SCP-895

ページ名:SCP-895

登録日:2019/05/10 Fri 22:55:47
更新日:2024/04/04 Thu 13:31:10NEW!
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scp scp foundation euclid scp財団 aelanna 霊安室



【はじめに】
財団には職員のレベルというものが設けられている。
1番上はAクラス、オブジェクトへの直接の接触はいかなる状況下でも許されない者たちで、O5や一部サイト管理者が該当する。
次がBクラス、後方担当で直接の接触をしない者たち。Cクラス、直接の接触をする者たち。Dクラス、モルモット。
あとEクラスというのもあるがこれは臨時的にB・Cクラス職員が最前線に行かなければいけないときの暫定的レベルである。


基本的に指揮官などのメンバーはBクラスであることが多く、
つまりそれだけの地位にあるからには安全でなければいけないということから映像などを通してC・Dクラスに命令をする。


…のだが、腐っても財団世界。
O5ですらアノマリーの魔の手にかかる世界で、それより下のBクラスが必ずしも無事とは限らない。
ときには、そう、Bクラス「だからこそ」かえって危険な場合すらあるのだ――。


ということで。SCP-895 - Camera Disruptionカメラディスラプションの説明に入ろう。
SCP-895はシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスはEuclid。



概要

SCP-895は、オーク材でできた棺であり、とある霊安室にいつの間にか存在していたもの。
現地スタッフは実地でそれの中身が空であることを確認している。


…のだが、『カメラの破壊』を意味するそのオブジェクト名に違わず、
「監視カメラを通して見た場合、不審な実体が映る」という特性を持つ。
半径50m以内のカメラにはもれなく鮮明で不穏な幻覚が映り込むようになっており、
距離が5m以内の場合には閲覧者に深刻な影響を及ぼして精神障害をきたしてしまう。


なお報告書内では鮮明で不穏な幻覚という表現でぼかされているが、実際に写る実体は少なくとも30m地点においては惨たらしく損壊した人間の死体等となっている。


ログ

03:41L - 指揮官: チーム1、こちら指揮官。全ての一般職員の出入りを制限、退避させた。君たちは中に入り中身の確認をしてくれ。
03:41L - T1リーダー: 指揮官、こちら1リーダー。了解、入ります。
03:43L - T1リーダー: ロビーに到着。映像の確認お願いします。
03:44L - 指揮官: チーム1、こちら指揮官。映像では…[少しの間]…壁が血まみれだ、確認してくれ。
03:44L - T1リーダー: 確認できません、指揮官、ここは綺麗な状態です。なんの変化もありません。
03:45L - 指揮官: …消えた。チーム1、ミーム的影響が発生している可能性があるので注意せよ。
03:45L - T1リーダー: 了解、指揮官。チーム1はこれより保管区域に侵入する。
03:47L - T1リーダー: 保管区域到着、オブジェクトを確認。
03:48L - 指揮官: む、動いたな…チーム1、確認してくれ。オブジェクトは生きて動いているようだ。
03:48L - T1リーダー: …指揮官、確認できません、動いているようには見えません。オブジェクトは通常通りです。
03:48L - T1リーダー: 2、それを開けろ。
03:48L - 武器を構える音に続いてSCP-895が開く音。
03:49L - T1-2: リーダー、中は空です。
03:50L - T1リーダー: 指揮官、こちら1リーダー。オブジェクトには何も入っていません。
03:51L - T1リーダー: 指揮官、聞こえますか?
03:51L - 指揮官: 叫び声と嘔吐の音。
03:51L - T1リーダー: 指揮官、聞こえますか、応答してください?!
03:52L - T1リーダー: くそ、ここから出るぞ。それは閉めておけ!


後方指揮官のほうが立場は上と思われるが、あくまで映像にしか影響せず現地職員にはなんら被害を及ぼさない本オブジェクトに関して言えば、
通常通りのオブジェクトの取扱は逆効果だったと言えよう。
財団の対応が間違っているとは言えない(むしろ、通常のオブジェクトならこれが正しい)が、
アノマリーはノーマルでないからアノマリーなのである――。


なお5mを当初セーフゾーンとしていたが、その後の担当職員3名の殉職を期に10mにプロトコルが変更され、かつ保全員のシフトを4時間に減らしているようだ。


本オブジェクトの映像

本報告書には30m位置から撮影している監視カメラライブ映像がくっついている。
ライブ映像では、通路内の照明が消えたりついたりを繰り返しており、そのたびに何らかの異常現象が発生している。
また、映像の日付欄は常に表示日時を示しており、ライブ感に一役買っている。


観測される異常現象は以下の通り。表示される順番はおそらくランダム。


  • 左の通路の壁面に血飛沫が表出。
  • 右の通路前に血塗れの男性の死体が出現。
  • 閉じているはずの右側ドアがあいており、人影が出現。
  • 壁面にGET OUT(出て行け)という血で書かれたと思わしき文字が多数表出。
  • 左通路前の椅子の上に男性の生首が出現。
  • 床に赤い魔法陣が出現。
  • 床に巨大な穴が開く。
  • 通常通りに戻る。

なお、一部画像に権利関係の問題が指摘された関係で、2020年には画像が差し替え、リニューアルされている。
こちらのバージョンではSCP-895そのものと思われる棺が出現するパターンなどもあるようだ。



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  • これを見るまで男の死体を何かの化け物と見間違えてた…というか報告書で写してていいのだろうか? -- 名無しさん (2019-05-11 00:10:41)
  • ↑30m離れてるから大丈夫(しろめ) -- 名無しさん (2019-05-11 00:13:22)
  • 画像の表示は順番じゃなくてランダムでは? 自分の場合血塗れ死体が連続で出たり右のドアの人影が1回も確認できなかったりしたんだが....... -- 名無しさん (2019-05-11 00:32:18)
  • 大抵のSCiPは直視すると危険で、映像や写真だと異常性を発現しないが、このSCiPはそれを逆手に取ったのか。いい作品だ -- 名無しさん (2019-08-16 06:25:53)
  • 今本記事見に行ったらカメラの映像が「GET OUT」以外一新されてた -- 名無し (2020-09-11 10:23:20)
  • 5人の首つり(肩から上は見切れている)・椅子に座った首切り死体(右側通路手前に転がっている)・床に巨大な穴が開き赤く発光&両通路が白く発光している・SCiPが写っていないが確認しました。一新されたんですね…魔法陣見てみたかったです… -- 名無しさん (2020-09-11 15:09:56)
  • 左の壁に血、画面中央に棺が現れる変化もありますね -- 名無しさん (2020-11-16 11:32:22)
  • 怖くて映像ずっと見てられなかったから助かる…よく出来てるなあ -- 名無しさん (2021-03-14 03:06:22)
  • Eクラスの説明違くない?ヘッドカノンって言ったらそれまでだけど、基本的に臨時で一般人を雇う時のクラスだったような? -- 名無しさん (2021-03-14 03:22:10)
  • 暗転後に赤色&通路の白色発光が顔に見えてゾッとした。 -- 名無しさん (2021-03-14 09:40:22)
  • ↑2 厳密には「SCPの影響を受けて危ないかもしれない」一般人、SCPの影響受けたかもしれないエージェント、博士を調査して記憶処理なり終了なりで問題を解決するまで隔離する時に与えられるクラス ちなみにやも得ない事情で雇われた一般人もこのクラスで危険度の低い仕事をさせる(絶対死なせない、死なないとは言ってない)って感じ -- 名無しさん (2021-04-01 17:47:56)
  • 続き たとえばSCP-426はエージェント、担当者が影響を受けて自身をトースターと思い込んでないかを定期的に調べる必要がある。その時に与えられるのがEクラス -- 名無しさん (2021-04-01 17:55:19)
  • 今映像見てたら5人くらいのクラスD職員が首を吊ってる映像が出たんだが... -- 名無しさん (2021-07-02 18:30:49)
  • SCP_Containment_Breachであるけど、暗視ゴーグル付けて棺を覗いて欲しいんだけど誰もやって無いからどうなるか気になる -- 名無しさん (2022-02-24 23:31:55)
  • 記事の画像のクオリティが高すぎててどうやって作ったのか不思議になる -- 名無しさん (2023-03-20 05:45:57)

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