バカリズム(芸人)

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登録日:2019/06/12 (水) 23:20:12
更新日:2024/04/19 Fri 10:01:30NEW!
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バカリズム 芸人 福岡県 多芸多才 マセキ芸能社 田川市 お笑い四次元ポケット



バカリズムとは、かつて存在したお笑いコンビである。現在は当時のボケ役だったほうがピン芸人として芸名を引き継いでいる。
近年はお笑い業にとどまらず、俳優や脚本家としてもその才能を発揮している。マセキ芸能社所属。


■コンビ時代



◎メンバー
◆升野 英知(ますの ひでとも)
1975年11月28日生まれ。
福岡県田川市出身。主にボケ役。ネタ作り担当。2005年よりソロで活動。よく「英和」と誤植される。


◆松下 敏宏(まつした としひろ)
1974年4月4日生まれ。
静岡県出身。主にツッコミ役。あだ名は「ブルース」。


◎結成~解散
1995年、日本映画学校俳優科在学中に升野・松下によってコンビ結成。同期はおぎやはぎや品川庄司となる。結成から半年後には若手芸人のネタ見せ番組にて紹介されるなど、割と早い段階から注目されていた。しかし、90年代半ばのお笑い界のブームの火付けとなった「ボキャブラ天国」シリーズには芸風もそぐわなかったことから出演することはできず、ひたすら劇場にて腕を磨いた。その後に訪れた「オンバト」ブームにも結局乗ることができず、認知度が上がらないまま迎えた2005年に、松下が升野に自らのコンビ脱退の意思を告げ、升野はそれを一切止めることなく受け入れ11月末をもってコンビは解散。松下はバカリズムを脱退し、芸能界からも引退した。


■ピン芸人以降



実は、升野は松下が引退を考えていることを事前に察知しており、ピン芸人になった時用のネタをすでに何本か準備していたと言われている。そして、「今まで積み重ねてきたものを0にするのはもったいない」という理由でバカリズム名義での活動を継続。解散後すぐに『R-1ぐらんぷり2006』に初出場し、ピンでの活動開始からわずか3ヶ月後で決勝進出。この時披露したのがフリップネタの「トツギーノ」である。結果は4位と健闘し、これがきっかけとなり仕事は急増。各所で「トツギーノ」を披露することになるも、一発屋になる可能性を危惧し、1年ほどでトツギーノを一切封印した。以降今に至るまで常に新ネタを模索している。
『R-1』には2006年から5年連続で出場し、4度の決勝進出を果たした。2009年には都道府県の持ち方を紹介する『地理バカ先生』というネタで審査員の清水ミチコが大会史上初の「100点満点」を採点。しかし、優勝はできなかった。2010年の大会終了後、『R-1卒業』を発表した。この活躍を受け、もともと注目していたという塩谷亮や門澤清太に抜擢される形で、2006年秋にCSフジテレビのアイドル育成番組「アイドリング!!!」のMCに就任。番組は9年続いた。


また、松本人志がチェアマンを務めるIPPONグランプリでは2009年の第1回大会から出場し、最多優勝を誇る。一時期「絶対王者」と呼ばれ、松本からの評価も高い。


テレビやラジオの仕事をこなすと共に、ライブも精力的に開催。「ネタ作りをやめてしまうと僕は終わってしまう気がする」と語ったことがあり、また「僕は大喜利やネタの筋肉はあるが、ひな壇の筋肉はプヨプヨ」とも語っている。


芸人活動外の部分においては、『架空升野日記』というOLになりきって架空の日常を綴ったブログを執筆したり、短編小説『来世不動産』を記すなどその発想力を生かした奇才ぶりを発揮。


『架空升野日記』は2017年にドラマ化し、同年6月度のギャラクシー賞月刊賞受賞。さらには、第55回ギャラクシー賞のテレビ部門特別賞を受賞。また脚本家として第36回向田邦子賞も受賞した。
『来世不動産』も、2012年に高橋克実を主人公に「世にも奇妙な物語」にて映像化。以降、『素敵な選TAXI』で連続ドラマの脚本を初めて担当し、役者としても出演。これがきっかけとなり、単発ドラマ『かもしれない女優たち』、4夜連続SPドラマ『桜坂近辺物語』の脚本も手がけ、脚本家としても活動の幅を広げることとなる。



■芸風


コンビ時代はコントを中心に披露していたが、ピンになってからは1人コントのほかに映像やフリップを駆使したネタを披露している。
構成作家のオークラは「バカリズムは19、20歳の時点でもう完成された『システムの笑い』をやっていた」と語っており、なかなか芽が出ず苦労したコンビ時代を経て、ブレイクし始めた2007年頃からのバカリズムを「バケモノ」と評している。
テレビで過去に披露したネタは「トツギーノ」「地理バカ先生」「いろいろな順位」「○○に関する案」などフリップネタが多い。フリップに描かれるほぼ無表情の人物像がかなりシュールで、その上に映画学校で培われた升野の演技力が重なり、一発屋芸人に多いリズムネタやハイテンションネタには頼らず、見る者を納得させる着眼点の鋭さと切り口は内外から評価が高い。ただし、顔芸やハイテンションネタが苦手というわけではない。
が、升野本人はフリップネタは「誰がやってもいいっていうところがある」という理由で元々好きではないとしている。実のところ「トツギーノ」も当初は単独ライブでの箸休め的なネタだったりする。
また、言葉の韻を巧妙に活用する言葉遊びが多い。
爆笑レッドカーペットでは上記のネタの他に教師として卒業を迎える生徒に感銘しそうで全くしない「送るほどでもない言葉」というネタも披露していた。


ゴッドタンの芸人マジ歌選手権でのバカリズム
早い段階から出場を熱望されていたが、第14回で満を持して登場。これまで出演者が行わなかった「中継スタイル」で『女性芸能人の「特技:モノマネ」は地獄の入り口』という曲を披露。ワンカット撮影⇒事前撮り映像⇒スタジオパフォーマンスといつものバカリズムスタイルで大爆笑をかっさらった。
その後も人気ドラマOPのパロディとAV賛歌など、毎回思考を変えて披露している。



■人物


・人となり

実家は仕出し弁当屋を営んでいた。高校生のときに父親が死去、以降は母と妹と3人家族。妹は瓜二つらしい。
両利き。字を書くときやお箸は右だが、ツッコミなどで叩くのは左手。人見知りで小学校時代は家で絵を描くことが好きな少年であり、漫画家を志していた時期もある。
高校は3年間男子校に通い、野球部に所属。左投左打で3年次、背番号16だったが夏の大会はスタメンでレフトを守っていた。
「野球部に入ったのは、野球がどうしてもやりかかったからとかいうのではなく、厳しい練習に耐えた自分に自信を持たせたい」と語っており、そのストイックさがうかがえる。後年、母校が夏の全国大会に出場した時はもろ手を上げて喜んでいた。
地元が炭鉱の町ということもあり、血気盛んな地域に住んでいたことから喧嘩することも多く、小柄な見た目とは裏腹に体育会系であることから「武闘派」と呼ばれることが多い。バナナマン設楽は「タスマニアデビルのようだ」と評している。
高校卒業後、芸人を志すも当時の主流であったNSCなどの養成所ではなく日本映画学校への進学を決意したのは、「役者志望の人間ばかりの中に芸人志望が一人だけいたほうが圧倒的に才能があるように見えるから」と語っている。


・交友関係



人見知りを自称しているが、交友関係は広いほうではないかと思える。


バナナマン
新人時代に(升野よりちょっと先輩の)バナナマンとはライブで知り合い意気投合。先に設楽と仲良くなったが、後に日村と2年ほど同居することとなる。


ふかわりょう
芸歴で1年先輩にあたるふかわの著書の挿絵を担当したことがある。


いとうせいこう
コンビ時代から才能を注目しており、自身の番組に古くから呼んでいた。升野も師匠と慕っている。


若林正恭&山里亮太
升野を含めた3人で「闇3」というLINEグループを作ってメッセージのやり取りをしている。


千秋&中川翔子
オンラインゲーム「どうぶつの森」を楽しむゲーム友達。この3人でもLINEグループが存在し、1日に1000件以上もメッセージが飛び交う日もある。
しょこたんとは自身の初レギュラーTV番組「溜池Now」で共演。


升野軍団
夢眠ねむの誕生日会で意気投合し結成。メンバーは夢眠、ハマ・オカモト、土岐麻子、小出祐介ら。
2019年12月、夢眠との結婚を発表。


RAM RIDER
コントで使用する効果音などをよく手掛けている。容姿も升野に似ている。


おかゆ太郎
ピン芸人。升野が芸名の名付け親。生活力のない升野に代わって様々な手続きなどを代行している。升野の嫁的存在。
ちなみに既婚。



■逸話


  • 高校時代にレンガで頭を殴られたことがあり、殴った相手が同郷の小峠英二(バイきんぐ)の知人であることが後に判明した。
  • 芸人になるにあたり、「芸風に合わない」との理由で高校時代の野球部の練習で鍛えた筋肉を根こそぎ落とした。
  • コンビ時代、ネタがド滑ったときに舞台から逃亡して相方に1人2役をやらせたことがある。
  • アイドリング!!!メンバーとは「特定のメンバーを贔屓したくない」という理由で一切連絡先を教えなかった。
  • 1ヶ月に20本以上AVを購入する。しかし、1~2回視聴して飽きるのでそれ以降は観ない。
  • ファーストキスは専門学校時代だったが、自分が寝ている間に複数の女性がキスをしたらしく相手が特定できない。
  • 現在、自宅のほかにネタや脚本を手掛ける作業部屋を所持しているが、公共料金の支払い手続きなどの生活力がないので(本人談)、それを後輩芸人にやってもらっている。
  • 「女性が運転するときにハンドルを握る際の腕」フェチ。
  • 整体に行くと、美尻だと褒められる。
  • 「升野」姓は全国で300人に満たないとされており、レア苗字である。


■バカリズム語録


  • AVを見た本数は経験人数に入れてもいい。
  • AVの生産量が僕の性欲に追い付いていない。
  • サッカーで選手が散々走り回って勝敗が決まらない場合、最後に行われるPK戦は別の競技である。
  • 女の涙はガマン汁。



追記しーノ……


修正しーノ……


お願いしますーノ…


トツギーノ




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  • 藤井健太郎の番組だと物凄く滑りまくるから出禁にされたとか -- 名無しさん (2019-06-12 23:31:57)
  • プロレス官能小説は大好きだった -- 名無しさん (2019-06-12 23:42:23)
  • 「持つとしたらこうですね」ネタが好き -- 名無しさん (2019-06-12 23:46:53)
  • 大喜利はマジですごいよね。 -- 名無しさん (2019-06-13 00:04:18)
  • まだ無名だったころに近所のイオンに営業に来てたな。サイン貰えばよかった -- 名無しさん (2019-06-13 00:27:49)
  • 確かコンビ時代に炎のチャレンジャーの100時間眠らなかったら100万円って企画で優勝してたよね。最後にアイドルと二人残ってサドンデスになった末に -- 名無しさん (2019-06-13 00:44:49)
  • トイレで仮眠とってたらしいけどな -- 名無しさん (2019-06-13 01:19:05)
  • IPPONグランプリとかで見る発想力は本当に化け物の域だと思う。普段何考えてればあんなアイデアがぼこすか出る脳みそになるんだ… -- 名無しさん (2019-06-13 10:54:05)
  • この人を知ったのはビットワールドだった。 -- 名無しさん (2019-06-13 12:00:59)
  • 正直脚本出したって聞いたときは驚きよりもやっとって感じだった -- 名無しさん (2019-06-13 16:34:12)
  • コンビ時代にはラジオ挫折というネタがあったけどな。 -- 名無しさん (2019-06-14 12:45:26)
  • オンバトにコンビ出てた時代もおもしろかったけどブレイクまでは至らなかったんだな。 -- 名無しさん (2019-06-14 13:33:03)
  • 前作に引き続きスーパーマリオメーカー2のCMに出演 -- 名無しさん (2019-06-14 15:24:27)
  • ↑3 「開いて閉じて開いて閉じて」のところで爆笑したwあとマジ歌の「女性芸能人の『特技:モノマネ』は地獄の入り口」好き -- 名無しさん (2019-06-14 23:12:06)
  • きらめくパステルカラー -- 名無しさん (2019-06-22 15:36:15)
  • しょこたんとはアメトーークの絵心ない芸人の絵心あるゲスト枠で度々一緒に出演してる。 -- 名無しさん (2019-10-10 21:18:50)
  • 結婚おめでとう。最近芸能人の結婚ラッシュが多くなったな。 -- 名無しさん (2019-12-24 17:10:02)
  • トツガレーノ? -- 名無しさん (2020-02-06 19:09:32)
  • 都道府県を持つとしたらこうは考えそうで誰も考えなかった発想だよねw -- 名無しさん (2020-12-31 11:30:40)
  • チロルチョコのひとつが誕生するきっかけに関わってたのか…。 -- 名無しさん (2021-04-23 00:12:07)
  • ルシファー吉岡とディズニーに行ったことあるとか -- 名無しさん (2023-07-28 01:50:05)

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