登録日:2017/08/27 Sun 08:26:10
更新日:2024/02/09 Fri 10:46:40NEW!
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明治製菓 コミックボンボン テレビ愛知 食玩 ビックリマンチョコ グループ・タック 01年春アニメ 仰天人間バトシーラー バトシーラー 仰天人間
仰天人間バトシーラーとはかつて明治製菓から発売されていたシール付きチョコレート、及びそれを原作としたアニメ・漫画である。
シールが台紙の上に2枚重ねになっており、ギャグタッチな1枚目の下に転身した姿のイラストが描かれたシールがある。シールは第1弾と第2弾が発売され、第3弾はゲームソフトのおまけとしてリリースされた。本来は第3弾も通常の流通経路に乗せる予定だったのだが、売れ行き不振でこうなってしまった。
ちなみに仰天という言葉には単に「天を仰ぐこと」という意味だけでなく、「天を仰いでしまうくらいに驚くこと」という意味がある。天を仰いでしまうぐらい驚くこと、それはつまりビックリであり、更に人間は英訳すると「マン」になる。商品の構成も考えればかなり攻めたネーミングであるといえる。
◇世界観・属性
本作の世界では「バトシール界」と呼ばれる世界が舞台で、光・闇・火・水・風・土・木・金の八つの国が存在。国ごとに違う種族が住んでいるとされている。
- 光の国
水晶のような輝く物質で作られた国。額に目のような模様があるが、これは「第三の目」とのこと。
- 闇の国
暗闇で覆われた世界。背中に小さな赤いコウモリのような翼を持っている。シールになったキャラクターは悪役ばかりだったが、悪人しかいないというわけではない。
- 火の国
巨大な火山があり町中の地面から炎が立ち上っている。額に赤い一本角が生えている。
- 水の国
水上都市。屋根がドーム型の建物がいくつもある。額に渦巻き状の模様と後頭部に魚のヒレのようなものがあるが、これを持たないものもいる。
- 風の国
空中に浮かんでいる。頭に小さな翼が生えていて空を飛べる。
- 土の国
住民達は洞穴を住居としている。遮光器土偶を思わせる眼鏡をかけている。
- 木の国
住民は広大な森の中の一本の巨大な木の上で生活している。頭に植物の芽のような触角が二本生えている。
- 金の国
国中の建物が金でできており、光り輝いている。顔に横縞の模様がある。
- グレープス星
アニメでのみ登場した場所。住民はバトシール界の住民のように転身できるが、別の世界である。
◇登場キャラクター
- キャプテンファッツ→キャプテンガッツ
声:伊藤健太郎
バトシーラーの主人公。水属性。普段は大食いで怠け者な「キャプテンファッツ」だが、走ったり、汗をかいたりなど痩せる行為*1をすると頼れる美形ヒーロー「キャプテンガッツ」に転身する。元々はガッツの姿だったのだが、鬼影に敗れた際に妹が行方不明になり、やけ食いした結果ファッツになってしまったという悲しい過去を持つ。
全キャラ中唯一、自分の属性以外のピースストーンでのスーパー転身が可能。
- ジャンヌザル→ジャンヌザルク
声:鶴野恭子
準主人公で物語の進行役。光属性。ガイの呪いでサルの姿に変えられているが、清らかな水や涙に触れることで本来の姿「ジャンヌザルク」に転身する。光のピースストーンでスーパージャンヌザルクへスーパー転身する。
呪いはアニメ終盤で解けたものの、しばらくは後遺症で怒ると猿の姿に戻ってしまうことがあった。
- つちわらし→つちんこ
声:渡辺久美子
土属性の男の子。アニメ版では実質的な主人公で、物語は彼の視点で進む。基本的に穏やかな性格だが、年相応のやんちゃさも持ち合わせている。ファッツの姿も含めてガッツに憧れている。
- 苦悩騎士=ウェーブナイト→能天騎士=ウェーブライト
声:星野充昭
ガッツの古くからの戦友で黒い鎧をまとっている。いつも苦悩しているが、頂点に達すると「能天騎士=ウェーブライト」に転身し、お気楽・脳天気な性格になる。ウェーブライトに転身するとほぼ無敵。
ガッツの落ちぶれた経緯を知っているが、ファッツとしての無様さに辟易している。
- レディメイド
声:柚木涼香
ファッツの古くからの仲間であり、一行のマドンナ的存在のメイド服を着た人魚。普段は下半身が人魚の尾と鰭の姿だが、転身すると普通の足になり、戦闘などもこなす。自力での転身パターンはガイに次いで多い。ハンドルを握るとテンションが高くなる。
- ミニマンダー→カラマンダー
声:矢薙直樹
シーホース号のコック。シールでは第1弾にしか登場しないが、アニメではレギュラーキャラ入りしている。コック帽を被った恐竜で、転身するとカラマンダーになる。
- マタタビ丸→オタケビ丸
声:荻原秀樹
ファッツとともにシーホース号に乗っているネコの忍者。マタタビを食べると獣王忍者「オタケビ丸」に転身する。オタケビ丸は長髪美形の獣人の姿で、敵キャラのゴルコギャルからも「いい男」と評されるほど。義に厚く勇猛果敢な性格。
- ドクトル・ガイ
声:長嶝高士
本来は世界征服を企む悪の科学者だが、祈祷師や発掘者、魔大臣などの職業もこなすなど、多芸多才。基本は科学者スタイルで、サイボーグ形態「プロフェッサー・ガイ」に転身する。
終盤でファッツたちの仲間に加わる。
- ゴルコギャル→ゴルゴネス
声:大本眞基子
ガイの部下。部下になっている理由は「お小遣いをくれるから」。頭には彼女とは独立した意思を持つヘビがおり、彼女の語尾に「テユーカ」「ダッチューノ」と付け加える。普段はコギャルのような見た目だが、気に入らないことがあると逆ギレしてヘビのような緑色の肌を持ち、好戦的で荒々しい性格の筋肉魔女・ゴルゴネスに転身する。転身後の姿はガッツさえも苦戦させる二刀流の使い手になる。
- ミジーメ・ゾンビー→鉄面ゾンビー
ガイが作った太めのゾンビで、顔にはビンタされたような手形がある。普段は鈍いが、転身すると「鉄面ゾンビー」という暴走族風の姿になり、体格も痩せてハイテンションになる。
- デビルバーチャン→ヘルババゴン
長い間眠りについていた闇の権化。老婆の姿をしている。転身後は黒い狼に跨る邪悪な騎士「ヘルババゴン」になる。
- ドラーゴン→守護竜
それぞれの国に眠っていると言われる竜で、ピースストーンの力で目覚めさせることができる。バトシーラーがピースストーンを使うと真の姿である「守護竜」になる。
◇テレビアニメ
テレビ愛知が制作し、2001年4月から2002年3月まで全52話がテレビ東京系列で放送された。
基本的にシール第2弾を原作としており、主要全キャラが転身する。
DVDは全13巻の予定でリリースされていたが、第6巻を最後にリリースが中断している。
企画のメインはシール付のお菓子であり、そのCMも頻繁に流されていたが、放送当時にお菓子を店頭で見かけることはあまりなかった。
◇コミカライズ
- 「仰天人間バトシーラー 〜キャプテン・ガッツの大航海〜
コミックボンボンにて連載。単行本は全3巻。作画は立迫文明。
- 仰天人間バトシーラー 〜ガッツとオルカの冒険伝説〜
キャプテン・ガッツの大航海連載終了後にコミックボンボンにて連載開始。単行本は全2巻。作画は舵真秀斗。
追記・修正はスーパー転身をしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- レディメイドって当時の萌え要素ぶちこみまくってるよな…。その辺ボンボンだなと -- 名無しさん (2017-08-27 11:18:42)
- サンキューガッツ。ファッキューファッツ -- 名無しさん (2017-08-27 11:22:47)
- 漫画版2作品は同時に連載してた期間があったような記憶がある -- 名無しさん (2017-08-27 12:53:54)
- まさかバトシーラーの項目ができるとは。覚える人がいてくれてスゲー嬉しい。 -- 名無しさん (2017-08-27 17:55:39)
- コミカライズ版は結構面白くて好きだったから、流行らなかったのが残念だったなぁ。売れ行きが悪かったのは、ともすれば「パクリ」とも言われかねない攻め過ぎた戦略が仇になったんだろうか -- 名無しさん (2017-08-27 18:03:25)
- あのサイボーグクロちゃんの後番組だったんだよなぁ、クロちゃん見ようとしてこれが始まったときは結構驚いたなw -- 名無しさん (2017-08-28 23:05:27)
- ↑制作会社倒産で打ち切られたクロちゃんよりはマシかもしれないけど、こっちもDVD発売が途中で打ち切られたりして結構不遇だな -- 名無しさん (2017-08-28 23:17:33)
- ビックリマンやプロ野球チップスに比べてお菓子を置いてるところが少なかった。だから -- 名無しさん (2021-05-06 14:54:06)
- ウェーブライトあんな見た目で異常なまでに強いの何か好き -- 名無しさん (2023-06-13 21:58:36)
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