登録日:2021/02/23 (火) 17:52:34
更新日:2024/05/24 Fri 13:55:31NEW!
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クレヨンしんちゃん 劇場版クレヨンしんちゃん ヘンダーランド ヘンダーランドの大冒険 渕崎ゆり子 人形 マペット 人形少女 ただのマペット トッペマ・マペット メモリ・ミモリ姫
♪わたしーはトッペーマー あなたのしもべー
♪だーけーどー なーんーのー役にーもー立たなーい
♪だーって わたしーはーたーだーのーマペットー
【概要】
トッペマ・マペットとは映画『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』の登場人物で、同作品におけるゲストヒロイン。
名前の由来はジム・ヘンソンの人形劇一団の造語マペット(Muppets)と、その逆さ読みを繋げたもの。
CV:渕崎ゆり子
【人物】
名前通りのマリオネットの女の子、背丈はしんのすけよりやや大きいくらい。
白い肌に左右に大きく広がる青緑の帽子、胸に大きなボタンのついた緑のスカートドレスを着用。左頬には桃色の星マークが刻まれている。*1
そして自身の動力源でもある金色のゼンマイネジを背中に装着している。
ゼンマイ式のため、動力が切れる度に背中のゼンマイでネジを巻き直さなければならないのだが、そのゼンマイを差し込むべき穴に該当するのが何と尻である。しんのすけがゼンマイを巻くシーンがア○ル挿入に見えたとか思った大きなお友達は素直に手を上げろ。
快活で元気な性格。初対面のしんのすけにも助けてもらった恩もあり気さくに接している。
しんのすけのよくわからん奇行には呆れたりツッコミを入れたりすることも。
(アクション仮面ポーズで高笑いをする光景に「それ……何かの宗教?」とか言ったり)
彼女自身の素性は不明なものの、異世界出身なのは間違いないようで、しんのすけたちの世界を乗っ取りに来たオカマ魔女マカオとジョマ及びその手下たちと敵対している。
また、本来のヘンダーランドの統治者であるメモリ・ミモリ姫のことも知っているようだが、何故かス・ノーマン・パーに関してはその存在すら知らなかった。
【戦闘力】
その小柄な外見通り身のこなしはなかなかに素早い。
また、衣装のスカート部分をプロペラのように高速回転させることによる飛行能力も持つ。
魔法の心得もあり、魔力を帯びた打撃、敵の攻撃から身を守るバリアの展開の他、しんのすけの衣装チェンジや状況説明用の紙芝居の作成なども披露。
ただ、飽くまで人間の手で作られた人形でしかないため、雑魚相手ならともかく、マカオとジョマ、幹部たちには到底敵わないとのこと。
上述した魔法の効力についても、そう長持ちするものではないらしい。
「スゲーナ・スゴイデスのトランプ」も使用自体は可能なものの、生身の人間とは違いその力を完全には引き出しきれない。
また、物語中盤からはチョキリーヌ・ベスタの魔法によってかけられた呪いにより、
日が昇っている間は姿を現すことも動くこともできないという制限をかけられてしまった。
【本編での動向】
ふたば幼稚園の遠足で、ヘンダーランドを訪れたしんのすけが立ち入り禁止のサーカステントの中に迷い込んだ際に登場。
登場当初はクレイ・G・マッドに操られ、彼女の歌う歌詞にある通りのただのマペット同然の存在だったが、
動作不備を起こした際に、しんのすけに本来の動力である背中のゼンマイを巻いてもらったことにより自我を取り戻す。*2
優先順位が「可愛いお人形の女の子>おじさん」だったしんのすけはすぐさまトッペマの味方となり、
直後に正体を現したマッドを隠し持っていた「スゲーナ・スゴイデスのトランプ」で石化させることで退ける。
が、その直後にもう一人の幹部、チョキリーヌ・ベスタが襲撃。
「セクシーなお姉さん>可愛いお人形の女の子」な優先順位のしんのすけがこれまでの状況をベラベラ喋ったせいで、トランプを自分が隠し持っていたことを知られてしまう。
自身を人質にし本性を現したチョキリーヌの姿を見たしんのすけはすぐさまトッペマの味方に戻るも、チョキリーヌの魔法をその身に受けたトッペマは、ゼンマイを残してそのまま消滅してしまう。
その日の夜、入浴中のしんのすけの前に再登場し、再びネジを巻いてもらった後にこれまでの状況を説明。
トランプの力を完全に引き出す事のできるしんのすけに協力を求めるも、ヘンダーランドの秘密を知り、命の危機にも晒されすっかり怖気付いてしまったしんのすけはこれを拒否。
その場では無理強いせずにトッペマは姿を消すが、脱衣かごにトランプを残してしんのすけに託していた。
ス・ノーマン・パー襲撃日には姿を現さなかったが、後日、彼によってヘンダーランドに誘い込まれた際に、本物とすり替えられていたひろしとみさえの魔法人形が風呂場でしんのすけを襲撃していた場面に乱入し、しんのすけを救出。
両親を攫われたことでしんのすけも覚悟を決め、トッペマとの共闘を決意。
翌日にヘンダーランドの前で落ち合う約束を取り付ける。
そして翌日、線路上でのしんのすけ、トランプで召喚されたアクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんがマッドとの戦いを繰り広げる中、夕暮れになったところで姿を現し、ギリギリのところでしんのすけたちを救出する。
マッドを撃退したことによって復活したひろしも加え、トランプの力で飛行機に変身したしんのすけと共に一気にヘンダー城に乗り込もうとするも、直後にチョキリーヌが襲撃。
しんのすけたちを逃がすために一人チョキリーヌに立ち向かうも力の差は歴然で重傷を負ってしまう。
それでも尚、しんのすけたちを追い詰めたチョキリーヌに必死に追いすがり、しんのすけのトランプによる援護も借りながらチョキリーヌを撃破。
しかし、トランプの魔力に自身も巻き込まれながらの自爆同然の決着だったため、まともに動けない状態にまで追い込まれてしまう。
そして、泣きながら駆け寄るしんのすけに後を託し、「ちょっと休んだら、また頑張れるから……」と呟きながら姿を消した。
……しんのすけはトッペマとの別れに対し、体は震えながらも声は上げず静かに涙を流した。
その姿を見たひろしは、父親らしく我が子を称えたのであった。
なになになに? 一体何がどーなってんの!?
みさえ、今俺たちの息子が少し大人になったところだ。
紆余曲折を経て再集結を果たした野原一家。
トッペマの敵討ちを兼ね、ヘンダー城で待ち構えるマカオとジョマに立ち向かって行った……。
◆以下、クライマックスのネタバレを含む
しんのすけ達はマカオとジョマの最終決戦後、崩れ落ちるヘンダー城から脱出し砂浜に降り立つもそこを残った幹部のス・ノーマンが急襲。しかし、復活したメモリ・ミモリ姫が彼を魔法で元のゴーマン王子に戻す。
優しい微笑と共に話しかけてくるメモリ・ミモリ姫は初対面の筈のしんのすけのことを何故か知っていたようで……
初めまして、私はメモリ・ミモリ。
オカマ魔女たちによって封印され、閉じ込められていました。
でもその心は―――
人形のトッペマ・マペットの中にあったの
じゃあ……?
♪わたしーはトッペーマー、あなたのしもべー……フフッ
なんと、トッペマ・マペットの正体は、魔法により心と身体を分離させられ捕らわれていたメモリ・ミモリ姫その人であった。
初めて会った時の歌を口ずさむメモリ・ミモリ姫=トッペマにしんのすけは嬉しさのあまり抱きつき、トッペマもまた、しんのすけにお礼の口づけを贈るのであった。
そしてその後、ヘンダーランドごと自分たちの故郷に帰り、メモリ・ミモリ姫はゴーマン王子と結婚して末永く幸せに暮らしましたとさ。
めでたし めでたし
見るからに大人びてお淑やかなメモリ・ミモリ姫だが、同一人物のトッペマのあの快活な性格と、やたらアクティブな行動力は、果たして姫の素顔なのかどうかは永遠の謎である。
追記・修正は尻穴にネジを突き刺して願いします。
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▷ コメント欄
- ノ -- 名無しさん (2021-02-23 18:06:54)
- 冒頭の歌は幼い頃から記憶に残り続けているほど印象的 -- 名無しさん (2021-02-23 18:56:11)
- チョキリーヌからの「自分も死ぬ気!?」に対し「運命のレールを元に戻すだけよ」という返しが秀逸 -- 名無しさん (2021-02-23 19:03:37)
- 名前が芸人のパペットマペットに酷似しているけど、もしかして名前の由来説あり? -- 名無しさん (2021-02-23 19:10:55)
- なお、この娘がいなくなってから踊り、ババ抜き、大競争のギャグ三連コンボが始まります -- 名無しさん (2021-02-23 21:16:57)
- ↑トラウマ、涙腺崩壊、腹筋崩壊の全てを突っ込んだ凄い映画… -- 名無しさん (2021-02-23 21:36:47)
- しんのすけもかーちゃん以外を怖いと思う時期があったんだな・・・ -- 名無しさん (2021-02-23 21:39:02)
- あの最期は単に夜明けの時間だから消えただけとも思える -- 名無しさん (2021-02-23 23:45:39)
- トッペマの性格から察するに、姫様も本来の性格は割とアクティブ? -- 名無しさん (2021-02-24 00:25:27)
- 中身お姫様と思えないほど場慣れしてる -- 名無しさん (2021-02-24 00:45:42)
- ↑7 パペット→操り人形、マペット→マリオネット+パペットの造語、トッペマ→マペットを逆さ読み、どちらもモチーフが人形だから似ることもあるんじゃないかと -- 名無しさん (2021-02-24 01:29:30)
- しんちゃんは奇想天外なことばっかするから忘れがちだけど5歳児なんだよね…しんちゃんがあんなにビビるのも仕方ないよ -- 名無しさん (2021-02-26 02:46:39)
- うろ覚えだけど「例えガキでも男は男か」ってセリフで笑った -- 名無しさん (2021-02-26 09:48:09)
- 上2 その割にはテロ組織に捕まった時とかは平然としてたけどね -- 名無しさん (2021-02-26 09:52:47)
- チョキリーヌ戦の最後、しんちゃん敵とはいえ美女を殺す覚悟で魔法使ったよな・・・ -- 名無しさん (2021-02-26 10:02:46)
- ↑2メタ的な事だけど本郷作品のしんのすけは割りと歳相応だから -- 名無しさん (2021-02-26 14:24:45)
- TV版しんちゃんの腹話術人形がひとりでに動く感動ホラー回でトッペマの歌がBGMに使われてたのは何かオマージュ的な意図があったのだろうか -- 名無しさん (2021-03-08 15:49:24)
- ↑2色々あってその時にはしんちゃんチョキリーヌから離れてたからね。結果的にはチョキリーヌも人形だったんで頃したとは違うのかもしれない -- 名無しさん (2022-03-19 16:39:40)
- 「マカオ様とジョマ様のお情けで生かしてもらってる癖に~」だから、最初から人形として作られたわけじゃなくて「ヘンダーランドで捕らわれた誰か」だとは最初から匂わされてたんだよね -- 名無しさん (2023-10-18 23:06:14)
#comment(striction)
*2 この辺りの描写については作中で明言されているわけではないのだが、しんのすけがネジを巻いているのを見たマッドが露骨に慌てていたり、トッペマ自身が助かったと言っている辺りからも、やはり当初はマッドに何らかの方法で操られていたと思われる。
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