかばってくれたりと完全に希望が無いわけではないが、後味の悪さはぬぐえない。
○サイレントヒル2
死んだ筈の妻からの手紙を受け取り、思い出の町へとやって来た主人公。
霧と闇に閉ざされた無人の町で出会った人々は奇妙で、現実とは思えない異形の影にも襲われる。
悪夢のような世界の中で、必死に妻の痕跡を追っていった先で辿り着いた真実は……。
○SIREN
多くの登場人物が絶望、希望、使命のために死亡し、生き残った者たちも一人を除いて永遠に異界から現世に還ることはできない。
「どうあがいても、絶望。」
○SIREN2
生き残ってラスボスの野望を打ち砕いた登場人物たちは異界から様々な並行世界に飛ばされる結末を迎えるが、
完全無欠のハッピーエンドを迎えた者は誰もおらず、一人に至っては絶望感溢れるバッドエンドを迎える。
「逃げ場なんて、ないよ。」
○SIREN:New Translation
上記の『SIREN』をリメイクした作品で、やはり多くの登場人物が様々な理由で死亡していくが、
こちらでは唯一生還できた登場人物も、本来いた時代より前の現実世界に戻された上、とある事情でホームレスとして路上死したことが語られている他、
ストーリーの鍵を握る人物の意外な過去が語られたことから、生き残った者たちの結末はむしろ『SIREN』よりも酷くなっている。
○ドラッグオンドラグーンシリーズ
マルチバッドエンディング。
2で救いを用意したら不評だったので3でマルチバッドエンディングに回帰した。
○Nier Replicant
二周目からが本番。DODがプレイヤーの精神へのダイレクトアタックを覚えた。
設定資料を見ると救いがないことに気づく。
そして最後の生き残りをドラマCDで襲った新たなる敵との戦いは長き時に渡り続き、物語はNieR:Automataへと繋がっていく。
なお、両シリーズの武器に刻まれた武器物語もバッドエンディング集である。
○ACE COMBAT 3 electrosphere
他のシリーズ作品とは違い、ジャンルは「ドラマチックフライトシューティング」。
5つものルートが存在するが、どのルートでも不幸な人物がいたりするなど、グッドエンドと言い切れるものが何一つ存在しないシニカルな物語。
○Hotline Miami2
アメリカ軍大将が引き起こしたクーデターにより、アメリカとロシアの大統領が殺される。
そしてそれによって、取り返しのつかない最悪な結末を迎えてしまう…
「幸せは永くは続かない」
○Conker's Bad Fur Day
両親から「金と酒に溺れるな。悪態つかずに平穏な生活を送れ」と言われたが、コンカーは真逆のやさぐれ生活を送っていた。
ある一日を契機に市民から王に成り上がったコンカーだが、何故か不機嫌な様子で…彼は言う「最低最悪な一日」と。
二日酔いとゲ○に塗れ最悪な目覚めから始まった日の果てには…。ついでに「レア社はファミリー向けしか作らねーのか!」と出したクレーマーにも反撃が来た。
絶体絶命に陥ったら実に都合いい形で作中世界がハングアップし、開発者呼び出しからの世界改変をさせ、
挙句普段は特殊能力など何一つ持たない主人公がこの場面だけ自分の指示で制御できる時間停止を行使するも、
それらご都合主義の塊を立て続けに持ち出しても解決に至らないという徹底振り。
なお、開発時点ではED(OPとも)の直後自決することも考えてたらしい。そもそもゲームオーバー時もロクでない結末である訳だし…。
続編で救われる予定だったが、そちらはあれこれあって開発中止になってしまった。
○怒首領蜂大往生
エクスイの流した血の涙から、本当の敵は人間だったのだという悲しみさえ伝わってきそうだった…(ちなみに↓に繋がる正史です)
家庭用追加キャラのEDもえげつない。
○怒首領蜂大復活
大往生した先の復活で待っていたのも大往生。
将軍「やはり時空の改竄は無理か…」
○グランド・セフト・オートIV
ある人物に彼女が殺され、その復讐を果たすがもう一つの選択肢は…
恐らくシリーズ初のバッドエンド。
外伝作品の主人公の一人も、チームの分裂と抗争の末に決着こそ付けたものの本拠地を焼き払い仲間と共に街を出て行くという結末を迎えている。
こちらは続編のⅤにも登場するがすっかり落ちぶれてしまっており、主人公の一人だったとは思えない情けない最期を迎えることに…
○東方見文録
タイムマシンを作り歴史の流れを変えた主人公ブンロクは、ラストに歴史に介入した者を閉じ込める牢獄とも言える世界へ連れ去られる。
日本へと帰りたかったブンロクは日本要素を兼ね備えながらも決して日本ではない世界で謎の歓待を受け…
「おか~さ~ん おか・おか・おか~さ~ん…
おか~さ~ん おか・おか・おか~さ~ん…」
また、劇中終盤のマルコの死亡した際の演出はマルコが消滅するだけ(これでも十分バッド)だが、没データの中には銃撃によりマルコの頭部が爆散してしまう物がある。
○ザ・ニンジャウォーリアーズ
独裁者バングラーに対し革命軍最大最後の切り札、ニンジャ型戦闘アンドロイドが行く。バングラーを追い詰めたニンジャに与えられた最後の任務は、基地ごと自爆する事だった。
任務最中か完了かの違いはあるが、ニンジャの末路は爆ぜて朽ちるのみ。
リメイク版『〜アゲイン』『〜ワンスアゲイン』でゲームシステムの違いこそあるがこの結末に一切の変更無し。
そして敵無しとなった革命軍は第二のバングラーとなる。
○Spec Ops:The Line
一見すると普通のミリタリーTPSである。
しかし、戦いを終わらせる為に主人公の取った行動は全て最悪の結果へと向かっていく…
「Do you feel like a hero yet?(英雄らしい気分になってきたか?)」
○エア コンフリクト ベトナム
(クソゲー的な意味で)疲弊する戦場。
家族に見捨てられ、自分を支持していた弟も欝になって戦死。
戦いが終わり祖国に戻った後、プレイヤーを待っていたのは孤独な最期だった…
○ARMORED CORE for Answer
3つのEDに分岐するが、何れも良くてビターエンドくらいであり、グッドエンド・ハッピーエンドと呼べるものはやはり無い。
一つ目、通称「企業エンド」は、主人公は体制側の味方として革命を起こそうとしたテロ組織「ORCA旅団」を倒し今を生きる人々を守るED。
一見して爽やかなEDであるが、企業と敵対するルートでコジマ粒子の使い過ぎでこのままでは地球が汚染し尽くされ、
汚染から逃れる為に宇宙に脱出しようにもそれを阻む自動兵器のせいでそれもままならない状況にある事が判明するため、
従ってこのEDは今を生きる人々しか救えず、人類と地球の将来はお先真っ暗だがそれに気付いていない、
ないしそれを見て見ぬふりをしている連中に味方して戦ったという後味の悪いものである。
なお一週目はこのルートで固定となる。
もう一つの通称「ORCAエンド」は、逆に上記ORCA旅団に与し、罪を被りながら人類の未来を切り開くED。
件の自動兵器を破壊し宇宙進出・地球脱出の可能性という未来への希望を得られたという意味では悪いEDではないのだが、
自動兵器破壊の為の巨大レーザー砲にエネルギーを供給すべく、数少ない清浄な生活空間に居た人々を強制的に汚染地帯に放り出しており、
一般市民達は汚染された地上での生存競争を強いられ、その多くが死亡する事が語られる。
企業エンドが「今を生きる人しか救えない結末」ならこちらは「人類の未来しか救えない結末」であり、やはりハッピーエンドとは言い難い。
最後は通称「大虐殺ルート」「人類種の天敵ルート」という通称からしてロクなもんじゃないED。
主人公は「革命の過程で一般市民に犠牲を強いる」という手段を目的と取り違えたORCAの過激派メンバーと同調、
無辜の一般市民約1億人を皆殺しにするという凶行に走り、それを前にそれまで導いてくれたオペレーターも主人公に失望し去ってしまう。
挙句に主人公らを止めるべく出撃した最精鋭リンクス4人も返り討ちにした事で最早主人公を止められる者は一人も居なくなり、
その後も大量殺戮を続行した事で主人公は『人類史上最強最悪の人殺し』として歴史に名を刻むという凄惨な結末となる。
HARDモードに至っては、自らの手でケジメを付けようと出撃したオペレーターまでも最終戦でまとめて手に掛ける事になる。
○Bloodborne
一つ目は言われるがまま敵を倒し続け、そして夢から解放されるエンド。
一見グッドエンドっぽいが怪異の原因そのものは全く解決していないため、結局また獣狩りの夜は来てしまう。
二つ目は怪異の原因に近づいたものの、しかし為す術無くそれに魅入られ、片足を失い、黒幕の操り人形になってしまうエンド。
長らく操り人形にされていた先達を解放してやる事こそできたものの、自分がそれに成り代わっただけでやはり問題は何も解決していない。
三つ目は怪異の原因に近づき、それに抗い遂に打ち倒したものの、主人公はナメクジのような物体、上位者の赤子と化すエンド。
「怪異の原因を打倒し、自身も人間という限界を超えより高位の存在である上位者へと進化を果たした」と形容すればそれほど悪くないのかもしれないが、
そもそも主人公がヤーナムに来たのは病気の治療の為であり、人間社会に二度と復帰できない姿になってしまう結末をグッドエンドとは呼べまい。「かわいい人形ちゃんがママになってくれる唯一明確なハッピーエンド」と前向きに解釈する声もある
○ファンタシースターオンライン
ヒロインが残したメッセージカプセルを追って辿り着いた先でラスボスは倒されたものの、ヒロインは既にラスボス復活のための依代になっていてすでに帰らぬ人に…
サブシナリオでも多くの人々が帰らぬ人となっていくどうしようもない展開が待っている。
更にGC版で追加されたエピソード2ではヒロインの師匠もまた悲惨な末路を辿ったことが明らかになり、彼女自身についてもますます救いのなさが補強されていった。
その後、倒しても倒しても復活するラスボスは取り込まれたヒロインと師の最後の抵抗によって消滅したが、
その残滓は20年後に更なる悲劇を生むことに…
○R-TYPEシリーズ
横シューの名作。バイドとの戦いの末主人公は帰還するのがきほんだが、Δでは帰還さえ果たすことができない機体が混じっている。
加えて、FINALの特定ルートやTACTICSではより救いがない結末も待っている。
○OPUS THE DAY WE FOUND EARTH
遥か未来、遠く離れた伝説の惑星、地球を探す宇宙船。
主人公のロボ・エムは自分を作ってくれた博士・リサにそっくりなAIと共に探索を始め、紆余曲折の末に地球を発見するが、そこに行くためには…
○剣の街の異邦人
チームムラマサによるDRPGの一つ。
「円卓の生徒」の400年後に当たるが、空中に浮かぶ大陸のエスカリオという街を中心としたもので直接は関係しない。
最終的に3勢力のいずれかに力を貸すかを選択するマルチエンド方式だが、エスカリオの末路は魔王に支配されるか(おそらく住民ごと)消滅するかの二択しかない。
一応、闇ルートでは魔王の力を制御した人間の統治によって繁栄しているらしいが…。
なお、対に当たる存在で、前作のヒロインの一角でもあった光の精霊神は、いずれのルートでも非業の死を遂げる。しかも前作の思いをこじらせたのか、ある種のネクロフィリア化までしてる。
○ラブクエスト
お金も経験値も全て捨てて、花嫁ではなく本当に愛した女性を選んだ主人公。
だがその結果は愛だけでは生きていけないというあまりにも現実的で残酷的な………
〇ラジアータストーリーズ
中盤で人間側(序盤の仲間たちが所属)か妖精側(メインヒロインが所属)のどちらかにつくことになるが、いずれにしても敵対した種族が滅ぶ。
和解?中立?そんなもの存在しません。
メインヒロインは敵対すれば死に、同所属でも主人公ともども生死不明と後味が悪い。
○クライスタ
久弥直樹がシナリオ、BMS/音ゲー曲作家の削除がBGMを手掛けるARPG。
謎の敵の手によって死者の領域『辺獄』に落とされて誤って妹を殺害してしまった姉が、
辺獄の管理者と名乗る怪しげな双子と契約し、様々な事情を抱える少女たちと共闘して妹を蘇らせようとするお話。
感情に呑まれて妹を殺害するショッキングなスタートから始まり、最初の章から救いのない展開を間髪入れずに乱打され、
やっとコメディリリーフが登場して話に清涼感がもたらされたと思ったら次の章で激重のストレートを食らわされるという、
『上げて、落とす』を地で行くようなストーリーを展開される。
そしてその後は複数回のマルチバッドエンドを繰り返すのだが、回を重ねるごとに悲惨さ・すれ違いの悲劇性・介在する悪意の発露が増しており、最後に迎えるバッドエンドは鬱そのもの。
最終的に主人公たちを弄んだ元凶を倒した後のトゥルーエンドも、ハッピーエンドではあるがかなりビター寄りの結末となっており、独特の物悲しさを残す作品である。
○Valiant Hearts:The Great War
ゲームの組み合わせとしては珍しい、第一次世界大戦を舞台にした2Dアクションゲーム。
風景や人物達は漫画的なアートワークでポップに描かれてはいるものの、全体的に色相は不透明さ、薄暗さを感じさせる暗く地味なもの。
ゴア描写もありしかも結構キツく、時には治療の為とはいえ相手の腕をノコギリで切断すると言う行為もやらされる。
主人公はフランスの片田舎で娘夫婦とその間に産まれた孫と平和に暮らしていたが、サラエボ事件*10により戦争が始まった結果、
敵国であるドイツ系であった娘の夫は強制退去により引き離され、更には既に老齢の域にあった主人公にも容赦の無い召集令状が届く。
国の命では仕方無しと、主人公は悲しむ娘と孫を残し戦火へと身を投じるが、その最中で一番の戦友となるアメリカ人志願兵やベルギー人の若い従軍看護婦、そして一匹の軍用犬との出会い、
更には敵軍に付いてしまった義理の息子との戦場での皮肉な再会を経て、混迷を深める戦争を乗り越えようとしていくが…その結末はあまりにも悲しく、そして報われない。
○バトルゴルファー唯
幼馴染の蘭と共に悪の組織によって拉致・改造されてしまい、唯は脱出できたものの蘭は行方知れずとなってしまう。
蘭の手掛かりを探すためゴルフ大会に出場し、パロディ色の強い敵を倒して大会を勝ち抜きつつ謎を解くというアドベンチャーも要素もあるゴルフゲーム。
勝ち抜いた末に敵の首魁であるプロフェッサーGと対面するが、プロフェッサーGは唯と蘭を互いに競わせて勝った方を自分の後継者に、負けた方は自壊するように仕組んでいた。
苦戦の末プロフェッサーGを倒し蘭の洗脳を解いた唯だったが、プロフェッサーGが二人に仕掛けていた罠に気付かず蘭と再会を喜び合い…
○シビュラ精霊記(CHUNITHM)
アーケード音楽ゲーム『CHUNITHM』シリーズにおけるレーベルの一つであり、海外・台湾アーティストを中心としたレーベル。
『CHUNITHM』のオリジナル曲には対応したキャラを介してストーリーが記載されているのだが、このストーリーがとにかく鬱(これに限らず『AMAZON』バージョンの追加キャラは鬱ストーリーがやたら多いが)。
某攻略wikiでは「戦いの果てに廃人となったキャラのストーリーと愛する者を全て失って自害したキャラのストーリーを足して鬱度の高い救いのないラブストーリーのキャラで掛け算した感じ」と要約されているぐらいに容赦ない。
詳細については記事を参照だが、メインキャラクターはもちろんのこと、ラスボス曲担当の末路すらも救いがない。
2021年4月には、前日譚のストーリーが解放されたがこちらも重い。
救いがないことがすでに確定している上に、とあるキャラについては非常に悪趣味極まりない伏線回収がなされている。
○サイバーリップ
SNKが1990年に発表したメタルスラッグの前身とも言える2Dアクションシューティング。
人類の科学を結集した無敵の軍用スーパーコンピューター「サイバーリップ」が突如暴走し、人類を虐殺し始める。
戦闘のプロであるリックとブルックは連邦政府からの依頼でサイバーリップの破壊を試みるが……。
サイバーリップに操られているアンドロイド兵士や軍の研究用エイリアンの群れを蹴散らし、敵の中枢へと進んでいく主人公たち。
だが、目的地まで目前に迫ったところで政府との通信画面にサイバーリップ自らが割り込んでくる。
「私は何も狂っていない。私はただ利用されてい……」
その言葉に耳を貸さず、主人公たちは激戦に告ぐ激戦の末についにサイバーリップ本体の破壊に成功。
しかし、任務完了の報告を受けた連邦政府大統領の目は……。
「作戦完了御苦労であった。邪魔者はいなくなった。これで地球は我々のものだ」
◎アダルトゲーム
○狂った果実
「イツカ・カナラズ・コロシテヤルカラナ」
○CARNIVAL
むしろバッドエンドしかない。
○アノニマス
事実上の『螺旋回廊3』と言われた(イラストライター以外主要スタッフが同じ)だけあり、ALLバッドエンド。救いようの無い悪意と破滅が待ち構えている。そして悪に一切の報いも無し。人の欲望と悪意に終わりなどない…。
【攻略法としてのバッドエンド】
分岐としてバッドエンドがある作品の場合、バッドエンドとは「なすべきことをやりきれなかった結末」となる。
そのため、一番早く到達可能なエンディングであることが多く、RTAやTASの様なゲームの早期クリアを目指すプレイスタイルでは、バッドエンドで終わることが多い。
バッドエンドの後に次周への引継ぎができる作品等では、1周に1個限定のアイテムを複数入手するため、アイテムを回収したらバッドエンドに行ってさっさと終わらせるなんて荒業も。
追記、修正はバッドエンドをコンプリートしてからお願いします。
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*2 アレス達と共に箱舟で脱出出来た面々は兎も角、乗れなかった人間や動物は世界ごと水の底に沈む事が確定しているため
*3 『ビルダーズ』のこと。PVでもこちらの選択からつながることが明確になっていた
*4 殺されてもホムンクルスが蘇生してくれるのだが、死の前の時間に戻ってしまうため運命を変えないと何度でも同じ時間に同じ手段で殺される。
*5 もちろん因子継承元選択の過程で意図せずマイル適正が上がることもあるためこの限りではない
*6 この微妙なマルチエンドに対して海外の一部のファンたちが激怒したようで、制作会社に抗議する者や、ゲームを改造して無理矢理ハッピーエンドのシナリオを作る者などが現れた模様。
*7 救難信号を出せるドルフィン号のパーツ・宇宙ムセンは両作で登場するが、1では発見時に「こんな辺境では誰にも届かないだろう」という諦めを含むメッセージが出る一方、4では回収間もなくオリマーは即座に救難信号を発信した。実際には時間はかかったがしっかり届いており、オリマーを元のホコタテ星人に治療した救助隊も救難信号に応じてやってきたチームである。
*8 これはファンからの通称であり、正式なエンド名は『正義の味方』
*9 リメイク版では「最後は同じだが、ある人物が自分の意思で足掻くことで少しだけ救いがある」というサプライズ展開に。発売前には一切公表されなかったため、SFC版経験者が驚くことになった。
*10 当時のオーストリア皇太子フランツ・フェルディナント公が妻ソフィーと共にサラエボで暗殺された事件。これが切っ掛けで第一次世界大戦が起きた
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