登録日:2018/12/01 (土) 01:33:13
更新日:2024/03/26 Tue 13:32:42NEW!
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vp ヴァルキリープロファイル 植物 モンスター娘 かわいい 綺麗な花には棘がある 強い雑魚 みんなのトラウマ 凶悪 鬼畜 初見殺し マンドラゴラ 「ふ~~っv」 ヴァリエスインビテイション_←死亡フラグ 本編最強 お前のような雑魚敵がいるか
ドンッ タララララ テレッテッテッテッテッテッテッ テ-テ-♪
死の、先を逝く者たちよ!
『ヴァリエスインビテイション』
ズドドドドドドドド
誰か助けて下さい……
ここが我が死に場所か……
く、くそっ……この俺が……
そ、そんな……
『全滅した……』
『マンドラゴラ』は『ヴァルキリープロファイル』に登場するモンスターである。
マンドラゴラ(マンドレイク)自体はファンタジー作品には定番のモンスターで、何の特徴もない雑魚モンスターだったり、
マスコットモンスターだったり、断末魔で即死させてきたり、昼寝を邪魔したら襲ってきたりと、
ゲームによってイメージも強さもまちまちだが、VPのものは数あるゲーム作品のマンドラゴラの中でも単純な戦闘能力だけなら最強クラスと思われる。
【概要】
主にチャプター7の精霊の森に生息しており、マントラッププラントのシンボルでダンジョンを徘徊している。
普段動かないあのシンボルが軽快に走り回る様は少々不気味。
人間の少女のような容姿の上半身に、赤い花とボテッとした根っこを持った下半身に分かれた姿をしている。かわいい。
しかしその容姿に騙されるなかれ、数多くのヴァルキリーを葬ってきた凶悪モンスターである。
【行動パターン】
VPは雑魚も多彩な行動パターンを持っていたりするが、こいつの行動は2つだけと非常にシンプル。
- 通常攻撃
最大5ヒットする多段型の物理攻撃。手の平に花粉を乗せてレナスたちに「ふ~~っ」と吹き掛ける。
かわいいモーションに反して威力は凄まじく、3000~5000前後のダメージが5発、合計で大体15000~25000もの洒落にならない大ダメージを食らう。
加えて毒、麻痺の状態異常効果まであり、多段ヒットのため気絶率も高いという超性能。
攻撃判定が順番に出るため、1撃目を回避して反撃しようとすると逆に2撃目以降を食らうという地味に面倒な特性もある。
こいつと出会う時にはパーティのHPは大抵20000~50000程度で、HPの高いキャラでも半分は削られる。HPの低いキャラなら即死レベルである。
特にちょうど遭遇する時期に新規加入する蘇芳あたりが瞬殺されて絶句するのはよくある光景。
物理攻撃なので割とガード、回避できるのが救い。
正直、この攻撃だけでも十分すぎるくらい強いのだが……。
- ヴァリエスインビテイション
みんなのトラウマ。
マンドラゴラを象徴する攻撃であり、本編最悪のモンスターと言われる所以。効果自体はシンプルで、上記の通常攻撃の範囲を全体に拡大するというもの。
VPにはこの手の「通常攻撃の全体拡大版」を使ってくる敵がかなり多いのだが、
上記の通りマンドラゴラの通常攻撃は極めて高性能なため、この技は同系統の技の中でもずば抜けて凶悪。
つまりは多段ヒットして2万前後のダメージを受ける毒・麻痺付きの物理攻撃が全体に飛んでくるのである。鬼畜か。
しかも無属性の物理攻撃なので純粋に防具を整えて防御力やガード率、回避率を上げるぐらいしか対抗手段がない。
レベルによってはこれが1発来ただけでパーティが半壊する。
しかもマンドラゴラは大抵2体以上で出現するが、場合によっては2体が両方ともこれを使ってくる。
こうなると高レベルパーティでも壊滅的な被害を受け、最悪そのまま全滅である。
さらに性質の悪い事にHPが3割を下回ると発狂モードになりこの技を毎ターン連発してくる。
こうなるともはや手がつけられない。下手な攻撃はかえって危険に。
【耐久力】
これだけの攻撃性能を持つ割に攻撃特化モンスターというわけでもなく、防御面も優れている。
HPは32500と大型モンスターのドラゴンゾンビ系やキマイラ系よりも高く、それどころかこのステージのボスの1人のヴェノムスパイダーより高い。
加えて魔法防御も625と雑魚敵としては高い部類。
この耐久力の高さのおかげでセレスティアルスター1回で止めを刺すのは難しく、むしろ発狂モードに突入させてしまいピンチを招く事もしばしば。
防御力こそ100と普通だが、ガード率も25が地味に高く頻繁に攻撃が弾かれる。また回避は50しかないが、回避成功時にはしっかり反撃してくるので半端な体力ならそのまま返り討ちに合う事も。
加えて、これだけ強敵なのにも関わらず経験値は周囲のモンスターと大して変わらず、
ドロップアイテムも使い道の少ない補助呪文2種類と、報酬はかなり微妙。どこまでも面倒なモンスターである。
さほど複雑なダンジョンでもない精霊の森の難易度が高いと言われるのはこいつが原因。
同ダンジョンには他にも、シンボルがほぼ回避不可能な速度で突っ込んでくるコルセアビートルや、
雑魚としてはドラゴンゾンビ系に次ぐ2000もの防御力を持つクラスタシーンモンスターなど
厄介な雑魚敵はいるが、たった1撃でパーティを半壊させるこいつは明らかに頭ひとつ抜けた強さである。
ちなみに2体組と3体組がいるが、2体組が前衛2なのに対し3体組だと前衛1、後衛2となり前衛1体しか攻撃してこれないので実は3体組の方が楽だったりする。
ボスのコッカトライスなんぞよりも遥かに強く、こいつの対策ができていれば精霊の森はクリアしたも同然。
ブラッドヴェインがVPのトラウマボス筆頭なら、マンドラゴラはVPのトラウマ雑魚筆頭である。
いきなり木の上から降ってきたマンドラゴラにヴァリエスインビテイションを2連発され抵抗する間も無く壊滅したプレイヤーも多いのではなかろうか。
初見の印象が「なにこれかわいい」から「なんだこれやべえ!」となってすぐさま逃走を選ぶも失敗し、そのまま全滅するのはもはや様式美。
【対策】
こんな凶悪モンスターとまともにやり合っていてはこちらの身が持たないので、しっかりした対策が必須である。
- 戦わない
いきなり極論じみているが最も良い対策がこれ。そもそも戦わなければ危険になりようがない。報酬もショボいし。
ディメンジョン・スリップでエンカウントを回避してしまうのが最も楽だが、
このアイテムはネルソフ湿地帯のアーティファクト『ドライアドの樹皮』を中級配列変換しないと手に入らないため、
Easyでは入手できず、NormalやHardでもドライアドの樹皮を献上してしまって持っていない可能性もある。
その場合はお誂え向きにタイマー・リングが精霊の森に落ちているので、これでシンボルの動きを遅くして唱石で凍らせながら進もう。
この場合、木の上から降ってきての不意打ちには常に用心しよう。
- 弱点をついて戦う
戦闘になってからの対策。マンドラゴラは植物モンスターのお約束に漏れず炎が弱点。
炎属性弱点の敵を一撃で即死させる紅蓮剣インフェルナスがあれば一瞬で倒せる。
「VPはHardが1番楽」と言われる理由の1つである。ただし調子に乗ってガードされて倒せないとえらいことになるので、しっかりウェイト・リアクションなどでガードを崩してから攻撃しよう。
紅蓮剣が無い場合でも弱点を突かない手はない。イグニート・ソードや閃槍クリムゾン・エッジなど炎属性武器なら総ダメージを増やせ、ファイア・ランスの大魔法カラミティブラストが非常に有効。
ただしレベルによってはカラミティブラストでも1回では倒せないことも少なくない。発狂モードに突入させてしまうと極めて危険なので、
攻撃力不足な場合はある程度均等にHPを減らしてから大魔法を使おう。先にバーン・ストームやフレア・クリスタルで全体にダメージを与えておくのがやりやすいか。
- 状態異常を駆使して戦う
いくら強くとも所詮雑魚敵なので、各種状態異常は有効。
特にスタン・マジック付きアイシクル・エッジが非常に効果的で、高確率で気絶か凍結のどちらかを期待できる。
行動させなければ怖くないので、これで動きを止めている間に1体ずつ倒してしまおう。
場合によってはフォールス・アローなどの普段あまり使わないスキルの使用も考慮したい。
- ガッツ&オート・アイテム
ボス戦鉄板のこの組み合わせも当然有効。
オート・アイテムはユニオン・プラム優先は当然だが何人かはエリクサーよりバニッシュの優先度を上げておくと状態異常へのフォローも効く。
ただしこれらが発動するという事はマンドラゴラに攻撃されているという事でもある。
できる限り攻撃を受けずに倒すのが理想であり、これらに頼るのはあまり良い状況とは言えない。
最後の手段である。逃げるんだよォ!
成功すれば見事生還できるものの、失敗すれば無防備にターンを渡すことになり、最悪ヴァリエスインビテイションで全滅しかねない。
場合によってはそのまま戦った方が安全な事もある。ご利用は計画的に。
【その他いろいろ】
精霊の森限定種というわけではなく、チャプター7のフレンスベルグ南の忘却の洞窟及び天空城でも出現する。
前者はともかく天空城はボス付近で出現し、柱の影から不意打ちをしてくるので注意。ボス寸前で全滅してミッドガルドに送り返されたら泣くに泣けない。
特に天空城の最後の雑魚敵シンボルの「マンドラゴラ×2 グレイシーボーン×2」は、
アスガルド丘陵の「マインド・フレイヤー×2 ラム・ガーディアン×2」と並ぶ本編屈指の極悪パーティ。
マンドラゴラ2体でさえ厳しいというのに、放置すると即死攻撃を放ち、倒せば憑依で仲間の能力値を上昇させるグレイシーボーン2体が加わるのだからたまったものではない。
グレイシーボーンの耐久力がマンドラゴラより低いのも問題で「大魔法で一掃しよう」などと安易に考えた結果マンドラゴラだけ残り、
HP14万の最凶マンドラゴラが誕生してしまえば目もあてられないので、グレイシーボーンは放置しマンドラゴラから倒すしかない。例によって戦っても特に旨味は無いので、逃げるのも手。
ちなみに本編に限定した場合、ダメージで言えば雑魚敵はおろかボス敵を含めても、
こいつのヴァリエスインビテイション全弾直撃を上回るダメージを与えてくる全体攻撃持ちはレイス、ブラッドヴェイン、フェンリル、ロキぐらいしかいなかったりする。
アズタロサのセラフィックローサイトやダークロードのインサニティカプリチオ、J・D・ウォルスのファイナルチェリオなどは大抵ヴァリエスインビテイション以下のダメージしか食らわず、
Bエンドラスボスのスルトのフレアストームでようやく追い抜くかどうかというぐらい。
しかもこれらはダークロード以外は属性攻撃なので軽減が容易。
各ボスの大技以上のダメージに状態異常が付いたような無属性攻撃が雑魚敵から飛んで来る上、場合によってはそれが2連発されるのだからそりゃ驚異的なわけである。
何気に色違いの同種が存在しない単一種族の珍しいモンスターで、
他にはバジリスク、アンデッドカーカス、ヴァンシー、スペクテーターぐらいしかいない。あと裏番長。
ちなみに「ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者」にも登場するが、確実に倒さなければいけない敵になる為かそちらではかなり控えめな能力となっている。
と、上記のように厄介極まりない鬼畜な雑魚モンスターなのだが、ヴァリエスインビテイションは特殊攻撃なため魔術師のシールド・クリティカルが有効。
意外とシールド・クリティカルは便利なので試してみる価値はある…かもしれない。
追記・修正はヴァリエスインビテイションに絶叫してからお願いします。
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