登録日:2019/05/08 Wed 22:09:23
更新日:2024/04/04 Thu 13:30:52NEW!
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the_idolm@ster 765シアター 765プロ アイドルマスター アイマス バンダイナムコ バンナム ミリオンライブ! ミリシタ ミリマス ランティス クレイジーなミリオンライブが帰ってきた
「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION」(以下、MTGと表記)とは、スマートフォン用ゲーム
「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のCDシリーズのひとつである。
【概要】
前身のGREE版ソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」でも楽曲集の「LIVE THE@TER」シリーズと、
配役投票企画のドラマCDとして「THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES」が発売されていたが、
「シアターデイズ」では装いも新たにソロ曲集の「MASTER SPARKLE」シリーズと、
ユニット曲集の「MILLION THE@TER GENERATION」シリーズとして企画された。*1
基本的には「全員曲」(MTG01,11)と「属性曲」(MTG02~04)、そして「ユニット曲」(MTG05~10,11~)に分かれていて、
カップリング曲以外の全ての曲がゲーム中でプレイできるイベント楽曲として登場している。
また、ユニット曲のCDにはゲーム中のイベントで出てくる劇中劇のドラマパートが収録されていて、
各アイドルが演じる様々な物語を楽しむことができる。
【シリーズ紹介】
●01「Brand New Theater!」
- Brand New Theater! (765 MILLION ALLSTARS*2*3)
- Dreaming! (765 MILLION ALLSTARS)
- インヴィンシブル・ジャスティス (伊吹翼、高坂海美)
表題曲は「シアターデイズ」のテーマソングで、初登場はゲーム紹介PVの第2弾。
「Dreaming!」は前身の「LIVE THE@TER DREAMER」シリーズで収録された全体曲に
「シアターデイズ」から参加している白石紬と桜守歌織が加わったバージョン。
「インヴィンシブル・ジャスティス」は「アイドルヒーローズ」の主題歌。
2017年3月公開の「アイドルマスター ミリオンライブ!」4周年記念PVが初出。
尚、この直前に4thまでで「これまでのミリオンの楽曲を全部ライブで披露出来ました!」と報告した直後の新曲だったので、そっちの意味でも爆笑を誘った。
その後2019年4月1日よりイベント楽曲として登場している。
…そして。
●02「フェアリースターズ」
- FairyTaleじゃいられない (フェアリースターズ)
- Brand New Theater! (フェアリースターズ)
- ドラマ「Fairy Stars! -Other Side-」
ゲーム中で「Fairy」属性に所属しているアイドルで構成されたユニットの楽曲。
ドラマパートのキャストは水瀬伊織、四条貴音、百瀬莉緒、永吉昴、真壁瑞希。
●03「エンジェルスターズ」
- Angelic Parade♪ (エンジェルスターズ)
- Brand New Theater! (エンジェルスターズ)
- ドラマ「Angel Stars! -Other Side-」
ゲーム中で「Angel」属性に所属しているアイドルで構成されたユニットの楽曲。
ドラマパートのキャストは野々原茜、馬場このみ、篠宮可憐、島原エレナ、星井美希、三浦あずさ。
●04「プリンセススターズ」
- Princess Be Ambitious!! (プリンセススターズ)
- Brand New Theater! (プリンセススターズ)
- ドラマ「Princess Stars! -Other Side-」
ゲーム中で「Princess」属性に所属しているアイドルで構成されたユニットの楽曲。
ドラマパートのキャストは我那覇響、萩原雪歩、高山紗代子、中谷育、天海春香。
●05「夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-」
- 昏き星、遠い月
- Everlasting
- ドラマ「昏き星、遠い月」
「夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-」はFairy属性の天空橋朋花、所恵美、二階堂千鶴、百瀬莉緒で構成されたユニット。
ドラマパートには水瀬伊織と永吉昴も出演している。
初出は2018年1月18日配信のニコ生「ミリラジMIDNIGHT」。事前情報もなくゲーム内の映像(MV)が発表されたことでコメントが多くあふれ、
その内容に天空橋朋花役の小岩井ことりが「クレイジーなミリオンライブが戻ってきたよね!」*4と大はしゃぎ。
そして、この言葉は現実のものとなる。
「昏き星、遠い月」は劇中劇のタイトルと同じ、ミュージカル風の楽曲。
「吸血鬼」を主題にしたダークなワルツで、劇中で描かれる「吸血鬼」と「狩る者」の苦悩と願いが描かれている。
台詞も多く、ゲーム版とフルサイズ版とでは終結部が全く違うのも特徴。
また、ゲーム版の楽曲は多くが2分少々で終わる中、この曲は2分45秒という長さを誇っていて、
MVでもダイナミックなカメラワークがふんだんに使われ、殺陣も取り入れられている。
「Everlasting」はエンディングテーマ的な楽曲。
ドラマパート「昏き星、遠い月」の本編終了後に流れるだけあって、その内容が全て込められ重々しさが漂う。
ゲーム内のストーリーは、劇場公演「昏き星、遠い月」のメイキング的な構成。
なお、この劇中劇からしばらくの間、Fairy属性にはある種の宿命を課せられることとなる。
●06「Cleasky」
- 虹色letters
- 想い出はクリアスカイ
- ドラマ「虹色letters」
「Cleasky」はAngel属性の島原エレナと宮尾美也で構成されたデュオユニット。
ドラマパートには菊地真、徳川まつり、野々原茜も参加している。
エレナと美也はGREE版ミリオンライブ時代からほとんど絡みがなかったため、
この組み合わせが発表された際のニコ生では驚きのコメントであふれていた。
劇中劇は、両親の都合によって父の故郷である島へやってきた女の子が、
転入先で出会ったクラスメイトとの交流で再び笑顔を取り戻すという青春ドラマ。
普段底抜けの明るさを見せるエレナの、少し影を含む演技も聴きどころ。
主題歌となる「虹色Letters」はストリングス主体の爽やかな青春ソングで、
エレナと美也の優しく切ない歌声が離島を舞台にした青春物語に華を添える。
「想い出はクリアスカイ」は別ベクトルの爽やかさをもったガールズロック。
エンディングテーマ的な位置づけで、爽やかでありながらどこか切なさが漂う。
ゲーム中のストーリーは、ふたりが「青春」を探しに行くというもの。
エレナと美也の趣味や事務所の大人たちとのやりとりなど、見どころも多い。
また、当時はまだ既存のデュエット曲が登場していなかったため、初のデュオMV対応曲となった。
●07「トゥインクルリズム」
- ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム
- Tomorrow Program
- ドラマ「魔法少女トゥインクルリズム」
「トゥインクルリズム」はPrincess属性の中谷育、七尾百合子、松田亜利沙で編成されたユニット。
ドラマパートでは天海春香、木下ひなた、三浦あずさも登場。
MTGシリーズにおける最初の問題作であり、「クレイジーなミリオンライブ」を体現している。
劇中劇であるドラマはタイトル通り魔法少女モノなのだが、主題歌の「ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム」はというと、
10歳の女の子がメインの主人公にも関わらずオーケストラとギター・ドラムが縦横無尽に暴れ回る壮大なシンフォニックメタルで、
歌詞には「てっぺん」「バーター」「お蔵入り」「ラテ欄」といった業界ワードがズラリと並ぶ。
もちろんそれはドラマパートでもいっしょで、敵側組織もそのものズバリ「ギョーカイジン」。
主人公役の育がゲーム中のストーリーで「なんかおもってたのとちがう」とこぼすぐらいキマッている。
MVはMVで私服からステージ衣装に変身するギミックが用意され、特定地点までフルコンボを繋げて
発生するスペシャルアピールでは、センターに指定したアイドルがスパイダーマンばりに天から降り立つ始末。
ゲーム内イベント? そんなのストーリーも譜面もカオスに決まってるだろ。
エンディングテーマ「Tomorrow Program」はしっとりしたバラード……のはずが、
これまた歌い上げる歌詞には「ワイプ」「アゴアシ」「テロップ」「ドイヒー」といった業界ワードが並ぶ。
6周年ライブツアーの神戸公演「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!! Princess STATION」では
プロンプター*5を用いたカメラワーク芸や、背後のビジョンを用いたスタッフロール芸をぶち込んでくるわとやりたい放題。
演出の内容は公演前日までユニット陣に対しても秘匿され、演者のひとりである松田亜利沙役の松田亜利沙を応援している者いわく
「映像面白くしておいたよ! プロデューサーさんも爆笑だよ!」とスタッフに言われ「何が爆笑だ! こちとら真面目にやっとるんや!」
と思いながら映像を見たら「面白いやんけ!」と即陥落した模様。
また、収録されているドラマパートすらも第14話という扱いで完結すらしておらず、最後の最後までカオスな作品に仕上がっている。
余談ながら、本作のMVが発表されたのはGREE版ミリオンライブのサービス終了前日に行われたニコ生特番「魔法少女ミリラジ」。
カオス極まりない映像を目の当たりにしたプロデューサーたちは、
どっこい生きてる「クレイジーなミリオンライブ」に安堵するのであった。
●08「EScape」
- Melty Fantasia
- I.D 〜EScape from Utopia〜
- ドラマ「Melty Fantasia」
「EScape」はFairy属性の真壁瑞希、白石紬、北沢志保で構成されたクール系美少女ユニット。
劇中劇には如月千早、箱崎星梨花、秋月律子も出演している。
その劇中劇ではユニットの3人が感情を持たないアンドロイドとして登場し、
禁忌である「ココロ」を知ってしまったことで物語が動き出す。
主題歌「Melty Fantasia」はそのココロを知った戸惑いと願いが込められていて、
3人の凛々しい歌声が作品世界を彩る。MVラストの照明とサイリウムの演出に注目。
ゲーム中のストーリーは、この曲のMV撮影にまつわるクール系美少女ユニットの話が中心となる。
「I.D 〜EScape from Utopia〜」は対照的に明るいテクノポップ。
楽曲独自トラックとは別に劇中BGMとして使用されており、
クライマックスという場面もあって重要な役割を占めている。
ちなみに、曲タイトルのアルファベットで大文字になっている部分を抜き出し、繋げると……?
この曲においても、やはりFairy属性の宿命を課せられているのであった。
●09「4 Luxury」
- 花ざかりWeekend✿
- RED ZONE
- ドラマ「セレブレーション!」
「4 Luxury」はAngel属性の桜守歌織、豊川風花、北上麗花、馬場このみが参加するユニット。
劇中劇のドラマパートでは百瀬莉緒、舞浜歩、ジュリアも参加している。
その劇中劇はというと、ルームシェアしている4人の社会人&大学生が普通の日常から脱却しようと、
セレブの世界へ足を踏み入れようとするというもの。
主題歌の「花ざかりWeekend✿」は1990年代後半におけるテレビドラマのそれを思わせるような曲調で、
まさにゴージャスな雰囲気が満載。ユニゾン・ハーモニー織り交ぜて4人の歌声が跳ね回り、
平山笑美演じる北上麗花のCメロでのシャウトはライブイベントでも目玉となっている。
「RED ZONE」は一転してハードロック調で、歌詞がドラマパートを経て挑発的、かつ意欲的なものへと変化。
こちらも90年代後半~2000年代のテレビドラマのエンディングテーマのような雰囲気が漂っている。
ゲーム内のストーリーでは4人が実際にルームシェアを行うというもの。
4人それぞれが日常をどう過ごしているのかを垣間見ることができる。寝起きで裸はいけませんよ歌織さん!
●10「閃光☆HANABI団」
- 咲くは浮世の君花火
- BORN ON DREAM! 〜HANABI☆NIGHT〜
- ドラマ「咲くは浮世の君花火」
「閃光☆HANABI団」は、Princess属性の高山紗代子、横山奈緒、高坂海美、佐竹美奈子、福田のり子で構成されたユニット。
現時点のMTGで唯一の5人ユニットであり、劇中劇でも他アイドルは参加せずこの5人のみキャスティングされている。
ドラマパートは5人が主演するドラマという設定で、小さな町の夏祭りを盛り上げるために
みんなでご当地アイドルになるというもの。
「咲くは浮世の君花火」は中止された花火大会の代わりに5人がぶち上げた元気いっぱいな曲で、
ゲーム中でも刻まれるビートとともに気分を高揚させてくれる。
なお、この曲が初公開されたのは5thライブで、予告もなかったためまさにサプライズとなった。
この後の曲を含めて、アイマスではよくあることだからちかたないね。
カップリング曲の「BORN ON DREAM! 〜HANABI☆NIGHT〜」は、そのまま読めば「ぼーん・おん・どりーむ」。
ちょいと縮めれば「ぼんおどり」。そのタイトルどおりアップテンポの盆踊り曲になっていて、
5人のわちゃわちゃした歌声を楽しむことが出来る。ありがサンキューではない。ありがと39だ。
ゲーム中のストーリーは、メンバーと公演の準備の合間に祭りへ行ったり、花火を楽しんだりとにぎやかなのだが……「女子力焼きそば」とは……? ジョシタミンα? キャワピタンX?
また、ゲーム中で上記ユニットメンバーを編成して「閃光☆HANABI団」を選択すると、
メンバーによる前口上を聴くことが出来るという小ネタが仕込まれている。*6
この曲が登場した後、主に5thライブでの駒形友梨の発言からPrincess属性は「脳筋プリンセス」と呼ばれるようになった。
どうしてだろうね?
●11「UNION!!」
- UNION!! (765 MILLION ALLSTARS)
- Welcome!! (765 MILLION ALLSTARS)
- 特典Blu-rayディスク:イベント「MEG@TON VOICE!」昼の部ライブパート映像
「UNION!!」は「シアターデイズ」配信1周年を記念して発表された楽曲。
こちらも初披露は5thライブの1日目で、その後ゲーム内イベントが開催。
劇中劇ナシの純粋なイベント専用楽曲で「人間性を捧げよ」「地獄のマラソン」と言われるほど上位報酬争いが激化した。
「765 MILLION ALLSTARS」名義なだけあって、発売された楽曲は全員で歌っているのだが、
「UNION!!」はゲーム内でも13人のアイドルを編成してゲームプレイ、およびMVを見ることができ、
さらには所属アイドル52人分の歌い分けが用意されているという豪華仕様。そのぶんスマートフォンの要求スペックも高いが。
Fairy・Angel・Princessによって振付も違い、さらに配置するポジションによって聴こえかたやカメラワークも違うため、
まず生きているうちに全ての組み合わせを見ることは不可能とまで言われている。
楽曲もストリングスの合奏から始まり、疾走するドラムスに導かれて各属性のアイドルたちが
アイドルとしての意気込みや誓いを歌い上げていく、アニバーサリーにふさわしい楽曲になっている。
ただ、前述のゲーム内イベントでランキング上位を目指すためには際限なく聴くことになったため、
その後しばらくはお腹いっぱいになったプロデューサーが続出したそうな。
「Welcome!!」は、GREE版ミリオンライブの2周年記念楽曲に紬・歌織のボーカルをさらに追加したもの。
特典のBlu-rayディスクは、イベントでのライブパートが収録されていて白石紬役の南早紀と
桜守歌織役の香里有佐の初舞台を見る事が出来る。
●12「D/Zeal」
- ハーモニクス (D/Zeal)
- 餞の鳥 (D/Zeal)
- ドラマ「天国の鳥」
「D/Zeal」は、Fairy属性のジュリア、最上静香で編成されたユニット。
劇中劇のドラマパートには北上麗花、伊吹翼も出演していて、あるアイドルの存在も重要になっている。
ドラマパートはD/Zealのふたりがダブル主演。ギターが得意なジュリアとピアノが得意な静香を活かした役回りで、
主題歌となる「ハーモニクス」もツインボーカルがぶつかり合い、メロディとハーモニーが目まぐるしく入れ替わるロックチューンとなっている。
リアルステージイベント「ミリシタ感謝祭」で例の如く何の予告もなしに初披露し、聴衆を魅了した。
また、初披露直前にはゲーム内イベントのストーリーも予告され、こちらは「ハーモニクス」の収録をめぐるふたりの物語。
MVではシアターデイズ初となるスタンドマイクが登場し、持ち歩いたり傾けたり、
編成したアイドルの身長に合わせでスタンドの高さを調整するモーションまで用意されたりと活用されている。
カップリングの「餞の鳥」(「はなむけのとり」と読む)は、タイトル通り悼むように歌い上げるバラード。
冒頭からふたりが得意なギターとピアノが伴奏を奏で、互い違いに異なる歌詞を輪唱していく様は圧巻。
なお、曲タイトルからもわかるとおり本作もFairy属性の宿命を課せられている。
CDのオリコンチャートではデイリーランキングで初登場1位を記録。以降6日連続で首位に立ち、
ウィークリーランキングやビルボード・ジャパンのランキングでも初登場で1位を記録した。
ミリオンライブの6thライブツアー先行抽選の特典があったとはいえ、ウィークリーランキングでは7週続けてランクインし、
配信ダウンロード・ストリーミング再生を合算したオリコンランキングでも首位に立った。
●13「りるきゃん 〜3 little candy〜」
- ハルマチ女子 (りるきゃん 〜3 little candy〜)
- 彼氏になってよ。 (りるきゃん 〜3 little candy〜)
- ドラマ「ハルマチ女子」
「りるきゃん 〜3 little candy〜」は、Angel属性の篠宮可憐、野々原茜、伊吹翼で構成されたユニット。
劇中劇のドラマパートには永吉昴、二階堂千鶴、星井美希が出演している。
その劇中劇は、恋に恋する女の子たちによる少女漫画的なドラマ……というか、実際CDにも架空の少女漫画誌のCMが用意され、
ゲームイベントのストーリーも可憐・茜・翼が少女漫画誌「りるきゃん」のイメージガールとしてPRを行うものとなっている。
作詞・作曲・編曲を担当したHoneyWorksは、これがアイドルマスターシリーズ初参加。
「ハルマチ女子」「彼氏になってよ。」ともに得意とする可愛らしさを前面に押し出していて、
アコースティック中心な伴奏もその可愛らしさをさらに彩る。
なお、劇中劇は前出どおり「恋」を取り扱うストーリーにはなっているのだが……
「恋に恋する女の子たち」というあたりから、いろいろお察しいただきたい。
あと、昴が「昏き星、遠い月」に続いて男の子役として出演していたりする。
●14「Charlotte・Charlotte」
- だってあなたはプリンセス
- ミラージュ・ミラー
- ドラマ「鏡の中のシャーロット」
「Charlotte・Charlotte」(シャルロット・シャーロット)は、Princess属性の徳川まつり、エミリー スチュアートによるユニット。
ドラマパートの劇中劇には双海真美、双海亜美、四条貴音も出演している。
これまでの脳筋プリンセスとは異なる「お姫様」的なユニットであり、劇中劇もメルヘンな構成。
病弱な「シャルロット」と、鏡の中に現れた「シャルロット」*7とのやりとりから始まる物語は、シリーズ随一の不思議さを誇る。
普段特徴的な口調・言い回しをしているまつりとエミリーの演技も聴きどころ。
主題歌「だってあなたはプリンセス」も可愛らしい雰囲気で、ゲームサイズでも可愛らしく終わる。
一方で、歌詞やフルサイズをよく聴いてみると……? というお楽しみもあったり。
ゲーム中のMVでは大きく分かれた部屋のセットが組まれ、瞬間移動などのギミックが用意されている。
エンディングテーマとなる「ミラージュ・ミラー」は一転してどこか悲しげなメロディーを含み、物語の結末を飾る。
ゲーム中のストーリーは「姫」たちによるお姫様講座など、劇中劇のメイキング風な構成。
アニメ「アイドルマスター」で時折見られた「音無小鳥の妄想マンガ」も出没したり。
●15「Jelly PoP Beans」
- 月曜日のクリームソーダ (Jelly PoP Beans)
- I did+I will (Jelly PoP Beans)
- ドラマ「BPF」
「Jelly PoP Beans」は、Fairy属性のロコ、舞浜歩、永吉昴、周防桃子によるユニット。
ドラマパートの劇中劇には我那覇響が2役で出演している。
「かつて流行した」劇場と「廃れてしまった」劇場を舞台に繰り広げられるアメリカ風ドラマで、
主題歌の「月曜日のクリームソーダ」も60年代のオールディーズ風の楽曲に、
そしてカップリング曲でエンディングとなる「I did+I will」も80~90年代のレトロポップ風に仕上げ、劇中劇とリンクさせている。
本作もご多分に漏れずFairy属性の宿命を……と思いきや、この作品だけは事情*8により宿命を課せられていない。
ドラマを聴いてみると「イイハナシダナー」と一瞬は思えるのだが、よくよく振り返るとこれまでFairyに課せられた宿命以上に
えげつないことをやらかしていると思うのは、たぶん気のせいじゃないはず。
一方、ゲーム内のストーリーはプロデューサー・社長ともにまったくのノーアイデアから始まり、
事務所や街中を歩きながらユニットメンバーを決めていったり、メンバーみんなでアイデアを探しに行ったりする、自由でほのぼのとした構成になっている。
なお、「月曜日のクリームソーダ」を作曲した原知也氏はアイマス楽曲初参加。
アイマスをきっかけに作曲を志したこともあり、ブログで喜びの声を記していた。
●16「ピコピコプラネッツ」
- ピコピコIIKO! インベーダー
- Get lol! Get lol! SONG
- ドラマパート
「ピコピコプラネッツ」は、Angel属性の木下ひなた、箱崎星梨花、大神環、望月杏奈で構成されたユニット。
劇中劇のドラマパートには高槻やよい、萩原雪歩、島原エレナも参加している。
おそらくメンバーが司会を務める子供向けバラエティ番組「☆ピコピコプラネット☆」のドラマ枠だと思われ*9、
4人の宇宙人が地球へやってきて出会った女の子と宇宙旅行へ行くというもの。
そもそものバラエティ番組からして「せんのー」*10「せーふく」*11という言葉が飛び交うあたり、やはりミリオンライブである。
あと、何気にFairyの宿命すら生ぬるいことをやらかしそうになっていたりする。
主題歌「ピコピコIIKO! インベーダー」もカオスな作りと思いきや、
朝はあいさつと洗顔に着替え、ケンカしたら仲直りして、ランチタイムにはいただきますと、
番組のコンセプトどおり子供向けの教育的なワードが散りばめられている。
それでいながら「幼年期」「さえたやりかた」「地球(ほし)をつぐもの」など
SFファンをニヤリとさせるようなワードが散りばめられていたりするのも抜け目ない。(o・∇・o)<更年期のみんなー!
ゲーム中のMVではピカピカと光る衣装を纏い、曲終わりには全員腰に手をあてながら宙へと浮かんでいく。
「Get lol! Get lol! SONG」は「ゲロゲロソング」と読む、ミリオンライブ的な「かえるのうた」。
輪唱しながらみんなで歌っていく様も含め、子供向けなつくりを徹底している。
ゲーム中のストーリーは、メンバーたちが番組の司会をがんばるというもの。
これだけ見れば微笑ましいのだが……登場人物がカオスなこと*12になっているあたり、やっぱりミリオンライブであった。
●17「STAR ELEMENTS」
- Episode. Tiara
- ギブミーメタファー
- ドラマパート「階(きざはし)のスターエレメンツ」 ※2019年5月29日発売予定
「STAR ELEMENTS」は、Princess属性の春日未来、矢吹可奈、田中琴葉で編成されたユニット。
劇中劇のドラマ「階(きざはし)のスターエレメンツ」は3人が主演を務め、
アイドルとしてデビュー出来るひとつの枠を賭けて切磋琢磨していくという物語。
ゲーム中のストーリーはその役作りを中心としたもので、未来と可奈にとっての「仲間」であり「ライバル」たちが支え、琴葉がそれを見守っていく。
主題歌「Episode. Tiara」は、そのゲーム内ストーリーを飾る正統派なアイドルソングとなっている。
そうなると劇中劇のドラマパートも爽やかで正統派……と思いきや、6周年ライブツアーの神戸公演
「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!! Princess STATION」で披露された
収録分の先行公開と思われる朗読劇では、直前のカバー曲「まっすぐ」*13を含め、それまでの全てが仕込みだったかのような内容で驚愕させ、
それまで試聴が伏せられていたカップリング曲「ギブミーメタファー」も「Episode. Tiara」とは対照的なハードな楽曲に仕上がっている。
余談ながら、GREE版ミリオンライブ時代に開催された配役投票イベント
「THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES」において、琴葉と可奈は「普通の子」役で1位・2位となりながら、
琴葉役の種田梨沙が病気で療養したことにより2位の可奈が繰り上がって出演したのだが、本作ではそのふたりが揃い踏みした形となる。
●18「765PRO ALLSTARS」
- LEADER!!
- Brand New Theater! (765PRO ALLSTARS ver.)
- ドラマパート(765プロライブシアター前日譚) ※2019年6月26日発売予定
2019年5月15日配信のニコニコ生放送「ミリシタ “令和”最初の生配信!~765PRO ALLSTARSがお届けします!~」で初公開された、
765PRO ALL STARS*14によるゲーム内イベント楽曲。
765PRO ALLSTARSの楽曲としては2019年1月1日公開の「THE IDOLM@STER 初星mix」以来の登場となるが、
「ミリオンライブ!」シリーズとしてはGREE版時代を含め、初の完全新作の楽曲となる。
タイトルの「LEADER!!」はそのまま「先導者」としての意味だけではなく「挑戦者」という意味も込められていて、
歌詞にも決意やそれまでの道のりを想わせるようなフレーズが多く織り込まれている。
ゲーム内ストーリーでも765PRO ALL STARSのシアター公演へ向けたそれぞれの意気込みや後輩であるMILLION STARS組への想いが綴られ、
これまでのゲーム版やアニメなどを追い掛けて来たプロデューサー諸氏にとって印象的な物語に、
そして「シアターデイズ」から触れ始めたプロデューサー諸氏には「765PRO ALLSTARS」のことを知るひとつの機会となっていると思われる。
ドラマパートは「MILLION STARS」が加入する前のストーリーが収録されている。
これまでのゲーム版ではアイドルたちがプロデューサーと初めて出会ったり、まだ駆け出しの頃から始まったりしたが、
「シアターデイズ」では彼女たちがある程度アイドルとしての経験を重ねたところから始まり、
「765プロライブシアター」が出来上がるまでどう過ごしていたかを垣間見ることができる。
本作をもって「765 MILLION ALLSTARS」のアイドル52人全員が登場し、MILLION THE@TER GENERATIONシリーズは閉幕。
2周年記念曲の「Flyers!!!」からは装いも新たに「MILLION THE@TER WAVE」シリーズが始まり、
765プロのアイドルたちの新しい挑戦はこれからも続いていくのであった。
追記、修正は、「UNION!!」のMVを全部の組み合わせで見ながら行ってください。
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▷ コメント欄
- 個人的には月曜日のクリームソーダがベストだったな。次のシリーズも楽しみ。 -- 名無しさん (2019-05-09 01:41:03)
- 脳筋プリンセスの切欠は君花火というより、5thライブでのベイの発言では? -- 名無しさん (2019-05-09 01:52:50)
- MTG01の所の曲名、インヴィンシブル・ジャスティスじゃなかった? -- 名無しさん (2019-05-09 12:09:17)
- インヴィンシブルやね。インヴィジブルだと不可視の~になってしまう。 -- 名無しさん (2019-05-09 12:34:52)
- これ以上人の死を書きたくないって、すごいセリフさね -- 名無しさん (2019-05-09 15:25:16)
- キリスト教「クリームソーダは贅沢品だから安息日に飲んではいけない」→月曜日のクリームソーダ ってのはマジなんだろうか -- 名無しさん (2019-05-09 17:07:48)
- インヴィジブルとインヴィンシブルを間違えてすまぬ……すまぬ…… ↑↑それまでずっと誰かしら……だったからね。でも、そのかわりにやってることがえげつないという。 -- 名無しさん (2019-05-09 21:59:05)
- 初稿では死んでたピーチ…今後のFaの宿命が気になる -- 名無しさん (2019-05-10 14:15:56)
#comment
*2 従来から765プロに所属していた「765PRO ALLSTARS」と、新たに所属したアイドルで編成されている「MILLION STARS」が合体した名義。
*3 MTG01発表当時は、田中琴葉役の種田梨沙が病気療養中であったため不参加。のちにMASTER SPARKLEシリーズで種田も含む全員版が収録されている。
*4 GREE版時代からミリオンライブのゲーム内イベントには、クリスマス時期なのに「皆ではりきってアルマゲドン!」と煽る最終戦争イベントやアイドルがガチで幽霊に取り憑かれるイベント、アイドルが見た夢の中の物語やアイドルたちの正体が描かれたラストイベントなど、クレイジーなものが多かったのだが、シアターデイズでは「昏き星、遠い月」が登場するまでおとなしめのイベントが続いていた。
*5 ステージ前端で演者に向けられているスクリーン。主に曲の歌詞やステージ進行の段取りなどが表示される。
*6 これは5thライブでの演出の再現。同ライブのアンコール上映終了後、サプライズで実装された。
*7 のちに「シャーロット」となる。
*8 リリースイベントで明かされたところによると、シナリオ担当より「これ以上人の死を書きたくない」という訴えがあったそうな。
*9 劇中でこれといった説明はない。
*10 歌とダンスのこと。
*11 友達になること。
*12 あるアイドルと同じ容姿の人物が登場する。
*13 Xbox360版「THE IDOLM@STER」に収録されているプレイアブル楽曲。菊地真と三浦あずさの持ち歌で、エンディングにも使用されている爽やかな楽曲。
*14 天海春香、如月千早、星井美希、秋月律子、我那覇響、菊地真、四条貴音、高槻やよい、萩原雪歩、双海亜美、双海真美、三浦あずさ、水瀬伊織
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