登録日:2026/07/02 Thu 12:23:50
更新日:2026/07/10 Thu 08:37:21NEW!
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漫画 少年画報社 ヤングキングアワーズgh 塩野干支郎次 ファンタジー エロ コメディ 本家に先駆けて建った項目 comic y-ours エロコメディ
「僕はルル様の事を女神のように敬愛していた」
「だから思ってもみなかった......」
「女神の加護を与えるためとはいえ......」
「この僕がルル様と......」
「あんな 淫らで気持ちいい行為をすることになるなんて......!」
『女神の加護を受けしママのサーガ』とは、塩野干支郎次による漫画作品である。
●目次
概要
・あらすじ
ビキニアーマーが似合う理想の美女魔族との出会いを求め、家出して魔王軍に身を投じている若き魔術師のカイン。
しかし、可愛い息子を魔王軍から抜けさせたい若くて美人な母親の魔術師ルルディアナが、自分の親友イズニール司祭と「愛と加護の儀式」…要するにアレを行って魔力を強化。毎度、魔王軍の前に立ち塞がっていた。
なのでカインは対峙するたびに母親と親友の淫らな行為内容を毎回聞かされたり、想像させられたりする羽目に陥っていて…!?
(公式作品紹介より一部抜粋)
・作品紹介
2024年に『月刊ヤングキングアワーズGH』で連載が開始され、2026年6月現在は WEB漫画サイト『COMIC Y-OURS』で連載中。
作者は、2025年にアニメ化された『ユーベルブラット』を代表作に持つ塩野干支郎次。
ゴア上等の白兵戦を主体とするシリアスな復讐劇・英雄譚を描いた長編『ユーベルブラット』とは対照的に、本作品は基本的に一話完結の「マジカルエロコメファンタジー」(公称)。
作風はトンチキな登場人物たちが織り成すシュールコメディで、主人公の立場からするととんでもない設定がなされているがちゃんとコメディになっているのでご安心いただきたい。
各所に映画・漫画・ネットミーム等、オマージュ/パロディがちりばめられているのも特徴のひとつ。
とんでもない設定こと、主人公の母親と同じく親友が執り行う『加護の儀式』がエロ要素のメインを張る。
主人公たちはまだまだ少年、もう一方は「外見が若すぎる母親」なので見た目はおねショタの組み合わせ。そこに背徳感を大さじ1。
とは言え、ほぼ話のオチ担当*1であり、作品中下ネタが用いられないこと(「おっぱい」のみ例外)、半端な接触が描かれないこともあって作品全体にはどこか上品さすら漂う。
世界観・用語
・バーンガルド
作品の舞台となる「この大陸」。正直ほとんど言及されないので用語としての影は薄い。
広大な大陸らしく、活火山、霧の立ち込める広大な森林、断崖絶壁の雪山等々、様々な地形・気候が確認できる。
おおざっぱに言って人間族と魔族が生活・活動しており、それぞれ特徴は以下の通り。
・人間族
現実の我々とさして変わらないオーソドックスな人々。
魔術が使える/使える者がいる点を除けば、成長速度や倫理観も我々と似たようなもの...のはず。
・魔族
概ね人間族と同等の知能で意思疎通可能なことくらいが共通点で、外見上様々な種族が混在するカテゴリ。
人間族とほとんど変わらないもの、現実の動物をモデルにした半獣人、果ては新陳代謝があるのかどうだかわからないガイコツ剣士まで何でもあり。
また、御多分に漏れず大蜘蛛やスライム、触手、果ては古代竜などのいわゆる魔物も生息する。
現在、人間族主体の「ゼオキス王国」と魔族の軍団「魔王軍」の長きにわたる戦争状態にあるがその様態はユルユルらしく、大地が荒廃している様子は微塵もない。
・ゼオキス王国
『愛と戦いの女神』ヴォーテミスを王家の母神と仰ぐ、人間族主体の国家。
歴史はそれなりに長く、200年前の王族が葬られた地下墓所等、年期の入ったダンジョンが各所にある。
王都にはレンガ造りの建物が立ち並び、西洋風の武器防具が流通する、我々には馴染みの深い文明を持つ。
魔術依存なのか建築以外の工学が発達している様子は見られない*2が、印刷技術には優れるのかカードゲームが浸透している。
その道の者にとってレアカードの価値は天井知らずで、王族の副葬品になったりするし転売屋もいる。
・魔王軍
人間族の女神ヴォーテミスと対立する『魔王』をトップに戴く魔族の軍団。
歴史上のものとして語られる女神に対してこちらの『魔王』は現存しているようだが、これが長い寿命によるものなのか、実力や血筋によって代替わりしているのかは不明。
前述の通りゼオキス王国とは戦争状態にあるのだが、過去には今にもまして友好的だったのか王国内で育った現役将軍もいる。
当該将軍は人間族のカードゲームにドハマりしているが、魔王の娘が話題のカードを見たがったり、幹部が王国のイベントに熱狂していたりするのでそこまで極端な事例でもないようである。
・女神の加護
ゼオキス王家の母神『愛と戦いの女神』ヴォーテミスの加護。
加護を受けた人物は魔力が大幅に増大し、『女神の翼』などの複数の禁断の魔法を使うことができるようになるが、そのためには『加護の儀式』なる秘術を執り行う必要がある。
作中、この加護を受けているのは主人公の母親ルルディアナのみ。
加護は魔力消費あるいは数日程度の短期間で効果が切れてしまう。
このため、加護を受けた状態で継続的に活動するには儀式を定期的に執り行う必要がある。
また、加護は重ね掛けが可能で、短期間のうちに、あるいは連続して複数回の儀式を執り行うことで効果を上乗せすることができる。
・女神の翼
『女神の加護』によって使えるようになる禁断の魔法のひとつ。
一組の魔法陣を出現させ、それらの間の瞬間移動を可能とする。魔法陣はしばらくは残存し、再度利用して出発地点へ帰ることも可能。
ルルディアナ達はこれを使ってカインを探していた。
作中描写からするにかなりの長距離を結ぶことができ、さらに視界外だろうが足を運んだ経験がなかろうが正確に転移できている節があり行先指定は恐ろしく柔軟。
ちなみに『加護の儀式』1回で得られる魔力で移動できる人数は3人ほど。このため、実質一度使う度に儀式が必要だが、それだけ高度なものであるということなのだろう。
・加護の儀式
『女神の加護』を受けるための儀式。女神の末裔たるゼオキス王家の者を含む二人で行い、王族の者からもう一方へと加護が授けられる。
このゼオキス王家の血族が主人公の親友イズニールで、もう一人は言わずもがなルルディアナ。
『秘術』というだけあって厳重に秘されていたのか、当事者以外にその内容を把握していた節があるのは魔王軍の魔術師ミファリーただ一人。
具体的に何をするのかと言えば...
「ヴォーテミスは愛と戦いの女神......」
「加護を授けるものと受けるものが裸になって行う愛の戦いの儀式!」
「ようするに.....アレだ!」
愛の戦い。時間と体力を消耗する過酷な内容である。
本作中では、本儀式を通じてイズニールからルルディアナへと『女神の加護』が授けられるのであるが、なんというか...実際そうかどうかはさておき...すごくわかりやすくはある。『女神の加護』(有形)
余談だが、本儀式において役割(加護を授ける方、受ける方)は血筋で決まるので、元が女神の所業であることも踏まえれば性別逆でも成立すると思われる。そもそも「男女の」と指定されていないので同性でもOKかもしれない
登場人物
主要人物
・カイン
主人公。後述のルルディアナの息子の少年魔術師で、二つ名は『氷鉄の魔術師』。
人間族であるが母方の祖先に魔族がいるためわずかに魔族の血を持ち、現在は魔王軍の所属。
普段から少し眉根をよせた表情のクールな性格で、魔王軍の同僚に「ほとんど人間族」とからかわれても涼しい顔。
氷の魔法を得意としており、巨大な氷塊を出現させる、相手を氷結させて動きを止めるといったことを瞬時にやってのける。その魔力は同僚からも一目置かれるほど。
魔族の血のために王都で疎まれ、幼少のころは「母上」とともに放浪の旅を余儀なくされていたが、5年前に「イズ」のいる司祭館に流れ着いてからは3人で仲良く暮らしていた。
現在は、自身が抱いた "夢" のため、ひとり司祭館を飛び出して魔王軍に身を置く。
魔王軍の面々からは新入り扱いされているので、加入したのはごく最近*3の模様。
なお、飛び出したのはあくまで "夢" のためで、残してきた二人のことは変わらず大切に思っている。
その "夢" とは
「超絶美人でナイスバディの魔族の女性と結婚する」こと。
イズニールの見つけた本を読んで自身の出自を知り、魔族の美人女将軍を娶った祖先が羨ましくなったらしい。
「いつ(これが)似合う魔族の美女に出会うとも知れない」と、あるダンジョンで見つけたえぐい角度のビキニアーマーを持ち歩く。...が、よしんば出会ったとしてどうするつもりなのか?
しかしながら魔族にどこまでこだわりがあるのかは定かでない。
そもそもが、魔族だろうが人間族だろうが、美女・美少女が関わる件なら危険の只中に飛び込んでいくムッツリスケベ。
ムッツリなので任務・人情・社会善を隠れ蓑にするのだが、なぜか魔術で出す氷塊は基本的に裸婦像なのでスケベなのは周知の事実。
なお、眼前に女性の露出した胸部があると思考に高レベルの雑音が重畳するらしく、発話能力が著しく低下する様子が見られる。
『女神の加護』に関して
「!!!」
「イズ......!!?」
「......」(ゴゴゴゴゴ......)
自身の母親と同年代の親友が行っている儀式の内容を知って絶句してしまった。
自身の行動のせいで二人が儀式をするに至ったことも明らか。無理もあるまい...。
ちなみにこのセリフ(?)の間に挟まるのが本項目冒頭のイズニールの独白で、さらにルルディアナが追撃する怒涛の三段構え。
以降、儀式に関してゴブリン達が騒ぎ立てる度に「想像させるな」と怒りを向ける。
ただ、お嫁さんを探して親元を飛び出しただけあって、二人を拒絶することも、ふさぎ込むことも、親友に嫉妬することもなく、今日も今日とて魔王軍その他の活動に勤しむ。
ちなみに持ち歩いていたビキニアーマーは早々に母親(と親友)に使われてしまったのだがその後どうしたのだろうか...。
その他特記事項
普段はキリッとした表情のためわかりづらいが、母親に似たのか少女と見紛うような中性的美少年。
華奢な体格も相まって女装すればまず男性だとは気付かれない。
このため魔物の囮になるとか歓楽街に潜入するとかの理由で意に沿わない女装をさせられがちで、事の次第によってはそのまま剥かれる。親子でお勤めご苦労様です
・ルルディアナ
カインの母親で『風と炎の淑女』。
『女神の加護を受けしママ』とは彼女のことで、カインの母親と知られる前から魔王軍にそのように呼ばれていた。
(「ママって誰のママだ!?」「分からぬ!」「分からぬが......誰かのママらしい!!!」)
あどけなさの残る柔和な顔立ちに抜群のプロポーション。息子曰く「王宮で話題になるほどの超絶美人」。
ほんのり内巻きのピンクのロングへアに、デフォルメした花のような大ぶりの装飾のついたカチューシャがチャームポイント。
穏やか・お淑やかな物腰で、息子やイズニールはおろか、魔王軍の面々やその他敵対する相手にも丁寧な口調で接する。
「カイン」からは 「最高の母上」と慕われ、実子のように接してきたであろう「イズ」は彼女を「女神のごとく敬愛」する。
元々優れた魔術師だったようだが『女神の加護』によって増大した魔力は作中随一。
風の魔法を得意とし、「えいっ!」 と渦巻く風の衝撃波を発生させて魔王軍の一隊を吹き飛ばしたり吹雪や霧をかき消したりする。
魔王軍に加入してしまった息子を探すため『女神の加護』を受け、『女神の翼』で魔王軍の部隊をしらみつぶしに回っていた*4がついに再会。
一戦交えてでも連れて帰ろうとしたが時間切れで断念した。
その後も何度か失敗している*5うちに態度は徐々に軟化し、今では
「(最終的に連れて帰るにしてもそれまでは)息子が危険な目に遭ったりせず魔王軍でうまくやっていけるように」くらいのスタンスに。
悪行でなければカイン達ワイトビー一行を手伝ったり差し入れしたりする。母性: ∞。
『加護の儀式』に関して
『イズニールは王家の都合とはいえ 女神に使える司祭として 勤勉に禁欲的な生活を送っていました.....』
『その彼が初めて加護の儀式を行ったあの夜は』
『それはもう......』
『凄かった......!』
女神の加護を受ける方(リマインド)。
儀式について息子その他に聞かれたときこそ気まずそうな顔をしていたのだが、その後目を閉じ、両手で頬を押さえながら口にしたのが上記の台詞。
普段の口調が吹っ飛んでいるので相当なものだったようだが、口に出す前に息子の気持ちは考えたんだろうか?
その後も聞かれては答え、状況・経緯の説明では自ら開示するが、それでも淑女らしく見えるのは恥じらい忘れぬ表情・仕草の妙か。
いつ出かけることになるかもしれないと徹底したリスク管理で日々儀式に勤しみ、強大な敵と相対すことが想定される場合には念入りに重ね掛けする。
また、実子同然のイズニールのことはよく見ており、彼がソワソワしはじめるとすぐに察して連れて帰るが、これが母性であるかは議論が分かれる。
なお、普段は頬を赤らめながらも「儀式」と口にするのだが、(初回を例外として)凄かったときはみなまで言わない、と高度な心理テクニックを用いてゴブリン達や我々を翻弄する。
...と普段は落ち着いた大人・母親として文句のつけようがないのだが儀式回りの言動だけ何かを突破している。
加護を受けるのにそういう誓約と制約があるのかと疑いたくなるがそうでもなく*6単に生来の真面目さから来てそうなのが恐ろしいところ。
・イズニール
ルルディアナに付き従う、女神ヴォーテミスを祀る司祭の少年。
同年代のカインとは同程度の体格だが、ルルディアナと並んで立つと頭ひとつ分は背が低い。まだまだ二人とも成長途上。
聖職者らしく生真面目な性格。必要なければ口を結んで押し黙っているが決してコミュ障ではない。「こんにちは〜〜」
使役術を得意とし、使い魔「エナ」を従える。また、除霊魔術にも通じ、ゴーストの群れを一撃で吹き飛ばしたりも。女神は生者に加護を与えるものなので死者の対処は不得手だと言っていたはずだが...
ゼオキス王家、王族の出身。生まれながらに宿す強い魔力を抑えるため王家御用達の『王眼の封印』(昆虫の目にも見える文様が描かれた幅広のアイマスク)を常時着用している。視界は完全に塞がれているが、作中の様子を見るに何等かの方法で見えているようだ。
権力闘争のとばっちりを受け、幼いうちから僻地の司祭館に一人送り込まれていた。そこへルルディアナとカインが流れ着き、「カイン」とはすぐに親友になり、心を癒してくれたルルディアナのことは「ルル様」と呼ぶように。カイン出奔後は、彼に "夢" を諦めさせ、司祭館に連れ戻そうとルルディアナと共に各地を探し回っていた。
『女神の加護』に関して
「......した」
「というか.......日々しているというか......」
女神の加護を与える方(リマインド)。
女神のごとく敬愛するルルディアナと事に及ぶにあたって一定の背徳感を抱えているようだがそれはそれ。
積極的なルルディアナにタジタジになっているような場面こそあれど、基本的にWin-Winの関係。
新しい装備品を見つけては二人でそそくさと司祭館に帰っていく。
年齢にしてはとんでもない場数を踏んでおり、フルフェイスの逆ビキニアーマー*7の群れから正確にルルディアナを探し当てる境地に達しているが、儀式の話題では頬を赤らめ、時には両手で顔を覆って耐えている。
単なる羞恥に留まらず、職務、親友、手に残る柔らかな感触、色々なものが脳裏をかすめるのだろう。精神面はまだまだ青い。
・エナ
イズニールの使役する使い魔で種族は「ギガエナガ」。
まっすぐ伸びた長めの尾、丸っこい体形に短いクチバシ、つぶらな瞳。種族名からもモデルはシマエナガであろう。
ただし、体色は全身真っ白で、主人の頭部よりやや小さいくらいと随分大きめ。
さらにそこから巨大化し、ラブリーな体形はそのままに背中に二人載せて飛び回るほどの大きさにもなる。
攻撃に使われることもあるが主な役割は斥候。
発話はおろか鳴き声をあげる描写もないが主人達とは意思疎通できる。
イズニールはエナに継続的にカインの動向を監視・報告させており、ルルディアナ達がタイムリーにやってこれるのはエナのおかげ。
・ワイトビー
屈強な体格を持つ魔王軍の将軍であり、カインの所属する一隊を率いる(恐らくは)壮年の魔族。
鳥類に似た頭部を持ち、名前からもモデルは恐らくイワトビペンギン。
ただし、首から下は熊や類人猿に近く、クチバシの中には牙のような歯が並ぶ。
いかにも武人然とした、決断力溢れる性格。
現王国騎士のガルスロットと王国内で共に育ち、種族を超えた友情を育んでいたが、現在は王国軍と魔王軍に別れて敵対する関係。
しかしながら、二人の思い出の場所のために共闘するなど、友情は決して消えてなくなったわけではない。
複数の部下を率いて攻城戦の指揮を執るなどする立派な軍人であるが、レアカードに目がないカードゲーマー&コレクター。
魔王軍任務の他にも私利私欲でカイン達配下をこき使う。
しかし決して彼らを粗末に扱っているわけではなく、事情の許す限り共に現場に赴き、部下の手柄は「お手柄だ!」とほめる。
そんなこともあってカイン達は不純な動機に呆れつつも彼に従う。伊達に魔王軍将軍を張ってはいない。
『加護の儀式』に関して
「なんだ もったいぶるな!」
「『秘術』とはなんだ!?」
儀式について思わせぶりに言いよどむミファリーを一喝し、その内容を暴露させた張本人。
黙り込むカイン、騒ぎ立てるゴブリン達とは違って冷静に受け止めたようだ(というかリアクションが描写されなかった)。
その後も幾度となく儀式について耳にするが至って冷静(というか描写)。
将の動揺は兵に波及する。魔王軍将軍たるもの、その程度の事で心乱したりはしないのだ。ゴブリン達がおかしいだけで人間族と外見にそれなりの差がある種族は特段の感情を抱かないのかもしれないが
・ミファリー
魔王軍ワイトビー配下の魔術師。
長い耳付きのフードローブにペスト医師のようなマスクをつけておりその相貌・種族は明らかではないが、その口調からは老齢であることがうかがえる。ついでに皮肉屋。
丸っこい短躯(2,3等身)で、平時からフワフワ浮遊しており自らの足で立つのは稀。
防御魔術を使うときもあるが活躍は主に知識面。魔王軍の事情に疎いカインと読者に色々と教えてくれる。
『女神の加護』に関しても以前から知っていたようで、カインのいない場で『女神の加護を受けしママ』とも遭遇経験あり。
『加護の儀式』に関して
「そしてその方法は......」
「ああ...... 恐ろしい!」「あの『秘術』を行ったのか.....!」
『女神の加護を受けしママ』に付き従う少年が王族の一員であることを知り、眼前の二人が儀式を行ったことを確信。倫理上の物議をかもす事態に恐れおののき口にするのをためらっていたが、ワイトビーに促されて儀式の内容を白日の下に晒した。
その後はワイトビー同様、個々の儀式については特段の反応を見せないのだが、稀に重要な背景情報の提示と的確な推論を見せる。
・ゴブーニ&ゴブッチ
魔王軍ワイトビー配下のゴブリン。面長の方が「ゴブーニ」、もう一方が「ゴブッチ」。
とても元気な二人組。小さな体躯に角ばった頭部、かろうじてキモカワイイに分類できるか。ソウルハッカーズならモコイさんの方が近い。
魔王軍ではカインの先輩に当たるが下っ端も下っ端でよく前線を張らされており、まずトラップに引っかかったり亡霊に襲われたりするのは彼らの役目。
ゴブリンという種族自体が「太古の魔王によって低コストで使い潰せる兵士として生み出された」ものらしく、殺す価値もないだの殺しても殺しても湧いてくるような雑な命だの散々な言われよう。
昨今のゴブリンの例に漏れず人間族の 美女に目がない(ただし邪悪さはない)。
そのためならばカインに付いて魔王軍統制外の行動をとることも。
概ね同じ性格の二人であるがゴブッチの方が若干リスク選好型らしく、ゴブーニだけ尻込みするケースがあったり。
『加護の儀式』に関して
「おい司祭! したのか!」「またしたのか あれを!」「その若くて美人のママと!」
「ああ〜〜ずるいずるいずるい〜〜〜っ!」
「腹が立つのに聞かずにはいられない〜〜〜っ!!」
気になってしまったら聞かずにはいられない想像せずにはいられない。
そして声を上げて目一杯羨ましがる。それにしても「ずるい」とは何事か
魔王軍ワイトビー隊のリアクションを一手に引き受ける前線担当の鑑。
彼らが嫉妬にのたうつおかげで我々は儀式の様子を拝むことができるのだ。感謝しよう。
その他
作品構成上1話登場してそれきりの人物が多いので、主要人物との関係性に基いて何人か。
・ガルスロット
ゼオキス王家に忠誠を誓った騎士たる壮年の男性。
短く生やした髭、張り出した顎、樽のようなガッシリした体形に、剣・鎧・マントを身に着けた如何にもな物理系前衛職。
職務柄、王家のことには詳しいのか『王眼の封印』をしていたイズニールが王族と気付いたのはこの人。
魔族であるワイトビー将軍とは王国で幼馴染同然に育った間柄だが、成長して騎士に就任したら普通に排除し始めたらしい。
職務に忠実というかなんというか...
複数の部下を率いて城の防衛戦の指揮を執るなどする立派な軍人であるが、レアカードに目がないカードゲーマー&コレクター。
同じ趣味のワイトビーとはあちらこちらで遭遇する。
・マプリシエス
魔王の娘。
2本の巻角と若干尖った耳を持つがほとんど人間族同様の姿で、外見上はカイン達より年下。
性格・口調はいかにも親の権力を笠に着た小生意気な子供で、お嬢ちゃんよりお坊ちゃん寄り。
注文していたものを取りにいかせたり、話題のアイテムが見たいがためにその奪取に向かわせたり、自身の出自と人質にしたカードコレクションを利用して、カインたち配下をこき使うワイトビーをさらに上からこき使う。
・リリガナ
魔法学校時代のルルディアナの同級生。北の湖のほとりに自身の城を構える『北の湖の魔女』。
黒髪・ロング・ストレート、ルルディアナ同様優れたプロポーションを持つ。
「北方魔女教団」なる団体に所属し、教団の依頼で活動することが多い他、教団の工房で作られた魔導書や魔法の道具などを取り扱う。
ネタバレ
彼女の城、というか店にワイトビー将軍の部隊が教団発行の新作カードパックを求めてやってきたことからカインと出会う。
美少年カインを同級生の息子と知りつつテンション爆上がりで誘惑するが、「母親の同級生」ただ一点がカインの喉に引っかかり袖にされてしまった。
しかしその後は気に病む節はなく、かといって諦めた風もなく適度な間合いを保っている。
『女神の加護』に関して
「こんな昼間っから!?」
「......んで この相手の可愛い子 誰!?」
(「ルルディアナ様のご子息のご友人でございます」)
「息子の友だちと!?」「ルルっち!!!?」
魔法の鏡に「ゼオキス王国で一番美しいのは誰か?」とテンプレ質問をしたところ、鏡の映し出した儀式の様子をド迫力のアングルで見てしまった。
非難する口ぶりだが「相手の可愛い子」と口をついて出たあたりに身に宿す業が滲み出ている。
・ニニエス
王国女子魔法学校生徒。ウェーブボブの「ビキニアーマー似合いそう」な美しい女性。
ワイトビー将軍とは昔からのゲーム仲間らしく、魔法学校で起こったとある事件の解決のためワイトビー将軍に(おそらくはレアカードを釣り餌にして)協力を要請したことからカイン達と出会う。
ネタバレ
ルルディアナ、リリガナとは同級生の王宮魔術師。
まるっきり学生だと思われていたが、制服姿は潜入のためで「ニニムス」という娘もいる立派なママさん。
リリガナ同様、カインとは面識がなかったがルルディアナとは付き合いが続いていた模様で、事件以降は同級生3人仲良く活動する様子も見られる。
なお、登場シーンでは毎度状況に合わせた装いをしているので、普段の服装がいかなるものかは杳として知れない。
『加護の儀式』に関して
「ルルディアナ ...いい加減にしてほしいわ...」
「夜は(中略)こっちの部屋まで聞こえてきて寝付けないし」「朝は早くからまた声が聞こえてきて起こされるし」
「寝不足なんだけど!!」
同級生3人の温泉旅行にイズニールが付いてきたことで生じた騒音被害について訴えたのが上記の台詞。
御相手の属性については言及しないあたり儀式については説明を受けていた*8と思われるが、よもやここまでとは思わなかったか。
余談
- 第1話において『加護の儀式』はもっぱら周囲の想像として*9描写された。こういった表現には「周囲の勝手な妄想であって実態はもっとソフト」というミスリードがつきものなのだが、第2話で早々に地の文が示唆し、その後 作中人物が遠隔とは言えリアルタイムに確認したのでどうぞごあんしんください。
- 狂言回しがレアカードコレクターなためかちょくちょく転売屋が登場する(ほとんど盗賊がサブビジネスをしているだけだが...)。そして彼らの目論見は無残な失敗に終わり、その過程で大体ヒドい目に遭い、時折暴力的な罵声を浴びる。本作は
作者の私怨ダダ漏れ加熱する資本主義に警鐘を鳴らす、優れた社会派作品なのだ。
「イズニール......」
「いつまた出かけることになってもいいように.....」
「今夜も追記・修正をしておきませんか......?」
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*2 スワンボート除く。
*3 カイン出奔 → 『ママ』が探し始め魔王軍と接触 → 度々妨害された魔王軍で『ママ』のことが広まる、といった事の流れを経ているので数週間〜数カ月は前と思われる。
*4 ついでに魔王軍に~~八つ当たり~~「おしおき」していたので『ママ』のことが魔王軍に広まった
*5 急遽儀式の要が生じたことによる
*6 一度イズニールが「そういうことは言わなくていいんです」と(大分手遅れながら)止めたあたりから
*7 胸部から下腹部まで露出させたままその他を守る鎧士ギャラダルフ狂気の逸品。なお、下腹部は申し訳程度にフォローされているのだが、コミックスでの修正により該当部分は独立したパーツであることが判明。
*8 カインが魔王軍にいるというのは、王宮魔術師の彼女からすれば(実際どれだけ深刻かはともあれ)友人の息子と戦場で相対しかねない一大事。手段のアレコレについては呑み込まざるを得ないというのは想像に難くないところ。
*9 回想に見える個所も当事者が言葉にしながらなので聞き手の想像とも考えられる。
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