登録日:2020/12/07(月) 17:49:26
更新日:2024/05/23 Thu 12:58:47NEW!
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fps id software 脳筋 スレイヤー 遊戯王のカードではない 主人公 戦闘狂 doom ドゥームガイ 悪魔絶対殺すマン
もしかして? D-HERO ドゥームガイ
RIP AND TEAR YOUR GUTS!
You are huge! That means you have huge guts!
RIP AND TEAR!
出典:The Ultimate DOOM id Software 1993
概要
ドゥームガイとは、FPS『DOOM』シリーズに登場するキャラクター。
ジョン・ロメロによって考案され、ロメロとトム・ホールによって設定が練られた。
ゲーム中ではほぼ一貫して『You』、つまりプレイヤー自身ということになっている。
所属組織から『マリーン(海兵隊員)』『ドゥームマリーン』とも呼ばれるが、『DOOM II』『DOOM 64』のエンディングにおいては「Our Hero(主人公)」、また小説版ではフリン"フライ"タガート、初期の裏設定では「ウィリアム・ジョゼフ・ブラスコヴィッチ三世」など、『DOOM(2016)』『DOOM Eternal』においては「スレイヤー」もしくは『ドゥームスレイヤー』…と、公式にも表記にブレがあるがDOOMコミュニティでは一般的に『ドゥームガイ(DOOMのアイツ)』と呼ばれる。
1993年のFPS『DOOM』の主人公として初登場し、以降パラレル世界のFINAL DOOMやリブートのDOOM 3、スピンオフのDOOM RPGなどを除いたほぼ全ての作品の主人公を務めている。表情がやたら豊かな寡黙な軍人であり、ピストル・ショットガンからパルスライフル、ロケットランチャー、巨大エネルギー兵器までさまざまな銃器に精通するエキスパート。
UAC火星基地の事故をキッカケに攻め寄せてきた悪魔の軍勢をたった一人で相手取ることになった彼は、いつしか地球人類を狙ってくる地獄の悪魔をひたすら殺し続ける超人となった。
なお、DOOM(2016)以前のとある存在との遭遇の際に何かしらの超常的なパワーを授かったらしく、封印が解かれた際の分析では見た目以外実質人外と化していることが明らかとなった。
...しかし、それ以前から''ただ走るだけでバイク並、斜め移動すればロケット弾並*1の恐ろしい速度で走り回り、恐ろしい火器を使い、恐ろしく孤独な男''ではあったので、ぶっちゃけ身体能力そのものは旧作からあんまり変わってない。
登場作品
- DOOM
- Ultimate DOOM
- DOOM II: Hell on Earth
- DOOM 64
- DOOM(2016)
- DOOM Eternal
- QUAKE Ⅲ Arena
- トニー・ホーク プロスケーター3
- QUAKE Champions
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
経歴(オリジナル版)
宇宙海兵隊に所属する白人男性。筋骨隆々で髪は茶色、年齢は不明。
地球出身者で地上勤務だったが、非武装の民衆への発砲を指示した上官をぶん殴ったことで不名誉除隊となってしまう。
その後、半ば左遷に近い形で遠く離れた火星のUAC(ユニオン・エアロスペース・コーポレーション)所有の研究所の警備職に就く。
ドゥームガイの配属当時、フォボス基地ではUAC社主導でポータルの研究開発が行われていたが、ポータルが地獄に繋がったことで悪魔が襲来し、瞬く間に研究所が壊滅。
宇宙港出入り口の死守を任されたドゥームガイだったが、救出作戦に赴いたチームメイトは全員戦死。ドアの前でただ一人取り残されてしまう。
もはや後に引けなくなった彼は悪魔の巣窟と化したフォボス基地から脱出するべく施設内の悪魔を皆殺しにし、ポータルに飲み込まれたデイモス基地を経由して地獄に突入。門番であるバロン・オブ・ヘルの2人兄弟やサイバーデーモン、さらには敵の首脳であるスパイダー・マスターマインドを次々と撃破し、火星基地の事件に一応の決着を付ける。
しかし、首領を斃した彼が見つけたのは、悪魔が独自に開いた新しいポータルだった。
疑念を抱きつつも故郷の地球にテレポートした彼を待っていたのは、敵の別働隊に侵略され地獄同然と化した地球の街、そして悪魔に惨殺されたペット・デイジーの生首だった。(DOOM EP1~3)
地球で再び戦闘を開始したドゥームガイだったが、都市は次々と制圧されていく。再びスパイダー・マスターマインドを血祭りに上げたものの、悪魔の軍勢そのものを食い止めることは彼にもかなわなかったのである。(Ultimate DOOM EP4)
もはや地球の死守が不可能だと悟った人類は宇宙への離脱作戦を立案し、ドゥームガイもこの作戦に参加。宇宙港を制圧して悪魔が張った上空のバリアを破壊し、人類を乗せた宇宙船の脱出を見送る。
地球で激戦を繰り広げた後、脱出した人々からの「悪魔の前線基地を発見した」という知らせを受け、現場となった故郷を経由して地獄へと突入。
地球侵略を指揮していたリーダー格「アイコン・オブ・シン」を崩壊させ、地獄から地球へのポータルを閉じて人類を救い、彼も無事に地球へと帰還した…。(DOOM II: Hell on Earth)
その後、生き残った人類によって、元凶であったUACフォボス基地に徹底的な核攻撃が行われる。基地をボコボコにして放射能汚染し一件落着―――と思った人類だったが…
再起動した人工衛星が捉えたのは、地下に潜伏し生き延びていたマザーデーモンが活動を再開し、懲りずに基地跡を悪魔の巣窟へと改築している姿だった。
深刻な汚染を行った以上、ただの人類が容易に近づくことはできない。しかし復讐に燃えるドゥームガイは再び銃を手に取り、悪魔狩りへの片道切符に志願する。
死の大地と化した火星衛星へと降下したドゥームガイは莫大な戦果を挙げて三度地獄へ突入。そこで手に入れた新兵器・アンメイカーを以てマザーデーモンを粉砕し、今度こそ悪魔の掃討に成功した。(DOOM 64)
しかし、悪魔はなおも絶滅せず地獄で彼を待ち構えていた。もとより退路のない彼は地獄の中で戦い続けることを決意する。
マザーデーモンの妹分リジェネレーターもアンメイカーで抹殺し地獄の殺戮者として君臨するものの、その後はもう二度と元の世界の地球に戻ることはなかった…。(DOOM 64 移植版追加ステージ)
そして21世紀版へ…
終わりなき悪魔との死闘の果てにセンチネル・プライムと呼ばれる聖地に辿り着いたドゥームガイは、瀕死の状態で衛兵のナイトセンチネルたちに捕獲されプリーストの前に連行される。
心身ともに疲弊してなお悪魔への飽くなき怒りを呟くドゥームガイと、彼の持つUACの装備に関心したプリーストたちはドゥームガイを闘技場で拳奴として戦わせるが、ドゥームガイは他の拳奴をなぎ倒して最後の勝者となる。
その実力を見込まれ、都市国家アージャント・ドゥヌールを守る戦士ナイトセンチネルの一員、そしてセンチネルの王の一人として認められた。
更に戦いの中で、ただの異邦の地球人であった彼は「セラフィム」と呼ばれる謎の存在の手引きによりアージャント・ドゥヌールにあった機械で更にスーパーサイヤ人超人化。名実ともに『奴らが恐れるただ一人の存在』と化す。
しかしプリーストを従える天子カーン・メイカーが自らの寿命を延ばすため、センチネルたちが戦っていた地獄の存在に価値を見出し、暗躍を開始。
悪魔と戦っていたナイトセンチネルの将軍・ヴァレンを息子を使って裏切り者へと仕立て上げ、それらによってアージャント・ドゥヌールが崩壊しノヴィク王を始めとした数多くの人命が失われてしまう。
壮絶な戦いの末にヴァレンが出会ったのは、デーモンによって生きたまま「罪の聖像」へと作り変えられた息子の姿だった。絶望したヴァレンは裏切り者として地獄に落ちてしまう。
一方で罠にはまって孤立したスレイヤーだったが、地獄の異端者から受け取ったというプラエトルスーツを着込み尚も戦闘を継続。
悪魔たちに「ドゥームスレイヤー」という名で恐怖されるようになったが、激闘の末に封印され、石棺の中で眠り続けていた。
ちなみに封印されるまでの経緯
- プリーストと悪魔が結託しスレイヤーとナイトセンチネルを罠に嵌める。
- 奮闘空しくスレイヤー以外のナイトセンチネルが全滅。
- 生き残ったスレイヤー、地獄を荒らしまわる。
- 地獄が滅茶苦茶にされ遂に地獄の巨人勇者(タイタン)が立ちはだかるが、スレイヤーに抹殺される。
- 地獄の司祭たちはスレイヤー抹殺を諦め、命がけの罠を張り、スレイヤーを神殿ごと破壊し棺に「封印」
要するに、スレイヤー達を罠にはめたまでは良いが、それでもスレイヤー当人が大暴れに暴れまわり、罠に嵌めた側が逆に追いつめられるという、悪夢のような事態に発展したのである。
地獄の司祭の計略でなんとか事態を収めたが、それまでの被害はそれはもう凄まじかったようで、スレイヤーの存在と闘いの記録は地獄において恐怖の伝説となっている。(スーパーショットガンも含め)
その後に地獄産エネルギーを採掘しに来た、別の世界のUAC調査隊一行が石棺を発見。
一行の犠牲の末、隊を率いていたサミュエル・ハイデンの手で元いた世界とは異なる歴史・技術進化を辿った、西暦2145年の火星へと移される。
悪魔の力に魅了されたオリビア・ピアス博士によってデーモンの巣窟と化した別世界のUAC火星基地で目覚め、手近なポゼスドゾンビの頭を素手で粉砕。
取り返したプラエトルスーツと現地の銃器で悪魔狩りを再開すると、管理AIのVEGAと研究者サミュエル・ハイデンの導きもあり軍勢を押し戻していくついでにその世界の人類のエネルギー問題を解決するのに必要不可欠だった再製造できないフィルターを全部容赦なくぶち壊してハイデン博士を絶望させる。
最終的にオリビア・ピアスの成れの果てであるスパイダー・マスターマインドをBFG接射でクレバスめいた姿へと吹っ飛ばしたのち「地獄の鍵」を持ち帰るが、人類の利益のため「地獄のエネルギーの開発技術」を死守したいハイデンに裏切られ鍵を奪われた挙句どこかへ転送、追放されてしまった。(DOOM 2016)
ハイデンに追放された彼はその後、紆余曲折の末に宇宙に浮かぶ巨大な遺跡の「ドゥームの要塞」を拠点として、地獄との戦争を再開する。
再び悪魔の侵攻が始まってしまった地球を救うため、スレイヤーは各地を転戦。その末にセンチネルを裏切って侵略を指揮する地獄の司祭共を物理的にクビにし、カーン・メイカーにも鉄拳制裁を下す。
さらにカーンが最後の切り札として起動させた罪の聖像も蜂の巣にした上でクルーシブルブレードで封印。地球は救われた…かに思われた。(DOOM Eternal)
だが地獄の軍勢をコントロールしていたカーンが消えたことで、抑えのなくなった悪魔の軍勢はより規模を増して攻め寄せようとしていた。
これに対抗すべく、ハイデンとともに人類軍のARCに合流したスレイヤーは、悪魔信仰カルトと化していたUACからセラフィムの身柄を奪還し、その後地獄内の聖地イングモアに赴き、ファーザーの肉体を復活させることになる。
しかしスレイヤーはイングモアでファーザーのライフスフィアを破壊。代わりに『闇の主』のライフスフィアを手に取ってしまう…
実はこの戦いにおけるドゥームスレイヤーの真の目的は、「闇の主の肉体をあえて蘇らせ、その上で殺すことで悪魔を地獄以外から一掃する」こと。
セラフィム・ハイデンを本格的に敵に回した彼は悪魔も堕ちたメイカーも皆殺しにしながらルミナリウムに赴き、目論見通り闇の主を現世に引っ張り出すことはできたが、その姿も存在も自身に瓜二つだった…(DOOM Eternal: The Ancient Gods Part1)
聖域内では誰も傷つけることができなかったため一旦はその場を見逃さざるを得なかったスレイヤーは、
闇の主「ダボス」の待ち受ける地獄の首都・インモラへと向かうついでに、センチネル王の篝火を灯して反撃の狼煙を上げ、ヴァレンを始め世界各地に生き残っていたアージャントの残党を決戦へと導く。
そしてインモラ最深部で古代の神々が見守る中、ダボスとの血戦を繰り広げるうちに、この世界の真実「ダボスこそが(ドゥームガイ自身やその世界も含めた)万物の創造者であり、今まで協力してきたファーザーたちが簒奪者であること」を知らされることになるが、
なおも揺るぎなき意志のもとスレイヤーはついにダボスを討ち取り、闇の主とともに地獄以外の各世界にいた悪魔すべてを永久に葬り去るのだった。
しかし、ドゥームスレイヤー=ドゥームガイがダボスの対の存在だったというのも真実であり、決着の直後自身も突然力尽き、再び石棺にていつ覚めるとも知れぬ眠りにつく…。(DOOM Eternal: The Ancient Gods Part2)
DOOM 3におけるドゥームガイ
西暦2145年のUAC火星基地に事故調査隊と共に補充隊員として送られる。階級は伍長。
本名不明で、作中では基本的に「新入り」や「海兵」と呼ばれる。『3』の小説版では熱血漢の男ジョン・ケインとなっている。
デルタラボにあるテレポーターの暴走による地獄に住まう悪魔の侵略や、悪魔を地球に送り込もうとするベトルーガーの陰謀とそれを阻止しようとするスワンの争いに巻き込まれるが生き延び、生存者を救いつつ陰謀を食い止めることに。
ベトルーガーの罠に嵌められて地獄に飛ばされるも、古代火星文明が開発した対悪魔兵器「ソウルキューブ」を奪還して火星基地に帰還。ポータルを閉じることに成功するが、既にポータルに依らずに悪魔たちが火星に侵攻出来る地獄の門が開けられてしまっていた。
地獄と同化しつつある火星基地を通り抜け、悪魔側に付いてスワンを襲った元上官のケリーを下して古代火星文明の遺跡「サイト3」へと辿り着くと、遺跡の最深部で待ち構えていたサイバーデーモンをソウルキューブの力を借りて倒し、地獄の門を閉じた。(DOOM 3)
本編とは別のところで、全滅したはずの部隊の生き残りも登場。
エクシスラボのメイヤーズ博士と協力して地獄のポータル*2を破壊し、悪魔の侵攻を遅らせることに成功した。
その後はメイヤーズ共々救援部隊に助けられ、生還した模様。(Lost Mission)
2年後、上述の2人とは別のある海兵隊員が遺跡「サイト1」の調査中、最深部で封印されていたアーティファクト「地獄の心臓」に触れたことがきっかけで地獄の軍勢による侵略が再開してしまう。
アーティファクトの力も借りつつ遺跡を脱出し、調査隊を率いるマクニール博士の指示の下、再びデルタラボのテレポーターを稼働させ地獄に突入。
黒幕である悪魔化したベトルーガーを撃破し、今度こそ悪魔の侵攻を終わらせた。(Resurrection of Evil)
映画版DOOMにおけるドゥームガイ
本名ジョン・グリム、通称「リーパー」、演じているのはカール・アーバン。
特殊部隊RRTSの一員であり、西暦2026年に火星のUACオルドゥヴァイ研究所で起きた事故に派遣される。
UACの開発した、古代遺伝子技術を応用して突然変異した被験者たちに遭遇するもなんとか生き延びる。
しかし、その遺伝子情報の処遇を巡りリーパーよりドゥームガイらしい性格の隊長と内輪揉めを起こすことに。
隊長が全モンスター、職員、施設機能ごと情報の抹消を図るのを阻止しようとするが、その途中で致命傷を食らう。
が、姉のサマンサによって遺伝子ワクチンを投与され運良くこれに順応、暴走することなく力を行使できる人外と化し、死闘を繰り広げる。
最終的に怪物と化しつつあった隊長と鉢合わせして彼を爆殺。サマンサと共に地球へと帰還した。
なお、映画本編に悪魔は登場せず、DOOM3から派生したとはいえ上記設定が「なんかFARCRYじゃね?」な内容と化しているため原作ファンからはB級扱いされている。
また、2019年には「アナイアレーション」としてリブートされた。こちらのドゥームガイ枠は女性だが敵として悪魔が登場するように。
FINAL DOOMにおけるドゥームガイ
顔グラフィックを流用しているが二人とも初代ドゥームガイとは別人らしい。
「TNT:Evilution」のドゥームガイはUAC木星基地の軍曹であり、たまたま散歩していたら基地が宇宙船で来た悪魔に制圧され最後の生き残りとなる。
最終的にアイコン・オブ・シンのグラフィック流用同類であるデーモンスピッターを粉砕し、事件を解決した。
「The Plutonia Experiment」のドゥームガイは地球勤務の休暇中の兵士であり、ビーチでバカンス中に量子加速器による全自動ポータル切断が間に合わず近所のコンゴ基地が壊滅したという知らせを受けて休暇を返上。
そのまま地獄に殴りこみ、ポータルを維持していたアイコン・オブ・シンのこれまたグラフィック流用同類であるゲートキーパーを粉砕し、事件を解決した。
両方とも正史ではなく『DOOM II』のパラレルワールドと扱われているため、本編との関係は薄い。
ゲスト参戦
id Softwareの代表的キャラクターの一人なだけあり、複数タイトルにゲスト参戦している。
- Duke Nukem 3D
「hmm... That's one doomed space marine」
3D realms(旧Apogee Software)が1996年に発売したバカゲーFPSに死体として登場。
とあるマップに存在するカルト教会の奥で儀式らしき何かの生贄にされており、彼の物と思しき高威力のチェインガンキャノンが拾える。武器没収直後なので地味に有難いシークレット。
Duke Nukemシリーズや3D realms社自体はDOOMシリーズと直接の接点はないが、かつてApogee時代に『コマンダーキーン』や『Wolfenstein 3D』の販売を通じてid softwareとの関わりがあり、また同作の開発にはid softwareから移籍してきたトム・ホールが関わっている。
- QUAKE III Arena
「Dooooooooooommmmmmmmm!」
地獄の超存在ヴァトリガーの開催する世紀末娯楽闘技場「アリーナ・エターナル」にDOOM次元から参戦。
キャラクター名はド直球に「DOOM」表記で、装備は『1』準拠の海兵隊装備で固めている。...のだが、装甲が破れてるだけだったはずの腹部分が最初から出ているデザインに変更され、以後ドゥームガイがモリッモリの腹筋を見せ続ける切っ掛けになった。Eternal版スレイヤーの茶色い腹部装甲もだいたいこのゲームのせい。
オリジナル以上に狂人加減がパワーアップしており、台詞の節々に並々ならぬサイコ具合が滲み出ている狂戦士。レールガン、ロケットランチャー、BFG 10kを好んで使用する。
実はPS2用の「Quake 3: Revolution」でボイスが新録されており、最終的にカットされたものの怪演と評判。
同僚としてオレンジ色のスーツを着たフォボスくんも参戦している。
- トニー・ホーク プロスケーター3
ドゥームガイ、まさかのスケボーデビュー。
PC版で初代DOOMの武器・鍵取得チートコマンド「I D K F A」を入力すると解禁され、プレイヤーキャラクターとして使用できる。モデルはQUAKE IIIと同一。
新たに故郷が設定され、テキサス州メスキート(id Software本社のあった場所)出身となっている。もっとも、DOOMⅡにおいてドゥームガイの故郷はデーモンに制圧され、前線基地に変貌してしまったことが明言されているのだが…
この客演を意識してか、『DOOM ETERNAL』ではスレイヤーの私室にスケボーが置いてあるのが確認できる。
残念ながらPC版は日本未発売だが、コンソール版は日本版が存在し、そちらでは代わりにSTAR WARSシリーズよりダース・モールが参戦している。
- Quake Champions
2017年のQUAKEシリーズ最新作に再び参戦。今度は『DOOM(2016)』のプラトエルスーツ仕様になった。
3とは異なり完全な無口で、ダメージボイスすら喋らない。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
任天堂の誇るお祭り格闘タイトルに満を持してドゥームガイが登場!...しなかった。
Miiファイターのコスチュームの一つとして『Eternal』仕様のプラトエルスーツが登場。
使用するブラスターは『DOOM(2016)』のピストルで、近接攻撃がメリケンサックだのチェーンソーだのクルーシブルだの全部絵面がヤバそうなのしかないからか射撃タイプのキャラとして扱われている。
キュートなデフォルメアレンジに、とあるネットミームを思い出すプレイヤーもいたとか。
...と思いきやDOOM側の公式Twitterもわざわざネタを掘り返して参戦をお祝いした。
素敵な仲間達
- デイジー
ドゥームガイの飼っていた女の子のウサギ。色は茶色。
初登場は『DOOM』エピソード3「インフェルノ」のエンディングシーン。
のっけから木製の杭に突き刺さった生首姿で登場するなど凄まじい登場の仕方をしており、彼女を殺されたことがドゥームガイが悪魔を憎み続ける最大の原因の一つである。ペットと言えど家族殺しは万死に値するからね。当然だよね。
よっぽど恋しかったのか、QUAKE Champions時代のドゥームガイは彼女の脚をラビットフット*3に加工して持ち歩いていた。
『DOOM Eternal』ではドゥームスレイヤーの私室に彼女を抱えたスレイヤーの絵画が展示されている他、なぜかイースターエッグとして彼女らしきウサギをステージ内で見られる。...が、飼い主不在のせいか危ない場所に隠れていることもしばしばなので、幻覚説が囁かれている…。
- 宇宙海兵隊の皆さん
ドゥームガイの元戦友たち。戦闘能力はあまりないのかしょっちゅう緑色の死体が転がっている。
結局オリジナルシリーズでは出会うことはそう多くなく、カラフルな服を着てデスマッチで殺しあうことのほうが多かった。
拡張WAD『Brutal Doom』では透明化アイテムの替わりに縛られた海兵が置かれており、調べるボタンで解放してやると一緒に戦ってくれる。
武器攻撃を当ててしまうと解放されず死亡してしまう。
また本WADのVer.20と同時に公開された『Hell on Earth Starter Pack』のMAP28では手足をもがれ、瀕死の状態で悲痛な叫び声を上げる海兵隊員がマップのそこかしこで晒し上げられている。
非常にショッキングな光景であり、助ける術もない上にけっこうやかましいので引き金を引いて楽にしてやろう。
『DOOM3』では事件が起きる前のマーズシティで多数の海兵隊員が警備任務についていたり、食堂で休憩していたりする姿が確認できるが、彼らもやはり悪魔の襲撃によって大半が殺されるかゾンビ化してしまう。
主人公が合流を試みていたブラボーチームは比較的長期間に渡って生存し、あるエリアでは遠くの通路を移動している彼らの姿を見ることもできる。
彼らも死角から急襲してきた悪魔によりあっけなく壊滅してしまったが、実は1名だけ生存者がおり、改訂版『BFG Edition』で追加された新ストーリー『Lost Mission』にて主人公を務めている。
拡張パックの『Resurrection of Evil』ではこの時の反省から人員を大幅に増員したようだが、悪魔の再襲撃により大半のプレイヤーの予想通りに速攻で壊滅。こちらではブラボーチームのような腕利きもほとんどいなかった模様。
- UAC職員の皆さん(DOOM3)
旧世界ではほぼ全員ゾンビになるか死んでいたため遭遇することはなかったが、『DOOM 3』以後はやられ役としてそこそこ登場回数が増えた。
守ってあげると恩恵があったりする。中には見捨てたり殺したりした方が得になる不幸な人もいるが…
- セントリーボット
『DOOM 3』で火星基地に配備されている小型の自動制御ロボットにして同作のメインヒロイン。
基本的な役割は道案内だが、機銃を搭載しており戦闘でも結構強い。
キュイキュイと可愛らしい音を立てながら歩き、プレイヤーが道から逸れたり立ち止まったりした時はちゃんと待っていてくれる愛嬌のある姿が、殺伐とした火星基地において数少ない癒しを提供してくれる。
- エリオット・スワン
『DOOM 3』UAC調査チームその1。眼鏡のおっちゃん。
ベトルーガーの陰謀に気付いて阻止しようと奮闘するが、ケリーの裏切りまでは察知できず、高位のアクセス権限を持つ自身のPDAを主人公に託す。その場ではまだ息があったが、エンディングで死亡が確認された。
- ジャック・キャンベル
『DOOM 3』UAC調査チームその2。軍人然とした寡黙な男で、BFG 9000で武装している。
スワンと共に行動し、ケリーの奇襲を受けた後は単身追跡するも返り討ちに遭い、BFG 9000を奪われて死亡。
- マルコム・ベトルーガー博士
『DOOM 3』の火星基地の研究主任。本作におけるだいたいの元凶。胡散臭いハゲ。
悪魔から持ちかけられた大いなる力の見返りとして人類を裏切り、悪魔宅急便を地球に送りつけようとしたが、無名の海兵隊員に手持ちの部下を散々ボコられて撤退。
無線通信で何度も煽った末に罠に嵌めて地獄に閉じ込め一安心と思いきや、地獄の悪魔達も蹴散らされ、ソウルキューブも奪われる結果に。
最終的にポータルの閉鎖を許してしまうも、彼自身は逃げ延びて念願のドラゴンっぽい悪魔「マレディクト」になり、『Resurrection of Evil』のラスボスとしてもう一人の海兵隊員の前に現れる。
しかしアーティファクトの力で実体を奪われ、頭蓋骨を残してこの世から消えた。
- トーマス・ケリー曹長
『DOOM 3』における上官。てんやわんやなUAC火星基地に補充された主人公に失踪したデルタラボ職員の調査を命令する。
悪魔の侵攻が始まってからはプレイヤーに無線で指示を与える立場となるが、実はベトルーガーと結託して地球への悪魔侵攻を画策していた。
その後ガンタンクみたいな妙にカッコいい悪魔「サバオス」となるが、主人公を煽っていたせいで返り討ちに遭い死亡。キャンベルから奪ったBFGも奪還され、主人公の戦力を増やす結果になる。
- ソウルキューブ
『DOOM3』において、ポータルが地獄と繋がってしまった古代火星文明が開発した対悪魔兵器で、古代火星文明の意志が内包されている。
斃された悪魔の魂を吸収して力を蓄え、力が十分に溜まると自ら所有者に合図を送り、一たび解放されればあらゆる悪魔を切り裂き屠る。そのうえ所有者の生命力も回復させるオマケ付き。
悪魔に対して絶大的な示威効果があり、これが火星にあるというだけで火星への侵攻を躊躇っていたほど。
物語の序盤でベトルーガーによって地獄に送られてしまっていたが、中盤にベトルーガーの罠に嵌り同じく地獄に送られた主人公に奪還される。地獄の門における最終局面において、通常武器では歯が立たない最強の悪魔であるサイバーデーモンを下すと、その身を犠牲にして地獄の門を塞いで事態を収拾させた。
- エリザベス・マクニール博士
『DOOM 3』内のメールで名前だけ登場していた、UAC火星基地の前研究主任。
『Resurrection of Evil』では実際に本人が登場、本編の事件後に忘れ去られていたサイト1から信号が送られてきたことで調査チームを率いて火星基地を訪れる。悪魔の侵攻が再び始まった後はフォボスラボから主人公に無線で指示を与える。
ベトルーガーやケリーのように裏切ったりはしないが、事件の黒幕であるベトルーガーのいる地獄へと突入すべくテレポーターに電力を供給するためとはいえ、火星基地の生命維持装置の停止をまさにその火星基地にいる主人公に命じるなど、やや無茶振りが目立つところも。
- リチャード・メイヤーズ博士
『Lost Mission』に登場する、UAC火星基地のエクシスラボに所属する研究者。
ポータル実験の過程でベトルーガーの陰謀に気づき、主人公の協力を得てUACの地獄調査拠点のポータルを破壊する。
主人公が地獄に突入してからも無線で献身的に手助けしてくれるが、後ろ暗さがない分ケリーやマクニールと比べてちょっと印象が薄い。
- サミュエル・ハイデン博士
裏切りそうな顔と裏切りそうな声をした裏切りそうな言動をする凄まじく胡散臭い男。『DOOM(2016)』『DOOM Eternal』に登場。
持病のせいで全身をサイボーグ化(動力はアージェントエネルギー)しており、身長は3mとかなり高い。さり気無くAIの護衛機もなしに一人だけで籠城していたあたり、自身の戦闘力もかなりある様子。作中の資料ではサイボーグ化以降は休むこともなくなったとされる。
当時はUACのトップであり、地獄からエネルギーを汲み上げ電力に変換するエネルギー技術の発明者として、エネルギー枯渇にあえいでいた地球人の一部からは救済者とされていた。
まぁつまり地球人類の発展「のみ」を願うマッドサイエンティストである。*4
平然と部下を使い捨てにしたり切り捨てることも躊躇わず、火星の惨状を目の当たりにして尚「全ては人類の発展のためであり、挑む価値があった」と言い切る等、カッコイイ見た目には残念な程機械のような冷酷な野郎。
スレイヤーについても「もしもの時」の保険として確保していたというのが本音であったようだ。
UAC火星基地が崩壊した際にはスレイヤーと一時的に共闘(利用)することに。とはいえ反応を見る限り人の命を駒のように扱い悪びれもしないハイデン氏をスレイヤーはぶん殴りたいほど嫌悪しているのは間違いないが。
流石に人の魂から抽出するアージャントエネルギーのフィルターを全部ぶち壊された時にはそれが再製造不可能だったため動揺と絶望が見え隠れしたり、ラストでスレイヤーを裏切ってクルーシブルを持ち帰った時もわざわざ「自分は悪役ではない」と言ったり、悪魔死すべし慈悲はなしなスレイヤーの考えも理解したりと人情が全くわからない訳ではないみたいだが。特にフィルターぶち壊しの件はざまぁと言うべきなんだろうが本人の悲願を考えると正直ちょっと同情する
単独で凄まじいアージャントエネルギーを生み出す地獄製の遺物「クルーシブル」を持って地球に帰還を果たした後は、ドゥームガイが後先考えずにフィルターを破壊した事で枯渇したアージャントエネルギーを復旧させる。その後はデーモンの侵略から地球圏を守る為、カルト化の進んでいたUACから離脱して「ARC」を結成。兵器開発や軍隊の指揮権を持って地球圏に降り立ったデーモンと奮戦するも、大敗北を喫する*5。
ハイデン自身も半身が吹き飛ばされ、自らの基地で長らく機能停止したまま保管されていた。
そこに知識を求めたドゥームガイが予見通り現れ、彼の活動拠点である「ドゥームの要塞(Fortress Of Doom)」に渋々回収される。
意識だけを要塞と一体化、VEGAと同様に要塞の管理AIとなる。後に外部デバイスに移ったVEGAとともに、ドゥームガイの旅路を支える存在となった。
どうにも信用できない態度ばかりだが、彼が願っているのはあくまで人類文明の繁栄であり、某素顔の見えない研究者のような原理で行動している、正義じゃないけどどちらかといえば味方サイドなやつ。
ちなみにデーモンが侵攻してきた時は即座に二足歩行機械を作ったり、両手サイズのBFGをもっとクソデカくした衛星砲を作ったりと妙に子供心に応えた働きをしたりもする。
- オリビア・ピアス博士
『DOOM(2016)』におけるベトルーガー博士枠。とある事故が原因で負傷し、外骨格を装備して補っている。
別次元の博士同様マクガフィン的なポジションなのは相変わらず。UACではハイデンに次ぐ地位を持ち、地獄関連の研究を一任されていたらしい。
重度の後遺症*6が残ったことがきっかけで永遠の命に固執するようになり、悪魔との契約を望んで意図的に基地の惨劇を引き起こした。
しかし肝心の悪魔からは駒として使い捨てられ、晴れてのラスボス再登場となるスパイダーマスターマインドの生贄にされ、そのままドゥームスレイヤーによって引導を渡される。
- UAC職員(2016、Eternal)
『DOOM(2016)』に登場するモブ職員。全員が死体だが。
ゲーム開始時点で火星にサミュエル・ハイデンとオリビア・ピアス以外の生存者はおらず、デーモンが死体を弄んだり、壁にぶちまけられたりしている。
ただ、死体になってもドゥームガイの文字通り手足として活躍(?)する場面があり、網膜や掌紋での認証を騙す為、死体をかなり雑に扱うシーンはかなりシュール。慈悲を下すのはあくまで生者だけの様子。
赤い戦闘スーツを着ているのは上級警備職員で、彼らの亡骸からはスレイヤーのプラエトルスーツを強化するトークンチップ(設定によると警備職員にとっては自死チップの模様)を入手できる。
『DOOM VFR』では死ぬ寸前に意識のみ人工頭脳に移された職員がただ一人デーモンに抵抗する姿が描かれた。
『DOOM Eternal』では、耳障りなトーンで広報活動を行う広報員(のホログラム)だけでなく、UAC基地の司令室の職員や、プラズマライフルを携行していたが強引に奪われた兵士といった多数の生存者が存在する。
劇中の描写*7(とARCの放送)からすると、UAC職員やARC職員を含む人類にとってもドゥームガイは恐怖の対象となっているようである。
- ARC職員
『DOOM Eternal』に登場するモブ達。やっぱり大半は死体だが。
ドゥームガイを敵対視ないし恐れているUAC職員とは異なりほぼ全員が友好的で、大半はドゥームガイを見ると多少引き気味ながらも道を譲ってくれる。
特に目立ったのはハイデン博士の基地にいる、お喋りでスキンヘッドの職員*8。ドゥームガイにリスペクトを抱いているようで、物凄く話しかけてくるが無視される脇役だったが、DLCエピソード終盤では…
- VEGA
『DOOM(2016)』のヒロイン執事枠。火星基地の制御を担当するAIで、人格設定としては壮年期の男性であるらしい。
GLaDOSやらデュランダルやらSHODANやらFPSにおける管理AIは大抵信用ならないジンクスがあるが、彼は珍しく人間味も持ち合わせた、Cortanaと並ぶいい子。ちなみに本体は莫大なデータ処理を維持するために基地レベルないし国家電力クラスの規模の施設で管理されている。
DOOMシリーズの数少ない良心にしてスレイヤーのよき相棒として大活躍したほか、終盤にスレイヤーを地獄へ送り込むため自ら動力源を差し出し機能停止するという自己犠牲の精神も持ち合わせる。…なんでこんないい子がUACなんて物騒な所で生まれたのかしら…。
スレイヤーも信頼したのか、メルトダウンによる消滅の寸前にDOOM2016内で間違いなく最も優しい手付きでバックアップを取得。
その甲斐あってか『Eternal』ではスレイヤーの新たな本拠地「フォートレス・オブ・ドゥーム」の管理AIに就任、彼の良き片腕として補佐している。
ちなみに『Eternal』に登場する「MODボット」はVEGAが製造したものであるためか、『2016』で武器MODを入手際にフィールドドローンをいちいちブン殴っていたのに対して、今回は普通に受け取る。
終盤では、メイカーの生まれた土地であるアーダックで地球に向かう為のポータルを生成する為に外部デバイスに移されてドゥームガイに同行。
この時、創造主であったはずのハイデンに自らの出生に迫る独白を行っている。
- ヘルプリースト
カーン・メイカーを信仰する都市国家アージャント・ドヌールの3名の官僚枠。地獄で行き倒れていたスレイヤーを拾って試験し、公務にスカウトした。
後に神であるカーン・メイカーの命に従い、地獄の軍勢に与する。本能に順応なデーモンを精神波で操り、地球制圧の指揮を執る。
腐敗したカーン・メイカーと共に暗躍し、地獄の地球侵攻を指揮するがスレイヤーに一体一体隠れ家を訪問され、物理的にクビにされた。
- ディーグ・ナイロックス
ヘルプリーストの一人。新鮮な血を求め、人間を生け捕りにするのを好む。
しかしオープニングで地球からのSOSを受け取ったドゥームガイが、彼の住処に直接テレポートしたのが運の尽き。
存在に気づく前に階下のデーモンを殲滅され、いともたやすく首を捩じ切られた。
残った首は会議に赴く残るヘルプリースト、そしてカーン・メイカーへの宣戦布告に使われた。
- ディーグ・ラナク
二人目のヘルプリースト。様々な研究を手掛ける。敵方一番の働き者。
地球侵攻前から極寒の地に基地を作り、カルト信者の科学者達と共にデーモンの蘇生・サイバネティックスによる強化などを研究していた。*9
オリビア・ピアスとも交流があり、火星圏の発展を支援。彼女の死後はUACの権力者として立ち回る。
立場を活かして根回しも行っており、有力者や様々な企業を永久の命を始めとしたデーモンの恩恵で誑かし、文字通り堕落させていった。
数々の罠や研究成果、配下のデーモンや特製兵器「ドゥームハンター」を自信マンマンな態度で差し向けてドゥームガイに対抗するも、敗北。決死の命乞いも虚しく、首を跳ね飛ばされ死亡する。
- ディーグ・グラブ
三人目のヘルプリースト。呪術を得意とする。
アージャント・ドゥヌールでも発言力があり、時折地球から里帰りして民衆に威張り散らす外道。
罪人の戦場であったアリーナを、傲慢にもデーモンによる処刑場に変えた。
ヴァレンを裏切らせ、約束を弄んで彼の息子を強力なデーモンに組み込む。眠れるレイスの墓標を開いた功績もあり、悪魔界の考古学者に近い存在。
再びアリーナを訪れたドゥームガイに対し、巨大なデーモン「グラディエーター」をけしかけるもやはり敗北。スーパーショットガンで頭を吹き飛ばされる。
- カーン・メイカー
都市国家アージャント・ドゥヌールの執政。カーン・メイカーとはメイカーの上位存在を指す。
バレンの裏切りのきっかけを作った存在でもあり、ドゥームガイの最大の仇敵の一人。
本来一定期間のみ神の代理として仕える天使のはずだった。しかし、任期を管理するさらなる上位存在、ファーザーがセラフィムによって強奪された事により、現在は交代が滞っている。
ドゥームガイの出現によって任期延長に必要なアージャントエネルギーを地獄から入手できることを知り暗躍を始めた。
最終的には反乱を企てていたナイトセンチネルを陥れ、プリーストと共にセンチネル・プライムを掌握。
デーモン側の上位存在「闇の王」と契約を交わし、センチネル・プライム側の地球を保護する事に成功する。
自らの寿命となる莫大なエネルギーを地獄から得るのと引き換えに、自らが守護していたはずの地球人類を表向き「罪を償わせる」という名目で地獄側に売り渡すという暴挙をしでかしたことにより、ヘルプリーストたちを解雇(物理)したスレイヤーに追い詰められ、ミートフック(スーパーショットガンに取り付けられたフックショット)併用のブラッドパンチによって任期を終えた。
しかし地獄とアージャントの勢力バランスを保っていた存在であったのもまた事実であり、カーン・メイカーの死はその後更なる混沌を巻き起こすことに...
- ノヴィク王
代々続くセンチネル・プライムの王。ナイトセンチネルの中でも勇敢な戦士だけが王の資格を持つとされるということか、ドゥームガイが傅く程の人物。
元々アージャント・ドゥヌールの国王にあたる地位だったが、カーン・メイカーの陰謀に巻き込まれ殉職した。
現在は魂(レイス)だけが玉座に留まっており、プリーストを探すドゥームガイに助言を与える。大抵無視されるけど。
日本語吹き替えは土師孝也氏が担当している。
- ナイトセンチネル
ノヴィク王に仕える勇猛たる騎士団。過去にはドゥームガイも所属していた。
見た目は中世の騎士団に近く、剣や斧を携えて戦う。
本編世界から漂流したドゥームガイを救い、センチネルに加えて剣を教えた。*10
センチネル・プライムにカーン・メイカーが現れた時、彼らの半分はメイカーを「神」として崇めるようになる。
残る半分はデーモンとの死闘の末に滅ぼされるが、魂は残っていて各所でドゥームガイを待ち続けており、「DOOM Eternal」ではプラエトルスーツのアップグレードトークンを託してくれる。
カーン・メイカーから与えられたアージャントエネルギーで、文明開化の導き手となった。
ナイトセンチネル達の武器も同様で、クルーシブルを始めとした強力な装備を持つようになった。
しかし、アージャントエネルギーが「人間の魂から作られた邪悪な物」と知るとともに、メイカーの裏切りをいち早く察知した彼らは、これに対抗すべく独自に反乱を企てる。
だがバレンの裏切りなど、メイカーの奸計により反乱は叶わず、デーモンに包囲されるも命が尽きるまで奮戦を続けた。
- 裏切り者
本名は「バレン」。元ナイトセンチネルの一人であり、同時にドゥームガイの元上官。ヘルプリーストの陰謀に巻き込まれ息子を救うためアージャント・ドヌール側を裏切ったが、肝心の息子は罪の聖像と化し地獄に落とされてしまった。
この際、デーモンに息子の悪夢を見せられる精神攻撃を受けていた。地獄に落ちてるけどそこそこ被害者側な人。
『DOOM(2016)』では背景設定で語られるのみで、資料の記述も曖昧であったことからドゥームスレイヤーと同一人物と思われていたが『DOOM Eternal』で当の本人が登場し、スレイヤーと裏切り者は別の人物であることが判明した。
かつての同胞であるスレイヤーに対し追跡のためのセレスティアルロケーターと罪の聖像に作り変えられた息子の魂の解放、そしてスレイヤー自身に対する警告を託す。
その後「The Ancient Gods PART2」にて再登場。スレイヤーの前にホログラムとして現れ、罪の聖像を倒したことで息子の魂が解放されその事に感謝を述べるとともに、自らが所持していた武器である「センチネルハンマー」をスレイヤーに託す。
そして、闇の主に立ち向かわんとするスレイヤーが本拠地であるインモラへ到着したあと、バレンもセンチネルの軍団を引き連れて闇の主の軍勢と戦いを繰り広げた。
- カコデーモン
みんなのアイドル。目玉抉り出されたり爆弾食べさせられたりします。
- マローダー
ドゥームガイに近い戦闘術を取るデーモン。散弾銃・斧、猟犬であるウルフ*11を高速で振りまく。
知性を持ち、初登場ではドゥームガイに憎しみを持って語りかける事もあった。
『DOOM Eternal』の何たるかを体を張って教えてくれるエライ人。
その鉄壁の超反応タワーシールドにはDOOMシリーズどころか・QUAKE IIやRAGEといったidのFPS全作品で唯一「BFG*12すら弾く」という凶悪性能が秘められている。
真正面から攻撃するとあらゆる攻撃をシールドで防ぎ、それが続くとウルフを放つ。
目が発光する斧攻撃にカウンターを掛けると怯み、連続攻撃のチャンスが生まれる。
攻撃時に生じるスキを狙う、という方法が有効な、撃つ走るが基本のDOOMでは異質な存在。それ故、一時期はプレイヤーの不評を買い、低評価の主原因にすらなっていた事も…。
拡張パック「The Ancient Gods PART1」でももちろん登場…するどころか、「ギミック(バフトーテム、ポゼスド化)でスピードとパワーが超強化」または「2体同時に出現」というさらにはっちゃけた活躍を見せ、さらなる恐怖をプレイヤーに叩き込む。
「The Ancient Gods PART2」でも引き続き登場するのだが…今度はこちら側にセンチネルハンマーという超強力な武装*13があるので、PART1に比べると脅威度は低くなった。
FPSの始祖『Wolfenstein 3D』の主人公。
ポーランド系アメリカ人のエージェントであり、ナチスドイツ相手に大活躍、最終的にヒトラーを殺した。
現在でも新しい筋肉モリモリマッチョマンの人造肉体を手に入れて妻や楽しい仲間と共に元気にナチ共を殺してます。
初期設定ではご先祖様だが現在は設定を抹消されかけている。
- コマンダーキーン
アクションゲーム『コマンダーキーン』の主人公。
同じく初期設定ではドゥームガイの祖父だったが、設定考えたトム・ホールがid softwareメンバーとめちゃくちゃ仲悪くなった事があるせいで現在は言及されないか、されてもろくな出し方をされない。
Machine games版のWolfenstein Young bloodでは存在が仄めかされた。アプリ版も発表されるなど、再び活躍の気配が見え隠れ。
『DOOM II』のシークレットステージにて首吊り死体の姿で登場。しかもどういうわけか4人もおり、おまけに全員を殺さなければゴールへのスイッチが現れないというあんまりな役どころとなっている。
ついでに『DOOM(2016)』のチェーンガン入手地点や『DOOM Eternal』のドゥームの要塞内の私室にも彼のものと思しき白骨が転がっている。
「Dopefish Lives!」でおなじみ、idゆかりのゲーム界を泳ぎ回るクッソ汚い緑魚。
『Eternal』にて初競演。一部のステージのシークレットで登場するが、質感が妙に生生しくて怖い。
追記・修正は難易度ナイトメアで一周してからでお願いします
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▷ コメント欄
- 恐ろしい速度で走り回り、恐ろしい火器を使い、恐ろしく孤独な男 -- 名無しさん (2020-12-07 17:55:39)
- Eternalあたりの時系列関係がややこしすぎる -- 名無しさん (2020-12-07 17:59:58)
- 遊戯王のD-HEROの方かと思ったら違ってたw -- 名無しさん (2020-12-07 18:12:11)
- デーモンどもに火器どころか素手でトドメ刺すしなぁ。そしてローヘルスになると酷い顔になるおじさん。 -- 名無しさん (2020-12-07 18:18:04)
- ↑2 自分もですww -- 名無しさん (2020-12-07 19:26:18)
- 過剰なまでの暴力でデーモンを殺し続ける男 グローリーキルの多彩さも含めて彼の並々ならぬデーモンへの憎しみが見える -- 名無しさん (2020-12-07 20:46:13)
- ベトルーガーとはResurrection of Evilで決着付けた筈だが -- 名無しさん (2020-12-07 20:49:25)
- 新シリーズで妻子のために人類裏切った設定なかったっけ? -- 名無しさん (2020-12-07 21:12:32)
- ラビットフットはお守りの一種だから、寂しさよりももっと前向きなもんだろう。 -- 名無しさん (2020-12-07 21:52:04)
- ↑2 2016でそのような設定がある。というか2016と64の世界線って繋がってたのか?設定は深く追ってないが、そのような記述は作中では見かけなかったが… -- 名無しさん (2020-12-07 23:55:33)
- doomguy=スレイヤーが明かされたのはEternalが最初 2016の時点ではまだ謎の存在扱い -- 名無しさん (2020-12-08 06:40:11)
- スレイヤー→悪魔殺すことしか考えてない ヴァレン→プリーストに騙されて息子を救うためにナイトセンチネル裏切ったけど結局救えなかった人 -- 名無しさん (2020-12-08 08:12:36)
- 2016でVEGAのバックアップを取るとシーンは本当に優しい手つきなの結構好き -- 名無しさん (2020-12-08 08:34:42)
- 素敵な仲間たちにARC職員も加えてほしい、ドゥームガイに丸腰で馴れ馴れしく話してきたARC職員という一番胆力がありそうな人間 -- 名無しさん (2020-12-08 11:04:21)
- 3でも本人は出てないけど明らかにDOOMパケ絵と同じ絵が描かれた石版発掘されてるから居た事は確定してるんだよな -- 名無しさん (2020-12-09 10:53:30)
- しずえさんと仲がいいんだっけ? -- 名無しさん (2020-12-17 00:43:44)
- デーモン絶対殺すマシンかと思ったら身内や仲間に対しては優しかったりフィギュア入手のリアクションや収集グセとか案外人間臭いよねこの人、まぁ初期設定から曲がったことを嫌う人だけど -- 名無しさん (2020-12-17 04:25:10)
- プラズマライフル取り上げられたのUAC側の兵士じゃない? -- 名無しさん (2021-01-11 16:42:00)
- そういえばコマンダーキーンEternalで主人公の自室の棚の上に骸骨として登場してたなぁ -- 名無しさん (2021-04-11 02:27:29)
- スレイヤーといいジョン・ウィックおじさんといいうっかりやべーやつのペットに手を出したらやべーことになるんやなって -- 名無しさん (2021-04-27 11:53:53)
- マローダーさん、TAG2の隠しバトルで5体で一斉に襲ってくるなんて反則技してきやがった… -- 名無しさん (2021-05-11 22:39:34)
- 64版しかやったことないけどステージが多すぎて全クリ出来なかったな。最終的に何ステージまであったんだろ… -- 名無しさん (2021-09-19 04:49:27)
- ↑通常ステージが30マップに隠しステージが2マップの計32マップ。 -- 名無しさん (2021-10-06 00:42:19)
- Miiファイターのコスチュームとはいえ、ファンの間で冗談半分に要望されてたスマブラ参戦がまさかの実現 -- 名無しさん (2021-10-06 00:43:04)
- 武器拾ったときの笑顔すき -- 名無しさん (2022-06-18 14:05:53)
- この記事、1作目のEP3とEP4を混同してない?最近初代DOOMに触れたばかりの初心者なので間違ってたら申し訳ないんだけど… -- 名無しさん (2022-08-17 20:58:01)
- ↑これで合ってる。EP4はultimate版発売に伴って後付けで追加されたエピソードで、ストーリー自体は3からほとんど進んでない。 -- 名無しさん (2022-10-26 22:59:01)
- 初代DOOM(とDOOM2)で出来るウォールランニングは驚異のロケット弾超えのスピードで走る。バグ扱いだが -- 名無しさん (2022-11-08 14:39:45)
#comment(striction)
*2 物語以前にUACが送り込んだ調査隊が設置したもので、先述のポータルとは別
*3 不思議な力が宿るとされるウサギの脚を加工したお守り。アメリカやイギリス等で人気が高く、フェイクファー製のものなら現在でも気軽に入手できる
*4 実際デーモン達から見た場合も、地獄からエネルギーを奪い続けた上に封印されていた疫病神を叩き起こすという迷惑極まりない相手であろう
*5 UACの広報からは「詐欺師」呼ばわりされており、彼がUACを離れて久しい事(とUACが地獄の傀儡に変わり果ててしまった事)がうかがえる。
*6 サイボーグ化の影響で「常に激痛に苛まれている」とのこと。薬物で痛みを軽減することは可能だが、彼女は思考が鈍ることを嫌って拒否し続けているらしい。
*7 司令室にいた職員はドゥームガイの姿を見るなり逃げ出したり、武装した兵士ですら対面した際は無抵抗で装備を強奪されているなど。
*8 本編では「ARC科学者」、DLCでは「インターン」表記。
*9 UACも火星で似たような研究を行っていたのだが、彼の手引だったのだろうか…
*10 ちなみに「DOOM(2016)」で閲覧できる古文書にはスレイヤーの姿が描かれているのだが、剣を持って戦うセンチネルたちに混ざって素手でデーモンに殴りかかるスレイヤーという絵面となっている。
*11 センチネルに伝わる獰猛な生物を模したエネルギー体。
*12 いわゆるシューティングゲームでいう所のボムに相当する、弾薬が厳しく限られた最強武器
*13 先述の通りバレン(裏切り者)から受け取った武器。範囲内の敵を一定時間スタンさせて動きを封じる事ができ、さらにグローリーキルまたは部位破壊2回で容易にストックを回復させられるという性質を持つ。
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