登録日:2020/10/04 Sun 11:45:45
更新日:2024/05/23 Thu 10:33:38NEW!
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来い、カリス…。来るんだ…。
やめろ…。その人達に手を出すな!手を出すな!!
ドラゴンフライアンデッドとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー剣』に登場する怪人である。
●目次
【データ】
身長 | 208cm |
体重 | 118kg |
種族 | アンデッド |
スート | ハート |
カテゴリー | 4 |
生物モチーフ | トンボ |
特色・力 | 飛行能力 無数のトンボ 両刃のダガー |
カード名 | フロートドラゴンフライ |
声優 | 福山弘幸(第14~16話) |
穴井勇輝(第36話) | |
クリーチャーデザイン | 韮沢靖 |
初登場回 | 『剣』第14話「エース封印!」 |
【概要】
現代において解放されたアンデッドの一体で、ハートスートのカテゴリー4に属する。
トンボの祖たる不死生物であり、バトルファイトで負った傷跡を残す黒い外皮「シールブラック」や背中の翅「フライングハイ」、仮面ライダーのような顔つきの黒い仮面が特徴。
優れた跳躍力を活かした身軽な動きで敵を翻弄し、柄の両端に刃が付いたダガー「サマーソルト」*1や前腕部から生えた鋭い棘「フライスパイン」で敵を引き裂く攻撃を得意とする。
また、トンボの怪人らしく、ホバリング能力に優れた背中の翅で自在に飛行する他、パワー自体もそれなりに高く、相手を抱えたまま悠々と飛び回る事も出来る*2。
他にもオレンジ色の両目「フライスコープ」は、たとえ暗闇であろうと対象物を視認出来るだけの暗視能力を持つ。
頭部にある2本のアンテナで眷族である無数のトンボ*3をコントロールし、敵の監視やメッセージを伝えさせたり、敵を撹乱したりする能力も備えている。
下級アンデッドの中では知能が高く、片言ではあるが日本語を話す事も出来る。
ラウズカードとしての能力は、使用者に浮遊能力を与え、空中飛行を可能にさせる「ドラゴンフライフロート」。
仮面ライダーカリスはこのカードと♥5・DRILL、♥6・TORNADOのカードによるコンボ技・スピニングダンスを発動する際に度々使用している。
また、第23話では仮面ライダーブレイドがイーグルアンデッドに奪われた♥A・CHANGEのカードを取り戻すべく相川始から借りて発動した他、
映画『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』でも仮面ライダーレンゲルが使用している*4。
【劇中での活躍】
初登場は第14話。
一貫して始を標的としており、テレパシーを送っていたが、仮面ライダーギャレンとピーコックアンデッドに負わされた怪我が完治していなかった始が中々応じなかった為、彼を誘き寄せる為に栗原遥香と栗原天音母娘をアジトである地下道に拉致。
続く第15話では、冒頭にて自身の目論見通りに到着した始と交戦。
当初は互角に戦っていたものの、次第に防戦一報となり、不利な状況だと判断すると、トンボの群れを呼び出してカリスを撹乱させ、その隙に逃走。
なお、遥香と天音は遅れて駆け付けた剣崎一真に救出されている。
以後は暫く行方を眩ましていたが、それでも懲りずに始を付け狙っており、第16話にてハカランダに眷族のトンボを送り込んで伝言を残していた。
貴様の弱点は分かっている。ここにいる2人だ……。
ビルの屋上で人間を襲撃していたところ、トンボを追って駆け付けたカリスとブレイドと交戦。
飛行能力で2人を翻弄すると、カリスを掴んだまま屋上から飛び去るが、カリスアローから放たれたフォースアローを腹部に撃ち込まれると体勢を崩して武器のダガーを落としてしまい、
そのままレストランに墜落すると店内でカリスと激しい乱闘を繰り広げていく。
天音達を標的にされた怒りからか、大勢の客がいるにも拘わらず容赦のない攻撃を続けるカリスをブレイドは制止するも、事態は一向に収まらず、阿鼻叫喚の様相を呈してしまう。
やっぱり、アイツは人間じゃない……!獣だ!
カリスの猛烈な攻撃の前に外へ逃げ出したドラゴンフライアンデッドだったが、その後も一方的に攻撃を受け続けた末、その場から逃げ出そうとしたところをスピニングアタックを食らって完全に敗北。
勝負が決してもなお執拗にカリスの攻撃を受け続け、ブレイドに止められてようやくその手を止めたカリスが投げ込んだプロパーブランク・♥4に吸収され、♥4・FLOATのカードとして封印されたのだった。
戦いは終わったものの、ブレイドは一般人を容赦なく巻き込んで戦うカリスに対して失望を露にする。
……何だ?
俺には君が分からない。ひょっとしたら、と思った。君と…一緒に戦えるかと……。
俺は誰とも組まない。
でも、天音ちゃん達を守る為に―――
それでも俺は組まない!俺は……俺のやり方しか知らない。
そうだな。無理なんだな……。
そして、そんなやり取りを交わした2人の前に最強の仮面ライダーが立ちはだかるが、それはまた別の話……。
その後の活躍
第23話では♥Aのカードをイーグルアンデッドに奪われ、カリスへの変身が不可能になった始が思わぬ形で使用。
何と♥4・FLOATのカードをカリスラウザーへラウズしてドラゴンフライアンデッドの姿に変身して応戦したのだ。
「カテゴリーAに比べればパワーが落ちる……」と零していたものの、ブレイドが加勢するまで何とか渡り合ってみせていた。
第36話ではジョーカーの力を狙う仮面ライダーレンゲルのテイピアリモートにより、モスアンデッド、シェルアンデッド、プラントアンデッド、センチピードアンデッド共々解放される形で再登場。
遊園地に出現するとジョーカーの捜索に乗り出していたが、暴走状態のジョーカーには敵わず、一撃で呆気なく再封印されてしまった。
その他にも、第38話の広瀬義人のアンデッド解放時の回想シーンや、第41話の城光のバトルファイトの回想シーンにも姿を見せている。
【余談】
劇中では天音や遥香を誘拐する卑劣な行為を行ってまで始を呼び出したり、不利になるとすぐに逃亡したりしていた為、
始から「呼び出しておいて、臆病な奴だ」と扱き下ろされていたが、デザインモチーフはなんとあの仮面ライダーV3だったりする*5。翅はV3の「グライディングマフラー」を模している他、右腰にはV3ホッパーまで付けている。
これはデザイナーの韮沢靖氏が『昭和ライダーシリーズ』を観て育った世代である為で、『怒った仮面ライダー』をコンセプトとしたローカストアンデッドと同様のパターンとなっている。
上記のように上級アンデッドやジョーカーを除いたアンデッドの中では人間の言葉を話す珍しい存在であり、他にはスパイダーアンデッドが該当する。
スーツは後に『仮面ライダーカブト』に登場するフォルミカアルビュスワーム オキュルスに改造された。
フロート
映画『MISSING ACE』の終盤、復活してしまった巨大邪神14に対し、仮面ライダー達がラウズカードの力を借りて空を飛びながら立ち向かうシーンがあるが……
(0w0)\フュージョンジャック!/
(0M0)\フュージョンジャック!/
(0H0)\フロート!/
ブレイドとギャレンがジャックフォームに変身する中、レンゲルだけ♥4・FLOATのカードを使って空を飛んでいるのだ。
絶妙なリズム感や音声の違い*6、『剣』のライダー4人の中で唯一強化形態が存在しないなどの理由から、レンゲル系の最大のネタとしてよく弄られている。
だが、裏を返せばレンゲルはジャックフォームに強化変身しないと追いつけない水準に既に立っており、フロートで飛行能力を補完するだけで充分という証左でもある他、
♥4は邪神の力を削ぐ為にその身を犠牲にした始が所有するハートスートのラウズカードであり、
「戦うんだ、もう一度!俺達の力で!俺達と…始の力で!!」という直前の剣崎の台詞からも読み取れる通り、ここにいない始の想いと共に戦うという意思を感じさせる熱いシーンでもあるのだ。それから僅か数秒後に14の攻撃で墜落した上、直後にブレイドがキングフォームにパワーアップした途端、一瞬で決着がついちゃったのは内緒だ
また、2019年には「仮面ライダー ザ・ダイナー」にて、平成仮面ライダー20作品記念メニュー第6弾となる「『剣』15周年」記念メニューの一つとして「レンゲルフロート」なるドリンク*7が提供され、
一部界隈では「シンプルながら完璧なやつ」「劇場版のアレかww」「名前直球で笑う」「盛大に吹いた」「悪意を感じる」など様々な反応が飛び交った他、
上城睦月役を演じた北条隆博(現・小嶋隆浩)氏も自身のTwitterで上記のメニューに触れながらリツイートし、
更に実際にこのフロートを飲み干して「空も…飛べそうです」と感想を述べた動画を投稿していた。公式や演者さんの方から積極的にネタにしていく『剣』のスタイルがここにも……
なお、肝心の♣Jは象の祖たるエレファントアンデッドなので、レンゲルはジャックフォームになったところでどのみち飛ぶ事は出来なかったりするのだが。
……何だ?
俺には君が分からない。ひょっとしたら、と思った。君と…一緒に追記・修正出来るかと……。
俺は誰とも組まない。
でも、天音ちゃん達の項目を守る為に―――
それでも俺は組まない!俺は……俺のやり方しか知らない。
そうだな。無理なんだな……。
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▷ コメント欄
- フロート! -- 名無しさん (2020-10-04 12:15:01)
- 胴体部分がV3の顔になってて、腰にはV3ホッパーらしき円筒がついてる -- 名無しさん (2020-10-04 19:04:38)
- ↑2何故かすごいネタにされるけど始の力だから協力していることには間違いないしレンゲルジャックフォームって仮に発現しても飛べないしね…。まああの戦闘でレンゲルと橘さんそんな役に立ってないってのは言っちゃダメ -- 名無しさん (2020-10-04 20:36:42)
- ↑ ダンボ... -- 名無しさん (2020-10-04 20:58:59)
- ↑それはD社の映画ゆえに孫引きも難しいぞぅ -- 名無しさん (2020-10-05 22:20:31)
- ↑↑エレファントアンデッドを「頑張ればお前も飛べるんじゃないの?下級アンデッドには飛べる奴沢山居るよ?」って煽ったらどうなるの、と -- 名無しさん (2020-10-05 22:29:05)
- せめてサゴーゾコンボみたいに重力操作できればね -- 名無しさん (2020-10-05 22:50:25)
- フロート自体は普通に良いシーンなんだけど、ジャックフォームもフロートもペチッと叩き落とされた直後にキング一撃な展開がどう考えても問題だと思う(結果論だけどあの数十秒の場面まるまる要らんやん…) -- 名無しさん (2020-10-06 03:36:32)
- ↑3大地「めんどくせぇな…」 -- 名無しさん (2020-10-06 17:41:49)
- ↑3サゴーゾは鬱陶しく飛び回る奴を地べたにブチ墜としてゆっくり料理できるから重量級パワー系にありがちな「スピード系や飛行系が苦手」って弱点が無いんだよな。メダル間の相性くらいしか苦手要素は無い。…しかし、翼で飛び回るトンボに「浮く」って能力はなんか違うと思う。「フライト」とかじゃダメだったんだろうか -- 名無しさん (2020-10-08 21:38:56)
- ↑ホバリングできるからじゃないかな。空中で静止できるのはまさに「フロート」って感じ -- 名無しさん (2020-10-08 21:40:58)
- ドラゴンフライの色すげぇ見にくいから変えていい? -- 名無しさん (2020-12-06 04:54:55)
- トンボは日本で勝ち虫、海外では不吉の象徴である竜の名を持つ事から忌むべき者と良くも悪くも言われるが、ドラゴンフライアンデッドはどちらかと言えばたぶん後者。同じハートのマンティスアンデッドの戦闘力に関しては熟知済みで卑怯者にならざるをえなかったと言える。後に自身が戦っていた相手がジョーカーだと知ったときはどう思ったか。 -- 名無しさん (2023-10-01 11:11:05)
#comment(striction)
*2 直接の描写は確認出来ないが、少なくとも小学生の天音と成人女性の遥香を同時に攫っていたと思われる。
*3 因みに現存するどのトンボとも姿形は異なっている様子。
*4 『剣』放送当時のDX玩具版ではレンゲルラウザーがクラブスート以外のラウズカードに対応していない為、本編第35話の「スピニングダンス(自己申告)」共々再現は不可能。
*5 仮面ライダーV3のデザインはドラゴンフライアンデッド同様にトンボがモチーフとして有名……だが、実はこれは後付けのモチーフで当初は仮面ライダー1号・仮面ライダー2号と同じくバッタがモチーフとされていた。なお、当初のコンセプトだったバッタモチーフのV3については2007年公開の映画『仮面ライダー THE NEXT』にて「ホッパーVersion3」という形で実現している。
*6 レンゲルラウザーの音声はブレイラウザーなどと同様に佐々木健氏だが、ラウズアブゾーバーとキングラウザー、ワイルドスラッシャーに関しては立木文彦氏が担当している。
*7 ノンアルコールドリンクで、その中身はブルーシロップ入りマンゴージュースに最中とマンゴーシャーベットをトッピングしたもの。
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