スラン星人

ページ名:スラン星人

登録日:2017/09/22 Fri 17:46:50
更新日:2024/02/15 Thu 13:23:05NEW!
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ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラ怪獣 ウルトラマンマックス ウルトラマンギンガs ウルトラマンx まさかの再登場 高速移動 分身 ゼットン 俊足 変身 宇宙人 最速 川津泰彦 松本健太 分身殺法 大出世 村上ヨウ エタルダミー ニュージェネ常連 高速宇宙人 スラン星人 二枚舌外交 最速←実は遅い 久田康樹 無限の侵略者 マックスオリジナル怪獣



※推奨BGM:「ウルトラマンマックス2〈M-3〉」








究極の侵略宇宙人・スラン星人登場!


捕えられたカイトとミズキの運命は!?


行け、ダッシュアルファ!


戦え、ウルトラマンマックス!


次回、ウルトラマンマックス!



無限侵略者




[#include(name=テンプレ2)]







地球は美しい星だ。だから我らスラン星人の第二の故郷とすることに決めたのだ。



スラン星人とは、ウルトラシリーズに登場する宇宙人
得意技は高速移動や分身、手から出す光線など。


●目次


【データ】

身長:2~51m
体重:69kg~2万8千t
別名:高速宇宙人



【登場】

ウルトラマンマックス

第4話「無限の侵略者」に登場。声優は川津泰彦。
地球の美しい環境を守るという名目で、地球を征服しに来た。


野球場に円盤を一体化させ、調査に来たトウマ・カイトとコイシカワ・ミズキを襲撃・捕獲する。
ミズキ隊員に化け、カイトを襲ったが、本物のミズキ隊員に阻止され、カイトからは「いずれ人類は地球環境を汚した過ちに気付くに違いない」と反論される。
そもそも巨大化した後はボンボカ光線を撃って自然を破壊しまくっていたあたり、ただの方便だった可能性が高い。


そしてダッシュマザーからの攻撃を受けると巨大化。ウルトラマンマックスと戦った。
得意の高速移動や分身でマックスを苦しめたが、分身をマクシウムソードで破られ、心眼で背後に放ったマクシウムカノンを受けて爆死した。


第4話にしてマックスから最速の座を奪った存在である。


その後、第25話の新聞にてもう一体が登場していたことが判明する。



この時まではただのマイナー宇宙人だったが……








劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!


スラン星人…!


なんと宇宙の皇帝ウルティノイドらに交じってエタルガーがウルトラマンマックスの記憶から生み出したエタルダミーとして登場。
早くもスピード抜かされてたからだな


これは『マックス』の敵キャラの内、候補だったゼットンはマックス出身ではない昭和の怪獣なので没。
最有力候補だったラゴラスエヴォはスーツが撮影には使用できないほど劣化(現在はアトラク用として使用されている)。
他の『マックス』オリジナル怪獣も、ほとんどが撮影に使用不可な状態か、わずかに撮影に使用可能なものも宇宙化猫タマ・ミケ・クロのように敵役に適さないものであった。
スタッフが頭を抱えている中、なんとか思い出してようやく見つけてきたのがスラン星人だったのである。


こうして登場したスラン星人だったが、マックスを得意の分身で囲むなど、そこそこ善戦。
分身は初登場時と同じくマクシウムソードで切り刻まれ、久しぶりに召喚されたマックスギャラクシーから放つギャラクシーソードで一刀両断された。


幸運な再登場をしたと考えるとただのかませではなく、独自の戦闘スタイルを見せることができた上、
マックスのライバルポジションのような感じになったのでそこそこの優遇だったといえるだろう。



また、この登場のおかげからか2015年、2回目の登場を果たす。


ウルトラマンX


この時、この瞬間を待ち侘びましたよ!


第8話「狙われたX」に登場。声優は松本健太。


突如現れたゼットンに敗北したウルトラマンエックス
Xioには大空大地の父と知り合いというスパークドールズの研究者である当麻博士が現れる。
大地は当麻博士と協力し、博士の持つゼットンのスパークドールズからサイバーゼットンカードを作成した。


そして再び現れたゼットンと戦うエックスへサイバーゼットンカードが渡されたが、カードには悪性プログラムの細工が仕掛けられてあり、エックスは操られてしまう。


そこに博士に似た謎の青年:トウマ・カイトが現れる。
当麻博士の正体はスラン星人クワイラだったのだ。
ちなみに名前の由来は中国語で「速さ」を意味する「快(クワイ)」から付けられている。


カイトが変身したウルトラマンマックスとクワイラ、ゼットン、エックスの戦いが始まる。
マックスを3人がかりで苦戦させ、止めを刺そうとするクワイラだったが、
ギリギリのところで大地がサイバーエレキングカードで細工を解除、エックスは洗脳が解かれてしまった。


今回もマックスと戦い、分身が破られた後、背後をとって奇襲するなどさらなる進歩を見せた。
しかしマックスの方が一枚上手で、地面に潜らせておいたマクシウムソードを受けてあえなく撃沈。
続けて放たれたギャラクシーカノンで倒された。


今回は地球侵略ではなくマックスを倒し、殺された同胞の仇を討つという目的だった。
そのためウルトラマンエックスやXの宇宙の地球自体には何の興味もないという珍しいタイプの宇宙人だった。
人間の感情の機微を理解して大地の父の話をすることで大地のやる気を引き出したり、敵討ちとしてのマックス打倒のために作戦を練りに練ったりと、友達としてならいい奴だったのかもしれない。
ストーカーしてたからマックスのトラウマだったのか


また、事前の予告には登場しておらず、OPのクレジットでも高速宇宙人クワイラとだけ出ていたので、完全なサプライズになった。


劇中未登場だが、サイバースラン星人も存在している(宇宙人なのでタイプA)。



ウルトラマンタイガ

第23話「激突!ウルトラビッグマッチ!」に登場。声優は久田康樹。


ゴドラ星人ザラブ星人と共にウルトラマンタイガウルトラマントレギアを倒すための会議をしていたところ、遅れて会議に加わったチブル星人マブゼの提案で、ニセウルトラマンベリアルをけしかける作戦に参加する。
そして4人でニセベリアルとタイガ、トレギアの三つ巴対決を見物しつつ、持っていたスマホらしきメカで動画撮影をしたり、マブゼに催促されてニセベリアルにベリアル因子を追加注入して強化したりしていた。
だがその直後、トレギアに誘導されたニセベリアルによって、4人まとめてビルごと潰された。


会議中は下手に活動して光の国の連中に目を付けられる事を警戒したり、ボケを繰り返すザラブを締め上げようとするゴドラを止めたりと、4人の中では比較的冷静な性格だったようだが、
ニセベリアル達の戦いに巻き込まれる可能性も考えずに呑気に動画撮影をしたり、
ビルを覗き込んで「こんにちは皆さん、そしてさようなら」と挨拶するトレギアに、4人で挨拶を返したり(その直後に前述の通りビルごと潰される)と、やはり他3人と同じ穴の狢だったようだ。



ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀

Chapter.1に登場。声優は村上ヨウ。


マックスへの復讐を企てており、マガオロチの卵で惑星ミカリトを衰えさせ、調査に来たマックスをヘルベロスで足止めさせ、
隙を突いてゴーデス細胞を打ち込み、マックスを怪獣に変貌させてマガオロチのエネルギー源にする計画を決行した。


タロウからは「スラン星人の計画にしては、規模が大きい」と背後にいる黒幕の存在を疑われており、
実際、Chapter.1のエピローグでアブソリュートタルタロスからマガオロチの卵とゴーデス細胞を授けられていた事実が判明。
その後はウルトラマングレートと戦い、素早い攻撃を行うも全てガードされた上に逆にカウンターを受け、高速移動で翻弄しようとするも通用せず、最後はバーニングプラズマの直撃を受けて敗北。
その後、ヘルベロスやマガオロチも他のウルトラ戦士に倒され、本人は辛うじて生きていたが、最終的にはタルタロスの不信を買って始末されてしまった。



【余談】

  • 公式サイトによれば高速移動のスピードは時速170kmにもなるという。しかし、ダッシュアルファの走行速度は時速750km、ウルトラマンマックスの走行速度はマッハ7なので明らかに遅い。
    おそらく設定ミスだろう(仮に分速なら約マッハ9、秒速なら約マッハ500となる。ただしあくまでも人間大での速さであり、巨大化時は体躯相応にスピードアップしていたという可能性もあるか*1)

  • 過去3回全ての戦いで分身をマクシウムソードで破られた後、マックスの必殺技3種類全てを一通り食らっている。結構贅沢である。

  • マックス怪獣で本編に再登場したのはスラン星人が初である。また『ウルトラマンX』では平成オリジナルの宇宙人としては2人目で、敵キャラとしては初となる。

  • 上記の通り、不遇なイメージの強いマックス怪獣だが、その後宇宙化猫やネリル星人が再登場している。
    今後もマックス怪獣の再登場に期待がかかる。


  • スーツには塗装が剥がれやすいというマジョーラ塗装がされているが、特殊な方法で塗装を長持ちさせている。

  • クワイラの声優の松本健太氏は『ウルトラ10勇士』ではウルトラマンマックスの声を、次回作の『オーブ』でも同じくゼットン(ハイパーゼットンデスサイス)を使役するゼットン星人マドックを演じている。また、『ジード』ではライザーの怪獣カプセルのボイスを担当している。

  • 実はウルトラ戦士を操ったラスボス等でない一般怪獣はクワイラ以外だと、ウルトラセブンを操ったダンカンくらいである。

  • 当麻博士の服装はかつてゼットンを操っていたゼットン星人(岩本博士)を思わせる黒いスーツである。


追記・修正はまさかの再登場をしてからお願いします。


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  • 本当にまさかの大出世だよなぁ。個人的には10勇士にはラゴラスエヴォに出て欲しかったけど、そうしたらXのマックス回はなかったかもしれないんだよな… -- 名無しさん (2017-09-22 17:54:46)
  • 強豪怪獣がエタルダミーにならなかったのは「あまりにも濃い連中ばかりと戦ったせいで逆に個々の印象が残らなかった」というのもあるんじゃないかと勝手に思ってる -- 名無しさん (2017-09-22 19:28:05)
  • ↑その場合、DASHとの協力とかがまだ完ぺきではなかった序盤の敵だからこそ印象に残ってるって可能性もあるね。二回戦ってるし -- 名無しさん (2017-09-22 19:47:50)
  • 実は設定上は意外と遅い。公式サイト曰く「時速170㎞もの高速移動能力」。おい。ダッシュアルファは時速750㎞、マックスはマッハ7の走行速度だぞ。マックスをも翻弄した高速宇宙人の癖に自家用車以下の速度とは明らかに設定ミス -- 名無しさん (2017-09-22 19:50:50)
  • 等身大の速度と考えても明らかに遅いよなぁw -- 名無しさん (2017-09-22 20:22:54)
  • クワイラは利用するための演技とはいえ大地に寄り添い的確なアドバイスをしていること、地球侵略に目もくれず同朋の敵討ちに徹したことから、実は人情に厚いいいやつなのではと一部では言われているとか。まあ、地球人とウルトラマンにとっては悪党であることに変わりないが -- 名無しさん (2017-09-23 00:27:05)
  • 友人としてはいい奴だったのかもね -- 名無しさん (2017-09-23 00:30:20)
  • もしかしてマックスがスランをトラウマにしてたのってあれ以降ずっとスラン星人一派にストーカーがてら嫌がらせされ続けたいたからなんじゃ… -- 名無しさん (2017-09-23 08:34:49)
  • せっかく着ぐるみが残ってるんだからこれからも積極的に出て来て欲しいな。平成怪獣の再登場は昭和怪獣よりも少ないし。 -- 名無しさん (2017-09-24 18:07:38)
  • スーツの耐用年数ってどのくらいなんだろうな。ダランビアが残ってたのは驚いたがそれ以後登場ないし、ガルベロスはボロボロだし、インペライザーも最近見ないし…本編やアトラクでの使われ方にもよるだろうけど、平成怪獣出てほしいね -- 名無しさん (2017-10-02 13:07:19)
  • ↑インペさんはまだ大丈夫だと思うよ。ガルベロスさんはもうアトラクとかで余生を過ごしそうだけど…… -- 名無しさん (2017-10-02 13:29:38)
  • コイツを発掘した坂本監督のおかげでマックス兄さんのライバルポジに -- 名無しさん (2017-10-02 13:54:32)
  • 最速のマックスより速いからまあ、ライバルといえなくもないかな? -- 名無しさん (2018-01-10 18:59:43)
  • 「偶然着ぐるみが残っていた」というだけで大出世したのはまさに棚ぼたラッキー。せっかくだしベリアル融合獣や怪獣娘なんかでも活躍してほしい -- 名無しさん (2018-02-07 21:42:28)
  • ↑擬人化したら陸上部系女子とかかな。短距離が得意そうな -- 名無しさん (2018-02-07 22:00:15)
  • 最強最速のマックスもスペック上は大したことないし、設定にとらわれないと言うマックスの世界観をマックス同様に体現してる存在とも言える -- 名無しさん (2018-03-15 16:15:53)
  • ルーブか劇場版に出てくれんかな 今年で平成終わりだし -- 名無しさん (2018-08-12 14:54:41)
  • 思わぬところで活躍のチャンスをもぎ取った平成ウルトラ怪獣界のシンデレラ -- 名無しさん (2019-02-28 15:42:47)
  • 着ぐるみの劣化か。年一でしか撮影しないゴジラシリーズでも使いまわしをしていたし、ほんと高価で貴重なんだな -- 名無しさん (2019-09-17 22:55:08)
  • 大怪獣カードでも時速170kmのままかよwww -- 名無しさん (2019-11-27 19:26:40)
  • 引用の台詞が読みづらい…どなたか色を変更してくれませんか -- 名無しさん (2019-11-27 19:56:22)
  • タイガ予告でスラン星人が!! -- 名無しさん (2019-12-02 22:15:22)
  • 仲間想いの良いトリオだったけどトレギアに… -- 名無しさん (2019-12-07 21:37:54)
  • ↑でもチブル以外の3人は「あー死ぬかと思った」って瓦礫の中から出てきそうな気が… -- 名無しさん (2019-12-07 22:17:01)
  • ↑仮にもチブル以外は同族がウルトラ戦士とそこそこ戦える連中だもんな。ギャグ補正抜きでもアレで死ぬとは思えん。 -- 名無しさん (2020-09-05 02:08:02)
  • フーマとスピード自慢対決は見てみたいがマックスへの執着ぶりを見ると戦った後フーマにも執着してきそうだ -- 名無しさん (2020-09-11 12:11:55)
  • 光の国からの評価妙に低くて笑ってしまったw -- 名無しさん (2020-11-22 14:28:38)
  • タロウの発言はスラン星人という種族への評価じゃなくて1人の宇宙人の計画にしては規模がデカすぎるて意味じゃないかな -- 名無しさん (2020-11-22 21:20:04)
  • マガオロチは封印された後だけど、アマテの母親は生きているオリサガより前の時代は果たして10勇士やXよりも前なのか後なのか……もし前だったら10勇士の時の度の過ぎたマックスのスラン星人へのオーバーキルも納得だけどw -- 名無しさん (2020-11-22 21:42:27)
  • エタルダミーとして登場したのはギャラファイでの出来事があったからって説見て笑ってしまった -- 名無しさん (2020-12-06 20:16:49)
  • ↑あー…なるほど納得。後付けでめっちゃ説得力ある説が出てきたな -- 名無しさん (2021-05-05 11:33:07)

#comment

*1 身長比で言えば25倍以上に巨大化しているので、歩幅も当然それだけ大きくなる。脚を動かす速さが変わらないなら単純計算でマッハ4は出るので、少なくともダッシュアルファは追い抜けるだろうし、更に筋肉の断面積比なども考慮すると更に速く動ける可能性すらある。……体重比? それは…その……

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