ファンタシースターオンライン

ページ名:ファンタシースターオンライン

登録日:2009/08/06(木) 16:05:38
更新日:2023/08/10 Thu 17:38:19NEW!
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突如現れる羽根の生えた巨体。
飛翔するその巨体はこちらに気付くと着地し咆哮する。


…別のゲームで似たやつを見たことがある…コイツは……ドラゴンだ。
今まで闘った最大の敵ヒルデベアを裕に越えるその大きさ。他の雑魚とは比べものにならない。
「…勝てるのか…?」


そう思い隣を見る。
仲間がいきおいよく散開していく。
そうだ。俺には仲間がいる!!


「行くぞッ!みんな。」
















ファンタシースターオンラインは、セガのソニックチームが開発、運営していたオンラインゲームである。PSOあるいはプソと略称される。



◾️概要

かつてセガマークⅢとマスターシステムでリリースされた名作RPG「ファンタシースター」の流れを汲む作品。


2000年12月21日、時代を先取りし過ぎたハード、ドリームキャストで登場した。日本で初めて成功した家庭用ゲーム機用オンラインゲームと言える作品で、第5回日本ゲーム大賞大賞を受賞した。


大雑把ながら骨子はしっかりと作られた世界観、現在でも高く評価されている優れたゲームバランスなどで多数のゲーマーの心を掴み、著名人にも数多くのファンがいた。
また、今日の狩りゲーブームの火付け役であるモンスターハンターシリーズのモデルとなるなど、ゲーム業界に与えた影響も大きい。


PCでも展開された他、ゲームキューブではゲームバランス調整や新ステージの追加などを行った「エピソードⅠ&Ⅱ」が発売された。
のちにXboxにも移植されている。
GC版には重篤なバグがあった*1ため、回収と修正版への無償交換が行われている。
そして回収された初期版の代わりに「エピソードⅠ&ⅡPlus」が発売された。
新規購入者へのバグ修正版というのが第一の名目だが、初期版ではオンライン専用だったクエストがオフラインマルチモードに追加されている等の追加要素もある。


同じくGCで発売された「エピソードⅢ カードレボリューション」はその名の通り何故かカードゲームに
案の定賛否両論となったが、シナリオや音楽は非常に評価が高い。


Windowsの「エピソードⅣ ブルーバースト」がシリーズ最終作となった。


「ブルーバースト」以外は「オンライン」の名とは裏腹にオフラインでの1人プレイにも対応しており、GC版は複数のコントローラーがあればインターネットがなくてもマルチプレイが可能。
サービスが終わった現在でも問題なく楽しめる。


ブルーバーストのみセガの正式サービスがしばらく稼動中だったが、2010年12月27日にサービス終了。


また、本作のシステムを継承した作品としてニンテンドーDSの「ファンタシースターZERO」がある。
キッズアニメっぽいキャラクターデザインはやや好みが分かれるが、 PSOをベースに実験的な要素を多数導入しており、隠れた名作としてコアな人気を獲得した。



■ストーリー

人口増加や環境破壊により母星「コーラル」の寿命を感じた人類は大規模移民計画パイオニア計画を発案、無人外惑星探査機が「惑星ラグオル」を偶然発見した事により計画は実行に移される。
「コーラル10カ国同盟」が主導となり移民計画が立てられ、最初の移民船「パイオニア1」がラグオルを訪れ環境を調査し、人間が住める惑星としてセントラルドームを建造する。


その七年後、第二の移民船「パイオニア2」がラグオルの衛星軌道上に到着した。
しかし、セントラルドームとの通信回線を繋ぐ直前、ドーム付近に謎の爆発が発生し、通信が途絶えてしまう(この爆発は後に『ブルーバースト』と名付けられる)。
未開拓の惑星に挑むという前提で軍人や専門の技術者が多数乗船しており十分な武器を持っていたパイオニア1と違い、パイオニア2は純粋な移民を目的としており民間人が多く、軍独力でこの問題の調査に乗り出すことが不可能であると判断。
民間組織であるハンターズに調査を依頼する。


パイオニア2提督コリン・タイレルより依頼を受けたハンターズはラグオル地表に降り立つ。
そこにはテラフォーミングにより美しい自然が広がり、遠目にはセントラルドームが見えるが、衛星軌道上からでも見えるほどの大爆発が起こったはずなのに、地形や建造物や原生生物に一切の被害が見られない。
ただ、パイオニア1の人員だけが全く見当たらなくなっている。
凶暴化した原生生物を退け、セントラルドームまでたどり着いたハンターズが、セントラルドームの地下で見たものは……?



■ゲームシステム

●キャラクタークリエイション

本ゲームには固定の主人公はいない。プレイヤー自身が主人公を造るのである。
まずは職業と種族、性別を決める。組み合わせは決まっており、DC版では9種類、GC版以降は12種類ある。
その後に細かい造形を決め名前を付ける。名前によってアイテムドロップ傾向を決めるセクションIDが設定され、完成する。


セクションIDの影響はかなり大きく、各キャラクタータイプとの相性の良し悪し*2もある。
現在では名前に応じたセクションIDを算出してくれるツールを公開してくれているWEBサイトなども複数あるので、これらを利用しながら慎重に決めていこう。


●職業

  • ハンター

攻撃力が高く、剣による近接戦闘が得意。
安定した火力を出すことができ、防御力の高さや剣のレンジの広さから、複数の敵に囲まれてもある程度対処できる初心者向けの職業。
ただし攻撃を食らうリスクは他の職業より高いため、敵の攻撃が痛くなる高難易度になると銃の使用頻度が上がってくる。


  • レンジャー

命中力が高く、銃器による長距離戦闘が得意。
雑魚敵の多くは攻撃手段が素手なため、十分な間合いさえ取れば無傷で倒す事が容易だが、攻撃力が低いので戦闘が長期化しがち。
更に銃は基本的にレンジが狭いため、間合いを取りにくい狭い場所で戦う時や、囲まれた時は苦戦しがち。
属性ごとの相性や敵の行動パターンをよく把握した中級者に向く。


  • フォース

精神力が高く、テクニックの扱いに長けた職業。その反面武器の扱いは苦手。
使うテクニックを上手く選べば凄まじい火力を必中でぶつけられるが、身体能力は脆弱なため他の職業なら耐えられる攻撃でも致命傷になりかねない、上級者向けの職業。



●種族

  • ヒューマン

地球人とほぼ変わらない。いわゆる普通の人間。
特化した能力がない代わりにこれといった弱点もないオールラウンダー。
GC版以降は優れた能力が無い代わりに「使用できるマテリアルの上限数が多い」と言う特徴が追加された。


  • ニューマン

エルフのような尖った耳が特徴的な種族。
精神力が高くテクニックが得意だが、身体能力は脆弱で精密作業も苦手。
寿命が不安定なため、早くに親を亡くした孤児が多い模様。
GC版以降はTP自動回復能力がある…が、よほどの序盤であってもこれのみを頼りにするのはかなりの気長なプレイになるため回復アイテムは基本的に必要。
マルチプレイの最中にチャットが盛り上がるといつの間にか満タンということはある。


  • アンドロイド

感情を獲得したロボット。後のシリーズにおける「キャスト」。
他の2種族との差別化のため、人工皮膚の使用は禁止されている。
屈強な体を持ち、トラップビジョン無しでもトラップが見えたり、一部状態異常にかからなかったりと様々な強みがある反面、テクニックは一切使えない。
DC版ver.2からはトラップが使用可能に。
GC版以降はHP自動回復能力がある…が、よほどの序盤であっても(以下略


  • ヒューマー

ハンター×ヒューマン×男
攻撃が二番目に高くバランスが良い。
GC版以降はシフタ・デバンドおよびレベル6以上のアンティ、グランツ・メギド・リバーサーが使えなくなった。
特にシフデバ没収が残念だが、基礎能力がそれなりに高い為問題ない。
オールラウンダーではあるが、その分マルチプレイでは多くのタスクを要求されるため、ヒューマーを使いこなせるのは真の上級者と見る声も多い。
通称は「馬」(ヒューマー→飛雄馬→馬)


  • ハニュエール

ハンター×ニューマン×女
ハンターの中では攻撃力と命中力が低い。
しかし精神力が高く、GC版以降でもグランツ・メギド・リバーサーが没収されただけでそれ以外は全て使える上、
それらのテクニックもレベル20まで使えるため、組み合わせれば強力。フォース不在の時はヒューマー以上に補助テクニックを使い倒す事になる。
通称は「乳」。ハニュエールの表記がHU[new]earlなのでnew→乳。その名に相応しい巨乳かどうかはキャラクリ次第。
但しエピソードⅢのNPCであるシルファはその名に相応しい立派過ぎるブツをお持ちである。


  • ヒューキャスト

ハンター×アンドロイド×男
回復テクニックを使えないので回復手段はアイテムと味方の支援に限られ、ハンターなので接近戦を求められるという上級者向けキャラ。
その上命中はハンターでは最低。但し、攻撃力は全キャラでぶっちぎりに最強。
通称は「旦那」。後述のキリークの事をクエスト依頼人が「キリークの旦那」と呼んだのが由来。


  • ヒューキャシール

ハンター×アンドロイド×女
GC版から登場。
レイキャシール(通称「汁」)のハンター版ということで、通称「H汁」。
ハンターの中では攻撃力が低いが、命中・回避が高い。
一部武器に専用モーションが用意されており、他のキャラでは扱い辛い武器が得意。上級者向け。


  • レイマー

レンジャー×ヒューマー×男
基本的にはヒューマーのレンジャー版といった感じ。
全キャラ中最強の命中力を誇るためアルティメットでも割と楽に戦える。
エクストラアタックをまともに使える反面、やや全体的能力値が低い。
遠くからスナイパーするのが無難だろう。
GC版以降ではジェルンとザルア、およびレベル6以上のアンティ、グランツ・メギド・リバーサーが使えない。
ちなみに、体にフィットしたボディスーツと引き締まった尻から、ソッチ方面の人気が高かったとか…
あまりにも広まりすぎたのか通称も「尻」である。


  • レイマール

レンジャー×ヒューマン×女
GC版から登場。
攻撃力がかなり低いのが悩みの種だが、ハニュエールと同じくグランツ・メギド・リバーサー以外の全てのテクニックをレベル20まで使えるためバランスは良い。
ニューマンのハニュエールならまだしも、ヒューマンの彼女がレベル20テクニックを使えたのはやり過ぎではないだろうか。
ソロでは一番楽と言われており、レア掘り用のサブキャラとしてレイマールを作ったプレイヤーも多かった。
ちなみにハンドガンが固有モーションであり、水平打ちをする。
通称は「零○」(レイマール→レイマル→零○)、もしくはさらに縮めて「丸」


  • レイキャスト

レンジャー×アンドロイド×男
全キャラ中最高のHPと3番目の攻撃力を持つが、命中力はレンジャーの中では最も低い(もちろん他の職業に比べれば高い)。
DC版ではかなり微妙な性能。
壁になれるヒューキャストと違って仲間の後ろでバンバン撃つだけの存在になりがちだったため、ゴツく角ばった見た目から箱とあだ名され、ガションガションうるさい足音と合わせて(主にネタ的な意味で)嫌われていた。通称ももちろん「箱」。
GC版では、全体的なゲームバランスが見直されたことで攻撃力と命中力のバランスの取れた中々の高性能キャラになり、トラップの登場と相まってだいぶ立場が良くなった。
でもやっぱり足音はうるさい。
「ハコハカエレ。」
「[ ゚д゚]<ハコモアイシテ」


  • レイキャシール

レンジャー×アンドロイド×女
箱の防御型。
最強の防御力を持つが、レンジャーの特性上、あまり活かされることはない。
長距離戦になるので回復テクニックが使えなくてもあまり気にならない。
通称はヒューキャシールの所でも記されているように「汁」。
足音もうるさくなく、箱より圧倒的に見栄えが良いためか、性能面で箱に遅れを取っていたにも関わらず、オンラインでもそれなりの頻度で見かけられた。
NPC達もキャラが濃い上、絶対領域を搭載したミニスカメイドロボを2000年に作り出すセガはキレッキレであった。


  • フォーマー

フォース×ヒューマン×男
GC版から登場。
HP、防御力、命中力が全キャラ中最低とイマイチパッとしないが、フォースの中では攻撃力が最も高いの武器でも行ける。
また、オフラインのソロプレイでは敵の回避力が下がるため、命中力の低さが相対的に改善され、装備や補助も組み合わせれば攻防共に隙のない強キャラとなる。
シフタとデバンドの効果範囲が2倍、中級攻撃テクニックとグランツの威力に1.5倍の補正がある。
通称は「農夫」。「フォーマー」を「ファーマー」と打ち間違えたのが大受けしたのが広まった。
男の娘めいたショタ・公式イラストのようなイケメン・まさかのジジイとキャラクリの幅を広く取れる。


  • フォマール

フォース×ヒューマン×女
フォースの中では防御力とHPが最も高く、補助回復テクニックが得意なためパーティープレイ向け。逆に精神力はフォースの中では最低。
武器攻撃もいけるが武器による得手不得手がかなり激しく、反動に耐えられないということなのかハンドガンのモーションすら全キャラ最低の遅さ。
…が、何故かショット*3とスライサーのモーションはやたらと早く、育て方次第では高レベルのシフデバに物を言わせてバズーカやスライサーで攻めまくる、ロマン溢れるスタイルも可能。
素手のモーションも、意味不明ではないがモーションが根本的に違う(他のクラスは真っ当なパンチとか回し蹴りをするのに対し、フォマールのみビンタと突き飛ばし)ためそこそこ使いやすい。
…というよりオンラインモードでは攻撃テクニックが全般的に通りにくく、フォースでもシフデバとジェルザルをフル稼働しつつ物理攻撃する方が良いことも多い。終盤のステージですらネタ抜きで殴りに行くフォマールは決して少なくなかった。

GC版以降はレスタ・アンティ・シフタ・デバンドの効果範囲に2倍、グランツの威力に1.5倍の補正がかかる。
フォースの中で唯一、回復補助のテクニック全てに適性を持つため余計に支援オンリー感が強まった。
通称は「鈴」。デフォルトではないがヘッドパーツに鈴の付いた帽子があることが由来。
単に「フォマ」とも呼ばれた。当時の掲示板ではよく箱に「フォマタン」と追い回されていた。


  • フォニューム

フォース×ニューマン×男
中級上級攻撃テクニックが得意。
男性キャラ全般の特徴として素手の場合テクニックの発動モーションが少し短いため、大量の雑魚敵を倒すならこいつが最速。
「王子」とあだ名されるほど見た目が奇抜なため人を選ぶ。
その気になればかわいいショタも作れたのだが、こうした場合は他人と見た目が被りがちだった。
GC版以降は中級と上級のテクニックに1.5倍の威力補正がかかる。
特に敵のテク耐性の低いオフラインモードでのレア掘り周回ではそのふざけた見た目に反し、
威力と範囲に優れた中級上級テクニックを連打する事で素晴らしい効率を叩き出せる。
また多数の部位を持ったボスにも得意テクが多段ヒットして有効なので、打たれ弱い代わりに火力には困らないという立ち位置である。
逆にオンラインモードでは敵のテク耐性は上がるわ、回復でも補助でも範囲に悩まされるわで逆風だった。


  • フォニュエール

フォース×ニューマン×女
初級攻撃テクニックが得意。
全キャラで最強の精神力を持つ一方、フォースの中でも特に打たれ弱い。
ロリ体型にされる事が多い。
デフォルトの状態で頭にかぶっている帽子のデザインにちなんで「ぽんぽん」と呼ばれる。
GC版以降はレスタ・アンティの効果範囲に2倍、初級テクニックの威力に1.5倍の補正があり、メギドにデフォルトで貫通性能が付与される。
得意テクニックと最強の精神力のおかげでフォースの中では対単体火力に特に優れる。


●戦闘

  • 攻撃やアイテム使用などのコマンドは「アクションパレット」に割り振り、対応したボタンを押すことで行う。枠は最大6つ。
  • 攻撃は、素早く繰り出せるが威力が低い「アタック」、隙が大きいが威力が高い「ヘビーアタック」の2種類を組み合わせて行う。また、エレメントがついた武器に限り、命中率は低いが特殊効果を持つ「エクストラアタック」が使用可能。
  • スケープドールを持っていない状態でHPが尽きると、パイオニア2に戻るか否かの選択肢が出現。「はい」を選択するとシティのメディカルセンターまで戻される。
    • はいを選択せずにその場に留まる事も可能で、オンラインであれば他プレイヤーによる蘇生を待つ事もできる。
  • HPが0になった時にはデスペナルティが発生する。デスペナルティの内容、および発生するタイミングはバージョンによって異なる。
    • DC版、win版…倒れた時点で装備している武器と所持しているメセタをその場にドロップする
    • GC版…倒れた時点で装備している武器の装備が解除され、シティに戻ると所持しているメセタが消失する。
    • BB…倒れた時点で装備しているマグのシンクロ率が5%下がる。レベル20以上のキャラクターに限りシティに戻ると「次のレベルまでの経験値」の20%相当の経験値が減る(こちらは後期バージョンで廃止)
    • 「シティに戻ると」発生するデスペナは、他のプレイヤーに蘇生して貰ってシティに戻らないで済ませる事で回避可能。

●装備

●武器

いずれも発光する部位があり、ここの色によってレアリティを判別できる。
Native、A.Beast、Machine、Darkという属性を持ち、エネミーを同じ属性のついた攻撃すると威力が上がる。
また、これとは別に命中力を上げるHit属性がついた武器もある。


ここで記されている装備可能か否かは店でも売っているような汎用武器のもの。一部のレアアイテムは特殊な装備適性を持つ。

〔剣〕

・セイバー系

片手剣。見た目とSEがもろにライトセーバー
近接武器の中では扱いやすさに優れるため、ごく一部のレア武器を除き基本的に全ての職で装備可能だが、
単体攻撃で乱戦に向かず、威力も特筆すべきものは無い。


・ソード系

両手剣。ハンター専用。
命中率が低く隙も大きいが、威力とレンジは一級品。
割と簡単に使いこなせるので人気。


・ダガー系

双小剣。要するにナイフ二刀流。
一撃の威力は低いが、手数が多くDPSに優れる。
反面、多すぎる手数が災いしてノックバックキャンセルが起こりやすい、
というか普通に使うとほぼ必ず起こってコンボを最後までつなげる前に大半のエネミーに割り込まれてしまう。
なのでパレットキャンセル*4を覚えてからがスタートというややハードルの高い武器。
ハンター専用。ヒューキャシールのみ固有モーションを持つ。


・クロー系

手甲爪。ハンター専用。中にはハニュエール専用のものもある。
威力はそこそこ高いが、挙動がトリッキーで使いづらいことこの上ないため、プレイヤーの間ではなかばネタ武器と化している。


・パルチザン系

矛、または長刀。ハンター専用。GC版以降はレンジャーも装備可能。
ソードと同じく振り回して広範囲を攻撃するタイプの武器で、威力はソードに劣るが命中力では勝る。
リーチもソードより多少長く隙も小さいため、ハンター入門にもってこい。 


・スライサー系

投刀。刃を投げつけて中距離の複数の敵を攻撃する。全職装備可能。
最初は当てることすらままならなかったが、シリーズを重ねていくうちに使いやすくなっていった。
ただ火力は銃に劣るためメイン武器にはなりづらい。おおよそハンターやフォースの遠隔複数攻撃武器という立ち位置。レンジャーならショット使えばいいよ。
フォマールだけ何故か妙にモーションがコンパクトで速かったため初期からメイン武器にするプレイヤーが一部存在した。


・アギト系

日本刀。当初はセイバーと同じモーションだったが、GC版からは独自のモーションが導入された。
このカテゴリに属するレア武器は入手が絶望的に困難で、特に「オロチアギト」は「所持していることが不正改造の証」などといわれた時期もあった。
基本的にハンター専用だが全職装備可能なものも存在する。


・ダブルセイバー系

両剣。スター・ウォーズのダース・モールが持ってるようなやつ。全職装備可能。「男性」専用のものも存在する。
性能のバランスに優れ、ダガーのようなノックバックキャンセルも起こりづらく、すべての職業が装備できるものも多かったので非常に人気が高かったが、外見のバリエーションがすこし乏しい。


ムサシ系

ハンター専用の双剣。
一撃の威力はダガーやダブルセイバーより高いが、隙がやや大きく使い勝手は微妙。
装備した際にオカマみたいな走り方になることもあって人気は低い。


・ナックル系

レア専用武器。
スピードがアップして威力がちょっと上がっただけの素手攻撃で、固有のグラフィックもない。
リーチが短く挙動に癖があるため使いづらい。
フォマールは固有のモーションで、速いという訳ではないがコンパクトで隙が少なかった(ナックルと言うより素手そのもの)。
GC版ではヒューキャシールやフォーマーが高性能なモーションを持っている。
武器そのものは全職装備可能。


〔銃〕

全ての銃には距離が離れるほど命中率が下がる特性がある。但しレンジャーのみこの影響を受けない。

・ハンドガン系

片手用短銃。
火力には乏しいものの、リーチがそこそこ長く、すべての職業が装備できるため補助武器として人気がある。
ごく一部にレンジャー専用のものもある。


・ライフル系

長銃。
威力、命中、射程のすべてでハンドガンを上回り、それでいて連射速度で劣るなんて事も特にない、ハンドガンのほぼ上位互換。
ハンドガンよりロックオンできる範囲が狭いので接近戦に弱いが、目の前にいる敵を無視して遠方の敵を先に狙うという事が可能な特性でもある。
スプレッドニードルやフローズンシューターのバランスブレイカーぶりは現在でも語り草。
レンジャー専用だが、ごく一部にはハンターやフォースが装備できる物が存在する。
ちなみに、DC版では上記のスプレッドニードルもハンターが装備可能(GC版ではレンジャー専用になった)。
バランスブレイカーがハンターも装備できてしまう、というよりハンターが装備できるせいでバランスブレイカーになった。


・ショット系

散弾銃。
複数のエネミーを中距離から同時攻撃できる。
射程が短めで連射も効かないが、レンジャーにとっては貴重な範囲攻撃手段なので、ソロだと重宝する。
ロックオン部位の多い敵には多段ヒットを叩き込めるため、一部以外のボス戦では結構な火力を出せる。
ただし、GC版でランチャーが登場するまでは「威力は高いが単体攻撃」というバズーカタイプのレア武器がショット系に多く実装されていたため、ショット本来の強みである複数体同時攻撃を使えるショット系レア武器が数えるほどしかないという困ったことにもなっている。
レンジャー専用だが全職装備可能なものも存在する。なおフォマールの項目で触れられているバズーカはこの系統の単体攻撃武器。
何故かフォマールが装備した場合だけ連射速度がハンドガンを上回る爆速となる。残念ながらフォマールが装備できる複数攻撃可能なショット系レアは存在しない。


・ランチャー系

GC版で新規に登場したレンジャー専用の大砲。肩に担いで使う。
ライフル並みの射程とより広い射角が自慢だが、連射性能が中途半端なので使い勝手はいまいち。
射程内の敵を4体まで貫通するが貫通させていくと威力が落ちる。
モーションを流用したバズーカタイプも存在し、連続攻撃不可だが爆風で多数の敵を巻き込める。


・マシンガン系

双短機関銃。要は二丁サブマシンガン。
装備してもステータスがほとんど上がらず、射程も短いが、連射性能が高いため十分育てたキャラに装備すれば高い攻撃力を叩き出す。
その特性上、レンジャーよりもハンターの方が向いている。
装備自体はごく一部のレア武器を除いて全職装備可能。


〔杖〕

・ケイン系

片手杖。
装備すると回避力が向上するが、武器としての性能そのものは劣化セイバー。モーションもほぼセイバーと同じ。


・ロッド系

両手杖。装備すると防御力が向上するが、攻撃力は低い。
モーションはセイバーともケインとも違う独自のものだが基本的に殴るためのものではない。


・ウォンド系

魔法杖。装備すると精神力が向上するため、テクニックを使うための必要精神力を満たすために使われることが多い。
モーションはセイバーともケインとも違う独自のものだが以下略。


・タリス系

レア専用武器。
カードのようなものを投げて攻撃する。
挙動が特異で速度も遅いため使いづらく、人気は低い。


ファイア/ヒート/フレイム/バーニング

炎属性のダメージを与える…が、根本的に威力が低く、あまり使われることはない。
ただしチャレンジモードでは武器の性能が火力の確保が難しいので逆に重宝されることがある。


ショック/サンダー/ストーム/テンペスト

雷属性のダメージを与える。
性能や扱いはファイア系と同じ。


アイス/フロスト/フリーズ/ブリザード

氷属性のダメージを与えるのではなく、一定確率で敵を凍らせる。
上記2つと異なり行動不能になる状態異常を与えるので、最上位のものが出れば通常の探索でも割と重宝する。
ただこの手の武器は対多数での足止めに使いたいものだが複数攻撃武器だと成功率に減算がかかってしまうというジレンマがあり、
それが無い下記の麻痺(というかスプニ)の陰に隠れてしまっている部分があった。
スプニよりも後に凍結でバランスブレイカーとなった「フローズンシューター」が登場したが、ヤツは成功率無視で確定凍結を与える固有エレメントであり厳密には異なる。


バインド/ホールド/シーズ/アレスト

一定確率で敵を麻痺させる。
プレイヤーにかかる麻痺と異なり一切の行動が出来なくなるが、時間経過で解除される。
シーズだのアレストだの言われてもぱっと思い浮かばないがスプレッドニードルのエクストラアタックが麻痺である事は知っている、というプレイヤーも少なからずいた。
通常武器についていても大して活用されることは無かったが、「レア武器」で「複数攻撃」で「連射可能」なスプニにこれがついていた(しかもよりによって最上位のアレスト)のが間違い。
レア武器故に複数攻撃の成功率減算を受けないせいで、敵が何匹いようと片っ端から麻痺させてしまうバランスブレイカーぶりを見せた。


パニック/ライアット/ハブック/カオス

一定確率で敵を混乱させる。
エネミーの混乱は敵味方の区別が無くなり同士討ちを始めるというものだが必ずではなく、
近くにいればこちらに攻撃してくることもある。
その性質上エネミーが複数いる時に使わないと意味がなく、
足止めとしては凍結や麻痺などの行動不能に比べて確実性で劣るため、あまり出番は無かった。
但しULT難易度の坑道ではのけぞり無効かつ連続攻撃してくる敵が多いため、そいつらを混乱させる事で盛大な同士討ちショーを拝むことが出来る。


ディム/シャドウ/ダーク/ヘル

一定確率で敵を即死させる。
合体パンアームズやダークガンナー等、通常攻撃を弾いて倒すのに時間がかかる敵に効果的。
対単体に使うものなので単体攻撃武器でも有用で、コモン武器にエレメントがついたものでも十分使えたが、
最上位のヘルが付いていてしかも連続攻撃武器のダガー系のレア武器の「シノワビートブレイド」は非常に有用だった。


デビル/デーモン

敵のHPを割り算で削る。
デビルで1/2、デーモンで1/4となる。
普通に使う分にはディム系で即死を狙った方が効率がいいが、闇耐性が高い敵にはこちらの方が有利。
また、敵を即死させることがないという点から、パーティープレイにおいては汎用武器を使っても敵を瞬殺してしまうほど強くなったプレイヤーが周囲に合わせるために使うこともあった。


ドロー/ドレイン/フィル/ガッシュ

敵のHPを吸収する。
回復量は少ないが、レスタが使えないアンドロイドには貴重な回復手段となる。特にULTではアンドロイドの吸収量が4倍になるため便利。


ハート/マインド/ソウル/ガイスト

敵のTPを吸収する。
必然的にTPを使いまくることになるフォースの必需品。「ソウル レールガン*5」辺りはフォースだいたい誰でも一度は手にした事があるはず。
ヒューマンとニューマンはドロー系を使うよりも、こちらでTPを回復してからレスタを使った方が手っ取り早い。
ダブルセイバー系武器の最低ランクである「ダブルセイバー」のEXは下から2番目のマインドだが、
レア武器特有の減算無し多段ヒットにより凄まじい吸収効率を誇るため、危険を冒してでもダブルセイバーで斬りに行くフォースも多かった。


マスター/ロード/キング

敵の経験値を吸収する。
仰々しい名前に反し、これで手に入る経験値は微々たるものなので、火力も考えれば普通に倒した方が手っ取り早い。
ただしアンドロイドはULTで吸収率4倍の恩恵を受けられるので、Hit属性があればある程度実用に耐える。
中身を吐きだし終わったモスビストやレコボクスなど、攻撃してこない敵をマスター系低火力武器と命中力特化の装備でサンドバッグにし、
ダメージ0で経験値を吸収しまくるというレベリング手法が一時期流行ったが、
ブルーバーストではダメージ0の攻撃はMISS扱いでエレメントが発動しなくなったことでこの手は使えなくなった。


チャージ

200メセタを消費してヘビーアタックよりも強力な攻撃を繰り出す。
店に並ぶことがたまにあり、育成の進んでいない初心者やメセタの有り余った上級者に好まれた。
特に武器本体の性能が殆ど誤差でチャージの有無と属性が全てのマシンガン系では高属性のチャージ付きコモン武器が店売りにも関わらずすさまじい破壊力で猛威を振るった。
どれくらい強いかと言うと対単体火力ならば剣の最高級レアすら余裕で上回る程。
メセタが手に入らないチャレンジモードでは使い物にならない。
GC版ではさすがに弱体化され、下記の2種よりは威力が低くなった上にメセタ自体の需要も増したため使いにくくはなったが、あって損は無いエレメントとして引き続き一定数の使用者はいた。


スピリット

TPを消費してヘビーアタックよりも強力な攻撃を繰り出す。
TPが無いアンドロイドは言うまでもなく使えない。
TPが減る事は死には直結しないが、バーサークと違って使い続けるとTPが0になって打ち止めになってしまうせいで
フルイドで回復しながらの使用が必須であり、あまり使い勝手は良くない。


バーサーク

HPを消費してヘビーアタックよりも強力な攻撃を繰り出す。
HPを減らす事は死の危険と隣り合わせではあるが、ボスの攻撃パターン次第では安全にバーサークできるタイミングは十分ある。
そもそもマグの無敵時間内にごり押すと言う手もある。
そして何よりスピリットと違って消費が対数関数的であり、バーサークの消費だけではHPは0にならず、
打ち止めになる事が無く無限に使えるため、見た目の危険性に反して使い勝手はかなり良い。



●防具

〔フレーム〕

体に装着する鎧。
装備しても外見に変化はない。
ユニットを装着するためのスロット(最大4つ)がランダムで備わっている。
ユニットの恩恵はかなり大きいので、多少性能が低くてもスロットの多さには注目しよう。
「フレーム」と付くものは全職装備可能だが、「アーマー」と付くものはハンターとレンジャー専用。
DC版まではスロットの数は防具が出現した時点で固定されており後から増やす事ができなかったため、
下手なレア鎧よりも店売りの最上級~上から2番目辺りの汎用フレームのs4を使い続ける(使い続けざるを得ない)プレイヤーは多かった。


〔シールド〕

左腕に装着する盾。
これを装備していると、自身の回避力と敵の命中力次第で自動ガードが発動するようになる。
一部のものは装備すると専用グラフィックが出現する。
「バリア」と付くものは全職装備可能だが、「シールド」と付くものはハンターとレンジャー専用。


〔ユニット〕

フレームに装着する拡張デバイス。
身体能力や属性値の強化、HPやTPの自動回復、モーションの高速化など様々な効果がある。
装備しているフレームにスロットが無いと装備できないが、スロットさえあればユニット自体には装備制限は無い。


●消費アイテム

読んで字の如く。
テクニックに取って代わられ出番がなくなりがちな物もあるが、マグの餌にもなるので定期的に買っておこう。

〔メイト系〕

HP回復アイテム。
低ランクから順に、モノメイト、ディメイト、トリメイトとなる。
テクニックが使えるキャラだと基本的にレスタしていた方が効率が良いが、
テクニック使用モーションを取るレスタと違いノーモーションで即時回復するため、
テクニックが使えるキャラでも非常用に常備しているプレイヤーは多い。
ちなみに結構高カロリーらしい。


高レベルになると最下位のモノが店に並ばなくなる。
HP回復目的であればHPが高くなると相対的に雀の涙になるため別に困らないのだが、
マグの餌という点で見れば副次的に上昇する能力や下がる能力の関係でモノメイトの需要がいつまでもある。
なのでモノメイトを購入してマグに餌をやるためだけの低レベルサブキャラを用意するプレイヤーもいた。


〔フルイド系〕

TP回復アイテム。
低ランクから順に、モノフルイド、ディフルイド、トリフルイドとなる。
当然ながらアンドロイドは使用不能。
地味に高く、フォースは序盤がキツイと言われるのはこれの購入代金の捻出が難しいため。
モノが店に並ばなくなるがマグの餌で使うジレンマはメイト系と同じ。


〔アンティ系〕

状態異常治療アイテム。
毒用のアンティドートと麻痺用のアンティパラライズの2種。
アンドロイドはどちらにもかからないので使用不能。
毒は即座に困る状態異常でないこと、かかった後に自分でアンティで治療できることから最序盤くらいしかアンティドートはお世話にならないが、
麻痺は致命傷になり得る上に自力のアンティが不可能になるため、常備してないといざと言う時に徒歩でシティまで戻る羽目になる。
但しマグの餌としてはアンティトードがDEXを伸ばしてくれるのでそちらの需要は存在する。自分で使う用と被らないので冒険と餌やりの並行も容易である。


〔アトマイザー系〕

自身のみならず周囲のプレイヤーにも効果が及ぶ便利なアイテム。
HP回復用のスターアトマイザー、状態異常治療用のソルアトマイザー(これのみ効果は自分だけ)、戦闘不能キャラを復活させるムーンアトマイザーの3種。


〔スケープドール〕

自身が戦闘不能になった際に自動で復活させてくれるアイテム。
非常に便利だが、複数個持った場合はそれぞれがアイテム欄をひとつずつ占有するため、あまり持ちすぎるとアイテム欄を圧迫してしまう。
何度も死ぬ事が想定される強力なボス相手に、スケープドールを持ち込む→フィールドに置いておく→死んで戻る→またスケドを持ち込む…
という手順を繰り返してスケドを現地に備蓄しておき、戦闘中に拾って補充する事で所持限界を超えた回数のスケド復活をする「置きスケド」なるテクニックがある。


〔テレパイプ〕

一時帰還用テレポーターを出現させるアイテム。
テクニックのリューカーと効果は同じだが、回復アイテムと同じくノーモーションで効果が出るため、緊急時にシティに逃げ帰る用途にも使える。
テクニックがそもそも使えないキャストはもちろん必須。


リューカーと共通する仕様(と言うよりこれにより開かれたゲートそのものの仕様)として、「作成者が」「シティ→フィールドへの移動」を行うと消える。
逆に言うとそれ以外の通行では消えないため、ボス戦前にゲートを作成しておくことで、死に戻った後にすぐボス部屋前に戻れるようにしておく、
オンラインでプレイ中に途中参加のメンバーが来た場合にゲートを作成し、今いる地点にすぐ合流してもらうという事も可能。


オフラインプレイではこれ(リューカーも化)を使って街に帰り、エネミーの出撃判定をリセットすることでレアエネミー狩りを狙うことも出来るが、過度の読み込みでゲーム機に負担をかけるのでやり過ぎは禁物。


これにより作成した一時テレポーターは、日本では「リューカー」と呼ばれる事が多いが、海外では「pipe」と呼ばれる事の方が多い。


〔グラインダー系〕

武器の威力を強化するためのアイテム。
モノグラインダーで1、ディグラインダーで2、トリグラインダーで3強化できる。
強化の上限は武器ごとに異なる。


〔マテリアル系〕

プレイヤーのステータスを2ずつ強化する、所謂ドーピングアイテム。
パワーマテリアル、ディフェンスマテリアル、イベイドマテリアル、マインドマテリアル、HPマテリアル、ラックマテリアルの6種。
DCでは命中力を上げるヒットマテリアルもあったが、大量のヒットマテリアルで命中力をカンストさせるプレイヤーが続出してゲームバランスに問題を及ぼしたため、GC版からは廃止され、またキャラクターごとにマテリアルの使用数限界が設定された。
また、一度使用したマテリアルはリセットできないので、ある程度計画的に使う必要がある。


〔アドスロット〕

防具のスロットをひとつ増やす。GC版で追加されたアイテム。
DC版ではこれが無かったために、どんな激レアな鎧でもスロットが無いためにゴミ扱い、と言うケースが多々あったが、
GC版では例えスロット0で出土してもきちんと使えるようになった。
現在は利用不可だが、サービス当時はオンラインクエスト「ガロンズ・ショップ」でフォトンドロップと交換できたので入手も簡単だった。


〔テクニックディスク〕

テクニックを習得するためのアイテム。
DC版のver1ではレベル15まで、DC版のver2以降はレベル30まで存在する。
GC版ではアンティのみレベル7までになった。
ベリーハード以下の難易度におけるレベル15、アルティメットにおけるレベル30のディスクはピンカルのIDでのみ出土するレアアイテム扱い。


〔トラップ〕

アンドロイド専用アイテム。
攻撃を当てるか時間経過で爆発する浮遊機雷を仕掛ける。
炎属性のダメージを与えるダメージトラップ、敵を凍結させるフリーズトラップ、敵を混乱させるコンフューズトラップの全3種。
購入して任意で持ち込むアイテムではなく、レベルに応じた最大数だけデフォルトで所持する。
メディカルセンターや回復装置で治療を受けることで補充できる。


●マグ

育成出来るサポートマシーン。ハンターズの証。
ラグオル発見のきっかけの1つとなった隕石から採取されたD因子を培養し、制御装置を兼ねた外装で覆うことで作られている。
装備すると、DEF(防御力)、POW(攻撃力)、DEX(命中力)、MIND(精神力)がアップ。
アイテムを餌として与えてレベルを上げることでステータス強化の数値を上げることができ、見た目も変化する。
複数持ち歩いて付け替えることもできるので、満遍なくステータスを上げるよりは特化型マグを複数持ち歩く方がいいだろう。


ダメージを与えるか喰らうかすることで溜まるブラストゲージを全て消費することで、幻獣を召喚して攻撃する必殺技「フォトンブラスト」を使える。
他のプレイヤーがPBを発動した際、ブラストゲージを消費してその威力を強化する「ディバイド」や、PBそのものを連携させる「チェイン」も可能。


他にもプレイヤーが瀕死になった時、プレイヤーが倒れた時、ボス戦が開始した時、フォトンブラストが満タンになった時に確率で自立行動を行う。
これはマグの姿によっていつ何をするかが決まっているが、全てにおいて「プレイヤーの一定時間無敵化」を行う設定の通称「無敵マグ」はお手軽にボスをごり押し撃破できる手段として重宝された。
重宝され過ぎてマグの無敵化が大幅に弱体化されたのだが、されすぎて一気にゴミ化し更なる調整で緩和された。


キャラクターとしてはPOW特化が欲しいが一番好きなマグの見た目はMIND特化でないとできない…等というジレンマがあったが、
ステータスに応じた見た目が変わる判定は5の倍数のレベルになった時のみであり、複数のステータスレベルを同時に上げて5の倍数のレベルを飛び越えると姿が変化しない、
と言う仕様を活用し、本来そのステータスではあり得ない見た目を保ったまま望みのステータスに育て上げるという『マグ屋』を営むプレイヤーもいた。
かなり複雑な計算・チャート作成とそれを間違わずにアイテムを与え続ける作業の根気が必要な行為であるため、レアアイテム等の報酬を出してでもそれをできる人に頼むプレイヤーがいた。



フォトンブラストの威力はマグを装備しているハンターの能力値と、マグ自身のIQやシンクロ率によって決まる。


〔ファーラ〕

ヘビのような幻獣がプレイヤーの周囲を回転し、周囲一帯に攻撃。
空中の敵には当たらないので使い勝手はいまいち。
装備者の攻撃と精神によって威力が決まるが、シンクロ率によるブーストが殆ど無く、
しかも基本威力がエストラの次に低いため、総合的な威力は最低になりやすい。
ぶっちゃけパイラの下位互換。


〔エストラ〕

イルカのような幻獣が突進し、軌道上の敵全てに攻撃。
装備者の回避と精神によって威力が決まり、シンクロ率によるブーストの影響がとても大きい。
基本威力こそ最低な代わりにダメージを伸ばす余地が大量にあり、しかも高威力、長射程で当てやすい優秀なPBだが、
レンジが狭いので雑魚を一掃したいときは上手く前方に誘導しないといけない。
他のPBが攻撃+精神というステータス参照であるが故に誰が使っても最終的に似た威力になるのに対し、
これのみ回避+精神というステータス参照であるため、フォースが使うと威力がさらに伸びる。


〔レイラ〕

長髪の女性のような幻獣が使用者のHPを回復してくれる。
ディバイド時は周囲にも効果が及び、状態異常治療や蘇生も発動する。
マグのIQによってのみ効果量が決まる。


〔ゴウラ〕

鹿のような幻獣がツノを振るい、敵単体に攻撃。
最高クラスの基本威力を持ち、ファーラよりはダメージの伸びしろがあるので当たればそれなりの威力になるが、
単体攻撃であるという事を差し引いても攻撃範囲が異様に狭く、まず命中しない。
言うまでもなく実用性は全PB中最低。
というか下記のパイラが範囲攻撃のくせに基本威力・伸びしろの両方で同等以上の性能を誇るため完全に下位互換。


〔パイラ〕

ローブを着た男性のような幻獣が光の矢を無数に放ち、周囲の敵に攻撃。
全PBで唯一空中の敵にも当たり、範囲そのものも狭いという事は無く、適当にぶっ放しても全方位のパルチザンの長さ程度の範囲全てに当たる。
それでいて単体最強という触れ込みだったはずのゴウラと同等以上の威力を誇るため、使いやすさは随一。
マグのパラメーターによほど拘りがある場合でもなければ、覚えさせて損はない。


〔マイラ&ユウラ〕

パペットのような幻獣2体が使用者にレベル20のシフデバをかけてくれる。
シフデバが使えないヒューマーやアンドロイドには非常に心強い。
ディバイド時にはレイラ同様に状態異常治療や蘇生も行える他、チェインで効果と範囲がアップ。
4人でチェインさせればレベル80相当という異次元のシフデバがかかる


●テクニック

他のRPGで言う魔法のようなものだが、設定的には限られた人間だけが使えた「マジック」を科学の力で擬似的に再現したもの。
ディスクを使用することで習得し、TPを消費して発動する。


DC版ver1ではリューカーとリバーサーを除いた全テクニックがレベル15までで、全てを全クラスが習得可能だった。
DC版ver2ではレベル30まで拡張されたが、レベル16以上を習得できるのはフォースのみ。
GC版からはクラスごとにテクニックそれぞれに習得の可・不可が設定され、さらにフォース以外のクラスでも習得可能な上限レベルに差異が設けられた。


フォイエ

炎系初級テクニック。火の玉を前方に飛ばす。
シンプルな性能ゆえに使い勝手が良い。レベルが上がると単体攻撃としても屈指の威力・射程を持つ。
最高レベル付近ではレンジャーのライフルよりも長い射程距離を持つようになる。
どういう訳か、ダークファルス最終形態の無敵状態中に唯一ダメージが通るという性能を持っている。


ギフォイエ

炎系中級テクニック。円形に回転しながら徐々に広がっていく炎を展開する。
徐々に広がっていくので少し離れた位置にいるエネミーに届くまで時間がかかるという難点がある。
広がり切るまで時間がかかるおかげで持続時間が長いという特徴があり、遠くから突進してくるエネミーに対して
先に置いておいて突進を止めるというトラップ的使い方が可能。
また、あらゆる攻撃の当たり判定を通さない部屋と通路の境界を飛び越えて攻撃可能と言う性質があり、
部屋の外からエネミーを一方的に攻撃する事ができる。


ラフォイエ

炎系上級テクニック。ロックオンしたエネミー一体を中心に爆発を起こす。
出の早さ、範囲共に高水準で纏まった使いやすいテクニック。


バータ

氷系初級テクニック。一直線に冷気を飛ばす。
貫通性能があるため、初級テクニックの中で唯一複数の敵を攻撃できる。
地を這う見た目に反して空中に浮いている相手にも当たる。
中級以上と違って凍結効果はない。


ギバータ

氷系中級テクニック。前方に放射状に冷気を発射する。凍結効果もある。
DC版ではモーションが非常に短く、フォニュームによる連射で猛威を振るった。
GC版では同じ使われ方をしていたギゾンデが調整無しなのにこちらだけモーションが非常に長くされてしまった上、
上にいる敵もロックオンするように変更されたせいで、あらぬ方向に暴発して長い隙を晒すだけのとても使えないテクニックになってしまった。


ラバータ

氷系上級テクニック。自分を中心に全方位に冷気を発射する。凍結効果もある。
威力も射程も並だが、ロックオンせずに発動できる全方位攻撃でしかも凍結効果があるため、
乱戦で敵に囲まれて困ったらとりあえずこれを連射して難を凌ぐのが常套手段と言うほどの便利テクニック。


ゾンデ

雷系初級テクニック。敵1体に落雷を落とす。
威力も射程も並だが、落雷の速度は非常に速いためロックオンした敵から外れる事はまず無い(全く無い訳ではない)。
初級だがマシン属性のエネミーに対する感電効果はちゃんとある。


ギゾンデ

雷系中級テクニック。ロックオンしたエネミー1体と、その近くに飛び火する電撃を放つ。
飛び火する範囲はそんなに広くは無いが、ボル・オプトなど異常に多段ヒットするボスエネミーがいる。
またモーションが非常に短く、素手の男性フォースによる高速連打が猛威を振るった。
同様の使われ方をしていたギバータがGC版で残念極まりない事になってしまった一方、こちらは無調整で引き続き強力。


ラゾンデ

雷系上級テクニック。自分を中心に全方位に放電する。
マシン系エネミーに対する感電以外に特殊な効果を持たないシンプルな範囲攻撃だが、
そこそこの威力にかなり広い範囲、そして発動から一瞬で射程内全てにダメージを発生させる発動速度から極めて使い勝手が良い。
ただしTP消費が多めで燃費は悪い。


グランツ

光系テクニック。敵一体に強力な光の矢を突き刺す。
単体専用テクニックだけあって抜群の威力を誇る。
テクニックが発動してから敵にヒットするまでに間がある一方でモーションが短く、
敵にヒットする前にキャラクターが動けるようになる。
これを利用し、1発当てると隠れてしまうエネミーに対して2発当てる小技が存在する。
このテクニックのディスクは店売りされない。
GC版ではフォース専用テクニックになった。
小説版『闇の因子』では極まったフォースがフルパワーで使えば惑星すら破壊できるというとんでもない設定が付加された*6勿論ゲーム中ではそこまで凄まじい威力はない。


メギド

闇系テクニック。即死効果のあるエネルギー体を前方に発射する。
HPが高く倒すのに手間取る敵に決まれば非常に楽になるが、基本的にバクチである。
DC版までは高難易度になるとロクに決まらなくなるテクニックだったが、
GC版のEP2ステージに登場するエネミーには強さの割に闇耐性がやけに低いエネミーがあり、
適度にメギドを活用していくのが近道となる場面が多々ある。
このテクニックのディスクは店売りされない。
GC版ではフォース専用テクニックになった。
またDC版では貫通性能を持っていたが、GC版ではデフォルトでは貫通しないようになり、
フォニュエールが使った場合か、一部のレア武器を装備した状態で使った場合のみ貫通するようになった。


レスタ

HP回復テクニック。自分と、Lv3以上なら周囲の仲間のHPを回復できる。
HPが回復するほんの一瞬のみ無敵時間が発生するため、これを利用して敵の攻撃を回避する「レスタ避け」と呼ばれる小技があった。
GC版では標準の効果範囲が大幅に狭められ、効果範囲が広がるフォマール・フォニュエール以外では適当に使っても仲間を回復しにくくなった。


DC版ver1ではテクニックレベルの上限が15だったがバグによりこれを突破する事が可能で、
そしてレスタでこれを行った場合はレベルによってHPが一瞬で0になって死亡するという「味方に対する即死攻撃」、通称『逆レスタ』になった。
前述のデスペナルティを利用して他プレイヤーを殺害し武器を強奪するという方法で不正プレイヤーに悪用され一時期問題になった。


アンティ

状態異常治療テクニック。自分と、Lv3以上なら周囲の仲間の状態異常を回復できる。
DC版ではレベルに関係なく全ての状態異常を治療できる。
一応高レベルほど発動速度と効果範囲が広がるらしいが殆ど変わらない。
なので範囲回復になるレベル3以上か否か以外にレベルの違いがほぼ無意味。
GC版以降は大幅に仕様が変わり、レベル7までになり、レベルに応じて治療できる状態異常が増えていくようになった。
また、ヒューマーとレイマーはレベル5までしか習得できなくなったため、これらの2クラスは
レベル6で治療可能になるジェルン・ザルア状態、レベル7で治療可能になる凍結を治療する事ができない。
当然だが麻痺や凍結など、テクニックを使用できなくなる状態異常を自分のアンティで治療する事はできない。


シフタ

攻撃力増加テクニック。レベル3以上なら周囲の味方にも効果がある。
ソロでもパーティでも重要なテクニック…なのだが、DC版のver1ではアンドロイドでなければ誰でもレベル15のシフタを使えたため、
フォースの支援を受ける、と言う意義があまりなかった。
DC版ver2からはフォースのみが使える高レベルシフタの恩恵が絶大で、例え補助しかしなくともフォースを1人パーティに入れる意義が大きくなった。


ちなみにシフタ同士、シフタvsジェルンにおいて「同等以上のレベルでのみ上書き可」という性質がある。
シフタ同士はレベルの低いシフタに間違って上書きされない安心機能だが、
敵にジェルンをかけられた時は低レベルシフタだと上書きできない。


GC版からはヒューマーは習得できなくなった。


デバンド

防御力増加テクニック。レベル3以上なら周囲の味方にも効果がある。
利用価値の変遷についてはシフタと同様。
上書きルールについても同様。
GC版からはヒューマーは習得できなくなったのも同じ。


ただし極まってきてエネミーを瞬殺するようになると使われなくなるのはお約束。
前述のシフタと合わせてシフデバとひとまとめにされることも多い。

ジェルン

攻撃力低下テクニック。
敵が出てくるたびにかけなければならない分、ダメージ減衰の幅は同レベルのデバンドより強力。
GC版以降ではレイマーが習得不可能になった。


ザルア

防御力低下テクニック。
敵が出てくるたびにかけなければならない分、ダメージ増加の幅は同レベルのシフタより強力。
GC版以降ではレイマーが習得不可能になった。


こちらもジェルンとひとまとめにジェルザルと呼ばれる事も多い。


リバーサー

蘇生テクニック。HP0になって倒れた味方を復活させる。
GC版以降はフォース専用になった。
性質上レベルは存在しない。


回復テクニックの常として「同じ効果を持つアイテムなら瞬時に効果が発揮される」という悩みを持つが、
リバーサーは特にそれが顕著で、モーションが長く乱戦で使う事はまずできない速度だったため、
フォースでもムーンアトマイザー常備が当たり前であまり使われなかった。


リューカー

シティへの帰還ワープゲートを作成するテクニック。
レベルは存在しない。


回復テクニックと同じく、同じ効果でノーモーションで発動するアイテム「テレパイプ」が存在するが、
リバーサーと違って乱戦で使用される頻度は高くない(全く無い訳ではない)ため出番はそこそこあった。


■ステージ進行

ステージは

の四種類に別れる。エピソードⅡ以降はさらなる新ステージも存在。


普通に探索する他に、ハンターズギルドでクエストを受注することも出来る。
基本的にクエストは通常探索よりも短めのことが多いので、新しいステージを解放したら、クエストで練習してから探索に行った方がいいだろう。
ちなみに、一部クエストではNPCが同行してくれるが、あまり使い物にならない上に彼らが戦闘不能になると即クエスト失敗になるため、高難易度ではかえって足手まといとなることも多い。
特に味方を回復する手段の限られるアンドロイドでは中々の苦境。逆に補助や回復で面倒を見てやれるフォースならば即死されない限りは肉壁に使える。


また、一部クエストを所定の手順で攻略することでフラグが発生し、サブシナリオを閲覧することが可能になる。
特典としてレア武器が手に入るルートもあるので、進めておいて損はない。


●スゥ・バーニィルート
スゥ及びバーニィが中心となるルート。
軍部やコーラル十ヶ国同盟が進める「計画」の真相に迫る。
厳密に言えば、スゥルートとバーニィルートに分かれるのだが、この2つは同時に進められるのでまとめてこのように表記されることが多い。
スゥルート完走で「鋼の魂」、バーニィルート完走で「隠居ハンター」の結末が変化する。


●キリークルート
プレイヤーを好敵手としてつけ狙うキリークと戦いを繰り広げるルート。
スゥ・バーニィルートとは同時進行不可。
完走するとキリークの鎌(パルチザン)「ソウルイーター」が手に入る。
ベリーハード以降だと型落ち感は否めないので、ノーマルで早めに入手しておきたい。
ちなみに、キリークはベリーハード以上になると上位武器の「ソウルバニッシュ」を装備するのだが、プレイヤーが貰えるのは変わらずソウルイーターのみ。


●ウェポンズイベント
最強の武器を追い求める秘密結社「ウェポンズ」のメンバー達を探し、加入許可をもらう。
完走すると「硬さとしなやかさをあわせ持ち、質感もなめらか 意匠もこの上ない最強の武器」が手に入る。
その正体は各自で確かめられたし。




◾️難易度

下からノーマル、ハード、ベリーハード、アルティメットの4段階*7
アルティメットになるとエネミーの外見やモーションが大幅に変化する。
能力もかなり跳ね上がるため、それまでと同じ攻略法は通じなくなる。
制作サイド曰く「やることがなくなった人のための挑む難易度」とのことだが、レアアイテムの大半はアルティメットで落ちるので、むしろ実質的にここからがPSOの本番と言える。


DC版ver2で初めてアルティメットが追加された時は、ベリーハード以下とアルティメットの難易度の差が大きすぎた事が問題になった。
ver2の発売前から「やることがなくなった人のための挑む難易度」とは言われていたもののそれ以前の問題で、
ベリーハード以下で手に入る武器ではほぼ全く当たらない。滅多に命中しない上に当たっても0ダメージが殆どという有様。
ハンターなら辛うじてダメージは通るがそもそも攻撃が全く当たらず、
レンジャーなら辛うじて攻撃は当たるがダメージが通る見込みがほぼ無く、
フォースはテクニックは必中だが耐性が高すぎてダメージが雀の涙。


アルティメットで出土する新規レアアイテムを使わないとアルティメットを攻略する事は極めて困難である一方、
これを手に入れたなら挑むというほどでもなく割と何とでもなる。


そしてその「新規レアアイテム」のラインナップにも問題があり、
「インペリアルピック」「赤のハンドガン」「アンシエントセイバー」「赤のセイバー」の4種は割とポロポロ手に入る一方、
それ以外の殆ど全てのレアが絶望的なまでに低いドロップ率でまず手に入らない。
出る4種も赤のセイバーとアンシエントセイバーは使いやすいとは言えないセイバー系で、赤のハンドガンは威力がしょっぱいハンドガン。
このため、オンライン環境は「インペリアルピックを担いだハンター」と「補助をかけるだけのフォース」ばかりになってしまった。


GC版でのアルティメットでは大幅に改善されベリーハード以下との差異が縮められた結果、
ベリーハード以下の武器でもそれなりに通用するようになった。



■用語、キーアイテム


  • コーラル

登場人物たちの母星。コーラル十ヶ国連合が統治している。
環境破壊によってすでに限界に達しつつある。
なお、前述したPSZの舞台は地球と呼ばれているものの、正体は遥か未来のこの星。
「コーラル」という名前はGC版で設定されたもので、DC版の展開中に発売された小説版では独自に「フォーブ」と命名されている。


  • ラグオル

無人探査衛星によって発見された惑星。
豊かな自然を誇る楽園のような星だが、多くの謎も孕んでいる。
名前は初代四部作の舞台となったアルゴル太陽系の名前をもじったもの(algol→ragol)。


  • フォトン

本作で初登場した、シリーズお馴染みのエネルギー資源。
魔力ではない。
フォトンジェネレーターと呼ばれる装置に特定の素粒子を取り込むことによって生成可能。
これを使った武器は非常に高い性能を獲得するが、何故かラグオルのエネミーには効果が薄い。


  • ハンターズ

コーラルの傭兵達によって組織された組合のようなもの。
ゲーム中で登場する街は総督府ではなくハンターズギルドによって管理されている。
十分な軍備のないパイオニア2からの依頼により、ラグオル調査に乗り出す。
主人公も所属しており、優秀と評価されている。


  • W.O.R.K.S.

宇宙軍空間機動歩兵第32分隊。
隊長はレオ・グラハート。
パイオニア1だけでなく2にも搭乗しているが、こいつらはいわば二軍のような存在のようで、ハンターズやモンターギューにしょっちゅう出し抜かれている。


  • ブラックペーパー

武器や薬物、アンドロイドのパーツ、果ては人体まで取り扱う死の商人集団。
その正体はコーラル十ヶ国連合からの指令で裏の仕事を行う機関。


  • メッセージカプセル

ステージに設置され、アクセスするとメッセージが表示される。
フィールド探索中に見つかるものにはリコの残したメッセージが記録されている。
各エリアに複数散らばっており、冒険に役立つ情報や物語の真相に関わる文章もある。


ゲームの戦闘には直接関与しないフレーバー的な存在のはずだが、システムの問題で「最強のトラップ」と呼ばれる事がある。
何故かと言うと、一度これにアクセスしてメッセージを開いてしまうとメッセージを送り終えるまで他の行動が一切取れなくなるのだが、
エネミーが出て戦闘になるエリアにも平気で置いてある*8上、調べてアクセスするためのボタンが戦闘に使うボタンと被っているため、
エネミーとの戦闘中に誤って開いてしまい、身動きが取れなくなってメッセージを読まされながらボコられるという事態が頻繁に発生していたからである。
フィールドにおいてあるメッセージは殆どがリコによるものだったため、「リコトラップ」とも呼ばれた。


後のシリーズでは近づくだけでメッセージが表示されるようにしたり、メッセージカプセル自体を廃止したりとさまざまな形で対処している。


  • ブルーバースト

セントラルドーム付近で起こった謎の大爆発。
当初は「セントラルドーム付近で起こった謎の大爆発」などと固有の名称が無かったが、後にブルーバーストと名付けられた。
衛星軌道上のパイオニア2からでも目視できるほどの大規模な爆発だったにも関わらず、
人間だけが消えて施設や自然環境にほとんど被害が見られないなど、普通の爆発ではありえないような特徴を持つ。


  • 謎のモニュメント

森エリア、洞窟エリア、坑道エリアにそれぞれ一つずつある謎のモニュメント。
実は遺跡エリアを封印するための物であり、必ず起動させなければならない。
表面には未知の文字で何らかの情報が刻まれている。


■主要キャラクター


  • リコ・タイレル

PSO世界で唯一登場するヒューマール(ヒューマン女性ハンター)。「白髭公」と呼ばれる英雄ヒースクリフ・フロウウェンの直弟子。
若いながらも天才的な実力と頭脳を誇り、その腕に付けられた赤い腕輪から「赤い輪のリコ/レッドリング・リコ」と呼ばれている。
堅物の父親に似ず、陽気な性格。そのためか、父親とは疎遠状態だったらしい。
ラグオルにメッセージの入ったカプセルを随所に残す。
PSPo2iにも登場し、水樹奈々が声優を担当してシリーズファンの間で話題になった。


  • コリン・タイレル

パイオニア2の統括を行う総督。
「堅物」「公明正大」を絵に描いたような人物で、日頃から苦労の多いハンターズの励みとするためのお楽しみイベントに無骨な戦闘シミュレーターを提案し、アイリーンを呆れさせたことも。
ブルーバースト以来行方の分からないリコの身を案じつつ、総督という立場から軽々しく捜索命令を出せないことに思い悩んでいる。


  • アイリーン・セパ

コリンの秘書。
依頼ではなく個人的なお願いとして、主人公にリコの捜索を申し入れる。


  • キリーク・ザ・ブラックハウンド

オフライン専用のチュートリアルクエスト「戦いの礎」で付き添いになる先輩アンドロイド。
プレイヤーを「お前はスジがいい」と評価する紳士だが、その正体はブラックペーパーの始末屋にして、強敵との戦いのみに生きる意味を見出す戦闘狂。
キリークルートでは、後に変わり果てた姿でプレイヤーの前に立ち塞がる。
彼が振るう鎌「ソウルイーター」は先述通りキリークルートのクリア報酬として確定で手に入れる事が可能であり、全職装備可能かつ、入手時期を考えると同期の単体武器より強いという優れた逸品。


  • アッシュ・カナン

新米ハンター。「戦いの礎」で倒れているのをキリークとプレイヤーに発見される。
後にプレイヤーの背中を護れるくらいに実力をあげるが、敵の群れに単騎で突撃して死にかけるあたり中身はあまり変わってないような…。
EP2ではバーニィとチームを組んでいる。ダブルセイバー使い。
後述のPSO2のPVやダイジェストムービーなどでプレイヤーキャラとして登場するヒューマン男ハンターは彼にちなんで「アッシュ」と命名されている。


  • バーニィ

中堅レンジャー。
「グラン・スコール号」クエストで要人の救助の為にプレイヤーと行動をともにし、以降も要所要所で姿を見せる。
名前は通り名で本名不明。
レア武器である「フレイムビジット」を使用する為、カッコイイのだが、ショット系のモーションで何故か単発、かつ弾速も遅い。故にネタ武器。
その後のクエストでは、サブイベントの進め方で多少違いがあるが、力尽きて倒れているところを主人公に発見される。そんな武器使ってるからだ


  • スゥ

女性ハンター。
艶かしい褐色の肌とクールな立ち振る舞いが特徴で、同僚(とプレイヤー達)からは「姐さん」と呼ばれる。
プレイヤーの前に何度も姿を見せるが、その素性には色々と謎が多い。


  • オスト・ハイル

高名な科学者で、パイオニア1ラボの長官を務めていた人物。
直接は登場しない。
軍部が進める「計画」の中心人物であり、研究のためなら常識や倫理など気にも留めないマッドサイエンティスト。


  • ジャンカルロ・モンタギュー

フォースにして、生体工学と機械工学の博士号を持つ若き天才科学者。
オスト博士のような悪人ではないのだが、どこか胡散臭い雰囲気を漂わせる。
特定の条件を満たした上でエネミーパーツを持っていけば、そこから武器を作ってくれる。


  • エルノア・カミュエル

モンタギュー博士に作成されたアンドロイド。
「○○ですぅ」という間延びした喋り方が特徴。
姉にウルトがいる。
ルートによっては事実上のヒロインと化す。
マグと話ができる。
プラモデルと超合金が発売され、パーツを流用して各種レイキャシールが登場した。


  • エリ・パーソン

カルスという彼氏がいる。一見リア充に見えたがそうではなかった。
EP1ではプレイヤーキャラ用のグラフィックが流用されていたが、EP2ではやたら可愛い専用グラフィックを手に入れてカルスと共に登場。


  • ゾーク・ミヤマ

コーラルにおいて名高い4振りの妖刀のうち3振りを継承する高名なハンター。だが何故か見た目はレイマー。
コーラルの政府に疑念を抱き、バーニィと共にラグオルの真相を暴くべく調査を開始するが…
因みに、EP3に登場するショタジジイレルミトスことネフは彼の祖父だが、こちらの見た目はフォーマーで、やはりハンターのものではない。


  • シノ

ミヤマ家に代々仕えるメイドアンドロイド。外装は新しいものを使っているが中身は旧式らしい。
ツンデレな主人を追い掛ける献身的な性格。その最後は…
エルノアのパーツ流用で彼女もプラモデルが出た。






現在、シリーズ最新作として「ファンタシースターオンライン2」とその外伝作品「ファンタシースターNOVA」がリリースされているが、システム周りは「ファンタシースターユニバース」から継承されたものが多く、世界観も一新されているため、ほぼ別物と思っていい。
更にPSO2の大型アップデートという位置付けで、「PSO2ニュージェネシス(NGS)」がリリースされた。



どうした?敵に追加・修正が当たらないか?
当たらない◁
そんなことはない


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  • 今となってはPSO項目もクソの評判を勝手に付けられた可哀想な遺物に見えるな…どうしてああなったんだ、PSO2 -- 名無しさん (2013-11-24 20:24:47)
  • ↑未プレイなんだが、一体何があった。 -- 名無しさん (2013-11-24 20:49:34)
  • ↑インストしようとすると、HDDの中をきれいにされる(悪い意味で)バグがあったそうです; -- 名無しさん (2013-11-24 21:06:50)
  • ↑データが根こそぎブルーバーストって事? -- 名無しさん (2013-11-24 21:08:22)
  • ↑ゲームデータを入れたHDDドライブが綺麗さっぱりフォーマットされる最高におかしな事件。一番愉快で殺意が沸くのが事件のお詫びにゲーム内キャッシュ一万円分か現金小切手五千円の任意選択、というかHDD消えたと報告しないと補填しない運営のふんぞり返った態度。 -- 名無しさん (2013-12-01 12:34:20)
  • …それ、コメント欄じゃなく本文に書いたら? -- 名無しさん (2013-12-03 12:03:57)
  • ↑本文に書くならPSOじゃなくてPSO2に書くべきじゃないか -- 名無しさん (2013-12-03 12:11:19)
  • そもそもPSO2の記事を誰も作ってないという、作りたい奴もいないとおもう -- 名無しさん (2013-12-15 13:49:10)
  • ↑真実をまとめただけで、何も知らない人が見たら「狂アンチの言いがかり」としか思えない惨状だしなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-03-07 19:33:21)
  • PSO2 もうそろそろEP2が終わる… -- 名無しさん (2014-05-13 18:57:19)
  • なんだかんだ面白いけどな、PSO2 -- 名無しさん (2014-09-24 11:39:40)
  • お前らPSO2じゃなくてPSOの話しようぜ… EP4がやりたい… -- 名無しさん (2015-06-16 10:33:32)
  • EP1&2って中古で幾らくらいする? -- 名無しさん (2015-06-16 20:18:35)
  • PSO2やってみたいんだけど、全然インストできない……; PSO1は僕もやってみたかったなぁ…… -- 名無しさん (2015-11-13 11:21:58)
  • ↑ドリキャス、ゲームキューブ -- 名無しさん (2016-01-18 22:27:27)
  • ↑ミス。もしドリキャス、ゲームキューブ、初代箱のどれか持ってたらやってみ。 -- 名無しさん (2016-01-18 22:28:08)
  • ファンタシースターZEROはこれの正当進化形な感じで好きだったな。PSO2が一段落したら是非ともリメイク作ってほしい。 -- 名無しさん (2016-05-12 21:25:53)
  • ↑知名度低いけど名作だよな。もし3DSに移植されたらハードと一緒に即買いだな。 -- 名無しさん (2016-05-18 15:30:33)
  • 今のPSシリーズには新体験よりもこの辺りの時代への回帰が必要なんじゃないかと思う今日この頃 -- 名無しさん (2016-09-20 10:37:44)
  • 回帰を評価できるのはその当時生きてた人だけやで、世代が新しくなり続ける以上いつまでも新体験じゃないといけない -- 名無しさん (2017-09-27 04:35:22)
  • 何も評価されてる部分まで戻せと言ってるわけじゃないぞ。2を冠しながら明らかに劣化してる部分があるから改善、できないなら回帰してくれと言っているだけだろう。まあそもそも新体験とかいいつつ全く新体験じゃないってところから話が始まるからそれ以前の問題かもしれんが -- 名無しさん (2017-09-27 07:58:37)
  • シリーズとは言うけど別に前のナンバリングのコードを流用しているわけじゃなく、作り直してるんだろうから、戻すって新規開発と変わらんぞ -- 名無しさん (2017-09-27 08:23:50)
  • なぜか2の記事はないのね -- 名無しさん (2019-11-19 11:46:09)
  • レイキャストの語感好きだわ -- 名無しさん (2020-01-09 22:10:02)
  • 2の記事そのものだけじゃなくキャラの記事も全然ないの、ほんと業の深さがマリアナ海溝…。2の中身の是非はともかくとして今から作っても悲惨な事になるだろうから作らなくていいよ…。不安しかない -- 名無しさん (2021-05-06 23:36:08)
  • まともなシナリオライター雇えたら…って思うと勿体ない…、現状に否定も肯定もしない、ただ勿体ないとだけ…。 -- 名無しさん (2021-05-06 23:38:04)
  • まぁ新生するし実質終わったようなもんやな。あれだけ言われて結局もってるし上等上等 -- 名無しさん (2021-05-18 19:31:08)
  • ↑3 現状2の記事を作ると十中八九ネガキャンでコメントどころか記事内容までも溢れかえりかねないからね…最早親を殺されたかのようなネガキャンをする人もいる位だし、後4~5年は経たないと無理かも -- 名無しさん (2021-10-16 03:57:29)
  • 今じゃ企業自体がまともな人間いないレベルだよ。サクラは半年終了だし如くはP引き抜かれるし -- 名無しさん (2021-10-29 23:56:05)
  • 正直ストーリー的には2の方がまだ面白いけどな。PSOのストーリーってつまらんし -- 名無しさん (2021-12-07 19:31:25)
  • このゲームのおかげでロボ娘に目覚めた人は多いはず -- 名無しさん (2022-04-14 16:48:12)

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*1 オフラインマルチモードでとある手順を踏むことにより、アイテムの無限増殖ができた。しかもゲームの仕様上、バグで好き放題やったデータでオンラインに接続してもバグ利用の痕跡は一切検知できない
*2 杖系武器やテクニックディスクが出やすいPINKALと、テクニックが使えないアンドロイドの組み合わせが一番相性が悪いとされる
*3 装備できるのはレアアイテムのインフェルノバズーカのみ
*4 裏パレットに通常攻撃のアクションを一切入れていない場合、攻撃モーション中にアクションパレットを裏に切り替えると攻撃判定が消えるという現象を利用し、1段目をスカして2段目だけ当てるというテクニック
*5 レールガン…汎用ハンドガン系の中で上から2つ目の手ごろなヤツ
*6 小説版は後に発売されたGC版と設定の齟齬が大きいため、おそらく現在は非正史と思われる
*7 DC版ver.1ではベリーハードまで
*8 一応、部屋のモンスターを全て倒すまではアクセスできない仕様はあるのだが、一度アクセス可能になると同じ部屋にモンスターが再出現してもロックがかからない

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