登録日:2020/02/13 (木) 00:33:13
更新日:2024/05/16 Thu 12:39:13NEW!
所要時間:約 6 分で読めます
▽タグ一覧
魔法少女リリカルなのは デバイス レイジングハート s2u 闇の書 リインフォース 機械 魔法 ユニゾンデバイス インテリジェントデバイス ストレージデバイス 武器 杖 アームドデバイス
……レイデン・イリカル・クロルフル……。
……S2U……レベル7……!
■概要
『デバイス』とは『魔法少女リリカルなのはシリーズ』における魔導師の杖。
魔導師が魔法を使う上でサポートを行う道具。動力こそ魔力だがその構造は完全に機械かそれに準ずるもの。
このシリーズがSFとして扱われることもある所以。原作の頃は「高速計算法術杖」と呼ばれていた。
古代ではもちろん機械製品ではなく、魔力を持つ木や石を使ったRPG定番のスタイルで、魔法陣も直接地面とかに書いていたという。
●ストレージデバイス
デバイスの基礎。飾り気のない純粋な道具であり、管理局の制式汎用デバイスもこれ。
魔法を記憶し発動の際の演算補助を行ってくれる、魔法使用に特化したコンピューターのようなもの。
後述のインテリジェントデバイスに比べれば安価で、自発的に術者を補助したりは出来ない分処理速度に優れている。
使用者の実力がダイレクトに反映されるため、初心者から一流まで幅広い需要に応えてくれる万能機。
中には効率化のため単純なAIを搭載したものもある。
パーツさえ揃えれば個人でも組み立てられ、特殊な戦闘スタイルを持つ術者は自分で作るしかない。
例外としては、闇の書対策としてグレアム提督が秘密裏に造ったデュランダルがある。
テレビ版と劇場版では開発経緯は違うが、どちらも管理局の技術の粋を集めた特注品。
ちなみにユニゾンデバイスと勘違いされがちだが、闇の書、つまり夜天の魔導書も分類上はストレージデバイスに当たる。
単体では大量の魔力と魔法を記録するだけの魔導書であり、その多種多様な魔法を出力・制御する砲身として術者本人や杖(シュベルトクロイツ)を必要とする。
●インテリジェントデバイス
AIを搭載した自己意思を持つデバイス。
自我を持つので自ら学習し効率化していくことが可能。その弊害として他人が使うと動作に齟齬をきたす問題がある。
詠唱の短縮や破棄、単純な防御魔法や飛行の補助など簡単なものなら魔法の代行も可能。
もっとも、詠唱の短縮は一流の術者なら誰でもこなせる能力なのだが……。
多くの場合、待機状態と起動状態の最低二種類の形態があり、
そのどちらの形態でもある程度の能力は行使出来るが、大魔法(砲撃魔法など)を用いる場合は起動状態にする必要がある。
高価なため、市販ではまず買えず、製造も難しい。AIとの相性が重要なため、完璧に扱おうと思ったら受注生産になる。
こっちが初心者向けに思えなくもないが、なのはなどの例外を除いて基本的に自分で術式を組んだ方が楽でやり易く、AIの補助に甘えて、デバイスに振り回されかねないのでこっちのほうが上級者向けなのである。
スバルやティアナも初期は使用していなかった。
作中キャラの多くが苦もなくこれを使用できているのは周囲の人物が個人に合わせた調整などを行えるからである。
『ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのは The 1st』によると、
バルディッシュは元々インテリジェントデバイスとして製作予定ではなかったがプレシアの要請で変更したらしい。
そのため当初の予定よりお金がかかったそうだ。
- レイジングハート(レイジングハート・エクセリオン)
- バルディッシュ(バルディッシュ・アサルト)
- マッハキャリバー/ブリッツキャリバー
- クロスミラージュ
- ストームレイダー
- セイクリッド・ハート(クリス)
- アスティオン(ティオ)
- ソルフェージュ
- ブランゼル
- ウラカン
- スターセイバー
- スティード
※セイクリッド・ハート/アスティオン/ウラカン
分類的にはインテリジェントデバイスだが変形を行わず管理・制御に徹する特別なデバイス。
特に結晶状の本体をぬいぐるみの外装で覆っている点が異色。
また、他のインテリジェントデバイスと異なり明確な言語を発さない代わりに、動作で意思を伝える。
ハイブリッド・インテリジェント型デバイスとも。
※スティード
同じくインテリジェントデバイスだが完全にサポート型で戦闘は不得手。
通常デバイスは魔法原語(ミッド式なら英語、古代ベルカ式ならドイツ語)で話すが例外的に通常言語(つまり日本語)で話す珍しいデバイス。
●アームドデバイス
デバイスそのものが武器として扱えるタイプ。主にベルカ式。
剣や槍、ハンマーなど完全個人仕様で、さらに独特な形態へ変化するものもまた多い。持ち歩き用の待機状態を取るものや補助用のAI搭載機も多い。
フレームの強度が強く、他の種類のデバイスが無改造でぶつかればたとえ武器型でも拮抗すら許されない。
一方で、AIの能力は低く待機状態ではほぼ何もしない。そもそもAIや待機状態が非搭載の場合も。
最大の特徴はデバイスに組み込まれた「ベルカ式カートリッジシステム」。
保有魔力の絶対量で劣るベルカの民が編み出した機構で、事前に圧縮した魔力を詰めた弾丸を武器内で炸裂させることで瞬間的な魔力の底上げを行う。
しかしその増幅された魔力の制御の難さや、武器には一定の強度を求められるなど使用者には高い技量が必要。
これらが古代ベルカ式衰退の一因でもあるのだが、レイジングハートとバルディッシュというカートリッジシステムを搭載したミッド式デバイスの登場により、『StrikerS』の時代にはカートリッジシステムを簡単に搭載できるまでに研究が進んだ。
これによりベルカ式についても近代ベルカという形で復興が進んでいる。
余談だがバルディッシュ、クロスミラージュなどは武器型だが高性能AIを搭載している事、待機状態でもある程度の能力を行使できる等、
インテリジェントデバイスの要素が強いので分類上はそちらになる。ミッドチルダ式のデバイスなのも影響しているか。
- グラーフアイゼン
- クラールヴィント
- レヴァンティン
- シュベルトクロイツ
- リボルバーナックル
- ストラーダ
- ヴィンデルシャフト
- ゼストが使っていた槍
- ファンタズマ
- エルシニアクロイツ
※レヴィとシュテルが使うバルニフィカスとルシフェリオンもこれの可能性がある。
●ブーストデバイス
ブースト魔法に特化したデバイス。
サポートがメインなのに加え、作中登場したものが全部手袋型なので影が薄い。
- ケリュケイオン
- アスクレピオス
●ユニゾンデバイス
使用者と融合(ユニゾン)することで能力の強化や魔法の管制などを行う、シリーズで最も特殊なデバイス。融合騎とも呼ばれる。
杖や剣などの道具の形をした他のデバイスと異なり、人間の女性と同じ姿をしている。
インテリジェントデバイスの設計思想を極端化したもので、その性能は他の形式のデバイスと比べて桁違い。単独で魔法を行使することすら可能であり、最早道具というより一人の魔導師である。
その代わり非常に繊細で、各術者の性質に合わせた微調整や適合検査の必要といった手間はまだ良いが、デバイスが術者の体を乗っ取る『融合事故』が起こる可能性があったりと、他のデバイス以上に相性が重要。
初代リインフォースのような等身大サイズの融合騎は相性の条件が極めて厳密で、開発後期型のアギトのような小型の融合騎は相性に若干の余裕がある。
小型はそのかわりに単騎での性能の低下や、融合中に内部空間での対話や術者との肉体の入れ替えによる緊急避難ができないなど短所もある。
いずれにしても量産性という意味では最悪であり、現存する例は数少ない。その為アギトは研究施設で研究対象として拘束されていた。
登場したのはすべて生きたデバイスだが他も同じかは不明。
●プログラマブル・ルーンライター
通称プログラマー。
原作で登場した術式を変更するための機械。
形状はサウンドステージVAのOP映像を見た限り、ノートパソコンに似ている。
アニメ版はインテリジェントが主流なため、術式変更はデバイス自身がやっており、
メカニックマイスターやデバイスマイスター等の資格所有者が整備をやってくれるためか、登場しない。
追記・修正はインテリジェントデバイスに主と認められてからお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- vividの時代まで来ると、複数の機能を持っててこの分類自体が成り立たなくなりつつある気がする -- 名無しさん (2020-02-13 00:53:45)
- ↑そこはまあ初代だと万能性が高かったけど、時代が進む事で技術が発達し特化型に細分化されたと考えれば -- 名無しさん (2020-02-14 07:15:02)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧