秘儀(Bloodborne)

登録日：2018/12/29 (土) 07:08:43
更新日：2024/03/28 Thu 13:29:19
所要時間：約 11 分で読めます

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ブラッドボーン bloodborne フロムソフトウェア ps4 ゲーム 秘儀

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秘儀とは、ブラッドボーンに登場するアイテムの一種。
使用することで様々な効果を発揮することができる。
ソウルシリーズにおけるスペルに相当する要素で、使用時には一定の水銀弾を消費し、アイテム自体が無くなることはない。
使用するには秘儀ごとに設定された必要神秘値を満たす必要があり(例外がある)満たさずに使用することは出来ない。
また、仕掛け武器や左手武器の攻撃力はパラメーターの補正値が途中から伸び悩んでしまうが、多くの秘儀に関してはこれに該当せず
神秘値99まで威力が上がり続けるため、高すぎるパラメーターが腐りにくいというメリットも有る。

本編に登場する秘儀

古い狩人の遺骨

古い狩人の遺品。その名は知られていない

その狩人は、老ゲールマンの弟子であったと言われ、初期狩人の独自の業「加速」の使い手でもあった

その遺骨、意志から古い業を引き出すとは、夢に依って遺志を引き継ぐ、狩人に相応しいものだろう

必要神秘値	15
水銀弾消費	4

何某かの大腿骨と思われる骨。約16秒間、ローリングやステップが速くなり、移動時に一瞬姿が消えるようになる秘技。
無敵時間もわずかに上昇し、敵の攻撃を避けやすくなる。対人戦においてはステップの移動先を読まれにくくする効果から
大変有用な秘儀。反面、攻略においてはその短い効果時間が仇となりいまいち活躍する機会が限られている。
余談だが、初期のバージョンでは効果時間が30秒、更にスタミナ回復速度が大幅に上昇する効果がついており
ステップを連打してもスタミナが殆ど減らないという完全にバランス崩壊級の秘儀だった。

ローゲリウスの車輪や慈悲の刃などステップ攻撃が優秀な武器と相性が良く、とりわけ神秘加算の血晶石を積みステップ攻撃の威力を高めた通称「加算車輪」と遺骨を組み合わせる戦術は非常に強力。

獣の咆哮

背教者イジーの手になる禁じられた狩道具の１つ

忌まわしい不死の黒獣、その力をごく一時的に借りる触媒であり、圧を持った獣の咆哮により、周囲の者を弾き飛ばす

つんざくその悲鳴は、しかし使用者の声帯が出しているものだ。人の内に、いったい何者が潜むのだろうか

必要神秘値	15
水銀弾消費	2

ソウルシリーズでの『フォース』に似た性能の秘儀。
アイテムの見た目は恐らく黒獣の脚を切り取ったもの。使用すると不気味な叫び声を放ち、自身の周囲に衝撃波を発生させる秘儀。衝撃波自体にダメージはないが、敵や銃弾などを弾き飛ばす。
使用時の出が非常に速く、隙もほとんど無く、また消費も軽いため、仰け反りにくい敵を無理やり吹き飛ばして攻撃の起点にしたり
囲まれそうになった場合に吹き飛ばして仕切り直しを図るなど、使い道は多岐にわたる。
ただし、大型の敵は吹き飛ばせず怯ませるだけとなり、更に大型になると効果はない。
DLCで手に入るカレル文字「獣の抱擁」と仕掛け武器「獣の爪」を併用した際にもこれに似た咆哮を使用可能で同様の効果があるものの、そちらは範囲が若干狭く発動もやや遅いなどの違いがある。

聖歌の鐘

医療教会の上層「聖歌隊」の特殊な狩道具

音色が次元を跨ぐ神秘の鐘を、彼らなりに模したもの。この小さな銀色の鐘は、遂に音色は次元を跨がないが

すべての協力者に生きる力と、治癒の効果を及ぼす

必要神秘値	15
水銀弾消費	7

使用者と周囲にいる協力者のHPを回復する秘儀。
ソウルシリーズにおける『回復』の奇跡に相当するが、向上したゲームスピードに合わせてか使用時の隙は比べ物にならないほど早い。
また、毒や劇毒も治癒でき、神秘値によって回復量は増大し、神秘15なら429、神秘40なら800程度回復する。
便利な秘儀ではあるが、今作では回復に使用する輸血液を持てる量が多く、回復の隙も少ないため
マルチプレイで活躍する機会が限られる。水銀弾消費も多く、おいそれと使えるものではない。

ちなみに『全ての協力者』という意味から、侵入者が雑魚敵を回復する(侵入者にとっては雑魚敵は協力者である)手段にも使える。
また、輸血液は割合回復なのに対し、こちらは神秘値による固定値回復であるため、体力30(HP1100)神秘15で水銀補充の後に使うと
実質的に水銀2発で毒治療(発狂は不可)と『HPを99回復』。HP1270の神秘15なら48回復。
水銀補充は割合ダメージなので、水銀補充→聖歌の鐘は神秘が高いほど、そして最大HPが低いほど元値より多く回復できる。

精霊の抜け殻

上位者の先触れとして知られる軟体生物の抜け殻

軟体動物は多種存在し、医療教会では総じてこれを精霊と呼ぶ。特にまだ滑りを残した抜け殻は、また神秘の力も残しており

これを擦ることで、武器に神秘の力を纏わせる

必要神秘値	15
水銀弾消費	3

ナメクジっぽい何かの抜け殻というなんとも不思議なアイテム。
使用すると武器を振り払い、青白い光を纏って武器に60秒間、神秘攻撃力を80付加する。
ソウルシリーズ恒例のエンチャント魔法に属するが、神秘値によって威力が上がることはない。
また、属性攻撃力を持つ武器には使用できず、物理攻撃力のみを持った武器にしか使用できない。
（例外としてレイテルパラッシュには使用可能。銃槍には使えないのに…。）
神秘属性が弱点となる敵は少ないが、軽めの水銀弾消費と必要神秘値で攻撃力の底上げができると考えれば決して悪いものではない。

処刑人の手袋

カインハーストの所蔵する秘宝の一つ。遠国の処刑人の手袋

処刑人の家系に代々受け継がれ、夥しい血に塗れたであろうそれは、いまや尽きぬ怨霊の住処であり、血の触媒がそれを召喚する

貴族たちはこれを好み、怨霊の乱舞を愉しんだという

必要神秘値	20
水銀弾消費	3

使用すると前方に怨霊を召喚する秘儀。怨霊は扇形に3個同時に発生し、ロックした敵をしつこく追尾し続ける。
使用時にわずかに溜めが発生するが、使用後の隙は少ない。3発全部ヒットしたときの威力はそれなりであり、更に意外と仰け反らす効果も強い。
使い勝手の良い秘儀で、攻略、対人戦ともにこれの連発が強力。一部のボスには高神秘値であれば最後の締めに使えばあっという間に沈み
対人においても連発するだけで相手は近づけなくなり、回避に専念せざるを得なくなる。
気をつけるべきは発生時は追尾しない点で、近距離では避けられやすくなること。
神秘ビルドであれば必携の秘儀であると言える。

エーブリエタースの先触れ

かつてビルゲンワースが見えた神秘の名残

上位者の先触れとして知られる軟体生物、精霊を媒介に、見捨てられた上位者、エーブリエタースの一部を召喚するもの

この邂逅は、地下遺跡に宇宙を求めた探求のはじまりとなり、それは後の「聖歌隊」につながっていく

必要神秘値	18
水銀弾消費	1

アイテムの見た目は青白いナメクジのようなもの。且ことミコラーシュも愛用する秘儀。
使用すると右手を前に突き出し、その先からおぞましい触手を召喚し、前方の敵を突き刺す。
パッと見は袖口から触手を伸ばしているように見えるため、この秘儀の存在を知らないと相手がエイリアンか何かかと勘違いすることも。ヒットした相手からはナメクジっぽい何かが飛び散るエフェクトが入る。
存外に発生が早く、そこそこの威力とリーチを持ち、更に大型の敵以外は吹き飛ばす効果を持つが、使用中〜使用後の隙は大きいため横槍には注意が必要。
またこの秘儀にはパリィ判定があり敵の背後から当てたり攻撃のタイミングに合わせて命中させることで敵の体勢を大きく崩し、そのまま内蔵攻撃に移行することもできる。アイテム欄にあれば即座に発動できるため、両手持ち武器を使用中に銃パリィと同等の行動が可能になるという利点も大きい。
性能の良さから物理偏重のビルドでもこの秘儀を目当てに神秘値を18まで上げるものも多い。

小さなトニトルス

医療教会の工房で変人として知られた、アーチボルドの手になる独特の「仕掛け武器」トニトルス

これは、その奇妙な鉄球槌の同型であり、水銀弾を触媒とするもの。地面に突き刺し、黒獣が纏うという青い雷光を人工的に再現する

触媒の効果は高く、雷光は強い。アーチボルドの傑作とされる所以である

必要神秘値	25
水銀弾消費	6

通常のトニトルス同様、黒獣パールの雷光を人工的に再現したもの。
使用時にはこれを地面に突き刺し、青白い雷光の柱が一直線に前方へ走る。
対象にヒットしても雷光は進み続け、直線に並んだ複数の敵に纏めてダメージを与えることもできる。
隙も少なく、威力も高く、見た目にもかなり派手だが、重い水銀弾消費がネックとなる。
「傑作」とのことだが、特に前方を攻撃するのであれば他の秘儀でもよく、敵が一直線に並ぶシチュエーション自体かなり少ないというのもあってあまり使用者もいない不遇の秘儀である。（仕掛け武器に続いてアーチボルドさんは泣いていい…）
ただし対人戦は別。
隙が少なく判定も大きいこの秘儀はおもむろに出されれば近距離ではまず回避が困難で、更に銃パリィ後これを使用することで
敵対者に即死級の火力をお見舞いすることができる。無論、高い神秘値が前提となるテクニックではあるが。

ちなみにあまり知られていないが「壁に掛かったハシゴの下から小トニを撃つとハシゴ上の足場を攻撃することが出来る」という仕様なんだかバグなんだか分からない挙動が存在し、ハシゴ上に陣取っていて銃でも他の秘儀でも攻撃出来ない敵や侵入者を攻撃するのに使われる事もある

使者の贈り物

悪夢に潜み、狩人を慕う使者たちの、怪しげな贈り物

使用者は黒い悪夢の霧に包まれ、直後使者の姿を得る。 それは児戯幻想の類であり、大きな行動はその幻想を破ってしまう

ゆっくりと移動するくらいがせいぜいだろう

必要神秘値	10
水銀弾消費	1

使用することで他プレイヤーの残すメッセージ、使者の姿になれる秘儀。
ソウルシリーズにおける『擬態』に似た効果だが、場所に応じた姿になれた擬態と違い、どの場所でも使者の姿で固定されている。
擬態同様、その真価は対人戦における奇襲や撤退から隠れるといった使い道にある。
……のだが、色々な面で扱いづらい秘儀となっている。
まず、移動はゆっくり歩く程度まで可能で、ダッシュ・ローリング・ステップ・攻撃などをすると効果が解除される。
擬態中はロックオンされない。
更に、本物の手記と擬態したプレイヤーとでは若干色合いが異なり、なれたプレイヤーであればすぐに見分けがつく。
そして敵対者として使用した場合は擬態しても赤いオーラを消すことが出来ない。
また、本物の手記は近づかないと使者の姿が見えないが、これは遠くからでも使者の姿として相手に映ってしまう。
あらゆる面で厳しい性能であり、ネタの域を脱しえないというのが正直な感想である…。
手記に化けて敵対者を騙す、という本来の使い道に関してはご覧の有様だが、自身の体を小さくして
物陰に隠れるような使い方であれば真価を発揮するだろう。

彼方への呼びかけ

医療教会の上層「聖歌隊」の秘儀の１つ

かつて医療教会は、精霊を媒介に高次元暗黒に接触し、遥かな彼方の星界への交信を試み、しかしすべてが徒労に終わった

すなわちこれは失敗作だが、儀式は星の小爆発を伴い、「聖歌隊」の特別な力となった。まこと失敗は成功の母である

必要神秘値	40
水銀弾消費	7

アイテムの見た目はウミウシの一種のような姿をしている生き物。
両手を組んで高く掲げ、手元に小宇宙のようなものを発生させたあと、
爆発し24発もの光が全方位に雨のように降り注ぐ。光はある程度拡散した後ロックオン対象に強く追尾する。
相手のサイズ、距離、地形と位置関係、その他のランダム性によってヒット数は大きく変わってくる。
相手の懐の下に潜り込めるほどの巨大な敵に対しては至近距離の使用が有効だが、
そうでなければ大概は遠距離で自分より低い位置の相手に放つほうが多段ヒットしやすい。
見た目にも必殺技感あふれる秘儀で、水銀弾消費も納得の7。
少々出は遅いが、出した後は使用者がダメージを受けても光弾は飛んでいく。
相手や使い方によっては24発の光弾のほとんどをヒットさせることも可能で、そうなった場合の火力は凄まじい。

マダラスの笛

禁域の森の住人、マダラスの双子の笛

言葉すら介さず、毒蛇と共に育った双子が、人ならぬ友誼を交わした絆であろう

腑分けされた獣を餌とし、毒蛇は途方も無く育った。また死した後も、悪夢の内から双子の笛に応えるという

必要血質値	18
水銀弾消費	4

無料アップデートにより追加された、血質要求・血質補正で、神秘能力値は一切関係しない特殊な秘儀。
それでありながら、属性は神秘属性となる。
笛を吹くと、使用者の真下から大蛇が大口を開けて現れ、上にいるものに食らいつき、そして消える。
注意点として、この秘儀は自分にもダメージ判定がある。そのため、使用したら急いでその場を離れる必要がある。
命中すると勢いよく上空に飛ばされ、結構なダメージを受ける。
地雷のように使うのもいいが、血質ビルドのキャラが、物理、血質、双方に耐性を持つ敵に相対した時、
その真価を発揮するだろう。

DLCに登場する秘儀

夜空の瞳

精霊に祝福された軟らかな瞳

かつてビルゲンワースが見えた神秘の名残だが、終に何物も映すことはなかった

その瞳孔の奥には、暗い夜空が果てしなく広がり、絶え間なく、隕石の嵐が吹き荒れている。僅かに瞳を擦りもすれば、それは飛び出してくるだろう

必要神秘値	16
水銀弾消費	1

アイテムの見た目はまんま目玉。使用時には右手を顔の前に差し出し、その後青い光弾(隕石)を飛ばす。
射程は獣狩りの短銃よりもあり、遠くの敵まで狙撃できる。
追尾はしないが、シリーズのソウルの矢を想起させるようで、使いやすい。
敵を怯ませる力も強く、トゥメルの古老のような厄介なボスも連射しているだけでハメ殺すことも可能である。

呪詛溜まり

蹂躙された漁村の住人、その頭蓋骨

おそらくは、頭蓋の内に瞳を探したのだろう。過酷な仕打ちの跡が、無数に存在する

だからこそ、この頭蓋は呪詛の溜まりとなった。呪う者、呪う者。彼らと共に哭いておくれ

必要神秘値	30
水銀弾消費	2

使用すると右手に呪詛の塊を溜めた後、それを放り投げ、何かに命中すると爆発を起こす秘儀。
呪詛は放物線を描いて飛んでいき、命中したもの、更にその周囲の者にダメージを与える。
ソウルシリーズにおける『大火球』に似た秘儀。
なかなかの威力と使いやすさを持つ秘儀で、怯ませる効果も高く、死体の巨人ですら二発で怯ませることができる。
また、攻撃範囲が広いため複数の敵を巻き込みやすく、とりわけ神秘弱点のエネミーが群れをなして登場することの多い聖杯ダンジョンでは雑魚の殲滅に非常に有効。

余談だが、このアイテムの説明から、ビルゲンワース、ひいては医療教会が漁村で何をしでかしたのかがうかがい知れるようになっている…。

追記修正は神秘99になってからお願いします

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• 中々出来なかった項目 -- 名無しさん (2018-12-29 12:18:02)
• 建て乙　エブタソの先触れは密着して撃たなくてもステップすれば問題なく内臓攻撃入るよ　崩しの短いゴースは例外だけど -- 名無しさん (2018-12-29 15:38:26)
• 使者はPvPで結構役に立ったよ。使者と間違えさせるというより、見た目の小ささで物陰に隠れる感じ。 -- 名無しさん (2018-12-29 16:32:19)
• 呪詛溜まりの説明文、「脳に瞳を宿す」を（物理）と解釈したビルゲンワースの頭の悪さよ -- 名無しさん (2022-09-26 15:27:43)
• まぁ宴会芸 -- 名無しさん (2022-09-26 15:34:31)

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