登録日:2018/11/10 Sat 01:18:24
更新日:2024/03/26 Tue 11:30:56NEW!
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ハーガンとは、OVA『メガゾーン23』シリーズに登場するMS(マニューバスレイブ)である。
※本項ではPS3ゲーム『メガゾーン23 青いガーランド』におけるハーガンのバリエーション機についても記述。
目次
クリックで展開
●ハーガン
全高:3.78m
開発者:MZ軍部
武装:ライトサーベル、ライフル
主な搭乗者:B.D.、MZ軍一般兵
MZ軍部が使用する量産型マニューバスレイブ。機体カラーが青。
良く言えばガーランド(主人公機)のライバルメカであり、悪く言えばシリーズにおけるやられメカ。
ガーランドと同じく軍がバハムートのデータを解析し開発した兵器であり、こちらもバイク(マニューバクラフト形態)から人型形態(マニューバスレイブ)形態に変形可能。
ただし、ガーランドと違って自力で変形できず、マニューバスレイブに変形する際には、トランスポーターと呼ばれる専用のトラック内で追加パーツ(手足)を換装する必要がある。
ぶっちゃけ逆リ・ガズィ
ガーランドと比較する一世代前の機体にあたり、導入されている技術にも遅れをとっている。
【劇中での活躍】
「無能な部下には任せられんのでな。刻みこんでもらおうか!」
『メガゾーン23(以下PART1)』で初登場。
主人公である矢作省吾が乗るガーランドを奪取するために出撃。上記にある通り、作中ではやられ役としてガーランドに返り討ちにされ、初登場に至っては2機が変形前に転倒していた。
終盤ではバハムート中枢へ単独で突撃したガーランドにまたしても蹴散らされたものの、後から来たB.D.機が圧倒的な技量差でもってガーランドを完膚なきまで破壊して勝利を得た。
●スペースハーガン
開発者:MZ軍部
武装:ビームガン
主な搭乗者:MZ軍一般兵
その名の通り、宇宙戦闘用のハーガン。色が茶色。
こちらは変形機構がオミットされているため、デフォルトでマニューバスレイブとなっており、バズーカのような大型のビームガンを装備している。
劇中で登場したのはたったの数秒だけで直後にデザルグにあっけなく撃破される等、完全にやられメカである。
PART2とは繋がらないご都合主義な『IF』のエンディングが描かれた“伝説の海外版”では、PART1のラストで一度B.D.に敗北した省吾がスペースハーガンに乗り換えてB.D.にリベンジしていた。
●ゼロゼロハーガン
開発者:MZ軍部
武装:ビームガン
主な搭乗者:MZ軍一般兵
『メガゾーン23 PART2』で登場。色が水色。
スペースハーガンをベースに、宇宙戦闘用として改良された0G0気圧対応型ハーガン。
機体の各部に数基のスラスターを増設、背部には大型の全方位センターとブースターを装備している。
また、機体フォルムが前作のハーガンと比べると全体的に角ばっており、前述の装備も相まってむしろ上位機のヴィルデ・ザウに似たマッシブなデザインに仕上がっている。
こちらもスペースハーガンと同じく数秒だけ登場したやられメカであり、序盤で侵攻してきたデザルグの圧倒的な戦力差の前にはなす術もなく撃墜されてしまった。
●オレンジハーガン
開発者:オレンジ社
武装:ビームガン、腕部グレネードランチャー、肩部ミサイルランチャー
主な搭乗者:シオン、バド、デジタルキッズ(ぶっちゃけ少年兵)
『MEGAZONE Ⅲ』で登場。
体感ゲーム・ハードオンを開発した民間ゲーム会社であるオレンジ社が所持しているハーガン。劇中では「マシンソルジャー」と呼称されている。
前作のハーガンがゴーグルタイプのカメラアイだったのに対し、こちらはツインアイで機体の形状も大きく異なっている。劇中ではマニューバスレイブ形態のみの登場で可変機構の有無については不明。
シオン機は最低限の操縦システムを備えた有人機であるが、バド(主人公の親友)を筆頭としたデジタルキッズの機体には脳神経と操縦システムをダイレクトに接続する「サイバーモード」が搭載されており、外科手術でパイロットの首筋に埋め込まれたコネクトパーツを操縦席側のケーブルと接続させる事で人機一体となる。
後者の機体の搭乗時には外部視察・情報表示用の専用ゴーグルを装着する必要がある。
表向きは一般向けのアミューズメント機器であったハードオンは「秘密裏にハーガンのパイロットを育成する」という目的で開発されたものであり、それを通じてスカウトしたプレイヤー達をオレンジ社のレジスタンスに仕立て上げていた。*1
「ハードオンと同じ操縦系統のデジタルキッズ専用機」と「シオン機の戦闘データ」を組み合わせることで機体性能を飛躍的に高める事が可能となった。
サイバーモードの使用に関してはオペレーターとの連携が前提であるが、有事にオペレーター側の遠隔操作でサイバーモードのロックを行なうと外部からのサポート無しでサイバーモードを発揮できるようになる。
性能的にも火力的にも前作のハーガンの上を行くが、その反面パイロットには強い負担がかかり、情報把握能力の拡大は戦意の高揚感をも限界以上に拡大させてしまうという弊害を伴う。
更には一度サイバーモードをロックしてしまうと恐怖感や判断力が麻痺して死ぬまで戦い続けるだけの戦闘マシーンに成り果ててしまう上、その状態でサイバーモードを無理に停止させようとすれば「パイロットの神経がバラバラになる」との事。
【劇中での活躍】
前編
「我々の新たなネットワークの力を思い知れ、E=X!」
オレンジ社のエージェントであるシオンがガーランド隊(対ネットジャッカー部隊)を迎え撃つためにオレンジハーガンに搭乗し、卓越した操縦技術で主人公エイジ・タカナカを除くガーランド隊を撃墜。
そしてエイジが駆るE=Xガーランドと交戦したが、不意を突かれて敗北した。
後編
「待ってろ、エデン。今ブッ壊してやっからな!」
シオンの後釜として編入されたバド率いるハーガン部隊がE=Xタワーを襲撃。
防衛ラインを死守するために出撃した量産型E=Xガーランドの部隊をミサイル一斉射撃で次々と破壊、弾幕を免れた1機もタックルで大破させる等、ハードオンの成果を存分に発揮していた。
しかし当初こそE=Xを圧倒したものの、エデンシティの中枢部であるE=Xタワーの防衛ラインが強固であり、サイバーモードの負荷で次第にバド達の疲労度が限界を迎えてしまう。
なお、バド達のバイタルサインをチェックしていたオペレーターも作戦続行が困難である事をオレンジ社会長のデレクマンに報告したものの、当のデレクマンは「構うな、前進あるのみだ!」と言い放ってオペレーターの苦言を無視したばかりか、バド達を使い捨ての駒として扱った。*2
そして、追い打ちをかけるかのごとく現れたヤコブが駆るオリジナルガーランドの大型ビームキャノンでバド機を除くハーガン部隊が一瞬で消し炭にされ、残ったバド機もミサイル攻撃をまともに食らって達磨の状態になって大破。
トドメを刺されようとしたところをE=Xガーランドに乗って乱入したエイジが制止した事でヤコブがその場から撤退したものの、機体のダメージで致命傷を負ったバドは鉄の棺桶に成り果てたコクピットの中でそのまま息を引き取った。
●ハーガン・改
開発者:MZ軍部
武装:ライフル、ライトサーベル
主な搭乗者:MZ一般兵
『メガゾーン23 青いガーランド』で登場。
『PART1』から20年経ったMZ軍部において旧式化したハーガンを改良した機体。色がオリーブグリーン。
大幅な改良は施されていないものの、操縦系統の改善やセンサーの交換による索敵能力の向上を図っている。
具体的にはパイロットの要望を反映する形で操縦系統が従来のものに比べて効率化されており、結果として機体の信頼性を大きく向上させている。
●七式ハーガン
開発者:MZ軍部
武装:ライフル、ライトサーベル
主な搭乗者:MZ一般兵
『メガゾーン23 青いガーランド』で登場。
ハーガンを全面的にリファインした次世代ハーガン。色がグレー。
操縦系統やセンサーを重点的に強化したハーガン・改と異なり、こちらはベースとなったハーガンの基本フレームをそのままにする形で再設計して内部のグレードアップを図っている。
外見は従来とさほど変わらないが、上記の設計で各種系統を最新鋭のパーツで構成された本機は旧式のハーガンと比較するとその性能は飛躍的に向上している上にガーランドとも互角に渡り合えるほどのスペックを持つ等、もはや「ハーガンの皮を被った新型機」と言いたくなる機体であり、ある意味『PART2』のヴィルデ・ザウに近いポジションと言える。
しかし、その高性能さ故に軍内部では生産数が少なく、精鋭部隊にのみ配備されている。
●七式改
武装:大口径ライフル、ライトサーベル
主な搭乗者:サリア、MZ一般兵
『メガゾーン23 青いガーランド』で登場。
七式ハーガンをエースパイロット向けに改良したカスタム機。色は白。
動力の強化やスラスター推力の向上で機動性の改良が施されており、火薬式の実弾を使用する大口径ライフルの装備で火力も大幅に向上している。
また、センサー系統が指揮官用に変更されており、頭部の形状が従来のハーガンと異なっている。
【作中での活躍】
「ガーランドを操縦する者に警告する。無駄な抵抗はせず、ただちに、ガーランドを放棄し、投降せよ!」
B.D.の指示を受けたサリアが操縦し、高中ヒロトが駆る青のガーランドと敵対するも本編後半で敗北。
サリアがレジスタンスの捕虜となった後は一般兵が搭乗した七式改がヒロトの前に立ちはだかっていた
立体化
ガーランドやヴィルデ・ザウと同じくガレキとして立体化されていた。
オーガニックからは『マニューバスレイヴ コレクション』としてフィギュア化されていた。
残念ながらどちらも非変形モデル。
2018年にアルカディアからハーガン&トランスポーターのダイキャストモデルが商品化する事が発表された。
ちなみに既に発売されているガーランドのダイキャストモデルのブックレットには…
いいか! 貴様ら! よく肝に命じておけ!
あとはないんだ!(ハーガンを出すにはガーランドが売れないとダメなんだ)
買う事だけを考えろ!
……と、PART1本編におけるB.D.の台詞をアレンジしたキャッチコピーが描かれている。ぶっちゃけメーカーの心の叫び(笑)
追記・修正はバイクに手足をジョイントしてからお願いします。
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*2 直後に作戦を制止しに来たシオンが「サイバーシステムをオフにしろ! 彼らは人間なんだぞ!」と激怒してデレクマンを殴り飛ばしていた。
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