歌い手のバラッド

ページ名:歌い手のバラッド

登録日:2020/06/08 Mon 23:10:00
更新日:2024/05/17 Fri 13:28:38NEW!
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エロ漫画 クジラックス 歌い手 風刺 心の闇 コンプレックス ゴシップ ゲスの極み メンヘラ 井の中の蛙大海を知らず comic lo コミックlo オフパコ 栄光と挫折



※WARNING!!

この項目はエロ漫画について解説しています。

不快に感じる方や18才未満の方は今すぐブラウザバックしてください。

また、この項目は作品内で行われている犯罪行為を推奨するものでは

断じてありません。



俺は どこで間違ったんだろう



歌い手のバラッドは、クジラックスの漫画作品。
2015年11月から「COMIC LO」で不定期連載し、2020年まで連載されていた。
全9話(第8話は同人誌で公開することになっている)。


●概要

ろりともだち」「らぶいずぶらいんど」などの短編で知られる作者としては珍しい連載作品で、商業誌での掲載は「凛としてしゃぶれ」以来約2年ぶりとなる。
ネットで人気を博す「歌い手」と、彼らがファンを食い物にする「オフパコ」をテーマに、「やばいと思ったが性欲を抑えられなかった」な事件を彷彿とさせる肉欲劇と転落劇が繰り広げられる。
エロシーンもさることながら、歌い手に熱狂する若いファン、憧れにつけ込む悪質な大人、炎上後の世間の反応といった描写も妙に生々しい。漫画やネット界隈のパロディも盛りだくさん。
クジラックス作品の例にもれず、女の子は全員JCのロリ。同作者の「ろりともだち」や「がいがぁかうんたぁ」と違い大半は和姦なので、かわいそうなのはぬけない人でも割と安心して読める…やってることはゲスの極みだけど。



●あらすじ

物語は、歌い手の主人公・聖亜が逮捕される場面から始まる。


連行されながら、聖亜はこれまでの行いを回想する。
歌い手として活動していた聖亜は、言葉巧みにファンのJCを誘惑してセックスする「オフパコ」の常習犯だった。
性欲のままにオフパコを重ねる聖亜だったが、とあるイベントで受けた屈辱を契機に、その行為はさらにエスカレートしていく……



●主な登場人物


聖亜せいあ

アイドルや歌い手なんかにキャーキャー言ってるメスガキは、いつだって非現実を求めてる

その期待に応えてやるのが俺の仕事ってワケ♡


冒頭でいきなり逮捕された主人公。27歳。


ボカ◯曲のカバーや生放送などを行う歌い手で、某笑顔動画にそっくりなサイトで活動している。動画再生やファンの支援で生活費・活動費を賄うなど、それなりの人気を得ているようだ。
オリジナル曲の作詞・作曲もしている…が、アルバムの半分をボイスドラマでごまかすなど水増し感が強い。ファンの囲い込みには熱心だが、ほかの歌い手との交流はなく、界隈からは皮肉まじりに「エロイケボ系」と呼ばれている。


見た目は「眼鏡をかけたチャラい雰囲気の夜神月」だが、その本性はファンのJCをたぶらかし、セックスすることに血道を上げるド変態
ウブなJCの処女を奪うのが大好きで、狙った娘のプロフィールをどっかの死神が持ってそうな見た目の「雌ノート」にリストアップしたり、初体験後のJCが内股でヒョコヒョコ歩いて帰る姿に興奮したりと、その性癖は筋金入りである。
気に入った娘はSNSのやり取りを通じて親交を深め、実際に会ったところで「君だけは特別」と甘言を吐き、オフパコに持ち込む。エロボイスが持ち味らしく、オフパコでも言葉責めを多用する。
アフターピルの服用をいいことに中出しを繰り返し、付き合いが重くなれば即切り捨てるゲスだが、JCの前で「かっこいい大人の男」を演じ、体を許させる手口はこなれたもの。
エロ漫画の主人公らしく精力絶倫な一方、モノはかなりの短小。平常時は毛とタマに埋もれてほぼ見えないレベル。


欲求のままにオフパコを続けていたが、歌い手の合同ライブに参加した際、自分の知名度の低さと扱いの軽さ*1を痛感。「一番有名な歌い手になる」ために、全国ツアー*2という名のオフパコ行脚の旅に出る。

全国を巡りつつ、北海道から沖縄までJCを食い散らかす聖亜。帰宅して早々に放置していたすずから連絡を受けるが、まとわりつく彼女を罵り、一方的に別れを告げてしまう。
これがきっかけですずはヤケになり、オフパコの事実を暴露。「すずを妊娠させた」という尾ヒレも付き、一気に追い詰められる。
2010年初期のネットとテレビの関係性変化の時代、最早ネットとテレビの対立関係は終わろうとしていたが、たまたまネット叩きのネタを探していたメディアやオフパコ相手から糾弾され、自宅には某実況板の住民みたいな連中まで押し寄せる始末。


この異常事態に錯乱した聖亜は…


アナニーに挑戦しよう



と、自分の曲を聴きながらアナルオナニーという奇行に走る。


…が、パソコンが遠隔操作ウイルスに感染したせいで、その様子を全世界に配信。動画は1000万再生以上の大ブームとなり、名実ともに一番有名な歌い手になってしまった。よかったね


失意のまま家に引きこもる生活を送るが、とうとう警察が現れて逮捕。スマホやハードディスクを壊して証拠隠滅を図るも、動かぬ証拠である雌ノートが見つかってしまう。
連行されるなか、聖亜―本名・小谷聖司は、中学生時代「月野」という少女に歌を褒められた出来事を思い出す。


大学時代の友人によれば、以前はもっと地味な見た目で、路上ライブなど真面目な音楽活動をしていた模様。
しかし「プロを目指していたわけではない」、「時代は他人の作った曲でJC食える歌い手」等と嘯き自分で自分を騙しているようで、今となってはその頃の面影は感じられない。
自身の粗末なイチモツを「チ○コがあと数センチ大きかったら自分に自信が持てて、歌なんて歌う必要なかったかも」と嘆いたり、歌い手になる前は普通に就職していたりと、オフパコに狂う何らかのきっかけがあったようだが…



・関根すず

私…夢でも見てるみたいです…。歌い手さんと…こんな風になれるなんて…



作中で初めて聖亜に抱かれた女の子。埼玉県出身のJC2。


新曲試聴をエサに自宅へ連れ込まれ、処女を喪失。その後も聖亜に体良くキープされており、気分に応じて抱かれている。
以前は母親と一緒に「STOOM(ストーム)」というアイドルグループのファンだったらしいが、今は聖亜に熱を上げている。

実は父親の浮気を機に家庭環境が悪化しており、母親はおかしくなり、楽しみだったSTOOMのコンサートにも行けなくなるなど、片身の狭い生活を送っていた。
友達にも打ち明けられず辛い日々を送るなか、救いとなったのが聖亜だった。
オフパコ以降は聖亜の彼女になれたと思い、STOOMのグッズをすべて処分。毎晩エロ写メを送ったり、数々の変態プレイに応じるなど献身的に尽くすが、その重さが面倒になった聖亜に一方的になじられ、捨てられてしまう。
自暴自棄になったすずは「聖亜にヤリ捨てられて妊娠した」というツイートと共にエロ写メを暴露。聖亜が破滅するきっかけを作った。
しかし妊娠はであり、のちに警察から事情聴取を受けた際には「他の娘とも関係を持っていたと知って全部どうでもよくなった」「こんな辛い思いをするなら聖亜とつながらなければよかった」と泣きじゃくりながら語った。


基本的に被害者とはいえ決して純真無垢ではなく自業自得の感もあるJC達の中でも聖亜を破滅させた張本人だが、辛い境遇につけ込まれ、感情を弄ばれた本作一の被害者といえる。


・高梨愛莉

すごいなぁ歌い手さんって! 楽しくて、面白くて、カッコいい! 


二つ縛りのおさげが特長のJC2。茨城県出身。
吹奏楽部でサックスを担当している。


聖亜が「顔Lv☆☆☆☆」と太鼓判を押す美少女で、某夢の国そっくりの遊園地デートを通じて交流。音楽を愛する人間同士という理由で口説かれ、オフパコに持ち込まれる。
聖亜のお気に入りらしく、「管楽器やってるから上手そう」というアホみたいな理由でフェラを仕込まれたり、最中の喘ぎ声を録音されたり、わざわざ茨城まで出向いて青姦されたりと特別扱いを受けている。

すずの暴露後に再登場。
こちらも聖亜の彼女を自認していたらしく、キャラ崩壊レベルでブチギレ。
「私の聖亜に手ェ出してんじゃねぇええええええエエエエエエ!!!」とものすごい剣幕ですずに罵倒のメッセージを送った。


・和久井真由子

お父さんお母さん、今まで大切に育ててくれたのにごめんなさい♡


眼鏡をかけた大人しい雰囲気のJC3。東京都出身。


タワーマンションに住むお嬢様で、受験を控えて勉強に打ち込んでいる。受験に集中するためにSNSのアカウントを消すなど真面目な性格だが、親や教師の前で良い子を演じる日々に鬱憤を抱えていた。


模試帰りに訪れた同人イベントで聖亜と出会い、「気分転換に犯してあげよっか?」とド直球の誘いを受けてホテルに直行。電マ→手マン責めで失禁させられ、中出しセックスで処女を喪失する。
その後は聖亜に調教され、秘めた欲望をさらけ出してメス犬化。両親の不在時に聖亜を自宅に迎え入れ、変態プレイを堪能した。
文系科目が得意らしく、淫語を言わされるとやけに饒舌かつ表現豊かになる。

すずの暴露後、愛莉に続いて再登場。
もらった首輪の「聖亜専属奴隷No.0001」という文字からある程度察していたらしく、オフパコの事実も「まぁそりゃ…私だけじゃないですよね…」と冷静に受け止めていた。





追記および修正は清く正しく生きている歌い手の方をお願いします。


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  • これツイッターで「歌い手批判漫画w」とか言われてたけど、全然そういう漫画じゃないよなあ…ちゃんと活動してる歌い手も描かれてたし、クジラックス先生のツイッターでも「あのページは作者の主張ではない」と言われてたのに -- 名無しさん (2020-06-08 23:47:06)
  • 同じく未成年を抱いて記録を取り逮捕された校長ってやっぱスゲー -- 名無しさん (2020-06-09 04:12:34)
  • 新規項目でこれとるろ剣北海道編が並んでるのが作為的に思えてしまう -- 名無しさん (2020-06-09 13:36:20)
  • おそらく現実での某歌い手逮捕に着想を受けて始まった作品だけど、連載開始の2015年時点で歌い手ブームの熱狂は既に落ち着いてしまっていたし、ブームやそれにまつわる悲喜こもごもがすっかり過去の思い出になった令和の今でも連載を続けているのは(良い意味で)ある種のインターネット老人会になっているような。こういう10年前や5年前みたいな少しだけ昔の文化にフォーカスした作品いいよね。一般漫画でも増えてほしい -- 名無しさん (2020-06-09 14:33:25)
  • ↑4まぁ作者は普通(?)に歌い手騒動やハセカラ騒動等の炎上をパロって描いたぐらいの姿勢だよね -- 名無しさん (2020-06-09 17:46:02)
  • 年齢見るに強制性交には多分ひっかからんがともかくそれ以外の要件で犯罪になる以上和姦だから安心とか言ってはいけない(戒め) -- 名無しさん (2020-06-09 18:37:16)
  • 地味に今後の展開が気になる漫画。一度過去編を挟んで最終話かな? -- 名無しさん (2020-06-09 20:32:41)
  • メインヒロインはわかりやすくシンプルな設定だけど、他にもボーイッシュなキャラだったりサバサバ系だったり割り切ったビッチだったり、バリエーション豊富なキャラがどれもきちんと成立してる。 クジラックスってなんでキャラをここまで生々しく描けるの。 -- 名無しさん (2020-06-10 07:12:37)
  • これのタイトルはやっぱり「歌うたいのバラッド」をパロってるんだろうか -- 名無しさん (2020-06-10 15:00:22)
  • 過去作のセルフオマージュ入ってるの好きだわ。2話の愛莉ちゃんの台詞とか4話の「これ着てー」とか -- 名無しさん (2020-06-11 13:17:07)
  • 9月20日辺りで最終話が掲載されるとのこと -- 名無しさん (2020-09-07 10:00:07)
  • 聖亜の過去話(8話)すっ飛ばして最終回(9話)とは -- 名無しさん (2020-09-20 23:03:38)
  • 最終回は意外なくらい作画レベルが低いうえに「なんとか終わらせた」感があるアッサリした〆、掲載できなかったぶんは「後々補完できるように頑張りたい」という公式声明など、ひょっとして、作者の健康問題とかよっぽど特別な事情があったんだろうか? -- 名無しさん (2020-12-23 20:21:07)
  • ↑10 この漫画の連載開始頃から、歌い手は徐々にyoutuberへと統合されていった印象がある。 -- 名無しさん (2022-02-10 11:28:35)
  • 実際逮捕された某歌い手も、相手の女が妊娠したってのはガセだったんだっけ? -- 名無しさん (2022-02-10 11:29:33)
  • 結局月野ってどうなったの? -- 名無しさん (2023-01-16 21:45:35)
  • 続編「歌い手のバラッド~なぜ彼はファンを食い漁るヤリチ〇に堕ちたのか~」が連載されています。その続編には月野の詳細が明かされています。 -- 名無しさん (2023-03-27 12:32:18)

#comment(striction)

*1 代役で呼ばれただけで、ほかの歌い手との交流もなく完全に孤立。十八番の曲も作曲者から許可が降りず、なけなしのオリジナル曲を歌うハメになった
*2 会場はライブハウスではなくカラオケ店。つまりただのオフ会

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