登録日:2020/06/26 Fri 00:59:26
更新日:2024/05/20 Mon 11:07:08NEW!
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・・・その程度で私を殺すつもりか?
楓/ルーシーとは『エルフェンリート』に登場するキャラクターで、同作の主人公である。
ここでは別人格の「にゅう」についても記述する。
概要
身長:162cm
体重:48kg
年齢:18歳
新人類・ディクロニウスのミトコンドリア・イヴであり、生殖機能を持った唯一の個体。ベクターを駆使し、自身やコウタ達の命を狙う敵や刺客を殺し続ける殺人鬼。なお、「ルーシー」という名前は国立生態科学研究所に捕われていたときにつけられたコードネーム*1である。
服装はよく変わるが、容姿は猫耳に酷似した肌色の角に桃色のロングヘアの巨乳、といった感じ。原作・アニメの終盤では、幼少時代と同様のショートカットになった。
また目付きも肉食獣の如く鋭いが、幼少期や風邪を引いた際には優しいものになっている。
様々な出来事を経験し精神面で憔悴し切ったこともある為か基本的に男勝りな口調かつネガティブシンキングでやさぐれており、自分達の私利私欲の為に誰かの自由を踏み躙る連中や戦闘に快楽を見出す戦闘狂達に対し蛇蝎の如く嫌悪している。また、彼等を直接殺害することも厭わない為非常にハード且つ容赦ない言動が目立ち、コウタと動物(特に犬)以外は誰に対しても心を閉ざしている。
だが彼女の本来の性格は、自分の大事な存在や無関係な人間を戦いに巻き込もうとはせず、例え自身を犠牲にしても守り抜く思いを秘めた少女である。それでも誰かに自身の思いを伝えるのが非常に不器用なことで思い悩んだり、自分の境遇やコウタへの思いに耐え切れず、顔を赤らめたり涙を流したりと年相応な少女としての一面も。
また、過去の件で何があっても「コウタと動物は傷つけず、蔵間に関しては敢えて殺さない」と決めている。
物語序盤の研究所脱走時に、頭部に銃弾による衝撃を受け記憶喪失になるのと同時に人格が分裂。分裂した人格である
「にゅう」が生まれた以来、頭部に衝撃を受けたり、心理的に強いショックを受けた時等で人格が入れ替わるようになった。また、2つの人格で記憶の共有はできないらしく、お互いが別人格でいた時の記憶が無い模様。
後に角沢教授に拉致された事件がきっかけで記憶を取り戻したが、それはルーシー自身のコウタ達に対する贖罪の為の戦いの始まりでもあった。
技・能力
__射ちなよ。
幼少の頃から人間達と激しい戦闘を繰り広げただけあって、目まぐるしく変化する戦況に即座に対応可能。
- 複数であっても相手の銃器の引き金を引く前にベクターの範囲内に接近し瞬殺
- 坂東やナナとの戦闘ではそれぞれ「ベクターの範囲外から攻撃する板東に対し近くにあったマシンガンで狙撃」、「マユを逃がそうとしたナナを彼女の左足と右手の指を切断」したことで形勢逆転し勝利
・・・など合理的且つ相手の息の根を止めるのに最適な戦法を用いる。
だが、戦闘ではベクター任せであるためか体術や徒手空拳を全く行わない。また蔵間に平手打ちを喰らった際には吹っ飛ばされた為、自身の耐久力やパワーは同年代の人間の少女と変わらないと思われる。その為、マリコの様な自身のスペックより上回る敵と相手した際には苦戦する描写も見受けられた。
- ベクター
ディクロニウスが共通して持つ特殊能力。細胞同士を繋ぐ力を使い形成された、先端が人間の両腕の形をした透明な触手。通常は人間には視認不可だが、波動が強いときに限り目視できる。触手の本数や長さはディクロニウスごとに異なり、長さが短いほど力が強い。そのため、作中では総合力でルーシーが最強とされている。ルーシーのものは最大本数が4本で、射程は全ディクロニウス中最低の約2m。
高周波による微振動発生で敵の殺傷をすることができるのは勿論、多少熟練すると外傷なく内部の血管のみを引きちぎり殺害することも可能。またベクターで物体を投擲した場合、人間程度であればシャーペンでも殺害可能なので、戦闘の際は周辺に物体が全く無い状態にすることも重要。
応用として銃弾、爆風などの物理攻撃をそらせるが、鉄球など質量が大きく運動量の高い攻撃は減速してダメージを抑えている。またベクター同士の場合は防ぐこともそらすこともできないが、互いに掴むことは可能。
元々は人間の進化の過程で生み出された新たな生殖器官であり、人間の男にベクターウイルスを直接植え付けるためのパイプとしても使用される。
弱点は、本体が強い痛みを感じている時やベクター封じで封じられているは出せなくなること、また自身の限界を超えて使いすぎると体組織が崩壊し身体が溶解してしまうことである。
- ベクターウイルス
レトロウイルスの一種。人間の男のみに感染する。空気に触れると死滅してしまうため通常はベクターをパイプとし、直接植え付ける方法で感染させている。
また、感染した男は交配すると(生殖能力を持たない)ディクロニウスしか産めなくなるため去勢する必要がある。
- 角
ディクロニウスが共通して頭部から生やしている突起物。肌色で猫耳のような形状をしていたため、読者及び視聴者から単なるコスプレの一環かと思われた。だが、ルーシーやディクロニウス達の素性を知った際は絶望した模様。
攻撃手段として用いたシーンは皆無。折られると弱体化はしないものの、
断面から出血し、白目を向き悶絶する程の激痛が迸る様子であった。
アニメ版では折られたままだったが、漫画版ではルーシー再覚醒と共に折れた角が再生。一時角の長さが伸びていた。
他にもディクロニウスが共通する器官として、卵ほどの大きさに発達した松果体がある。脊椎動物等では、主にメラトニン(睡眠ホルモンの1種)を分泌し脳に直接光の刺激を伝える第3の眼とも言うべき脳の器官である。本作ではディクロニウスの身体構造が基本的にヒトと変わらないため、主にベクターを発現や大脳との相互伝達によるコントロールの制御器官としての役割を担っていると思われる。
にゅう
にゅう!
ルーシーの別人格で、彼女が「角がなければこうありたかった」と無意識で願っていた自身の投影。本人とは異なり、明るく人懐っこい性格。当初「にゅう」としか喋れなかったことからコウタが名前をつけた。髪型はショートヘア。
最初は赤子同然の知識で「にゅう」と喋ることしかできなかった。特に初めて楓荘に連れてこられた際は、床で失禁をやらかした。しかもアニメ版でもノーカットで流された。作者故仕方が無い。徐々に言葉と生活習慣を覚え、半年後には普通の少女となんら変わらない会話レベルと節度を身につけた。ただ、コウタの腕が自分の胸に触れたことが切っ掛けで女性の胸(特にユカのような巨乳)に興味を示し、楓荘の住人の胸を触ることもしばしば。
基本的にはこの人格が出ている状態ではベクターを使えないが、物語後半で角沢長官に捕獲された際にルーシーを知ったことでベクターを発動。以降、にゅうの人格のままでもベクターを使えるようになった。
以下、彼女の出生及び過去
ここの子どもはみんな不幸だ。自分が不幸だから、自分より不幸なものが必要なんだ。
実はルーシーの母親が、突然変異で「生まれた子が必ず生殖機能を持ったディクロニウスになる」体質を持っていた。このことから、初の生殖機能を持った個体として出生してしまった為に父親に雑木林に捨てられた。またルーシーのことを案じ探していた母親も研究所に捕獲され、角沢長官により無理強いされルーシーの異父弟を授かってしまい出産直後に自殺した。
天涯孤独となった後、養護施設で幼少期を過ごした。角のせいで他の子供達に虐められ、施設の職員からも内心気味悪がられていた。上記の台詞を呟いていたことから、この頃からこの世界に嫌気が差していた様子。それでも、夜中に施設を抜けては山奥で内緒で子犬を飼っていたことから、「唯一自分のことを受け入れてくれる存在」として心の拠り所となっていった。
だがある日、いじめっ子に目の前で子犬を施設に連れ込まれ、花瓶の殴打で惨殺されてしまった。更に不幸なことに、施設で唯一信用していた女の子がルーシーを「自分より不幸な存在が欲しかった」為に子犬の所在をいじめっ子に教えたことに気付いてしまったのだ・・・。
人間じゃないのは・・・人じゃないのはッ・・・!
お前らのほうだああああああああああああッ!!!
子犬を殺された悲しみ、人間達に対する怒りや絶望でディクロニウスの力に覚醒。ベクターを発動し、施設の人間達を惨殺して逃走した。
その後は、人を殺しては一夜の宿を得たりしながら彷徨っていた。この件で彼女の心にトラウマを負った為か、動物(特に犬)を傷つけていない。
すまない、私のせいだ・・・。
みんなと少し違うだけで・・・何故こんな目に遭わなきゃならない・・・どうして・・・!?
子犬の墓石を立て供養し、角をもぎ取ろうとした所でコウタと出会った。初めは子犬の件で彼を拒絶していたが、自分の角に偏見を持たないどころか何故か「かわいい」ではなく「かっこいい」と評価し、雨の日に角を隠すために帽子をくれたことで徐々に心を開き、彼に好意を抱くまでになった。因みに動物園のデートの際に、子犬の件がフラッシュバックして「動物なんて興味無い」と言っていたが、象やキリンを見たときは普段の彼女とは思えない位にテンションが上がっていた。ルーシーマジチョロイン。
うっわー何これおっきーおっきー!おっきー!すっごく大きいよー!
うっわー首なっがー!首ながーい!ねーちょっと長いよ首!すごーいすごーい!
だが自身が一晩の宿を得ようと無関係の人間達を殺害してきたことで躊躇いを感じ始めた際、遂に自身のDNAの声を発現させてしまった。
動物園の帰りで夏祭でコウタと一緒にいても良いか尋ねたら、「男の子の従兄弟がいる」という理由で断られた。この時ルーシーは自身の立場やコウタの事情を考え受け入れた様子だった。だがDNAの声に唆され、反発するものの彼の首を絞めてしまった。また、同時にとあることをコウタに懇願した。
コウタ、お願いがあるの・・・。私がもし・・・他の誰かをたくさん殺すようになったら・・・。
な、何の話・・・?
コウタが・・・コウタが私を殺して・・・。
翌日、コウタに自分の気持ちを伝える為に夏祭に来たのだが、ユカに抱きつかれているコウタの姿を見てしまい「自分を裏切った」と勘違いしてしまったのだ。
簡単なことだ・・・世界を、私のいるべき世界に変えれば良い・・・!それが出来るだけの力を私は持っているのだから__!
選べ・・・疎まれ、蔑まれ、このままのたれ死にするか__!それとも、自分の居場所を自分で作るか__!
コウタ・・・さよなら・・・本当に好きだった・・・。
滅ぼしてやる・・・貴様等全員をな・・・!
ここで遂にDNAの声に従ってしまい、コウタから貰った帽子を取り、その場にいた無関係な人々を大量殺害してしまった。
更に帰りの電車に乗っていたコウタの前に現れ、人類との、そしてコウタとの未練を断ち切るために、コウタの目の前でカナエ(コウタの妹)と父親を惨殺してしまうのであった。
_嘘つき__!
どうしてこんなことするの!!?僕達は友達じゃなかったの!!?
何言ってるんだ、友達だから殺さなかったんじゃないか。次は、あの女だな。
もうやめてよ!!やめてよ!!もうやめてよお!!!
やめてくれ!!やめてよお!!やめてよ!!もうやめてよお!!!
コウタの叫びによって、ルーシーはコウタを悲しませてしまったことを知り、彼への想いや彼の家族を殺した自責の念を長く持ち続けてしまう。以降彼女は、「コウタに謝る」為だけに生きていくが、記憶を取り戻した後はより罪悪感を抱くようになってしまった・・・。*2
その後警察に追われている最中、とある倉庫で迷子になった少女の高田愛子と出会った。上記の経験もあり彼女と関わりを持とうとしなかった。だがベクターでぬいぐるみを手玉のように動かしたり、自分を「何でもできる魔法使い」と称したりして比較的早く打ち解けたこともあってか、その後の彼女と比べて明るい表情も多かった。だが蔵間達に発見され、彼の部下の銃弾によりルーシーを庇った愛子が負傷。負傷した愛子を助けることが出来ないことに嘆き慟哭した。
何が魔法使いだ・・・目の前の命1つ救えないことも・・・!
その後、愛子の命を条件に研究所に投降。しかし、手術の失敗で彼女が死んだことを恨み、涙を流しながら蔵間への復讐を宣言。数年間厳重に拘束された。*3
お前は殺さない・・・いつか必ず、お前も同じ目に遭わせてやる・・・!
お前に関係する者全て、皆殺しにしてやる、いつか必ず・・・!
だが、角沢教授の画策により移送中に逃亡。以降、本編へと繋がる。
DNAの声
もう分かっている筈だ__この世界は、私がいるべき世界ではない__!
CV.小林沙苗
ルーシーの別人格の1つで、彼女のディクロニウスとしての本能が人格形成された姿。内なる声として絶えずルーシーに囁き続け、人類を絶滅させようとした。
ルーシーの精神内では当初顔に包帯を巻いた姿で現れていたが、やがてルーシーと瓜二つの姿を現した。但し顔…特に目つきは完全に異なり、目の輝きが完全に失われていることもありルーシーっぽくない顔で描かれている。
要は8年前に夏祭での殺人事件とコウタの家族の死を引き起こした張本人であり、本作のラスボスである。
コウタとのデート中にルーシーの精神世界で顕現。彼女に「女の子の従兄弟にコウタを取られるくらいなら殺してしまえば良い」と囁き、彼の首を絞めさせた。更にコウタに裏切られたと勘違いしたルーシーの嫉妬心に漬け込み、彼女に殺人を犯させた。
その後もことあるごとにルーシーに自分に従うよう囁き続け、彼女に数多の殺人を起こさせていた。
ちなみにこの人格は彼女のみならず、殆どのディクロニウスの本能が人格形成されてしまう。人間に対する攻撃性は個体差もかなり大きく、マリコのようにすぐ殺人を抵抗無く行う個体も多いが、ナナのように情愛が勝ってむやみに殺人を行わない者もいる。
愛する者の贖罪の為だけに生きてきた新人類のイヴの最期
アニメ版
最終回で蔵間とマリコの最期を見届けた後、研究員に殺されそうになっていたナナを助け、一人コウタの下へ向かった。そして8年前の事件の記憶を取り戻したコウタに自分が人類を滅ぼす存在である事、8年前からずっと抱いていた想いを告げコウタの下から去ろうとしたが、その直後にコウタに赦され和解。その後、待ち構えていた警官隊と対峙し消息不明となる。角が折れる描写があるが自身の生死は不明。
また、最終回のラストシーンでルーシーらしき影が楓荘の門に写っている描写があるが、この影が彼女かどうかは不明。
コウタは・・・この地獄の中で・・・私の前に不意に現れたつかの間の夢だ___。
何もかも忘れて・・・ただ、コウタの側にいたかった・・・。
悲しい思いを・・・沢山させてしまって、ごめんなさい・・・。
原作漫画版
後半でマリコとの戦いで角を折られしばらくの間ルーシーの人格は眠ったままであったが、坂東との二度目の戦いで再び目覚めた。
その後、能宗の特殊急襲部隊によるルーシー捕獲作戦で楓荘が襲撃された際、コウタが銃で撃たれるのを見たことで、怒り狂ったルーシーの人格が発現。彼女がマリコのクローンたちと戦っている最中に、シンシアを千切った事でコウタが失っていた記憶を取り戻すきっかけを作ってしまった。以降、父と妹の死の真相を思い出したコウタに憎まれることになってしまった。
戦闘の結果、角を折られた事で再びルーシーの人格は眠りにつき敗北。研究所へ連れ戻されてしまった。
研究所に連れ戻された後、ディクロニウスの異父弟と角沢長官によって引き合わされ、長官から仲間になるよう説得される。だが、「自分達の血を残してはいけない」という思いから弟と長官を殺害。その後アンナを撃破し、施設の人間を手当たり次第に殺害し戦闘の余波で崩壊した研究所から脱出。妹を殺したことを謝罪するべくコウタのもとへ向かい、再び由比ヶ浜に流れ着いた。
尚、この戦闘でルーシーのベクターの長さは2㎞弱にも伸びていた。
その時、病院から抜け出してきたコウタと再会。彼に諭されて二度とベクターの力を使わないと決め、蔵間がその場に現れた際に彼に殺される事を覚悟した。だが、直後にDNAの声に意識を乗っ取られ蔵間を攻撃してしまい、それを目撃したコウタに完全に遠ざけられてしまった。その直後、コウタが蔵間の銃撃を受け負傷した為に暴走。コウタを助けるためにベクターの力で彼を治療しつつ、ありとあらゆる敵を殺戮、全滅させた。だが、彼女も生物の範疇にあるためその力は無限ではなかった。コウタの治療や自分への一斉攻撃からコウタを守るためにベクターの物理的攻撃力を限界を超えて行使した反動で、彼女の身体は元の姿をとどめないほど溶けてしまったのだ。
その直後に彼女を見限ったDNAの声に体を乗っ取られ、世界中に向けてベクター一斉射出による無差別攻撃を開始。そのベクターはどのディクロニウスのものよりも巨大で、本数も射程も力もルーシーのものを大きく越えており、自らへの反動を考えなければ地球規模の大破壊を起こすことが可能だった。
そしてコウタにも複数のベクターを伸ばし攻撃を加えようとしたとき、にゅうと共に幻影としてコウタの前に現れ、コウタ達を傷つけないようにベクターをそらし続けた。
忘れたのか?今まで人間達から受けた仕打ちを__!
忘れてなんかいない!!
こんな世界無くなってしまえばいい、壊れてしまえばいいと今でも思っている・・・なのに__。
どんなに嫌われても、どんなにいじめられても、どんなに虐げられても。
それでもやっぱり一人じゃ、さみしいんだ。
最期は銃を持ったベクターをコウタに伸ばして手渡し、自身を殺害させた。8年前にコウタに言ったことを実行してもらい、その短い生涯を終えたのだった・・・。
夏祭りの最後の日にあの場所に来てくれ、私はそこでお前が来るのをずっと待っている
私はずっとコウタを忘れない、私はずっとずっとあの場所でコウタと会えるのを待っている
もしいつか生まれ変わったら、今度はいい子になるから
だからずっとコウタのそばにいられればいいな_____
壮大な事件が結末を迎えた後、コウタは退院した。だが彼の心の傷は癒えず、毎年夏祭りの最後の日にはルーシーとの約束のため、約束の場所である子犬の墓石に赴いていた。しかし、当然ながらルーシーは現れなかった。
そして10年の月日が流れ、コウタはユカと結ばれ娘が産まれ、彼女にも「にゅう」と名づけた。それでも彼はルーシーとの約束を守り続けた。そしてにゅうを連れてきた時、彼女が偶々犬の墓に埋まった瓶を見つけた。それは8年前の夏祭りの最後の日にルーシーが埋めたものであり、その中にはルーシーからの手紙とコウタがプレゼントした翡翠が入っていたのだ。
その後、コウタがルーシーとにゅうのそれぞれの面影を持った角のない双子の女の子に出会った。
双子の女の子の名前が「楓」であり、ルーシーがコウタたちと共に住んでいた場所も「楓荘」だが、その解釈を読者にゆだねつつ物語は終わるのだった。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / また会えたね!! / / / / この石ずっとずっと / / 大切にします. / / 結婚指輪にしたいなぁ・・・ / / 耕太へ / / 楓より/ /_____________/
私はずっとwiki籠りのみんなを忘れない、私はずっとずっとあの項目でみんなと編集するのを待っている
もしいつか生まれ変わったら、今度はいい子になるから
だからずっとみんなのそばにいられればいいな_____
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▷ コメント欄
- にゅう/ルーシー(エルフェンリート)のほうがいいんじゃね -- 名無しさん (2020-06-26 09:32:07)
- 動物園でのデート辺りルーシーも素の性格はアホの子に近いんだろう -- 名無しさん (2020-06-27 11:56:59)
- キン肉マン、ダイも迫害の眼を向けられながらも人のために戦い英雄になったのに対し、ルーシーは人に絶望し内なる力の声に負けて人類の敵になってしまった、同じジャンプの主人公で光と影だと俺は思う。 -- 名無しさん (2022-12-24 07:26:55)
#comment
*2 ルーシーが自分を優先し過ぎてコウタの素性を理解する姿勢が無かったもあるが、彼女を夏祭に誘わなかったり従兄弟の性別で嘘ついたコウタも自業自得と言える。
*3 原作漫画では最終回で彼女の個展が開かれていたことから生存が確認。アニメ版では不明。
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