魁!!男塾(アニメ劇場版)

ページ名:魁__男塾_アニメ劇場版_

登録日:2020/11/27 Fri 23:23:48
更新日:2024/05/23 Thu 12:54:42NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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男なら――


ひたすらに


己の夢を求めて


明日にさきがけよ!




1988年に公開された、漫画魁!!男塾』の劇場用作品。
同時上映は『聖闘士星矢 真紅の少年伝説』。


週刊少年ジャンプ創刊20周年記念作品として制作された作品であり、剣桃太郎率いる男塾一号生がアメリカ大陸を舞台に開催される格闘大会「ビッグ・バトル・オーガスト」に挑む姿を描く。


本作のライバルチームである「スリーS」のメンバーは作者の宮下あきら氏がデザインを担当。
主題歌は、白虎隊が歌う「COOL EYES」。


映像ソフトは当時VHSが発売された他、DVD-BOXやBD-BOXにも収録されている。


■目次である


【ストーリー】

まもなく夏休みを迎えようとしている男塾一号生の下に、突如一基のミサイルが落下。
それは、数年に一度アメリカを舞台に行われる格闘技の祭典「ビッグ・バトル・オーガスト」への招待状であった。
実は、男塾は前大会での優勝チームであり、鬼ヒゲは男塾最強の三号生を派遣しようとするが江田島は桃たち一号生の派遣を決定。
桃率いる男塾一号生八人は、優勝を手にするべくアメリカへ出発する!



【登場人物】

■男塾

剣桃太郎
男塾一号生筆頭。
男塾チームのリーダーとして、過酷な試練の前に不協和音が生じる一行を鼓舞してまとめ上げる。
とはいえ、雪山を徒歩で歩く羽目になった際に「脱いでしまえば寒さなんて吹き飛ぶ!」等と無茶な理論で衣服と靴を脱ぎ捨てるという一面も見せたりするが。
四大死闘では、スリーSの大将・B.J.ブルースとの決戦に挑む。


富樫源次
男塾一号生。
四大死闘では三番手として登場し、ブロンコ・サンダースと戦う。
その際にプラズマに飲み込まれて生死不明となるが、富樫の事をよく知る読者や視聴者なら結果はお察しの通り。


虎丸龍次
男塾一号生。
四大死闘では、二番手としてビック・モーガンと戦う。
第四死闘では、珍しくブルースの技を解説する場面がある。


J
アメリカからの留学生。
アメリカ人なだけあってスリーSの事を知っており、その正体を話す。
四大死闘では一番手として登場し、サー・ロイヤル三世と戦う。


田沢一平
男塾の頭脳。
雪山の試練において、スノーモービルを運転する。
初めて触ると言いつつ、きっちり操縦できていた。


松尾鯛雄
男塾一号生。
チームが分裂しかけた際には、田沢と共に帰らずに先へ進む男気を見せる。
密かに男塾の塾旗を持ち込んでおり、決勝では桃にエールを送った。


◆極小路秀麻呂
男塾一号生。
雪山で時限爆弾に結びつけられるなど散々な目に会う。
途中で大会を投げ出して帰ろうとするが結局最後まで残り、富樫の戦いを見て改心して決戦で桃にエールを送った。


◆椿山清美
男塾一号生。
ハワイで基地の爆発に巻き込まれて死にかけ、秀麻呂と一緒に帰ろうとするがやはり同じように最後まで帯同。
決勝で桃にエールを送る。


赤石剛次
男塾二号生筆頭。
空港で桃たちにエールを送る。



■スリーS

本作における男塾のライバルチームで、正式名は「スペシャル・シークレット・ソルジャー養成機関」。
前大会での準優勝チームであり、前回の雪辱を張らそうとしている。


超科学的にトレーニングを積み重ねた格闘技のスペシャリストを育てるアメリカの秘密機関で、スリーSを出た者の大半はCIE、FBYなどの政府機関の要職に就任する。
アメリカの権力を陰で支えているのは彼らだという者もおり、桃の話では暗黒街のマフィアですらスリーSの名を聞けば裸足で逃げ出すという。


男塾の事は大会前からマークしており、そのデータは全てスリーS養成所で研究されている。


男塾と同じく八人での参加だったが、四大死闘の代表者以外の行方は第二死闘以降不明。


◆B.J.ブルース
声:田中秀幸


スリーSチームのリーダーで、サングラスをかけた銀髪の男。
前大会での時点で16歳であり、それから数年が経過しているので年齢は20歳前後だと思われる。
かつてはスリーSのトップであり、訓練中にスリーSの精鋭百人をたった三十分で倒したという桁外れの力を持つ。
前大会で男塾に敗れて死亡したと思われていたが実は生きており、唯一の敗北である男塾への屈辱を晴らすために世界各地を放浪して風を操る最強の拳法「風王拳」を会得した。


当初はチームとは別行動を取っており、ニューヨークの空港で桃と共にハイジャック犯を倒す。
その後、四大死闘の代表者が決定した所でチームに合流した。
溶岩地帯である第四死闘で桃と戦い、風王拳とマグマによって発生した霧を利用して桃を苦しめサバイバルナイフでとどめを刺そうとするが、血の匂いで居場所を掴んでいる事を見抜かれて血のついたハチマキを囮にされ、桃の日本刀の前に散った。


  • 風王拳

ブルースが流浪の果てに会得した最強の拳法。
風を友とし、強力な風圧のパンチを繰り出したり、分身のような動きを見せる。


  • 風王衝波*1

奥義。
真空衝撃波が相手の肉を斬り、骨を砕く恐怖の技。
真空殲風衝との関係性は不明。


◆サー・ロイヤル三世
声:塩沢兼人


スリーSチームの一番手。
キザな男で、イングランド仕込みのフェンシングやビリヤードのような技を使う。
鍾乳洞で行われる第一死闘でJと戦い、剣術を破られると剣をキューに変形させビリヤードのように鉄球を反射させる技でJを追い込む。
必殺の「スペシャルマインボール」で勝負を着けたかに見えたが、炎の中から生還したJのマッハパンチで相討ちになった。


  • スペシャルマインボール

九つの球を同時に発射する。
Jのパンチで全て破壊されるが、実はこの球は全て火薬であり、とどめに火の着いた球を打ち込んで爆破する。


◆ビック・モーガン
声:青野武


スリーSチームの二番手で、ブルースが合流するまではチームの暫定的なリーダーだった模様。
硫酸の湖の上の無数の浮島で戦う第二死闘で虎丸と対戦する。
モヒカンをした小柄な男で、「チビ」と言われる事を嫌う。
合気道を使い、相手の力を利用して戦うほか、小柄な体躯を利用して一枚一枚がカミソリの薄さという「インディアナブーメラン」に乗って攻撃する。
その素早い動きで虎丸を翻弄するが、虎丸が投げた浮島にぶつかって硫酸に転落した。


  • インディアナブーメラン

モーガンの必殺武器。
普段は単なる巨大なブーメランのようだが、実は一枚一枚がカミソリの薄さである複数のブーメランが重なったもの。
鋭い斬れ味を持ち、モーガンはこの薄いブーメランに乗って戦う。


◆ブロンコ・サンダース
声:池田勝


スリーSチームの三番手。
名乗りも上げずにいきなり攻撃したり、愛馬が動けなくなるとあっさり始末する粗暴かつ非情な男。
中心にプラズマが発生している蟻地獄で行われる第三死闘で富樫と戦う。
まずは投げ縄を使ったテキサス仕込みの馬術で富樫を引きずり回すが、富樫にの足を折られると馬をプラズマに落として殺害。
激怒した富樫を戦場に張ったワイヤーと、靴の先に仕込んだ刃物で攻撃するが、プラズマに落とされそうになって一度は命乞いをして負けを認める。
しかし、右手の義手に仕込んだサーベルで不意打ちを行い、富樫をプラズマに落として勝利する。
だが、直後に闘場の崩壊に巻き込まれて死亡した。勝ち損じゃねーか


◆ビル・ホワイト
声:玄田哲章


スリーSチームの一員。
スリーSチームの一番の新顔で、先が三又に分かれるを使うスキンヘッドのチームで一番大柄な男。
ブルースの墓に唾を吐きかけるなど、不遜な性格。
当初、四大死闘の代表に選ばれていたが、ブルースが復帰した事で代表を外される事が気に食わずに歯向かうも一撃で倒された。


■その他の登場人物


◆ストリートモンスター


ゴールデン・ヘル・チャーチへと向かう桃たちの前に現れたニューヨーク・ハーレムの暴走族で、金を奪おうとチェーンや特殊警棒で攻撃するも相手にならず教会への足代わりにされてしまった。



【ビッグ・バトル・オーガスト】

数年に一度、イタリア・アフガニスタン・トルコ・イラン・中国・ニカラグアなど世界各国の格闘技の猛者達が参加する、アメリカ大陸を舞台に開催される格闘技の祭典。前大会は1984年に開催された。
アメリカ四大財閥の一つ、クラーク一族が主催し、その起源は南北戦争にあるという。
アメリカ大陸各地に治外法権になっているいくつかの試練が用意されており、謎のマイク音声(声:来宮良子)による指示のもと、それを勝ち抜いたチームで決勝戦が行われる。
恐らく、複数のチームが勝ち残った場合に備えてのものだと思われるが、各関門には成績に応じたポイントが設定されている。


男塾は前大会での優勝チームであるが、司祭の話では実際は全員死亡しており、優勝というのもただ息絶えるのが数分遅かったという事だけに過ぎない。


◆司祭
声:内海賢二


最後の関門である、ニューヨークの教会「ゴールデン・ヘル・チャーチ」の司祭。
四大死闘を取り仕切り、その代表者を選出する。


◆第一関門・ハワイ
まず、軍用ヘリに吊るされたケージから脱出。
その後、シャチのいるから海底から油田を汲み上げる人口島に移動して島の爆発から逃れ、リモコン操縦で飛行するヘリコプターに飛び移る。


◆第二関門・ナイアガラの滝
サバイバル戦となっており、ヘリから落とされ、その後ナイアガラの滝をロープを這い上がって自力で頂上まで登る。
時には大量の丸太が降ってくるといったアクシデントが発生する事も。


◆第三関門・アラスカ・マッキンリー氷山
チームの一人に時限爆弾が付けられた状態でスノーモービルに乗り、爆発までに500キロ先にある小屋に辿り着く。


◆第四関門・ニューヨーク
制限時間内に、モータウンにある教会「ゴールデン・ヘル・チャーチ」に到着する。
一分でも遅れると試合放棄とみなされてしまう。


◆最終ステージ・監獄島
かつてアメリカ全土の凶悪犯が収容されていたが、あまりに残酷な拷問や処刑が問題となり閉鎖。現在は無人島になっている。
この地下で決勝戦が行われる。



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  • 正直なところ同時上映の「星矢」よりも好きだった!ただテレビ版自体短命だったからこの映画版もなかなか放映されなくて… -- 名無しさん (2020-11-28 00:14:41)
  • もしも三号生死天王が参加してたら当時の桃たちとの実力差からしてsssチーム瞬殺されてたろうな -- 名無しさん (2020-11-28 01:02:23)
  • 全滅した男塾の前代表というのはどんな連中だったのか…… 邪鬼や赤石や伊達と同期では無いのだろうし、全く想像がつかん -- 名無しさん (2020-11-28 04:13:29)
  • 雪山の500kmは子供の頃でもどうよ?と思った -- 名無しさん (2020-11-28 10:18:59)
  • 男塾アニメもリメイク復活されねーかなー? -- 名無しさん (2020-11-28 10:22:16)
  • 当時中学生だったんだが、死亡者が二人出たところでガチで凹んでいた友人と、本編だったら解らんけどどーせ映画なんだからラストでひょっこり出てくるだろ、と思っても黙っていた自分とではかなり温度差があった。それでもそのひょっこり出てきたメンツの「地獄の閻魔様がもっと男を磨いてから来いってさ!」という言葉がすごく『らしい』と思って感激した。 -- 名無しさん (2020-11-28 22:44:27)
  • ↑4 赤石の同期(2号生)は赤石以外ちょっと残念感あるからあの世代かもしれん -- 名無しさん (2022-01-17 12:00:33)
  • 赤石が停学になった間に(一番下っ端の一号生は全滅しているので)二号生が出征させられ、二号生の中でも割と見所のあった上位八人が優勝と引き換えに全滅し、残ったのが江戸川だった……とすると辻褄は合うな。鬼ヒゲが三号生を出そうと考えたのも、前に二号生が行って死んでしまったから必勝を期そうという事だったのかも。 -- 名無しさん (2022-06-17 01:01:09)
  • 規模のでかい大会の割には運営や主催者や観客がほとんど出ずに最後に無人のコンピューターが壊れて終わるから得体のしれない不気味さが残った -- 名無しさん (2022-06-17 01:09:48)
  • 男塾では今更だけどぜんぜん格闘技の大会じゃないよね。超過酷なクロスカントリーとアスレチックの大会じゃね? -- 名無しさん (2023-09-22 08:13:47)

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*1 正式な表記は不明

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