超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ(ボンボン版)

ページ名:超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ_ボンボン版_

登録日:2020/08/05 (水曜日) 19:04:35
更新日:2024/05/20 Mon 13:50:11NEW!
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コミカライズ コミックボンボン トランスフォーマー ビーストウォーズ ビーストウォーズネオ 今木商事 涙腺崩壊 漫画 講談社 アニメとの凄まじい温度差




銀河大乱!変身縦横!!



超獣戦争新章、開幕!!!



ここではアニメ「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ」のコミカライズ版について解説する。
作者は前作「」同様今木商事。




【概要】

コミックボンボンにて連載されていた「ビーストウォーズネオ」のコミカライズ版。
1999年4月号から同年10月号まで全7話が連載された。単行本は全1巻。
話の流れはアニメ同様、前作の戦いで宇宙に散ったアンゴルモアカプセルを探すというものだが、雰囲気はアニメ版以上にシリアスなものとなっている。特にラストの展開は涙腺崩壊必至。



ちなみに、アニメでは最後までカプセルは集めきれなかったが、本作では7つと限定されている。




【登場人物】


サイバトロン

本作ではアニメと異なりマッハキックは未登場となっている。


  • [[ビッグコンボイ>ビッグコンボイ]]

ご存じワンマンアーミーの教官。
性格はアニメ版に輪をかけて粗暴であり、多少は常識のあったアニメ版と異なり、
味方に被害が出るのもお構いなし、訓練も平然とサボる等やりたい放題。
初回で最前線の軍務を解かれ教官となった理由も偵察を命令されていた敵要塞惑星を無断で爆破して味方艦隊に損害を与え司令官の変形回路の故障を招いた上に反省の色なしのペナルティによるもの。
だがいざというときは的確に行動する等頼りになる所は同じ。
そのような性格になったのは過去の記憶がない事に起因しているようであり、正式にコンボイになったわけではない等謎も多い。


本人曰く「ビッグキャノンだけを頼りに生きてきた」とのことだが、キャノンを使わずとも十分強い。
だが終盤、部下を助けるためにキャノンを手放してしまい……。
それゆえか、以降ビーストモードに変身しない


さりげなくアニメ未使用のマンモスタンクモードも披露している。



ご存じキリン副官。
本作でエリート意識が強い威張りん坊だが、マニュアル無しでは何もできないヘタレでもある。
だが母艦ガンホー爆破の危機を守って以降(実際はハインラッドのおかげだが)はヘタレな面を見せなくなる。
一族は代々コンボイの家系とのこと。



  • [[ブレイク>ブレイク(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ熱血ペンギン。
その気の強さからビッグコンボイには反抗してばかりだが、彼からはそのやる気を買われていたのか、
「オレに何かあったらお前が指揮を取れ」と言われていた。
ペンギンだが、寒い所はそんなに好きではない模様。



  • [[コラーダ>コラーダ(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じニヒルコブラ。
冷静だが割とキレやすい性格。
ブレントロンに故郷を滅ぼされたり、デットエンドにタイマンで挑んでボコボコにされる等苦労が絶えない。
それでも父の仇を討つことが彼の戦う原動力となっていた。



  • スタンピー

ご存じ臆病ウサギ。前作のタスマニアキッド同様、ビーストモードはデフォルメされている。
気が弱いがいざというときは根性を見せ、アルカディスをソロ撃破したこともあった。
故郷の母へ仕送りをしている模様。



  • [[ハインラッド>ハインラッド(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ時間停止タヌキ。
原作に輪をかけてのんびり屋だが、その正体は…?


詳しくは彼の項目にて。


  • クロウコンボイ

第一話のみ登場のサイバトロン第七艦隊司令。
当時のビッグコンボイの上官にあたり、敵要塞惑星の偵察命令を出すが、無断で爆破されたために旗艦ナナツノコはボロボロになり本人の変形回路も故障。
頭は横倒し、口が嘴、片腕が翼という珍妙な姿で登場することになった気の毒な人。
オネエ言葉でまくしたてたりすぐに言い直したとはいえ軍規違反より先に個人的な故障について抗議したり上層部によるビッグコンボイの処分が楽しみだと笑っていたりコンボイとは思えないぐらい威厳に欠けるのも確かだが



デストロン


  • [[マグマトロン>マグマトロン]]

ガルバトロン亡き後に台頭したデストロン過激派の長。
愛刀マグマブレード振るい、その力はビッグコンボイと互角。
また、彼の過去を知っているようだが…?


その分離機能を活かし、首を外して胴体だけ相手に襲わせるといったトリッキーな戦法も披露した。




  • [[ガイルダート>ガイルダート(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ死んだふり副官。
本編以上に悪知恵が働き、不意打ちでビッグコンボイを倒そうとするが、
彼の怒りのビッグキャノンを受けて破壊された。



  • [[セイバーバック>セイバーバック(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ魔術師ステゴサウルス。
「美しくない」を連呼していた本編と異なり寡黙。
クロートラップモードの他に分身などアニメ以上にトリッキーな技を使う。



  • [[デッドエンド>デッドエンド(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ戦闘狂アンモナイト。
本作ではデッドガンは使わず、体術のみで戦う。
強者との戦いを求める武人であり、敵であっても強者には敬意を払う。
念願のビッグコンボイと対戦し、彼をも唸らせる名勝負をするが、
ガイルダートの罠に巻き込まれ重傷を負い、ビッグコンボイらを激励して散っていった。


「武運を祈るぞ若き戦士達!我が生涯に悔いなし!」



  • [[スリング>スリング(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ単純ディメトロドン。
特に活躍もなくフェードアウトした。



  • [[アルカディス>アルカディス(ビーストウォーズネオ)]]

ご存じ策士始祖鳥
本作ではマグマトロンに金で雇われた殺し屋。
新兵たちを狙うが、スタンピーの奮闘により倒された。
語尾「ザマス」を付けて喋る。



  • ハイドラ―
  • ハードヘッド

デストロン別動隊のプテラノドンパキケファロサウルス
ガンホーに侵入するが、ハードヘッドのミスで自滅した。




ユニクロン及びブレントロン


  • ラートラータ
  • エルファオルファ
  • ドランクロン

ユニクロンの部下のフューザー戦士。
本作では同個体が複数存在する。
だが知性が低くカプセル集めには向かず、星々を荒らしまわることしかできなかった。
戦闘力は高いようだが初見殺しの面が強かったのか、最終決戦ではバタバタ倒されていた。



  • [[ユニクロン>ユニクロン(トランスフォーマー)]]

ご存じトランスフォーマー最大の敵である破壊神。
本作ではガルバトロンの姿ではなく本来の姿(頭部のみ)で登場。
序盤はブラックボールに化けてサイバトロン・デストロン両方に協力していたが、終盤にて正体を明かした。



【登場する惑星】



  • 惑星ラクソー

ピラミッドの形をした星。星全体が砂で覆われている。
アンゴルモアカプセルの影響で砂粒が機械生命体「サンドロン」と化しており、
相手の姿をコピーしたり、体内に入り込んで苦しめる。



  • 惑星グリンガルド

世界樹の力により緑に覆われた楽園。
だがアンゴルモアカプセルの影響で全てが凍結してしまっていた。
スタンピー達がカプセルを取り出すと、また緑の覆われた星に戻った。



  • 彗星ヨルムンガンド

蛇行運転しながら宇宙を飛ぶヘビ型の彗星
内部には居住区があり、本作におけるコラーダの故郷。
だがブレントロンにより彼以外の住民は殺害されてしまった。
天から降りてきたイカ神「スクーバ・ゲソ・モンゴー」を崇めており、彼から変身能力を得たと語られている。
その話を聞いたブレイク達は、自分らの星にも同じような伝承があると言っていた。



他にも本編ではカットされたが、単行本のおまけコーナーによると、
邪教クマとの死闘や、海の星でのスタンピーのロマンス、刑務所からの脱獄といったストーリーが予定されていた模様。









以下、終盤のネタバレ注意。
















ビッグコンボイとマグマトロン。
彼らこそが最後のアンゴルモアカプセルであった。
カプセルの1つは時空を超え、ある惑星に漂着、
そこにいた一匹のマンモス恐竜達をトランスフォーマー化させ消滅した。


そのため両者にはアンゴルモアエネルギーが流れており、ユニクロンは手始めにマグマトロンを捕食するも、
ビッグコンボイはハインラッドに助けられて難を逃れ、彼から真相を聞き、
マグマトロンからマグマブレードを受け継ぎユニクロンとの決戦に挑む。


ちなみに実際にはビッグコンボイはその星に漂着した瀕死のライオコンボイからマトリクスを受け継ぎ、トランスフォーマーとなっている。
また、ライオコンボイの部下たちも漂着先の動物立に自分の魂を捧げ変身能力を与えていた事が示唆されている。



最終決戦

ユニクロンはセイバートロン星を吸収し完全体となり、サイバトロン・デストロン両艦隊を全滅させる。
だがビッグコンボイの罠にはまり、周囲の惑星の爆発に巻き込まれて四肢を破損。
苦し紛れにブレントロンを召喚するが、ビッグコンボイは易々と撃破。


ロングラックはブレイク・バスターモードを乱射し一掃、だがブレイクは目を回していた。


スタンピーはコラーダ・キャノンモードに搭乗し進撃、家族の魂を受け継ぎ2人は戦う。



そしてビッグコンボイはマグマトロンの魂が込められたマグマブレードの一閃でユニクロンの頭部を破壊する。
だがゲル状の本体が飛び出してきてビッグコンボイの体を乗っ取ろうとしてきた。
既に細胞レベルでの融合が始まっており、身動きが取れない彼は最期を悟り、マトリクスのパワーを解放する。




スタンピー、ロングラック、コラーダ、それにブレイク……



こんなオレによくついてきてくれたな……




ありがとう……





閃光と共に、両者はこの宇宙から消えていった。




その後、復興中のセイバートロン星にてビッグコンボイの墓参りに訪れたブレイク達。
そこへ宇宙の創造者「時と空間を統べる者」の部下ハインラッドが現れ、彼らをある星へ連れて行く。


そこには一匹のマンモスがいた、ビッグコンボイのスパークは統べる者に回収され、普通のマンモスとして別の宇宙で再生されていた。
だが記憶は完全に消され、ブレイク達の事は覚えていなかった。
そんな彼にブレイク達は今回の功績でコンボイになれた事を報告し…。




あんたはオレたちにとって、永遠に教官だ。



ビッグコンボイ教官に、敬礼!!!




涙ながらにマンモス=ビッグコンボイに敬礼するブレイクたち。
それを見届けると、マンモスは去っていった。
その背中を見送る若きコンボイたちの耳に、教官の声が聞こえてきた……





お前らにしちゃ、上出来だ……






【余談】

単行本のラストにはブレイク達のその後が記載されている。



ブレイク

ビッグコンボイの後を継ぎ、新兵の教官をしているが、彼同様サボってばかりいた。



ロングラック

主に後方支援の仕事をしており、コンボイ評議会に入るべく勉強中。



コラーダ

予備役となり、新たなヨルムンガンドを作るべく活動している。
何故かアニメ『小さな巨人ミクロマン』の敵キャラと同じコブラージと誤記されている。



スタンピー

勇敢な将校として前線で活躍し、部下からも慕われている。



ハインラッド

相変わらず統べる者の部下として忙しく働いている。




お前らにしては、上出来な編集だ……


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  • 懐かしい!!見た、確かにリアルタイムで見た!記事ありがとう!!! -- 名無しさん (2020-08-05 21:54:56)
  • 懐かしい。アニメの方はほとんど見てなかったから、俺にとってビーストウォーズネオはこっちのイメージだな。 -- 名無しさん (2020-08-06 12:41:21)
  • アクロイヤー?>何故かコブラージと誤記 -- 名無しさん (2020-09-06 16:50:29)
  • 新装版読んだけど、ビッグとマグマがアンゴルモアカプセルって設定が凄まじかった 最後の敬礼最高だろ -- 名無しさん (2023-10-24 18:10:10)

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