石動惣一(仮面ライダービルド)

ページ名:石動惣一_仮面ライダービルド_

登録日:2017/12/19 Tue 23:11:30
更新日:2024/02/16 Fri 13:09:13NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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nascita おやっさん お父さん コーヒー マスター 仮面ライダー 仮面ライダービルド 前川泰之 宇宙飛行士 平成ライダー 父親 石動惣一




俺、戦い終わったお前に″おかえり″って言うの、好きなんだよ。

なんか・・・家族って感じがしてさ。



石動いするぎ惣一そういちは『仮面ライダービルド』の登場人物の1人。
いわゆる「おやっさん」ポジションにあたるキャラクターである。


演:前川泰之


【概要】

主人公・桐生戦兎万丈龍我が居候しているカフェ「nascita(ナシタ)」のマスターを務めるオシャレな中年男性。
家族には美空という一人娘がいるが、妻については特に触れられていないので詳細不明*1


かつては宇宙飛行士であり、火星から本作のキーアイテムである謎の箱「パンドラボックス」を持ち帰ったのは他ならぬ彼。
しかし政府要人を招いたパンドラボックスのお披露目会で突如その力を暴走させ、結果出現した巨大な壁「スカイウォール」によって日本は3つに分断されてしまった。
本人曰く、「なんでそんなことをしたのか自分でもわからない」とのこと。
事件後病院に搬送されるが1ヶ月で脱走しその7年後に何故かパンドラボックスの特別顧問に選ばれる。
ところが時同じくして謎の組織「ファウスト」によるパンドラパネル強奪事件が発生し程なく辞職した。


さらにその後、娘の美空がファウストに拉致される。
彼女は強大な軍事兵器となりうるアイテム「フルボトル」を浄化して使用可能にする能力を持ち、それをファウストに狙わる
何とか美空を救出した惣一はついでにパンドラボックスの側面パネルを奪取、その後出会った戦兎にビルドドライバーを託し、ファウストが生み出す怪物スマッシュと戦って欲しいと依頼することになる。



【人物】

記憶喪失&脱獄犯である上記2人の男を店に住まわせている面倒見の良い男。
ただし根っからのお人好しというわけでもなく、戦兎に対しては食費や家賃を細かく計算し返済させるために就職させる等、その辺はしっかりしている。


喫茶店のマスターのくせに淹れるコーヒーの味は悪く、店にはいつも客はおらず、たびたびバイトのために外出して生計を立てている模様。
第15話時点で第1話から今までこの店に客が居る所を見たことがないと桐生戦兎に断言されている。
その他パスタやタコ、ウォシュレットも苦手。


第2話ではタブレット端末を棒状の物体に変化させて孫の手のように扱うという謎の能力を披露している。



追記、修正お願いします。



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石動惣一/ブラッドスターク


登録日:2017/12/19 Tue 23:11:30
更新日:2024/02/16 Fri 13:09:13NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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仮面ライダービルド 仮面ライダー 平成ライダー 石動惣一 ブラッドスターク 前川泰之 金尾哲夫 岡田和也 おやっさん 父親 お父さん マスター コーヒー nascita 宇宙飛行士 全ての元凶 裏切り マッチポンプ ゲームメーカー トリックスター 策士 シリアルキラー マスターク フルボトル ファウスト スマッシュ コブラ コブラ男 幹部怪人 蒸血 ミストマッチ トランスチームガン スチームブレード トランスチームシステム \声の仕事してます/ 外道 パンドラボックス 黒幕 エボルト ライダー怪人 ※日曜朝9時です。 ネタバレ項目 ※ラスボスです。 コメント欄ログ化項目 仮面ライダー史上最低最悪のおやっさん 全部こいつのせい 疑似ライダー イケてる悪者




全部が全部嘘って訳じゃない。


たまに感動してウルッとしたし


騙して悪いなあとも思ったよ

※思ってない



……と見せかけていたが、その正体はファウストの幹部怪人の1人「ブラッドスターク」本人であった。



本性

ブラッドスタークとしての彼は「ゲームメーカー」を自称し(前作のゲームマスターは関係ない)、マスター時の気さくな性格はなりを潜め

  • 龍我に葛城巧殺害の罪を着せるよう仕向ける
  • 戦兎達を追って北都に来た際、たまたま居合わせた子供を躊躇いなくスマッシュに変貌させ差し向ける
  • 邪魔者はで容赦なく惨殺*2
  • 石動惣一として戦兎との家族的関係を満喫しているかのような発言をしている→以前に家族である父親と母親への助けを求めて叫びながら怯えて逃げる佐藤太郎を嘲笑気味に殺害する

等、数々の行為をおちゃらけた雰囲気で平然と行うだけでなく、それらの行為を楽しんでいる様子すら伺わせる程の外道となる。
ブラッドスタークとしての行動と、正体が判明していなかった石動惣一としての時期の発言を照らし合わせてみるとその恐ろしさがより強調される。
「俺は虫けらみたいに人を殺すファウストが許せない(→ブラッドスタークは登場人物中最多の殺人をしている)」といった発言はその例である。



その高い戦闘力と底知れなさに加え、飄々としたコミカルさに反した目的の為の容赦のなさと悪辣さは、海賊戦隊ゴーカイジャーに登場した同じく赤がトレードマークのバスコ・タ・ジョロキアを連想させる。
仮面ライダーシリーズにおいても他に類を見ないベクトルでの邪悪さに加え、数多くの謀略を張り巡らせ、劇中人物の多くを利用し踏み躙る「全ての元凶」という存在として、劇中屈指の存在感を放つ人物である。



【劇中での行動】

本編開始前の暗躍

戦兎をビルドにしてスマッシュと戦わせ、自身はビルドの協力者を演じていたのも全て彼の筋書きによるもの。
美空によるフルボトルの浄化には彼女の精神状態が深く関わっており、ファウストに囚われていた頃の美空はフルボトルが悪事に使われている事を知ったため浄化ができなくなっていた。
そこで、仮面ライダービルドという「正義のヒーロー」のためにフルボトルを浄化する、という大義名分を与える事で、彼女が積極的にフルボトルを浄化するよう仕向けたのだ。
要は「ヒーローごっこ」をさせつつ仮面ライダーシステムの完成を目論んでいたのである。
時折スタークがビルド達を助けるような行動をとってきたのも、全ては「ヒーローごっこ」が上手く進むためのお膳立てに他ならない。
なお上記のファウストによるパンドラパネル強奪事件の時点で既にファウストに所属しており、ボトルを浄化させる為に美空を拉致同然で病院から連れ出していた。


また上記の葛城巧……否、佐藤太郎殺害の真の実行犯でもある。
一年前に葛城はファウストからの離脱を決め、それを阻止し説得するためスタークは葛城邸に訪れ、交渉するも葛城の意思は固く交渉は決裂、スタークは葛城を気絶させる。*3
その直後新薬の実験のバイトのため葛城宅を訪れた佐藤太郎を殺害し、自身の能力で両者の顔を入れ替える。
そして遅れてバイトに来た龍我が部屋に来るのを見越して警察に通報し、龍我に葛城(に扮した佐藤)殺害の冤罪を着せた。
一方佐藤の顔になった葛城は惣一の手により記憶を消された上でファウストに連行され、体にネビュラガスを注入される*4
そしてスタークは記憶を失った葛城を路上に放置し、石動惣一との出会いを演出し、「桐生戦兎」の名前をつけた。
なお本人の口から事実を伝えられるまでナイトローグ=氷室幻徳も詳細を知らなかった模様。つまり上記の件はスターク=惣一の独断である可能性が高い*5
もしも幻徳がお人好しだったり、戦兎をファウストに連れて行くようなマネをしたら、ここで物語が終わっていたかもしれない。


ナイトローグに負けず劣らずの悪役ぶりを披露しているが、ローグと異なり何らかの目的のためにファウストという組織を利用している節があり、ローグとは意見を違え何度も敵対する様子が見られた。
上述の仮面ライダーシステムの完成すら彼にとっては目的達成のための通過点に過ぎないようで特に重要視している描写も見られず、そもそもローグの掲げる最終目標である仮面ライダーシステムの量産化に否定的な態度すら見せている。



正体発覚後の暗躍

正体が発覚した第14話の後である『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL』では、nascitaの店前にいた戦兎とパラドの前に姿を見せる。
彼自身にとっても良くない状況になっており、事件の首謀者である最上魁星に関する情報を提供したほか、パラドにゲームフルボトルの能力を教え戦兎に北都のフルボトルを渡した。
コーヒーもいれたが相変わらず美味しくなかった。「カップは後で返してね」
また、改めて何故裏切ったか問われるも「それは今話すことじゃない」と返答し、街の中へと去っていった。



何度も意見を違え時には敵に塩を送るような行動を見せているスタークだがローグとしては、一応は重要戦力であり自分よりも情報を持つスタークが他の政府や組織に付かれても困るので完全に袂を分かつ事はできない、というのが現状である模様。*6
しかし足を引っ張ったことへの自覚はあったのか、反省の意味も込めて「幻徳へのフォロー」と称して首相である泰山に猛毒を打ち込み幻徳を首相代理の座に復帰させた後、戦兎から盗んだスクラッシュシステムとスマッシュのデータを北都に提供。
時同じくして幻徳がパンドラボックスの所有権を巡って北都の首相・多治見喜子を挑発したことで、多治見は惣一からもたらされたデータを使って東都に宣戦布告を行った。


第21話では青羽を殺してしまったショックから戦意喪失し、東都と北都による代表戦を辞退した戦兎を呼び出し「お前も青羽も、ネビュラガスを投与した時点でもう人間じゃない。お前は兵器を壊したに過ぎない」とハッキリと告げて誰も殺さない事を信条としていた彼に死体蹴りをかますかのごとき発破をかける。
その上で「戦兎が一海に勝てばいい」と打開策を提示し彼に北都と西都のフルボトルを貸し与えるとスタークの姿に変身。


何をためらってる! お前には守る物があるんじゃないのか?


自分が信じる正義のために戦うんじゃないのか?


それとも全部嘘だったのか!?


「東都を守るにはどんなに現実から逃げても最後は戦兎が戦うしかない」という事実を戦兎に再認識させた後、ハザードトリガーを使いこなせるようになる段階まで戦兎のハザードレベルを上げるべく、彼に北都と西都のフルボトルを使わせ、徹底的に鍛え始めるという典型的な昭和のおやっさんロールを始めるが、そもそも

  • 泰山に毒を盛って指導者の座から無理やり降ろし、三都市間での戦争に意欲的な幻徳に指導者の座を譲り渡したこと
  • 北都にスクラッシュドライバーのデータを横流しして東都と北都の戦争の原因を作ったこと
  • 三羽烏を口車に乗せてハザードスマッシュに改造されることを志願させたこと
  • ハザードトリガーを戦兎に渡し、彼に戦うことを放棄させる程の深いトラウマを植え付けたこと

これらは元はと言えば全部ブラッドスタークの仕業である。
全ては壮大なスタークのマッチポンプの結果に過ぎず、戦兎との特訓の本質はライダー伝統のおやっさんによるトレーニングの悪趣味なパロディと言えるシロモノ。
加えてただ鍛えてるだけかと思いきや、スターク側もビルドのハザードレベルを上げつつ、新たなベストマッチや現在の戦兎の戦闘力の把握も兼ねているためスタークにとっても一石二鳥というこれまた抜け目ない裏事情も垣間見える。


同時に代表戦本番の裏で「もしグリスが負けたら力ずくで攻め込めばいい」と多治見首相に吹き込み、北都軍のほとんどを東都国境へ向かわせる。
……しかし上述の特訓を見ればわかるがこの時点でスタークが西都とも繋がっているという事実が読み取れる。
果たしてその通り、グリス敗北に伴い攻め込もうとしたところを裏から西都軍を手引きして多治見首相を拘束。
防衛面が手薄になっていた北都は、事実上スタークの手により西都に制圧されてしまった。
それでいながら西都や難波重工側の完全な協力者という訳でもなく、
戦兎に美空の腕輪に関する情報を提供するついでに、鷲尾兄弟の素性や難波チルドレンの存在、東都の中に西都に情報を流す難波重工のスパイが潜り込んでいることを伝えるなど未だにどの陣営にも深く肩入れしない素振りを見せている。
そしていざ代表戦が東都側の勝利に終わった途端北都の時同様これまで協力していた西都に叛逆。
「もう用済みだ」と淡泊な様子で平然と御堂を毒で殺害・消滅させると、そのまま難波重三郎の意向を受け難波の姿を御堂の姿に変換し、西都を難波重工に乗っ取らせ、自身はパンドラボックスを利用し新たにパンドラタワーを出現させ、以後の自身及び難波重工の拠点としている。


火星の力を持っているためかパンドラボックスをある程度操れるらしく、パンドラタワー内でのスタークの攻略には困難を極めている。



行動や思惑全てが霧がかかっているような状態だが、目的の一つとしては全ての状況を利用して戦兎や万丈のハザードレベルを上げようとしていることは確実。
加えて未だに娘として扱いながらも利用していた美空を心配するような態度を取っている。
果たして真の目的とは…。






本気を出す時が来たようだなァ…


お前は、何がしたいんだ………!?


勝手に出てくるなよ。黙って見てろ……フンッ





パンドラタワーの中では何と惣一本人がスタークへの変身を止めようとしていた。
しかしスタークの声に一蹴されてしまう。


この為、惣一本人とスタークは実は別人という可能性が浮上。
現に第30話では父親として美空は絶対狙わないというスタンスを崩して美空に攻撃を加えようとしていた。




第33話でその理由が明かされた。
実は惣一はエボルトという凶悪な地球外生命体に憑依されている状態であった。


つまり我々の知る“石動惣一”はほぼ惣一本人ではなかったということである。
同話にて究極のドライバーを手に入れ………………




[[遂に戻ってきたぁ!>エボルト/仮面ライダーエボル]]




その後『仮面ライダービルド ファイナルステージ』において、エボルトの遺伝子が擬態した姿の一体として登場し、仮面ライダーエボルとも並び立った。





俺はゲームメーカーだ。あらゆる状況を鑑みて最上の戦術を考える。全ては計画通りだ。



【ブラッドスターク】



人目に付かない場所の方が、存分に戦えるだろ?


Cobra...!コブラ…!


蒸血


Mist Match!ミストマッチ!


CoCo…Cobra! Cobra…!コ・コッ…コブラ! コブラ…!


FIRE!ファイヤー!



俺が『ブラッドスターク』だ。……ンッン、馴染みがあるのはこっちの声かぁ?


CV:金尾哲夫/前川泰之
スーツアクター:岡田和也


身長:201.5cm
体重:102kg
パンチ力:19t
キック力:22.7t
ジャンプ力:ひと跳び40m
走力:100mを4.7秒


石動惣一がトランスチームガンにコブラフルボトルを装填し、「蒸血」の掛け声と共にトリガーを引く事で変身する姿。
もう1人の幹部ナイトローグ同様ダークヒーロー然とした容姿で、コブラを模したバイザーと胸部の模様が特徴。
デザインモチーフにはコブラの他に宇宙服も含まれているとの事。


両腕の伸縮ニードルを伸ばして攻撃できる他、ここから毒を注入して相手を消滅させることもできる。
格闘戦では身体を蛇のように素早く地に這わせて移動や回避をするなどトリッキーな動きで敵を翻弄する。
いざとなれば巨大なコブラ型のエネルギー体を召喚して戦わせる事も可能と能力は多彩。
更にボイスチェンジャー機能も搭載されており、正体の偽装をより効果的なものにしている。
なお、変身後でも声を切り替える事は可能であり、第14話では惣一の声で話す場面が多かった。


格闘においても高い実力を見せ、軽口を叩きながらライダーと互角以上にやりあう他、
ビルドのボルテックフィニッシュや龍我の渾身のパンチを受けても余裕で耐えてハザードレベルを図る等、防御力もずば抜けている。
ただし、彼の戦闘力は「ブラッドスターク」および「ビルドの協力者・石動惣一」としてビルドを観察してきた経験に基づいており、想定外の攻撃には対処しきれないという弱点もあるが、一度ソレを見てしまえば以降はあっさりと対処してしまう。
他にも

  • 掌から放つ灰色の煙を浴びせることで人間の顔を自由に変える。
  • 掌からを放ち他人の記憶を操作する

という能力を披露している。
だがこれは惣一本人が火星で得た特殊能力であり、後述の『ブラッドスターク』に組み込まれたシステムではないようだ。


【性能】

各部の基本的な性能や名称はナイトローグとほぼ共通しているが独自のカスタマイズも施されている。
コブラの形状が特徴の胸部装甲「コブラチェストアーマー」は特殊な蒸気で戦闘能力を高める装置「スチームジェネレーター」が搭載され、一定時間各部の出力を強化し攻撃の威力を上昇させる。
両肩の装甲「BSサーペントショルダー」は攻撃精度を向上させる性能があり、内蔵された小型プラントで有毒ガスや強化剤の生成が可能。
拳を覆う「BSコブラグローブ」の形状は格闘攻撃に特化し、指先の鋭いクローによる連続突きを得意とする。
足の「ハイドシーカーシューズ」は特殊な蒸気による麻痺効果を持つキックや、無駄のない静かで素早い動きによる相手の背後への接近が可能。


頭部に設置された煙突型ユニット「セントラルスターク」は排熱や毒性のある気体の散布機能を備え、特殊弾を打ち上げたり煙を放出し姿をくらますこともできる。
顔面を保護するコブラ型のバイザー「コブラヘッドゴーグル」は内部に赤外線センサーが組み込まれており、暗闇の中でも問題なく戦闘が可能。
バイザーの左から伸びる鋭い形状の「BSサイドブレード」が特徴的で、ナイトローグのバイザー中央にあるシグナルパーツと同じくデータ収集装置として機能する。
奥にある視覚センサー「ハイドシーカーアイ」は感度が高く動体反応や熱源反応を瞬時に察知でき、空中の化学物質を検知して痕跡を調べることもできる。



開発者の葛城の残したデータによると、ブラッドスターク(とナイトローグ)はライダーと戦う敵として設定されたものであり、
その都合によるものなのか一度変身可能レベルまで達したハザードレベルは上げられないので、戦闘は本人の経験に左右される。これはハザードレベルも上がるがビルドドライバーも共通しているらしい。
惣一は宇宙飛行士の過酷な訓練を受けたお陰なのか、一介の政治屋である幻徳よりも戦闘能力では優れている模様*7
そもそも生身の時点で上記の孫の手に加えて、垂直に高くジャンプするという超人じみたことをやってのけており、新型のライダー達やスマッシュのハザードレベルが成長していってる中で、スペック的にも劣るトランスチームシステムにも関わらずラビットタンクスパークリングを圧倒し優位に立てる程の熟練した戦闘技能を持つ。


なお、ナイトローグのシステムが最上魁星の開発したカイザーシステムと基本が同一(ナイトローグはカイザーシステムの葛城版)であるという設定が公式で明かされている。
そのため、同じトランスチームシステムであるブラッドスタークもカイザーシステムをルーツに持っていると思われる。


上述の葛城のデータで紹介されたのがブラッドスタークの方だったことから、ナイトローグよりも早く開発されたとの推測もある。
(単純に同時開発でたまたまブラッドスタークを紹介しただけかもしれないが)



【武装】

  • コブラフルボトル

コブラの成分を注入したフルボトル。その正体はロストフルボトルの1つ。
変身や必殺技で使用。


  • トランスチームガンスチームブレード

ナイトローグも使用する武器、詳細はそちらを参照。
基本的に武器を両手に持って機動力と手数で攻めるローグに対し、スタークはライフルモードによる狙撃や一撃の重さを重視して戦う。


  • スティングヴァイパー

ブラッドスタークの両腕に1つずつ装着された伸縮ニードル。
金属製のチューブを思わせる機械的な形状で、先端部の針から相手の体内へと麻痺毒や崩壊毒を注入する。
この毒は人体を衣服諸共極短時間で完全に分解・消滅させる凄まじい殺傷力を持つが毒性はコントロール可能。
瞬時に塵一つ残さず消滅させることもできれば、昏倒させて意識不明にする程度に毒性を抑えることもできる。
ブラッドスタークの意のまま蛇の如く動き伸縮も自由自在なため、
至近距離の不意打ちから物陰に隠れながら離れた標的まで伸ばし毒を注入する暗殺、人を殺害した後の証拠隠滅など多様な用途に用いられる。
ただし、ハザードレベル*8が高ければ耐えられるのか、戦兎や龍我は苦しみこそしたものの消滅はせず、早期治療で回復した。



  • ガーディアン

東都政府やファウストが戦闘員として運用している機械兵士。
ブラッドスタークもこのガーディアンの合体形態を運転可能で、ブラッドスタークが搭乗した合体形態は彼と同様の赤色に体色が変化する。
また、ファウストの一員でもあるブラッドスタークは、ガーディアンを部下のように運用して率いている。


  • パンドラボックス

火星から発見されたキューブ状の未知の物体。
第14話においてnascitaから持ち出した後のビルドとの戦闘において用いて、ボックスから放たれた光の波動を浴びせて攻撃した。


  • [[ナイフ>ナイフ(武器)]]

第16話の回想シーンにおいてブラッドスタークが使用した普通のナイフ。
スタークはこれを投擲し、佐藤太郎の背中を刺して殺害した。
普段のスタークは一般的な人間は存在を消滅させる毒を使って殺害しており、ナイフを使う場合は殺害対象の遺体を用いる必要がある時だと思われる。



【必殺技】

  • デビルスチーム

スチームブレードのバルブを3回回して発動する。
刀身からネビュラガスを放ち、人間を直接スマッシュに変貌させる。


スタークはライフルモードでも使用しており、この時はネビュラガスを凝縮した弾丸をスマッシュに撃ち込んで巨大化させた。


  • スチームブレイク

トランスチームガンにコブラフルボトルを装填して発動する。
強烈な紫色のエネルギー弾を発射する。


  • スチームショット

ライフルモードにコブラフルボトルを装填して発動する。
コブラのように曲がりくねったエネルギー弾を発射する。


  • スチームアタック

ライフルモードにフルボトルを装填して発動する。


ロケットフルボトル
ロックオンした相手を追尾するロケット型の誘導弾を発射する。


  • アイススチーム

作中では未使用だが、『ガンバライジング』にて必殺技に設定されている。
こちらの演出は冷気を纏わせた斬撃および刺突で相手の動きを封じた後、跳躍した勢いでスチームブレードを地面に突き立てて凍結させ、それにより出現した鋭利な氷柱が相手を挟撃する。



【エボルトとしての能力】

前述の通り、記憶の書き換えなどは全て惣一自身が火星で手に入れた能力である…と見せかけていたが、実態は彼に憑依・寄生しているエボルト自身の能力であった。



  • 人の顔を任意のものに変える

黒い煙を掌から放出して相手の顔に浴びせることで自他の顔を意のままに変化させる能力。
これだけでもすごいが、被害者はどちらも後に物語に深く関わってくる人物である。


  • 記憶の書き換え・消去

掌から放つ光で、頭に触れている人間の記憶を自由に改竄する力。
これも物語に深く関わる。
当初、戦兎の記憶喪失はネビュラガスのものと思われたが、後にこれと判明した。


  • パンドラボックスの起動と操作

全ての元凶。
パンドラボックスに触れることでその機能を自在に引き出し操る能力。
パンドラボックスを介して出現したパンドラタワーにも干渉が可能で、パンドラタワーの内部構造を自由自在に変化させ、タワー内のフィールドを自分に有利な戦場や戦況に造り替えてしまう。


  • エネルギー波

赤い煙のようなエネルギー波を放出し敵を吹き飛ばす攻撃業。




【余談】

  • 正体発覚までに1クールと結構間があったが、惣一が正体である伏線はいくつか張られていた……というか割りとわかりやすく張られており、早々に正体を予想している視聴者も少なくなかった。
    ちなみにスターク=惣一という事は惣一役の前川氏を除く俳優陣にも伏せられていたらしく、撮影当日の台本で知ったと戦兎役の犬飼氏は語っている。更に2018年5月4日に開催されたイベント『ファウストナイト』では、惣一がエボルトに憑依された設定をクランクインの段階で聞かされていたと前川氏が明かしていた。というこおは、割と早い段階でエボルトの設定は固まっていたものと思われる。
    さらに、この台本を読んだ美空役の高木氏は泣いていたという。

  • 「協力者を装う敵」は過去のシリーズにもいくつかいたが、立ち位置的には『仮面ライダーウィザード』の白い魔法使いが一番近いか(ただし、彼は娘のために行動していた)。
    もっとも、前作のも序盤は似たような立ち位置だったので、今後どうなるかはわからないが……。

  • コブラのエネルギー体のCGモデルは、『仮面ライダー龍騎』に登場した仮面ライダー王蛇の契約モンスター、ベノスネーカーのCGを多少改変して使用している。
    小道具や着ぐるみの流用はよく見られる東映特撮だが、CGがこれほど分かりやすく流用されるのは中々珍しい。

  • 蒸血前の惣一の姿でOPにも複数シーンで登場している。特に第28話までの前期OP映像で「戦兎、龍我とともになぜか直立姿勢のまま飛び跳ねる」部分を印象に残るシーンとして挙げる人は多い。石動=スタークの構図が確定してもしばらくOP映像が変更されなかったため、主人公達と諸悪の根源ともいうべき存在が一緒に戯れている映像が毎週流されている状態になっていた。
    29話以降になってようやく一海と紗羽が彼の代わりに飛び跳ねる画像に差し替えられる事になる。
    戦兎たちと本当の仲間になったのに最後までピョンピョンできなかった幻徳は泣いていい

  • 『ガンバライジング』では今のところ偽装時の声のみであるため、金尾氏による「蒸血!」という珍しいボイスが収録されている。後に第30話においてスタークの声で「蒸血!」の掛け声が行われたことから、結果としてゲーム内の仕様が本編に先行する珍しいケースとなった。

  • 過去の作品では正体が判明した時点で担当声優から変身前の俳優に声が変更されるケースが何度かあったが*9、ブラッドスタークに関しては声を自由自在に変えられることが以前から説明されており、判明後も変身時は基本的にボイスチェンジャー機能の使用という形で金尾氏が声を担当し、最初から変身した状態で登場することも比較的多い(前川氏のスケジュール等も考慮していると思われる)。
    スタークが担当した第22話のアバンタイトルはその声のことに触れたメタフィクションな内容になっている。\声の仕事してます/
    そして金尾氏の所属劇団のTwitterでも\スタークの声やってます/とアバン同様の構図の画像が投稿された。
    そしてまさか後々になって悪趣味なパロディやらかしてくるとは。

  • 次回作おやっさんが「実は黒幕なのでは?」と長いこと視聴者から疑われたり、
    過去の平成ライダーに詳しくない人が過去作を見るときに、おやっさん枠のキャラクターを見て「もしかして……?」と思わせてしまう(意味深な言動を見せつつも特になにもしない陽気なおっさんという、惣一に通じるキャラクターが過去作にいる)など、
    おやっさん枠でありながら、実は全ての黒幕という邪悪すぎるキャラクター性が残した爪痕はかなり深い。

  • 余談だが、前川氏はエボルドライバーを巻いて帰宅し、息子に「チャオ」と声をかけたらガチ泣きされたらしい。当たり前だ


何を躊躇ってる! お前には追記する項目があるんじゃないのか?
自分が信じる正義のために修正するんじゃなかったのか!?
それとも全部嘘だったのか!?


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*1 ただし、美空を男手一つで育てた、という旨の発言をしており回想においても存在を匂わせる描写が無かった事から過去に死別、あるいは離婚している可能性が高い。
*2 作中では多くの警備員を殺害し、直接的な殺人の描写数は登場人物の中でトップクラス。
*3 後々下記の行動に出ている事を考えるとスタークは始めからまともに説得するつもりは無かったようだ。
*4 当初はネビュラガスの効果により記憶を消されたものと思われていたがこの時にネビュラガスの効果により記憶が消される範囲はネビュラガスを注入される前後程度しか無いと判明している
*5 故にナイトローグは戦兎=葛城という事を知らないため救出できず葛城も記憶を消されていたのでローグの事がわからず助けを求める事ができなかった。
*6 とはいえ勝手に正体を明かされたのは相当腹が立ったのか戦兎の目の前で悪態を付き、その後惣一に詰め寄るという行動を見せている。もっとも、当の惣一は全く悪びれていなかったが。
*7 この辺りは、前作でのエグゼイドとパラドクスのレベル99対決の構図に近いか
*8 力の源であるネビュラガスへの耐性値
*9 白い魔法使いなど。ゲーム作品などでは引き続き以前の担当声優が演じる場合もある。

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