イスペイル兵/ヴェリニー兵

ページ名:イスペイル兵_ヴェリニー兵

登録日:2019/03/17 Sun 16:22:03
更新日:2024/04/04 Thu 11:14:28NEW!
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イスペイル兵、並びにヴェリニー兵とは、ゲーム『スーパーロボット大戦K』に登場する兵士。


本作のオリジナル敵組織イディクスの末端で、その名の通り幹部のイスペイルヴェリニーの部下。
首魁であるル=コボルがプラネット・クライシスによって破壊した惑星から入手した『欠片』から作り出した力の弱い個体で、幹部たちの実質的な給料でもある(働きに応じてより多く、かつ強力な『欠片』が与えられるといった旨の発言をガズムがしている)。
ガズムに直属の兵士が存在しないのは、彼がル=コボルから与えられた『欠片』を乗機であるゼナディーエの構成パーツにあてているため。


この手の雑魚敵は淡々と作業をこなす無機質な存在として描かれることがほとんどなのだが、なんとイディクスはこいつらまで人間臭い。明らかに一人一人にちゃんとした個性があるかのように振る舞っている。
上司と部下の距離感はかなり近く、上下関係ははっきりしているが、友好的な関係もしっかり築けているという、組織としては理想的な構図になっており、彼らと上司たちのやりとりはプレイヤーを時に和ませ、時にしんみりとさせる。
下手なネームドキャラよりも魅力的に見えるという意見も出ているが、これを評価点とするか不満点とするかは人によりけりだろう。



以下、詳細。


●イスペイル兵


我の『欠片』は…。


直属の上司同様ロボットのような外見をしている。そしてやっぱりバーチャロンのキャラに間違われる。
戦闘中は無機質な台詞を発することが多いが、実際は上記の通り人間臭く、イスペイルと漫才のようなやりとりをすることもしばしば。
わりと共通点のある愚か者よろしくル=コボルを裏切ろうとしていたイスペイルだったが、兵士たちの台詞から察するにそれを知っていた個体と知らなかった個体がいる模様。
イスペイルから離反せず、他の上司に告げ口しなかったあたり、彼らのイスペイルへの忠誠心がうかがえる。あるいはイスペイルの性格を理解して「絶対に失敗する」と踏んでいたのかも。
イスペイルの方も、どれだけ失策を重ねて追い詰められても、それを彼らに責任転嫁することはなかった。
でもイスペイル兵からは失策を重ねて追い詰められたことで「じゃあ、どうするんです!?」と面と向かって文句言われたりする。


なお、イスペイルとバーチャロンの違和感が消滅した一因である名台詞「マーズの犬が!」は彼らの台詞であり、イスペイルは言っていない。
「総士くんがいなくなてしまったからな」や「ガイキングがオーバーデビルを倒した」などと同じく、『K』をちゃんとプレイしたか否かの判断材料にされる可能性があるため注意しよう(前者は同じく言っていない台詞であり、後者は「ガイキングがオーバーデビルを弱体化させるのに一役買った」が正しい)。



●ヴェリニー兵


我らの『欠片』とて役に立てるはず!


やはり直属の上司の面影があり、バイザーをつけているのが特徴。
その実態はヴェリニー大好きっ子集団であり、戦死したヴェリニーを何とか復活させられないかとガズムに懇願した個体がいる他、なんと戦闘中に彼女の名前を呼ぶ台詞が3パターンも存在する。
戦闘開始時に「ヴェリニー様のように!」
体力を半分まで減らされて「これではヴェリニー様に…!」
撃墜されそうになると「うわあああ! ヴェリニー様ー!」
これらの台詞はヴェリニーの死後も普通に言うため、終盤は弔い合戦と化す。おかげで罪悪感を覚えたプレイヤー多数。


一方ヴェリニーの方はと言うと、兵士たちに対しては強く当たっている描写が多いが、

  • イスペイルが戦死したことに明らかに気にしている(「イスペイルの仇を取りたいわけじゃないけど」とわざわざ強調してくる)
  • 残されたイスペイル兵を引き取る
  • ガズムの体調を心配する(文句ばっかり言ったと思いきや、最後の最後で「病人は大人しく寝てなさい」と発言)

といった情の厚さを見せていた彼女が、自分の部下にだけ厳しかったとは考えにくく、やはりちゃんとした信頼関係が築けていたものと思われる。


ちなみにガズムも体調不良で動けない間にヴェリニーが戦死した事もあって、ヴェリニーの復活を懇願したヴェリニー兵に対して「無理だろう」と言いつつも真摯な対応をしている。



□搭乗機体


どちらもバリア持ちであり、イスペイル兵、ヴェリニー兵ともに兵士にしては能力値が高めなので地味に硬い。なるべくバリア貫通持ちで攻撃したい。
なお、イディクスの機体は全てバリアが標準装備となっているが、これは純粋に生存率を高めるためである。憑依した存在にあわせた薬をちゃんと用意していることといい、ル=コボルが福利厚生を意識していることがわかる。ずいぶんホワイトな悪意の塊である。組織のトップとしては間違って無いが。



●メトラ


イスペイル兵の乗機。制圧戦用に開発された機動兵装ポット。
個々の火力は高くなく装甲もさほど厚くないが、生産性の高さを売りに戦場に過剰投入される、とされている。
……が、『K』本編では地球に過剰投入しすぎて月の基地が手薄になるという大ポカをやらかした。


イスペイル「直ちに迎撃部隊を出撃させろ!」


イスペイル兵「イスペイル様。月面基地の戦力はほとんど地球の前線基地へ送り込んでしまったので現在数機しか残っていません。地球人とまともに戦うのは無理です!」


イスペイル「くっ。そ、そうだった…


イスペイル様が『K』の良心、ドジっ子、萌えキャラと評価されるようになった瞬間である。



●デスエラ


ヴェリニー兵の乗機。ヴェリニーの乗機であるビクトーラを模しており、全長はビクトーラとほぼ同じだが、重量はビクトーラと比べて倍以上であることが特徴。
しかしビクトーラが軽すぎるのであって(何と全長19.83mに対して重量12.0t。版権作品で例えるならガンダニュウム合金製のMS並の軽さ)、デスエラも俊敏力を活かして敵陣突破や乱戦時に力を発揮するとされている。そのわりには攻撃は口からのビームと、頭部の刃で突き刺す→放り投げるしか無い。



□おまけ


●欠片


『K』の最終話にて兵士たちの代わりに機体のパイロットとして登場する。
AIのような存在であり台詞は無く、ステータスは兵士たちより上。更に兵士たちには無いカウンターとヒット&アウェイを修得している。
手駒としては明らかにこちらの方が都合がよく、他の兵士同様『欠片』さえあればいくらでも量産可能。にもかかわらずル=コボルが欠片ではなく人格を持った部下を創造した理由は不明。




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  • 長く存在し続けたほうが悪意を振りまきやすいから? と思ったが記憶が完璧に受け継がれることはないものの欠片さえあればいくらでも戦力復活できるんだよな…本当に人格や働きやすい職場を与えた理由が謎だ。ブラック企業に対抗した人がベースとかなのかな -- 名無しさん (2019-03-19 09:35:22)

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