マーロン(shadowverse)

ページ名:マーロン_shadowverse_

登録日:2019/06/02 Sun 18:58:34
更新日:2024/04/05 Fri 13:52:08NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



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「この世に神などいませんが……」





本項目ではスマートフォン/PC向けTCG「Shadowverse」に登場するマーロンについて説明する。


概要

本名:マーロン・メディアン。両手の甲に文様がある、眼鏡をかけた男。


CV.石田彰


カードとして実装される前からメインストーリーの「ギルド争乱編」に登場している。
一見すると物腰柔らかな好人物だが、時折見せる魔力の圧や、他者を試すような言動に、一筋縄ではいかない風格を感じさせる。
教会にいるが、神を信仰しているわけではなく、イズニアの均衡に重きを置いている。


まずはカードとしてのマーロンを解説する。ストーリーでの彼の活躍は後述。


カードとしてのマーロン

  • 均衡の光・マーロン

登場カードパック 次元歪曲
3コスト フォロワー ビショップ  ゴールド
3/3
ファンファーレ お互いの手札に規律の聖痕1枚を加える
進化後
攻撃時 自分のPPを1回復。
進化時 お互いの手札に規律の聖痕1枚を加える。


  • 規律の聖痕

1コスト スペル ビショップ ゴールド
カードを1枚引く。
相手のリーダーを1回復。


3コストにして3/3、進化後5/5と優秀なステータスを持つ。
攻撃時にPP回復効果もあり、そしてドローソースになる関連カードも手に入る。


……と言えば聞こえはいいが、この関連カードの規律の聖痕が、相手を回復させるためになかなか扱いづらい。
相手の手札にも加わるので、手札妨害にはなるが……。
回復効果ゆえに天狐ビショップや、相手のHP関係なく戦えるセラフビショップでは採用の価値があるものの、
彼の実装されたALT環境、そして次のSTR環境においてビショップは聖獅子ビショップが群を抜いて強く、
マーロンの性能を生かせるデッキは流行っていないのが現状。


イズニアのゴールドフォロワーの中ではセタスとともに、彼の採用率は低いと言えるだろう……。


一応、ROG環境からのビショップでは回復効果と相性のいいデッキであるエイラビショップが流行っており、マーロンはそれと噛み合った性能ではある。
3コストのフォロワーには彼よりも採用されやすいカードが色々あるため、彼自身の採用率は依然として低いのだが、その採用率を逆手にとり、不意打ちとして彼を出すことで相手の手札オーバーを起こさせるのを狙うユーザーもいる。



メインストーリーでのマーロン

ギルド争乱編に登場する、イズニア国を形成する5つのギルドの1つ「エスカマリ」の長を務めている。
街の高台からの眺めを気に入っており、そこに来る人たちによく声をかけている。
胡散臭い雰囲気だが、話す相手の思考を見抜いており、算段高く一瞬の油断も見せない。


エスカマリはギルド間の均衡を保つために行動するギルド。人数は50人ほど。
均衡を守るためにギルド間の争いの調停を行い、特定のギルドが力をつけすぎないように調節している。
その性質上、取り立て屋のようになってしまうことも多く、他のギルドからは厄介がられているようにも見える。
マーロンは「均衡と言っているけれども、あくまで国の延命にすぎず、いずれは崩れ、尽きてしまう」と考えている。



アリサ達一行で彼とよく関わるのが イリス
イズニアに到着したイリスが最初に会った人物がマーロン。
マーロンはイリスの珍しい服装や転移の瞬間を見たこと、
また過去に一人、異世界から来た人間を見たことがあることを理由に、イリスが異世界に来た人物であることを見抜く。
イリスは彼を警戒していたものの、とりあえずは穏便に話を進ませるべきだと考え、彼が長を務めるギルド、エスカマリに案内してもらう。


その後、マーロンはイリスにエスカマリの役割を説明するが、そこにマギス高潔会の魔導生物が乱入。
マーロンはイリスの力を試すような行動をとり、イリスは彼を異様に思うものの、マーロンを悪人と思えなかったイリスはマーロンを一応信じてみることにした。
ローウェンと再会したイリスは、他の仲間を探すために一度マーロンの元を離れる。
しかし次に再会したユアンとは管理者についての話になり、イリスの心は傷つき、過去の罪悪感に囚われてしまう。
マーロンの元に帰り、そのことを話すとマーロンは、



「罪、ですか。しかし、罪を持たぬ命がどこにありましょうか。生きれば他の命を食らう……(中略)……営みとは罪と同義。私はそう思いますよ」



と返す。ここでブレイドライツ騎士団のセタス・ロウメイシア・ラフォージが乱入し、話は一度中断されるが、二人が退いた後に続きを話す。



「罪は罪、ただそれだけのことです。それに一体何の問題があるのでしょうか? 償えばよい。贖えばよい。為すべきことを為して」



「殺めた分だけ、生かせばいい。滅ぼした分だけ、救えばいい。世界を凍り付かせたのなら、温めればいい。」



「まぁ、大丈夫ですよ。イリスさん。どうせ死ねば全ては無です。罪も罰もありません。死ぬまで全力を尽くせばいい。そうじゃないですか」



そうマーロンはイリスに伝え、イリスは再度仲間を探しに外に出る。
しかし、次に再会したエリカから「貴方は私から姫様を奪った仇に等しい」「貴方はたくさんの人から大切なものを奪ったのですよ」と言われ、イリスは再度心に傷を負う。
その時、エスカマリのある方角から轟音が聞こえ、マーロンのことが心配になったイリスは彼の元に戻る。
マーロンはユリアスと戦闘した直後で、自身の魔力を使いすぎたことにより体を疲弊させていた。
マーロンはイズニアの均衡を保つ上での苦悩を話すのだが、イリスはマーロンも過去に罪があることを見透かす。このことを見透かされたマーロンは、自分の過去を話す。



マーロンはかつて、金に目がなく金を手に入れるためにはどんな手段も使う男だった。常人よりも優れた魔力を持っていた彼はその魔力を使い、人を殺すことを家業にしていたこともあったという。
しかしマーロンはその後、魔力の使いすぎ、そして体質の問題からか全身を走る痛みに苛まれ、激しい罪悪感を抱くことになる。
その時、ある人が目の前に現れ、彼の手の甲に紋様を刻むと「与えよ。そして救え」と言って、去っていった。
そしてマーロンは過去の償いをすべく幾つかの国を渡り歩いてイズニアに着いたのだと言う。紋様の詳しい説明は後述。



この話を聞いた後もイリスの傷は癒えなかったが、
彼女は罪を背負って生きるマーロンに自分自身を重ね、償いのために前に進もうと再度マーロンの元を離れるのだった。



ルナも彼との絡みが多い。
ニコラを嫌がり逃げていたルナがマーロンにぶつかったことで出会う。
悪気はなかったといえ、子どもを怯えさせるニコラを叱り、お腹の減っているルナに手作りのサンドイッチを手渡した。
彼の作ったサンドイッチに、味は違うといえど亡き母の料理を重ねたルナは、マーロンにも心を開くようになる。
マーロンはルナから「おじさん」と呼ばれるのだが、彼はそれを拒否して「おにいさん」と呼ぶようにルナに頼む。
それ以降ルナは彼を「おにいさん」「めがねのおにいさん」と呼ぶ。



マーロンはローウェンとも会う。
マーロンはローウェンが負っているダメージがニコラによるものであることをすぐに断定する。



闘争に飢えるユリアスは、イズニアに来た時に5人の強者の気配を察知しており、そのうちの一人を探すべくエスカマリの近くに来ていた。
マーロンから強者の気配を察知できなかったユリアスはマーロンを軽視するが、
彼の「ニコラ・アデルやエレノア・グローリアと匹敵するものを探している」という言葉にマーロンは反応、凄まじい魔力の圧を見せる。
ユリアスは自身の見誤りを認め、マーロンこそ自分が探している強者の一人だと言い、戦うのだった。
全力のマーロンと戦いたいユリアスだが、それに対して、全力で戦うことで他のギルドに隙を見せることを警戒するマーロンは全力を出そうとしない。
マーロンはやきもきするユリアスにこう告げる。



「これ、命を削ってるんですよ……。それに……今はまだ、その時ではありません。
あなたがこの国に居続けるのならば、そう遠くない未来に、あなたの望みは叶うでしょう」



戦いは中断することになったが、マーロンの言葉にユリアスは、
「緩みきっていると思ったこの国も、もしかしたら私を楽しませてくれるかもしれないな」と気持ちを切り替え、次の強者を探しに行くことにした。



ニコラがイズニアに来て最初に出会ったのがマーロンであり、それ以降マーロンはやたらとニコラに世話を焼きたがる。
一方でニコラはそんなマーロンを茶化している。両者仲が良さそうだが、友人と言えるような関係ではないようだ



セタスは幾度とマギス高潔会の魔導生物の問題を持ちかけても、全く対処に動かないエスカマリ、マーロンの姿勢に腹を立てている。
セタスはマーロンに対しシナリオ中で実力行使に走るが、イリスとメイシアの抑制によりセタスは頭を冷やし、退散する。


+ 以下、ネタバレ注意-

ギルド争乱編の最終章。イズニアを戦禍が襲う。


アリサ、エリカの二人と別れたイリスは、マーロンの元に駆けつける。
マーロンは「この争乱はブレイドライツ騎士団と無暁の因縁により起きた」と言うが、
そこに現れたユリアスは「戦いを予見していたお前は、黒幕を知っているのだろう?」と迫る。
マーロンが「ブレイドライツ騎士団は、団長は療養中と言っているが、本当かどうか定かではない」とユリアスに伝えると、彼は真相を確かめるために去っていった。
マーロンはイリスとともにその場に残り、操られているブレイドライツ騎士団の団員と戦う。


一方でニコラは、ローウェンとルナをマーロンの元に向かわせていた。二人の到着により、数の多いブレイドライツ騎士団団員も押し切れる……かと思いきや





「―――そういう訳にも、いかないんですよ」



急に魔力を解放させるマーロン。



「いやぁ……ごめんなさい。ようやく読めたというか……なんというか……。―――こうするしか、ないみたいなんです。第三拘束――解除」






そう、この戦争の黒幕は、マーロン・メディアン




……ではなく彼は密かに、黒幕から追い詰められていたのだ。
マーロンの身体は生命力を魔力に変換するようにできており、マーロンの生命力が尽きない限り、彼が生きている限り、どんどんと魔力が生み出されていく。
その魔力が高まりすぎてしまうと、制御が効かなくなり、爆発してしまうのだ。
彼の両手の紋様は、エスカマリの使徒たちに彼の魔力を分け与えるためのものであり、そうすることで魔力を分散させ、魔力の爆発を防いでいたということ。
つまり裏を返すと、エスカマリの使徒が黒幕によって虐殺されてしまった場合、魔力は供給されずマーロンの元に溜まっていき……。



「どの道、私は死にますから。魔力を暴走させて、爆発するかーーー生命力を使い果たして、枯れ果てるかーーー。」





「イリスさん、皆さん。前に進んでください。こういている今にも、あなたたちにとって大切な人が傷ついているんです。
助けてあげてください。救ってあげてください。そしてーーもし、よろしければ。あの丘へ。の下までーーー」



マーロンは自分の限界を察知し、魔力の爆発に巻き込まないよう、イリス、ルナ、ローウェンの三人にこの場を離れるように指示する。



「――貴方も前に進むのですね、マーロンさん。では、もう、言葉など……だから、もう、私は……。ごめんなさい、ありがとう……」



「イリスさん、私とあなたは違いますよ。あなたは進む。私は、終わる」



イリスにこう伝えて、マーロンは最期の時を迎える。



「――ですがまぁ、私の終わりは恐ろしいですよ? あなたたちも当然終わるーー」



ブレイドライツ騎士団の団員を巻き込み、マーロンは散っていった……。



マーロンの死に対し、イリスは彼の言葉を胸に、助けられる命を助けようと尽力するが、
一方で、ルナはマーロンの言葉により、丘の上にいたニコラのことが心配になり、一人丘の方へ走り出してしまう。
丘の上でルナが見たものについてはニコラの項目を参照。
またマーロンの力を評価していたユリアスは、「惜しい男を亡くした」と発言している。



機械反乱編では、マーロンやニコラとの出会いによりひとつ成長したルナが、
ルナにとってのおにいさんやおじさんのように、エンネアの心の支えになろうと行動している。


期間限定ストーリー「ギルド復興編」では登場こそしないものの、友人であるニコラが彼の思いを継いでエスカマリの長を務めるようになったことがわかる。
また彼が取り立てていたお金や、彼に救われた民たちの力もイズニアの復興にかなり貢献していたようだ。



余談

第21弾「リナセント・クロニクル」でリメイクされた。


「裁かれるとは、幸福である」


  • 平穏の制定者・マーロン

登場カードパック リナセント・クロニクル
3コスト フォロワー ビショップ  レジェンド
2/2
ファンファーレ ランダムな相手のフォロワーX体を破壊する。Xは「相手の場のフォロワーの数から、自分の場のフォロワーの数を引いた数」である。


盤面のフォロワーの数で負けている時、それを平等にするというマーロンらしい効果と言える。コントロール系デッキでの採用が見込める。



「追記・修正が終わったら、サンドイッチを食べましょう。美味しいですよ! マーロン・メディアンお手製です」


「まぁ、うまいってほどじゃない。けっこう普通だ」


「ニコラっ! あなたは黙っててくださいっ!」




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