登録日:2012/01/09 Mon 00:49:30
更新日:2023/08/10 Thu 14:29:28NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
ハリー・ポッター 死喰い人 人狼 狼人間 かませ犬 誘拐 外道 恋のキューピッド 脅迫 フェンリール・グレイバック
ハリー・ポッターシリーズの登場人物で『死喰い人』の一員。
演:デイブ・レジェノ
日本語吹替:江川央生
死喰い人の中では明言されている限り唯一の狼人間である。
初出は六巻『謎のプリンス』で、我らがドラコ・マルフォイの台詞に、名前が登場する。
ここでのドラコの発言を要約すると、「ちょっとでも変な真似をしてみろ、そうすりゃフォイっとグレイバックを差し向けたるぞ」である。
まあ、詰まる所脅しなのだ。
ここでは彼の情報は明かされず、そのまま何でも無い台詞として流される……訳が無かった。
その後同巻で、何とルーピンを噛み、狼人間にした張本人 だと判明。
しかも、狼に変身する夜はわざわざ人の近くに身を置き、変身して理性を失ってもしっかり真っ当な人間を襲えるように準備するという、
陰湿かつタチの悪い周到さを持つ外道であった。
(ルーピンは「全て計画的」と評した)
因みに、充分な獲物の提供と交換条件で、ヴォルデモート卿に仕えるようになったらしい。
とは言え、そんな残忍なこんちくしょうなら、条件など無かろうと最初から親ヴォルデモート派だった可能性が高いが。
下記の活躍を見れば分かるが、人狼になっていなときでも人を噛み戦闘に参加する。特に魔法の使用描写がないので、映画以外ではそれほど強そうには見えない。
以下、各巻の活躍
- 六巻以前
ルーピンが少年時に噛まれた事を考えると、第一次ヴォルデモート無双の時代より前から結構暴れていた模様。
ヴォルデモートの全盛期では、やはり脅しによく使われていたとか。
親を「子供をグレイバックに襲わせてやるぞ」と脅せば効果は絶大。
噛まれた子供は普通の魔法族を妬み憎むようになる恐れがあり(人狼は学校に通えない上に就職も絶望的)、下手すりゃ第二のグレイバックが出来上がり。
そうして親ヴォルデモート派の狼人間を増やしていく……というのがヴォルデモートの狙い。そしてグレイバックも欲望に忠実に、多くの魔法使いを噛んだ。
実に狡猾な連中である。
もっとも、被害者以外の何物でもない噛まれた子供たちを嫌悪し迫害する魔法社会の体質が無ければ、
親ヴォルデモート派の人狼もそこまで増えることは無かったかもしれないが…。
なにせ狼人間になるのは満月の時だけなのに、徹底的に排除に走る傾向にあるのだから。
- 六巻
前述の通り初出。ホグワーツの戦いに参戦した。
ビル・ウィーズリーを噛み、顔をズタズタにする。変身はしていなかった為、ビルの狼人間化は回避された。が、イケメンは台無しに。
しかしこの一件でモリーが「ビルがイケメンじゃなくなったからフラーは結婚する気を無くすのでは」的な嘆きを見せたところフラーは大激怒し、
モリーもフラーが心からビルを愛していると(今更)理解して結婚を認めたと、何気に2人の恋をアシストしていた。
この事実を知ったらさぞかし嫌な顔をすることだろう。
あと、影響はステーキはレアが好きになったくらい。ズタズタになった顔も元がイケメンだった為むしろワイルドさが増してより魅力的になったと言うオチが待っていた。
最後の最後、ダンブルドアとフォイが対峙するシーンで、初めて全貌を現す。
その後ハリーに襲い掛かったが石にされた。次巻でも普通に登場している為、多分逃げ切ったのではあるまいか。
- 七巻
ヴォルデモートの戦力として、各戦いに参陣。
『人攫い』としても活動し、ハリー達三人を一時は捕らえ、連行した。
ベラトリックスお姉様に四対一だったにも関わらずぶちのめされ、
さらにハリーから失神術×3をお見舞いされ、跳ね飛ばされる。
最終決戦でも呪文に跳ね飛ばされ、トレローニー先生の放った水晶玉が顔面に直撃し倒れた。
その後一旦起き上がるも、ロンとネビルに倒された。
凶悪なのはよく分かったが、結局の所実力を発揮する機会は皆無だった。
余談だが、ルーピン曰わく「狼人間になるのは多大な苦痛を伴う」らしい。
グレイバックはかなり昔から活動していたようたが、脱人狼薬(ルーピンが飲んでいたあれ。最近考案されたとか)が無い時代、苦しみは無かったのだろうか。
それとも、それがいいのだろうか。
なお、映画版では、原作で最後まで生存したラベンダー・ブラウンを殺害している。
【余談】
映画版でグレイバック役を演じていたデイヴ・レジェノは、2014年7月、アメリカのデスバレー国立公園の砂漠地帯において、
熱中症とみられる症状により死亡しているのがハイキング客により発見された。
追記・修正は狼人間の方がお願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,5)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 映画版ではヴォルデモートの飛行術・杖・ハリーの失神呪文を防ぐ戦闘力・ラブリーなラベンダーをSATSUGAI…と大幅に強化されている。 -- 名無しさん (2013-07-27 04:15:33)
- お前にフェンリルを名乗る資格はない! -- 名無しさん (2013-07-27 04:22:34)
- 人間を愛するのだ!お前も辛かったんだろう。 -- 名無しさん (2013-08-30 17:00:50)
- >1
でも人さらいの下っ端に混じってたうえにベラトリックスに簡単に蹴散らされてて何か微妙やったわ。 -- 名無しさん (2014-01-20 06:41:55) - 編集者はなんでこんなノリノリなのか・・・ -- 名無しさん (2014-06-10 20:12:08)
- まぁ分かりやすいしええやん -- 名無し (2014-06-14 22:02:34)
- 親御さんは何を思ってこんな物騒な名前を付けたのだろうか。人狼になれっていってるようなもんじゃん -- 名無しさん (2014-07-16 01:01:53)
- 映画で演じた俳優さん、先日亡くなったらしいね -- 名無しさん (2014-07-16 01:27:04)
- せっかく名前と肩書きはかっこいいんだからもうちょっと強くてもよかった。人狼になって暴れるとか -- 名無しさん (2014-08-18 11:07:24)
- 「フェンリール・グレイバック」って多分偽名じゃないの? -- 名無しさん (2014-08-23 19:07:20)
- 狼人間になってから名前を変えたと思う。例のあの人みたいに。 -- 名無しさん (2014-08-23 19:10:08)
- 狼男に伴う苦痛って、実際に痛いとかじゃなくて、ルーピンが変身してる間閉じ込められてたから食人衝動を叶えられずに自分を噛みまわったって奴のことじゃないの? -- 名無しさん (2015-06-22 12:24:57)
- 映画でもオオカミに変身するシーン入れてほしかったわ。ただのデスイーターの一員にしか見えん -- 名無しさん (2016-06-12 13:36:24)
- 一ヶ月に一度制御不能になるほど暴れるうえに患者に噛まれたら同じ病気を発症、しかも治療不可能なんて現代マグル社会ですら差別や排除の対象になりえるものだけどね。人狼症って -- 名無しさん (2018-01-29 11:40:15)
- 魔法界のナチュラル差別と偏見描写はそこかしこに見られるのは確かだけど人狼症に関しては社会から遠ざけられるのは仕方ないよね。ちゃんと対策とってたはずのルーピンだって3巻でうっかり変身してるわけで -- 名無しさん (2018-01-29 11:50:28)
- 要はてんかん持ちが持病を隠して職務についた挙げ句、抗てんかん薬を飲み忘れて事故をおこしかけたようなもんだからね。そういうことした人間が現実でどんだけ批判されてるかを考えれば、あの扱われ方も残念だが当然と言える。 -- 名無しさん (2019-04-16 07:13:04)
- お前をおやつに食ってやるぞダンブルドアみたいな台詞、ダンブルドアのガチホモ設定を知った今では直視出来ません>< -- 名無しさん (2019-08-10 13:37:20)
- それは差別を正当化する理由にはならない -- 名無しさん (2020-11-17 04:14:07)
- 人狼化を治す薬とかあってもこいつは飲まないだろう。 -- 名無しさん (2021-08-30 22:27:41)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧