罠(不思議のダンジョンシリーズ)

ページ名:罠_不思議のダンジョンシリーズ_

登録日:2018/07/05 Thu 14:35:14
更新日:2024/02/26 Mon 13:52:27NEW!
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トラップ ローグライク 不思議のダンジョン トルネコ トラウマ 落石 地雷 落とし穴 丸太 まきびし ステルスロック 風来のシレン シレン ポケダン



ここでは、不思議のダンジョンシリーズおなじみの定番の罠たちについていくつか解説していく。



主な特徴

  • 基本的には目に見えない

罠なのでもちろん隠されている。通常ならば引っかかるまでその存在に気付くことはできない。
めぐすり草などアイテムを使えばそのフロアに限り罠を可視化することができる(勿論踏めば作動する)。
見えないだけで、存在自体はするのでアイテムを使えば罠を消すことも可能。


  • 罠の前で空振りすると発見可能

地面に隠されていても、空振りするとその偽装が剥がれて見えるようになる。
ただし、満腹度を消費するので全チェックしながら進むのは非現実的。作品によっては別だが。
例外的にモンスターハウスや店の中は必ずチェックしたい。
特に店の商品を持った状態でワープの罠を踏んだりすると大惨事になる。


  • モンスターハウスには大量に設置されている

上手い事モンスターを殲滅できて、アイテムウハウハタイムだと思っても、まずは落ち着いて空振りして罠チェックをしておきたい。
''落とし穴・フロア移動の罠・地雷系・モンスター化の罠だったりすると目も当てられない''。


  • 基本的に敵モンスターは引っかからない

非常にムカつくが、なぜかモンスターは罠をスルーする。
引っかけるためには「罠師の腕輪」を使ったり、ワザとアイテムを相手に当てないことで、アイテムを床に落として起動する必要がある。
地雷は例外的に無理矢理モンスターを巻き込むことが可能。



基本的にはプレイヤーを邪魔するためにある存在だが、時としてこれらの罠も有効活用できるのが不思議のダンジョンの面白いところ。
単に罠を回避して満足しているようでは二流止まりである。
極まったプレイヤーはむしろフロアごとに目当ての罠を血眼になって探し、糧にしてゆく…


ワナ一覧(未完成)

  • ''地雷/大型地雷/爆発のワナ/大爆発のワナ/じばくスイッチ/ばくはスイッチ''

数ある罠の中でも特に悲喜劇を巻き起こしてきた定番の罠。
地雷は踏むと爆発してHPが半減、大型地雷は大爆発を起こしてHPが1になる*1。シリーズによっては誘爆もする。
一方、爆発すると同時に周囲のモンスターとアイテムが全て消失するという特徴もあるため、敵に囲まれた状態ならば有効活用できる場面もある。
''大型地雷を踏んだ直後にドラゴンの炎が飛んできたり、ボウヤー他から飛しょう物が飛んできたり、見えないなにものかに殴られると殺意が沸くが''。
また、炎系の敵には通用しない。
ナンバリングが進むと食料を壺に入れずに持っていると、爆風の熱で焼きおにぎり/焦げたパンに変わる。巨大だろうと腐っていようとお構いなし。
トルネコ3のポポロでは、大抵の仲間が即死してしまい立て直しで手間取ることになるため、一番踏みたくない罠である。
少年ヤンガスでは秘密の通路の階段の周りに囲むように配置されていることがあり、踏んだ場合は誘爆して即死するので注意。
シレン4以降は「地雷」というワードが文字通り地雷になった…のかは不明だが、「爆発のワナ」という名前に差し替えられた。
じばくスイッチ、ばくはスイッチはポケダンシリーズに登場し、それぞれ踏んだポケモンがじばく、だいばくはつを発動したのと同じ効果を発生させる。
壁が壊れるので思わぬショートカットが出来たりもするが、ダメージ自体は大きいのですぐに回復すべし。


踏むと小ダメージを受けて階下に落とされる。地雷と同じく、役に立ったり恐怖のどん底に突き落とされたりと色々面倒な罠。
ただ、罠たちの中では比較的有効利用がしやすい部類ではある。要は「ダメージを受ける代わりにショートカットor前階層のやり直しができる階段」と思えば色々使い道は多い。*2
特に泥棒をする時にはこれがあると非常に便利。
クリアも目前、お土産よりも制覇が大事という時は階段と並んでお世話になる。ただし「昇り階段」「地続きの出口」で進むダンジョンではそのやり方に使えないので注意。


ポケダンシリーズではリーダー以外のポケモンが踏むと強制離脱してしまう。HPが0になっているわけでもないので、ふっかつのタネも効力を発揮しない。
もし依頼人を連れていた時に依頼人が踏んでしまった場合、強制的に依頼が失敗となってしまうため注意。
また、救助隊ではダンジョンで仲間にしたばかりのポケモンは、ダンジョンを失敗以外で脱出しない限り正式加入しないため、せっかく仲間にしたポケモンが踏んづけてしまうと永久離脱となる。
目当てのポケモンを仲間にしたらすぐにあなぬけのたまで脱出しよう。
このように特有のデメリットが増えた一方、作成できない・持ち運びできない・出ないダンジョンも多い為、即降りや泥棒では使いにくくなってしまった。
なお『超』以降は登場していない。


  • トラバサミ/影縫いの罠

しばらくその場から動けなくなる。意外なことにダメージはない。
比較的無害な部類の罠。移動が封じられるだけで戦闘は普通にできるためである。
但し強敵に追われている時に引っかかってしまうと致命傷。


  • 木の矢のワナ

踏むと画面外から矢が飛んでくる。ダメージが小さく、これも割と無害なタイプ。
作品によってはより痛い「鉄の矢」、力が下がる「毒矢」などバリエーションがあることも。

これらの矢が地形に当たって回収できる作品の場合、上手く使えば矢を大量に稼ぐことが可能。
また矢は一定の方向から飛んでくるため、わざと踏んでモンスターに攻撃できる場合も。


  • 落石のワナ/大落石のワナ/水てきポットン/イガイガボトボト

踏むと上から何かが落ちてきてダメージを与える、単純なダメージ罠。
例えば水てきポットンは水滴の気持ち悪さで5ダメージを、イガイガボトボトは大量のイガグリが落ちてきて9ダメージを、落石のワナは岩が落ちてきて13ダメージを与える。
大落石のワナは周囲にもダメージが及ぶ。モンスターを巻き込んで始末できるが確定30ダメージと大きいので活用は難しい。HPが100以下だと大洪水のワナや大型地雷のワナを踏んだ直後に踏むと即死する。


  • 丸太/吹き飛ばしのワナ/鉄球のワナ

踏むと画面外から巨大な丸太や鉄球が飛んできて少量のダメージを受けつつ、5マスほど後方や側方に吹き飛ばされる。作品により飛んでくる向きが異なる。
この罠を逆利用することで水路に隔たれた離れ小島や対岸に渡ることが可能になることもある。


  • 鈍足化のワナ/ヤドンスイッチ

踏むと素早さが半分になり、こちらが1度行動する間に敵が2度行動するようになる。
ポケダンでは鈍足なポケモンの象徴?なのか、『空の探検隊』まではヤドンが描かれていた罠である。


  • 装備外しの罠

踏むとその場で装備が全て外れてしまう。
といっても、2ターンもかければ装備し直しは容易なので、実害は少ない。
トラバサミと同じく強敵に追われている時には危険。万が一の際はとにかく盾だけでも付け直したい。
一方で、「呪われている装備だろうが問答無用で外してくれる」という特徴を活かして、未鑑定の装備品を無理矢理装備して鑑定する際に有効活用されることも多い。
ナンバリングによっては敵をひっかけると、封印状態・攻撃力ダウン・防御力ダウンにしてくれることがある。強敵対策になる。


  • ころび石

単なる石のデッパリ。踏むと転んでアイテムを幾つかぶちまけてしまう。
拾い直せば済むので害はあまりない……かと思いきや、聖域の巻物を落として拾えなくなったり、飛び道具として溜めていた石を割ってしまったり、
火薬壺/うっぷんばらしの壺/四二鉢を落として割って他のアイテムを巻き込んで消失させてしまったり、
拾えずの巻物を読んでしまった階層で踏んでしまって涙目になったりと地味なところで響いてくる。
「転ばぬ先の杖」という洒落のようなアイテムで防ぐことができる。単体対策アイテムがある珍しい罠。
作品によってはこれで転んだ敵が何も持っていない所からアイテムを落としてくれるが、実行できるタイトルは限られている。


ポケダンでもこれや「ころばせスイッチ」が存在するのだが、装備している貴重なアイテムが池ポチャマグマポチャしてしまう可能性があるという地味に危ない罠である。おうごんかめんなどが回収不能になった日には…


  • ワープゾーン/バネ/ワープのワナ

踏むと同じフロアのどこかにワープ。
モンスターハウスに飛ばされでもしない限りは、比較的害は少な目。
ただし、前述のように店の商品を拾った状態だったり、エスコート中にこれを踏むと大惨事。
また、浮島のあるフロアではその浮島にアイテムとこのワナがセットで配置されている。
詰み(突風待ち確定)防止のため、壊れない・必ず発動・移動不可などの特性を持つ。
最近は店内に強制バネ+入口が壁堀り前提という無駄にガードの硬すぎる店も出てきた。


  • デロデロの罠(湯)/泥の罠/ベトベタスイッチ

順にシレン、トルネコ、ポケダンに登場。
汚くて生暖かいドロドロが出てきて、持っている食料を全て腐った(まずそうな)おにぎり/腐ったパン/ベトベタフードに変えてしまう。
大切に持っていた巨大なおにぎりがこれで腐ってしまうと非常にキツイ。
壺に入れておけば被害は防げるので、極力保存の壺に入れておこう。
トルネコ2では腐り切ったパンもこれで腐ったパンにできるという小技がある。3では腐ったパンが腐り切ったパンになるように仕様変更された。
モンスターをこの罠にかけると、強制的に腐った食料になって即死する。プレイヤーがかかった場合の効果とあまりに違いすぎて妙な恐怖を覚える。
腐っているとはいえ罠がある限り無限に食料を稼げるので、ニギライズと並ぶ重要な稼ぎテクニックである。そのためうっかり踏んだら逆に喜ぶプレイヤーもいたりする。
ベトベタスイッチは対象個数がランダムなので踏んでも被害が小さい場合もある。また、食べてもデメリット自体はフロア移動すれば解消される*3のでそこまで厳しい罠ではない…
が、壺のような入れ物が無いため防御する手段が無い上に、罠の玉以外では敵を罠に掛ける手段が無い。


  • 回転盤

踏むと少しの間混乱する。厄介なのは、進む方向がランダムになる故に、繰り返しこの罠にハマってにっちもさっちもいかなくなる可能性が結構高いこと。
敵がいない場所ならそこまで危険ではないが、モンスターハウスなどでかかってしまうと一気に死が見えてくる。
混乱した状態で、部屋全体を対象にした行動をとってしまうと敵味方全員を巻き込んで大惨事になったりするので注意。
飛び道具があればマシなのだが、「少年ヤンガス」に限りそれすら対策にならない。


  • 睡眠ガス

かなり危険な罠の一つ。5ターン程眠ってしまって何もできなくなる。
やはりモンスターハウスで引っかかった場合のリスクが非常に高い。


  • 幻覚ガス/まどわしの罠

上記よりは危険度の少ない罠。10ターンの間まどわし状態になり、敵や地面にあるものが識別不可能になる。
罠とアイテムの見分けがつかなくなるのは少し厄介だが、行動自体に支障はない。


  • 錆罠/ケロケロの雨

踏むと装備が一段階弱くなる。弱くなる装備は作品によって盾のみ、武器か盾、武器と盾の両方とまちまち。メッキしておけば無害。
繰り返し踏まなければ直接の害は少なめだが、ジワジワとボディブローのように効いてくるタイプ。大抵のタイトルで武具の修正値の価値は大きい。
水が絡むので、一部の敵を大きく弱体化させたり、逆に強化させたりする特性も持つ。
シレン5だと装備品のタグを剥がすことがあり、紛失防止策を貫通される恐れがある。


  • 警報スイッチ

地味だがトラウマメイカーな罠。踏むとモンスターハウスを含めたフロア内の全ての敵が目を覚まし(時には悪い状態を治し)、プレイヤーに向かってくる。
状況によっては多数の魔物が一斉に押し寄せるので、物量で耐えきれなくなる可能性が高い。win版月影村で踏んだ直後アークの炎で即死した*4という酷い笑い話もある。
本来なら部屋に入るまでは眠っているぬすっトドなども活動を開始するため、思わぬところで邪魔される可能性も。
罠を駆使するダンジョンでは、むしろ敵が踏まない場所に避難させた方がいい危険物になっている。


  • 召喚スイッチ

危険な罠の一つ。踏むと周囲にそのフロアに生息するモンスターが出現する。
ゲイズ×4とかオドロ(ドドロ、チドロ)×4やシハン×4とかやられた日には死が見える。
キチンと対策ができているなら稼ぎに使えなくもないが、多くの作品では発動は1度きり。


  • ワナの罠/ワナ増えの罠

踏むと滅入る罠の一つ。地面に沢山ワナができ、フロアや部屋がワナまみれになってしまう。
罠チェックの手間が少なくて済むはずの序盤で罠チェックを強いられたり、逃げ回りたいのにしょっちゅう足止めを食らう羽目になったり、入口に回避不可能の罠ができたり…
罠を持ち運べる状況ではボーナスゲームになるが、そういう時に限り出現率が低めになるなどちゃんと調整されている。



風来のシレン2以降に登場

  • モンスターのワナ

シレン2から登場。マムル(トルネコ3ではスライム)の顔が描かれたワナ。
踏むと地面に落ちているアイテムがモンスターになってしまう。効果範囲は部屋の中。
浮島のある部屋や、大部屋の巻物を読んでしまった後や、ころび石にかかってしまった後に踏むとかなーり絶望できる。
シレン2では召喚スイッチのように一発で壊れるわけではないので、キチンと対策ができているなら稼ぎに使えなくもない。
特に、アイテムを落としやすいぬすっトド系やドラゴン系が出てくるフロアではチャンスだ。


  • 大こうずいのワナ

シレン2にのみ登場。ワナを踏むや否や大津波が襲ってきてフロア中を洪水に包む。
フロア全体の敵味方問わずHPが4分の1になり、波に流されて位置が変わり、食料や巻物は水浸しでダメになる…と散々な目に。
一方で敵の体力も確実に削れて倒しやすくなるほか、お店の品物も流されるので泥棒が容易になる。階段に陣取る店主をどうにかできればこっちのもの。
敵も味方も窮地に追いやられる珍しいワナ。
罠ではないが、シレン4・5にもターン経過で発生するギミック「津波」が存在する。ただし東日本大震災を連想させるためか、移植のplus版では削除されてしまった。


  • 一方通行のワナ

文字通り踏んだ相手をズイっと矢印方向に一マス動かす。単体では足止め程度にしか使えないが、罠ダンジョンでは後を楽にするカギに…
シレン3では「4ターンの間、矢印の方向に強制的に歩かされる(矢印の方向が壁や敵なら攻撃する)」と地味に強化された。


  • レンサのワナ

風来のシレン2のワナダンジョン(中腹の井戸)でのみ登場する重要ワナ。
踏むと周囲八マスのワナを時計回りに発動させる。
シレン2のワナダンジョンでは1ターンに起動したワナ数が多いほど得られる経験値が増加するため、経験値稼ぎには持って来い。
更にレンサのワナがレンサのワナを起動させることも可能なので、何個も組み合わせれば…
一方通行のワナでモンスターをレンサのワナまでご案内するのが定石である。
うっかり即死罠を最初に配置して残りのワナが無駄になるのもあるあるネタ。


  • 呪いのワナ/たたりのワナ

ノロージョ(シレン3ではワラドール)の顔が描かれた罠。
所持品のうち1つが呪い状態になったり道具封印状態になってしまう。
直接ダメージを受けるわけではないが、ゲームシステム上呪われるアイテム如何ではそれこそ致命傷になりかねない。
呪われてしまったアイテムはいざという時の切り札として使えなくなるため、登場する作品では解呪手段を無駄づかいしないように。
ちなみに初登場のシレンGB2では「ノロイバサミ」という名前で、シレンが踏むとアイテムが呪われるが、敵が踏んだ時はしばらく動けなくなるトラバサミ効果が発動する罠だった。
敵が踏んだ時の効果はまちまちで、トラバサミ効果以外にも目つぶし状態だったり封印状態だったり、なかなか目まぐるしい。


  • おにぎりのワナ

シレンDSから登場。踏むと数ターンの間、自分がおにぎりになってしまう恐ろしい罠。
おにぎり状態になるとアイテムが使えず、装備品の効果が発揮しなくなり一気にピンチになる。
また、炎や爆発を受けたり、上記のデロデロの罠を踏むと即死するので注意。


  • 目つぶしのワナ

シレン3から登場。目つぶし状態となり敵の位置が分からなくなる。
踏む前に覚えていた景色が頼り。踏んだ後通路に逃げ込むなど対策もあるがそれでも厄介。


  • 昼夜逆転のワナ

夜システムがあるシレン4、5でのみ登場。踏んだ時点で昼夜が強制的に入れ替わってしまう。
夜のフロアは松明を装備するか「あかりの巻物」を読まないと周囲1マスしか視認できないのだが、この時間帯のみ登場する通称「夜モンスター」はとかく凶悪の一言。
技と同士討ち以外のダメージが効かない、攻撃力が高い、同士討ちによるレベルアップで桁外れに強くなる、などといった特性を備えており、夜への備えがまだ不十分な時に踏むと目も当てられない。
逆に言うと夜の時に踏めば窮地を脱せる……と言いたい所だが、ダンジョンによっては昼の方に危険な能力のモンスターが出ることもあるため、一概にラッキーとは言えない。
どちらにしても、昼夜の切り替え時にモンスターの配置もリセットされるため、踏んだ次の瞬間にはやばいモンスター達に囲まれていた……なんてことも。


  • フロア移動のワナ

シレン4から登場した落とし穴の亜種。
踏んでもダメージこそ受けないが、落とし穴よりも数階先のフロアに強制ワープさせられてしまう。
このワナの非常に厄介な所は、意図せず強力なモンスターの出現テーブルにいきなり送り込まれる可能性があること。
直前の階で備えを万全にしておく、といった行動が取れないという意味では落とし穴よりも悪質。
4ではもっと不思議のダンジョンである浜辺の魔洞を筆頭にあまり登場するダンジョンが無かったものの、5ではクリア後ダンジョンにはほぼ全て登場するようになり、より存在感を強めている。


  • 銀一封の罠

6に登場する装備品への害をなす罠。異世界の迷宮で有名なトルネコ3の「封印の罠」の逆輸入バージョン。
踏んでしまうと装備品の印のうち1つに銀が塗り込められて効果を発揮しなくなり、専用のアイテムで剝がさないと効果を発揮しなくなってしまう。
普通に厄介な一方、マイナス印だけを気合で封印できたり、アイテム次第ではこれまで忌まわしかったオドロ/チドロが救いの使者になるという面白い面も持つ。



ポケモン不思議のダンジョンシリーズに登場

  • どろスイッチ

戦闘に関わる能力値であるこうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼうのいずれかがダウンする。
シリーズによって減少量が違い、救助隊なら1段階、マグナゲートでは2段階、空の探検隊では3段階も下がってしまう。
特に防御系のステータスが3段階も下がってしまうと、ちょっとした攻撃ですら命の危機にさらされるので、やられる前にやるかさっさと逃げることが肝心。
不思議な床や特性『クリアボディ』などがあれば恐れることはないが、ない場合は滞在に支障をきたすことになる。
敵が遠距離技やフロア全体技を使って来たら?…あきらめよう。


  • くっつきスイッチ

前述した呪いのワナのバリエーションというべき存在であり、装備・所持しているどうぐ全てから一つだけネバつき状態にして使用不可にする。
壺に当たるアイテムが無いので踏んだ時点で何か一つ犠牲になってしまうのが脅威。装備品に至っては効果を発揮しないどころか着脱もできない多重苦に。
幸い被害は一度に一つであり、装備品や道具の使用でも対策可能。
仲間が踏んだ場合は装備しているもののみがネバつき状態になる。
道具『せんたくだま』で解除、装備『くっつかずきん』で予防可能。


  • わざへりのわな

PP(パワーポイント)を消費してわざを繰り出す本シリーズならではの個性的かつ危険な罠。4つある技のうち1つのPPを0にされてしまう。
PP消費配分をうまく管理して稼ぎや即降りをしたいゲーム性でこれはきつく、回復手段も限られる。
タイトルによっては連結技をただの技にされて経験稼ぎの効率を落とされたり、通常攻撃が廃止されていたりするため、喰らった時の痛手は大きい。
ピーピーマックスを飲んだ直後に限って妙に踏む率が高いような気がする


本家シリーズでは相手の場に撒いて、交代時に被害を与える技がアレンジされて登場。
踏むとステルスロックは最大HPの8分の1、どくびしは10ダメージ+どく、まきびしは20ダメージを受ける。
これらは全部わざによって設置され、文字通りステルスなステルスロックを除き最初から視認することができる。
ただしマグナゲート以降は自然で設置されることがあり、その場合は視認できない。
超においては敵が罠を回避するAIが組まれて見えない状態のステロ以外は道を塞ぐために用いるしか用途はない。


なお本家とは異なり、岩タイプにはステルスロックの効果が無く飛行タイプ・特性浮遊であってもどくびし、まきびしの効果を受け、毒タイプであってもどくびしの無効化は不可。


  • おんねんスイッチ

ポケダンシリーズの中でも屈指の凶悪罠。初出は空の探検隊
ポケモンシリーズには「おんねん」という、発動するとおんねん状態となり、次に行動するまでにHPを0にされた時、受けた技のPPを0にする(ポケダンでは相手が最後に繰り出した攻撃技のPPを0にする)という変化技がある。
このスイッチをふんづけてしまうと「フロア内すべての敵がおんねん状態になる+敵が数体自分のそばに出現する」という鬼のような効果が発動する。
しかもこの罠で発動したおんねん状態はターン経過で解除されないという特別仕様となっている。
上記の通り、ポケダンでは相手が最後に繰り出した攻撃技のPPを0にするという仕様なので、通常攻撃や道具などわざ以外を使って倒したとしても、フロアに着いて一度でも攻撃技を使っていればおんねん状態の対象となってしまう。
そのためフロアに着いて早々この罠にかかったという限られた状況を除き、おんねんを免れつつ敵を突破するのは不可能と言っていい。
マグナゲートでは通常攻撃の威力が5と非常に低くなってしまうため、上の限られた状況での突破すらもほぼ不可能となっている。
絶対に踏んづけたくない罠なのだが、幸か不幸か初出の空の探検隊で出現するのは時闇に元々存在しなかったダンジョンのみ。
当然通常攻撃で罠を発見できない「うんめいのとう」にも登場する。踏んだら全力で逃げるか諦めて次回の攻略に臨もう。
ポケモン超不思議のダンジョンでは上記の特別仕様が撤廃され、おんねん状態が数ターンで解除される仕様になったためかなりマシになったが、それでも敵が数体寄ってくる上に数ターンは手出しが出来ないため、危険な罠であることには変わりない。


  • ゆびふりスイッチ

ポケモンシリーズを母体とするゲームならではの個性的かつ超危険な罠。初出はこれまた空の探検隊。
ゆびをふるをモチーフとした罠で、踏んでしまうとそのダンジョンにある罠の中からランダムでどれか1つが必ず作動する。
それだけならまだ良かったのだが、何故かチームメンバー全員がその罠の影響を受ける。
上のわざへりスイッチが出た場合全員の4つある技のうち1つのPPを0にされ、どろスイッチの場合は全員のステータスがランダムで大幅減少し、ワープのワナの場合は全員がフロアに飛散して迷子になる。
つまりメンバーが多いほど危険度が増す。道中で「超」では7体、「救助隊DX」では8体(依頼人がいればさらに+1体)までメンバーを増やせるのだが、そんなフルメンバーの状態で発動させようのものなら大惨事。
おんねんスイッチなんて選ばれたらモンスターハウス並の密度におんねん状態がついてくる地獄になる
ばくはスイッチが発動すると全員満身創痍とかいう恐ろしい事に……
装備品『ぱっちりメガネ』、道具『めぐすりのタネ』、そしてマメな罠チェックの重要性を大きく引き上げている。


  • リンゴのわな

超不思議のダンジョンから登場。
手持ちの道具のどれか一つを空腹を完全回復させるアイテムであるおおきなリンゴに変えるという、ありがたさと迷惑さを兼ね備えた罠。
お目相手のアイテムだけリンゴにしてもらおうと思うと、沢山アイテムを床に置かないといけないので案外面倒くさい。
リンゴ状態になるとかいう要素はない。


超不思議のダンジョンから登場。
踏むと隣にマッギョが現れ、踏んだポケモンはまひ状態になる。
その上マッギョは初期技の1つに「じわれ」(命中した場合問答無用で即死)を持っているため、全ての個体が「じわれ」を持っていると想定して行動しなくてはならなくなるため地味に面倒。


超不思議のダンジョンから登場。
アイテムに化けており、踏んだポケモンに即へんしんする。
踏んだポケモン以外の仲間はわけがわからずこんらん状態になってしまう。とてもウザい。
シレンシリーズのンドゥバや、トルネコシリーズのミミックよりタチが悪いかもしれない。
『救助隊DX』ではメタモンに戻るのみで即へんしんはしなくなった。ただし「強敵(ステータスが高い状態でランダムに登場)」で登場する場合も擬態している。
「えだ」で先手を打って封じないと倒すのが大変なことになる。




罠に関連するものたち

  • こうそくスピン

本家ポケモンでは「バインド状態を解除し、さらに撒かれたまきびしやステルスロックを解除する」という効果が、ポケダンでもアレンジされて健在。
「マグナゲート」以降からは地面に仕掛けられた罠のほうを向いて使用すると、罠を壊せるようになった。


  • 底抜けの壺

アイテムを入れると消滅する、底が抜けてるのになんで床に落ちないんだとかなんで容量があるんだとかツッコミどころのある壺。
この壺は割ることで真価を発揮する壺で、割れると容量の分だけ落とし穴が設置される
ワナ師の腕輪が無くとも落とし穴を持ち歩くことができ、店の中でも設置できる最強の泥棒手段である。ただし容量0では使い物にならない。


  • よくみえの腕輪/シャドーの指輪/ぱっちりメガネ

それぞれシレン(ある程度進んでから)、トルネコ、ポケダンに登場する装備品。地面に隠されている罠を表示するという大きな効果を持つ。
なるべく回避し、時には利用したい罠の位置を把握することで冒険の安心感が増す他、罠チェックによるプレイヤーへの負担軽減効果もありがたい。
ナンバリングが進むごとにレアリティと有用性は高まっている。見かけた分は片っ端から確保・保管して損なし。


  • ワナ抜けの指輪/カラクロイドの盾/わなぬけスカーフ/浮遊の腕輪

装備していると地面に置かれている罠が「踏む」を選択しない限り発動しないという、ストレスフリーな状況を提供する装備品。
罠チェックから解放されるので序盤に拾えると嬉しい。
カラクロイドの盾とわなぬけスカーフは難関ダンジョンの途中で拾えないので、あまりありがたみが無いのが残念。


  • ワナ師の腕輪

風来のシレンシリーズによく登場する腕輪。すべての罠が可視化され、モンスターを罠にかけることができるようになり、作品によっては罠を拾って持ち運ぶ事も可能になる。
大抵の場合、ワナダンジョン攻略後に貰うことができる。非常にレアなアイテムなため、絶対に無くさないようにしたい一品。
そのせいで倉庫の肥やしになること多数。


  • ワナダンジョン

上記のワナ師の腕輪を初期から保有したままで攻略するダンジョン。
ワナを自由に使える反面、出現モンスターも強力なため頭を使うことが求められる。
作品によっては主人公の攻撃力、モンスターから得られる経験値が大幅に減少するのが特徴。
その代わりモンスターをワナにかけることで経験値が得られるため、ワナで主人公のレベルを上げつつ攻略するのが基本になる。
作品によってはワナを持ち運んだ挙句投げつける「ワ投げ」、別の罠への改造も交えた戦いが出来る。


  • ワナ系モンスター

ワナにかかわる能力を持つモンスターもそれなりにいる。


カラクロイド系は、ワナを無限に生成する倍速行動モンスター。
地味に攻撃力も高いため、普通に殴り合うと苦戦する。ワナを作った後は眠るため、その隙に始末するのがいいだろう。
お店まで引き寄せて落とし穴を作るまで粘るなど、使いようによっては便利。
ちなみにシレン1のパッケージにはこいつが味方ヅラして映っているが、シレン1のこいつはただの雑魚敵である。
その後の作品では、名前を冠した「カラクロイドの盾」が出たりしているが。
ちなみにカラクロイドの肉を食べてカラクロイドに変身すると、自分で罠を設置可能になる上に、ワナ師の腕輪と同様に敵を罠にかけられる様になる。


シレン2のスイテキマル系は、死に際に罠を設置していく。スイテキマルは水てきポットンなのでうざいくらいでしかないが、
ジライヤはその名の通り地雷。ショウカンマルは召喚スイッチ。ダイジライヤに至っては大型地雷を設置していく。
部屋の中央で倒す分には問題ないが、通路に現れた場合は部屋まで誘導してから倒したい。
GB2では同じようなポジションとしてワナニン系が登場する。


同じくシレン2のピコタン系は、手に持った木槌でワナを破壊してくる。移動に邪魔なワナも破壊してくれるので有益なモンスター
…と言いたいところだが、ワナダンジョン「中腹の井戸」では一転して最狂の敵と化す。
捨て身で地雷を踏む、バクハの巻物で処理する、大人しく逃げるなどしないとやってられない。


  • 重力の土偶/ワナこわれずの土偶

風来のシレン2に登場するワナサポート系の土偶


重力の土偶は「飛行モンスターが地面を這いつくばるようになるため、ワナにかかるようになる」というワナ師にとってはありがたい土偶で、
ピコタン系以外のモンスターに対して有利に動けるようになる。


ワナこわれずの土偶は「ワナ師になると確率で壊れるようになるワナが壊れなくなる」という効果をもたらす土偶で、
これがある部屋の入り口に一方通行のワナを置くと、無限経験値を得られるエンジンと化す。
ただしピコタン系のモンスターは問答無用で土偶から壊していくため、無力である。


  • 罠の神カカ・ルー

シレンシリーズの世界の人々が信仰する神々『リーバ八獣神』の一柱。
狐の頭をした神様で、罠を司る。ワナ師の腕輪もカカ・ルーの力が宿ったものとされる。
奉納品は『金色のころび石』。そんな金ピカなんか目立って罠にならない気がするが
作中ではワナダンジョン挑戦時に「罠の神カカ・ルーのほくそ笑みを!」と激励されるのがお馴染みである。
なぜほくそ笑みなのかは実際に自分で罠にかけてみれば十二分に実感できる。
元ネタはシンプルに「(罠に)かかる」から。






追記・修正は罠を有効活用してからお願いします。


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  • シリーズにもよるけどハラヘリ罠がないかな。あれは食料が乏しい時に踏むとかなりクる。 -- 名無しさん (2018-07-05 15:08:17)
  • シレンとトルネコに限るのは勿体無いからローグライクゲーム全般の罠についての項目でも良いんじゃない? -- 名無しさん (2018-07-05 16:03:47)
  • ポケダンはシステムがほとんど違うから個性的な罠が多い。 -- 名無しさん (2018-07-05 20:07:51)
  • ディアボロについても語りたいけど二次創作だからアウトなんだっけ -- 名無しさん (2018-07-05 22:47:09)
  • おんねんスイッチはゼロ中央ほか持ち込み準制限レベル引継ぎ高難易度でも出るはず… -- 名無しさん (2018-07-05 23:55:50)
  • 不思議なダンジョンはダメだっけな -- 名無しさん (2018-07-06 01:38:59)
  • 作動しなかった罠を仲間が踏む事故がたまに起こる -- 名無しさん (2018-07-06 01:52:51)
  • 世界樹の迷宮とのコラボを遊んだけど、ここまでえげつなくは無かった気がする。というかレベル維持&アイテム持ち込み可能の時点でもはや別物なのかもしれない -- 名無しさん (2018-07-06 06:10:46)
  • 4と5にしか登場しないけど3フロア先に飛ばされるフロア移動はエグい。4は浜辺を始めほぼ設置されてないけど5ではほぼ全てのダンジョンの序盤から登場する。 -- 名無しさん (2018-07-06 07:27:44)
  • そういえばディアボロのラクガキとかふしげんの禁忌の罠みたいな「踏むとデタラメな強さを持つ敵がフロアに召喚される罠」っていうのはシレントルネコにはないの? -- 名無しさん (2018-07-06 22:36:08)
  • 大こうずいの罠はフロア全体が影響を受ける、ある意味お互い様な性質がおもしろいと思ったり -- 名無しさん (2018-07-07 00:23:20)
  • ローグライクゲーム全般についての項目に、というのは自分も思った。ちなみに元祖Rogueでは「周囲に罠や隠し扉がないか調べる」コマンドが個別にあったりする(敵への攻撃は移動のキーで行うので、それとは別に)。 -- 名無しさん (2018-07-07 20:35:22)
  • 元祖Rogueについて改めて確認したら、落とし穴、トラバサミ、睡眠ガス、矢の罠(毒矢含む)、錆の罠、ワープの罠がそれに由来するものだったことがわかった。これだけだとだからどうしたと言わざるをえないけど……。 -- 名無しさん (2018-07-09 23:57:58)
  • 超ポケダンに敵を押して罠に嵌る機能なんてないよ…試したら押せなくて罠の上に乗せられなかった -- 名無しさん (2020-09-19 21:50:05)
  • シレン2の大洪水のワナは、地味だが土偶も流されてランダム移動する。確認を怠ると思いがけない形で土偶効果を受けるかもしれないので注意。いちいち腹の立つワナであるw -- 名無しさん (2022-10-23 17:01:41)
  • デロデロの湯に関しては、昔どっかの掲示板で「罠にかかったモンスターは、くさったおにぎりを投げ捨てて、新しいお弁当を取りに帰ってしまいます。」と解釈されていたのが秀逸だった -- 名無しさん (2023-04-08 00:25:00)

#comment

*1 シレン2・アスカ見参では4分の1までHPが減少する仕様だった。
*2 例えば、SFC・DS1シレンでは本来一方通行である地下水脈の村に何度も入り直すことができる。入り直すたびに店の品揃えはご丁寧にも更新される
*3 それどころかわざと「やけど」になって特性を発動させ、攻撃力を上げるという利用法さえあった。
*4 たまたま特殊モンスターハウス「ドラゴンハウス」がそのフロアにあり、警報で目が覚めたため…

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