てんたま

ページ名:てんたま

登録日:2021/06/09(水) 23:10:05
更新日:2024/05/27 Mon 13:18:23NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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不朽の名作 kid 天使 ギャルゲー こおろぎさとみ dc ps ps2 ゲーム ドリームキャスト てんたま



Happyの予感、舞い降りる……


てんたまは、2001年に今は亡きKIDから発売された恋愛アドベンチャーゲームである。
後に「てんたま -1st Sunny Side-」としてDCやPS2で移植された。



◆あらすじ
幼い頃に母親を亡くして以来、どこか人を寄せ付けない性格となってしまった高校生・早瀬川椎名。
幼馴染二人の心配も受けながら孤独に生活をする椎名は高校入学式の日にひとりの少女「双葉」と出会う。



◆登場人物
早瀬川椎名(はせがわ・しいな)
本作主人公。幼い頃に母親を失ったことで人当たりは決して悪くないのだがどこか暗い印象を与える青年となってしまった。父親は海外に単身赴任しているため、一人暮らしをしている。
双葉と出会い、しばらくして彼女と付き合い始めることになる。そして……



渡瀬双葉(わたせ・ふたば) CV:黒田由美
椎名が出会った同い年の少女。小柄で引っ込み思案な性格。飼い犬のラキシスの散歩中、車に轢かれそうになったところを椎名に助けられた。当初はです・ます口調で誰に対しても丁寧語を崩さなかったが、後に椎名と付き合うようになり千夏と親友同士になってからは本来のややわがままな部分が顔を出し始める。
この手のゲームにしては珍しくこの物語は基本的に彼女の一人称で話が進んでいく。



篠崎千夏(しのざき・ちなつ) CV:横手久美子
椎名の幼馴染の一人。椎名や貴史とは小学校以前からの付き合い。貴史がナンパしてるとスリッパでぶん殴ってくるなど一昔前のツンデレ暴力系ヒロインな部分もあるが繊細な部分も描写される。
両親は街の動物病院を経営している。双葉が椎名と付き合うために手を打ったことで彼女とは親友同士になる。
貴史の事が好きなのだがいまいち素直になれない微ツンデレ。



相沢貴史(あいざわ・たかし) CV:栗津貴嗣
椎名や千夏の幼馴染。決して顔も性格も悪いわけではないのだがナンパ癖が強く、作中では自身の姉と千夏以外の全女性登場人物に一度は声をかけている。そしてその度に千夏にスリッパで制裁される。千夏の気持ちには気付いているのだが……。



相沢早智子(あいざわ・さちこ) CV:木村こてん
貴史の姉。しかし椎名達全員をまとめて面倒見てきた3人全員の姉のような存在。しかし年齢は1つしか違わない。椎名にとっては初恋の人らしい。共働きの両親に代わって家計を見ているためかバーゲンセールが大好き。
実はこの姉弟にはもう一人、兄が存在しているのだが登場しない。


田中悠里(たなか・ゆうり) CV:木村こてん
千夏の友人。新聞部所属。同じ千夏の友人なのだが双葉と一緒にいるシーンはなく、クラスも別のため面識があるのか不明。ちなみに中の人が早智子と一緒だが特にそう言うネタはない。ただ、早智子と面識はある。



渡瀬葉子(わたせ・ようこ) CV:笹島かほる
双葉の母。駅前で「あいみるちゃ」と言う名前の喫茶店を経営している。
いつ時点かは不明だが椎名とは挨拶をしているため、面識がある。
夫は健在だが多忙なのか本編にはまだ登場しない。




追記修正お願いします。




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あなたの悲しみに 消えなくて




◆衝撃のプロローグ
実は双葉は重度の心臓病を患っていた。彼女の小柄な体も引っ込み思案な性格も入院生活が長いことが原因だった。初夏の頃合いに突然倒れた双葉から椎名はその真実を聞かされる。


「椎名、一緒に海に行こうね」
「……約束だ」


やがて夏が過ぎ、秋が過ぎた辺りで双葉は快復した。予断を許さない状態に変わりはないがそれでも来夏に約束を果たすために椎名との生活を大切にしていた。
だが、12月25日。椎名にクリスマスプレゼントを渡すために雪の降る町並みで待ち合わせをしていた双葉はそこで倒れる。全然平気な顔をしていながらその体は限界に達していたのだ。
葉子からの連絡を受けた椎名、千夏、貴史は双葉の病室に急行する。しかしそこにいたのはもう喋ることすらままならない程に衰弱した双葉の姿だった。
双葉は千夏には素直になるよう、貴史には千夏を泣かさぬよう伝え、
「椎名、幸せになってね」
椎名にはプレゼントを手渡し、彼女は静かに息を引き取った。16年の短い人生だった。
そして、プロローグは終わりここから天使の物語が始まる。






ここが人間界ですの




◆本編のあらすじ
双葉を失ったあの日から10か月が過ぎたハロウィンの季節。
高校2年生になった椎名は、しかし去年まで以上の深い悲しみを背負ったまま生活していた。
そんな矢先、椎名の前に天使を名乗る少女「花梨」が姿を見せた。さらに同時期に貴史と千夏の前にも……。
「花梨は椎名を幸せにするためにやってきたんですの」
花梨の言葉を信じたわけでも期待したわけでもない。それでも今は誰かに側にいてほしくて椎名は彼女との同棲生活を開始した。「てんしのたまご」の花梨は椎名の悲しみを癒して彼を幸せにすることが出来るのだろうか……?



◆本編登場人物
早瀬川椎名
本編になり、一人称視点が増えてきた主人公。あれから10か月が過ぎてもなお双葉を失った悲しみが抜けず、双葉の忘れ形見であるラキシスを引き取っても笑顔を見せることはない。
花梨に対しては最初こそ何故か双葉の事を知っている奇妙な少女としか認識していなかったがやがて孤独を埋めるためだけでなくかけがえのない家族として見ていく事になる。
なお、プロローグでは9割方双葉視点で進んでいたため椎名の詳しい心情などは分からずじまいだったが本編で椎名目線になることが多いため、意外と朴念仁だったりはっちゃけることがあったりとプロローグまでとは印象が変わる。実際一度だけ貴史と一緒に千夏に制裁されてる
ちなみにプロローグでもそうだったが他のキャラの視点だと普通に立ち絵が表示される。



花梨(かりん) CV:こおろぎさとみ
プロローグのラストで登場した天使見習いの少女。椎名を対象者とする見習い天使。人間で言えば15歳くらいらしいが幼児体形過ぎて小学生くらいにしか見えない。椎名が長身痩躯のため二人並んでいると年の離れた兄妹にしか見えない。ですの口調。
ピンクの小さな羽と黄色いマフラーと頭に乗せた青い鳥の「アオイ」が目印。
一人前の天使になるための試験として「椎名を幸せにすること」を命じられた。事前に対象者である椎名の事は教えられているのか双葉の事を知っている。
性格は一途で丁寧でとても素直。ちょっぴりドジなところもあるが家事などを完璧にこなす。
ちなみにプロローグ最後にこれから人間界へ行くみたいな流れだったが実際に人間界へ来たのはその10か月後である。その間何をしていたのかは不明。(もしくは後述の件も含めて天使界と人間界では時間の流れが違うのかもしれない)
椎名が他のヒロインとくっついた場合、試験は合格したとして天使界に笑顔で帰っていく。

最初はロックされているが他の誰かのルートをクリアすると彼女のルートに進めるようになる。このルートに進むと言うことは他のヒロインのフラグを全部へし折ることであり、それだけ花梨は長く椎名と一緒にいる事。そして長く一緒に生活している事で花梨だけでなく椎名も相手の事を意識し始める。12月に入って抽選で当たった温泉旅行に二人で出かけた時には既に互いに相手を直視できないほどにまで意識していた。
しかし天使の試験の期限はクリスマス。奇しくも双葉の命日の1年後。それが近付くほどに花梨も椎名も今まで通りに行かなくなる。
天使と人間は結ばれてはいけない関係。それを知っている花梨は己の恋心を紛らわすためにも妄執的に椎名の幸せを探すことになるのだがある日無理が祟って倒れてしまう。
ただ疲れがたまっただけの微熱だがそれでも意識している少女がこの時期に倒れた事に椎名は大きく取り乱す。
翌日には花梨は快復するのだが自分を看病し続けてくれた椎名に対しての恋慕が抑えきれなくなっていた。もう誤魔化すことは出来ない。そう思った花梨は何と試験を自ら放棄して一足お先に天使界に帰ることにしたのだ。
学校から帰宅した椎名はもぬけの殻となっていた我が家に焦燥する。他の天使見習いからの推測で花梨が一足先に天使界に帰ったのではないかと聞くと膝を折る。しかし……
「花梨に会ったら伝えておいてほしい。俺は、花梨を一人の女の子として好きだと」
結ばれない恋だとは承知の上で椎名は花梨への伝言を託す。
双葉を失ったトラウマから一歩前に出ることが出来なかったが故に自分の気持ちを伝えることが出来なかった。その事に悔やんだ椎名が一歩を進んだのは全てが終わった後と言うあまりに遅すぎる、空しい結末だったのだ。
それから2か月。チョコレートの季節に椎名は懐かしい声を聴いた。
「椎名を幸せにするには試験期間が短いって判断されましたの。なので椎名を幸せにするまでの間試験は延長されたんですの!」
こうして互いに諦めたその先でしかし諦めきれなかった二人はチョコレートの季節に結ばれたのだった。………………そこからmonochromeが始まるとも知らずに。



アオイ
花梨の頭の上に載ってる小さな青い鳥。同じ名前の葵とは犬猿の仲。
PS2版では本編中の何気ない会話シーンの中、背景に紛れている時がありそこを捕まえると本編に関係ないピンナップCGが獲得出来る。



相沢貴史
双葉の死からあまり変わってなさそうな幼馴染。しかし葵の出現と、椎名を元気づけるためにどこへともどもと椎名を連れて回すようになる。そしてその先々でヒロイン達と出会い、ナンパしては千夏に制裁される役回り。明らかにプロローグの頃より明るめの性格になっているがそれとは正逆に千夏との折り合いは悪くなっていく。また、椎名を除いて唯一の男性と言う事もあるだろうが彼が一人称視点になることは極めて少ない。

やはりと言うか本編での彼は椎名を気遣って無理して元気に振舞っていた。自分から椎名を女気のあるような場所に連れて行ってるくせにいざ相手方が椎名に惹かれそうになるとその覚悟を試そうとしたりと陰で動いていたのだ。椎名のために無理をしている事は椎名はもちろん千夏にも気付かれていてそこを指摘されたことで千夏とは折り合いが悪くなる。
そんな千夏と椎名が惹かれ合ってしまう地獄のようなルートでは彼目線で進む物語もあり、自分は我慢して椎名のために動いていながら椎名が千夏と両想いになりそうになり、さらにはその椎名からもっと千夏を見てやれと指摘された時には激昂。双葉の事でいつまでもうじうじしていた癖に突然千夏とくっつきそうになるわそんな状況作っておきながら自分に千夏の事を気遣えと言ってきたりする椎名には堪忍袋の緒が切れたのだろう。いつもは頭が上がらない早智子でもこの時ばかりは貴史に対して何も言えなかった。
千夏ルートでは結局千夏が椎名と貴史のどちらと結ばれるかで分岐するがどう転んでも椎名達3人はもちろん、そのパートナーである天使達もそれまで通りの3人の関係ではいられなくなりるビターな物語となっている



葵(あおい) CV:岩井由紀子
貴史を対象者とする見習い天使の少女。ボクッ娘。胸はないが花梨よりかはまだ15歳に見える外見をしている。基本的にはクールに決めながらも誘惑に弱かったりアオイとは無意味に張り合ったりとお茶目な女の子である。
一人前の天使になるための条件は「貴史に自分の気持ちに正直になってもらう事」。
奈菜が人間と天使の恋愛について感情的になるほど否定的なのに対し、彼女の場合は冷静に受け止めている。

千夏ルートで椎名と千夏が結ばれると、葵は一人だけ試験に合格できずに終わる。しかし同じように一人だけ結ばれずに終わった貴史とは一緒の旅に出ることになる。自分と奈菜は合格条件がほぼ同じだと言っていい。それ故に千夏や奈菜に貴史をアピールするために貴史の事を見ていく内に気持ちが動きつつあったのだ。お互いにまだ何も言わない二人の男女を載せた旅路は始まったばかりであった。……その先にmonochromeが待ち受けている事も知らずに



篠崎千夏
貴史への制裁時以外はプロローグと比べて元気がない様子が続く。恋人を失った椎名もつらいが、親友を失った千夏も悲しみを感じていた。さらに一人で動いている貴史に対して色々な感情を育てていく。同じ悲しみを背負った椎名と結ばれるのか、予てより思いを寄せ合っていた貴史と結ばれるかはプレイヤーの選択肢次第である。ちなみに花梨ルート同様最初はロックされている上、バッドエンド以外はフラグ管理が複雑になっているのか思ったエンディングを迎えづらい。
花梨を除けば他の全ヒロインと面識がある唯一のヒロイン。



奈菜(なな) CV:あおきさやか
千夏を対象者とする見習い天使の少女。他二人と違ってそこそこ胸もあり、普通に15歳に見える。
ほんわかした性格である意味最も天使らしい。しかし何故かオカルト系をこよなく愛していて自室には黒魔術系のアレなものがいっぱい置いてある。
一人前の天使になるための条件は「千夏に本当の想いを告げる勇気を出させる事」。
しっかりものであり、花梨が倒れた時には天使専用の薬を用意して処置している。
独創的な趣味以外は一般的な天使を模範としているためか人間と天使が結ばれることに関しては彼女にしては珍しい程感情的に否定し、それまで決して悪い印象は抱いていなかった椎名を軽蔑と言っていいほどに拒絶している
なお、双葉を失った苦しみと言う重いハンデがある花梨、三角関係になる確率が非常に高い葵と違って「椎名が千夏以外の誰かとくっつく」だけでほぼ条件を満たすことが出来る上、その先に待つ未来が訪れる可能性のない奈菜はほぼ内定が確定しているも同然な状態である。
(上記の千夏ルートでもバッドエンド以外のどのエンディングでも彼女だけは確実に試験を合格できる。)それが理由かは不明だが後のシリーズでは「問題がある天使」を描くことが多い関係上、彼女だけ再登場の機会に恵まれていない。それが彼女にとって幸せかどうか……。



吉沢初音(よしざわ・はつね) CV:牧島有希
聖沙女学院と言うミッション系の女子校に通う少女。貴史に連れられて向かった学園祭の際に椎名と出会う双葉とよく似た全然似てないけど雰囲気の少女。
ラクロス部の主将であり、大人しい性格とは裏腹に部活ではエース。椎名は彼女の双葉に似た雰囲気に全然似てないけど惹かれ、初音も椎名を見てひとめぼれをしたらしい。
プレイヤーの選択肢次第ではその後登場しないが、彼女をよく登場させてルートに入ったらかなり積極的に椎名にアプローチを仕掛けることになる。
ちなみに双葉と雰囲気が似ている全然似てないけどと言われているからか前述のピンナップCGではよく双葉とツーショットが描かれる。

うまく彼女の好感度を高めて彼女のルートに入ると、その時には既に椎名に対して恋慕を隠せずにいた。しかし、仲良し後輩の真央もまた椎名を好きになっていた事、さらには貴史から双葉の話を聞き、自分に椎名を好きになる資格などあるのかと悩むようになる。悩みすぎて帰り道に路上で号泣するほどに。
自分は舞い上がっていたと自覚する初音だが正しい選択肢を選んだ先には無事椎名にクリスマスプレゼントを自分の気持ちと共に与えることが出来る。ちなみに彼女のルートでは基本的に彼女の目線で物語が進んでいく。そこだけは双葉に近いと言えるだろう。



小高真央(こだか・まお) CV:日高奈留美
聖沙女学院に通う高校1年生。ラクロス部の一員で初音とは公私共にとても仲がいい。
中学時代に椎名達と同じ学校で全員と面識がある。当時は千夏が椎名の傍にいて彼女と勘違いして告白できなかったが当時から椎名の事が好きである。自分のルートでも初音のルートでも三角関係になるが、双葉の事を知らされる初音ルートでは流石に気が引けたのか身を引くことになる。それでも実は自分のルートでも初音に敗れる展開もある
お調子者っぽい性格だが双葉の事を知ると身を引いたり、意外とメンタルが弱い普通の子なのかもしれない。



七瀬結花(ななせ・ゆか) CV:冬馬由美
大学生。19歳。本作メインキャラでは最年長。「白いコスモスの人」と言われるように純白のワンピースを纏った清純な雰囲気の女性。貴史から2度ナンパされる。



七瀬香乃(ななせ・かの) CV:冬馬由美
大学生。19歳。結花の双子。結花とは違い眼鏡をかけている。家庭教師のバイトをしているらしく、結花経由で椎名の家庭教師を短期で務めることになる。

実は七瀬香乃と言う人物は存在せず全ては解離性同一性障害を起こした結花の演技に過ぎなかった。そのためこの双子が同時に姿を見せるシーンはない。そもそも服装も声も同じで椎名を騙す気が合ったのか不明。昔、高校時代に貴史の兄と付き合っていたが破局した事が原因で男性恐怖症となりそれにより解離性同一性障害を患った。今でも貴史の兄を好きでいるが同時にトラウマにもなっている。その関係で早智子とは面識があるが貴史とは何故か面識がなく、ナンパされた相手が好きだった人の弟だと知って苦悩している。ちなみに早智子から兄が彼女を振ったのは夢のために海外へ向かう必要があったからだと判明して事なきを得る。それから少しずつ椎名に惹かれていき……最終的には本編全ヒロインで唯一キスシーン且つCGとこの時限定の赤面立ち絵を披露した。椎名と結ばれた後も家庭教師は続いているらしい。その頃には花梨も合格して天使界に帰ったため二人しかいないことになり……



榎理香子(えのき・りかこ) CV:壱智村小真
高校1年生。昔、椎名達とは同じ学校の先輩後輩だった。神社の娘で私服は巫女服。その家計からか幼い頃から見える少女であるらしく、普通見えないものを見てしまい怖がりな性格をしている。これにより花梨との初対面時はもちろんその後の天使3人娘との出会いの時も見える筈がない、あるはずがない背中の羽を見た事で恐怖で逃げ出している。
ちなみに同じく過去の椎名達の後輩である真央と面識があるかは不明。



絵里(えり) CV:黒田由美
理香子ルートにしか登場しない4人目の天使。かなり限定的な登場だがエンディングクレジットには最初から記載されている。そのため彼女がどこで登場したのか気になった人も多いのでは?

実は理香子を対象者とする天使見習いであり、理香子が花梨たちの羽を見ることが出来たのは実は対象者だったからであった。(それ以前の怪奇現象を見れたと言うのは否定できないスピリチュアルなものか幽霊見たり枯れ尾花だったのだろう。)
幼い頃から病弱で、ずっと天使界の病院で生活していたが一時的に体調が快復したため1年遅れで試験に参加する事になったのだが結局前日に倒れてしまい試験に参加できなかった。本来そのまま終わるつもりだったがどうしても理香子のためにやりたいことがあったためにわずかな間だけ人間界にやってきて花梨たちの手を借りながら理香子と束の間の出会いを果たし、後々理香子が起こすことになるかもしれない何かに対しそれでも自分を信じて崩れないでほしいと約束をする。その後、天使界へと帰っていった。

その外見、声、境遇。何より最初期に公開された彼女の身長や体重、3サイズなどの情報が双葉と全く一緒だった事から双葉と同一人物説があった。結局彼女は椎名などの双葉を直接知っている人物とは会わなかった事もあり、本編中での関連性は不明のまま。後に公開されたプロフィールでは身長などのデータは全く違うものになったため声が同じ、境遇や外見が酷似している以外は誤植か何かだったと思われる。なお、全ルートクリア後のおまけでは彼女の天使界での生活が垣間見られるが同室の美咲と言う天使もろとも最終的に助からなかったと思しき描写がされている。語られなかったことが多く、意外と謎の存在である



田中悠里
引き続き千夏の友人として登場する。相変わらず双葉に関しては一切言及しないため、
存在を知っているか面識があったかさえ不明。

詳細な時期は不明だが、付き合っていた彼氏が死亡している。そのため自分の事にいっぱいで双葉の事など知っていたとしても言及する気力がなかったのだろう。彼女唯一のCGは夕焼けを背に涙を滲ませながらなんとか笑顔を見せるというもので普段の彼女とは全く違った雰囲気を見せてくれる)



紅絹&加絵(もみ・かえ) CV:笹島かほる 菜雪千鶴
本編と本編の合間などに登場する双子の天使。人間で言うと14歳くらいらしい。
一応は花梨たちを先輩と呼んでいるが本人達が目の前にいない事もあり結構無茶苦茶言っている。
そもそも天使見習いが通っている学校の校長を「ハゲチャビン」と呼んでいる時点で……。
ヒロインルートが決定する前にどのヒロインの好感度が高いかをプレイヤーに教えてくれる役割。
紅絹が感情丸出しで暴走しているのに対して加絵は理性的に暴走している感じ。どっちも天使っぽくはない。存在が存在故に物語には一切関係しない特殊な役割だとされていたが……。




◆余談
とにもかくにもプロローグでメインヒロインらしきキャラが死ぬと言うインパクトはかなりのものだった。特にそのプロローグは9割以上が双葉の視点で描かれている事もあって感情移入しすぎて本編で誰も攻略できないと言う惨状になりかねないことも……。


今でこそそうそうあり得ないが当時は本作のように攻略対象ヒロイン同士で面識がない組み合わせが多いのは一般的であった。


PS2以外の次世代機に移植されていないが評価は高く、後に同じ世界観で2作作られている。
いずれも本作のイメージをいい意味でも悪い意味でも上書きしてしまうためここで止まるかどうかはあなた次第。




追記・修正は2001年にゴキブリと死闘を繰り広げた人だけにお願いします。



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  • 「KIDゲーですの」 -- 名無しさん (2021-06-10 13:31:36)
  • ゲーム起動時ののほほんとしたテーマソングで抱いた先入観をプロローグ終了時の劇的な主題歌で粉砕するKIDゲーの鑑ですよ… -- 名無しさん (2021-06-10 13:33:51)
  • 昔、これとメモオフとのクロスオーバーした、設定ほぼ無視の二次小説書いたっけなぁ。花梨たちが夢つばのしずくの後輩だったり、あゆが新人天使だったり……(遠い目 -- 名無しさん (2021-06-10 13:49:27)
  • え?もう20年も前??(吐血 -- 名無しさん (2021-06-10 22:54:48)

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