登録日:2018/12/05 (水曜日) 15:29:04
更新日:2024/03/28 Thu 12:34:41NEW!
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やらないか 衝撃のラスト 下ネタ 社長 コント 千手観音 公式が病気 米米club 社長室 恐怖の社長室
「恐怖の社長室」とは、日本の音楽グループ「米米CLUB」が、1991年のライブツアー『ANTI SHARISHARISM』「SANO編」内にて行った中編コントである。
ちなみに題名は公式本『クラブ芸』(1995年)に掲載されたものであり、作中では無題。
またライブ時には通しで演じられたのだが、ビデオ『右脳と左脳の恋物語』収録時にはなぜか曲間のブリッジ映像とされ分割して流されていた。
●ストーリー
戦後のどさくさに紛れて創業し大企業となった「小野田商事」。
だが社内にはなぜか「社内恋愛禁止令」が発布されており、またなぜか創業した小野田社長の顔を見た者は誰もいなかった。
本作はそんな企業内で起こるドタバタを描くオフィスラブコメディである。
●登場人物
役名はビデオ版の紹介画像から。
- 国府田満(国府田満)
コントのオープニングに登場したリアルでの米米CLUBマネージャー。
観客に本作の基本設定の説明をした。
ちなみに米米のライブでは1990年頃からサブMCとしてゲスト参加していた。
- 河合わかば(河合わかば)
社員の一人。同僚の下神に社内恋愛禁止令の注意喚起と禁を破った末路について説明した。
本人曰く(もし禁を破っても)慶応卒だからまだ大丈夫じゃないかと予測していたり。
なおリアルでは米米のホーンセクション「Big Horns Bee」のトロンボーン奏者。
- ヒマラヤン下神(ヒマラヤン下神)
社員の一人。新婚さんであり、隣の会社の女性と結婚したため禁には触れなかった。
なおリアルでは「Big Horns Bee」のトランペット奏者で、リアルでも当時新婚だったのとガチの中退大学を河合に言われる羽目に…。
- 織田昇太(オリタ・ノボッタ)
定年近いのに社内恋愛禁止令を破ったせいで未だに平社員の眼鏡男性。
河合曰く、これでも東大卒なだけましらしい。
また新入社員の石井に「社長の恐怖」を言い聞かせようとするも。思い出しても止まらぬトラウマでニワトリ化してしまった。
なおリアルでは「Big Horns Bee」のアルトサックス奏者。
- 石井美奈子(MINAKO)
経理課所属のOL。
「お局様」的キャラで、後輩の真利共々大久保課長のラブコールにうんざりしている。
なおリアルでは米米内のダンスデュオ「SUE CREAM SUE(シュークリームシュ)」の一人で、ボーカルカールスモーキー石井の妹である(役名も真利共々本名)。
- 天ヶ谷真利(MARI)
総務課所属のOL。
若々しい後輩キャラだが、大久保課長の手紙やら粘着質な付きまといに(社内恋愛禁止令抵触も込みで)うんざりしている。
なおリアルではシュークリームシュの一人。
- 大久保ん太(BON)
人事課課長。
真利にしつこくつきまとい勝手に待ち合わせ約束までするも、社内恋愛禁止令に触れたせいで…。
ちなみにその後石井が彼の恋文を見るも、汚い字だったらしい。
なおリアルでは米米CLUBのリーダーでベーシスト。役名の名字はリアルでの本名からとったものである。
- 坂口政二(RYO-J)
営業一課課長。
「チクリ魔の坂口課長」と真利達から陰口を叩かれるくらいの太鼓持ち属性であり、
早速禁に触れた大久保課長を部下に拘束させ社長室に連行した。
なおリアルでは米米CLUBのドラムスで、リアルではこの年の年末、米米のライブにゲスト参加した事のある女性歌手と結婚している。
- 小林汗一(フッシー小林)
坂口の部下で、拘束した大久保に社長の恐ろしさをアピールした。
なおリアルでは「Big Horns Bee」のトランペット奏者。
- 林部直樹(BE)
坂口の部下その2。大久保の拘束時なぜか「死の舞い」を踊った。
なおリアルでは米米CLUBのサポートギタリスト(2006年の再結成後は正規メンバー)。
- ジョブリン得能(ジョブリン得能)
経理課社員。
真智子からのお弁当を食べていた所を坂口課長に見られ懊悩し、しかもその途中で坂口課長にもう一回イヤミを言われる羽目に…。
なおリアルでは米米CLUBのギタリスト兼キーボード奏者。
- 野がすり真智子(MACHIKO)
社内電話交換手。
得能との禁断の恋とその発覚に泣き崩れるも、彼から心中を薦められた際には逃げ出した。
なおリアルでは米米CLUBのサポートコーラス。
- 石井新一(カールスモーキー石井)
日●大卒の新入社員。
社内の決まりも知らずにオフィスラブでハッピーライフを目指し燃え、織田の忠告もよく理解できなかったが、
やる気を「スカッドミサイル」に例えていたら坂口課長に見つかり、「『ミサイルよりも大きいロケット』を社長がくれる」・「社長は若くてぴちぴちした『トンネル』が好き」等と課長に意味不明な事を言われ社長室に連行。
…そして真っ暗闇の社長室の中、明らかに煩悩に燃えたような社長の恐ろしい様子(この時点では声のみ)に、彼の絶叫がこだまするのだった…
なおリアルでは米米CLUBのボーカル兼MCであり、イケメン…なのだが、本作では彼の「ノリに乗るとすちゃらかになる」面が打ち出されていた。
- 金子良造(フラッシュ金子)
- 三沢魔太郎(三沢またろう)
- 金子マリ(金子マリ)
以上3人はビデオ版で紹介画像が出るもコントに参加しなかった面々。
それぞれ金子はサックス兼キーボード奏者で「Big Horns Bee」のリーダー・またろうはサポートパーカッション奏者・金子マリ氏はゲスト参加した先輩歌手に当たる。
恐らく金子・またろうに関してはコント中のBGMを担当していたものと思われる。
また金子はリアルでは1992年にMINAKOと結婚しており(つまり広義の社内恋愛)、1990年のライブ『SHARISHARISM ART WORK work-up編』にて「職場内恋愛は許さないぞー!」と言うも他から袋叩きにされていた。
…石井の惨劇(?)終了後、「石井新一」の衣装からライブ衣装に着替えたカールスモーキー石井のコールにより、ついに社長が降臨した。
- 小野田平八郎(ジェームス小野田)
国府田マネージャーから「日々室内で加持祈祷に明け暮れている」とも噂され、社員からは魑魅魍魎の如く思われていた社長。
しかしてその実態は、千手観音の如き白塗りの怪人だった。
また「生きのいい若いの」に目が無いらしく、作中では石井が餌食となっている。
このため社内恋愛禁止令の実態は、「社長による社員喰い放題の正当化」という恐ろしいセクハラじみたものだった可能性が高いと思われる。
なおリアルでは米米CLUBのボーカルであり、米米のライブにおいて、彼が石井の煽りで盛大に途中から登場するのはお約束である。
また後世では似た様な人が2号ライダーの最後の相手として現れていたり。
●ストーリー(後半)
社長登場もひと段落付いた後、何やらカマっぽい様子で現れた石井。
どうも社長に抱かれたせいで「社長のオンナ」になり一変して社長LOVEとなった石井の前に、だが現れた社長は…
美奈子と楽しくいちゃついていた。
…どうも若ければ男女問わない、文字通り千手観音の如く手の早いナンパ野郎だった社長と美奈子(リアル妹)が、楽しくデュエット曲『愛ズレー恋ズレー』*1を歌う様子に嫉妬する石井は、
竹馬やら纏いやらで熱烈にアピールするも、2人の世界に入り切った状態では彼らに届かず、結局一曲謳われてしまう羽目に。
歌い終わって美奈子が去った後、当然社長に怒る石井だったが、どうも社長の方も「石井君」を失いたくなかったらしく、最後はちゃんと仲直り。
ライブだけのオリジナル曲『ひっぷくらっしゅ』で盛大に愛を歌い上げ(歌詞は著作権の都合上記さないが、画面に菊模様が咲いていた)
、コントは本当に幕を閉じるのだった…。
…なおこのライブのアンコールラストでは、石井と社長(小野田)によるいちゃコラ曲『愛の歯ブラシセット』*2が披露され、千手観音を担いで楽しそうに逃げる石井と追う社長でライブは幕を閉じた。
そしてビデオ『右脳と左脳の恋物語』では、2人が楽しそうにベッドインしていたのだった…。
●余談
その後、1993年の武道館ライブ『SHARISHARISM ACE』で『愛の歯ブラシセット』が歌われた際もこの時の「石井君と小野田社長」設定が使われていた。
また2013年のライブ『大天然祭』で『愛ズレー恋ズレー』が披露された後、MINAKOに対して小野田がゲイをカミングアウトし、偶々その場に居合わせた兄石井が彼氏と判明するという本作を意識した様なネタが行われていた。
こっちでは「兄に手を出しながら旦那(金子)の前で妹といちゃつきやがって(意訳)」という怒りも入っていたが。
ちなみに石井×小野田のカップリングはあくまでライブ上のみのネタであり、リアルでの石井氏と小野田氏は後にそれぞれちゃんと女性と結婚し子供を得たことを追記しておく。
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▷ コメント欄
- カオスwww -- 名無しさん (2023-01-15 12:42:20)
- こんなん見せられて観客はどーしろと… -- 名無しさん (2023-04-05 10:18:56)
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*2 アルバム『米米CLUB』収録曲。
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