登録日:2019/01/30 (水) 19:54:11
更新日:2024/03/28 Thu 13:39:32NEW!
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メタルサーガ metal_saga 戦車 ブラウザゲーム flashゲーム 放置ゲー 着せ替え 無音 ゲーム サービス終了 msnf メタルサ パロディだらけ
狩れ! 作れ! 生き残れ!
『METAL SAGA~ニューフロンティア~』はサクセスが運営していたブラウザゲーム/ソーシャルゲーム。メタルサーガシリーズ4作目。
ジャンルはシミュレーションRPG。通称はMSNF、一部での愛称はメタルサ*1。MS4という略称もあるがほとんど使われない。
サービス期間は2010年3月18日から2013年12月11日まで。
プラットフォームはmixiアプリ、ハンゲーム、Yahooモバゲー。中文版も存在していた。
それぞれの事情で仕様が異なるが、本項目では最古のmixiアプリ版を主として記述していく。
プレイヤー(社長と言われる事が多い)はモンスターハンターたちの集団『カンパニー』を率い、彼らを各地に派遣する。
モンスターとの闘いあり、アイテムや戦車の捜索あり、森林伐採だの戦車製造だのもあり。
しかしBGMはない。完全に無音のゲームであった。
ちなみに、本作の展開中に『メタルマックス3』が発売された。
◆ゲーム全体の動き
最大4キャラクター+戦車4両+牽引車1のチームを編成し、マス目で区切られたマップ上で行動させる。
カンパニーレベルが高まれば(あるいは有料で)キャラクター保有枠が増加し、より多くのチームを編成できるようになる。
その上昇にはマイミクを多数*2持っている必要があり、そのため半ば無差別にマイミクを作る社会が出来上がっていた。
チームが行動を完了するとそのログテキストが生成され、たまにスナップショットが付属する。
行動中にプレイヤーが出来ることはないので、ログなり洗濯機なりを眺める……には少々せわしない。
チームを自動で動かす『スケジューラー』によって完全な放置ゲーと化す。
- カンパニーショップ
プレイヤー間でのアイテム売買を行えるシステム。
一週間の陳列期間と一割の手数料があるため売り手には多少のリスクがある。
冷凍弾からガチャの特等までが飛び交う魔境。主に額面的な意味で。
- おだいじんショップ
簡単に言うとマイミク専用のカンパニーショップ。
手数料がない、パスワードを設定できるという利点から倉庫代わりに使う社長さんもいたとか。
- メタルショップ
有料アイテムの販売。有料アイテムの強化には強化用の有料アイテムが必要になるため出費がかさむ
……と思いきや、カンパニーショップに有料アイテムを陳列できるために割となんとかなった。
システム系は取引できないが、強化版スケジューラーのような便利なものが揃っている。
特に『NPCポップ』は事務員機能でチームの位置・行動に関わらず倉庫内のアイテムを売却できる優れモノ。
しかも月20円と安い。おっさんやサルやトーテムポールが来てもチェンジは容易だ
- メタルくじ
いわゆるガチャ。1回100円/11連1000円。強力な装備品がラインナップされるが当然運に左右される。天井もない時代だけに尚更。
しかしこれの商品もカンパニーショップに陳列できてしまうためどうにかなる場合がほとんどだった。金さえあれば。
戦力のためにカンパニーの財政を圧迫するか、はたまたリアルのソレか。
後期には過去ラインナップを日替わりで提供するくじを一日一回無料で引けた。
◆チームの行動
- 移動
文字通り、マップ上を移動する。
基本的には5分で1マスだが、スキル・クルマ・地形と移動タイプで変動する。
- 休息
キャラクターにはTPという疲労度のようなものが存在し行動を制限する。
たいていの行動1回で10加算され、99を超える行動はできない。*3
それ(とHP)を回復するためのコマンド。5分でTP10点減少。
たまに蚊が飛んでくるのはシリーズのお約束だが、厄介なことにTPを増やす効果を持つ。
スケジューラーはTPが0になるまで休息を繰り返すため、蚊が最大の敵になりかねない。カトール?ねえよそんなもん
- 探索
チームが今いるマスで「何か」を探す。ダンジョンマスの場合はダンジョンアタックになる。2分30秒が基本。
見つかるのはアイテムや戦車に限らず、ダンジョンや資源採掘場に加えて町も含まれる。
- 採掘
資源マスで実行可能。木材や石油、スクラップといった資源を採取する。2分30秒。
アイテム合成に莫大な量を必要とするため、専門チームどころか専門カンパニーすら成立しそうな世界だった。
- 狩り
チームが今いるマスでモンスターを探し、交戦する。戦闘は全自動で行われる。2分30秒。
トレーダーキャンプや町のマスでは何も起きない。
- 賞金首
賞金首戦にエントリーする。最低でも四時間半は拘束されてしまう上に一日一回のみ。
待機中/交戦開始/戦闘終了の三枚のスナップが確定で得られる。
- 修理(大破修理)
メカニックのスキル必須。戦車のHP(か大破)を回復する。5分。
- 合成/改造
メカニックのスキル必須。アイテム/戦車を作成/強化する。所要時間はモノによってバラバラ。
- アルバイト
長時間ログオフする間に命令するための行動。基本単位1時間。TPへの影響はない。
少額を稼げるのだが、無給の『ドラム缶押し』も存在する。*4
町の店でのアイテム売買は行動していないチームを町に配置していないと不可能。
キャラクタへのアイテム補充・装備は町かトレーダーキャンプに配置されていないといけない。
チームへのキャラや戦車の編入は同じ場所にいなければいけない。
ホバー状態でないキャラクターが水上で行動すると即死する。
また、町とキャンプの間をつなぐ転送装置が存在するが、使用には起動するためのクエストをこなす必要がある。
その上頻繁に事故で辺鄙な何もない場所に飛ばされる。保険として有料アイテムの携帯転送装置があるが安物は事故る。
全然信用ならないので社長たちは『新マップへの転送用アイテム』*5を保険として常備するようになったとさ。
ドッグシステム? ないよそんなもん。
シリーズ恒例で全滅時のペナルティが軽く、上記の通り移動の手間が大きいためにいわゆるデスルーラが横行。
史上最もミンチ博士が忙しい作品だったのではなかろうか。
◆キャラクター
本作のスキルはキャラクターのスキル枠にセットし、使用されたものが成長していく。
素のパラメータは序盤を除いて重要でなく*6、有料無料にかかわらず装備品次第という面が強い。
また、徒歩のキャラクターは速度が低いが踏破性能は高く、森と山にも侵入可能。
水場への侵入には個人用ホバークラフト『ミズグモ』が必要*7だが、装備中は森への侵入が出来なくなる。
- ハンター
歴代作品では主人公のクラスで、その他大勢になった本作でも変わらず戦車が大得意。
今回はモンスターの種族を狙い撃ちしたスキルがあり、特に『賞金首キラー』の恩恵で徒歩でも割と強い。
アイテムドロップ強化スキルもあるため重要度は高い。
- ソルジャー
毎度おなじみ徒歩戦闘のプロフェッショナル……なのだが、本作は戦車が異常に強い上にアイテムゲーのため不遇。
徒歩移動の速度を上げるスキルや二回攻撃スキルも焼け石に水。
序盤から即死攻撃(戦車には通用しない)が飛んでくる環境だったのも向かい風だった。
- メカニック
今回戦車改造屋が存在せず、またアイテム合成*8も請け負うため重要クラス。
メカニック四人でチームを編成し、町でひたすら合成やら砲塔の着脱*9に勤しむのが基本運用。
戦車修理ももちろん可能なのだが、修理屋で金を払う方が手間も時間もかからないのでお役御免。
- トレーダー
シリーズ常連の行商人が初のプレイヤーキャラクター化。
埋蔵アイテムを探すスキルや採掘用スキルに加え、ハンターと同等のアイテムドロップ強化スキルを持つ本作の花形クラス。
戦闘力は装備で補強できるし、難所を突破するだけなら隠れてやり過ごせるのも強み。
- アニマル
本作のポチ。だけではなく、豹型も存在するためドッグではなくアニマル。もちろん戦車には乗れない。
全自動戦闘だから不利は無いかと思いきや、相変わらずおさぼりさんなのであった。
装備品は少なく、犬型はハンターに、豹型はソルジャーに近いスキル構成。要は豹が最も不遇なクラスってことだ。
人間装備の制限は無きに等しく、*10キャラクターをコスプレさせて遊ぶのがメインのプレイヤーもいた。
結果、待ち時間に自キャラを(手持ちの範囲で)着せ替えて遊べるシステムまで実装されている。
◆戦車
装甲タイルではなくHP制。*11パーツ破壊などもない。
重量の概念自体が存在せず、またエンジンも存在しない。*12
Cユニットを装備していなくても行動可能。
さらには弾薬の概念が特殊砲弾以外存在せず、常に全武装で砲撃を行うため徒歩との戦力格差が大きい。
武器種別は主砲・機関砲・機銃・S-E・ブレード。各種最大6つ装備可能。理論上は30個装備可能だが非現実的。
クルマ本体は砲塔・本体・足回りで構成され、それぞれを自由に組み替えることができる。*13
レオパルトの砲塔+エイブラムスの本体&足回り、という構成が一時流行*14したり、
水上に出るために普通の戦車にホバー足回りを取り付けたりと、改造の手間はあるが自由自在。
徒歩よりも基本速度が高く、得意地形ならばさらに加速されるため軽快に移動できる。
森への侵入は不可能。無限軌道やタイヤの車両は基本的に山には侵入できず、ホバーでは水地可だが荒地不可。
なお、製造には有料アイテム『バトーキット』が必要。お値段1000円なり。
- スージー
スズキ・ジムニー。初期に入手できる上、それなりに武器を積める*15ため頼りになる。
バトーキットで『Superスージー』に強化も可能。基本速度が徒歩の8.5倍、各地を巡回する任務のチームにはもってこいの一台であった。
- バギー
『砂塵の鎖』と同様のバギー。戦力的には特筆すべき点はないのだが、コイツはイベント入手。
仇討ちとして賞金首撃破を依頼され、その報酬として渡される。依頼人に専用の立ち絵があるのが印象を強くする。
- ティーガーII
ケーニヒスティーガーとかキングタイガーと呼ばれるアレ。重戦車だけあって強めだが、それ以上に入手条件が重い。
この手のゲームには招待特典がつきものだが、新規プレイヤー五人を引き込んだ特典なのである。
そりゃあもう新規プレイヤーは歓迎されたわけで。新規側が手間を取れば何人でも特典条件を満たせたのが救い。
- BT-200
200系、東北新幹線。列車系のクルマは他にもあるが、総じて足回りが弱く平坦な地形しか走れない。
しかし基本速度が徒歩の2.2倍と高く、(改造しきれれば)武装を多く積めるため使い勝手が良く、人気が高かった。
ええ、人気が高かったんですよ……(後述)。
- カラシン
ピラーニャ装甲車、ただし足回りがホバー。
荒地には入れないが水地に侵入可能で、これ(を含むホバー移動)の実装により一気にカンパニーの行動範囲が広がった。
強化版の快速カラシン・Superカラシンも存在する。
- ゴールドティーガー
ゴールデンウィークイベントの報酬として実装された金色のVI号戦車。
既存のティーガー(おそらく『砂塵の鎖』の流用)とは別箇の新モデルかつ、性能も段違い。
他にも相当な種類*16の戦車が存在するが割愛。賞金首がらみの一部は後述する。
◆マップ
通常のマップは30×40マス。15×15マスを基本とするミニマップも存在する。
未到達のマップへは基本、転送用アイテム『ワープ〇〇(〇〇は各マップの略称)』を使用し移動する。
ワープ〇〇は初期は埋蔵物、後に『ブックのテント*17』で購入する。
- スターフォール
最初のマップ。ここに存在する町『アマモシティ』がスタート地点であり、Dr.ミンチはここにいる。
名の由来は南東部にあるクレーター。隕石の落下によるものだと語られる。
序盤のマップだけあってまだ穏やかだが、T01ゴリラとギロチンと賞金首は脅威。
- グレートウォール
その名の通り巨大な壁で東西に分断されたマップ。境界の長い壁を破壊すると雪国であった。
壁破壊の影響で凍死者は出るわ、無敵鉄道組合とは抗争になるわ、ハンターオフィスが悪の組織じみて来た第一歩でもあった。
西側は山がちな地形(とギロチン)、東側は列車砲を筆頭とする強力な賞金首がカンパニーを苦戦させる。
砲撃で橋が破壊された、という話があり再建イベントでもあるのかと思いきや、それがかなったのは次回作であった。踏破だけなら500円ほど有料装備を買えばなんとかなるのでまだまだ楽
- トコナツ
真夏のような気候の海辺のマップ。水場で大きく分断され、ホバー移動が実装されるまでは行動が制限されていた。
各地に存在する野党集団『GORO's』の本拠地。要塞を破壊して侵攻するハンターオフィスが悪の組織(ry
砂漠に潜む雑魚『死神戦車』*18が幾多のチームを壊滅させた。
ここで半魚人を狩る『漁業』がカンパニーの金策にうってつけ。それで足りなきゃ鉄塊稼ぎも出来る。鉄塊稼ぎには相応の実力が必要となる。誰もが行きたがるが戦力的に遥かな世界、いわばガンダーラ
- グラウンド・ゼロ
そもそも荒廃した世界なのだが、特に荒れ具合が酷いマップ。
中央部に巨大なクレーターがあり、あからさまに汚染を示唆する緑色に染まっている。
ここに踏み込むと十万点のダメージを受けて全滅する。何かの間違いで耐えたとしても、多段ヒットして死ぬ。
最終的には汚染除去のイベントによってダメージが100点単発まで軽減されたが、汚染以外にも環境は過酷。*19
賞金首や強敵を避けて通れない狭隘で険しい土地である。険しすぎてプレイヤーの心まで折ったとか
なお、一部の壁を突破するためのサブマップが複数存在する。*20
- レイクランド
名の通り湖を囲む、気候の穏やかそうなマップ。湖ということで砂塵の鎖がらみが期待されたが肩透かしだった
ゲーム的にも穏やかで、過去作との緩いつながりを除けばネタになるのは北東部の『廃校』くらい。
学校から戦車が掘り出されるんですよ。それも、ピンクのルルベル……
- センゲン
大型マップとしては最後に実装された和風な地域。サイバー野武士が跋扈する。
賞金首も妖怪・遮光器土偶・お城のゆるキャラと和風。
踏破の難度はグラウンド・ゼロにも負けない程だが、このころになるとカンパニー側も大概なので気にされなかった。とにかくグラウンド・ゼロが激しすぎたため、それ以降のマップは特筆することが少ないのである。
その他、『ウッドミッツ』『ミズバカリ』『シバレール』などのミニマップが存在する。どんなマップかは名前から察してほしい。
これらミニマップの転送ターミナルには何故かトーテムポールが設置されている。これが事務員として登場する可能性があるわけで、どうやって倉庫整理しているのかは永遠の謎
◆賞金首
マップ上/ダンジョン内で遭遇するタイプ(遭遇型)のものと、
位置が確定されていて『賞金首』コマンドで数時間かけて倒すタイプ(エントリー型)がある。
後者は最大3チームがマッチングされ共闘し、その様子がほぼ確実にスナップになる。
また、エントリー型には別枠で『チャレンジ賞金首』も存在する。
いずれにせよ戦えるのは一日一回。*21
たいていはドロップアイテムからユニークな外見ないし有用な装備を合成可能なので乱獲される。
- インペイラー
スナザメ亜種。鼻づらが槍のように鋭く伸びており、名の通りに敵を串刺しにする。即死攻撃。
スターフォール北西部、というかアマモシティの目と鼻の先で遭遇してしまう賞金首であり最初期の難関。
戦車さえあれば即死攻撃は通用しなくなるので、クルマのありがたみを判らせてくれる先生役。
次回作ではオープニングムービーにだけ登場し、なぜか火球を吐く能力を身に着けていた。
- からくり半蔵
メカの馬に乗ったてきとーな忍者ロボ。スターフォール南西部の遭遇型。
敵としての強さも話題になったが、そのてきとーなデザインに既視感があるという下馬評も飛び交った。
それが後々恐ろしい事態を招くことになる(後述)。
頭部を模したヘルメット二種と眼帯は人気が高かった。
- イエローバスタード
数多のパーツが融合した巨大戦車。遭遇型で、迂回しようのない広範囲に出現するスターフォール東部の猛者。
ある人物曰く、「弾を切らすな、油断するな、イエローバスタードには手を出すな」。なぜシャドウラン
白黒緑赤青とやたらカラフルな亜種が存在し、夏とクリスマスに暴れ回るのが名物だった。
自社の戦車としてミニチュア版『T.Y.B.』を建造可能だったが、そのためにはレアドロップを99個も要求される。ある種のステータスシンボル。
- ダイセイコー
レトロな合体スーパーロボット。スターフォール東部の、深い深いダンジョンの奥底に潜む遭遇型。アオシマじみた分離形態四機を撃破後に合体して本番となる。分離メカは明らかに壊されているが気にしてはいけない。
後のイベントでパワーアップ型のHダイセイコー/Sダイセイコーが登場する。*22
通常版はガチャ品、パワーアップ型はイベント景品として入手できた。ネタとして好評だったためにスピンオフのブラウザゲームが作られたが、短期間で終了。
- シャンブラーX
逆関節二足歩行メカ。初出は砂塵の鎖。グレートウォールの破壊された壁を守るように配置された遭遇型。
強さ自体は比較的初期の相応だが、問題はコイツがもたらしたブツ。
脚。戦車用の脚。戦車に逆間接の脚を生やせる。しかも高性能。
特に踏破性が高く、そこが弱いが高速な新幹線とは相性抜群。
かくて、足の生えた新幹線が各地を蹂躙する地獄絵図が出来上がったのである。どっちが賞金首だついでにメタルサーガ=足の生えたクルマ、の構図も出来上がった
- 無敵列車砲
名前のままの列車砲。グレートウォール東部を南北に走る線路上で遭遇する。
無敵鉄道組合の保有兵器。グレートウォール西部で度々発生していた『謎の砲撃』イベントの正体。
実装当時はシャレにならない強さを前に、遭遇しないよう祈っても通じずに轢かれるカンパニーが続出。
安定撃破が可能になった頃には主砲の素材として乱獲されるようになった。
モデル初出は砂塵の鎖。
- 摩伽羅(まから)
トコナツの海を航行する自律行動型超ド(リル)級戦艦。
海上で遭遇するため戦力を整えづらく、多くの攻撃属性が無効化される挙句、特定のアイテムが無いとバリアで無敵状態。
トコナツ各地のダンジョンで警告を得られる(件のアイテムも入手できる)がそれにしたってすさまじい。
- クロームマンモス
象型メカ。グラウンド・ゼロ北東部のエントリー型賞金首。
そもそもグラウンド・ゼロの賞金首はみんなヒドいのだが、コイツは属性のついていない攻撃を反射する。
それ以外には耐性がなく、エントリー型であるのが救い。戦車として製造できるが反射能力はなく武装も固定で少し寂しい。
- ヴリトラ
グラウンド・ゼロ、クレーターを踏破した先のダンジョンを踏破して挑む遭遇型。
そもそも遭遇するだけでかなりの手順を踏む必要があり、摩伽羅と同様のバリアを持つが、
無効化アイテムを手順の内に入手可能なことと、遭遇がダンジョン内である分ではるかにマシ。
なお、姿形はガンヘッド。可変機構はオミットされ会話もできない。製造可。
- マッドベンケイ
レイクランドの橋に陣取る遭遇型賞金首。砂塵の鎖に登場する『アシュラベンケイ』と同様の姿。
普通に強敵なのだが、特筆すべき点はそこではない。
ドロップアイテムに『メルカバ設計図袋』なるものがあり、プレイヤーを物欲センサーと実装への期待で振り回し続けたのである。
- ルーデルゴースト
A-10 サンダーボルトⅡ。
最末期に実装された賞金首。グラウンド・ゼロ全域で遭遇する。8億という賞金額詐欺から強さを察してほしい。
ドロップから戦車『ウォートホッグ』を建造可能*23だが、倒すと上位版が出現するようになる。
その上位版『真・ルーデルゴースト』はお供としてスツーカを従え、攻撃反射能力を備えつつ更に攻撃的になるという絶望そのもの。
製造可、なのだが足回りを交換できる。後は、下の奴を参考にお察しください。
- トリオ・デ・うろつき
うろつき榴弾、うろつき徹甲、うろつきミサイルが束になったら賞金首。
末期的に実装されレイクランドで遭遇。野戦砲から生の脚が生えたようなふざけた姿とは裏腹に結構強い。
問題はドロップアイテムでこの生足を作れるということだ。どんな戦車でも生足の怪物に大変態身。
余談:MMDモデルが存在する。戦闘中に踊る連中だし丁度良い、のか?
- ツガールヘッド→ツガール→オメガツガール
遮光器土偶型賞金首。センゲンで遭遇するが、この順に倒していく必要がある。
オメガツガールは突進しながら敵をひっつかんで叩きつける技を持つ。ドクロな爆発が起きそう
- 半蔵ターボカスタム
からくり半蔵がミニマップ『忍びの里07』で馬を降り、本気を出しすぎて大幅パワーアップ。
マジでATになってしまった彼の姿に、遭遇したプレイヤーは絶句するしかなかった。似てる似てる言うからだ
しかもコイツを撃破すると『忍 殺』という称号が手に入る。このゲーム、どこまでもこんなノリ。
残骸から『NTM-09-HZSTTC』として建造可能。戦力としては大したことはない*24のだが、むせる。
なお、遭遇までの道のりで似たような連中が出現する。全員建造可能。
真・からくり佐助(ベルゼルガ)、真・からくり才蔵(エクルビス)、
真・からくり三太夫(ブルーティッシュドッグ)、真・からくり段蔵(バーグラリィドッグ)。
他にも多数存在するが、全てをネタ込みで記述したら容量オーバーは確実なので割愛。
◆敵対組織
- GORO's(ごろーず)
いかにもな世紀末野盗で、各地に出現する。本拠地はトコナツの要塞島。
多彩な雑魚ごろつきたちに加え、ごろチーフ・ごろマザー・ごろファザーという幹部が存在する。
同じような奴が倒しても倒しても湧いてくるのだが、それもそのはずクローン人間の集団。
特にごろマザーは、クローニングに失敗した個体がごろごろいるので大人気。*25
本拠地付近では商売したりサーフィンしたりおばあちゃんの面倒みたりとハンターさえ来なければ普通に暮らしている模様。
正月とバレンタインとゴールデンウィークのイベントは彼らの担当。また、最終イベントも担当した。
余談:このゲームの公式Twitterアカウントは『ごろカルテット』名義で、GORO'sの構成員という設定。2019年1月までPとして活動していた。
後に行われた『サクセスキャラクター総選挙』では4位。あやうく景品のプリペイドカードになるところであった。惜しい
- 無敵鉄道組合
グレートウォール東部を支配する組織。本拠地は無敵鉄道組合本部。
乱暴に言うと『自警団もやってる鉄っちゃん集団』。
線路を整備し列車を運行してはいるが、乗客や貨物は運んでいないという趣味の集団。
頭目の『無敵鉄道総裁』は最たるもので、巨大な改札鋏を持ち電車のハリボテを身に着けた珍奇なオッサン。
- 駆露夢党(くろぉむとう)
センゲンにはびこるサイバー野武士。本拠地は駆露夢城。
女性の一般構成員と戦える、シリーズでも珍しい組織。サイバーウェアの素材として乱獲されるのだが
頭目は『駆露夢大将軍・崩巌(くろぉむだいしょうぐん・ほうがん)』。
彼は呪術とサイバネティクスとバイオテクノロジーの融合技術により一切の攻撃が通用しない。対処法はオメガツガールから得られる。
- ランドハスキー
本拠地不明の動物愛護団体。というかエコテロリスト。元ネタとか考えないように
この世紀末でスチャラカな世界の団体だけあって主張も行動も無茶苦茶で、
動物型マシーンの保護を訴えたり、自ら改造生物を作り暴れさせたりする。
次回作でもしぶとく登場、またモンスターを作ってけしかけていた。エンブレムだけは格好良い
- ソコイマス
ハッカー集団。本拠地不明。
ハンターオフィスにちょっかいをかけてきたが一時期だけで、後は音沙汰なし。飽きたのか
◆関連作品
- 英雄クロニクル
通称:AUC。ブラウザゲーム、シミュレーションRPG。スタッフが一部共通。
コラボとしてはキャラクターの衣装だけでなく、賞金首/戦車としてゴーレムの『アラバスター』が登場。
逆にAUC側でもGORO'sが登場。身内の会話をうかがい知ることができた。
そしてこのゲーム、キャラクターをどこまでも自作できるのだが(設定から画像まで)、
(主として絵を描けない人のために)MSNFのグラフィックを流用したジェネレーターが実装されている。
コラボイベントでソニックキャットとヴァンプ鈴森が登場。タッグ名『Cats'n'Vamps』。
ソニック単体では巨大化、タッグでは戦車相手にデンジャラスジャッキー*26と大暴れの興行であった。
対するリンドリ側にはMSNFのメンテナンス中表示されるイラストを元にしたレスラー『メンテ子』が登場。*27また、『稲荷ひめり』はMSNFのアイテム『ナインテイル』に関する裏話があるとかなんとか。
- まきば生活 ひつじ村
農場経営ゲームシリーズのブラウザ版。2019年現在はサービス終了し、後発の『楽園生活 ひつじ村』に移行。
MSNFと共に宣伝番組『さく☆せすTV』のコンテンツだった。"メンテ子"の初出は(一応)この番組。*28
サービス開始初期に「ひつじハザード」なる言葉が公式から発せられていたが関連は不明。
メタルくじでイヅナおよびシノの衣装が実装された……のだが。
女性キャラが身に着けるとバストサイズが変更されるのである。さすがおっぱいゲー。
直接の続編。スマートフォン用RPG。少し後の時代、住人のいなくなったスターフォールが舞台。
着せ替えなどの見た目的部分と足は健在。
本作では明かされなかった部分にも食い込む予定だったようだが、二年と少しで配信終了。続きはWebで!
最後のコラボイベントは『メタルマックスゼノ』とのコラボだった。
その他にもどんな願いでもかなえてやろうなイベント*29が開催されたり、
「大丈夫、理屈じゃないんです!」と書いてあるスレッジハンマーなどなど細かいエピソードには事欠かないのだが、容量やとりとめを鑑みて割愛する。
追記・修正、特に足つき新幹線の画像mixiアプリ以外のプラットフォームとミニゲーム周りをご存知の方はお願いします。
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*2 最大50人、当然MSNFのプレイヤーでなければならない
*3 行動しない状態が続くと減少するが効率は悪い
*4 現金収入はゼロだがドラム缶を貰える
*5 一番都合の良いものは100万Gするが、億単位の金が飛び交う世界なので……
*6 増強する有料アイテムは存在するが料金もリスクも高い
*7 水上ではホバー状態でないと行動時に即死する
*8 アイテムの製造と強化を兼ねている
*9 改造スキルの経験値を増やす最も手軽な方法。通称ハッチスクワット
*10 クラス制限どころか性別制限もほぼ無い
*11 装甲タイルはバリアシールに近いアイテムとして存在する
*12 アイテムとしては一つだけ存在するが装備品ではない
*13 専用品や、取り外し不可の例外もある。足回りは専用品が多い
*14 穴あけ未実装の時期で、当時は武装数が最も多くなる組み合わせだった
*15 初期装備の汎用砲塔が優秀
*16 埋蔵品だけでも20ではきかないし、製造となると三倍くらいに増える
*17 容姿は瓜二つかつ暴利ぎみだが、詐欺はしておらず、同一人物か否かは不明
*18 賞金首と大差ない猛者なのに無限涌き。以降この手の雑魚が定番化
*19 プレイヤーキャラの能力値が5桁で当たり前の世界。それ以前とは文字通りに桁が違う
*20 一方はイベント用で、もう一方も汚染除去で必要なくなったのだが
*21 正確には『エントリー型1回』『チャレンジ賞金首1回』『遭遇型それぞれ1回ずつ』。有料アイテムで同日中の再戦も可能
*22 ステルス爆撃機を逆さに背負い、肩が新幹線で金色のハンマーを持っている……おいおい
*23 A-10だが飛べない。そして足を生やされる
*24 こいつらを倒せる≒グラウンドゼロで戦えるカンパニーには物足りない
*25 筆頭:ピンクツインテジト目褐色下着幼女
*26 鈴森が対戦相手を担ぎ上げた所にソニが飛びかかって落とす合体技。ナーイスジャッキー!
*27 MSNF終了どころか、続編『荒野の方舟』開始までこの名義
*28 演じていた人が後にリンドリでもメンテ子を担当
*29 一番多かった希望はギャルのパンティで、当選者にはわざわざ実装された何の効果もないアイテム『ギャルのパンティ』が授与された
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