その着せ替え人形は恋をする

ページ名:その着せ替え人形は恋をする

登録日:2020/10/02 Fri 00:37:22
更新日:2024/05/23 Thu 10:32:42NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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出典:その着せ替え人形は恋をする(電子書籍) 4巻
(2019年10月25日発売、福田晋一、スクウェア・エニックス)



◆目次


◆概要

『その着せ替え人形ビスク・ドールは恋をする』とは『ヤングガンガン』にて2018年3号から連載している漫画。2023年10月時点で既刊12巻。
著者は福田晋一。


頭師(雛人形の頭部担当の職人)を目指す男子高校生が、オタクでギャルのヒロインと出会い、コスプレ衣装作りの楽しさと難しさを知っていく物語。
近年の趣味人マンガの必須要項として、コスプレに関わる技術関連は実際の衣装制作でも通用する「本格」の知識が紙面にずらりと並ぶ。


『次にくるマンガ大賞 2019』のコミック部門で6位、
『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2020』では男性部門を、『全国書店員が選んだおすすめコミック 2020』では3位に選ばれている。
6巻発売時点で200万部を突破するなど順調に売れ行きを伸ばし、2021年4月には7巻発売と前後してTVアニメ化も発表されている。
CloverWorksの制作で2022年1月8日から放送開始。
原作愛や熱意を感じる魅力的なアニメ化によってファンを大幅に増やし、アニメ放送開始から約1カ月で原作が累計150万部増加。
アニメ放送開始時には累計350万部だった原作が、アニメが放送されたわずか3カ月間で550万部突破まで増加するという快挙を成し遂げた。11巻発売時点で850万部まで伸ばしている。


またアニメ化に連動して『その着せ替え人形はラジオをする』と『その主人公声優は服を縫う』がスタート。
前者は喜多川海夢役の直田姫奈氏と五条新菜役の石毛翔弥氏がメインパーソナリティを勤めるラジオ番組。YouTube等で配信され、アニメ終了後も隔週で継続している。
後者は石毛氏がコスプレ衣装の製作に挑戦し、完成した衣装は直田氏が実際に着てイベント「AnimeJapan2022」で公開するという企画。作中で登場した黒江雫の衣装を製作する過程が放映された。


アニメ化に合わせて作られた公式での略称は「着せ恋」だが、以前からのファンの間では原題に倣った「ビスクドール」と呼んでいる人も多い。



◆あらすじ

五条ごじょう新菜わかなは雛人形の顔を作る「頭師」を目指して修業中の男子高校生。
趣味や好きなものが同年代と違うせいでクラスに馴染めない生活を送っていたある日、
いつも友人の輪の中心にいる喜多川きたがわ海夢まりんと思いもよらない接点が出来て……?


YGの新ヒロインはギャルで○○!?
ドキドキ山盛りのフェチシズム・スクールライフ開始☆


(公式より引用)


◆主な登場人物

  • 五条ごじょう 新菜わかな

CV:石毛翔弥、高柳知葉(幼少期)
本作の主人公。高校一年生。海夢からは「ごじょー君」と呼ばれている。
朴訥とした雰囲気で結構な長身、私服は常に作務衣。後に海夢と共に服を買いに行ったこともあるが、結局大差ない甚平を買ってしまっている。
アニメ版では早くに両親を亡くし、雛人形職人である祖父と2人で暮らしていることが描写されている。
祖父の影響で雛人形製作に熱意を寄せ、祖父と同じ頭師になるのを将来の夢として修行中の身だが、
結果として己の趣味が「雛人形製作(の練習)、雛人形鑑賞、雛人形と会話」と、同年代の男子と全くかみ合わないため高校に入ってからも友達はゼロ。
また、幼少期には当時の女友達から「男が人形好きなんて気持ち悪い」と己の趣味を真っ向から拒絶された事がトラウマとなり、消極的かつ自分の趣味を他人に言えないようになってしまった。
しかしひょんなことから海夢に人形趣味を知られた事をきっかけに、彼女のコスプレ衣装を作っていく事になる。
そしてもともとありのままの自分を周囲から認められている海夢に憧れていたが、自分の趣味を馬鹿にせず受け入れてくれた彼女にどんどん惹かれていく。


幼い頃に祖父に見せてもらった美しい雛人形を見てから、「奇麗」という言葉を特別視しており、本当に奇麗と思った時しか言わないようにしている。
初めてのコスプレイベントの帰路にて、寝落ちする直前に「奇麗でした」と、無意識にその特別な言葉で心からの感想を述べたことで海夢は彼に明確な恋心を抱くことになる。
なお海夢を惚れさせた当の本人は、彼女の人となりについて語る際にほぼほぼノロケじみた内容になるなど実質両想い状態だが、
自分の感情はもちろん海夢の思いにも気づいてない様子。はよ付き合え。


ちなみに衣装を作る時はちゃんと原作を全話視聴して(ゲームならプレイして)、衣装の作りだけでなく物語やキャラを理解してから制作する主義だが、
その際はキャラクターの露出が多かろうがエロゲーの濡れ場だろうが、動揺する事なく衣装の観察に没頭する2次元耐性の高さを誇る。
一方で現実の異性の肌の露出には男子高校生として至って健全な反応を見せ、水着姿の海夢を採寸した夜にいかがわしい夢を見て出してしまったり
ラブホテルでのコス撮影でトラブルに見舞われた際は帰宅後に右手が忙しくなったりする
「作ったはいいが、胸周りをはじめ布面積が極端に少ないので着用した海夢を直視出来なくなる」という理由でコス撮影の予定が見送られる事も。
不測の事態により海夢の家に泊まることになった際は、保護者不在時に海夢と二人きりで宿泊することの罪悪感や後ろめたさなどの感情が交錯した結果「寝なければ泊まったことにはならないのでセーフ!」という謎の結論に至り、
眠気防止の栄養ドリンクを飲んで夜通し(衣装制作の参考も兼ねて)ノベルゲーをプレイした。プレイした結果、別の意味で問題が発生するが


また、修行でずっと雛人形の衣装を作ってきたため、裁縫技術自体は物語が始まった時点でかなりのものだが、
人間が着るコスプレ衣装となると当然勝手が違う部分も多々あるので、当初は様々な問題や課題に直面していた。
そもそもコスプレという文化のド素人なのもあって、コスプレのノウハウについて経験者から学ぶ場面も描かれていくため、読者と共にコスプレの知識を深めていくキャラクターと言ってもいい。
話が進むにつれ、経験と持ち前の裁縫技術を生かして、より高度な衣装作りに挑戦していっているが、没頭し過ぎてなかなか完成度に満足できない元来の職人気質な一面を見せることも増えてきている。
またこれまで雛人形の事にしか目を向けてこなかった事が祟り、それ以外の見識が全く無い事が自身の制作活動の上限の低さに繋がっている事を嘆いている。
祖父の「色んな事やって色んなもん見とけよ。いつか必ず身になるからな」という言葉を苦渋と共に嚙み締める結果となっている。


CV:直田姫奈
本作のヒロイン。高校一年生。
美容院で知り合った編集に誘われて読者モデルを務めるほどの小顔で脚長・バストも豊かなスーパースタイルの美人。
母親を亡くして以降は父と二人で暮らしていたが、高校受験直後から父が転勤で単身赴任となり一人暮らしをしている。
外見と言動はギャルだが、趣味は二次元オタクであり女児向けアニメやエロゲーを嗜んでいる。
「一番好きなキャラ」と豪語するキャラが50人もおり、そんな好きなキャラへの押しを全力でアピールできるコスプレも好き。
詳しくは個別へ


  • いぬい 紗寿叶さじゅな

CV:種﨑敦美*1
桜ノ宮高校に通う二年生。なおエスカレーター式の女子校なので男に対する免疫がない。
新菜達より年上だが体型は小学生にしか見えず、何がとは言えないが生えてない。
実はSNS上で活躍する人気レイヤー『ジュジュ』として活動中。海夢が「神レイヤー」と評する程の存在だが、体型上どうしても似合うキャラが限られるのが悩み。


海夢がSNSにあげたコスプレ写真を見てその衣装に一目惚れ。その衣装を間近で見ようと海夢が参加するイベントに行き、
そこで衣装が新菜の作品であると知ると衣装制作を依頼するため、ストーキングして実家の人形工房を突き止め、新菜の友人を名乗って上がり込む*2という手まで使って直接交渉に訪れた。
その際に、自分の胸とつるつるな部分(婉曲表現)を新菜にバッチリ目撃されてしまうというハプニングに見舞われるも、最終的に衣装制作を快諾してもらえた。


彼女自身のコスプレのポリシーとして、「好きなキャラだからこそ、自分がやったらイメージを壊すだろうキャラのコスプレはしない」というものを掲げており、
海夢に対しては「衣装がかわいいなどのノリで、原作やキャラも知らずコスプレをするタイプの人間」だと勝手に嫌っていたが、
海夢と話すうちに自分と同じコスプレへの信条を持っていると理解して猛省。
そして海夢の猛アプローチや撮影スタジオ代の割り勘の提案もあり、乗り気ではなかった合わせでのコスプレ撮影を許可するほど態度を軟化させている。


その後は新菜と海夢が学業などで忙しかったのもあって暫く出番が無かったが、
文化祭が終わって一段落したのを機に海夢に作中のノベルゲーム『棺』の合わせの誘いを受け参加。
しかし紗寿叶はホラーが苦手であり、本番では死にそうになりながら撮影に励んでいた。


  • いぬい 心寿しんじゅ

CV:羊宮妃那
紗寿叶の妹で中学生。
堂々とした態度の姉とは違い、オドオドとした小心者。しかし姉とは対照的に背が高くスタイル抜群で、姉とはまた違った意味で歳不相応な容姿の持ち主。
姉のコスネーム(レイヤーとしての芸名)を考えたり、SNSの管理を担当している。(ただし内気な性格から他人に返信できず、結果として孤高のコスプレイヤー扱いされている)
またカメラが趣味の父の影響でカメラが好きであり、すなわち撮影を担当しているのも心寿である。
実は姉にも言えていないがコスプレ願望があり、それを知った新菜は彼女の夢を叶えるお手伝いをすることになった。
……が、そのコスプレがまさかの男性キャラであること、また中学生ゆえに予算の捻出が難しいという事情から、これまでにない創意工夫に挑戦することとなる。


  • 五条ごじょう かおる

CV:斧アツシ
新菜の祖父であり、五条人形店を営む人形職人(頭師)で職人歴48年を数える大ベテラン。
両親を亡くしている新菜にとっては育ての親であり、職人としての師匠でもある。
人形作りにばかり傾倒しがちな新菜の友人関係を心配していたが、海夢と出会い様々な経験を積むことが頭師としての成長につながると理解を示し背中を押している。
しかし、真顔でメモりながらエロゲをプレイしたり女もののストッキングを購入してきた孫を初めて見た際はさすがに衝撃が強かったのか卒倒し、腰を強打し病院に担ぎ込まれるという一大事にもなってしまった。
ほぼ一人暮らしの海夢が物凄い食生活を送っていることを知った際には新菜と共にドン引きし、彼女に五条家でごはんを食べていくように勧めた。


  • 涼香すずか

海夢が初めて新菜に作ってもらったコスプレ衣装を撮影した人の一人。
それから繋がりが出来たのか度々海夢は助言を貰っている。
温厚だが趣味に関しては並々ならぬこだわりを持ち、発言は現実のSNSや掲示板で愛を叫ぶオタクそのもの。


  • 姫野ひめの あまね

『コスラバ』の初瀬川昴のコスプレをして、コスイベに初参加した美女。20歳。
どこからどう見ても綺麗な女性だが、実は女装趣味の男性であり、美少女ではなく美青年。本名は『天野千歳』。趣味はソーシャルゲーム。


元々体格や声質が中性的な美少年だったが、それゆえに同級生にからかわれておりそんな自分が嫌いだった。
だが高2の時に姉の思い付きで女装メイクをさせられた時の驚きが忘れられなかった事がきっかけで、寛容な家族のアドバイスもあってコスプレにのめり込んでいく。
いつしか自己肯定できて人前で萎縮する事もなくなり、大学では女性の方から告白され彼女が出来るまでになる。
しかし自室の衣装を発見した彼女から浮気を疑われた挙句、「気持ち悪い」と女装趣味を頭ごなしに否定されたため彼女を捨てた。
女装のために彼女を捨てた事を後悔していないが、趣味を否定された事がトラウマになっており、海夢と新菜にこの趣味を告白する時は心の中で身構えてしまっていた。
だが、2人の心からの趣味の肯定や他のイベント参加者の暖かい反応もあり、「なんとなくでコスイベに参加したけど来て良かった」と2人に話すのだった。


  • 菅谷すがや 乃羽のわ

CV:武田羅梨沙多胡
海夢の友人。黒髪に赤のインナーカラーを入れたツインテールヘア。
森田を始めとした男子からは「ガースー」と呼ばれており賑やかな性格だが、新菜に意味深な視線を送る一面も。


  • 大空だいあ

CV:雨宮夕夏
海夢の友人。茶髪のセミロングで毛先が外ハネしているヘアスタイル。
目つきはやや鋭いが常識的な性格。


  • 瑠音るね

CV:関根明良
海夢の友人。茶髪のウェーブがかったロングヘアで前髪はセンター分け。
タレ目でおっとりとしており語尾が伸びる特徴的な話し方をする。


  • 柏木かしわぎ 四季しき

新菜のクラスメート。金髪でメガネ。
男子の中では小柄な方だが歯に衣着せぬ物言いをするなど若干キツめの性格。
一方で無理をしている新菜の心情を察したり、文化祭準備で差し入れを持って来たりと、気立てがいい面も見せる。


  • 森田もりた 健星けんせい

新菜のクラスメート。
声がデカくややデリカシーに欠けるような発言をしてしまうこともあるが単純な性格のため悪気は全くない。柏木曰く「くそバカ」とのこと。


  • 古賀こが 岳琉たける

新菜のクラスメート。
新菜に劣らず長身で左耳に釘ピアスをしている。


  • みやこ

涼香の友人。涼香にはみやちゃんと呼ばれている。
作中で登場するノベルゲーム『棺』の合わせを行うことになった紗寿叶の準備を涼香と手伝った。
自身も体型とコスプレの関係で悩んだ経験からその件についても紗寿叶に助言を行っている。


  • 緒方おがた あきら

涼香と都の友人のコスプレイヤー兼造形レイヤーの女性。喫煙者。
彼女の仕上げに興味を持った新菜が海夢が参加するイベントに参加するついでに対面することに。
Web上では「アキラ」名義で通しており、一人称も「俺」だったことから新菜は男性だと思い込んでいた。
造形レイヤーとしては普段は版権物ではないオリジナルの物を制作しており、新菜を同類として応援している。


かつて母親に漫画・アニメ趣味を良く思われておらず、漫画を全部捨てられた過去があり*3、本心に反してこうした趣味に対し表向きには「興味ない」と発言するようになってしまった。
その後、こうした環境から逃れるために遠方の短大に進学し一人暮らしを始める。
外出中に作中劇『フラワープリンセス烈!!』のガシャポンをしようとするが、同じゼミナールに所属していた涼香達にその姿を見られてしまう。
自分の趣味を見られ動揺した旭だったが彼女達も自身らがファンであったことを明かし意気投合。以来交友関係を続けている。


推しに対しては遠くから応援しているだけで幸せを感じており、挙動不審気味になる自覚もあるのでむしろ一定の距離を置いていたいタイプ。
これは推しに対しても一瞬で距離を詰めて溢れんばかりに気持ちを直接ぶつけていく海夢とは正反対のタイプ。
そのため「姫」と呼ぶ位、推している海夢に対しては当初意識的に距離を取っており、海夢は自分が嫌われていると誤解しており*4新菜には海夢とは相性が悪いのではないかと誤解されていた。
あながち間違いではなくこの二人は違う意味で相性が最悪であり、作中では海夢と目が合った瞬間に友人からも汚ねぇ声と言われるほどの声で叫びツーショットを撮った瞬間に本気で泣き喚いてしまった。




  • 司波しば 刻央ときお

「天命」と言う人気漫画を連載している漫画家。SNSでも公式アカウントを持っているがスタッフに委託している広報専用で自身で何か発信することはしていない。
名称は不明だが前作も人気を博しておりアニメ化を果たしている。アニメの方も旭曰く「文句の付けようもないくらい良かった」との事だった
が、司波的には納得に行く水準に達しておらず観てすらいない*5と対談で明かした結果、炎上したこともあり、良くも悪くも職人気質な性格をしていることで知られている。


◆劇中作

海夢は様々なジャンルの作品を嗜み、50人ものキャラを「一番好き」と評するだけあり、
作中でコスプレに挑戦する際の基となる劇中作もアニメ・漫画・エロゲームと多岐にわたる。


  • 聖♡ヌルヌル女学園 お嬢様は恥辱倶楽部 ハレンチミラクルライフ2

記念すべき作中最初のコスプレ対象作品にして、ガチのエロゲー
タイトルを聞かされた際、こういった文化に全く馴染みのない新菜は険しい顔で「なんですって?」と聞き返すしかなかった。初っ端からパンチ重すぎませんかね福田先生
作中の1年前に発売された超人気作で、なんとアニメ化の予定もあるという。
略称は『ヌル女2』で、ストーリーは学園長の孫である主人公が、訳あって女子高に男一人で入学させられるハーレムもの。
学園長命令で「恥辱部」に入らされて、部長の性奴隷にされた挙句逆レ○プされるというハードな陵辱展開もあるが、
基本的に愛ゆえの性奴隷で泣けるイベントも多いとは海夢の弁。


本作のキャラで海夢がコスプレしたいのは黒江雫くろえしずく
最初は全く笑顔を見せず冷淡な態度をとるキャラだったが、イベントをこなしてアヘ顔含む新たな表情を見ていくうちにいつの間にか好きになり、
素で性奴隷雫たんになりたい…♡」と思い至ったのが衣装制作へ挑戦したきっかけとの事。


新菜が海夢の家に泊まった際は彼の体型に合う服が無かったので、海夢が持っていた黒江雫のアヘ顔パーカーを着用していた。
パーカーでは無いが雫のアヘ顔Tシャツが現実でも制作された。関連イベントで使用されており実際に販売もされている


  • フラワープリンセス烈!!

海夢が初めて他のレイヤー(乾姉妹)と合わせを行った作品。略称は『烈!!』。
作中世界で10年ほど前に放送していた女児向けアニメで、主人公たちがフラワープリンセスに変身して悪と戦うという魔法少女もの。無印に次ぐ2作目な模様。
だが魔法少女というわりには肉弾戦がメインで、登場人物の人間関係も女児向けとは思えないほど複雑に入り組んでいる。
海夢は今でも大ファンでDVDボックスをコンプリートし、主要キャラの「二階堂シオン」のストラップを通学バッグにジャラ付けしている。
海夢が推している二階堂シオンとその姉の二階堂ネオンは共にファンが多く、放送当時から主に女子小学生と大きなお友達成人男性を中心に人気があった。
ちなみに、女児アニメなだけあり全126話しかない。それをちゃんと全話観る新菜の勤勉さよ。
『着せ恋』アニメではこの作品の描写が大幅に肉付けされ、その際には画面サイズを4:3にする、画質をあえてアナログ風にする、
キャストにわざわざ元ネタの女児向けアニメで出演していた宍戸留美氏丹下桜氏を起用するなど、妙に力が入っている。


本作のキャラで海夢がコスプレしたのは、「ブラックロベリア」
想いを寄せていた幼馴染の男友達二人が付き合っていた事実を知ってしまったことや、両親から愛されなかったこと(『着せ恋』アニメで追加された設定)が原因で闇落ちした過去があり、常に悲しげな表情を浮かべている。
海夢はシオンの大ファンだが、自分の背丈では華奢なシオンのイメージが壊れてしまうという理由からネオンのコスをすることに決める。
そして紗寿叶がシオンのコスをすると聞き、スタジオの使用料のワリカンを条件に出して合わせの交渉をする。最終的に紗寿叶が折れたことで念願の“烈!!”合わせを行った。


  • KILLING GIGS

海夢がやり込んでいる格ゲー。闇闘技場が舞台のようで、殺し屋やヤクザなどアウトローな者たちを集め、誰が勝つか金持ちが賭けをしているという設定。
プレイしている画面は原作・アニメ共に描写が無いので、どのような形式の格ゲーか詳細は不明である。


本作のキャラで海夢がコスプレしたいのは「ベロニカ」
懲役6万年の刑に処された囚人のようだが、ほぼ拘束具しか身に付けておらず肌の露出がかなり多い。
海夢は褐色肌、ジト目、ギザ歯、顔が天才、健康的な下乳、とキャラクターデザインをいたく気に入っている。
海夢「健康的な下乳を見ると健康になれるから最高!!」
ベロニカたゃと呼び、動きなどをもっと見たいという理由から、テスト勉強の時間を犠牲に一人2Pプレイでコンボの練習をするほど愛着をもっている。
しかし新菜が衣装を作ったものの布の面積が少なく、ベロニカのコスプレをした海夢を直視できないという理由から撮影は断念した。*6


  • 超売れっ子高校生ラノベ作家の俺が毎晩サキュバスに迫られて困っています

海夢が愛読している日常系四コマ漫画。略称は『サバこま』。
内容はタイトルから想像がつく通り、毎日徹夜している売れっ子ラノベ作家の少年のもとに現れたサキュバスが毎晩彼を寝かしつけるためにあれこれ頑張るというもの。
海夢からサキュバスについて簡潔に説明された新菜は物騒な漫画だと思ったが、実際に読んでみるとほのぼのとした世界観に惹かれ、本屋でコミックを買い集めるほどにドハマりした。
新菜がここぞと言う時に栄養ドリンクを飲んで徹夜作業するようになったのも本作の影響。


本作のキャラで海夢がコスプレしたのは「リズ」
ハーフツインの髪型が好きな海夢はリズも自動的に好きになったという。
リズの可愛らしさは自分に似合わないという理由でコスをするのを躊躇っていた海夢だったが、新菜から「似合うと思う」と背中を押されてリズのコスプレをする決心する。
ただ、これまでと違ってこの作品は絵柄がデフォルメ系だったため、想像でデザインを補うというプロセスが必要になった。


  • こちら月夜野♡カンパニー

略称は『こちカン』。なんでも屋“月夜野カンパニー”の社員である三人のバニーガールが主役のコメディ作品。
オチがだいたい予想できるがそれでも面白い王道のコメディで、アニメや漫画に疎い新菜も「誰も死なないから安心して観れる」と評価した。


本作のキャラで海夢がコスプレしたいのは「十六夜ありさ」
主役のバニーガールの一人で、海夢曰く「ぱっと見クール系なのにちょいドジで優しくていいヤツ」。
第一話のバニー服を着た時のリアクションを見て好きになり、一連のシーンの台詞を暗記している。
バニーガールが大好きな海夢は新しいものが出てもいいものは残り続けることをバニーガールを例にして新菜に熱弁し、彼も雛人形を思い浮かべながら納得した。


  • 生徒会長はNo.1ホスト

累計1000万部を突破した超人気少女漫画。略称は『生ホス』。アニメ化だけでなく実写ドラマ&映画化されたこともあり、作中世界での一般知名度も高い。
主人公の女子高生・三島暦が、生徒会長の鴻上麗が男装してNo.1ホストのレイとしてホストクラブ「レインボーローズ」で働いていることを知り、それを切っ掛けに様々なホストたちと出会っていくイケメンハーレムもの。
麗が暦の前で素の自分をさらけ出し、お弁当を作ってほしいと頼むシーンは作中屈指の名シーンとして人気がある。
海夢にとってもお弁当のシーンは思い入れが深いらしく、そのエピソードが収録されている原作14巻を買った日に20周したらしい。海夢から漫画を借りて読んだ新菜もガン泣きした。


本作のキャラで海夢がコスプレしたのは鴻上こうがみれい
作中で学生服やホスト時の男装など様々な姿を見せる麗だが、海夢は前述したお弁当のシーンのコスチュームを選択。
文化祭の男装ミスコンに1年5組代表としてこのコスで出場した。


ホラー推理ゲーム。教会で暮らすシスター達が次々と殺されていく猟奇作品。


  • 天命

司波刻央が描いている漫画。人間を嫌う神から派遣された天使ハニエルと人間との闘いを描く作品で、海夢曰く「グロくてエグい」話とのこと。
6000万部突破した人気作で最新刊はネットでも書店でも在庫切れになるほどだが、司波の意向でアニメ化は行われていない。
海夢は中学2年生の頃に本作を知り天使に憧れて髪をロングにした経緯があるほど思い出深い作品で、冬コミで天使のコスプレに挑戦することにした。




追記・修正はコスプレ衣装を自作してからお願いします。


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  • 作者が女性なのも有るけど、この作品のヒロインは前作に続き男キャラのごじょー君だと思う -- 名無しさん (2020-10-02 01:38:36)
  • 乾……ナニちゃん? -- 名無しさん (2020-10-02 07:49:02)
  • ごじょーくん本当かわいい -- 名無しさん (2020-10-02 20:19:44)
  • 記事作成乙です。登場人物が皆好きなことで輝いてて素敵だわ… -- 名無しさん (2020-10-03 01:53:31)
  • やたらえっちぃ体つきと少女マンガ系のお顔立ちで不思議な組み合わせの絵柄 -- 名無しさん (2020-10-03 02:43:36)
  • アニメ化おめ -- 名無しさん (2021-04-16 20:36:36)
  • 衣装とメイクに重点置かれててウィッグはスルー気味なのが悲しいな。やったキャラは大体大したセットが要らないキャラだから仕方ないっちゃ仕方ないんだろうけども… -- 名無しさん (2021-06-28 17:36:02)
  • 記事出来てたのか。ヒロイン役の直田さん、某ガールズバンドでもギャル役やってたな…(性格は微妙に違うが)。 -- 名無しさん (2022-01-09 21:54:52)
  • さっさとくっつきなさい、という昭和レベルのイライラ感(爆) -- 名無しさん (2022-01-15 00:09:14)
  • ごじょー君のクラスが善人過ぎる。特に類は友を呼ぶの好例たるまりんちゃん近辺。 -- 名無しさん (2022-01-15 02:13:51)
  • ↑ 優しい世界で作劇してるのは正解だと思う。結果的に日常系にも似た作りのお話になってるような。 -- 名無しさん (2022-01-17 18:54:13)
  • 新菜くんの『なんですって?』でハマった漫画。いつか買いたいわ -- 名無しさん (2022-01-18 15:51:27)
  • 半額になってたから合わなくても1巻くらいならと軽い気持ちで買ったがドハマりして全巻買いしたわ。主人公が実直、勤勉な作品は年取っても安心して見れていいな -- 名無しさん (2022-01-18 17:16:17)
  • やっぱラブコメってヒロインも大事だけど主人公も大事だよなぁ -- 名無しさん (2022-01-24 21:53:13)
  • ヒロインは五条くん -- 名無しさん (2022-01-29 13:53:06)
  • アニメの髪結いシーンが本気出しすぎで「ああ、このアニメのスタッフは理解しすぎてる」とおもたw -- 名無しさん (2022-02-02 23:49:29)
  • NTRのは喜多川さんじゃなくて五条くんと言う風潮 -- 名無しさん (2022-02-02 23:55:53)
  • ツルツルで毛が生えてないって何の話だろうなぁ(すっとぼけ) -- 名無しさん (2022-02-15 09:20:56)
  • ↑ 割と大きく開いてた(意味深)からな -- 名無しさん (2022-02-15 19:40:59)
  • あまねさんと付き合っておいて女装に退くとかどんだけ根性無しなんだか -- 名無しさん (2022-03-03 20:23:16)
  • あまねさんのフルネームは回想シーンより天野(クラスメートからの言葉から)千歳(姉の発言から)と思われる -- 名無しさん (2022-03-07 15:30:22)
  • 劇中作とエロネタがしつこ過ぎる -- 名無しさん (2022-04-11 20:33:57)
  • 「聖♡ヌルヌル女学園」のテレビアニメ版ってどんな内容なんだろう?やっぱり「プリンセスラバー!」や「ワルキューレロマンツェ」みたいに主人公は精神的には童貞だが毎回ラッキースケベに見舞われるって感じかなあ? -- 名無しさん (2022-04-16 18:47:16)
  • アニメ2期以降もやるなら麗様は坂本真綾さんに演じて欲しいなあ 花びらの吹雪とかテロップ演出とかも某ホスト部風で -- 名無しさん (2022-08-06 08:49:40)
  • アニメの烈は本気出しすぎだろ誰が本物連れて来いって言ったよ!(五体投地 -- 名無しさん (2022-09-26 12:31:34)
  • 「オタクに優しいギャル」作品かと思ってたら「オタク女の理想の理解ある彼くん」作品だったでござる -- 名無しさん (2022-09-26 17:13:54)
  • 絵柄とタイトルから敬遠してたけど読んでみたら案外面白い…… -- 名無しさん (2022-11-30 01:26:33)
  • 海夢はリアルの作品出していいならウタやウマ娘のコスプレもやりそうだな -- 名無しさん (2022-11-30 07:50:14)
  • メインのラブコメ軸線がすっかり臨界に達したため、「善良で微笑ましい限界ヲタク女性の生態を見守るマンガ」にシフトしつつある。 -- 名無しさん (2023-07-15 06:41:45)
  • さっさとアニメ第2期の情報を出せ。ワタシはあまねさんに声がついて動くのを観たいんじゃ(錯乱) -- 名無しさん (2023-10-19 20:50:54)
  • この前読んでハマった。 -- 名無しさん (2023-12-14 13:47:42)
  • アニメでは宇佐見さんが登場しないけど2期のありしゃの時どうするんだろうな -- 名無しさん (2024-01-24 23:07:11)
  • アニメ二期待ってますー、原作の展開ちょっと心配だよー -- 名無しさん (2024-05-01 11:31:08)

#comment(striction)

*1 種﨑は作者の前作である『桃色メロイック』のドラマCD版に四宮まさき役で出演していた。
*2 当時の新菜にしてみれば友達=海夢だったため、嘘をついて家に侵入した不審者と判断されてしまい、事件の原因となる。
*3 母親曰く「小学生までは許してやった」
*4 海夢は「そーゆー事もあるよね笑」という感じなので全く気にしていない
*5 原作の時点で納得の良く物が作れていないので自分の事も認めていない。
*6 原作コミックの表紙・巻頭カラーページやアニメOPでコスした姿を見ることができる

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