有翼の蛇(ジャバウォッキー)

ページ名:有翼の蛇_ジャバウォッキー_

登録日:2020/01/25 (土曜日) 21:49:10
更新日:2024/05/16 Thu 12:28:35NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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久正人 恐竜 カルト教団 ジャバウォッキー 有翼の蛇 恐竜復権




ケモノの子孫は竜の子孫の足元へ



有翼の蛇とは、漫画『ジャバウォッキー』に登場する敵組織。


白亜紀末期の大絶滅を生き残り、直立二足歩行に進化した恐竜
彼らの中で、人間の繁栄を良しとせず、お互いのヒエラルキーを6500万年前の「正しい関係」に戻すことを企む恐竜達のカルト教団である。
構成員はこの「野望」を狂信しており、そのためなら命を捨てることもいとわない。同じ恐竜である主人公のサバタは、このことについて「何人死んでも最後の一人が目的を達せれば成功だと考える」「一度に一人の子だけを産む人間とは違い、恐竜はそういう生き物」だと語った。



【構成員】
教祖


この地上を6500万年も貸していたんだ
その間のツケは払ってもらわないとな


有翼の蛇の指導者であるコンプソグナトス。
非常に小柄であり、普段は楽器ケースの中に隠れて信者に運んでもらっているが、60km/hで走ることもできる。
性格は非常に冷酷で、人間だけでなく同胞の恐竜の命すらなんとも思っていない。
恐竜に恨みを持つ実業家・アングレームを騙して金を出させ、ゾルンフォーヘンから万博開催中のパリに弾丸を撃ち込み、大量の人間を虐殺しようとした。本人曰く「人間どもの葬儀代は人間どもに出させようって訳だ」。
最終的に、騙されたことに気がついたアングレームの妨害と、彼が恐竜を憎む理由となったあるものによって計画は失敗に終わった。



ジャンゴ


せっかくオレがド汚ねぇオヴィラプトルの腕減らしてやったのに
何また生やしてんだサバタ?


サバタの片腕と妹の命を奪った隻眼のアロサウルス
走っている客車の先頭から、最後尾にいる人間の頭を撃ち抜くことが出来る銃の名手。
人間の聖書が恐竜からの盗作であることを証明し、恐竜達を蜂起させ戦争を起こすため、シュリーマンがトロイ遺跡から発掘した「アダムの肋骨」を奪おうとする。
シュリーマンを暗殺して肋骨を手に入れ、復讐に囚われたサバタを一蹴するも、相棒の言葉で立ち直った彼の銃弾で残っていた右目を失う。


アダム


私はアダムの生まれ変わりなのです!


自らをアダムの生まれ変わりと信じるアマルガサウルス。
これは彼の肋骨が生まれながらに一対少ないため。
ジャンゴ曰く「馬鹿力だけが取り柄の大馬鹿」で、実は教団の一員ですらなく、重い「アダムの肋骨」を運ぶために利用されていただけ。
事実を認められずにジャンゴに掴みかかるも、彼がロープを撃ち抜き支えを失った「アダムの肋骨」に貫かれて死亡する。



キンスキ


私の守護聖人は聖シャイロックで御座いますゆえ


恐竜闇賭博城を経営するランベオサウルス。
慇懃無礼な口調をしているが、激昂すると口汚くなる。
リオプレウロドンのモビーディックを使って船を沈め、多額の保険金を手に入れる詐欺を働いていた。
それを調査しに来たサバタ達を葬ろうとするも、返り討ちにあい心臓を撃ち抜かれる。
しかし、すでに死んでいるにもかかわらず、事前に賭博城の恐竜達と行っていた「もし撃たれたらどうなるか」という賭けに勝つため気力だけで立ち上がる。
それを見抜いたサバタに対して自分がいかに教団の野望に惚れこんでいるかまくし立て、そのための資金を自分が手に入れたことに狂喜する。
コインを使い、人間と恐竜どちらの世界になるか最後の賭けを行うも、その結果を見る前に力尽きた。



ボロンテ


肉だ
肉はえーと……
……
小さい方


肥満体のティラノサウルス
鼻が良く、調合した薬品を入れた「匂い玉」を使ってモビーディックを操る。
ついさっき決めたことを忘れる、二択を選ぶことができないなど頭の方はかなりお粗末であり、キンスキには「とてつもなくバカだが上手くやればよく働く」と評されている。
サンドイッチが大好物でいつも食べている。
ヒロインのリリーとスターバックをモビーディックに襲わせるが、二人の活躍で正気を取り戻したモビーディックに喰い殺された。



キャラハーン


つまりこれはご先祖からの遺言だ
オレ達が石油を戦火に注ぐから
人間は百年殺し合え!!


ポンチョを着たテリジノサウルス。
長い爪で地面の振動を感じ、油脈を探したり、足音から相手の行動を読むことができる。
石油を使った新しい発明品「T-1」の技術をエジソンに盗ませ、人間社会に広めさせることで、石油のために戦争し、戦争のために石油を使う「戦争の世紀」にしようと目論む。
計画を悟られないように「自分達の力で奪い取った」と思い込ませるため大勢の同胞を犠牲にし、人間と恐竜のあり方の違いに困惑するリリー、そんな彼女に恋をしているサバタを嘲笑う。
しかし、相手の動きを読める能力を過信した結果、足音からは分からなかった予想外の行動によって脳天を撃ち抜かれる。



【余談】
続編である『ジャバウォッキー1914』ではジャンゴの裏切りによって壊滅したことが語られており、有翼の蛇を前身とする新組織・殻の中の騎士団(ナイツ・イン・ザ・シェル)が登場する。


同作者の漫画『エリア51』の劇中劇にも登場しており、アンフィコエリアス・フラギムスの脊椎骨を盗み、それを使ってレン高原を爆破する計画を企てていた。



人間どもの追記・修正は人間どもにさせようって訳だ。


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  • なぜ作品項目より先にコレが…… -- 名無しさん (2020-01-25 21:54:34)
  • 蛇に翼が付いた生き物って陰陽とか風水とか中国的なまじないをモチーフにしたものにくっついてくる印象があるが元ネタはなんなんだろうか -- 名無しさん (2020-01-25 22:58:35)
  • 「有翼の蛇」単独だと、一般的にはケツァルコアトルのこと指すと思うし、特定の組織だけを指したいなら「有翼の蛇(ジャバウォッキー)」とちゃんと書いた方がいいと思う -- 名無しさん (2020-01-25 23:24:55)
  • 恐竜復権のタグもこれしか使わなそう -- 名無しさん (2020-01-26 10:26:52)
  • ケツァルコアトルの記事じゃなかったのか… -- 名無しさん (2020-01-27 03:21:42)
  • 「有翼の蛇(ジャバウォッキー)」に項目名変更。リンクはないでしょうから問題ないかと。面白いので本編項目も立てて(ハート) -- 名無しさん (2020-01-28 01:19:59)

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