登録日:2019/10/05 (土) 10:08:27
更新日:2024/05/09 Thu 13:53:58NEW!
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ボンバーマン ボンバーマンシリーズ スーパーボンバーマン ゲーム sfc ハドソン トーナメント スーパーファミコン スパボン 小人化するボンバーマン やたらカッコいいボス戦bgm やたら強い敵cpu メカボンバーマン ダイヤモンドシティ
一度に4人で遊べちゃう!!
マル特ゲーム登場!
『スーパーボンバーマン』とは、1993年4月28日にハドソンから発売された、SFC『スーパーボンバーマンシリーズ』第1弾のタイトルである。
CM
バーイ、ハドソンッ!
スーファミ、ボンバァァァァァマンッ!!!
乗り抜け、飛び抜け!
ピンポンパンチ!!ストレス解消
4月28日潜り抜け
退散ボンバー!!!
SUPERスーパーボンバーマン
BOMBER
MAN
買わなきゃ、ハドソン♪
概要
これまで、主にPCエンジンを中心に展開されていた『ボンバーマン』シリーズ初のスーファミ専用ソフト。
スーファミになった事でグラフィックが向上しており、別売りのマルチタップを使えば4人対戦も出来る事から当時の定番対戦ゲームの1つにもなっていた。
基本ルールはこれまでと同じ。
今回で初めてノーマルゲームで2人同時プレイが選べるようになり、2Pは白ボンバーマン(これまでの主人公だったボンバーマン)のライバルである黒ボンバーマンを操作する。
また、これまでは1エリアで1個しかアイテムが出なかったが、今回から1エリアにつき幾つかのアイテムが出現するようになっている。
ノーマルゲームのエリア数は、6ステージ×8エリアであり、各ステージラストに待ち受けているボスを倒すと次のステージへと進める。
今作は2人協力プレイがある関係上全ステージが1画面固定になっているが流石に仕方がないであろう。
ステージ開始時の無敵時間がかなり長めに設定されているなど、全体的に難易度はかなり低めに設定されているが、ここぞという時に難所に突入したりなど侮れない箇所も。
…というか今作は良くも悪くも豪快かつダイナミックという一言に尽きる。
- 無敵時間が長いことを利用してリモコン即起爆からの無敵時間が許す限りセルフ連続爆破で敵を寄せ付けることなく殲滅しきれる(そのためカベ貫通高速移動でしつこく追跡してくるキンカルも、それにさえ気付けば超強敵のはずがただの雑魚に…しかももともと難敵と想定して得点は1600と最高級なもんで、種さえ割れればただのボーナスキャラに…南無)
- そのリモコンも貫通爆弾と併用可能(さすがに問題視され次回以降完全廃止された)
- 対戦モードで貫通爆弾はないが、リモコンはある。オイコラ!せめて逆にしとけゴルァ!!
- ボムキックの異常性能。なんと蹴っ飛ばしたボムにも攻撃判定があり、それも爆弾を捕食するパクパにも爆弾平らげた上でしっかりダメージを与えられる。おにぎり投げられてのどを詰まらす元締めさんじゃないんだから…(しかもエサたる爆弾に向かっていく習性があるので、もうそれはおもしろいように引っかかる。ダボハゼかおんどれはァ!!)
- それを見越してなのか、今回はザコキャラの耐久力が平均的に異様に高い…が、それもボムキックを当て続ければいいだけなのでそれすらも正直焼け石に水。(前述のパクパも、爆弾を食べちゃうのが凶悪な難敵というコンセプトか、次回のパクパジャンプは1発で倒せたのに、今回は3発かかる…正直ボムキックなしじゃ苦戦は免れないのに、種さえわれりゃ楽勝の極みなので、得点は400とあまりにしょっぱい)
また、本作ならではの特徴として、対戦モードのCPUアルゴリズムの質が攻撃的な方面に全振りされている(守備は脆いため、波状攻撃すれば簡単に落ちる。早い話、全員のちのキッドとメタルとコサックが長所欠点ひっくるめて全部まとめて悪魔合体しちゃった感じ)。
BGMも評判が良いものが揃っており、特にボス戦のBGMが印象に残っているというプレイヤーは多かった。
あらすじ
白ボンバーマンが住むピースタウンの遥か北にある都市「ダイヤモンドシティ」。
そこでは悪の権力者・カラット・ダイヤモンドと彼の部下の科学者・Drムックがロボットを戦闘的・攻撃的に改造し、ロボットトーナメントを開催していた。
ダイヤモンドは白ボンバーマンの力を狙っており、より強力な戦闘ロボを作って世界を支配しようとしていた。
それを知った黒ボンバーマンは、野望を阻止するために単身でダイヤモンドシティに乗り込むが、メカボンバーマンの力に敗れ、ブラックボンバーマン城も奪われてしまう。
白ボンバーマンのところまで逃げた黒ボンバーマンは、ダイヤモンドの野望を彼に教える。
事情を知った白ボンバーマンは、黒ボンバーマンと協力してダイヤモンドを倒す事に決め、ダイヤモンドの手下達を倒しながらダイヤモンドシティを目指して進んでいく。
登場人物
- 白ボンバーマン
主人公。
今回は黒ボンバーマンと共闘する事となり、ダイヤモンドの野望を打ち砕くべく旅立っていく。
- 黒ボンバーマン
白ボンバーマンのライバル。
ダイヤモンドの企みに気づき単身で乗り込むが、返り討ちに遭って城を奪われてしまう。
その後は白ボンバーマンのところへ逃げ込み、彼と協力してダイヤモンドを倒す事に決める。
これまでのファミコン版やPCエンジン版の旧シリーズでは明確に悪役として設定されていることが殆どだったが、本作で2Pキャラとして設定されたのは後続作品や派生作品での彼の立ち位置に多大な影響を与えた。
なお、赤ボンバーマンと青ボンバーマンもEDで白ボンバーマン達を助けに来る。ダイヤモンド達を取り囲むだけだけど
- カラット・ダイヤモンド
悪の権力者で今回の黒幕。マジシャンみたいな格好をしている。
根城であるダイヤモンドシティで戦闘用ロボの開発を行っており、より強いロボットを作るためにロボットトーナメントを開いている。
白ボンバーマンの力を狙い、彼を捕まえようとしている。そして強力なロボットを作り世界を支配しようと企んでいる。
ステージ6-8ではウイテルVに乗り、ボンバーマン達に戦いを挑んでくる。操縦しているのはムックだが。
- Dr.ムック
悪の科学者でダイヤモンドの部下。
ロボット改造工場で普通のロボットを戦闘用に改造している。
メカボンバーの開発者でもあり、それを使って黒ボンバーマンを倒している。
ステージ3-8ではクレーンハンドに乗り込み、ボンバーマン達に立ちはだかる。
ステージ6-8でもウイテルVの操縦を担当している。
- メカボンバー
ムックが開発した戦闘用ロボ。
ボンバーマンと同じ性能で、爆弾で攻撃を行う。
最初は火力1の爆弾を1つしか置けないが、アイテムを取ると能力が強化される。
ステージ5ではコイツとの連戦となる。
- メカボンバーイエロー
メカボンバーのうちの1体。
能力が非常に高く、黒ボンバーマンを一度は倒している強者。
耐久力があるうえ、火力9の爆弾を3つとキック等の能力も最初から装備しているうえ、こちらを追いかけて隣に爆弾を置くだけのルーチンではなくなっている。
ステージ5-8で待ち構えており、2人プレイ時には2体も登場するので苦戦は必至。
同ステージまで来ると、それまでいた観客がいなくなる。
- ビガロン
ステージ1-8のボス。
丸い巨体が特徴で、ハンマーで攻撃してくる。
ハンマーで砕けた破片に当たってもダメージを受ける。
- ピエロマスク
ステージ2-8のボス。
巨大なピエロの顔面というインパクトのある外見をしている。
攻撃を受けると8方向に弾を打ち返す。ゆっくりめだが、ひたすらボンバーマンを追いかけてくる。
パッケージにもデカデカと描かれているので、敵キャラでコイツだけは覚えているという人も多い。
- クレーンハンド
ステージ3-8のボス。
Dr.ムックが操縦する巨大ロボで、ステージの上部分を往復する。
名の通りクレーン型のマジックハンドを高速で伸ばす攻撃を行う。伸びる前にハンドが開くのが目印。
また、前方の爆弾をパンチしてしまうミサイルを発進させることもある。
- メカオニタ
ステージ4‐8のボス。
ビガロン並みの巨体で、電流で囲まれたリング内をうろうろする。
普通に炎を当てても倒せず、炎で押して周囲の電流まで飛ばすとダメージを与える事が出来る。
吹っ飛ぶ距離はボムの火力に比例するため、火力が低いと苦戦必至。
名前の由来は、電流デスマッチで有名なプロレスラー「大仁田厚」だと思われる。
- スパイダル
ステージ6‐8のボス。
巨大クモ型メカ。沢山の爆弾をばら撒き、弱点の目玉は普段はバイザーで保護している難敵。
公式ガイドブックに初期状態でも楽勝の攻略法が書かれている哀れな相手。
『ボンバーマンポータブル』にも登場する。
- ウイテルV
ステージ6-8のボス。
スパイダルの脱出装置であり常に空を飛んでいるので爆風が届かない。そしてドクロを投げつけてくる。
あらかじめ獲得するかランダムで出現するパワーグラブで、爆弾をパンチして当てれば倒せる。
ノーマルゲームのステージ一覧
ステージ1~3(グリーンビレッジ以外)までは『スーパーボンバーマン5』で復刻している。
- ステージ1 ピースタウン(街路、グリーンビレッジ、ブラックボンバーマン城)
まだまだ序盤なので敵も強くない。爆弾を食べるパクパや爆弾に変身して爆発するバクダがちょっと厄介。
ボスはビガロン。
- ステージ2 ロボット遊園地(プレイランド、ミステリーサーカス)
遊園地が舞台の華やかなステージ。キンカルは素早い上にソフトブロックを通り抜け、バクダレッドは炎が貫通するので注意が必要。
キエルンも目玉だけ残して消えている時があるので見落とさないようにしたい。
ミステリーサーカスには点滅ソフトブロックのトラップが登場。
ボスはピエロマスク。
- ステージ3 Dr.ムックロボット改造工場(庭園、工場内部)
食虫植物が咲く怪しい工場が舞台。
モグチャンは地面に潜ってワープ、クワゲンはボンバーマンを見つけるとダッシュで近づいてくる。他の敵も油断ならない。
ボスはクレーンハンド。
- ステージ4 ロボットトーナメント予選ドーム
ここでは今までに登場したザコ敵のグレードアップバージョンが多く登場する。
ボスはメカオニタ。
- ステージ5 ロボットトーナメント会場
メカボンバーと連戦する事となるステージ。
1体倒す毎にステージを1つ進めた扱いになるが、タイマーの経過はリセットされないため、よほど完璧に立ち回らない限り、まず確実に時間切れで落とされる。リモコンは手放す覚悟をしておくこと。
ボスはメカボンバーイエロー。
- ステージ6 ダイヤモンドタワー
ダイヤモンドの本拠地で、今までのザコ敵が総登場するラストステージ。
ボスはスパイダルとウイテルV。
バトルゲーム
最大4人で遊べるゲームモード。
バトルステージは全部で12あり、ステージ毎に色々な仕掛けが施されている。
その特徴的なネーミングセンスはしばしばネタにされる。
●ステージ紹介
- ステージ1 フツウガステキ
特に仕掛けのないお馴染みの対戦ステージ。普通が素敵。
- ステージ2 ウシロノショウメン
グリーンビレッジをベースにしたステージ。
プレイヤーがステージ中央に集中した状態でバトルがスタートする。
混戦は必至ですぐに勝負が着く事も。
- ステージ3 コロコロバクダン
街路をベースにしたステージ。
空から爆弾が降り注ぐ危険なステージで、思わぬところに爆弾が落下し、閉じ込められたり誘爆して爆風に巻き込まれる事も多い。
転がってくるボムの火力は1。
- ステージ4 ボヨヨンジャンプ
ブラックボンバーマン城をベースにしたステージ。
トランポリンが仕掛けられており、乗ると画面外にはみ出るほどの大ジャンプをし、ランダムでどこかに落下する。
ポーズ中でも落下してくる。
- ステージ5 ベルトコンベア
Dr.ムックロボット改造工場(後半)をベースにしたステージ。
その名の通りベルトコンベアが配置されており、乗ったボンバーマンや爆弾は進行方向に流されてしまう。
環状に設置されているが、コンベアの終点が次のコンベアに繋がってはいないため、一直線にしか流されない。
- ステージ6 ドカンデボカン
土管が仕掛けられており、中に入る事ができる。中に爆弾を仕掛ける事も可能。
当然中のボンバーマンや爆弾は見えないので、土管の入り口前はかなり危険。
- ステージ7 モッテケアイテム
プレイランドをベースにしたステージ。
ステージの外周に沿ってアイテムが配置されている変わったステージ。
プレイヤーはステージ中央からスタートするので、ウシロノショウメンと同様に一瞬で勝負が着く事もある。
- ステージ8 ゾンビフラワー
Dr.ムックロボット改造工場(前半)をベースにしたステージ。
ソフトブロックである食虫植物が、壊してもしばらく経つと何度も復活する。
また画面の上から爆弾回収車が登場し、画面を縦断しながら置かれていた爆弾を回収してしまう。
ちなみにリモコンが拾える。豪快な話だ。
- ステージ9 ポッカリライト
ロボットトーナメント予選ドームをベースにしたステージ。
真っ暗闇の中でバトルがスタート。常にスポットライトがステージの一部を照らした状態で戦う事となる。
暗闇の効果は大きく爆風も見づらい。ドクロの出現数も多い。
本作の暗闇はボンバーマンも見えにくくなるため、2P(黒ボン)は背中を向ければほとんど見えなくなる。
- ステージ10 ギンギンパワー
ロボットトーナメント予選ドーム・エリア8をベースにしたステージ。
ソフトブロックや仕掛けはなく、爆弾数・火力・速さが最大でキックとパンチを装備した状態でバトルがスタートする。
エキサイティングなバトルを楽しみたい人向け。
- ステージ11 ゲツメンワープ
ワープホールが設置されており、入ってしばらく経つと別のワープホールから出てくる。
どこに出てくるか予想は出来ないが、ワープホールの場所の都合上、複数のボムを広い範囲に置かれるとまず巻き込まれる。
- ステージ12 イダテンワールド
ダイヤモンドタワー(前半)をベースにしたステージ。
最初から移動速度がドクロの俊足状態と同等のスピードとなっている。
コントロールがしにくいので自滅に注意。
リモコンやフルファイヤーなど豪華アイテムも多数。
追記・修正は、ロボットトーナメントを勝ち抜きながらお願いします。
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▷ コメント欄
- この頃のボンバーマンはパスワードに5656入れとけば何か起きた思い出 -- 名無しさん (2019-10-05 11:22:22)
- ボス戦のBGMがカッコいいんだよね -- 名無しさん (2019-10-05 11:54:54)
- 2↑後はハドソン製連射器による隠しバトルステージ解放も定番やったな。 -- 名無しさん (2019-10-05 13:16:50)
- 長過ぎる無敵時間は別にして、何故2以降はリモコンと貫通両立出来るようにしなかったんだろうな。あれが気持ちよくて1をプレイするまである。 -- 名無しさん (2019-10-05 13:25:01)
- 結構面白かった。 -- 名無しさん (2019-10-05 19:55:33)
- 子供の時に皆でワイワイやったけど、ストーリーモードのBGMがシリーズの中で一番好きだな。かゆい所に手の届く心地よさというか、子供でも鼻歌でフガフガやれるというか。 -- 名無しさん (2019-10-06 12:37:02)
- 対戦でリモコン使えるのは今からするととんでもないな。5のコンフィングでも使えるけど高コストで犠牲にするもの大きくなるし。 -- 名無しさん (2019-10-06 12:41:49)
- ふと思ったけどこれだけ箱・カセットのタイトルとゲーム画面のタイトルって違うのよね どうしてか未だに気になってる -- 名無しさん (2020-05-09 14:17:34)
- 思ったけどボンバーマンシリーズそのものの記事は無いのね -- 名無しさん (2021-02-14 21:41:50)
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